JPS5813339Y2 - 永久磁石試験用電磁石 - Google Patents
永久磁石試験用電磁石Info
- Publication number
- JPS5813339Y2 JPS5813339Y2 JP9409179U JP9409179U JPS5813339Y2 JP S5813339 Y2 JPS5813339 Y2 JP S5813339Y2 JP 9409179 U JP9409179 U JP 9409179U JP 9409179 U JP9409179 U JP 9409179U JP S5813339 Y2 JPS5813339 Y2 JP S5813339Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- permanent magnet
- electromagnet
- demagnetizing
- pulse
- Prior art date
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- Expired
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- Electromagnets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は永久磁石材料の試験に用いる電磁石の改良に関
するものである。
するものである。
永久磁石材料の試験、例えば保磁力や減磁曲線等の測定
を行なう場合には、永久磁石材料の試験片を閉磁路形の
2極電極石の極間に設置し、電磁石のコイルに通電して
先ず試験片を飽和磁化した後磁化力を取去る。
を行なう場合には、永久磁石材料の試験片を閉磁路形の
2極電極石の極間に設置し、電磁石のコイルに通電して
先ず試験片を飽和磁化した後磁化力を取去る。
次いで電磁石のコイルを減磁用コイルとして試験片に減
磁界を与え、その磁束密度を測定する。
磁界を与え、その磁束密度を測定する。
減磁曲線を得るためには、減磁界を種々変化させて減磁
曲線上の各点を測定する必要があり、各点の測定を行な
う毎に飽和磁化することが必要になる。
曲線上の各点を測定する必要があり、各点の測定を行な
う毎に飽和磁化することが必要になる。
試験片を磁化する際には電磁石のコイルに直流を供給す
る必要があるが、電源の関係から大電流を流すことは困
難であり\このことから飽和磁化力の大きさが制限され
ることになる。
る必要があるが、電源の関係から大電流を流すことは困
難であり\このことから飽和磁化力の大きさが制限され
ることになる。
従来この種の目的に用いられているつぼ形電磁石では、
せいぜい10KOe程度の磁化力を得るのが限度である
。
せいぜい10KOe程度の磁化力を得るのが限度である
。
しかるに最近高保持力の磁石材料が種々開発されるよう
になり翫従来の電磁石では飽和磁化力が不足する傾向に
ある。
になり翫従来の電磁石では飽和磁化力が不足する傾向に
ある。
例えば保磁力が3KOeを超えるフェライト磁石’FX
保磁力が8KOeを超える希土類コバルト磁石が開発さ
れているが、これらの磁石の中には飽和磁化が数百エル
ステッドを超えるものがある。
保磁力が8KOeを超える希土類コバルト磁石が開発さ
れているが、これらの磁石の中には飽和磁化が数百エル
ステッドを超えるものがある。
このような磁石材料に対して従来の試験用電磁石を用い
たのでは飽和磁化を十分に行なうことができないため1
保磁力や減磁特性の正確な測定を行なうことができない
。
たのでは飽和磁化を十分に行なうことができないため1
保磁力や減磁特性の正確な測定を行なうことができない
。
本考案の目的は、減磁用コイルと、この減磁用コイルよ
り巻数の少ないパルス磁化コイルとを設げることにより
1高保磁力の材料の飽和磁化をも可能にした永久磁石試
験用電磁石を提供することにある。
り巻数の少ないパルス磁化コイルとを設げることにより
1高保磁力の材料の飽和磁化をも可能にした永久磁石試
験用電磁石を提供することにある。
以下図示の実施例により本考案を詳細に説明する。
第1図及び第2図はつぼ形電磁石に本考案を適用した場
合で、これらの図において1は電磁石鉄心の継鉄部を構
成する鉄製のカップ状部材であり、このカップ状部材の
底壁部1aの中央には貫通孔1bが形成されている。
合で、これらの図において1は電磁石鉄心の継鉄部を構
成する鉄製のカップ状部材であり、このカップ状部材の
底壁部1aの中央には貫通孔1bが形成されている。
2はカップ状部材1の開口部を閉じる円板状の蓋体で、
この蓋体2はカップ状部材1と同様に鉄により形成され
ている。
この蓋体2はカップ状部材1と同様に鉄により形成され
ている。
蓋体2の周辺部には、カップ状部材1の開口端面に密接
する当接面2aが環状に形成されちその中央部には貫通
孔1bと整合する貫通孔2bが形成されている。
する当接面2aが環状に形成されちその中央部には貫通
孔1bと整合する貫通孔2bが形成されている。
また蓋体2の当接面2aの内周側に隣接する位置には段
部2cが形成され、この段部2cがカップ状部材1の開
口端の内周に嵌合されている。
部2cが形成され、この段部2cがカップ状部材1の開
口端の内周に嵌合されている。
3及び4はそれぞれ鉄からなる略円柱状の磁極構成部材
で、これらの磁極構成部材3及び4はそれぞれ貫通孔1
b及び2bに嵌合されてカツブ状部材1及び蓋体2によ
り囲まれた空所内に挿入されている。
で、これらの磁極構成部材3及び4はそれぞれ貫通孔1
b及び2bに嵌合されてカツブ状部材1及び蓋体2によ
り囲まれた空所内に挿入されている。
カップ状部材1の周壁と磁極構成部材3及び4との間の
環状空間にはパルス磁化コイル5と減磁用コイル6とが
パルス磁化コイル5を内側にして同心的に配置されてい
る。
環状空間にはパルス磁化コイル5と減磁用コイル6とが
パルス磁化コイル5を内側にして同心的に配置されてい
る。
こSでパルス磁化コイル5は減磁用コイルの導体よりも
十分に大径の導体(好ましくは銅線)を20回程度巻回
したものである。
十分に大径の導体(好ましくは銅線)を20回程度巻回
したものである。
尚減磁用コイル6は、永久磁石材料の試験に用いられて
いる従来のっぽ形電磁石のコイルと同様のものである。
いる従来のっぽ形電磁石のコイルと同様のものである。
上記の電磁石を用いて磁石材料の試験を行なうに当って
は、パルス磁化コイル5及び減磁用コイル6を例えば第
3図に示すように結線する。
は、パルス磁化コイル5及び減磁用コイル6を例えば第
3図に示すように結線する。
第3図において1及び8は2極双投型のスイッチで1ス
イツチ7の一方の側の固定子接触子7al及び7a2
のうら、接触子7a1は可動接触子7b2に接続される
とともにパルス磁化用電源端子t1に接続され、接触子
7a2はパルス磁化コイル5の一端に接続されている。
イツチ7の一方の側の固定子接触子7al及び7a2
のうら、接触子7a1は可動接触子7b2に接続される
とともにパルス磁化用電源端子t1に接続され、接触子
7a2はパルス磁化コイル5の一端に接続されている。
パルス磁化コイル5の他端はパルス磁化用電源端子t2
に接続され、電源端子t1及びt2間にパルス電源9が
接続されている。
に接続され、電源端子t1及びt2間にパルス電源9が
接続されている。
またスイッチ7の他方の側の固定接触子7’a1及び1
′a2はそれぞれ可動接触子7b2及び減磁用電源端子
t3に接続され、可動接触子7blはスイッチ8の可動
接触子8b1に接続されている。
′a2はそれぞれ可動接触子7b2及び減磁用電源端子
t3に接続され、可動接触子7blはスイッチ8の可動
接触子8b1に接続されている。
スイッチ8の一方の側の固定接触子8a1及び8a2は
それぞれ減磁用コイル6の一端及び他端に接続されると
ともに他方の側の固定接触子8′a2及び8alに接続
され1可動接触子8bz が減磁用電源端子t4に接続
されている。
それぞれ減磁用コイル6の一端及び他端に接続されると
ともに他方の側の固定接触子8′a2及び8alに接続
され1可動接触子8bz が減磁用電源端子t4に接続
されている。
減磁用電源端子j3tt4間には減磁用直流電源10が
接続されている。
接続されている。
上記実施例の電磁石を用いて永久磁石材料の試験を行な
うに当っては先ず試験片(図示せず・ )を磁極構成部
材3.4間に挾持させ、次いでスイッチ8の可動接触子
8b、及び8b2を中立位置にした状態でスイッチIの
可動接触子Tb1及びTb2を固定接触子7aJび7a
2に接触させる。
うに当っては先ず試験片(図示せず・ )を磁極構成部
材3.4間に挾持させ、次いでスイッチ8の可動接触子
8b、及び8b2を中立位置にした状態でスイッチIの
可動接触子Tb1及びTb2を固定接触子7aJび7a
2に接触させる。
この状態でパルス電源9からパルス磁化用コイル5に瞬
時的に大電流を供給する。
時的に大電流を供給する。
パルス磁化用コイル5はインダクタンスが小さくしかも
抵抗弁も小さいので、十分大きな電流を流すことができ
、高保持力の磁石材料を飽和磁化するのに十分な磁化力
を与えることができる。
抵抗弁も小さいので、十分大きな電流を流すことができ
、高保持力の磁石材料を飽和磁化するのに十分な磁化力
を与えることができる。
次に試験片に減磁界を与える場合には、スイッチTの可
動接触子7b1及び7b2をそれぞれ固定接触子7’a
1及び7′a2に接触させ、スイッチ8の可動接触子8
b1及び8b2を固定接触子8a1及び8a2または8
′a1及び8′a2に接触させる。
動接触子7b1及び7b2をそれぞれ固定接触子7’a
1及び7′a2に接触させ、スイッチ8の可動接触子8
b1及び8b2を固定接触子8a1及び8a2または8
′a1及び8′a2に接触させる。
ここでスイッチ8の可動接触子8b1.sb2を固定接
触子8 a b 8 a 2に接触させた場合には電源
10から減磁用コイル6に図示の実線矢印方向の電流が
流れ、可動接触子8b1゜8b2を固定接触子8’a
1.8’a 2に接触させた場合には図示の破線矢印方
向の電流が流れる。
触子8 a b 8 a 2に接触させた場合には電源
10から減磁用コイル6に図示の実線矢印方向の電流が
流れ、可動接触子8b1゜8b2を固定接触子8’a
1.8’a 2に接触させた場合には図示の破線矢印方
向の電流が流れる。
減磁特性曲線を得る場合には減磁用コイルに流す電流を
種々変化させて減磁界及び試験片内の磁束を測定するが
1減磁界の測定は磁化電流または試験片の近傍に置いた
検出コイルによって行ない1試験片内の磁束は磁束計の
検出コイルを試験片に巻いて測定する。
種々変化させて減磁界及び試験片内の磁束を測定するが
1減磁界の測定は磁化電流または試験片の近傍に置いた
検出コイルによって行ない1試験片内の磁束は磁束計の
検出コイルを試験片に巻いて測定する。
第4図及び第5図はワイス形の電磁石に本考案を適用し
た場合で、この実施例では、コの字形の鉄心11の一方
の脚部11aにパルス磁化用コイル5及び減磁用コイル
6Aがパルス磁化用コイル5を内側にして巻回され、他
方の脚部11bには減磁用コイル6Bが巻回されている
。
た場合で、この実施例では、コの字形の鉄心11の一方
の脚部11aにパルス磁化用コイル5及び減磁用コイル
6Aがパルス磁化用コイル5を内側にして巻回され、他
方の脚部11bには減磁用コイル6Bが巻回されている
。
こ工で減磁用コイル6A及び6Bは互いに直列に接続さ
れる。
れる。
鉄心11の脚部11aの端面には磁極構成部材12が当
接されてビス13により固定され、脚部11bの端面に
は磁極構成部材14が固定されている。
接されてビス13により固定され、脚部11bの端面に
は磁極構成部材14が固定されている。
この場合もパルス磁化コイル5及び減磁用−’イル6A
、6Bを第3図に示したのと同様に結線することにより
永久磁石材料の試験を行なうことができる。
、6Bを第3図に示したのと同様に結線することにより
永久磁石材料の試験を行なうことができる。
尚この場合〜第3図の減磁用コイル6が減磁用コイル6
A、6Bの直列回路により置き換えられる。
A、6Bの直列回路により置き換えられる。
以上のように、本考案によれば、パルス磁化コイルを設
けたので1瞬時に大電流を流すことにより十分大きな飽
和磁化力を得ることができ1高保持力の永久磁石材料の
試験をも支障なく行なうことができる利点がある。
けたので1瞬時に大電流を流すことにより十分大きな飽
和磁化力を得ることができ1高保持力の永久磁石材料の
試験をも支障なく行なうことができる利点がある。
第1図は本考案の一実施例の半部を断面して示した正面
図1第2図は第1図の実施例の一部を断面して示した半
部の平面図ち第3図は本考案の電磁石を用いて試験を行
なう場合のコイルの接続図、第4図は本考案の他の実施
例の半部を断面して示した正面図、第5図は第4図の平
面図である。 1・・・・・・カップ状部材、2・・・・・・蓋体、3
,4・・・・・・磁極構成部材、5・・・・・・パルス
磁化コイル、6,6A。 6B・・・・・・減磁用コイル、11・・・・・・鉄心
、13.14・・・・・・磁極構成部材。
図1第2図は第1図の実施例の一部を断面して示した半
部の平面図ち第3図は本考案の電磁石を用いて試験を行
なう場合のコイルの接続図、第4図は本考案の他の実施
例の半部を断面して示した正面図、第5図は第4図の平
面図である。 1・・・・・・カップ状部材、2・・・・・・蓋体、3
,4・・・・・・磁極構成部材、5・・・・・・パルス
磁化コイル、6,6A。 6B・・・・・・減磁用コイル、11・・・・・・鉄心
、13.14・・・・・・磁極構成部材。
Claims (1)
- 永久磁石材料の試験片を挾持する1対の磁極部を有する
鉄心と、前記鉄心に磁束を流すように配置された電磁コ
イルとを備えてなる永久磁石試験用電磁石において、前
記電磁コイルはパルス磁化コイルと減磁用コイルとから
なり、前記パルス磁化コイルは前記減磁用コイルより巻
数が少なく巻回されていることを特徴とする永久磁石試
験用電磁石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9409179U JPS5813339Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 永久磁石試験用電磁石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9409179U JPS5813339Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 永久磁石試験用電磁石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5612312U JPS5612312U (ja) | 1981-02-02 |
JPS5813339Y2 true JPS5813339Y2 (ja) | 1983-03-15 |
Family
ID=29326986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9409179U Expired JPS5813339Y2 (ja) | 1979-07-10 | 1979-07-10 | 永久磁石試験用電磁石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5813339Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-07-10 JP JP9409179U patent/JPS5813339Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5612312U (ja) | 1981-02-02 |
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