JP2006190495A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス Download PDF

Info

Publication number
JP2006190495A
JP2006190495A JP2004381736A JP2004381736A JP2006190495A JP 2006190495 A JP2006190495 A JP 2006190495A JP 2004381736 A JP2004381736 A JP 2004381736A JP 2004381736 A JP2004381736 A JP 2004381736A JP 2006190495 A JP2006190495 A JP 2006190495A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
harness
wire
electric wire
electric
wire harness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004381736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5013672B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Sugimoto
信義 杉本
Masato Kakehi
正人 筧
Takahiko Serizawa
孝彦 芹澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2004381736A priority Critical patent/JP5013672B2/ja
Publication of JP2006190495A publication Critical patent/JP2006190495A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5013672B2 publication Critical patent/JP5013672B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

【課題】生産性を向上して、コストを低減できるワイヤハーネスを提供する。
【解決手段】ワイヤハーネス1は複数の電線2を備えている。またワイヤハーネス1は電線編み部7を備えている。電線編み部7は電線2,2a,2b同士が編まれて形成されている。電線編み部7は伸縮自在である。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車などに搭載される各電子機器に電力を供給するためなどに用いられるワイヤハーネスに関する。
自動車には、多種多様な電子機器が搭載される。このため、自動車は、前記電子機器に電力を供給するために、ワイヤハーネスを配索している。
ワイヤハーネスは、複数の電線と、コネクタと、チューブなどの外装品などからなる。電線は、導電性の芯線と、該芯線を被覆した絶縁性の被覆部とを備えた所謂被覆電線である。コネクタは、電線の端末などに取り付けられかつ芯線と接続する端子金具と、該端子金具を収容する箱状のコネクタハウジングとを備えている。前記コネクタは、電気接続箱のコネクタや各電子機器のコネクタ、電源などと接続する。チューブは、弾性を有する合成樹脂などからなり、筒状に形成されている。チューブは、前記複数の電線を収容して、該電線を保護する。
前述したワイヤハーネスは、長尺の電線を所定の長さに切断し、この切断した電線に端子金具などを取り付けて、該電線に取り付けられた端子金具をコネクタハウジング内に挿入するなどして組み立てられる。さらに、必要に応じて、電線同士を接続する。そして、ワイヤハーネスは、複数の電線が前述したチューブ内に通されたり、複数の電線の外周にテープなどを巻くなどして、組み立てられる。こうして、組み立てられたワイヤハーネスは、自動車に配索されるなどして、該自動車の電子機器に所望の信号や電力を供給する。
前述したワイヤハーネスは、複数の電線の外周にテープなどを巻いて組み立てられるため、該組立にかかる工数が増加して、生産性が低下してコストが高騰する傾向であった。また、前述したワイヤハーネスは、チューブ等の外装品を設けるために部品点数が増加して、コストが高騰する傾向であった。
一方、前述したワイヤハーネスは、自動車としてのトラックなどに配索される際に、トラックの大きさ(車種)が異なって、該トラックの車体の全長や、トラックのキャブ〔運転台ともいう)の幅が異なると、当然長さが異なる。この場合、従来のワイヤハーネスでは、トラックの大きさ(車種)即ち前記車体の全長やキャブの幅毎に品番を設けてきた。即ち、前記車体の全長やキャブの幅毎に配索されるワイヤハーネスが異なっていた。
前述した従来のワイヤハーネスは、車体の全長やキャブの幅毎にワイヤハーネスの品番を設けていたため、ワイヤハーネスの品番が多くなっていた。このため、ワイヤハーネスの組立ラインにおける組立作業が繁雑となって、ワイヤハーネスの組立作業の効率が低下する傾向であった。
また、組み立てるワイヤハーネスの品番が多くなるため、ワイヤハーネスの各構成部品自体のコストが高騰する傾向であった。このように、前述した従来のワイヤハーネスは、コストが高騰する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、生産性を向上して、コストを低減できるワイヤハーネスを提供することにある。
前述した課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のワイヤハーネスは、複数の電線を備えたワイヤハーネスにおいて、前記複数の電線のうち少なくとも一部の電線同士が互いに編まれて形成された電線編み部を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部は、互いに交差する電線同士が編まれて構成されているとともに、互いに平行でかつ互いに隣り合う電線同士が互いに間隔をあけて配されて、互いに隣り合う電線間の間隔が拡縮することで、伸縮自在であることを特徴としている。
請求項3に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項2に記載のワイヤハーネスにおいて、少なくとも二つのハーネスと、前記電線編み部を備えた伸縮ハーネスと、を備え、前記伸縮ハーネスの一端が一つのハーネスと接続し、他端が他のハーネスと接続していることを特徴としている。
請求項4に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項3に記載のワイヤハーネスにおいて、前記一つのハーネスと前記他のハーネスとを、自動車の車体の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置したことを特徴としている。
請求項5に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項3に記載のワイヤハーネスにおいて、前記一つのハーネスと前記他のハーネスとを、自動車の車体の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて配置したことを特徴としている。
請求項6に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項2に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部を備えた伸縮ハーネスを、前記自動車の前記第1の物品と、該第1の物品に対して相対的に振動する前記第2の物品とに亘って配索したことを特徴としている。
請求項7に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部は、前記複数の電線が袋編みされて構成されていることを特徴としている。
請求項8に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部を構成する少なくとも一つの電線には、該電線編み部の外方向に引き出された弛み部が設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部には、該電線編み部を構成する電線同士が互いに平行でかつ該電線編み部の長手方向に沿って延在した直線部が設けられていることを特徴としている。
請求項10に記載の本発明のワイヤハーネスは、請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネスにおいて、前記電線編み部の外周には、複数の長尺の線条体が巻かれているとともに、該複数の線条体が互いに編まれていることを特徴としている。
請求項1に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線同士が編まれた電線編み部を備えているので、該電線編み部にテープを巻くことなく、該電線編み部の電線がばらけることを防止できる。
請求項2に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、互いに平行でかつ隣り合う電線同士が間隔をあけているので、互いに隣り合う電線同士が互いに接離して、電線編み部が伸縮する。このため、車体の幅や全長が異なる自動車にも、電線編み部が伸縮することで、配索することができる。
請求項3に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線編み部を備えた伸縮ハーネスが一つのハーネスと他のハーネスとを接続している。このため、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮することで、ハーネス間の間隔を容易に変更できる。
請求項4に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、ハーネスを車体の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置しているので、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮することで、車体の全長が異なる自動車にも配索することができる。
請求項5に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、ハーネスを車体の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて配置しているので、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮することで、車体の幅が異なる自動車にも配索することができる。
請求項6に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、伸縮ハーネスを第1の物品と第2の物品とに亘って配索している。このため、第1の物品と第2の物品の固有振動数が異なって、第1の物品と第2の物品とが相対的に振動しても、伸縮ハーネスの電線編み部が相対的な振動に追従して伸縮する。
請求項7に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線が袋編みされて電線編み部が形成されている。このため、電線の一部に極端な屈曲部を形成することなく、該電線を、全長に亘って略均一の曲率で曲げることとなる。
なお、袋編みとは、複数の電線であたかも筒状(円筒状)をなすように、複数の電線が編まれていることを示している。
請求項8に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線編み部に弛み部を設けているので、該電線の弛み部に容易に他の電線を接続できる。
請求項9に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線編み部に直線部を設けているので、該電線の直線部に容易に他の電線を接続できる。
請求項10に記載した本発明のワイヤハーネスによれば、電線編み部の外周に互いに編まれた長尺の線条体を巻いているので、該長尺の線条体で電線編み部を保護することができる。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明は、電線編み部にテープを巻くことなく、該電線編み部の電線がばらけることを防止できる。このため、少なくとも電線編み部の外周にテープを巻く必要がなくなるので、ワイヤハーネスを組み立てる際の所要工数を低減できる。したがって、ワイヤハーネスの生産性を向上できるとともに、該ワイヤハーネスのコストの低減を図ることができる。
請求項2に記載の本発明は、車体の幅や全長が異なる自動車にも、電線編み部が伸縮することで、配索することができる。このため、車体の幅や全長が異なる自動車間にも、ワイヤハーネスを共有化することができ、該ワイヤハーネスの品番を減少でき、ワイヤハーネスの組立作業の効率を向上させることができる。要するに、電線編み部が伸縮するので、本発明は、乗用車やトラックの車種の違いなどによる配索の経路の長さに関して、車種などの制約を受けずに対応することができる。
請求項3に記載の本発明は、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮することで、ハーネス間の間隔を容易に変更できるので、車体の幅や全長が異なる自動車にも、電線編み部が伸縮することで、確実に配索することができる。このため、車体の幅や全長が異なる自動車間にも、ワイヤハーネスを共有化することができ、該ワイヤハーネスの品番を減少でき、ワイヤハーネスの組立作業の効率を向上させることができる。
請求項4に記載の本発明は、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮するので、車体の全長が異なる自動車にも、確実に配索することができる。このため、車体の全長が異なる自動車間にも、ワイヤハーネスを共有化することができ、該ワイヤハーネスの品番を減少でき、ワイヤハーネスの組立作業の効率を向上させることができる。
請求項5に記載の本発明は、伸縮ハーネスの電線編み部が伸縮するので、車体の幅が異なる自動車にも、確実に配索することができる。このため、車体の幅が異なる自動車間にも、ワイヤハーネスを共有化することができ、該ワイヤハーネスの品番を減少でき、ワイヤハーネスの組立作業の効率を向上させることができる。
請求項6に記載の本発明は、第1の物品と第2の物品とが相対的に振動しても、伸縮ハーネスの電線編み部が相対的な振動に追従して伸縮する。このため、第1の物品と第2の物品との間に設けられた電線が、これらの車体部などと間欠的な接触を繰り返して、破損することを防止できる。
請求項7に記載の本発明は、電線の一部に極端な屈曲部を形成することなく、該電線を、全長に亘って略均一の曲率で曲げることとなる。このため、電線の不意な破損を防止できる。
請求項8に記載の本発明は、電線の弛み部に容易に他の電線を接続できるので、電線編み部の電線と他の電線とを容易に接続できる。
請求項9に記載の本発明は、電線の直線部に容易に他の電線を接続できるので、電線編み部の電線と他の電線とを容易に接続できる。
請求項10に記載の本発明は、電線編み部の外周に巻かれた長尺の線条体で、電線編み部を保護することができる。このため、外装品としてのチューブなどを削減でき、ワイヤハーネスの部品点数を削減して、該ワイヤハーネスのより一層のコストの低減を図ることができる。
本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネスを、図1ないし図8を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネス1は、図1に示すように、複数の電線2と、該電線2の端末などに取り付けられたコネクタ3と、ハーネス用プロテクタ(以下、単にプロテクタと呼ぶ)4と、ハーネス用チューブ(以下、単にチューブと呼ぶ)5と、配線用クリップ6などを備えている。プロテクタ4と、チューブ5と、配線用クリップ6は、外装品をなしている。
電線2は、導電性の芯線と、絶縁性の被覆部とを備えている。芯線は、複数の素線が撚られて形成されている。芯線を構成する素線は、導電性の金属からなる。また、芯線は、一本の素線から構成されても良い。被覆部は、例えば、ポリ塩化ビニル(Polyvinylchloride:PVC)などの合成樹脂からなる。被覆部は、芯線を被覆している。
コネクタ3は、コネクタハウジングと、図示しない端子金具とを備えている。コネクタハウジングは、絶縁性の合成樹脂からなり箱状に形成されている。コネクタハウジングは、端子金具を収容する。端子金具は、導電性の板金からなり、電線2の端部に取り付けられる。端子金具は、芯線即ち電線2と電気的に接続する。
プロテクタ4は、硬質な合成樹脂などで構成され、角筒状に形成されている。プロテクタ4は、電線2の所定の箇所を収容して、該電線2が傷つくことを防止して、該電線2を保護する。チューブ5は、ゴムなどの弾性材料で構成され、円筒状に形成されている。チューブ5は、電線2の所定の箇所を収容して、該電線2が傷つくことを防止して、該電線2を保護する。配線用クリップ6は、自動車の車体を構成するパネルに係止して、複数の電線2即ちワイヤハーネス1を前記パネルに固定する。
前述したワイヤハーネス1は、図1に示すように、電線編み部7を備えている。電線編み部7は、図2及び図3に示すように、前記電線2のうち互いに平行な第1の電線2aと、前記電線2のうち互いに平行で前記第1の電線2aと交差する第2の電線2bと、が交互に上下に重ねて(打ち違えに組んで)、全体として筒状(図示例では円筒状)に形成されている。このように、全体として外形が筒状になるように編むことを、本明細書では、袋編みに編むという。即ち、図示例では、電線編み部7は、複数の電線2a,2bが袋編みされて形成されている。なお、電線編み部7を構成する電線2a,2bは、互いに外径が等しくても、互いに異なっていても良い。
また、電線編み部7では、互いに平行な第1の電線2aのうち互いに隣り合う第1の電線2aが、互いに間隔をあけて配置され、互いに平行な第2の電線2bのうち互いに隣り合う第2の電線2bが、互いに間隔をあけて配置されている。このため、電線編み部7は、図4に示すように、該電線編み部7の長手方向に直交する断面において、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が拡縮(縮小したり、拡大することを示す)自在となっている。なお、拡縮とは、電線編み部7の長手方向に直交する断面において、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が拡がったり離れたりすることを示している。
電線編み部7は、該電線編み部7の長手方向に直交する断面において、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が拡縮すると、その全長が伸縮する。電線編み部7の長手方向に直交する断面において、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が縮小すると、図6に示すように、電線編み部7の全体の内径が縮小する。そして、図5に示すように、各電線2a,2bの長手方向が、電線編み部7即ちワイヤハーネス1の長手方向に平行となる状態に近づいて、電線編み部7全体の長さ(全長)が長くなる。即ち、電線編み部7が伸びる(伸長する)。
電線編み部7の長手方向に直交する断面において、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が拡大すると、図8に示すように、電線編み部7の全体の内径が拡大する。そして、図7に示すように、各電線2a,2bの長手方向が、電線編み部7即ちワイヤハーネス1の長手方向に直交する状態に近づいて、電線編み部7全体の長さ(全長)が短くなる。即ち、電線編み部7が縮む(縮小する)。
こうして、電線編み部7は、互いに隣り合う電線2a,2b間の間隔が拡縮することで、伸縮する。前述したようにワイヤハーネス1は、前記複数の電線2のうち少なくとも一部の電線2a,2b同士が互いに編まれて形成された電線編み部7を備えている。
前述した構成のワイヤハーネス1は、以下のように組み立てられる。まず、長尺の電線の一方の端末に端子金具が取り付けられた後、これらの長尺の電線同士が編まれて前述した電線編み部7が形成された後、所定の長さに切断されて、他方の端末に端子金具が取り付けられる。さらに、電線編み部7以外の電線2は、長尺の電線が所定の長さに切断された後、端末に端子金具が取り付けられる。
そして、端子金具が所定のコネクタハウジング内に挿入され、電線2の所定の箇所にプロテクタ4、チューブ5、配線用クリップ6などの外装品が取り付けられて、前述したワイヤハーネス1が組み立てられる。こうして、組み立てられたワイヤハーネス1は、コネクタ3が前記自動車に搭載される各種の電子機器のコネクタと嵌合し、配線用クリップ6が前記自動車の車体などを構成するパネルに係止して、該自動車に配索される。
本実施形態によれば、電線2a,2b同士が編まれた電線編み部7を備えているので、該電線編み部7にテープを巻くことなく、該電線編み部7の電線2a,2bがばらけることを防止できる。このため、少なくとも電線編み部7の外周にテープを巻く必要がなくなるので、ワイヤハーネス1を組み立てる際の所要工数を低減できる。したがって、ワイヤハーネス1の生産性を向上できるとともに、該ワイヤハーネス1のコストの低減を図ることができる。
電線編み部7では、互いに平行でかつ隣り合う電線2a,2b同士が間隔をあけているので、互いに隣り合う電線2a,2b同士が互いに接離して、電線編み部7が伸縮する。このため、本実施形態のワイヤハーネス1は、車体の幅や全長が異なる自動車にも、電線編み部7が伸縮することで、配索することができる。
このため、車体の幅や全長が異なる自動車間でも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。要するに、電線編み部7が伸縮するので、本実施形態のワイヤハーネス1は、乗用車やトラックの車種の違いなどによる配索の経路の長さに関して、車種などの制約を受けずに対応することができる。
電線2a,2b同士が袋編みされて電線編み部7が形成されている。このため、電線2a,2bの一部に極端な屈曲部を形成することなく、該電線2a,2bを、全長に亘って略均一の曲率で曲げることとなる。このため、電線2a,2bの不意な破損を防止できる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかるワイヤハーネス1を、図9及び図10を参照して、説明する。なお、前述した第1の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス1は、自動車としてのトラックの車体としてのボディ8,9に、該ボディ8,9の長手方向(前後方向)に沿って、ボディ8,9の前部と後部とに亘って配索される。前述したトラックのボディ8,9は、例えば中型トラック、大型トラックなどと車種が異なると、その全長L2,L3(図9及び図10に示す)が互いに異なる。
図9に示すトラックのボディ8は、中型トラックのボディであり、図10に示すトラックのボディ9は、大型トラックのボディである。また、勿論、図9に示すボディ8の全長L2より図10に示すボディ9の全長L3(自動車としてのトラックの全長に相当する)が長くなっている。
また、前述したボディ8,9の前部には、エンジン用ECU(Electronic Control Unit)10とトランスミッション用ECU(Electronic Control Unit)11などの電子機器が取り付けられる。エンジン用ECU10は、自動車としてのトラックのエンジンの制御をつかさどる。トランスミッション用ECU11は、自動車としてのトラックのトランスミッションの制御をつかさどる。前述したECU10,11は、ボディ8,9即ち自動車としてのトラックの前部に設けられる電子機器をなしている。なお、自動車としてのトラックの前部とは、自動車としてのトラックの長手(前後)方向の中央より前方を示している。
さらに、前述したボディ8,9の後部には、ABS(Antilock Brake System)用センサ12とリアコンビネーションランプ(以下、リアコンビランプと記す)13などの電子機器が取り付けられる。ABS用センサ12は、前述したトラックの車輪の速度を検出する。リアコンビランプ13は、信号用及び標識用の灯火機能を有している。前述したセンサ12及びランプ13は、ボディ8,9即ち自動車としてのトラックの後部に設けられる電子機器をなしている。なお、自動車としてのトラックの後部とは、自動車としてのトラックの長手(前後)方向の中央より後方を示している。
前述したボディ8,9が異なっても即ち前述した自動車としてのトラックの車種が異なっても、前述したセンサ12及びランプ13が同じである。即ち、異なる車種間で、前述したセンサ12及びランプ13などの電子機器が同じである。さらに、ボディ8,9が異なっても即ち前述した車種が異なっても、ボディ8,9に取り付けられる前述したセンサ12及びランプ13間の相対的な位置関係が同じである。即ち、異なる車種間で、ボディ8,9に取り付けられるセンサ12及びランプ13間の相対的な位置関係が同じである。
ワイヤハーネス1は、ECU10,11、センサ12及びランプ13などの電子機器同士を予め定められたパターンにしたがって、互いに接続する。ワイヤハーネス1は、図9及び図10に示すように、前部用サブハーネス14と、後部用サブハーネス15と、伸縮ハーネスとしての伸縮サブハーネス16とを備えている。前述したサブハーネス14,15,16は、それぞれ、複数の電線2と、該電線2の端部などに取り付けられたコネクタ3などを備えている。
前部用サブハーネス14は、トラックのボディ8,9の前部に配索される。前部用サブハーネス14は、ECU10,11に接続して、これらに所望の信号などを供給する。
後部用サブハーネス15は、トラックのボディ8,9の後部に配索され、前述したセンサ12及びランプ13に接続して、これらに所望の信号などを供給する。このように、サブハーネス14,15は、自動車としてのトラックの車体としてのボディ8,9の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配されている。尚、サブハーネス14,15は、勿論、本明細書に記したハーネスをなしている。
伸縮サブハーネス16は、前述した電線編み部7と、該電線編み部7の両端に取り付けられたコネクタ3と、を備えている。一方のコネクタ3は、前部用サブハーネス14と接続し、他方のコネクタ3は、後部用サブハーネス15と接続する。こうして、伸縮サブハーネス16は、一端が前部用サブハーネス14と接続し、他端が後部用サブハーネス15と接続して、前述した自動車としてのトラックの車体としてのボディ8,9に配索される。
前述したワイヤハーネス1は、ボディ8,9に配索されると、前述したボディ8,9の全長L2,L3に応じて、電線編み部7即ち伸縮サブハーネス16が伸縮する。
本実施形態によれば、電線2a,2b同士が編まれた電線編み部7を備えているので、該電線編み部7にテープを巻くことなく、該電線編み部7の電線2a,2bがばらけることを防止できる。このため、少なくとも電線編み部7の外周にテープを巻く必要がなくなるので、ワイヤハーネス1を組み立てる際の所要工数を低減できる。したがって、ワイヤハーネス1の生産性を向上できるとともに、該ワイヤハーネス1のコストの低減を図ることができる。
電線編み部7では、互いに平行でかつ隣り合う電線2a,2b同士が間隔をあけているので、互いに隣り合う電線2a,2b同士が互いに接離して、電線編み部7が伸縮する。このため、本実施形態のワイヤハーネス1は、ボディ8,9の幅や全長L2,L3が異なるトラックにも、電線編み部7が伸縮することで、配索することができる。
このため、ボディ8,9の幅や全長L2,L3が異なるトラック間でも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
電線2a,2b同士が袋編みされて電線編み部7が形成されている。このため、電線2a,2bの一部に極端な屈曲部を形成することなく、該電線2a,2bを、全長に亘って略均一の曲率で曲げることとなる。このため、電線2a,2bの不意な破損を防止できる。
電線編み部7を備えた伸縮サブハーネス16が一つのサブハーネス14と他のサブハーネス15とを接続している。このため、伸縮サブハーネス16の電線編み部7が伸縮することで、サブハーネス14,15間の間隔を容易に変更できる。このため、ボディ8,9の幅や全長L2,L3が異なるトラックにも、電線編み部7が伸縮することで、確実に配索することができる。このため、ボディ8,9の幅や全長L2,L3が異なるトラック間にも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
サブハーネス14,15をボディ8,9の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置しているので、伸縮サブハーネス16の電線編み部7が伸縮することで、ボディ8,9の全長L2,L3が異なるトラックにも配索することができる。このため、ボディ8,9の全長L2,L3が異なるトラック間にも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
なお、本実施形態のワイヤハーネス1は、図11に示すように、伸縮サブハーネス16を設けることなく、前部用サブハーネス14と後部用サブハーネス15とを直接接続しても良い。なお、図11において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。図11に示すトラックのボディ17は、小型トラックのボディである。図11に示すボディ17の全長L1(自動車としてのトラックの全長に相当する)は、前述した全長L2,L3より短い。
また、本実施形態では、ワイヤハーネス1をトラックに配索している。しかしながら、本発明では、トラック以外の車種の自動車に配索しても良い。即ち、種々の車種の自動車に配索しても良い。
次に、本発明の第3の実施形態にかかるワイヤハーネス1を、図12ないし図14を参照して、説明する。なお、前述した第1及び第2の実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態のワイヤハーネス1は、自動車としてのトラックの車体としてのキャブ18,19,20(cab、運転台ともいう)の車体側部分21,22,23と、該車体側部分21,22,23に回動自在に設けられるドア24,25,26とに亘って、配索される。前述したトラックのキャブ18,19,20は、例えば小型トラック、中型トラック、大型トラックなどと車種が異なると、その幅H1,H2,H3(図12ないし図14に示す)が互いに異なる。
図12に示すキャブ18は、小型トラックのキャブであり、図13に示すキャブ19は、中型トラックのキャブであり、図14に示すキャブ20は、大型トラックのキャブである。また、勿論、図12に示すキャブ18の幅H1より図13に示すキャブ19の幅H2が長く、図13に示すキャブ19の幅H2より図14に示すキャブ20の幅H3が長くなっている。
また、前述したキャブ18,19,20の車体側部分21,22,23のインストルメントパネル27(以下、インパネと呼ぶ)の裏側(該インパネ27よりトラックの前方)に、計器装置28、空調装置29及びECU(Electronic Control Unit)30などの電子機器が取り付けられる。計器装置28は、勿論、自動車の運転者に車速やエンジン回転数などの各種の情報を表示する。空調装置29は、キャブ18,19,20内を冷暖房する。ECU30は、各種の電子機器の制御を司る。
また、運転席のドア24,25,26(以下、符号24a,25a,26aで示す)と助手席のドア24,25,26(以下、符号24b,25b,26bで示す)とには、それぞれ、ドアロックモータ31、パワーウィンドモータ32及びスイッチ装置33などの各種の電子機器が取り付けられている。ドアロックモータ31は、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bをロック、アンロックする。パワーウィンドモータ32は、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bの窓を開閉する。スイッチ装置33は、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bのロック、アンロックや、窓を開閉などの各種の操作の際に用いられる。なお、ドアロックモータ31、パワーウィンドモータ32及びスイッチ装置33は、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bに取り付けられる電子機器をなしている。
前述したキャブ18,19,20が異なっても即ち前述した車種が異なっても、前述した計器装置28、空調装置29、ECU30、モータ31,32及びスイッチ装置33が同じである。即ち、異なる車種間で、前述した計器装置28、空調装置29、ECU30、モータ31,32及びスイッチ装置33などの電子機器が同じである。さらに、キャブ18,19,20が異なっても即ち前述した車種が異なっても、車体側部分21,22,23に取り付けられる前述した計器装置28、空調装置29及びECU30間の相対的な位置関係が同じである。即ち、異なる車種間で、車体側部分21,22,23に取り付けられる計器装置28、空調装置29及びECU30間の相対的な位置関係が同じである。
また、キャブ18,19,20が異なっても即ち前述した車種が異なっても、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bのモータ31,32及びスイッチ装置33の相対的な位置関係が同じである。即ち、異なる車種間で、ドア24a,24b,25a,25b,26a,26bに取り付けられるモータ31,32及びスイッチ装置33間の相対的な位置関係が同じである。
ワイヤハーネス1は、前述した計器装置28、空調装置29、ECU30、モータ31,32及びスイッチ装置33同士を予め定められたパターンにしたがって、互いに接続する。ワイヤハーネス1は、図12ないし図14に示すように、ベースサブハーネス34と、運転席用ドアサブハーネス35と、助手席用ドアサブハーネス36と、伸縮ハーネスとしての伸縮サブハーネス16とを備えている。前述したハーネス34,35,36,16は、それぞれ、複数の電線2と、該電線2の端部などに取り付けられたコネクタ3などを備えている。
ベースサブハーネス34は、前述したインパネ27の裏側に配され、車体側部分21,22,23に取り付けられる。ベースサブハーネス34は、計器装置28、空調装置29及びECU30に接続して、これらに所望の信号などを供給する。
運転席用ドアサブハーネス35は、運転席のドア24a,25a,26aに取り付けられるとともに、前述したベースサブハーネス34と接続する。さらに、運転席用ドアサブハーネス35は、前述した運転席のドア24a,25a,26aに取り付けられたモータ31,32及びスイッチ装置33と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
助手席用ドアサブハーネス36は、助手席のドア24b,25b,26bに取り付けられる。さらに、助手席用ドアサブハーネス36は、前述した助手席のドア24b,25b,26bに取り付けられたモータ31,32及びスイッチ装置33と直接接続して、これらに必要な信号などを供給する。
こうして、前述した各サブハーネス34,35,36は、勿論、本明細書に記したハーネスをなしている。また、前述したベースサブハーネス34と、助手席用ドアサブハーネス36は、自動車としてのトラックの車体としてのキャブ18,19,20の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて配されている。
伸縮サブハーネス16は、前述した電線編み部7と、該電線編み部7の両端に取り付けられたコネクタ3と、を備えている。一方のコネクタ3は、ベースサブハーネス34と接続し、他方のコネクタ3は、助手席用ドアサブハーネス36と接続する。こうして、伸縮サブハーネス16は、一端がベースサブハーネス34と接続し、他端が助手席用ドアサブハーネス36と接続して、前述した自動車としてのトラックの車体としてのキャブ18,19,20に配索される。
前述したワイヤハーネス1は、キャブ18,19,20に配索されると、前述したキャブ18,19,20の幅H1,H2,H3に応じて、電線編み部7即ち伸縮サブハーネス16が伸縮する。
本実施形態によれば、電線2a,2b同士が編まれた電線編み部7を備えているので、該電線編み部7にテープを巻くことなく、該電線編み部7の電線2a,2bがばらけることを防止できる。このため、少なくとも電線編み部7の外周にテープを巻く必要がなくなるので、ワイヤハーネス1を組み立てる際の所要工数を低減できる。したがって、ワイヤハーネス1の生産性を向上できるとともに、該ワイヤハーネス1のコストの低減を図ることができる。
電線編み部7では、互いに平行でかつ隣り合う電線2a,2b同士が間隔をあけているので、互いに隣り合う電線2a,2b同士が互いに接離して、電線編み部7が伸縮する。このため、本実施形態のワイヤハーネス1は、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3や全長が異なるトラックにも、電線編み部7が伸縮することで、配索することができる。
このため、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3や全長が異なるトラック間でも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
電線2a,2b同士が袋編みされて電線編み部7が形成されている。このため、電線2a,2bの一部に極端な屈曲部を形成することなく、該電線2a,2bを、全長に亘って略均一の曲率で曲げることとなる。このため、電線2a,2bの不意な破損を防止できる。
電線編み部7を備えた伸縮サブハーネス16が一つのサブハーネス34と他のサブハーネス36とを接続している。このため、伸縮サブハーネス16の電線編み部7が伸縮することで、サブハーネス34,36間の間隔を容易に変更できる。このため、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3や全長が異なるトラックにも、電線編み部7が伸縮することで、確実に配索することができる。このため、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3や全長が異なるトラック間にも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
サブハーネス34,36を車体としてのキャブ18,19,20の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて配置しているので、伸縮サブハーネス16の電線編み部7が伸縮することで、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3が異なるトラックにも配索することができる。このため、キャブ18,19,20の幅H1,H2,H3が異なるトラック,間にも、ワイヤハーネス1を共有化することができ、該ワイヤハーネス1の品番を減少でき、ワイヤハーネス1の組立作業の効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、ワイヤハーネス1をトラックに配索している。しかしながら、本発明では、トラック以外の車種の自動車に配索しても良い。即ち、種々の車種の自動車に配索しても良い。
本発明のワイヤハーネス1は、図15に示すように、電線編み部7を備えていない一つのハーネスとしてのサブハーネス37を第1の物品としてのシャーシ38に配置し、電線編み部7を備えていない他のハーネスとしてのサブハーネス39を第2の物品としてのキャブ40に配置しても良い。前述したシャーシ38とキャブ40とは、互いに固有振動数が異なって、相対的に振動する。さらに、前述した電線編み部7を備えた伸縮サブハーネス16を、サブハーネス37,38間に位置付けて、シャーシ38とキャブ40との間に配置即ちシャーシ38とキャブ40とに亘って配索しても良い。キャブ40は、シャーシ38に取り付けられる。なお、図15において、前述した実施形態と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
図15に示された場合によれば、伸縮サブハーネス16をシャーシ38とキャブ40とに亘って配索している。このため、シャーシ38とキャブ40の固有振動数が異なって、シャーシ38とキャブ40とが相対的に振動しても、伸縮サブハーネス16の電線編み部7が相対的な振動に追従して伸縮する。このため、シャーシ38とキャブ40との間に設けられた電線2a,2bが、これらのシャーシ38及びキャブ40などと間欠的な接触を繰り返して、破損することを防止できる。
また、本発明では、伸縮サブハーネス16を、第1の物品としての一つのバッテリと、第2の物品としての他のバッテリとに亘って配索してもよく、伸縮サブハーネス16を、第1の物品としての前述したシャーシ38と、第2の物品としてのバッテリとに亘って配索してもよく、伸縮サブハーネス16を、互いに相対的に振動する物品としての各種の電子機器間に配索してもよい。要するに、本発明では、伸縮サブハーネス16を、互いに相対的に振動する種々の物品間に配索すれば良い。
また、本発明のワイヤハーネス1には、図16に示すように、弛み部41が設けられても良い。弛み部41は、電線編み部7の少なくとも一つの電線2が、他の電線2と編まれることなく、電線編み部7の外方向に引き出されて形成されている。
この図16に示す場合によれば、電線編み部7に弛み部41を設けているので、周知のジョイント方法(ジョイント端子、超音波溶接、抵抗溶接等)を用いて、該電線2の弛み部41に容易に、他のワイヤハーネス等の電線を接続できる。したがって、電線編み部7の電線2と、他のワイヤハーネス等の電線とを容易に接続できる。なお、本発明では、弛み部41を複数設けてもよい。
また、本発明のワイヤハーネス1の電線編み部7には、図17に示すように、直線部42が設けられても良い。直線部42は、電線編み部7を構成する電線2a,2b同士が互いに編まれることなく平行に該電線編み部7の長手方向に沿って延在して、形成されている。
この図17に示す場合によれば、電線編み部7に直線部42を設けているので、周知のジョイント方法(ジョイント端子、超音波溶接、抵抗溶接等)を用いて、該電線2の直線部42に容易に、他のワイヤハーネス等の電線を接続できる。したがって、電線編み部7の電線2a,2bと、他のワイヤハーネス等の電線とを容易に接続できる。なお、本発明では、直線部42を複数設けてもよい。
さらに、本発明のワイヤハーネス1には、図18に示すように、前述した電線編み部7の外周にさらに複数の長尺の線条体43を巻いても良い。さらに、線条体43を互いに編んでも良い。線条体43は、絶縁性と可撓性を有する樹脂で構成されても良く、金属などで構成されても良く、長尺な線条に形成されている。
図18に示す場合によれば、電線編み部7の外周に互いに編まれた長尺の線条体43を巻いているので、該長尺の線条体43で電線編み部7を保護することができる。このため、外装品としてのチューブなどを削減でき、ワイヤハーネス1の部品点数を削減して、該ワイヤハーネス1のより一層のコストの低減を図ることができる。
前述した実施形態では、電線編み部7を、複数の電線2a,2b同士を所謂袋編みにして形成している。しかしながら、本発明では、電線編み部7の外形が扁平な板状となるように、複数の電線2a,2b同士を編んでも良い(所謂平編みにしても良い)。即ち、本発明では、複数の電線2a,2b同士をどのように編んでも良い。本発明では、ワイヤハーネス1の全体に電線編み部7を形成しても良く、ワイヤハーネス1の一部に電線編み部7を形成しても良い。
また、前述した第2及び第3の実施形態では、車種が異なっても、ECU10,11、ABS用センサ12、リアコンビランプ13、計器装置28、空調装置29、ECU30、モータ31,32及びスイッチ33の相対的な位置を同じにしている。しかしながら、本発明では、本発明のワイヤハーネス1は、電線編み部7が伸縮可能なので、車種等が異なると、ECU10,11、ABS用センサ12、リアコンビランプ13、計器装置28、空調装置29、ECU30、モータ31,32及びスイッチ33等の電子機器間の相対的な位置を異ならせても良い。
前述した実施形態では、電線編み部7を、伸縮自在にしている。しかしながら、本発明では、電線2a,2b同士が密に接触するように編んで、電線編み部7が伸縮しないようにしても良い(伸縮することを規制しても良い)。
さらに、本発明では、チューブ内に通された電線2を用いて、電線編み部7を形成しても良い。
前述した実施形態では、自動車としてトラックを示している。しかしながら、本発明は、トラックに限らず乗用車などの種々の形態の自動車に適用することができる。さらに、前述した実施形態では、小型トラック、中型トラック及び大型トラックなどの車種が異なる場合を示している。しかしながら、本発明では、如何なる車種が異なる場合であっても良い。要するに、電線編み部7が伸縮するので、本実施形態のワイヤハーネス1は、乗用車やトラックの車種の違いなどによる配索の経路の長さに関して、車種などの制約を受けずに対応することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の第1の実施形態にかかるワイヤハーネスの概略の構成を示す斜視図である。 図1に示されたワイヤハーネスの電線編み部を示す斜視図である。 図2に示された電線編み部を示す平面図である。 図3に示された電線編み部の電線同士の相対的な位置を示す説明図である。 図3に示された電線編み部が伸長した状態を示す平面図である。 図5に示された電線編み部の電線同士の相対的な位置を示す説明図である。 図3に示された電線編み部が縮小した状態を示す平面図である。 図7に示された電線編み部の電線同士の相対的な位置を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかるワイヤハーネスの概略の構成を示す説明図である。 図9に示されたワイヤハーネスが他の車種に配索された状態を示す説明図である。 図9に示されたワイヤハーネスの変形例を示す説明図である。 本発明の第3の実施形態にかかるワイヤハーネスの概略の構成を示す説明図である。 図12に示されたワイヤハーネスが他の車種に配索された状態を示す説明図である。 図12に示されたワイヤハーネスが更に他の車種に配索された状態を示す説明図である。 本発明のワイヤハーネスの変形例を示す斜視図である。 図2に示された電線編み部の変形例を示す斜視図である。 図2に示された電線編み部の他の変形例を示す斜視図である。 図2に示された電線編み部の別の他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ワイヤハーネス
2,2a,2b 電線
7 電線編み部
8,9 ボディ(車体)
14 前部用サブハーネス(サブハーネス)
15 後部用サブハーネス(サブハーネス)
16 伸縮サブハーネス
17 ボディ(車体)
18,19,20 キャブ(車体)
34 ベースサブハーネス(サブハーネス)
35 運転席用ドアサブハーネス(サブハーネス)
36 助手席用ドアサブハーネス(サブハーネス)
37 一つのサブハーネス
38 シャーシ(第1の物品)
39 他のサブハーネス
40 キャブ(第2の物品)
41 弛み部
42 直線部
43 線条体

Claims (10)

  1. 複数の電線を備えたワイヤハーネスにおいて、
    前記複数の電線のうち少なくとも一部の電線同士が互いに編まれて形成された電線編み部を備えたことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記電線編み部は、互いに交差する電線同士が編まれて構成されているとともに、互いに平行でかつ互いに隣り合う電線同士が互いに間隔をあけて配されて、互いに隣り合う電線間の間隔が拡縮することで、伸縮自在であることを特徴とする請求項1記載のワイヤハーネス。
  3. 少なくとも二つのハーネスと、
    前記電線編み部を備えた伸縮ハーネスと、を備え、
    前記伸縮ハーネスの一端が一つのハーネスと接続し、他端が他のハーネスと接続していることを特徴とする請求項2記載のワイヤハーネス。
  4. 前記一つのハーネスと前記他のハーネスとを、自動車の車体の長手方向に沿って、互いに間隔をあけて配置したことを特徴とする請求項3記載のワイヤハーネス。
  5. 前記一つのハーネスと前記他のハーネスとを、自動車の車体の幅方向に沿って、互いに間隔をあけて配置したことを特徴とする請求項3記載のワイヤハーネス。
  6. 前記電線編み部を備えた伸縮ハーネスを、前記自動車の前記第1の物品と、該第1の物品に対して相対的に振動する前記第2の物品とに亘って配索したことを特徴とする請求項2記載のワイヤハーネス。
  7. 前記電線編み部は、前記複数の電線が袋編みされて構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  8. 前記電線編み部を構成する少なくとも一つの電線には、該電線編み部の外方向に引き出された弛み部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  9. 前記電線編み部には、該電線編み部を構成する電線同士が互いに平行でかつ該電線編み部の長手方向に沿って延在した直線部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
  10. 前記電線編み部の外周には、複数の長尺の線条体が巻かれているとともに、該複数の線条体が互いに編まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のうちいずれか一項に記載のワイヤハーネス。
JP2004381736A 2004-12-28 2004-12-28 ワイヤハーネス Expired - Fee Related JP5013672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004381736A JP5013672B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ワイヤハーネス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004381736A JP5013672B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ワイヤハーネス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006190495A true JP2006190495A (ja) 2006-07-20
JP5013672B2 JP5013672B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=36797501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004381736A Expired - Fee Related JP5013672B2 (ja) 2004-12-28 2004-12-28 ワイヤハーネス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5013672B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006236860A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Yazaki Corp ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの組立方法
JP2006236861A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Yazaki Corp 配線モジュール
JP2010114205A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Denso Corp 車両搭載プリント基板の取付構造
EP2226221A1 (de) * 2009-03-06 2010-09-08 Nexans Elektrische Verbindungsleitung
WO2011007486A1 (ja) * 2009-07-16 2011-01-20 日本電気株式会社 配線構造体、ケーブルおよび配線構造体の製造方法
JP2011152413A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Akuseru:Kk 信号処理装置、信号処理システム、遊技機
WO2011155307A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 オリンパス株式会社 複合ケーブルおよび複合ケーブルの製造方法
CN103839610A (zh) * 2012-11-27 2014-06-04 三菱电机株式会社 端子连接配线
US10343627B2 (en) 2014-11-19 2019-07-09 Autonetworks Technologies, Ltd. Wire harness with connection member
WO2023136013A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 矢崎総業株式会社 端子接続構造、コネクタ、および接続導体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4343792A1 (en) * 2022-09-26 2024-03-27 GN Audio A/S Braided electrical cable

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546206A (en) * 1978-09-25 1980-03-31 Yazaki Corp Wire harness structure
JPS5936119U (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 三菱自動車工業株式会社 自動車用電気ハ−ネス
JPS6226814U (ja) * 1985-07-31 1987-02-18
JPH04229506A (ja) * 1990-12-26 1992-08-19 Yazaki Corp ワイヤハーネス及びその製造方法
JPH06168631A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Cable Ltd 高周波トランス用リッツ線並びに二重編組リッツ線及びこれらの製造方法
JPH1084619A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Yazaki Corp ワイヤハーネスの配設構造、配設用具および配設方法
JP2001297632A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd フラットワイヤーハーネス
JP2003115223A (ja) * 2001-10-01 2003-04-18 Yazaki Corp 電磁波シールド編組
JP2003197037A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 機器取付け用ワイヤーハーネス
JP2003217359A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Sdk Kk 伸縮性コード

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546206A (en) * 1978-09-25 1980-03-31 Yazaki Corp Wire harness structure
JPS5936119U (ja) * 1982-08-31 1984-03-07 三菱自動車工業株式会社 自動車用電気ハ−ネス
JPS6226814U (ja) * 1985-07-31 1987-02-18
JPH04229506A (ja) * 1990-12-26 1992-08-19 Yazaki Corp ワイヤハーネス及びその製造方法
JPH06168631A (ja) * 1992-11-30 1994-06-14 Hitachi Cable Ltd 高周波トランス用リッツ線並びに二重編組リッツ線及びこれらの製造方法
JPH1084619A (ja) * 1996-09-06 1998-03-31 Yazaki Corp ワイヤハーネスの配設構造、配設用具および配設方法
JP2001297632A (ja) * 2000-04-14 2001-10-26 Sumitomo Wiring Syst Ltd フラットワイヤーハーネス
JP2003115223A (ja) * 2001-10-01 2003-04-18 Yazaki Corp 電磁波シールド編組
JP2003197037A (ja) * 2001-12-26 2003-07-11 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 機器取付け用ワイヤーハーネス
JP2003217359A (ja) * 2002-01-18 2003-07-31 Sdk Kk 伸縮性コード

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006236860A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Yazaki Corp ワイヤハーネス及びワイヤハーネスの組立方法
JP2006236861A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Yazaki Corp 配線モジュール
JP2010114205A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Denso Corp 車両搭載プリント基板の取付構造
EP2226221A1 (de) * 2009-03-06 2010-09-08 Nexans Elektrische Verbindungsleitung
WO2011007486A1 (ja) * 2009-07-16 2011-01-20 日本電気株式会社 配線構造体、ケーブルおよび配線構造体の製造方法
US9320141B2 (en) 2009-07-16 2016-04-19 Nec Corporation Wiring structure, cable, and method of manufacturing wiring structure
JP2011152413A (ja) * 2009-12-28 2011-08-11 Akuseru:Kk 信号処理装置、信号処理システム、遊技機
WO2011155307A1 (ja) * 2010-06-11 2011-12-15 オリンパス株式会社 複合ケーブルおよび複合ケーブルの製造方法
US9336930B2 (en) 2010-06-11 2016-05-10 Olympus Corporation Composite cable and method of manufacturing composite cable
CN103839610A (zh) * 2012-11-27 2014-06-04 三菱电机株式会社 端子连接配线
US10343627B2 (en) 2014-11-19 2019-07-09 Autonetworks Technologies, Ltd. Wire harness with connection member
WO2023136013A1 (ja) * 2022-01-17 2023-07-20 矢崎総業株式会社 端子接続構造、コネクタ、および接続導体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5013672B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5013672B2 (ja) ワイヤハーネス
US8624114B2 (en) Wiring harness
JP5052960B2 (ja) ワイヤハーネスシステム
US10661729B2 (en) Circuit body for vehicle
EP2711937A1 (en) Shield wire
US10800361B2 (en) Circuit body for vehicle
US10919462B2 (en) Circuit body for vehicle and manufacturing method of circuit body for vehicle
JP5293669B2 (ja) 車両用ワイヤハーネス経路の設定方法
JP5235108B2 (ja) ワイヤハーネス配索構造
CN113135155B (zh) 线束
JP4858403B2 (ja) ワイヤハーネス用のグロメット
JP6836550B2 (ja) プロテクタ
JPH10310002A (ja) モジュール体
JP2010132242A (ja) 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
JP6564627B2 (ja) 車両用アース部材
JP2010132210A (ja) 自動車のドア用トリムボード及び自動車のバックドア
JP2003054330A (ja) ワイヤハーネス組付け型車両部品
JP2007049784A (ja) 自動車用ワイヤハーネスの配索構造
JP4018754B2 (ja) 自動車の配線構造
JP5246059B2 (ja) 車載用電子制御ユニットの搭載位置決定方法
JP4783008B2 (ja) ワイヤハーネスの組立方法
JP7096276B2 (ja) ワイヤハーネス
JP2604105Y2 (ja) 自動車のドア用ハーネス
KR100361291B1 (ko) 자동차의 와이어 하니스 배선용 그로미트의 장착구조
JP2021163589A (ja) ワイヤーハーネス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100125

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110418

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110428

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20110617

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5013672

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees