JP6836550B2 - プロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、プロテクタに関する。
自動車等の車両においては、車内のバッテリと各種電装品とを接続するためにワイヤハーネスが配索されている。ワイヤハーネスは、ワイヤハーネスを構成する電線を外部から保護し、さらに電線を配索させるためにプロテクタを有する。
プロテクタに配索される電線は、例えば、温度センサに接続されている。温度センサは、車両に搭載されている部品の内部温度を検出するものであり、部品に固定されることとなる。従って、温度センサに接続される電線は、プロテクタに保持された状態で、部品に沿わせて配索されることとなる。つまり、電線を保持するプロテクタも、部品に沿わせて電線が配索されるに伴い、部品に沿わせて取り付けられる。例えば、電線は、部品の2面に配索される場合がある。この場合、プロテクタは部品の2面に沿わせて取り付けられることとなるため、プロテクタを曲げることとなる。プロテクタ単体で構成されている場合、変形することが困難なため、プロテクタは、プロテクタ本体部を変形させることができる変形部を有するものがある。プロテクタは、変形部において変形することで、変形部を挟んで一方のプロテクタ本体部が他方のプロテクタ本体部に対して、電線の配索方向と直交する直交方向を回転軸として回転することで、部品の複数面に沿わせて取り付けられる(特許文献1、2参照)。
特開2005−278262号公報 特開2016−82738号公報
上記のプロテクタは、変形部における変形によって、電線に余長が必要となるが、従来、プロテクタ本体部において電線に余長を持たせることができるスペースを設けていたが改善の余地がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、変形部の変形によって電線として必要な余長を簡単に設けることができるプロテクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成する為、本発明のプロテクタは、電線が配索された状態で保持されるプロテクタ本体部と、前記プロテクタ本体部を変形させることができる変形部と、を備え、前記プロテクタ本体部は、前記電線を屈曲して配索する屈曲部が形成され、前記屈曲部は、前記変形部を変形する前に治具が挿入される治具穴が形成され、前記電線の配索方向に沿って延在する溝部が形成され、前記治具穴は、前記溝部のうち、電線の配索方向の途中において半径方向内側に形成され、前記電線は、前記変形部に対応する部分が前記変形部の変形にともない変形するとともに、前記変形部を変形する前の状態において、前記屈曲部のうち前記治具穴を挟んで外側に位置し、前記変形部の変形にともない前記治具穴と重なる位置まで移動する、ことを特徴としている。
本発明におけるプロテクタは、変形部の変形によって電線として必要な余長を簡単に設けることができる。
図1は、実施形態に係るプロテクタの斜視図である。 図2は、実施形態に係る変形部の第1屈曲部の拡大図(変形前)である。 図3は、実施形態に係る変形部の第1屈曲部の拡大図(変形後)である。 図4は、実施形態に係る変形部の第2屈曲部の拡大図(変形前)である。 図5は、実施形態に係る変形部の第2屈曲部の拡大図(変形後)である。
以下に、本発明における実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態に係る構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
まず、実施形態に係るプロテクタについて説明する。図1は、実施形態に係るプロテクタの斜視図である。図2は、実施形態に係る変形部の第1屈曲部の拡大図(変形前)である。図3は、実施形態に係る変形部の第1屈曲部の拡大図(変形後)である。図4は、実施形態に係る変形部の第2屈曲部の拡大図(変形前)である。図5は、実施形態に係る変形部の第2屈曲部の拡大図(変形後)である。ここで、各図のX方向は、実施形態に係るプロテクタの奥行方向である。X1方向は手前方向であり、X2方向は奥方向である。Y方向は、実施形態に係るプロテクタの幅方向であり、奥行方向と直交する方向である。Y1方向は右方向であり、Y2方向は左方向である。Z方向は、実施形態に係るプロテクタの上下方向であり、奥行方向および幅方向と直交する方向である。Z1方向は上方向であり、Z2方向は下方向である。
本実施形態に係るプロテクタ1は、自動車等の車両に搭載される電線W1,W2を外部から保護し、電線W1,W2を配索させる部材として使用するものである。また、プロテクタ1は、電線W1,W2とともに、電線W1,W2に接続されている温度センサ100を保持するものでもある。プロテクタ1は、図1〜図5に示すように、プロテクタ本体部2と、変形部3と、第1屈曲部4と、第2屈曲部5と、から構成される。
ここで、温度センサ100は、車両に搭載されている部品の内部温度を検出するものである。温度センサ100は、部品、例えば、電池パックに取り付けられるものである。電池パックは、図示しない車両、特に、電気車両(EV)、ハイブリッド車両(HEV)、プラグインハイブリッド車両(PHEV)等の、駆動源としてモータを用いる車両に搭載され、駆動源に電力を供給する電源となるものである。温度センサ100は、2本の電線W1,W2の一方の端部において各電線W1,W2と電気的に接続される。温度センサ100は、本体部から温度を検出する検出部101が突出して、本実施形態では奥方向に突出して形成されている。温度センサ100は、後述する温度センサ保持部25によりプロテクタ1に保持される。温度センサ100は、温度センサ保持部25に保持されると、検出部101がプロテクタ本体部2の外部に突出する。
電線W1,W2は、複数本の導電性の金属素線からなる導体部(芯線)の外側を絶縁性の被覆部によって覆われたものが1本又は複数本集約したものである。本実施形態に係る電線W1,W2は、温度センサ100の検出した温度に関する信号を外部に出力するものであり、温度が入力される電子部品と温度センサ100とを電気的に接続するものである。電線W1,W2は、図1〜図5に示すように、温度センサ100に対して2本あり、一方の端部に温度センサ100が電気的にそれぞれ接続されている。電線W1,W2は、プロテクタ本体部2に保持された状態で、電池パックに沿わせて配索される。
プロテクタ本体部2は、電線W1,W2が配索された状態で電線W1,W2を保持するものである。プロテクタ本体部2は、絶縁性の樹脂材料で形成される。プロテクタ本体部2は、電線W1,W2の配索方向から見た場合において、各電線W1,W2にそれぞれ対応する溝21が電線W1,W2の配索方向に延在して形成される。プロテクタ本体部2は、図1に示すように、第1部材22と、第2部材23と、第3部材24と、温度センサ保持部25と、変形部3と、第1屈曲部4と、第2屈曲部5と、から構成される。
溝21は、変形部3を変形する前の状態である変形前状態において、プロテクタ本体部2の上方向側端部に開口を有して形成される。溝21は、プロテクタ本体部2のうち電線W1,W2の配索方向における両端部まで形成されており、電線W1,W2の配索方向において外部と連通して形成されている。各溝21は、プロテクタ本体部2に対して電線W1,W2の配索方向と直交する直交方向に配列して形成されている。ここで、各溝21は、電線W1,W2がそれぞれ挿入されることで、電線W1,W2をプロテクタ本体部2に配索する配索領域を構成する。溝21は、電線W1,W2が溝21から開口を介して外部に抜け落ちないようにするために、係止爪26を有する。係止爪26は、溝21の上方向側端部に、複数形成されており、電線W1,W2が溝21に挿入されることで、電線W1,W2よりも上方向側に位置して、溝21に対する電線W1,W2の抜け止めを行うものである。なお、プロテクタ本体部2は、電線W1,W2が保持された状態で、溝21の上方向側端部を覆う保護カバー27が複数取り付けられる。保護カバー27は、絶縁性の樹脂材料によって形成される。
第1部材22は、プロテクタ本体部2の一部である。第1部材22は、図1に示すように、変形部3を変形した後の状態である変形後状態において、上下方向から見た場合において、奥行方向に延在する直線状に形成される。第1部材22は、電線W1,W2の配索方向を奥行方向、すなわち直線状とするものである。第1部材22は、奥行方向における両端部のうち、一方の端部に温度センサ保持部25が連結され、他方の端部に第1屈曲部4が連結される。
第2部材23は、プロテクタ本体部2の一部である。第2部材23は、図1に示すように、変形後状態において、幅方向から見た場合において、上下方向に延在する直線状に形成される。第2部材23は、電線W1,W2の配索方向を上下方向、すなわち直線状とするものである。第2部材23は、上下方向における両端部のうち、一方の端部に第1屈曲部4が連結され、他方の端部に第2屈曲部5が連結される。
第3部材24は、プロテクタ本体部2の一部である。第3部材24は、図1に示すように、変形後状態において、幅方向から見た場合において、奥行方向に延在する直線状に形成される。第3部材24は、電線W1,W2の配索方向を奥行方向、すなわち直線状とするものである。第3部材24は、奥行方向における両端部のうち、一方の端部に第2屈曲部5が連結され、他方の端部がプロテクタ本体部2による電線W1,W2の保持の終端となる。
温度センサ保持部25は、温度センサ100を保持するものである。温度センサ保持部25は、奥行方向から見た場合において、プロテクタ本体部2に対して凹形状に形成される。
変形部3は、プロテクタ本体部2を変形するものである。変形部3は、電線W1,W2の配索方向における両端部のうち、一方の端部に第1屈曲部4と連結され、他方の端部に第2部材23と連結される。つまり、変形部3は、プロテクタ本体部2を2つに区画するものであり、変形部3を挟んで一方側である第1区画S1には第1屈曲部4、第1部材22および温度センサ保持部25が含まれ、他方側である第2区画S2には第2部材23、第2屈曲部5及び第3部材24が含まれる。従って、第1屈曲部4および第2屈曲部5は、変形部3を挟んで配置される。変形部3は、可撓性を有する。変形部3は、図1に示すように、幅方向から見た場合において、平板状に形成されている。本実施形態における変形部3は、奥行方向から見た場合において、変形することで、奥行方向を回転軸として、第1区画S1に対して第2区画S2を下方向へ回転するものである。
第1屈曲部4は、プロテクタ本体部2において、電線W1,W2を屈曲して配索するものである。本実施形態における第1屈曲部4は、図1〜図3に示すように、上下方向から見た場合において、L字形状に形成され、電線W1,W2を90度屈曲させるものである。第1屈曲部4は、第1部材22および変形部3と連結されているので、第1区画S1において電線W1,W2を屈曲させるものである。第1屈曲部4は、各電線W1,W2にそれぞれ対応する第1溝部41および第2溝部42が形成されている。第1溝部41は、電線W1に対応するものであり、溝21の一部を構成するものである。第1溝部41は、上下方向から見た場合に、円弧状に形成されている。第2溝部42は、電線W2に対応するものであり、溝21の一部を構成するものである。第2溝部42は、上下方向から見た場合に、円弧状に形成されている。ここで、第2溝部42は、第1溝部41に対して、半径方向外側に配置されている。ここで、半径方向とは、第1溝部41および第2溝部42の曲率中心を通る方向である。つまり、第2溝部42は、第1溝部41に配索される電線W1の曲げ半径よりも、配索される電線W2の曲げ半径を大きくするものである。本実施形態における第1溝部41および第2溝部42は、電線W1,W2の配索方向の途中において半径方向に拡幅、すなわち半径方向における長さが電線W1,W2の配索方向の両端部よりも長く形成されている。第2溝部42は、電線W2の配索方向の途中での半径方向における長さが第1溝部41よりも長く形成されている。第2溝部42は、治具穴43が形成されている。治具穴43は、第1屈曲部4を上下方向において貫通するものである。治具穴43は、第2溝部42のうち、電線W2の配索方向の途中において半径方向内側に形成されている。つまり、治具穴43は、第2溝部42のうち、第2溝部42に対して電線W2を単に配索した場合において、上下方向において、配索された電線W2と重なる位置に形成されている。ここで、治具穴43は、図2に示すように、治具ピン202が挿入されるものである。ここで、治具ピン202は、治具200のプロテクタ本体部2を載置する載置面201から上方向に突出して形成されるものである。
第2屈曲部5は、プロテクタ本体部2において、電線W1,W2を屈曲して配索するものである。本実施形態における第2屈曲部5は、図1、図4および図5に示すように、上下方向から見た場合において、L字形状に形成され、電線W1,W2を90度屈曲させるものである。第2屈曲部5は、第2部材23および第3部材24と連結されているので、第2区画S2において電線W1,W2を屈曲させるものである。第2屈曲部5は、各電線W1,W2にそれぞれ対応する第1溝部51および第2溝部52が形成されている。第1溝部51は、電線W2に対応するものであり、溝21の一部を構成するものである。第1溝部51は、上下方向から見た場合に、円弧状に形成されている。第2溝部52は、電線W1に対応するものであり、溝21の一部を構成するものである。第2溝部52は、上下方向から見た場合に、円弧状に形成されている。ここで、第2溝部52は、第1溝部51に対して、半径方向外側に配置されている。ここで、半径方向とは、第1溝部51および第2溝部52の曲率中心を通る方向である。つまり、第2溝部52は、第1溝部51に配索される電線W2の曲げ半径よりも、配索される電線W1の曲げ半径を大きくするものである。本実施形態における第1溝部51および第2溝部52は、電線W1,W2の配索方向の途中において半径方向に拡幅、すなわち半径方向における長さが電線W1,W2の配索方向の両端部よりも長く形成されている。第2溝部52は、電線W1の配索方向の途中での半径方向における長さが第1溝部51よりも長く形成されている。第2溝部52は、治具穴53が形成されている。治具穴53は、第2屈曲部5を上下方向において貫通するものである。治具穴53は、第2溝部52のうち、電線W1の配索方向の途中において半径方向内側に形成されている。つまり、治具穴53は、第2溝部52のうち、第2溝部52に対して電線W1を単に配索した場合において、上下方向において、配索された電線W1と重なる位置に形成されている。ここで、治具穴53は、図4に示すように、治具ピン203が挿入されるものである。ここで、治具ピン203は、治具200のプロテクタ本体部2を載置する載置面201から上方向に突出して形成されるものである。
次に、本実施形態に係るプロテクタ1の組み立て手順について説明する。まず、作業員は、プロテクタ本体部2に対応する金型から押し出して、変形前状態のプロテクタ本体部2を形成する。次に、作業員は、プロテクタ本体部2を治具200の載置面201に載置する。このとき、治具ピン202は、図2に示すように、治具穴43に挿入され、第2溝部42の底面から上方向に突出する。一方、治具ピン203は、図4に示すように、治具穴53に挿入され、第2溝部52の底面から上方向に突出する。
次に、作業員は、温度センサ100が接続された電線W1,W2をプロテクタ1に配索する。具体的には、作業員は、電線W1,W2をプロテクタ本体部2の溝21に挿入し、温度センサ100を温度センサ保持部25に挿入することで、電線W1,W2が係止爪26により係止されることでプロテクタ本体部2に保持され、温度センサ100が温度センサ保持部25に保持される。このとき、電線W1,W2は、変形部3においても、変形部3と上方向において離間して配索される。また、このとき、作業員は、第1屈曲部4において電線W2を配索する際に、治具ピン202の外側、すなわち半径方向において治具ピン202よりも外側において電線W2に位置させる。つまり、電線W2は、変形前状態において、第1屈曲部4のうち治具穴43を挟んで外側、すなわち第2溝部42において治具穴43よりも半径方向外側に位置する。また、作業員は、第2屈曲部5において電線W1を配索する際に、治具ピン203の外側、すなわち半径方向において治具ピン203よりも外側において電線W1に位置させる。つまり、電線W1は、変形前状態において、第2屈曲部5のうち治具穴53を挟んで外側、すなわち第2溝部52において治具穴53よりも半径方向外側に位置する。次に、作業員は、プロテクタ本体部2に対して保護カバー27を取り付ける。次に、プロテクタ本体部2を治具200の載置面201から取り外す。このとき、治具ピン202および治具ピン203は、治具穴43および治具穴53からそれぞれ引き抜かれる。以上により、プロテクタ1の組み立てが完了する。プロテクタ1の組み立て後状態、すなわち変形前状態においては、電線W1は第2屈曲部5のうち治具穴53を挟んで外側に位置し、電線W2は第1屈曲部4のうち治具穴43を挟んで外側に位置する。
そして、作業員は、図1に示すように、組み立てたプロテクタ1のプロテクタ本体部2のうち、第1区画S1を図示しない電池パックの上面に沿わせるように取り付けるとともに、検出部101を電池パックに対して所定位置に配置する。次に、作業員は、プロテクタ本体部2の第1区画S1に対して第2区画S2が奥行方向を回転軸として下方向に回転させる。このとき、変形部3は、奥行方向から見た場合に円弧状に変形するので、変形部3に対応して配索された電線W1,W2も変形する。変形部3に対向して配索された電線W1,W2の長さは、変形前状態よりも変形後状態が長くなる。つまり、電線W1,W2は、変形部3の変形によって、第1区画S1側の部分あるいは第2区画S2側の部分が変形部3に向かって引っ張られることとなる。ここで、電線W1は、第2屈曲部5の第2溝部52において、治具穴53よりも外側に位置することで、第2屈曲部5において遠回りをして配索されている。従って、電線W1のうち、第2屈曲部5に配索された部分が変形部3側に引っ張られることで移動し、図5に示すように、上下方向において治具穴53と重なる位置まで移動する。電線W2は、第1屈曲部4の第2溝部42において、治具穴43よりも外側に位置することで、第1屈曲部4において遠回りをして配索されている。従って、電線W2のうち、第1屈曲部4に配索された部分が変形部3側に引っ張られることで移動し、図3に示すように、上下方向において治具穴43と重なる位置まで移動する。次に、作業員は、変形部3が変形することで、下方向に回転した第2区画S2を電池パックの上面とは異なる面、ここでは側面に沿わせるように取り付ける。これにより、プロテクタ1を電池パックに取り付ける。
以上のように、本実施形態におけるプロテクタ1は、第1屈曲部4および第2屈曲部5の治具穴43,53に治具ピン202,203がそれぞれ挿入された後に、電線W1,W2を配索させることで、第1屈曲部4および第2屈曲部5のうち治具穴43,53を挟んで外側に位置することとなる。つまり、プロテクタ1は、従来のプロテクタのように第1屈曲部4および第2屈曲部5に治具穴43,53がない場合と比べて、第1屈曲部4および第2屈曲部5における電線W1,W2の長さがそれぞれ長くなる。そのため、プロテクタ1は、第1屈曲部4および第2屈曲部5の治具穴43,53から治具ピン202,203を引き抜くことで、第1屈曲部4および第2屈曲部5における電線W1,W2が外側から内側へ移動することが許容される。従って、プロテクタ1は、従来のプロテクタのように作業員が電線として必要な余長を設けることを考慮する場合と比べて、作業員が電線W1,W2として必要な余長を設けることを考慮せずに第1屈曲部4および第2屈曲部5の治具穴43,53に治具ピン202,203をそれぞれ挿入するだけで、第1屈曲部4および第2屈曲部5に電線W1,W2として必要な余長を簡単に設けることができる。また、第1屈曲部4および第2屈曲部5に電線W1,W2として必要な余長を設ける部位を限定することができるため、その部位以外はプロテクタ本体部2を大きくする必要性がなくなり、プロテクタ1の製造におけるコストを削減することができる。
また、本実施形態におけるプロテクタ1は、変形部3を変形する前の状態において、奥行方向および幅方向を含む平面となるようにプロテクタ本体部2を製造しているので、複雑な治具や複雑な作業の必要性がなくなり、プロテクタ1を容易に製造することができる。また、プロテクタ1は、変形部3を変形する前の状態において、プロテクタ本体部2に電線W1,W2を配索するので、プロテクタ本体部2に対して電線W1,W2を配索しやすくする。
なお、本実施形態におけるプロテクタ1は、上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
また、本実施形態におけるプロテクタ1は、各電線W1,W2に対応して、変形部3を一箇所、屈曲部4,5を一箇所設けたが、これに限定されるものではない。屈曲部4,5における電線W1,W2の余長を多く形成することができる場合は、各電線W1,W2に対応して、変形部3を複数箇所、屈曲部4,5を一箇所設けてもよい。また、屈曲部4,5における電線W1,W2の余長を多く形成することができない場合は、各電線W1,W2に対応して、変形部3を一箇所、屈曲部4,5を複数箇所設けてもよい。
また、本実施形態におけるプロテクタ1は、プロテクタ本体部2を治具200に載置する際に、治具穴43,53に治具ピン202,203がそれぞれ挿入されるがこれに限定されるものではない。治具200に治具ピン202,203が形成されていない場合は、プロテクタ本体部2が治具200に載置された際に、上方向側から治具ピン202,203を治具穴43,53にそれぞれ挿入してもよい。
1 プロテクタ
2 プロテクタ本体部
21 溝
3 変形部
4 第1屈曲部
41 第1溝部
42 第2溝部
43 治具穴
5 第2屈曲部
51 第1溝部
52 第2溝部
53 治具穴
100 温度センサ
202,203 治具ピン
S1 第1区画
S2 第2区画
W1,W2 電線

Claims (1)

  1. 電線が配索された状態で保持されるプロテクタ本体部と、
    前記プロテクタ本体部を変形させることができる変形部と、を備え、
    前記プロテクタ本体部は、前記電線を屈曲して配索する屈曲部が形成され、
    前記屈曲部は、前記変形部を変形する前に治具が挿入される治具穴が形成され、前記電線の配索方向に沿って延在する溝部が形成され、
    前記治具穴は、前記溝部のうち、電線の配索方向の途中において半径方向内側に形成され、
    前記電線は、前記変形部に対応する部分が前記変形部の変形にともない変形するとともに、前記変形部を変形する前の状態において、前記屈曲部のうち前記治具穴を挟んで外側に位置し、前記変形部の変形にともない前記治具穴と重なる位置まで移動する、
    ことを特徴とするプロテクタ。
JP2018108816A 2018-06-06 2018-06-06 プロテクタ Active JP6836550B2 (ja)

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