JP2018191383A - ワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネス - Google Patents
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Abstract
【課題】より少ない部品点数や良好な作業性をもって、隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉して異音等が発生することを有利に防止できる、新規な構造のワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネスを提供すること。【解決手段】ワイヤハーネス用外装材10が、チューブ本体12と、チューブ本体12の外周面18上に変形許容空間22を隔てて突設されている弾性変形可能な干渉壁部16と、を備えているようにした。【選択図】図1
Description
本発明は、自動車等に配索されるワイヤハーネスに外装されてワイヤハーネスを保護するワイヤハーネス用外装材と、かかるワイヤハーネス用外装材を用いたワイヤハーネスに関するものである。
従来から、自動車の内部には、バッテリーと各種電装品間を接続する多数の電線が結束されてなるワイヤハーネスが配索されている。このようなワイヤハーネスでは、他部材との干渉等による電線の損傷を防止する目的から、電線束の外周面に巻回される結束テープや、さらにその外周側に装着される合成樹脂製のコルゲートチューブやプロテクタ等のワイヤハーネス用外装材により、各電線の保護を図ることが行われている。例えば、特開平5−168122号公報(特許文献1)の図1に記載の如きである。
ところで、近年の車両の小型化・高密度化の要求により、ワイヤハーネスの配設スペースも限られており、ワイヤハーネスを車体に固定する取付箇所が限定されたり、ワイヤハーネスと隣接する他部材との間にわずかな隙間しか設けられない場合も多くなっている。それゆえ、車両走行時の振動等により、ワイヤハーネスを保護するワイヤハーネス用外装材が、隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉して異音等が発生する場合があった。
従来構造においては、他部材に対して隙間を隔てて隣接配置されたワイヤハーネス用外装材の外周の部位に、例えばウレタン等の部材を張り付けて異音の発生を防止することが行われていたが、新たにウレタン等の部材やかかる部材をワイヤハーネス用外装材の外周の所定部位に取り付ける作業が必要となることから、コストアップが避けられず、有効な対策とは言い難かった。
本発明は、上述の事情を背景に為されたものであって、その解決課題は、より少ない部品点数や良好な作業性をもって、隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉して異音等が発生することを有利に防止できる、新規な構造のワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネスを提供することにある。
ワイヤハーネス用外装材に関する本発明の第一の態様は、チューブ本体と、該チューブ本体の外周面上に変形許容空間を隔てて突設されている弾性変形可能な干渉壁部と、を備えていることを特徴とする。
本態様によれば、ワイヤハーネス用外装材が、チューブ本体と、かかるチューブ本体の外周面上に変形許容空間を隔てて突設されている弾性変形可能な干渉壁部と、を備えて構成されている。それゆえ、車両走行時の振動等によりワイヤハーネス用外装材が隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉する場合であっても、新たにウレタン等の部材を準備したり、かかる部材をワイヤハーネス用外装材の外周の所定部位に取り付ける作業を行う必要がない。すなわち、本発明のワイヤハーネス用外装材の外周面には、変形許容空間を隔てて弾性変形可能な干渉壁部が突設されていることから、ワイヤハーネス用外装材が他部材に干渉するような場合であっても、かかる干渉壁部が弾性変形することにより異音の発生が抑えられるので、従来の如き新たな部材やかかる部材を所定部位に取り付けるといった作業が不要となるのである。以上のことから、新たな部材の準備や新たな作業に伴うコストとの増加を有利に回避することができるようになっている。
ワイヤハーネス用外装材に関する本発明の第二の態様は、前記第一の態様に記載のワイヤハーネス用外装材において、複数の前記干渉壁部が、前記チューブ本体の前記外周面の周方向で相互に離隔して設けられており、各前記干渉壁部が前記周方向に所定長さで広がると共に、各前記干渉壁部の該周方向の両端部が前記チューブ本体の前記外周面に向かって屈曲して連結されて前記チューブ本体との間に前記変形許容空間が設けられているものである。
本態様によれば、干渉壁部が、チューブ本体の外周面の周方向で相互に離隔して設けられており、各干渉壁部が周方向に所定長さで広がると共に、干渉壁部の周方向の両端部がチューブ本体の外周面に向かって屈曲して連結されてチューブ本体との間に変形許容空間が設けられるようになっている。それゆえ、変形許容空間の大きさを、干渉壁部の材料や肉厚等を考慮して、干渉壁部の変形を許容しつつチューブ本体への衝突を回避するように設計することができる。
ワイヤハーネス用外装材に関する本発明の第三の態様は、前記第二の態様に記載のワイヤハーネス用外装材において、前記外周面の前記周方向で隣接する前記干渉壁部の各前記両端部の先端側が相互に一体化されて前記外周面に連結されているものである。
本態様によれば、干渉壁部が他部材と干渉した際に応力が集中する干渉壁部の周方向両端部の先端側が、隣接する干渉壁部の両端部の先端側と一体化されて外周面に連結されていることから、干渉壁部、ひいてはワイヤハーネス用外装材の耐久性の向上を図ることができる。
ワイヤハーネス用外装材に関する本発明の第四の態様は、前記第一乃至第三の何れか一つの態様に記載のワイヤハーネス用外装材において、前記干渉壁部と、該干渉壁部と前記チューブ本体の前記外周面によって画成される前記変形許容空間と、が前記チューブ本体の軸方向に連続して設けられているものである。
本態様によれば、干渉壁部と変形許容空間がチューブ本体の軸方向に連続して設けられていることから、干渉壁部と変形許容空間を押し出し成形によって容易にチューブ本体と一体的に形成することができると共に、他部材が干渉壁部に対していかなる方向から干渉したとしても他部材がチューブ本体の外周面に直接干渉することを有利に防止できるようになっている。
ワイヤハーネス用外装材に関する本発明の第五の態様は、前記第一乃至第四の何れか一つの態様に記載のワイヤハーネス用外装材において、前記干渉壁部が、前記チューブ本体よりも薄肉とされているものである。
本態様によれば、干渉壁部がチューブ本体よりも薄肉とされていることから、干渉壁部の弾性変形を一層容易にして、他部材のワイヤハーネス用外装材への干渉による異音の発生を一層有利に抑えることができる。
ワイヤハーネスに関する本発明の第一の態様は、前記第一乃至第五の何れか一つの態様に記載のワイヤハーネス用外装材が外挿装着されていることを特徴とする。
本態様によれば、本発明のワイヤハーネス用外装材を採用することにより、車両走行時の振動等によりワイヤハーネス用外装材が隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉するような場合であっても、新たにウレタン等の部材を準備したり、かかる部材をワイヤハーネス用外装材の外周の所定部位に取り付ける作業を行う必要がない。すなわち、本発明のワイヤハーネス用外装材の外周面には、変形許容空間を隔てて弾性変形可能な干渉壁部が突設されていることから、ワイヤハーネス用外装材が他部材に干渉するような場合であっても、かかる干渉壁部が弾性変形することにより異音の発生が抑えられるので、従来の如き新たな部材やかかる部材を所定部位に取り付けるといった作業が不要となるのである。
本発明によれば、ワイヤハーネス用外装材が、チューブ本体と、かかるチューブ本体の外周面上に変形許容空間を隔てて突設されている弾性変形可能な干渉壁部と、を備えて構成されている。それゆえ、車両走行時の振動等によりワイヤハーネス用外装材が隙間を隔てて隣接配置された他部材に干渉しても、新たにウレタン等の部材を準備したり、かかる部材をワイヤハーネス用外装材の外周の所定部位に取り付ける作業を行う必要がない。すなわち、ワイヤハーネス用外装材が他部材に干渉するような場合であっても、かかる干渉壁部が弾性変形することにより異音の発生が抑えられるので、従来の如き新たな部材やかかる部材を所定部位に取り付けるといった作業が不要となる。以上のことから、新たな部材の準備や新たな作業に伴うコストとの増加を有利に回避できるようになっている。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1〜2には、本発明の一実施形態としてのワイヤハーネス用外装材10が示されている。ワイヤハーネス用外装材10は、略円筒形状のチューブ本体12を備えており、PVC(ポリ塩化ビニル)等の合成樹脂材料を用いて例えば押出成形により一体的に形成されている。なお、以下の説明において、上方とは、図1〜2中の上方、下方とは、図1〜2中の下方を言い、また長手方向および軸方向とは、図2中の紙面に垂直な方向を言うものとする。
より詳細には、ワイヤハーネス用外装材10には、チューブ本体12を軸直角方向に貫通すると共に、チューブ本体12の軸方向全長に亘って延びるスリット14が設けられており、チューブ本体12の内部が、スリット14を開くことにより外部に連通されるようになっている。なお、このようなスリット14は、チューブ本体12を押出成形すると同時に、切断刃によってチューブ本体12を軸直方向に貫いて切断すること等によって容易かつ効率的に形成することができる。
また、ワイヤハーネス用外装材10には、複数(本実施形態では8個)の干渉壁部16が、チューブ本体12の外周面18の周方向で相互に離隔するように設けられていると共に、スリット14が形成された領域を除く全領域において、周方向に隙間なく密接するように形成されている。かかる干渉壁部16はそれぞれ、チューブ本体12の外周面18に向かって開口すると共にチューブ本体12の外周面18の軸方向の全長に亘って連続して延びる略樋形状とされている。すなわち、各干渉壁部16は、チューブ本体12の外周面18の周方向に沿って所定長さで広がると共に、周方向の両端部20,20がチューブ本体12の外周面18に向かって屈曲されて連結されるようになっている。ここで、所定長さは、本実施形態では略同じとされているが、スリット14が形成された領域に隣接する2個の干渉壁部16は、他の6個の干渉壁部16よりもやや短く形成されている。これにより、各干渉壁部16とチューブ本体12の外周面18との間に、変形許容空間22が画成されるようになっており、かかる変形許容空間22も干渉壁部16と同様に、チューブ本体12の軸方向の全長に亘って連続して設けられている。
このように、干渉壁部16は、チューブ本体12の外周面18上に変形許容空間22を隔てて突設されていることから、チューブ本体12の軸直角方向に対して弾性変形可能となっている。しかも、図2に示されているように、本実施形態では、干渉壁部16の厚さ寸法:tは、チューブ本体12の厚さ寸法:Tの1/2〜1/3程度となっており、薄肉とされていることから、かかる弾性変形が一層容易となっている。
さらに、図2に示されているように、スリット14が形成された領域を除く領域において、チューブ本体12の外周面18の周方向で隣接する干渉壁部16の両端部20,20において、かかる両端部20,20の先端側24が相互に一体化されてチューブ本体12の外周面18に対して連結されている。
次に、図1〜2に示す本実施形態のワイヤハーネス用外装材10が外挿装着されているワイヤハーネス26について、図3を用いて説明する。かかるワイヤハーネス26は、図示しない電線群を外周側から結束テープ等で巻いて結束固定した電線の束28を、本実施形態のワイヤハーネス用外装材10のスリット14から内部に差し入れることによって構成されている。より詳細には、ワイヤハーネス26は、スリット14から電線の束28が離脱しないようにワイヤハーネス用外装材10上に周方向に対して結束テープ30が巻回されていると共に、ワイヤハーネス用外装材10が電線の束28の所定の位置に固定されるように、ワイヤハーネス用外装材10の軸方向の両側から突出する電線の束28の外周面に対しても結束テープ30が巻回されている。なお、図3では、理解を容易とするため、結束テープ30を仮想線で記載している。
このような構造とされたワイヤハーネス用外装材10によれば、干渉壁部16がチューブ本体12の外周面18上に変形許容空間22を隔てて軸直角方向に対して弾性変形可能に突設されている。これにより、本実施形態のワイヤハーネス用外装材10が外挿装着されているワイヤハーネス26が、車両走行時の振動によって隙間を隔てて隣接配置された図示しない他部材に干渉したとしても、ワイヤハーネス用外装材10に設けられた干渉壁部16が他部材によって軸直角方向に弾性変形されることにより干渉が緩和されて、異音の発生が抑えられるようになっている。それゆえ、従来のように、新たにウレタン等の部材を準備したり、かかる部材をワイヤハーネス用外装材10の外周面18の所定部位に取り付ける作業が不要となることから、新たな部材の準備や新たな作業に伴うコストとの増加を有利に回避することができるようになっている。
また、本実施形態のワイヤハーネス用外装材10には、複数(本実施形態では8個)の干渉壁部16がチューブ本体12の外周面18の周方向で相互に離隔するように設けられていると共に、干渉壁部16はチューブ本体12の外周面18に向かって開口する略樋形状とされて干渉壁部16によってチューブ本体12の外周面18との間に変形許容空間22が画成されるようになっている。それゆえ、変形許容空間22の大きさを干渉壁部16の材料や厚さ寸法:t等を考慮して決定することにより、他部材の干渉に伴う干渉壁部16の軸直角方向への弾性変形を可能としつつ他部材がチューブ本体12の外周面18へ直接干渉することを有利に回避することができるようになっている。
さらに、本実施形態においては、スリット14が形成された領域を除く領域において、チューブ本体12の外周面18の周方向で隣接する干渉壁部16の先端側24が相互に一体化されてチューブ本体12の外周面18に対して連結されていることから、干渉壁部16すなわちワイヤハーネス用外装材10の耐久性の向上が図られている。また、チューブ本体12の外周面18上の略全体において隙間なく干渉壁部16が設けられていることから、他部材によるあらゆる方向からの干渉に対応することができ、汎用性の向上を図ることができるようになっている。しかも、干渉壁部16がチューブ本体12よりも薄肉とされており、他部材との干渉時における干渉壁部16の弾性変形が一層容易となることから、他部材による干渉が一層緩和されて、異音の発生が一層抑圧されている。
加えて、干渉壁部16と変形許容空間22がチューブ本体12の軸方向に連続して設けられていることから、干渉壁部16と変形許容空間22を押出成形によって容易にチューブ本体12と一体的に形成することができるようになっていると共に、他部材がチューブ本体12の外周面18へ直接干渉することを有利に回避できるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、かかる実施形態における具体的な記載によって、本発明は、何等限定されるものでない。例えば、上記実施形態では、複数(本実施形態では8個)の干渉壁部16の形状は略同じとされていたが、異なっていてもよい。また、上記実施形態では、干渉壁部16は、スリット14が形成された領域を除く全領域において、周方向に隙間なく密接するように形成されていたが、他部材がチューブ本体12の外周面18に直接干渉しない程度の隙間を隔てて離隔されていてもよい。なお、干渉壁部16上には周方向に結束テープ30が巻回されていることから、隣接する干渉壁部16間の隙間が比較的大きいものであったとしても、他部材がかかる隙間上に配設された結束テープ30に当接することでチューブ本体12の外周面18に直接干渉しないようになっている。
10:ワイヤハーネス用外装材、12:チューブ本体、16:干渉壁部、18:外周面、20:端部、22:変形許容空間、24:先端側、26:ワイヤハーネス
Claims (6)
- チューブ本体と、
該チューブ本体の外周面上に変形許容空間を隔てて突設されている弾性変形可能な干渉壁部と、を備えている
ことを特徴とするワイヤハーネス用外装材。 - 複数の前記干渉壁部が、前記チューブ本体の前記外周面の周方向で相互に離隔して設けられており、各前記干渉壁部が前記周方向に所定長さで広がると共に、各前記干渉壁部の該周方向の両端部が前記チューブ本体の前記外周面に向かって屈曲して連結されて前記チューブ本体との間に前記変形許容空間が設けられている請求項1に記載のワイヤハーネス用外装材。
- 前記外周面の前記周方向で隣接する前記干渉壁部の各前記両端部の先端側が相互に一体化されて前記外周面に連結されている請求項2に記載のワイヤハーネス用外装材。
- 前記干渉壁部と、該干渉壁部と前記チューブ本体の前記外周面によって画成される前記変形許容空間と、が前記チューブ本体の軸方向に連続して設けられている請求項1〜3の何れか1項に記載のワイヤハーネス用外装材。
- 前記干渉壁部が、前記チューブ本体よりも薄肉とされている請求項1〜4の何れか1項に記載のワイヤハーネス用外装材。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載のワイヤハーネス用外装材が外挿装着されている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017089758A JP2018191383A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | ワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネス |
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JP2017089758A JP2018191383A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | ワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネス |
Publications (1)
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ID=64480350
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JP2017089758A Pending JP2018191383A (ja) | 2017-04-28 | 2017-04-28 | ワイヤハーネス用外装材およびそれを用いたワイヤハーネス |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110880385A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-03-13 | 胡见见 | 一种耐火抗压电缆 |
CN112164504A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-01 | 浙江师范大学 | 一种穿墙线缆及其保护装置 |
-
2017
- 2017-04-28 JP JP2017089758A patent/JP2018191383A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110880385A (zh) * | 2019-12-10 | 2020-03-13 | 胡见见 | 一种耐火抗压电缆 |
CN112164504A (zh) * | 2020-09-21 | 2021-01-01 | 浙江师范大学 | 一种穿墙线缆及其保护装置 |
CN112164504B (zh) * | 2020-09-21 | 2021-05-04 | 浙江师范大学 | 一种穿墙线缆及其保护装置 |
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