JP2006176704A - 反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法及び反応性安定化ポリカーボネートポリオールを用いたポリウレタン樹脂 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】炭素数4〜20の脂環族又は脂肪族の直鎖又は分岐鎖からなるグリコールと、ジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネート、アルキレンカーボネートの中から選ばれた1種類とを反応させる工程を含む反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法である。前記ジアルキルカーボネート、前記ジアリールカーボネート、又は前記アルキレンカーボネートは、脱水処理されて水分含有量15ppm以下のものである。上記製造方法は、燐酸エステル類の存在化で加熱処埋する工程をさらに含むものであることが好ましい。ポリウレタン樹脂は、上記製造方法で製造されたポリカーボネートポリオールを原料とする。
【選択図】なし
Description
従来では、目的とする反応性を得るまでロット毎に反応調整剤の添加量調整作業を行っていたが、上記構成により、反応調整剤の一定量の添加によって安定したウレタン化反応性を持たせることができるので、反応調整作業を低減できる。
従来より用いられてきたポリカーボネートポリオールは、ウレタン化反応をする際にイソシアネート化合物とのウレタン化反応において異常反応を起こし、ゲル化等の問題が発生している。この原因については明らかではないが、ウレタン化反応をする際のポリオールの反応速度が大きいため、その発熱が原因の架橋などによる反応促進などが考えられる。この反応促進を抑止するため、反応遅延の効果がある反応調整剤が検討され、現在も使用されているが、時折生じる異常現象によるゲル化や目的の粘度に達するまでの時間が長時間に及ぶなど問題解決には至っていなかった。
反応性が安定しているポリカーボネートポリオールを用いているので、品質のバラツキが少ないポリウレタン樹脂を提供できる。
数平均分子量=(56.11×2×1000)/水酸基価 (1)
(ジエチルカーボネートの脱水例)
図示しないが、攪拌機、温度計、加熱装置、蒸留塔(短管(塔)上部にト管・リ一ピッヒ冷却管・ナス型フラスコをセット)を組んだ反応装置に、水分含有量200ppmのジエチルカーボネート9000部とトシルイソシアネート74部とを採取し、常温で15分攪拌した。次に、120〜130℃へと昇温を行い反応装置内のジエチルカーボネートがナス型フラスコに8820部回収された時点で蒸留を止めた。三菱化学(株)製の微量水分測定装置CA−100を用いて水分を測定したところ、水分4ppmであった。尚、純度は(株)島津製作所製ガスクロマトグラフィーGC−14Aにてキャピラリーカラムを用いて留出液を測定したところ純度99.96%であった。
このようにして調製されたジエチルカーボネートDEC−1と、このDEC−1に精製水を添加して表1に示す水分量になるように調製したDEC−2〜9とを得た。
(ジメチルカーボネートの脱水例)
図示しないが、攪拌機、温度計、加熱装置、蒸留塔(短管(塔)上部にト管・リ一ピッヒ冷却管・ナス型フラスコをセット)を組んだ反応装置に、水分含有量235ppmのジメチルカーボネート(DMC−A)9000部とトシルイソシアネート74部とを採取し、常温で15分攪拌した。次に、90〜100℃へと昇温を行い反応装置内のジメチルカーボネートがナス型フラスコに8790部回収された時点で蒸留を止めた。三菱化学(株)製の微量水分測定装置CA−100を用いて水分を測定したところ、水分5ppmであった。尚、純度は(株)島津製作所製ガスクロマトグラフィーGC−14Aにてキャピラリーカラムを用いて留出液を測定したところ純度99.92%であった。
このようにして得られたジエチルカーボネートDMC−1に精製水を添加し、水分含有量9ppmのDMC−2をも得た。
攪拌機、温度計、加熱装置、蒸留塔を組んだ反応装置に、1,6−ヘキサンジオール(以下1,6HGと略す)を830部、ジエチルカーボネートDEC−1(水分含有量4pppm)を771部、反応触媒としてテトラブチルチタネート0.05部を仕込み、窒素気流下にて反応物をおよそ125℃〜135℃の温度に保ち、生成するエチルアルコールを留出させる。エチルアルコールの留出が理論生成量の30%〜40%(質量)となったとき、4〜10℃/時間の割合で190℃まで昇温する。反応温度を190℃でエタノールの留出が出なくなるまで反応を行った。更に、低沸物を除去するため、減圧下で反応を行った。減圧反応は、反応温度を190℃に保ったまま、真空度を6.6〜13.2kPa/hrの減圧速度で、常圧から減圧し最終的に1.3kPaの圧力で2〜5時間、同一温度、減圧下で反応を継続し、NMR測定によりポリカーボネートポリオールの末端がヒドロキシル基に置き換わった時点で反応を終了とし、水酸基価56.2KOHmg/gの数平均分子量1997の無色透明な液体(ポリカーボネートポリオール)980部を得た。
得られたポリカーボネートポリオール500部と、反応調整剤として2−エチルヘキシルアシッドフォスフェート0.05部を上述と同様な反応装置にて120℃で4時間混合を行い、反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−1を約500部を得た。
実施例1と同様な反応装置に、表1に示す水分調製を行った水分含有量の異なるDEC−2〜4を用いたこと以外は実施例1と同様な方法で、表1に示す反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−2〜4を得た。
実施例1と同様な反応装置に、水分含有量の異なったジエチルカーボネートに上述のジエチルカーボネート脱水例と同様な方法でトシルイソシアネートにより水分含有量15ppm以下に調製したDEC−10〜14を用いたこと以外は実施例1と同様な方法で、表2に示す反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−EX1〜5を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5ペンタンジオール(以下1,5PDと略す)を811部と表2に示すDEC−10を860部として反応させた以外は実施例1と同様な方法で、水酸基価55.6KOHmg/gの数平均分子量2018の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−5を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを811部と表2に示すDEC−14を860部として反応させた以外は実施例1と同様な方法で、水酸基価56.5KOHmg/gの数平均分子量1986の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−6を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを385部と、1,6HGを436部と表2に示すDEC−11を813部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.3KOHmg/gの数平均分子量2029の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−7を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを385部と、1,6HGを436部と、表2に示すDEC−12を813部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.1KOHmg/gの数平均分子量2000の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−8を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,4−ブタンジオール(以下1,4BGと略す)を513部と、1,6HGを288部と、表2に示すDEC−12を902部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.7KOHmg/gの数平均分子量1979の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−9を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,4BGを513部と、1,6HGを288部と、表2に示すDEC−13を902部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.1KOHmg/gの数平均分子量2037の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−10を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,4−シクロへキサンジメタノール(以下CHDMと略す)を869部と、表2に示すDEC−13を594部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.6KOHmg/gの数平均分子量2018の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−11を得た。
実施例1と同様な反応装置に、CHDMを869部と、表2に示すDEC−14を594部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価54.9KOHmg/gの数平均分子量2044の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−12を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,9ノナンジオール(以下1,9NDと略す)を436部と、2−メチル−1,8−オクタンジオール(以下2MODと略す)を436部と、表2に示すDEC−11を583部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.8KOHmg/gの数平均分子量1976の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−13を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,9NDを436部と、2MODを436部と、表2に示すDEC−13を583部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.3KOHmg/gの数平均分子量1993の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−14を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,6HGを830部と、ジメチルカーボネートの脱水例で示したDMC−1を587部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.9KOHmg/gの数平均分子量2008の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−15を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,6HGを830部と、ジメチルカーボネートの脱水例で示したDMC−2を587部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.5KOHmg/gの数平均分子量1986の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−16を得た。
実施例1と同様な反応装置に、表1に示す水分調製を行った水分含有量の異なるDEC−5〜9を用いたこと以外は実施例1と同様な方法で、表1に示す比較例1〜5のポリカーボネートポリオールPCD−A〜Eを得た。
実施例1と同様な反応装置に、表2に示す水分含有量の異なったジエチルカーボネートDEC−15〜19を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で、表2に示す反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−EX6〜10を得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを811部と、表2に示すDEC−15を860部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価54.7KOHmg/gの数平均分子量2052のポリカーボネートポリオールPCD−Fを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを811部と、表2に示すDEC−19を860部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.5KOHmg/gの数平均分子量2022のポリカーボネートポリオールPCD−Gを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを385部と、1,6HGを436部と、表2に示すDEC−16を813部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.3KOHmg/gの数平均分子量1993のポリカーボネートポリオールPCD−Hを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,5PDを385部と、1,6HGを436部と、表2に示すDEC−19を813部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.6KOHmg/gの数平均分子量2018のポリカーボネートポリオールPCD−Iを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,4BGを513部と、1,6HGを288部と、表2に示すDEC−17を902部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.1KOHmg/gの数平均分子量2000のポリカーボネートポリオールPCD−Jを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,4BGを513部と、1,6HGを288部と、表2に示すDEC−18を902部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価57.1KOHmg/gの数平均分子量1965のポリカーボネートポリオールPCD−Kを得た。
実施例1と同様な反応装置に、CHDMを869部と、表2に示すDEC−15を594部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.7KOHmg/gの数平均分子量1979のポリカーボネートポリオールPCD−Lを得た。
実施例1と同様な反応装置に、CHDMを869部と、表2に示すDEC−18を594部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.3KOHmg/gの数平均分子量1993のポリカーボネートポリオールPCD−Mを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,9NDを436部と、2MODを436部と、表2に示すDEC−16を583部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価55.4KOHmg/gの数平均分子量2026のポリカーボネートポリオールPCD−Nを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,9NDを436部と、2MODを436部と、表2に示すDEC−19を583部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価56.8KOHmg/gの数平均分子量1976のポリカーボネートポリオールPCD−Oを得た。
実施例1と同様な反応装置に、1,6HGを830部と、ジメチルカーボネートの脱水例で示したDMC−1を587部として反応させた以外は実施例1と同様の方法で、水酸基価54.9KOHmg/gの数平均分子量2044の反応性安定化ポリカーボネートポリオールPCD−Pを得た。
実施例で得たPCD−1を100部、ジメチルホルムアミド300部を攪拌機、温度計、冷却管のついた反応器に仕込み、60℃になるように加熱環絆した。内温が60℃になった時にジフェニルメタンジイソシアネートをイソシアネート基/水酸基のモル比(R値)=0.98に相当する12.3部を加え、途中サンプリングをしながらIR測定機で2250cm-1〜2270cm-1に検出されるNCO検出ピークが消失するまでの時間を測定した。PCD−1の場合の所要時間は47分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−2を使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は49分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−3を使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は49分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−4を使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は51分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
表2に示す水分含有量の異なったジエチルカーボネートDEC10〜14をジエチルカーボネート脱水例と同様な方法でトシルイソシアネートにより水分含有量15ppm以下に調整したジエチルカーボネートを用いて実施例1と同様にポリカーボネートポリオールを合成した。得られたポリカーボネートポリオールPCD−EX1〜5は参考例1と同様に所要時間を測定したところ、平均48.2分、標準偏差2分と安定した反応性であった。
実施例6〜17で得たポリカーボネートポリオールPCD−5〜16を参考例1と同様の方法で、反応性(分)、分子量100万付近の分子量ピークを評価した。その評価結果を参考例6〜17として表3に示す。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−Aを使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は62分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−Bを使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は45分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−Cを使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は38分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークは検出されなかった。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−Dを使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は21分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークが全面積の1%検出された。NCOピーク消滅後のサンプルをメチルエチルケトン(MEK)で希釈を行い、200メッシュのフィルターで濾したところゲル化物を捕捉した。
ポリカーボネートポリオールとしてPCD−9を使用する以外は、参考例1と同様にして所要時間を測定した。この所要時間は16分であった。また、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、分子量100万付近に高分子量ピークが全面積の4%検出された。NCOピーク消滅後のサンプルをMEKで希釈を行い、200メッシュのフィルターで濾したところゲル化物を捕捉した。
表2に示す水分含有量の異なったジエチルカーボネートDEC−15〜19を用いて実施例1と同様にポリカーボネートポリオールを合成した。得られたポリカーボネートポリオールPCD−EX6〜10は参考例1と同様に所要時間を測定したところ、平均34分、標準偏差15分と反応性のバラツキは大きいものであった。
比較例7〜17で得たポリカーボネートポリオールPCD−F〜Pを参考例1と同様の方法で、反応性(分)、分子量100万付近の分子量ピークを評価した。その評価結果を参考比較例6〜17として表4に示す。
反応安定化ポリカーボネートポリオールPCD−1を717部、1,4−BDを18.5部を混合し、液温を70℃に調製後に60℃に調製したジフェニルメタンジイソシアネートIを231部を加えて、液温が100℃に達するまで高速攪拌・混合し、液温が100℃に到達後、バットに流延し、80℃で12時間反応させた。次に、この反応物を粉砕した後、押出機によりペレット化して、熱可塑性ポリウレタン樹脂を得た。得られた熱可塑性ポリウレタン樹脂は、東ソー(株)製GPCにてポリスチレン換算で分子量を測定したところ、100万付近に高分子量ピークは検出されず、数平均分子量が55,000で、JIS A硬度が85、引張り強度が42MPaであった。
Claims (4)
- 炭素数4〜20の脂環族又は脂肪族の直鎖又は分岐鎖からなるグリコールと、ジアルキルカーボネート、ジアリールカーボネート、アルキレンカーボネートの中から選ばれた1種類とを反応させる工程を含む反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法であって、
前記ジアルキルカーボネート、前記ジアリールカーポネート、又は前記アルキレンカーボネートが、水分含有量15ppm以下のものであることを特徴とする反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法。 - 前記ジアルキルカーボネート、前記ジアリールカーボネート、又は前記アルキレンカーボネートは、トシルイソシアネートにより脱水処理されたものであることを特徴とする請求項1記載の反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法。
- 燐酸エステル類の存在化で加熱処埋する工程をさらに含む請求項1に記載の反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法で製造された反応性安定化ポリカーボネートポリオールと、有機ジイソシアネートと、鎖延長剤とを反応せしめて得られた数平均分子量が1万〜20万のポリウレタン樹脂。
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