JP2002069166A - ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法 - Google Patents

ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法

Info

Publication number
JP2002069166A
JP2002069166A JP2000258849A JP2000258849A JP2002069166A JP 2002069166 A JP2002069166 A JP 2002069166A JP 2000258849 A JP2000258849 A JP 2000258849A JP 2000258849 A JP2000258849 A JP 2000258849A JP 2002069166 A JP2002069166 A JP 2002069166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polycarbonate diol
reaction
diol
copolymer
chdm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000258849A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4734696B2 (ja
Inventor
Hidemasa Okamoto
秀正 岡本
Yoshiyuki Miwa
孔之 三輪
Masaru Kunimura
勝 国村
Koichi Kashiwagi
公一 柏木
Atsushi Morigami
敦史 森上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2000258849A priority Critical patent/JP4734696B2/ja
Publication of JP2002069166A publication Critical patent/JP2002069166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4734696B2 publication Critical patent/JP4734696B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ジオール成分として1,6−ヘ
キサンジオール(HDL)と1,4−シクロヘキサンジ
メタノール(CHDM)を含有するポリウレタンを製造
するに際し、作業性を向上させて該ポリウレタンを容易
に製造できる液状のポリカーボネートジオール共重合
体、更に、イソシアネート化合物との反応において安定
した高い反応性も有する液状のポリカーボネートジオー
ル共重合体を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、ジオール成分が1,
6−ヘキサンジオールと1,4−シクロヘキサンジメタ
ノールから成る常温で液状のポリカーボネートジオール
共重合体、更に、亜リン酸トリエステル存在下で加熱処
理されたエステル交換触媒を含有する前記ポリカーボネ
ートジオール共重合体により解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジオール成分とし
て1,6−ヘキサンジオール(HDL)と1,4−シク
ロヘキサンジメタノール(CHDM)を含有する液状の
ポリカーボネートジオール共重合体に関する。更に詳し
くは、イソシアネート化合物との反応において安定した
高い反応性を有する、ジオール成分としてHDLとCH
DMを含有する液状のポリカーボネートジオール共重合
体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートジオールはイソシアネ
ート化合物と反応させてポリウレタンを製造する原料と
して使用されている。そのうち、ジオール成分が1,6
−ヘキサンジオール(HDL)であるポリカーボネート
ジオールから製造されるポリウレタンは柔軟性に富み、
ジオール成分が1,4−シクロヘキサンジメタノール
(CHDM)であるポリカーボネートジオールから製造
されるポリウレタンは剛直性に富む。従って、この2種
類のポリカーボネートジオールを配合して、ジオール成
分としてHDLとCHDMを含有するポリウレタンを製
造すれば、両者の中間の柔軟性を有するポリウレタンを
得ることが可能になると考えられる。
【0003】しかしながら、前記2種類のポリカーボネ
ートジオールはいずれも常温で固体であることから、こ
れらを配合してジオール成分としてHDLとCHDMを
含有するポリウレタンを製造しようとすれば、前記2種
類のポリカーボネートジオールを使用前にそれぞれ加熱
融解して混合する必要がある。
【0004】このように、ジオール成分がHDLである
ポリカーボネートジオールとジオール成分がCHDMで
あるポリカーボネートジオールを配合して、ジオール成
分としてHDLとCHDMを含有するポリウレタンを製
造するに際しては、作業性に大きな難点が存在してい
た。
【0005】また、ポリカーボネートジオールは、通
常、カーボネート化合物とジオール化合物をエステル交
換触媒の存在下でエステル交換反応させることにより製
造されるが、このエステル交換触媒が失活処理を施さな
い限り活性なままで存在していて、ポリカーボネートジ
オールとイソシアネート化合物との反応も促進すること
から、前記2種類のポリカーボネートジオールを加熱融
解し混合して使用する際もイソシアネート化合物との反
応においてその反応性が一定しないという問題が存在し
ていた。
【0006】このため、前記2種類のポリカーボネート
ジオールの混合物を使用してイソシアネート化合物と反
応させる場合には、反応制御が困難又は煩雑になる(例
えば、反応後期に反応性が著しく低下する、反応スケー
ルが大きくなると急激な発熱を引き起こす)、或いは反
応中に反応物がゲル化するなどの問題が生じていた。
【0007】このような問題を解決しようとすれば、従
来は、酸や水などでエステル交換触媒を予め失活させ、
その後、イソシアネート化合物との反応の際に新たに触
媒を加えてポリカーボネートジオールの反応性を調節す
るという煩雑な操作が必要であった(特公平8−261
40号公報など)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ジオール成
分として1,6−ヘキサンジオール(HDL)と1,4
−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を含有する
ポリウレタンを製造するに際し、作業性を向上させて該
ポリウレタンを容易に製造できる液状のポリカーボネー
トジオール共重合体を提供することを課題とする。
【0009】また、本発明は、ジオール成分として1,
6−ヘキサンジオール(HDL)と1,4−シクロヘキ
サンジメタノール(CHDM)を含有するポリウレタン
を製造するに際し、作業性を向上させて該ポリウレタン
を容易に製造できると共に、イソシアネート化合物との
反応において安定した高い反応性を有する液状のポリカ
ーボネートジオール共重合体を提供することを課題とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、ジオー
ル成分が1,6−ヘキサンジオールと1,4−シクロヘ
キサンジメタノールから成る常温で液状のポリカーボネ
ートジオール共重合体により解決される。また、本発明
の課題は、亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理され
たエステル交換触媒を含有する前記ポリカーボネートジ
オール共重合体により解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のポリカーボネートジオー
ル共重合体は、ジオール成分が1,6−ヘキサンジオー
ル(以下、HDLと略す)と1,4−シクロヘキサンジ
メタノール(以下、CHDMと略す)から成るもので、
かつ常温で液状のものである。そして、この共重合体
は、水分を0〜5000ppm、好ましくは0〜300
0ppm含有していても差し支えない。なお、本発明
で、常温で液状とは、10〜40℃の範囲で粘度が10
000ポアズ未満の状態を指す。
【0012】前記のようなポリカーボネートジオール共
重合体として、具体的には、HDL:CHDM(モル
比)=1:2〜2:1、特にHDL:CHDM(モル
比)=1:1.5〜1.5〜1である、エステル交換触
媒を含有するポリカーボネートジオール共重合体が好ま
しく挙げられる。
【0013】前記ポリカーボネートジオール共重合体
は、ジオール成分がHDLであるポリカーボネートジオ
ール(A)と、ジオール成分がCHDMであるポリカー
ボネートジオール(B)をエステル交換触媒存在下でエ
ステル交換反応させる第1の方法や、HDL及びCHD
Mをエステル交換触媒存在下で炭酸エステルとエステル
交換反応させる第2の方法により好適に製造することが
できる。
【0014】〔第1の方法〕第1の方法において、ポリ
カーボネートジオール(A)とポリカーボネートジオー
ル(B)をエステル交換反応させる割合は、常温で液状
のポリカーボネートジオール共重合体が得られる範囲で
あれば特に制限されないが、A:B(モル比)=1:2
〜2:1、特にA:B(モル比)=1:1.5〜1.
5:1であることが好ましい。
【0015】ポリカーボネートジオール(A)、ポリカ
ーボネートジオール(B)は、炭酸エステル又はホスゲ
ンと相当するジオール(HDL又はCHDM)を反応さ
せる公知の方法により得ることができる。また、ポリカ
ーボネートジオール(A)やポリカーボネートジオール
(B)は、市販品を使用しても差し支えない。
【0016】前記炭酸エステルとしては、炭酸ジアルキ
ル(炭酸ジメチル、炭酸ジエチル等)、炭酸ジアリール
(炭酸ジフェニル等)、炭酸アルキレン(炭酸エチレン
等)などが使用される。ポリカーボネートジオール
(A)、ポリカーボネートジオール(B)を炭酸エステ
ルと相当するジオールを反応させて得る場合には、後述
のエステル交換触媒を、ジオールに対して0.001〜
0.1重量%、特に0.001〜0.01重量%で、単
独又は複数で使用することが好ましい。
【0017】第1の方法は、例えば、ポリカーボネート
ジオール(A)とポリカーボネートジオール(B)を所
定割合で仕込んで反応させる方法、又は、溶融状態のポ
リカーボネートジオール(A)とポリカーボネートジオ
ール(B)を所定割合で連続的に供給して反応させる方
法などによって、バッチ式又は連続式で行うことができ
る。
【0018】第1の方法において、反応温度は50〜3
00℃、特に80〜250℃であることが好ましい。反
応圧力は常圧でもよいが、通常は減圧でよい。また、反
応雰囲気は、通常、窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活
性ガス雰囲気下とされる。
【0019】第1の方法では、必要に応じてエステル交
換触媒を使用することが好ましい。即ち、ポリカーボネ
ートジオール(A)やポリカーボネートジオール(B)
が炭酸エステルと相当するジオールを反応させて得られ
たものであって、その中にエステル交換触媒が活性を維
持して残存している場合はエステル交換触媒を添加する
ことなくそのまま反応させればよいが、それ以外の場合
は、エステル交換触媒を新たに添加して反応させること
が好ましい。市販のポリカーボネートジオール(A)や
ポリカーボネートジオール(B)を使用する場合も同様
である。
【0020】第1の方法でエステル交換触媒は単独又は
複数で使用することができ、その使用量は、ポリカーボ
ネートジオール(A)とポリカーボネートジオール
(B)の合計量に対して0.001〜0.1重量%、特
に0.001〜0.01重量%であることが好ましい。
【0021】前記エステル交換触媒としては、テトラエ
トキシチタン、テトライソプロポキシチタン、テトラブ
トキシチタン、テトラフェノキシチタン等の炭素数4〜
40のアルコキシ又はアリールオキシチタン化合物や、
ジブチルチンオキシド、ジブチルスズジアセテート、ジ
ブチルスズジラウレート等の炭素数2〜40の有機スズ
化合物や、トリエトキシアルミニウム、トリイソプロポ
キシアルミニウム、トリ−s−ブトキシアルミニウム等
の炭素数3〜30のアルコキシアルミニウム化合物など
が好ましく挙げられる。これらエステル交換触媒の中で
は、前記チタン化合物が特に好ましい。
【0022】なお、第1の方法において、ポリカーボネ
ートジオール共重合体の平均分子量(数平均分子量)
は、ポリカーボネートジオール(A)及びポリカーボネ
ートジオール(B)の数平均分子量(NMR又は末端水
酸基価より求められる)と仕込み量により制御される。
反応後、生成したポリカーボネートジオール共重合体
は、反応液を冷却すれば得ることができる。
【0023】〔第2の方法〕第2の方法において、HD
LとCHDMの割合は、常温で液状のポリカーボネート
ジオール共重合体が得られる範囲であれば特に制限され
ないが、HDL:CHDM(モル比)=1:2〜2:
1、特にHDL:CHDM(モル比)=1:1.5〜
1.5:1であることが好ましい。
【0024】第2の方法で使用される炭酸エステルとし
ては、炭酸ジアルキル(炭酸ジメチル、炭酸ジエチル
等)、炭酸ジアリール(炭酸ジフェニル等)、炭酸アル
キレン(炭酸エチレン等)などが挙げられるが、炭酸エ
ステルに由来する副生アルコールを効率よく抜き出すこ
とができるものを適宜選択することが好ましい。
【0025】第2の方法は、第1の方法において、炭酸
エステルと相当するジオール(HDL、CHDM)から
ポリカーボネートジオール(A)やポリカーボネートジ
オール(B)を得る公知の方法と同様に行われる。反応
条件(炭酸エステル使用量、触媒、反応温度、反応圧
力、反応雰囲気等)も同様である。ポリカーボネートジ
オール共重合体の平均分子量(数平均分子量)は、HD
LとCHDMの仕込み量、及び炭酸エステルの仕込み量
により制御される。
【0026】なお、生成したポリカーボネートジオール
共重合体の平均分子量が目的とする分子量よりも小さい
場合は、更に減圧下でHDLやCHDMを留出させなが
ら反応させ、逆に平均分子量が目的とする分子量よりも
大きい場合は、HDLやCHDMを添加して更にエステ
ル交換反応させて、目的のポリカーボネートジオール共
重合体を得ることになる。反応後、生成したポリカーボ
ネートジオール共重合体は、反応液を冷却すれば得るこ
とができる。
【0027】このようにして、ジオール成分がHDLと
CHDMから成る(好ましくはHDL:CHDM(モル
比)=1:2〜2:1、更に好ましくはHDL:CHD
M(モル比)=1:1.5〜1.5:1である)、常温
で液状のポリカーボネートジオール共重合体を得ること
ができる。この共重合体は、水分を0〜5000pp
m、好ましくは0〜3000ppm含有していても差し
支えない。
【0028】前記ポリカーボネートジオール共重合体
は、亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理されたエス
テル交換触媒を含有していることが更に好ましい。即
ち、前記ポリカーボネートジオール共重合体において、
前記の第1の方法や第2の方法で使用されたエステル交
換触媒は、そのまま亜リン酸トリエステル存在下で加熱
処理されていることが更に好ましい。この加熱処理によ
って、イソシアネート化合物との反応において反応性が
一定しないポリカーボネートジオール共重合体を安定し
た高い反応性を有するものに変換することができ、得ら
れるポリカーボネートジオール共重合体は、イソシアネ
ート化合物との反応において、安定した高い反応速度定
数を与え、高いイソシアネート基転化率も与えるもので
ある。
【0029】亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理さ
れたエステル交換触媒を含有するポリカーボネートジオ
ール共重合体は、例えば、イソシアネート化合物として
ジフェニルメタンジイソシアネートを使用する場合(後
述の実施例の方法による)、反応後期(反応開始50〜
60分)の平均の反応速度定数が反応初期(反応開始1
0〜20分)の平均の反応速度定数の0.7倍以上であ
り、反応後期に若干速度定数が低下するもののその度合
が著しくなく、反応速度定数が安定しているものであ
る。そして、反応全体でみれば、平均の反応速度定数が
4〜5g/モル・秒の範囲で、反応速度の高いものであ
る。
【0030】前記亜リン酸トリエステルとしては、亜リ
ン酸トリメチル、亜リン酸トリエチル、亜リン酸トリプ
ロピル、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリヘキシル、
亜リン酸トリオクチル等の炭素数1〜20のアルキル基
を含有する亜リン酸トリアルキルや、亜リン酸トリベン
ジル等の炭素数7〜20のアラルキル基を含有する亜リ
ン酸トリアラルキルや、亜リン酸トリフェニル、亜リン
酸トリクレジル等の炭素数6〜20のアリール基を含有
する亜リン酸トリアリールなどが使用される。また、ア
ルキル基、アラルキル基、アリール基を混合して含有す
る亜リン酸トリエステルも使用することができる。
【0031】亜リン酸トリエステルの中では、亜リン酸
トリアルキルが好ましいが、その中でも、亜リン酸トリ
プロピル、亜リン酸トリブチル、亜リン酸トリヘキシ
ル、亜リン酸トリオクチル等の炭素数3〜20のアルキ
ル基を含有する亜リン酸トリアルキルが更に好ましい。
【0032】加熱処理において、亜リン酸トリエステル
は、前記第1の方法や第2の方法で得られたポリカーボ
ネートジオール共重合体に含有されるエステル交換触媒
1モル(触媒中の金属1g原子)に対して0.8〜10
モル、更には0.9〜5モル、特に1〜2モルで使用す
ることが好ましい。
【0033】ポリカーボネートジオール共重合体を亜リ
ン酸トリエステル存在下で加熱処理する際の温度は、7
0〜145℃、更には80〜145℃、特に95〜13
5℃であることが好ましい。加熱処理の際の雰囲気は、
ヘリウム、窒素、アルゴン、炭酸ガス等の不活性ガスの
雰囲気下又は気流下であることが好ましい。圧力は、減
圧、常圧、加圧のいずれでもよい。加熱処理時間は条件
により異なるが、通常0.5〜24時間である。
【0034】加熱処理終了後、処理液を冷却して本発明
の一つであるポリカーボネートジオール共重合体を得る
ことができるが、この共重合体は、エステル交換触媒、
亜リン酸トリエステル、水分を前記割合で含有するもの
で、そのまま(新たに触媒を加えることなく、亜リン酸
トリエステルを含有したままで)イソシアネート化合物
との反応に使用することができる。
【0035】なお、加熱処理は、前記のポリカーボネー
トジオール(A)とポリカーボネートジオール(B)を
エステル交換反応させる第1の方法において、エステル
交換反応前に、ポリカーボネートジオール(A)中のエ
ステル交換触媒、ポリカーボネートジオール(B)中の
エステル交換触媒のそれぞれについて予め行っておいて
も差し支えない。この場合、エステル交換反応での新た
な触媒の添加、及び得られるポリカーボネートジオール
共重合体中のエステル交換触媒に対する亜リン酸トリエ
ステル存在下での加熱処理は不要である。
【0036】以上のようにして得られる本発明のポリカ
ーボネートジオール共重合体では、数平均分子量が50
0〜2000のものがポリウレタン製造原料として更に
好ましい。なお、イソシアネート化合物との反応は、例
えば、ジフェニルメタンジイソシアネート、ジシクロヘ
キシルメタンジイソシアネートなどを使用して公知の方
法に従って行うことができる。
【0037】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を具
体的に説明する。なお、イソシアネート化合物との反応
におけるポリカーボネートジオールの反応性は、次のよ
うにイソシアネート化合物との反応の反応速度定数を求
めることにより評価した。
【0038】1.イソシアネート基の定量 ポリカーボネートジオールとイソシアネート化合物との
反応液2〜3gを経時的にサンプリングして、ジブチル
アミン−THF溶液10mlとTHF20mlの混合溶
液に加えて攪拌し、次いで、このものにTHF50ml
と指示薬のブロモフェノールブルー溶液を加えて、0.
1モル/L(リットル)の塩酸で未消費のジブチルアミ
ンを滴定した。この滴定値とブランク実験との差より反
応液中に残存するイソシアネート基(モル数)を求め
た。なお、THFはテトラヒドロフランを表し、各溶液
は次の通りである。
【0039】ジブチルアミン−THF溶液:ジブチルア
ミン3.23gをTHFで希釈して250mlとした溶
液 ブロモフェノールブルー溶液:ブロモフェノールブルー
0.5gをメタノール中で50mlとした溶液
【0040】2.反応速度定数の測定 次式より、反応時間tに対してx/a(a−x)をプロ
ットし、その傾きからポリカーボネートジオールとイソ
シアネート化合物との反応における反応速度定数Kを求
めた。 Kt=x/a(a−x)
【0041】但し、各記号は次のように定義される。 K:反応速度=K[イソシアネート基濃度][ポリカー
ボネトジオールが有する水酸基の濃度]としたときの反
応速度定数 t:反応時間 a:イソシアネート基の初濃度(モル/g;イソシアネ
ート基の定量により測定される仕込み時の反応液1g当
たりの消費ジブチルアミンモル数) a−x:時間t後のイソシアネート基の濃度(モル/
g;イソシアネート基の定量より測定される時間t後の
反応液1g当たりの消費ジブチルアミンモル数) x:時間t後の消費イソシアネート基の濃度(モル/
g)
【0042】また、イソシアネート基転化率は次のよう
に求めた。 イソシアネート基転化率(%)=100×(仕込みイソ
シアネート基モル数−残存イソシアネート基モル数)/
仕込みイソシアネート基モル数
【0043】実施例1 攪拌機と温度計を備えた反応器に、ジオール成分がHD
Lである平均分子量500のポリカーボネートジオール
市販品200g(0.40モル)(宇部興産製)とジオ
ール成分がCHDMである平均分子量500のポリカー
ボネートジオール市販品200g(0.40モル)(宇
部興産製)とチタンテトラ−n−ブトキシド40mgを
仕込んで、170℃に昇温して6時間攪拌した。このと
き、反応は、減圧下(200mmHg)、窒素気流中で
行った。なお、原料に用いた2種類のポリカーボネート
ジオールは、相当するジオール化合物とカーボネート化
合物をエステル交換触媒の存在下でエステル交換反応さ
せて合成し、残存する触媒に失活処理を施したものであ
る。
【0044】反応終了後、反応液を冷却して室温で無色
透明の液体を得た。このものは、DSCより原料ポリカ
ーボネートジオールのTmが消失しており、共重合体で
あることが確認された。また、FD−MS及びNMRよ
り、原料ポリカーボネートジオールがランダムに共重合
していることがわかった。数平均分子量は末端水酸基の
測定より500であった。
【0045】比較例1 ジオール成分がHDLである平均分子量500のポリカ
ーボネートジオール市販品300g(0.60モル)
(宇部興産製)とジオール成分がCHDMである平均分
子量500のポリカーボネートジオール市販品100g
(0.20モル)(宇部興産製)とチタンテトラ−n−
ブトキシド40mgを仕込んだほかは、実施例1と同様
に行った。その結果、得られた生成物は原料ポリカーボ
ネートジオールの共重合体であったが、室温で白色不透
明の軟固体であった。数平均分子量は500であった。
【0046】実施例2 攪拌機、温度計、及び分留管を備えた反応器に、1,6
−ヘキサンジオール236.36g(2.00モル)と
1,4−シクロヘキサンジメタノール288.44g
(2.00モル)と炭酸ジメチル360.32g(4.
00モル)とテトラ−n−ブトキシチタン40mgを仕
込み、95〜160℃で副生するメタノールを留出させ
ながら反応させた。メタノールの留出が殆どなくなった
後、10mmHg以下に減圧して更に4時間反応させ
た。なお、反応は窒素雰囲気下で行った。
【0047】反応終了後、反応液を冷却して室温で無色
透明の液体を得た。DSC、FD−MS、NMRより、
このものは実施例1と同様の原料ポリカーボネートジオ
ールの共重合体であった。数平均分子量は590であっ
た。
【0048】比較例2 1,6−ヘキサンジオール345.54g(3.00モ
ル)と1,4−シクロヘキサンジメタノール144.2
2g(1.00モル)と炭酸ジメチル360.32g
(4.00モル)とテトラ−n−ブトキシチタン40m
gを仕込んだほかは、実施例2と同様に行った。その結
果、得られた生成物は原料ポリカーボネートジオールの
共重合体であったが、室温で白色不透明の軟固体であっ
た。数平均分子量は565であった。
【0049】実施例3 〔加熱処理〕1000ml容ガラス製フラスコに、実施
例1で得られたポリカーボネートジオール共重合体50
g(ポリカーボネートジオール共重合体として0.1モ
ル、水分含有量700ppm)を入れ、これに、亜リン
酸トリブチル4.41mg(0.0176ミリモル;チ
タン1g原子に対して1.2モル)を入れ、窒素気流
中、130℃で攪拌しながら2時間加熱処理した。加熱
処理終了後、処理液を冷却して、安定した高い反応性を
有するポリカーボネートジオール共重合体(液体)50
gを得た。なお、水分含有量は重量基準である。
【0050】〔イソシアネート化合物との反応〕100
0ml容ガラス製フラスコに、前記で得られたポリカー
ボネートジオール共重合体50gと2−ブタノン500
gを入れて、バス温70℃(液温65℃)で加熱攪拌し
た。次いで、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート25g(0.1モル)を加え、同温度で引き続き加
熱攪拌した。反応操作は窒素気流中で行った。
【0051】反応液を経時的にサンプリングして反応液
中に残存するイソシアネート基を定量したところ、平均
の反応速度定数は反応初期(反応開始10〜20分;以
下、省略)で4.89g/モル・秒、反応後期(反応開
始50〜60分;以下、省略)で3.76g/モル・秒
で、反応後期の速度定数の低下が小さく(反応速度定数
比:0.77)、反応性は安定していた。反応全体での
平均の反応速度定数は4.26g/モル・秒であった。
また、1時間後のイソシアネート基の転化率は84.4
%であった。なお、平均の反応速度定数は最小二乗法に
より求め、反応速度定数比は「反応後期の平均の反応速
度定数:反応初期の平均の反応速度定数」を意味する。
【0052】参考例1 〔イソシアネート化合物との反応〕加熱処理を行うこと
なく、ポリカーボネートジオール共重合体50gをその
まま使用したほかは、実施例3と同様にイソシアネート
化合物との反応を行った。その結果、平均の反応速度定
数は反応初期で2.75g/モル・秒、反応後期で1.
67g/モル・秒で、反応後期に徐々に速度定数が低下
して(反応速度定数比:0.61)、反応性が不安定で
あった。反応全体での平均の反応速度定数も2.45g
/モル・秒で低かった。また、1時間後のイソシアネー
ト基の転化率は62.4%であった。
【0053】実施例4 〔加熱処理〕実施例2で得られたポリカーボネートジオ
ール共重合体50g(ポリカーボネートジオールとして
0.0847モル、水分含有量300ppm)を使用し
たほかは、実施例3と同様に加熱処理を行った。
【0054】〔イソシアネート化合物との反応〕前記加
熱処理で得られたポリカーボネートジオール共重合体5
0g、2−ブタノン420g、4,4'-ジフェニルメタ
ンジイソシアネート21.2gを使用したほかは、実施
例3と同様にイソシアネート化合物との反応を行った。
その結果、平均の反応速度定数は反応初期で4.84g
/モル・秒、反応後期で3.80g/モル・秒で、反応
後期の速度定数の低下が小さく(反応速度定数比:0.
79)、反応性は安定していた。反応全体での平均の反
応速度定数は4.35g/モル・秒であった。また、1
時間後のイソシアネート基の転化率は85.0%であっ
た。
【0055】参考例2 〔イソシアネート化合物との反応〕加熱処理を行うこと
なく、ポリカーボネートジオール共重合体50gをその
まま使用したほかは、実施例4と同様にイソシアネート
化合物との反応を行った。その結果、平均の反応速度定
数は反応初期で3.07g/モル・秒、反応後期で1.
84g/モル・秒で、反応後期に徐々に速度定数が低下
して(反応速度定数比:0.60)、反応性が不安定で
あった。反応全体での平均の反応速度定数も2.65g
/モル・秒で低かった。また、1時間後のイソシアネー
ト基の転化率は68.2%であった。
【0056】
【発明の効果】本発明により、ジオール成分として1,
6−ヘキサンジオール(HDL)と1,4−シクロヘキ
サンジメタノール(CHDM)を含有するポリウレタン
を製造するに際し、作業性を向上させて該ポリウレタン
を容易に製造できる、ジオール成分が1,6−ヘキサン
ジオールと1,4−シクロヘキサンジメタノールから成
るポリカーボネートジオール共重合体を提供することが
できる。即ち、本発明のポリカーボネートジオール共重
合体は常温で液状であることから、従来のように、ジオ
ール成分としてHDLを含有するポリカーボネートジオ
ールとCHDMを含有するポリカーボネートジオールを
使用前にそれぞれ加熱融解して混合することなく、作業
性を向上させて該ポリウレタンを容易に製造することが
できる。また、本発明により、ジオール成分として1,
6−ヘキサンジオール(HDL)と1,4−シクロヘキ
サンジメタノール(CHDM)を含有するポリウレタン
を製造するに際し、作業性を向上させて該ポリウレタン
を容易に製造できると共に、イソシアネート化合物との
反応において安定した高い反応性を有する、液状のポリ
カーボネートジオール共重合体を提供することができ
る。即ち、エステル交換触媒が亜リン酸トリエステル存
在下で加熱処理されている本発明のポリカーボネートジ
オール共重合体は、イソシアネート化合物との反応にお
いて安定した高い反応性を有する(即ち、イソシアネー
ト化合物との反応の反応速度定数が安定していてかつ高
い)ものであることから、前記効果に加え、反応制御が
困難又は煩雑になる(例えば、反応後期に反応性が著し
く低下する、反応スケールが大きくなると急激な発熱を
引き起こす)、或いは反応中に反応物がゲル化するなど
の問題を引き起こすことなく、イソシアネート化合物と
の反応を円滑に行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏木 公一 山口県宇部市大字小串1978番地の10 宇部 興産株式会社宇部ケミカル工場内 (72)発明者 森上 敦史 山口県宇部市大字小串1978番地の10 宇部 興産株式会社宇部ケミカル工場内 Fターム(参考) 4J029 AA09 AB01 AB04 AC02 AE17 BA02 BD03A HA01 HC01 HC03 JC431 JC751 JF221 JF321 JF371 JF451 KD02 KE02 KE11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジオール成分が1,6−ヘキサンジオー
    ルと1,4−シクロヘキサンジメタノールから成る常温
    で液状のポリカーボネートジオール共重合体。
  2. 【請求項2】 1,6−ヘキサンジオール:1,4−シ
    クロヘキサンジメタノール(モル比)=1:2〜2:1
    である、請求項1記載のポリカーボネートジオール共重
    合体。
  3. 【請求項3】 ジオール成分が1,6−ヘキサンジオー
    ルであるポリカーボネートジオール(A)と、ジオール
    成分が1,4−シクロヘキサンジメタノールであるポリ
    カーボネートジオール(B)を、エステル交換触媒存在
    下、A:B(モル比)=1:2〜2:1でエステル交換
    反応させることを特徴とする、請求項2記載のポリカー
    ボネートジオール共重合体の製造法。
  4. 【請求項4】 1,6−ヘキサンジオール(HDL)及
    び1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)
    を、エステル交換触媒存在下、HDL:CHDM(モル
    比)=1:2〜2:1で炭酸エステルとエステル交換反
    応させることを特徴とする、請求項2記載のポリカーボ
    ネートジオール共重合体の製造法。
  5. 【請求項5】 亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理
    されたエステル交換触媒を含有する、請求項1又は2記
    載のポリカーボネートジオール共重合体。
  6. 【請求項6】 ジオール成分が1,6−ヘキサンジオー
    ルであるポリカーボネートジオール(A)と、ジオール
    成分が1,4−シクロヘキサンジメタノールであるポリ
    カーボネートジオール(B)を、エステル交換触媒存在
    下、A:B(モル比)=1:2〜2:1でエステル交換
    反応させ、次いで、得られるポリカーボネートジオール
    共重合体を亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理する
    ことを特徴とする、請求項5記載のポリカーボネートジ
    オール共重合体の製造法。
  7. 【請求項7】 ジオール成分が1,6−ヘキサンジオー
    ルであるポリカーボネートジオール(A)中のエステル
    交換触媒と、ジオール成分が1,4−シクロヘキサンジ
    メタノールであるポリカーボネートジオール(B)中の
    エステル交換触媒を、それぞれ亜リン酸トリエステル存
    在下で加熱処理し、次いで、そのポリカーボネートジオ
    ール(A)とポリカーボネートジオール(B)をA:B
    (モル比)=1:2〜2:1でエステル交換反応させる
    ことを特徴とする、請求項5記載のポリカーボネートジ
    オール共重合体の製造法。
  8. 【請求項8】 1,6−ヘキサンジオール(HDL)及
    び1,4−シクロヘキサンジメタノール(CHDM)
    を、エステル交換触媒存在下、HDL:CHDM(モル
    比)=1:2〜2:1で炭酸エステルとエステル交換反
    応させ、次いで、得られるポリカーボネートジオール共
    重合体を亜リン酸トリエステル存在下で加熱処理するこ
    とを特徴とする、請求項5記載のポリカーボネートジオ
    ール共重合体の製造法。
JP2000258849A 2000-08-29 2000-08-29 ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法 Expired - Fee Related JP4734696B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258849A JP4734696B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258849A JP4734696B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011020438A Division JP2011084751A (ja) 2011-02-02 2011-02-02 ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002069166A true JP2002069166A (ja) 2002-03-08
JP4734696B2 JP4734696B2 (ja) 2011-07-27

Family

ID=18747096

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000258849A Expired - Fee Related JP4734696B2 (ja) 2000-08-29 2000-08-29 ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4734696B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176704A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法及び反応性安定化ポリカーボネートポリオールを用いたポリウレタン樹脂
JP2007153844A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 脂環式オレフィン多価カーボネート化合物の製造方法および脂環式オレフィン多価カーボネート化合物
JP2007262244A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
WO2010095541A1 (ja) * 2009-02-18 2010-08-26 関西ペイント株式会社 水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
JP2011026421A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kansai Paint Co Ltd 水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
WO2011129377A1 (ja) 2010-04-14 2011-10-20 三菱化学株式会社 ポリカーボネートジオール及びその製造法、並びにそれを用いたポリウレタン及び活性エネルギー線硬化性重合体組成物
JPWO2010004951A1 (ja) * 2008-07-11 2012-01-05 宇部興産株式会社 水性ポリウレタン樹脂分散体、その製造方法、及びそれを含有する塗料組成物
CN102471630A (zh) * 2009-07-24 2012-05-23 关西涂料株式会社 水性涂料组合物以及用于形成多层涂膜的方法
US8993673B2 (en) 2009-02-18 2015-03-31 Kansai Paint Co., Ltd. Water-based coating composition and method of forming multilayered coating film
JP2016527376A (ja) * 2013-08-13 2016-09-08 ロッテ ケミカル コーポレーション 脂肪族ポリカーボネート及びその芳香族ポリエステル共重合体で構成されたマクロポリオール
JP2016191075A (ja) * 2016-08-19 2016-11-10 宇部興産株式会社 ポリカーボネートジオール及びその製造方法
WO2018114827A1 (de) 2016-12-19 2018-06-28 Covestro Deutschland Ag Verfahren zur herstellung von (cyclo)aliphatischen polycarbonatpolyolen mit niedriger reaktivität
CN115232301A (zh) * 2022-08-03 2022-10-25 山东海科创新研究院有限公司 快速且分子量可控的聚碳酸酯二醇的制备方法及其应用
JP7478433B2 (ja) 2020-09-15 2024-05-07 株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー 金属保持フィルム、加飾シート、加飾シートの製造方法、押出ラミネート体、加飾シート成形体、射出成形体、押出ラミネート体の製造方法、加飾シート成形体の製造方法、および、射出成形体の製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132096A (en) * 1976-04-28 1977-11-05 Ppg Industries Inc Polycarbonatediol for polycarbonateurethane
JPH02284911A (ja) * 1989-04-26 1990-11-22 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂結合剤
JPH02306427A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH04239023A (ja) * 1991-01-14 1992-08-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 脂肪族ポリカーボネートジオール共重合体の製造法
JPH10130357A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Kuraray Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン組成物およびその製造方法
JPH10259295A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Kuraray Co Ltd エステル系高分子ポリオール組成物およびその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52132096A (en) * 1976-04-28 1977-11-05 Ppg Industries Inc Polycarbonatediol for polycarbonateurethane
JPH02284911A (ja) * 1989-04-26 1990-11-22 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂結合剤
JPH02306427A (ja) * 1989-05-19 1990-12-19 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 磁気記録媒体用ポリウレタン樹脂バインダー
JPH04239023A (ja) * 1991-01-14 1992-08-26 Asahi Chem Ind Co Ltd 脂肪族ポリカーボネートジオール共重合体の製造法
JPH10130357A (ja) * 1996-10-29 1998-05-19 Kuraray Co Ltd 熱可塑性ポリウレタン組成物およびその製造方法
JPH10259295A (ja) * 1997-03-18 1998-09-29 Kuraray Co Ltd エステル系高分子ポリオール組成物およびその製造方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4529676B2 (ja) * 2004-12-24 2010-08-25 日本ポリウレタン工業株式会社 反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法及び反応性安定化ポリカーボネートポリオールを用いたポリウレタン樹脂
JP2006176704A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Nippon Polyurethane Ind Co Ltd 反応性安定化ポリカーボネートポリオールの製造方法及び反応性安定化ポリカーボネートポリオールを用いたポリウレタン樹脂
JP2007153844A (ja) * 2005-12-07 2007-06-21 Daicel Chem Ind Ltd 脂環式オレフィン多価カーボネート化合物の製造方法および脂環式オレフィン多価カーボネート化合物
JP2007262244A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sumitomo Bakelite Co Ltd 樹脂組成物及び樹脂組成物を使用して作製した半導体装置
JPWO2010004951A1 (ja) * 2008-07-11 2012-01-05 宇部興産株式会社 水性ポリウレタン樹脂分散体、その製造方法、及びそれを含有する塗料組成物
WO2010095541A1 (ja) * 2009-02-18 2010-08-26 関西ペイント株式会社 水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
US8993673B2 (en) 2009-02-18 2015-03-31 Kansai Paint Co., Ltd. Water-based coating composition and method of forming multilayered coating film
JP2011026421A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Kansai Paint Co Ltd 水性塗料組成物及び複層塗膜形成方法
CN104371512A (zh) * 2009-07-24 2015-02-25 关西涂料株式会社 水性涂料组合物以及用于形成多层涂膜的方法
CN102471630A (zh) * 2009-07-24 2012-05-23 关西涂料株式会社 水性涂料组合物以及用于形成多层涂膜的方法
EP3459987A1 (en) 2010-04-14 2019-03-27 Mitsubishi Chemical Corporation Polycarbonate diol and producing method thereof, and polyurethane and active energy ray-curable polymer composition both formed using same
WO2011129377A1 (ja) 2010-04-14 2011-10-20 三菱化学株式会社 ポリカーボネートジオール及びその製造法、並びにそれを用いたポリウレタン及び活性エネルギー線硬化性重合体組成物
US10907012B2 (en) 2010-04-14 2021-02-02 Mitsubishi Chemical Corporation Polycarbonate diol and producing method thereof, and polyurethane and active energy ray-curable polymer composition both formed using same
JP2016527376A (ja) * 2013-08-13 2016-09-08 ロッテ ケミカル コーポレーション 脂肪族ポリカーボネート及びその芳香族ポリエステル共重合体で構成されたマクロポリオール
US10793671B2 (en) 2013-08-13 2020-10-06 Lotte Chemical Corporation Aliphatic polycarbonate macropolyol and aliphatic polycarbonate-coaromatic polyester macropolyol
JP2016191075A (ja) * 2016-08-19 2016-11-10 宇部興産株式会社 ポリカーボネートジオール及びその製造方法
WO2018114827A1 (de) 2016-12-19 2018-06-28 Covestro Deutschland Ag Verfahren zur herstellung von (cyclo)aliphatischen polycarbonatpolyolen mit niedriger reaktivität
US11059934B2 (en) 2016-12-19 2021-07-13 Covestro Deutschland Ag Process for producing (cyclo)aliphatic polycarbonate polyols having low reactivity
JP7478433B2 (ja) 2020-09-15 2024-05-07 株式会社ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジー 金属保持フィルム、加飾シート、加飾シートの製造方法、押出ラミネート体、加飾シート成形体、射出成形体、押出ラミネート体の製造方法、加飾シート成形体の製造方法、および、射出成形体の製造方法
CN115232301A (zh) * 2022-08-03 2022-10-25 山东海科创新研究院有限公司 快速且分子量可控的聚碳酸酯二醇的制备方法及其应用
CN115232301B (zh) * 2022-08-03 2024-01-30 山东海科创新研究院有限公司 快速且分子量可控的聚碳酸酯二醇的制备方法及其应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP4734696B2 (ja) 2011-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002069166A (ja) ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法
EP1874846B1 (en) Polymer of polycarbonate diol having an alicyclic structure and production process thereof
US5703196A (en) Process for producing polycarbonate having terminal hydroxyl groups
CA2466255C (en) Ytterbium(iii) acetylacetonate as a catalyst for the preparation of aliphatic oligocarbonate polyols
JP2006070269A (ja) エステル交換触媒としての金属アセチルアセトネート
JPS6351171B2 (ja)
JP3850895B2 (ja) アロファネート化方法及び二液型樹脂組成物
JP3128275B2 (ja) 反応性安定化ポリオール
JP2000336140A (ja) ポリウレタン用ポリカーボネートジオール
JPH0826140B2 (ja) ポリカ−ボネ−トポリオ−ルの製法
JPH03252420A (ja) 共重合ポリカーボネートジオールの製造方法
JP4470291B2 (ja) ウレタン化触媒含有ポリカーボネートジオールの製造法
JP5341594B2 (ja) 脂環式ポリエステルポリオールおよびその製造方法
JPH04239023A (ja) 脂肪族ポリカーボネートジオール共重合体の製造法
JP2012046659A (ja) ポリカーボネートポリオールおよびその製造方法
US7951896B2 (en) Process for the production of NCO prepolymers that are stable to sedimentation, and their use
CN112708122A (zh) 一种聚碳酸酯多元醇、制备方法及其应用
JP2011084751A (ja) ポリカーボネートジオール共重合体及びその製造法
JP2008121029A (ja) ウレタン化触媒含有ポリカーボネートジオールの製造方法
JP2003183376A (ja) 液状コポリカーボネートジオール及びそれを用いて得られる熱可塑性ポリウレタン
JPH05202158A (ja) 熱可塑性ポリウレタンエラストマーの製造方法
US4072634A (en) Production of polyurethane foams from modified polyester polyol prepolymers
JP7226042B2 (ja) ポリエーテルポリカーボネートジオール組成物及びその製造方法
JP4749024B2 (ja) 脂肪族ポリカーボネートジオールおよびその製造方法
JP4774610B2 (ja) ポリカーボネートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071218

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080214

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080502

RD13 Notification of appointment of power of sub attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7433

Effective date: 20090716

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20090717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees