JP2006157306A - 受動部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を行っても電気的特性の向上、特に、共振器のQ値を高くすることができ、損失の少ない受動部品を提供する。
【解決手段】誘電体基板12内に、フィルタ部20と、不平衡−平衡変換部(以下、単に変換部と記す)22と、フィルタ部20と変換部22とを電気的に接続する接続部24とが形成されている。第1の共振器26は、第4の誘電体層S4の主面に形成された電極36と、第1〜第3の誘電体層S1〜S3を貫通し、且つ、電極36とアース電極18とを接続するビアホール38とを有する。第2の共振器28は、第4の誘電体層S4の主面に形成された電極42と、第1〜第3の誘電体層S1〜S3を貫通し、且つ、電極42とアース電極18とを接続するビアホール44とを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、数百MHz〜数GHzのマイクロ波帯において共振回路を構成する積層型誘電体フィルタ等を含む受動部品に関し、電気的特性の向上と小型化とを共に図ることができる受動部品に関する。
近年の無線通信システムには、非平衡信号を出力する集積回路(IC)が多数用いられている。この無線通信システムでは、ICから出力された不平衡信号をフィルタに通過させた後に、通過した不平衡信号を不平衡−平衡変換器(バラン)によって平衡信号に変換することにより、無線通信システムに使用される受動部品の個数の削減及び小型化を実現して、該無線通信システムの小型化・簡略化を図るようにしている。
無線通信システムの小型化・簡略化を図る方法としては、(1)フィルタとバランとを誘電体基板内に一体化して形成する方法や、(2)誘電体基板内にλ/4共振器とλ/2共振器とを一体的に形成する方法や、(3)バランの使用帯域に近い周波数を減衰極とすることで通過帯域以外の信号を効率よく減衰させる方法等がこれまでに提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、無線通信システムの小型化・簡略化を図る他の方法には、複数の誘電体層を積層して構成された誘電体基板において、各誘電体層の積層方向に形成されたビアホールで共振器を構成する方法もある(例えば特許文献2〜6参照)。
特開2003−87008号公報 特開平7−142914号公報 特開平8−335803号公報 特開平9−35936号公報 特開平10−28006号公報 特開2000−165171号公報
しかしながら、これらの方法には以下に示す課題がある。
まず、(1)の方法では、フィルタとバランとを誘電体基板内で一体化して形成するので、該フィルタの誘電体部分の体積、特に、上下方向の厚みが小さくなる。これにより、誘電体基板の内部に形成された電極による導体損が大きくなり、フィルタを構成するストリップライン型共振器のQ値が低下して受動部品の損失が増大するおそれがある。
すなわち、フィルタを構成する共振器を、誘電体基板の表面に形成されたアース電極と平行に配置された平板状の共振電極で構成した場合、フィルタとバランとを一体化することに伴って、共振電極とアース電極との距離が近づき、これにより、大きな浮遊容量が発生することによって、共振器のQ値が低下する。
また、誘電体基板の小型化に伴って共振電極の長さも短くなるが、一定の長さを確保するために、共振電極を折り返す構造を採用する例もある。この場合、さらに、導体損が増大するため、共振器のQ値がより劣化するという問題がある。
また、(2)の方法では、λ/2共振器を用いることにより受動部品が大型化するおそれがある。
さらに、(3)の方法では、信号の減衰させる周波数帯域が広範囲にわたる場合には、多くの減衰極を形成する必要があるので、所望の減衰量の確保が難しい。
また、ビアホールで構成された共振器を有する受動部品では、複数の誘電体層の積層方向に共振器としてのビアホールが形成されているので、例えば、該ビアホールでλ/2共振器を構成する場合において、受動部品が該誘電体層の積層方向に大型化するおそれがある。
つまり、(2)及び(3)の方法では、フィルタとバランを一体化すると、受動部品のサイズがさらに大型化することから、市場の小型化要請に対応できないという問題がある。
本発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、小型化を行っても電気的特性の向上、特に、共振器のQ値を高くすることができ、損失の少ない受動部品を提供することを目的とする。
本発明に係る受動部品は、アース電極が形成された誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、前記フィルタ部は、1以上の共振器を有し、前記共振器は、一端が前記アース電極に接続されたビアホールを有することを特徴とする。
前記ビアホールは、アース電極に接続されることから、該アース電極との浮遊容量は発生しない。また、ビアホールは、平板状の電極と比して断面積を大きくすることができることから、その分、導体損が小さくなり、共振器のQ値も向上することになる。しかも、フィルタ部に含まれる誘電体の厚みを大きくする必要もない。従って、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができる。
また、本発明に係る受動部品は、誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、前記誘電体基板の上部に前記フィルタ部、下部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の下部に前記フィルタ部、上部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体基板の上面又は下面のうち、前記フィルタ部に近接する面に第1のアース電極が形成され、前記不平衡−平衡変換部に近接する面に第2のアース電極が形成され、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部との間に内層アース電極が形成され、前記共振器は、一端が前記第1のアース電極に接続されたビアホールと、該ビアホールの他端に接続され、且つ、前記内層アース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された電極とを有することを特徴とする。
まず、共振器は、前記第1のアース電極に接続されたビアホールを有する1/4波長の共振器である。そして、この共振器は、第1のアース電極と第2のアース電極間においてこれらアース電極に対し、垂直の方向に形成されている。第1のアース電極との接続端が短絡端を構成し、内層アース電極に対向して形成された第1の電極の前記内層アース電極に対向する部分が開放端を構成する。つまり、共振器の短絡端を構成するアース電極と共振器の開放端と対向するアース電極とがそれぞれ異なるアース電極となっている。
そして、この発明では、共振器が、前記第1のアース電極に接続されたビアホールを有することから、導体損が小さくなり、その分、共振器のQ値も向上することになる。従って、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができる。さらに、この発明では、共振器を構成する電極と内層アース電極が誘電体を間に挟んで対向した形態となっていることから、GND(グランド)と共振器との間で容量を確保することができる。また、フィルタ部を構成するためのアース電極とフィルタ部と変換部とのアイソレーションを目的とした内層アース電極を共通化することができ、誘電体基板内に形成される電極を効率よく配置することができる。
そして、前記接続部は、前記共振器の前記電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールを有するようにしてもよいし、あるいは、前記共振器の前記電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、前記容量電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有するようにしてもよい。
また、本発明に係る受動部品は、誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、前記誘電体基板の上部に前記フィルタ部、下部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の下部に前記フィルタ部、上部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体基板の上面又は下面のうち、前記フィルタ部に近接する面に第1のアース電極が形成され、前記不平衡−平衡変換部に近接する面に第2のアース電極が形成され、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部との間に内層アース電極が形成され、前記共振器は、第1のビアホールと、該第1のビアホールの一端に接続され、且つ、前記内層アース電極に対向して形成された第1の電極と、前記第1のビアホールの他端に接続され、且つ、前記第1のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された第2の電極と、一端が前記第2の電極に接続され、且つ、他端が前記内層アース電極に接続された第2のビアホールとを有することを特徴とする。
まず、共振器は、前記第1及び第2のビアホールを有する1/4波長の共振器である。そして、この共振器は、第1のアース電極と第2のアース電極間においてこれらアース電極に対し、垂直の方向に形成され、且つ、折り返す構造となっている。すなわち、この共振器は、内層アース電極との接続端が短絡端を構成し、内層アース電極に対向して形成された第1の電極の前記内層アース電極に対向する部分が開放端を構成する。つまり、共振器の短絡端を構成するアース電極と共振器の開放端と対向するアース電極とが同一のアース電極(内層アース電極)となっている。
この場合も、共振器が、第1のビアホールと第2のビアホールとを有することから、導体損が小さくなり、その分、共振器のQ値も向上することになる。従って、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができる。さらに、共振器を構成する第1の電極と内層アース電極が誘電体を間に挟んで対向した形態となっていることから、GND(グランド)と共振器との間で容量を確保することができる。また、フィルタ部を構成するためのアース電極とフィルタ部と変換部とのアイソレーションを目的とした内層アース電極を共通化することができ、誘電体基板内に形成される各種電極を効率よく配置することができる。
また、共振器が第1のビアホールと第2のビアホールとで折り返し構造を形成するようにしているため、受動部品が小型化されても、共振器長を確保することができ、共振周波数の低周波化にも十分に対応させることができる。
そして、この発明において、前記接続部は、前記共振器の前記第1の電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有するようにしてもよいし、あるいは、前記共振器の前記第1の電極に対して誘電体を間に挟んで対向して形成された容量電極と、前記容量電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有するようにしてもよい。
また、本発明に係る受動部品は、誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、前記誘電体基板の左部に前記フィルタ部、右部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の右部に前記フィルタ部、左部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体基板の上面に第1のアース電極が形成され、下面に第2のアース電極が形成され、前記共振器は、一端が前記第1のアース電極に接続されたビアホールと、該ビアホールの他端に接続され、且つ、前記第2のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された電極とを有することを特徴とする。
共振器は、第1のアース電極と第2のアース電極間においてこれらアース電極に対し、垂直の方向に形成されている。第1のアース電極との接続端が短絡端を構成し、第2のアース電極に対向して形成された電極の前記内層アース電極に対向する部分が開放端を構成する。つまり、共振器の短絡端を構成するアース電極と共振器の開放端と対向するアース電極とがそれぞれ異なるアース電極となっている。
この場合も、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができる。
特に、この発明では、フィルタ部を誘電体基板の左部又は右部に配置し、不平衡−平衡変換部を誘電体基板の右部又は左部に配置するようにしたので、フィルタ部に含まれる誘電体の厚みを十分に確保することができるため、共振器のQ値をさらに向上させることができる。
そして、この発明において、前記接続部は、一端部が前記共振器の前記電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極を有し、前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていてもよいし、あるいは、前記共振器の前記電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、一端部が前記容量電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていてもよい。
また、本発明に係る受動部品は、誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、前記誘電体基板の左部に前記フィルタ部、右部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の右部に前記フィルタ部、左部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、前記誘電体基板の上面に第1のアース電極が形成され、下面に第2のアース電極が形成され、前記共振器は、第1のビアホールと、該第1のビアホールの一端に接続され、且つ、前記第2のアース電極に対向して形成された第1の電極と、前記第1のビアホールの他端に接続され、且つ、前記第1のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された第2の電極と、一端が前記第2の電極に接続され、且つ、他端が前記第2のアース電極に接続された第2のビアホールとを有することを特徴とする。
共振器は、第1のアース電極と第2のアース電極間においてこれらアース電極に対し、垂直の方向に形成され、且つ、折り返す構造となっている。つまり、この共振器は、第2のアース電極との接続端が短絡端を構成し、第2のアース電極に対向して形成された第1の電極の前記第2のアース電極に対向する部分が開放端を構成する。つまり、共振器の短絡端を構成するアース電極と共振器の開放端と対向するアース電極とが同一のアース電極(第2のアース電極)となっている。
この場合も、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができ、しかも、誘電体基板内に形成される各種電極を効率よく配置することができる。また、フィルタ部を誘電体基板の左部又は右部に配置し、不平衡−平衡変換部を誘電体基板の右部又は左部に配置するようにしたので、フィルタ部に含まれる誘電体の厚みを十分に確保することができ、共振器のQ値をさらに向上させることができる。
また、共振器が第1のビアホールと第2のビアホールとで折り返し構造を形成するようにしているため、受動部品が小型化されても、共振器長を確保することができ、共振周波数の低周波化にも十分に対応させることができる。
そして、この発明において、前記接続部は、一端部が前記共振器の前記第1の電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていてもよいし、あるいは、前記共振器の前記第1の電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、一端部が前記容量電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていてもよい。
以上説明したように、本発明に係る受動部品によれば、小型化を行っても電気的特性の向上、特に、共振器のQ値を高くすることができ、損失の少ない受動部品を得ることができる。つまり、フィルタ部と不平衡−平衡変換部とが一体化された受動部品の小型化を促進させることができる。
以下、本発明に係る受動部品のいくつかの実施の形態例を、図1〜図6を参照しながら説明する。
まず、第1の実施の形態に係る受動部品10Aは、図1及び図2に示すように、複数の誘電体層S1〜S11(図2参照)が積層、焼成一体化された誘電体基板12を有する。誘電体基板12の6つの外周面(第1〜第4の側面14a〜14d、上面14e、下面14f)のうち、第2及び第3の側面14b、14c並びに上面14eのほぼ全面には、誘電体基板12を覆うようにしてアース電極18が形成されている。なお、この第1の実施の形態では、後述するように、最下層の誘電体層S11の主面に内層アース電極18cを形成するようにしているが、その他、誘電体基板12の下面14fにアース電極18を形成するようにしてもよい。
図1に示すように、第1の側面14aには、NC端子(内部の電極と接続されていない端子)16aと、不平衡入出力端子16bと、直流電圧入力端子(DC入力端子)16cとが形成され、第2の側面14b(第1の側面14aと対向する側面)には、アース端子16dと、第1の平衡入出力端子16eと、第2の平衡入出力端子16fとが形成されている。
なお、上述した不平衡入出力端子16bと、DC入力端子16cと、第1及び第2の平衡入出力端子16e及び16fとは、誘電体基板12が露出された絶縁領域により、アース電極18及びアース端子16dとから電気的に絶縁されている。
誘電体基板12は、図2に示すように、上から順に、第1〜第11の誘電体層S1〜S11が積み重ねられて構成されている。これら第1〜第11の誘電体層S1〜S11は、1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
また、第1〜第11の誘電体層S1〜S11のうち、第6、第9及び第11の誘電体層S6、S9及びS11の一主面には、それぞれ内層アース電極18a、18b及び18cがそれぞれ形成されている。
誘電体基板12内には、フィルタ部20と、不平衡−平衡変換部(以下、単に変換部と記す)22と、フィルタ部20と変換部22とを電気的に接続する接続部24とが形成されている。フィルタ部20は、2つの1/4波長の共振器(第1の共振器26及び第2の共振器28)を有する。変換部22は、第7の誘電体層S7の主面に形成された第1のストリップライン30と、第8の誘電体層S8の主面に形成された第2及び第3のストリップライン32及び34とを有する。
フィルタ部20と変換部22とは、誘電体基板12のうち、第1〜第11の誘電体層S1〜S11の積層方向の上下に分離された領域にそれぞれ形成されている。例えば、前記積層方向のうち、その上部にはフィルタ部20が形成され、その下部には変換部22が形成され、両者間に接続部24が形成されている。
また、フィルタ部20が形成される第1〜第4の誘電体層S1〜S4のうち、第1の側面14a寄りの部分には第1の共振器26が形成され、第2の側面14b寄りの部分には第2の共振器28が形成されている。
第1の共振器26は、図2に示すように、第4の誘電体層S4の主面に形成された電極36と、第1〜第3の誘電体層S1〜S3を貫通し、且つ、電極36とアース電極18とを接続するビアホール38とを有する。なお、第4の誘電体層S4の主面には、電極36と不平衡入出力端子16b(図1参照)とを接続するリード電極40が形成されている。
同様に、第2の共振器28は、第4の誘電体層S4の主面に形成された電極42と、第1〜第3の誘電体層S1〜S3を貫通し、且つ、電極42とアース電極18とを接続するビアホール44とを有する。
すなわち、第1の共振器26は、アース電極18に接続されたビアホール38を有する1/4波長の共振器であり、第2の共振器28は、アース電極18に接続されたビアホール44を有する1/4波長の共振器である。第1及び第2の共振器26及び28は、アース電極18と内層アース電極18a間において、これらアース電極18及び内層アース電極18aに対し、垂直の方向に形成されている。アース電極18との接続端が第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成し、内層アース電極18aに対向して形成された電極36及び42のうち、内層アース電極18aに対向する部分が第1及び第2の共振器26及び28の開放端を構成する。つまり、第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成するアース電極と第1及び第2の共振器26及び28の開放端と対向するアース電極とがそれぞれ異なるアース電極(アース電極18及び内層アース電極18a)となっている。
第3の誘電体層S3の一主面のうち、その中央部分には、第1の共振器26と第2の共振器28との電磁結合を調整する2つの結合調整電極46及び48が形成されている。一方の結合調整電極46は、第3の側面14c寄りにおいて、第1及び第2の共振器26及び28の各電極36及び42と対向する部分に形成され、他方の結合調整電極48は、第4の側面14d寄りにおいて、第1及び第2の共振器26及び28の各電極36及び42と対向する部分に形成されている。
接続部24は、第5の誘電体層S5の主面のうち、第2の共振器28における電極42と対応する位置に形成された容量電極50と、該容量電極50の一端部から第5及び第6の誘電体層S5及びS6を貫通して変換部22の第1のストリップライン30に接続されるビアホール52とを有する。
変換部22の第1のストリップライン30は、始端54から渦巻き状に展開され、さらに、始端54と線対称の位置(第1及び第2の平衡入出力端子16e及び16fを結ぶ線分の2等分線m(代表的に第7の誘電体層S7上に記載)を基準とした線対称の位置)に配された終端56に向かって渦巻き状に収束するような形状とされている。このように、第1のストリップライン30は、2等分線mに対して線対称の形状とされているので、位相及び振幅のバランスが取れた信号特性を得ることができる。
接続部24のビアホール52は、第1のストリップライン30のうち、始端54あるいは始端54の近傍位置に接続されている。以下の説明では、第1のストリップライン30上におけるビアホール52との接続位置を第1の接続位置58と記す。
なお、第6の誘電体層S6の主面に形成された内層アース電極18aのうち、第1のストリップライン30における第1の接続位置58に対向する箇所には、内層アース電極18aとビアホール52との絶縁を確保するための1つの絶縁領域60(誘電体が露出して電極部分が形成されていない領域)が形成されている。
変換部22の第2のストリップライン32は、上述した第1のストリップライン30における始端54に対応する始端62から、第1の平衡入出力端子16e(図1参照)に向かって渦巻き状に展開された形状を有し、その終端64が第1の平衡入出力端子16eに接続されている。
一方、第3のストリップライン34は、上述した第1のストリップライン30における終端56に対応する始端66から、第2の平衡入出力端子16f(図1参照)に向かって渦巻き状に展開された形状を有し、その終端68が第2の平衡入出力端子16fに接続されている。
特に、第2及び第3のストリップライン32及び34は、その渦巻き状の形状が互いに線対称(前記2等分線mを基準とした線対称)とされ、各物理長がほぼ同一とされている。
また、第10の誘電体層S10の主面には、DC電極70が形成されている。DC電極70は、リード電極72を介してDC入力端子16c(図1参照)と電気的に接続されている。
この場合、DC電極70と第2のストリップライン32の始端62あるいは始端62の近傍位置とがビアホール74を介して接続され、DC電極70と第3のストリップライン34の始端66あるいは始端66の近傍位置とがビアホール76を介して接続されている。以下の説明では、第2のストリップライン32上におけるビアホール74との接続位置を第2の接続位置78と記し、第3のストリップライン34上におけるビアホール76との接続位置を第3の接続位置80と記す。
また、第9の誘電体層S9の主面に形成された内層アース電極18bのうち、第2のストリップライン32における第2の接続位置78に対向する箇所と、第3のストリップライン34における第3の接続位置80に対向する箇所には、内層アース電極18bとビアホール74及び76との絶縁を確保するための2つの絶縁領域82及び84(誘電体が露出して電極部分が形成されていない領域)が形成されている。
この内層アース電極18cは、第1〜第3のストリップライン30、32及び34とDC電極70との間のアイソレーション用のシールド電極としても機能する。
このように、第1の実施の形態に係る受動部品10Aにおいては、第1及び第2の共振器26及び28がそれぞれビアホール38及び44を有して構成されている。各ビアホール38及び44は、誘電体基板12の上面に形成されたアース電極18に接続されることから、該アース電極18との浮遊容量は発生しない。また、各ビアホール38及び44は、平板状の電極と比して断面積を大きくすることができることから、その分、導体損が小さくなり、共振器のQ値も向上することになる。しかも、フィルタ部20に含まれる誘電体の厚みを大きくする必要もない。従って、フィルタ部20と変換部22とが一体化された受動部品10Aの小型化を促進させることができる。
特に、この第1の実施の形態に係る受動部品10Aでは、第1及び第2の共振器26及び28を構成する電極36及び42と内層アース電極18aが誘電体(第4及び第5の誘電体層S4及びS5)を間に挟んで対向した形態となっていることから、GND(グランド)と第1及び第2の共振器26及び28との間で容量を確保することができる。また、フィルタ部20を構成するためのアース電極(トリプレートとしてのアース電極)と、フィルタ部20と変換部22とのアイソレーションを目的とした内層アース電極とを共通化することができ、誘電体基板12内に形成される各種電極を効率よく配置することができる。
なお、上述した例では、接続部24に容量電極50を形成して、第2の共振器28を構成する電極42と変換部22の第1のストリップライン30とを容量を介してビアホール52で接続するようにしたが、その他、第2の共振器28を構成する電極42と変換部22の第1のストリップライン30とを直接ビアホール52で接続するようにしてもよい。
次に、第2の実施の形態に係る受動部品10Bについて図3を参照しながら説明する。なお、第1の実施の形態と対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
第2の実施の形態に係る受動部品10Bは、上述した第1の実施の形態に係る受動部品10Aとほぼ同様の構成を有するが、第1及び第2の共振器26及び28の構成が以下のように異なる。
すなわち、第1の共振器26は、図3に示すように、第4の誘電体層S4の主面に形成された第1の電極90と、第2の誘電体層S2の主面に形成された第2の電極92と、第2及び第3の誘電体層S2及びS3を貫通し、且つ、第1の電極90と第2の電極92とを接続する第1のビアホール94と、第2〜第5の誘電体層S2〜S5を貫通し、且つ、第2の電極92と内層アース電極18aとを接続する第2のビアホール96とを有する。なお、第4の誘電体層S4の主面には、第1の電極90と不平衡入出力端子16b(図1参照)とを接続するリード電極98が形成されている。
同様に、第2の共振器28は、第4の誘電体層S4の主面に形成された第1の電極100と、第2の誘電体層S2の主面に形成された第2の電極102と、第2及び第3の誘電体層S2及びS3を貫通し、且つ、第1の電極100と第2の電極102とを接続する第1のビアホール104と、第2〜第5の誘電体層S2〜S5を貫通し、且つ、第2の電極102と内層アース電極18aとを接続する第2のビアホール106とを有する。
すなわち、第1の共振器26は、第1及び第2のビアホール94及び96を有する1/4波長の共振器であり、第2の共振器28は、第1及び第2のビアホール104及び106を有する1/4波長の共振器である。第1及び第2の共振器26及び28は、アース電極18と内層アース電極18a間においてこれらアース電極18及び内層アース電極18aに対し、垂直の方向に形成され、且つ、折り返す構造となっている。そして、内層アース電極18aとの接続端が第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成し、内層アース電極18aに対向して形成された電極90及び100のうち、内層アース電極18aに対向する部分が第1及び第2の共振器26及び28の開放端を構成する。つまり、第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成するアース電極と第1及び第2の共振器26及び28の開放端と対向するアース電極とが同一のアース電極(内層アース電極18a)となっている。
この第2の実施の形態に係る受動部品10Bにおいては、第1の共振器26が第1及び第2のビアホール94及び96で折り返し構造を形成し、第2の共振器28が第1及び第2のビアホール104及び106で折り返し構造を形成するようにしているため、受動部品10Bが小型化されても、必要な共振器長を確保することができ、共振周波数の低周波化にも十分に対応させることができる。
次に、第3の実施の形態に係る受動部品10Cについて図4及び図5を参照しながら説明する。
この第3の実施の形態に係る受動部品10Cは、図4及び図5に示すように、複数の誘電体層S1〜S12(図5参照)が積層、焼成一体化された誘電体基板12を有する。誘電体基板12の6つの外周面(第1〜第4の側面14a〜14d、上面14e、下面14f)のうち、第1及び第2の側面14a、14b並びに上面14eのほぼ全面には、誘電体基板12を覆うようにしてアース電極18が形成されている。なお、この第3の実施の形態では、後述するように、最下層の誘電体層S12の主面に内層アース電極を形成するようにしているが、その他、誘電体基板12の下面にアース電極を形成するようにしてもよい。
図4に示すように、第3の側面14cには、不平衡入出力端子16bとDC入力端子16cとが形成され、第4の側面14d(第3の側面14cと対向する側面)には、第1の平衡入出力端子16eと第2の平衡入出力端子16fとが形成されている。
なお、上述した不平衡入出力端子16bと、DC入力端子16cと、第1及び第2の平衡入出力端子16e及び16fとは、誘電体基板12が露出された絶縁領域により、アース電極18から電気的に絶縁されている。
誘電体基板12は、図5に示すように、上から順に、第1〜第12の誘電体層S1〜S12が積み重ねられて構成されている。これら第1〜第12の誘電体層S1〜S12は、1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
また、第1〜第12の誘電体層S1〜S12のうち、第2、第5、第7及び第10の誘電体層S2、S5、S7及びS10の各主面における第4の側面14d寄りの部分には、それぞれ内層アース電極18a、18b、18c及び18dがそれぞれ形成され、第12の誘電体層S12の主面のほぼ全面には内層アース電極18eが形成されている。
この第3の実施の形態においても、誘電体基板12内には、フィルタ部20と、変換部22と、接続部24とが形成されている。フィルタ部20は、第1の共振器26及び第2の共振器28を有する。変換部22は、第9の誘電体層S9の主面に形成された第1のストリップライン110と、第8の誘電体層S8の主面に形成された第2のストリップライン112と、第4の誘電体層S4の主面に形成された第3のストリップライン114と、第3の誘電体層S3の主面に形成された第4のストリップライン116とを有する。
フィルタ部20は、誘電体基板12の左部あるいは右部に形成され、変換部22は、誘電体基板12の右部あるいは左部に形成されている。図5の例では、誘電体基板12の左部にフィルタ部20が形成され、右部に変換部22が形成され、誘電体基板12の下部に接続部24が形成されている。
第1の共振器26は、第9の誘電体層S9の主面に形成された電極118と、第1〜第8の誘電体層S1〜S8を貫通し、且つ、電極118とアース電極18とを接続するビアホール120とを有する。なお、第9の誘電体層S9の主面には、電極118と不平衡入出力端子16b(図4参照)とを接続するリード電極122が形成されている。
同様に、第2の共振器28は、第9の誘電体層S9の主面に形成された電極124と、第1〜第8の誘電体層S1〜S8を貫通し、且つ、電極124とアース電極18とを接続するビアホール126とを有する。
すなわち、第1の共振器26は、アース電極18に接続されたビアホール120を有する1/4波長の共振器であり、第2の共振器28は、アース電極18に接続されたビアホール126を有する1/4波長の共振器である。第1及び第2の共振器26及び28は、アース電極18と内層アース電極18e間において、これらアース電極18及び内層アース電極18eに対し、垂直の方向に形成されている。アース電極18との接続端が第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成し、内層アース電極18eに対向して形成された電極118及び124のうち、内層アース電極18eに対向する部分が第1及び第2の共振器26及び28の開放端を構成する。つまり、第1及び第2の共振器26及び28の短絡端を構成するアース電極と第1及び第2の共振器26及び28の開放端と対向するアース電極とがそれぞれ異なるアース電極(アース電極18及び内層アース電極18e)となっている。
第8の誘電体層S8の主面のうち、第3の側面14c寄りに、第1の共振器26と第2の共振器28との電磁結合を調整する結合度調整電極128が形成されている。この結合度調整電極128は、第1の共振器26の電極118に対向する部分と、第2の共振器28の電極124に対向する部分にかけて連続して形成されている。
接続部24は、容量電極130と接続電極132と2つのビアホール134及び136とを有する。容量電極130は、第10の誘電体層S10の主面のうち、第2の共振器28の電極124と対応する位置に形成され、接続電極132は、第11の誘電体層S11の主面に形成されている。そして、接続電極132の一端部と容量電極130とが第10の誘電体層S10を貫通する前記ビアホール134を介して接続され、接続電極132と変換部22の第1のストリップライン110とが第9及び第10の誘電体層S9及びS10を貫通する前記ビアホール136を介して接続される。なお、内層アース電極18dのうち、ビアホール136が貫通する部分には、該ビアホール136と絶縁をとるための領域138(電極が形成されていない領域)が形成されている。
変換部22の第1のストリップライン110は、第9の誘電体層S9のほぼ中央部分に位置する始端140から第9の誘電体層S9の第4の側面14d寄りに位置する終端142にかけて渦巻き状に形成されている。接続部24のビアホール136は、第1のストリップライン110のうち、始端140あるいは始端140の近傍位置に接続されている。以下の説明では、第1のストリップライン110上における前記ビアホール136との接続位置を第1の接続位置144と記す。
変換部22の第2のストリップライン112は、第8の誘電体層S8の主面に形成され、上述した第1のストリップライン110における始端140に対応する始端146から、第1の平衡入出力端子16e(図4参照)に向かって渦巻き状に展開された形状を有し、その終端148が第1の平衡入出力端子16eに接続されている。
一方、第3のストリップライン114は、第4の誘電体層S4のほぼ中央部分に位置する始端150から、第2の平衡入出力端子16f(図4参照)に向かって渦巻き状に展開された形状を有し、その終端152が第2の平衡入出力端子16fに接続されている。
第4のストリップライン116は、第3の誘電体層S3の主面に形成され、上述した第3のストリップライン114における始端150に対応する始端154から第3の誘電体層S3の第4の側面14d寄りに位置する終端156にかけて渦巻き状に形成されている。第1のストリップラインの終端142あるいは終端142の近傍位置(接続位置158)と、第4のストリップラインの終端156あるいは終端156の近傍位置(接続位置160)とは、第3〜第8の誘電体層S3〜S8を貫通するビアホール162を介して接続されている。
また、第6の誘電体層S6の主面には、DC電極164が形成されている。DC電極164は、リード電極166を介してDC入力端子16c(図4参照)と電気的に接続されている。
この場合、DC電極164と第2のストリップライン112の始端146あるいは始端146の近傍位置とがビアホール168を介して接続され、DC電極164と第3のストリップライン114の始端150あるいは始端150の近傍位置とがビアホール170を介して接続されている。以下の説明では、第2のストリップライン112上における前記ビアホール168との接続位置を第2の接続位置172と記し、第3のストリップライン114上における前記ビアホール170との接続位置を第3の接続位置174と記す。
また、第7の誘電体層S7の主面に形成された内層アース電極18cのうち、第2のストリップライン112における第2の接続位置172に対向する箇所には、内層アース電極18cとビアホール168との絶縁を確保するための1つの絶縁領域176(誘電体が露出して電極部分が形成されていない領域)が形成されている。
同様に、第5の誘電体層S5の主面に形成された内層アース電極18bのうち、第3のストリップライン114における第3の接続位置174に対向する箇所には、内層アース電極18bと前記ビアホール170との絶縁を確保するための1つの絶縁領域178(誘電体が露出して電極部分が形成されていない領域)が形成されている。
前記内層アース電極18cは、第1及び第2のストリップライン110及び112とDC電極164との間のアイソレーション用のシールド電極として機能し、前記内層アース電極18bは、第3及び第4のストリップライン114及び116とDC電極164との間のアイソレーション用のシールド電極として機能する。
このように、第3の実施の形態に係る受動部品10Cにおいては、第1の実施の形態と同様に、フィルタ部20と変換部22とが一体化された受動部品10Cの小型化を促進させることができる。
特に、この第3の実施の形態では、フィルタ部20を誘電体基板12の左部に配置し、変換部22を誘電体基板12の右部に配置するようにしたので、フィルタ部20に含まれる誘電体の厚みを十分に確保することができ、共振器のQ値をさらに向上させることができる。
なお、上述した例では、接続部24に容量電極130を形成して、第2の共振器28を構成する電極124と変換部22の第1のストリップライン110とを容量を介してビアホール136、接続電極132及びビアホール134で接続するようにしたが、その他、前記容量電極130を形成せずに、第2の共振器28を構成する電極124と変換部22の第1のストリップライン110とをビアホール136、接続電極132及びビアホール134を介して接続するようにしてもよい。
次に、第4の実施の形態に係る受動部品10Dについて図6を参照しながら説明する。なお、第3の実施の形態と対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
第4の実施の形態に係る受動部品10Dは、上述した第3の実施の形態に係る受動部品10Cとほぼ同様の構成を有するが、第1及び第2の共振器26及び28の構成が以下のように異なる。
すなわち、第1の共振器26は、図6に示すように、第9の誘電体層S9の主面に形成された第1の電極180と、第2の誘電体層S2の主面に形成された第2の電極182と、第2〜第8の誘電体層S2〜S8を貫通し、且つ、第1の電極180と第2の電極182とを接続する第1のビアホール184と、第2〜第11の誘電体層S2〜S11を貫通し、且つ、第2の電極182と内層アース電極18eとを接続する第2のビアホール186とを有する。なお、第9の誘電体層S9の主面には、第1の電極180と不平衡入出力端子16b(図4参照)とを接続するリード電極188が形成されている。
同様に、第2の共振器28は、第9の誘電体層S9の主面に形成された第1の電極190と、第2の誘電体層S2の主面に形成された第2の電極192と、第2〜第8の誘電体層S2〜S8を貫通し、且つ、第1の電極190と第2の電極192とを接続する第1のビアホール194と、第2〜第11の誘電体層S2〜S11を貫通し、且つ、第2の電極192と内層アース電極18eとを接続する第2のビアホール196とを有する。
この第4の実施の形態に係る受動部品10Dにおいては、第1の共振器26が第1及び第2のビアホール184及び186で折り返し構造を形成し、第2の共振器28が第1及び第2のビアホール194及び196で折り返し構造を形成するようにしているため、受動部品10Dが小型化されても、必要な共振器長を確保することができ、共振周波数の低周波化にも十分に対応させることができる。
上述した例では、フィルタ部20が2つの共振器26及び28を有する場合を示したが、その他、フィルタ部20が1つの共振器あるいは3つ以上の共振器を有する場合にも適用させることができる。
なお、本発明に係る受動部品は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1の実施の形態に係る受動部品を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第2の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第3の実施の形態に係る受動部品を示す斜視図である。 第3の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。 第4の実施の形態に係る受動部品を示す分解斜視図である。
符号の説明
10A〜10D…受動部品 12…誘電体基板
16b…不平衡入出力端子 16c…DC入力端子
16d…アース端子 16e…第1の平衡入出力端子
16f…第2の平衡入出力端子 18…アース電極
20…フィルタ部 22…変換部
24…接続部 26…第1の共振器
28…第2の共振器 36、42、118、124…電極
38、44、52、74、76、120、126、134、136、162、168、170…ビアホール
90、100、180、190…第1の電極
92、102、182、196…第2の電極
94、104、184、194…第1のビアホール
96、106、186、196…第2のビアホール

Claims (13)

  1. アース電極が形成された誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、
    前記フィルタ部は、1以上の共振器を有し、
    前記共振器は、一端が前記アース電極に接続されたビアホールを有することを特徴とする受動部品。
  2. 誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、
    前記誘電体基板の上部に前記フィルタ部、下部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の下部に前記フィルタ部、上部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、
    前記誘電体基板の上面又は下面のうち、前記フィルタ部に近接する面に第1のアース電極が形成され、前記不平衡−平衡変換部に近接する面に第2のアース電極が形成され、
    前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部との間に内層アース電極が形成され、
    前記共振器は、一端が前記第1のアース電極に接続されたビアホールと、該ビアホールの他端に接続され、且つ、前記内層アース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された電極とを有することを特徴とする受動部品。
  3. 請求項2記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールを有することを特徴とする受動部品。
  4. 請求項2記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、
    前記容量電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有することを特徴とする受動部品。
  5. 誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、
    前記誘電体基板の上部に前記フィルタ部、下部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の下部に前記フィルタ部、上部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、
    前記誘電体基板の上面又は下面のうち、前記フィルタ部に近接する面に第1のアース電極が形成され、前記不平衡−平衡変換部に近接する面に第2のアース電極が形成され、
    前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部との間に内層アース電極が形成され、
    前記共振器は、第1のビアホールと、該第1のビアホールの一端に接続され、且つ、前記内層アース電極に対向して形成された第1の電極と、前記第1のビアホールの他端に接続され、且つ、前記第1のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された第2の電極と、一端が前記第2の電極に接続され、且つ、他端が前記内層アース電極に接続された第2のビアホールとを有することを特徴とする受動部品。
  6. 請求項5記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記第1の電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有することを特徴とする受動部品。
  7. 請求項5記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記第1の電極に対して誘電体を間に挟んで対向して形成された容量電極と、
    前記容量電極に接続され、且つ、前記内層アース電極を貫通し、一端が前記不平衡−平衡変換部に接続されたビアホールとを有することを特徴とする受動部品。
  8. 誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、
    前記誘電体基板の左部に前記フィルタ部、右部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の右部に前記フィルタ部、左部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、
    前記誘電体基板の上面に第1のアース電極が形成され、下面に第2のアース電極が形成され、
    前記共振器は、一端が前記第1のアース電極に接続されたビアホールと、該ビアホールの他端に接続され、且つ、前記第2のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された電極とを有することを特徴とする受動部品。
  9. 請求項8記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    一端部が前記共振器の前記電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極を有し、
    前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていることを特徴とする受動部品。
  10. 請求項8記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、
    一端部が前記容量電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、
    前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていることを特徴とする受動部品。
  11. 誘電体基板内に、フィルタ部と、不平衡−平衡変換部と、前記フィルタ部と前記不平衡−平衡変換部とを電気的に接続する接続部とが形成された受動部品において、
    前記誘電体基板の左部に前記フィルタ部、右部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、又は前記誘電体基板の右部に前記フィルタ部、左部に前記不平衡−平衡変換部が形成され、
    前記誘電体基板の上面に第1のアース電極が形成され、下面に第2のアース電極が形成され、
    前記共振器は、第1のビアホールと、該第1のビアホールの一端に接続され、且つ、前記第2のアース電極に対向して形成された第1の電極と、前記第1のビアホールの他端に接続され、且つ、前記第1のアース電極に対して誘電体を間に挟んで形成された第2の電極と、一端が前記第2の電極に接続され、且つ、他端が前記第2のアース電極に接続された第2のビアホールとを有することを特徴とする受動部品。
  12. 請求項11記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    一端部が前記共振器の前記第1の電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、
    前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていることを特徴とする受動部品。
  13. 請求項11記載の受動部品において、
    前記接続部は、
    前記共振器の前記第1の電極に対して誘電体を間に挟んで形成された容量電極と、
    一端部が前記容量電極に接続され、他端部が前記不平衡−平衡変換部に接続された接続電極とを有し、
    前記接続電極と前記不平衡−平衡変換部間に内層アース電極が形成されていることを特徴とする受動部品。

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