JP2008053912A - 受動部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる受動部品を提供する。
【解決手段】入力端子20と出力端子22との間に第1共振器28a〜第3共振器28cがそれぞれ並列に接続され、且つ、第1共振器28aの第1接点52aと第2共振器28bの第2接点52bとの間、並びに第2共振器28bの第2接点52bと第3共振器28cの第3接点52cとの間にそれぞれ結合容量C1、C2が接続されたフィルタ26が接続された構成を有する。さらに、この第1受動部品10Aは、入力端子20とGND(グランド)との間に第1減衰極形成素子46aが接続され、フィルタ26の入力(第1接点52a)との間に第2減衰極形成素子46bが接続された構成を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、受動部品に関し、例えば誘電体基板の内部に複数の共振回路が直列接続されたバンドパスフィルタ等に用いて好適な受動部品に関する。
従来の高周波用のフィルタは、積層型誘電体フィルタ、誘電体フィルタ、SAWフィルタ、BAWフィルタ等があり、それぞれ長所、短所を有する。
積層型誘電体フィルタは、誘電体内部に1/4λのストリップライン共振器を複数配置して形成したフィルタで、安価であり、小型化、広帯域化が容易であるが、共振器のQ値が低く、急峻な減衰特性を実現できないという短所がある。
誘電体フィルタにおいては、共振器のQ値が高く、積層型誘電体フィルタよりも急峻な減衰を得ることができるが、形状が大きく、価格が高いという問題がある。
その一方で、SAWフィルタやBAWフィルタについては、共振器のQ値が非常に高く、誘電体フィルタよりも急峻な減衰を得ることができるものの、フィルタの広帯域化には限界があり、また、価格が高いという問題を抱えている。
近年、無線通信システムが普及し、1つの無線端末に数種類の無線システムが設置されるようになり、部品の小型化の要求はもちろん、システム間の干渉を低減するため、急峻な減衰特性が求められるようになった。また、システムの広帯域化に伴い、広帯域フィルタの要求も強い。従って、上述したフィルタを単体で使用しても急峻な減衰特性と広帯域化という要求を満足させることができない。
そこで、誘電体フィルタとSAWフィルタとを組み合わせた複合フィルタ(例えば特許文献1〜3参照)や、ラダー型フィルタと平衡−不平衡変換機能を有する2重モード型フィルタとを組み合わせた複合フィルタ(例えば特許文献4)が提案されている。
特許文献1記載の複合フィルタは、誘電体ノッチフィルタと、弾性表面波フィルタとが縦接された構成を有し、誘電体ノッチフィルタの減衰帯域と弾性表面波フィルタの減衰帯域とが実質的に一致した構成を有する。これにより、小型化、通過帯域内では低損失、通過帯域外では高減衰である複合フィルタを得ることができる。
特許文献2記載の複合フィルタは、複数の誘電体層が積層されてなる基体と、この基体の上面に形成された弾性表面波フィルタ素子を収容するキャビティと、基体の内部に形成されたローパスフィルタとを有し、ローパスフィルタが、弾性表面波フィルタ素子の送信出力側に電気的に接続された構成を有する。
特許文献3記載の複合フィルタは、複数の誘電体層が積層されてなる基体と、この基体の上面に形成された弾性表面波フィルタ素子を収容するキャビティと、基体の内部に形成されたローパスフィルタとを有し、ローパスフィルタが、弾性表面波フィルタ素子の送信入力側に電気的に接続された構成を有する。
これら特許文献2及び3記載の発明によれば、外部との接続端子の数を減少させると共に、ローパスフィルタにより弾性表面波フィルタの通過帯域より高周波帯域の減衰量を大きくとれることにより、無線装置の送信側に要求されるパワーアンプにより発生する通過帯域の2倍あるいは3倍の高調波を広帯域にわたって減衰させることができると共に、基体の内部に損失の少ないローパスフィルタを実現することができる。
特許文献4記載の複合フィルタは、ラダー型フィルタと、ラダー型フィルタに接続された2重モード型フィルタ(平衡−不平衡変換部)とが支持基板上に設けられた構成を有する。なお、ラダー型フィルタは、第1圧電薄膜共振子と第2圧電薄膜共振子とがラダー接続されたものである。これにより、挿入損失の劣化を抑制しながら、平衡−不平衡変換が可能な圧電フィルタ及びそれを有する電子部品を提供することができる。
特開2003−179463号公報 特開2004−289760号公報 特開2004−254257号公報 特開2003−347889号公報
本発明は、上述した複合フィルタをさらに発展させて、小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる受動部品を提供することを目的とする。
本発明に係る受動部品は、複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板と、前記誘電体基板内に形成され、1以上の共振電極を有するフィルタと、前記フィルタの減衰特性に減衰極を形成するための1以上の減衰極形成素子とを有することを特徴とする。
誘電体基板内に形成されたフィルタは、安価であり、小型化、広帯域化が容易である。しかも、フィルタの減衰特性に減衰極を形成するための1以上の減衰極形成素子を有するようにしたので、急峻な減衰特性を得ることができる。
このように、本発明においては、小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる。
そして、本発明において、前記誘電体基板に入力端子が形成され、前記入力端子と前記フィルタの入力電極との間に、前記1以上の減衰極形成素子が接続されていてもよい。
また、本発明において、前記誘電体基板に出力端子が形成され、前記出力端子と前記フィルタの出力電極との間に、前記1以上の減衰極形成素子が接続されていてもよい。
また、本発明において、前記誘電体基板に入力端子及び出力端子が形成され、前記入力端子と前記フィルタの入力電極との間と、前記出力端子と前記フィルタの出力電極との間に、それぞれ前記1以上の減衰極形成素子が接続されていてもよい。
前記1以上の減衰極形成素子は、前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続あるいは直列接続された第1減衰極形成素子と、直列接続あるいは並列接続された第2減衰極形成素子とを有するようにしてもよい。
あるいは、前記1以上の減衰極形成素子は、前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続あるいは直列接続された第1減衰極形成素子と、直列接続あるいは並列接続された第2減衰極形成素子と、並列接続あるいは直列接続された第3減衰極形成素子とを有するようにしてもよい。
また、本発明において、前記共振電極を挟むように形成された2以上の内層アース電極を有し、前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続された減衰極形成素子は、前記内層アース電極に接続されていてもよい。
また、本発明において、前記減衰極形成素子は、SAW(表面弾性波)素子であってもよいし、BAW(バルク弾性波)素子であってもよい。
また、本発明において、前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板の上部に実装されていてもよいし、前記誘電体基板の下部に実装されていてもよいし、前記誘電体基板の側部に実装されていてもよい。
また、本発明において、前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板に形成された凹部に収容されていてもよい。この場合、凹部は、周りが側壁で囲まれた穴であってもよいし、側壁の一部が欠落した切欠き状の凹みであってもよい。
以上説明したように、本発明に係る受動部品によれば、小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる。
以下、本発明に係る受動部品を例えばバンドパスフィルタに適用した実施の形態例を図1〜図17を参照しながら説明する。なお、図1〜図3、図8〜14において、ボンディングワイヤ保護用の樹脂コートの図示を省略する。
先ず、第1の実施の形態に係る受動部品(以下、第1受動部品10Aと記す)は、図1に示すように、複数の誘電体層(誘電体層S1〜S13:図2参照)が積層、焼成一体化された誘電体基板12を有する。誘電体基板12は、上面14a、下面14b(図3参照)、第1側面16a〜第4側面16dを有する例えば直方体の形状を有する。また、この誘電体基板12は、上面14aの一部が開口とされた凹部18が形成され、さらに、図2に示すように、下面14bに1つの入力端子20、1つの出力端子22、6つのアース端子(第1アース端子24a〜第6アース端子24f)が形成されている。この第1受動部品10Aにおいて、凹部18は、周りに側壁を有する穴19の構造を有する。
誘電体基板12は、図2に示すように、上から順に、第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13が積み重ねられて構成されている。これらの第1誘電体層S1〜第13誘電体層S13は、1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
誘電体基板12内には、図2に示すように、フィルタ26を有する。このフィルタ26は、3つの1/4λの共振器(第1共振器28a、第2共振器28b、第3共振器28c)を有する。特に、第9誘電体層S9の一主面には、第1共振器28aを構成する第1共振電極30aと、第2共振器28bを構成する第2共振電極30bと、第3共振器28cを構成する第3共振電極30cとが形成されている。また、このフィルタ26は、第1共振電極30a〜第3共振電極30cを挟むように形成された少なくとも2つの内層アース電極(第1内層アース電極32a及び第2内層アース電極32b)を有する。第1内層アース電極32aは第6誘電体層S6の一主面に形成され、第2内層アース電極32bは第12誘電体層S12の一主面に形成されている。
第1共振電極30aの一方の端部(誘電体基板12の第1側面16aに近接した位置にある端部)と、第2共振電極30bの一方の端部と、第3共振電極30cの一方の端部は、それぞれ第1ビアホール34a、第2ビアホール34b、第3ビアホール34cを介して第1内層アース電極32a及び第2内層アース電極32bに電気的に接続されると共に、第1アース端子24a〜第3アース端子24cにも電気的に接続されている。すなわち、第1共振電極30a〜第3共振電極30cの各一方の端部は、それぞれ短絡端を構成し、各他方の端部がそれぞれ開放端を形成する。
第3共振電極30cは、その中央部分から誘電体基板12の第2側面16b(第1共振電極30aとは反対側の側面)に向けてタップ電極36が形成されている。タップ電極36は第4ビアホール34dを介して出力端子22に電気的に接続されている。
そして、第1誘電体層S1〜第4誘電体層S4には、上述した穴19を構成する第1貫通孔38a〜第4貫通孔38dがそれぞれ形成されている。
第5誘電体層S5の一主面には、入力端子20に第5ビアホール34eを介して電気的に接続される入力接続電極40と、第1共振電極30aと第6ビアホール34f、接続電極43及び第7ビアホール34gを介して電気的に接続される入力電極42と、第1内層アース電極32aと第8ビアホール34hを介して電気的に接続されるアース電極44が形成されている。また、この第5誘電体層S5の一主面には、フィルタ26の減衰特性に減衰極を形成追加するための2つの減衰極形成素子(第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46b)が実装されるようになっている。
第1減衰極形成素子46aは、入力接続電極40と第1ボンディングワイヤ48aにて電気的に接続され、アース電極44と第2ボンディングワイヤ48bにて電気的に接続されている。同様に、第2減衰極形成素子46bは、入力電極42と第3ボンディングワイヤ48cにて電気的に接続され、入力接続電極40と第4ボンディングワイヤ48dにて電気的に接続されている。
第5誘電体層S5上には、第1誘電体層S1〜第4誘電体層S4が積層されるため、第1誘電体層S1〜第4誘電体層S4に形成された第1貫通孔38a〜第4貫通孔38dにて構成され、且つ、第5誘電体層S5の一主面を底面とする穴19内に、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが収容された形となる。第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが穴19内に収容されることから、第1減衰極形成素子46a、第2減衰極形成素子46b及び第1ボンディングワイヤ48a〜第3ボンディングワイヤ48cを保護するための保護用樹脂等のコートが容易になる。
第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとしては、SAW(表面弾性波)素子又はBAW(バルク弾性波)素子を用いることができる。
また、第7誘電体層S7の一主面には、第1共振電極30a、第2共振電極30b及び第3共振電極30cの各開放端と対向し、誘電体基板12の第3側面16c(第1側面16aと反対側の側面)に近接して形成された第3内層アース電極32c(フィルタ26に使用する共振器長を短縮することを目的とした電極)と、第1共振電極30aと入力電極42とを電気的に接続するための上述した接続電極43が形成されている。この接続電極43は、必ずしも形成する必要はないが、第1共振電極30aの長さ方向ほぼ中央部分と入力電極42とを電気的に接続するための位置調整に利用できるため好ましい。
第8誘電体層S8の一主面には、第2共振器28b及び第3共振器28c間の結合度を調整するための第1結合調整電極50aが形成され、第10誘電体層S10の一主面には、第1共振器28a及び第2共振器28b間の結合度を調整するための第2結合調整電極50bが形成されている。
第11誘電体層S11の一主面には、第1共振電極30a、第2共振電極30b及び第3共振電極30cの各開放端と対向し、誘電体基板12の第3側面16cに近接して形成された第4内層アース電極32d(フィルタ26に使用する共振器長を短縮することを目的とした電極)が形成されている。
第3内層アース電極32c及び第4内層アース電極32dは、それぞれ第9ビアホール34i、第10ビアホール34j、第11ビアホール34kを介して第1内層アース電極32a及び第2内層アース電極32bに電気的に接続されると共に、第4アース端子24d〜第6アース端子24fにも電気的に接続されている。
従って、第1受動部品10Aの回路構成は、図4に示すように、先ず、入力端子20と出力端子22との間に3つの共振器(第1共振器28a、第2共振器28b及び第3共振器28c)がそれぞれ並列に接続され、且つ、第1共振器28aの第1接点52aと第2共振器28bの第2接点52bとの間、並びに第2共振器28bの第2接点52bと第3共振器28cの第3接点52cとの間にそれぞれ結合容量C1、C2が接続されたフィルタ26が接続された構成を有する。
さらに、この第1受動部品10Aは、入力端子20とGND(グランド)との間に第1減衰極形成素子46aが接続され、フィルタ26の入力(第1接点52a)との間に第2減衰極形成素子46bが接続された構成を有する。
ここで、入力端子20と出力端子22との間にフィルタ26だけを接続した回路構成(比較例)による周波数特性(通過帯域及び反射特性)は、図5に示すように、低域側の周波数f1において−44dB程度の減衰極P1が形成されているが、高域側はゆるやかなカーブを描き、減衰極は存在していない。減衰極P1は、第1結合容量C1及び第2結合容量C2によるものと考えられる。
一方、第1受動部品10Aにおいては、図6に示すように、低域側のうち、上述した周波数f1よりも高い周波数f2(通過帯域の低域端近傍)において、−60dB程度という深い減衰極P2が追加形成され、さらに、高域側のうち、通過帯域の高域端近傍(周波数f3)において、−55dB程度という深い減衰極P3が追加形成されている。しかも、上述のように、第2減衰極P2及び第3減衰極P3が追加形成されたにも拘わらず、通過帯域の狭幅化は生じておらず、積層型誘電体フィルタの利点である広帯域化がそのまま生かされている。なお、第2減衰極P2は第1減衰極形成素子46aによるもので、第3減衰極P3は第2減衰極形成素子46bによるものである。
このように、第1受動部品10Aにおいては、入力端子20に第1減衰極形成素子46aを並列に接続し、フィルタ26の入力に第2減衰極形成素子46bを直列に接続するようにしたので、図6に示すように、急峻な減衰特性を得ることができる。
また、誘電体基板12内に形成されたフィルタ26は、積層型誘電体フィルタであることから、該積層型誘電体フィルタの利点である安価、小型化、広帯域化を容易に実現させることができる。
すなわち、第1受動部品10Aにおいては、小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる。
また、図3に示すように、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが実装される穴19の直下に第1内層アース電極32aが存在することになるため、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26との不要な結合をなくすことができる。
通常、高周波部品は、特性インピーダンスを50オームで部品間の接続を行うが、この第1受動部品10Aにおいて、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26との間の接続にそのような特性インピーダンス上の制約は不要であり、反対に、高い性能を出すために、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26との間の特性インピーダンスを変更することができる。これは、フィルタ26として、バランとフィルタとが一体化されたものや、分波器とした場合においても同様である。
上述の例では、入力端子20に第1減衰極形成素子46aを並列に接続し、フィルタ26の入力に第2減衰極形成素子46bを直列に接続するようにしたが、その他、図7に示すように、出力端子22に第1減衰極形成素子46aを並列に接続し、フィルタ26の出力(第3接点52c)に第2減衰極形成素子46bを直列に接続するようにしてもよい。
この回路構成を実現するには、図2において括弧書きにて示すように、入力端子20と出力端子22を第1受動部品10Aの場合とは逆の配置にし、さらに、第1共振電極30aと第3共振電極30cの配置も逆にし、第1共振電極30aにタップ電極36を形成すればよい。なお、この第1の変形例では、入力接続電極40は出力接続電極52となり、入力電極42は出力電極54となる。
この構成においても、小型化、広帯域化、低コスト化を図ることができると共に、急峻な減衰特性をも実現させることができる。
次に、第2の実施の形態に係る受動部品(以下、第2受動部品10Bと記す)について図8を参照しながら説明する。なお、第1受動部品10Aと対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
この第2受動部品10Bは、上述した第1受動部品10Aとほぼ同様の構成を有するが、図8に示すように、凹部18の構造が以下の点で異なる。
すなわち、凹部18は、例えば誘電体基板12の第3側面16c寄りに形成され、1つの側壁が欠落した切欠き状の凹みを有する。
この場合、第1内層アース電極32aの形成位置を誘電体基板12の上面にまで近づけることができ、凹部18の直下に第3内層アース電極32cが存在する形となる。
一方、第1受動部品10Aでは、図3に示すように、穴19の直下に第1内層アース電極32aを形成するようにしているため、フィルタ26の実効厚みh1が薄くなり、すなわち、誘電体基板12の全体の厚みh0に対するフィルタ26の実効厚みh1の比(h1/h0)が小さくなり、フィルタ26のロスが増大するおそれがある。
しかし、この第2受動部品10Bでは、上述したように、第1内層アース電極32aの形成位置を誘電体基板12の上面にまで近づけることができ、しかも、凹部18の直下に第3内層アース電極32cが存在する形となり、該第3内層アース電極32cをシールド用電極として利用することができる。
そのため、フィルタ26の実効厚みh2を薄くすることなく、すなわち、誘電体基板12の全体の厚みh0に対するフィルタ26の実効厚みh2の比(h2/h0)を、第1受動部品10Aの場合(h1/h0)よりも大きくすることができることから、フィルタ26のロスを増大させることなく、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26間のシールド効果を確保することができる。
次に、第3の実施の形態に係る受動部品(以下、第3受動部品10Cと記す)について図9を参照しながら説明する。なお、第1受動部品10Aと対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
この第3受動部品10Cは、図9に示すように、上述した第1受動部品10Aとほぼ同様の構成を有するが、誘電体基板12の下部に凹部18(この例では、穴19)を設けた点で異なる。すなわち、誘電体基板12には、その下面14bの一部を開口とする穴19が形成されている。
そして、この穴19内に第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが収容され、そのうち、第1減衰極形成素子46aは、穴19を通じて露出する入力接続電極40及びアース電極44(図10参照)に電気的に接続され、第2減衰極形成素子46bは、穴19を通じて露出する入力接続電極40及び入力電極42(図10参照)に電気的に接続される。
具体的には、図10に示すように、複数の誘電体層(誘電体層S1〜S11)が積層、焼成一体化された誘電体基板12のうち、第2誘電体層S2の一主面に第1内層アース電極32aが形成され、第3誘電体層S3の一主面に第3内層アース電極32cが形成され、第4誘電体層S4の一主面に第1結合調整電極50aが形成され、第5誘電体層S5の一主面に第1共振電極30a〜第3共振電極30cが形成されている。
また、第6誘電体層S6の一主面に第2結合調整電極50bが形成され、第7誘電体層S7の一主面に第4内層アース電極32dが形成され、第8誘電体層S8の一主面に第2内層アース電極32bが形成され、第9誘電体層S9の他主面に、入力接続電極40と、入力電極42と、アース電極44とが形成されている。
また、第10誘電体層S10及び第11誘電体層S11は、上述した穴19を構成する第1貫通孔38a及び第2貫通孔38bがそれぞれ形成され、特に、第11誘電体層S11の他主面(枠状の面であって、且つ、誘電体基板12の下面を構成する面)には、1つの入力端子20、1つの出力端子22、6つのアース端子(第1アース端子24a〜第6アース端子24f)が形成されている。
そして、第1共振電極30a、第2共振電極30b、第3共振電極30cの各短絡端は、それぞれ第1ビアホール34a、第2ビアホール34b、第3ビアホール34cを介して第1内層アース電極32a及び第2内層アース電極32bに電気的に接続されると共に、第1アース端子24a〜第3アース端子24cにも電気的に接続されている。
同様に、第3内層アース電極32c及び第4内層アース電極32dは、それぞれ第9ビアホール34i、第10ビアホール34j、第11ビアホール34kを介して第1内層アース電極32a及び第2内層アース電極32bに電気的に接続されると共に、第4アース端子24d〜第6アース端子24fにも電気的に接続されている。
なお、第3共振電極30cは、タップ電極36と第4ビアホール34dを介して出力端子22に電気的に接続されている。
また、第9誘電体層S9の他主面に形成された入力接続電極40は、第5ビアホール34eを介して入力端子20に電気的に接続され、入力電極42は、第6ビアホール34f、接続電極43及び第7ビアホール34gを介して第1共振電極30aに電気的に接続され、アース電極44は、第8ビアホール34hを介して第2内層アース電極32bに電気的に接続されている。
従って、第3受動部品10Cの回路構成も、図4に示す回路構成と同様に、入力端子20とGND(グランド)との間に第1減衰極形成素子46aが接続され、フィルタ26の入力(第1接点52a)との間に第2減衰極形成素子46bが接続された構成を有する。もちろん、図7に示す場合と同様に、出力端子22に第1減衰極形成素子46aを並列に接続し、フィルタ26の出力(第3接点52c)に第2減衰極形成素子46bを直列に接続するようにしてもよい。
この第3受動部品10Cにおいては、誘電体基板の下部に凹部18(穴19)を設けるようにしたので、入力端子20(又は出力端子22)から第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bまでの配線距離を短くすることができ、配線によるロスを効率よく低減することができる。加えて、より急峻な減衰特性を得ることも可能となる。
また、図9に示すように、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが実装される穴19の直上に第2内層アース電極32bが存在することになるため、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26との不要な結合をなくすことができる。
次に、第4の実施の形態に係る受動部品(以下、第4受動部品10Dと記す)について図11を参照しながら説明する。なお、第3受動部品10Cと対応するものについては同符号を付してその重複説明を省略する。
この第4受動部品10Dは、上述した第3受動部品10Cとほぼ同様の構成を有するが、図11に示すように、凹部18の構造が以下の点で異なる。
すなわち、上述した第2受動部品10Bと同様に、凹部18は、例えば誘電体基板12の第3側面16c寄りに形成され、1つの側壁が欠落した切欠き状の凹みを有する。
この場合、第2内層アース電極32bの形成位置を誘電体基板12の下面にまで近づけることができ、しかも、凹部18の直上に第4内層アース電極32dが存在する形となり、該第4内層アース電極32dをシールド用電極として利用することができる。
そのため、フィルタの実効厚みを薄くすることなく、すなわち、誘電体基板12の全体の厚みh0に対するフィルタ26の実効厚みh4の比(h4/h0)を、第3受動部品10Cの場合(h3/h0:図9参照)よりも大きくすることができることから、フィルタ26のロスを増大させることなく、第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bとフィルタ26間のシールド効果を確保することができる。
次に、第5の実施の形態に係る受動部品(以下、第5受動部品10Eと記す)について図12を参照しながら説明する。
この第5受動部品10Eは、図12に示すように、上述した第1受動部品10Aとほぼ同様の構成を有するが、誘電体基板12の側部に凹部18(この例では、穴19)を設けた点で異なる。すなわち、誘電体基板12には、例えば第1側面16aの一部を開口とする穴19が形成されている。
そして、この穴19内に第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bが収容され、そのうち、第1減衰極形成素子46aは、穴19を通じて露出する入力接続電極40及びアース電極44と電気的に接続され、第2減衰極形成素子46bは、穴19を通じて露出する入力接続電極40及び入力電極42と電気的に接続される。
なお、誘電体基板12の上面14aには、ほぼ全面に第7アース端子24gが形成され、誘電体基板12の下面14bには、図2に示す第1受動部品10Aと同様に、6つのアース端子(第1アース端子24a〜第6アース端子24f)と、入力端子20と、出力端子22とが形成されている(図12において、分かり易くするために斜線を付した)。
具体的には、図13に示すように、誘電体基板12は、左から順に、第1誘電体層S1〜第12誘電体層S12が積み重ねられて構成されている。これらの第1誘電体層S1〜第12誘電体層S12は、1枚あるいは複数枚の層にて構成される。
誘電体基板12のうち、第1誘電体層S1及び第2誘電体層S2には、上述した穴19を構成する第1貫通孔38a及び第2貫通孔38bがそれぞれ形成されている。
また、第3誘電体層S3の一主面に入力接続電極40と入力電極42とアース電極44とが形成され、第4誘電体層S4の一主面に第1内層アース電極32aと接続電極43とが形成され、第5誘電体層S5の一主面に第1共振電極30aが形成され、第6誘電体層S6の一主面に第2内層アース電極32bと第1結合調整電極50aとが形成され、第7誘電体層S7の一主面に第2共振電極30bが形成され、第8誘電体層S8の一主面に第3内層アース電極32cと第2結合調整電極50bとが形成され、第9誘電体層S9の一主面に第3共振電極30cが形成され、第10誘電体層S10の一主面に出力電極54が形成されている。
このうち、第1内層アース電極32a〜第3内層アース電極32cは、それぞれ直線状に形成され、誘電体基板12の上面14aに形成された第7アース端子24gと誘電体基板12の下面14bに形成された第4アース端子24d〜第6アース端子24fにそれぞれ電気的に接続されている。
また、第1共振電極30a〜第3共振電極30cは、それぞれT字状に形成され、そのうち、誘電体基板12の上下に向かって延びる部分が、誘電体基板12の上面14aに形成された第7アース端子24gと誘電体基板12の下面14bに形成された第1アース端子24a〜第3アース端子24cにそれぞれ電気的に接続されている。
さらに、第3誘電体層S3の一主面に形成された入力接続電極40は、誘電体基板12の下面14bに形成された入力端子20に電気的に接続され、入力電極42は第6ビアホール34f、接続電極43及び第7ビアホール34gを介して第1共振電極30aに電気的に接続され、アース電極44は、誘電体基板12の下面14bに形成された第4アース端子24dに電気的に接続されている。なお、第10誘電体層S10の一主面に形成された出力電極54は、第4ビアホール34dを介して第3共振電極30cに電気的に接続されている。
従って、第5受動部品10Eの回路構成も、図4に示す回路構成と同様に、入力端子20とGND(グランド)との間に第1減衰極形成素子46aが接続され、フィルタ26の入力(第1接点52a)との間に第2減衰極形成素子46bが接続された構成を有する。もちろん、図7に示す場合と同様に、出力端子22に第1減衰極形成素子46aを並列に接続し、フィルタ26の出力(第3接点52c)に第2減衰極形成素子46bを直列に接続するようにしてもよい。
この第5受動部品10Eにおいては、誘電体基板12の側部に凹部18(穴19)を設けるようにしたので、入力端子20(又は出力端子22)から第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bまでの配線距離を短くすることができ、配線によるロスを効率よく低減することができる。加えて、より急峻な減衰特性を得ることも可能となる。
上述の第5受動部品10Eでは、誘電体基板12の下面14bに形成されるアース端子として、それぞれ分離された6つのアース端子(第1アース端子24a〜第6アース端子24f)を形成した例を示したが、その他、図14に示す第6の実施の形態に係る受動部品(以下、第6受動部品10Fと記す)のように、誘電体基板12の下面14bのうち、入力端子20及び出力端子22を除くほぼ全面に1つのアース端子(第8アース端子24h)を形成するようにしてもよい。この場合、第1内層アース電極32a〜第3内層アース電極32cの一方の端部(誘電体基板12の下面側の端部)、第1共振電極30a〜第3共振電極30cの端部(誘電体基板12の下面側の端部)並びにアース電極44の端部(誘電体基板の下面側の端部)がそれぞれ第8アース端子24hに電気的に接続される。なお、誘電体基板12内の電極の配置等は、第5受動部品10E(図13参照)と同様である。
この第6受動部品10Fにおいては、誘電体基板12の上面14aに形成された第7アース端子24gと誘電体基板12の下面14bに形成された第8アース端子で、誘電体基板12内の第1共振電極30a〜第3共振電極30cを挟む形になるため、シールド性が良好になるという効果がある。
上述した第5受動部品10E及び第6受動部品10Fにおいて、さらなるシールド性を向上させるために、図13に示す第2誘電体層S3と第4誘電体層S4との間と、第12誘電体層S12の裏面にそれぞれ内層アース電極を形成するようにしてもよい。
上述の例では、フィルタ26の入力側又は出力側に第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bを接続した例を示したが、その他、図15に示す第1の変形例に係る受動部品10aのように、フィルタ26の入力側と出力側にそれぞれ第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bを接続するようにしてもよい。
また、上述の例では、2つの減衰極形成素子を接続した例を示したが、その他、3つ以上の減衰極形成素子を接続するようにしてもよい。例えば図16に示す第2の変形例に係る受動部品10bのように、入力端子20とフィルタ26の入力との間に、並列接続された第1減衰極形成素子46aと、直列接続された第2減衰極形成素子46bと、並列接続された第1減衰極形成素子46aとを有するようにしてもよい。この場合、並列接続された第1減衰極形成素子46aの各共振周波数を異ならせることで、低域側の減衰帯域を広くすることができる。
同様に、図17に示す第3の変形例に係る受動部品10cのように、入力端子20とフィルタ26の入力との間に、直列接続された第2減衰極形成素子46bと、並列接続された第1減衰極形成素子46aと、直列接続された第2減衰極形成素子46bを有するようにしてもよい。この場合、直列接続された第2減衰極形成素子46bの各共振周波数を異ならせることで、高域側の減衰帯域を広くすることができる。
このように、並列接続する第1減衰極形成素子46aの数及び直列接続する第2減衰極形成素子46bの数を増やすことで、低域側及び高域側の減衰帯域をそれぞれ広くとることができる。もちろん、これら第1減衰極形成素子46a及び第2減衰極形成素子46bは、フィルタ26の出力側に接続するようにしてもよいし、フィルタ26の入力側のほか、出力側にも接続するようにしてもよい。
また、第1減衰極形成素子46aの設置を省略して、フィルタ26の入力側及び/又は出力側に、第2減衰極形成素子46bを接続するようにしてもよい。
上述した第1受動部品10A〜第6受動部品10F並びに各種変形例において、フィルタ26の構成として、共振器の多段化、共振電極の複数電極化や折り返し構造も可能である。この場合、通過帯域特性の向上、小型化をさらに図ることができる。
また、上述した例では、誘電体基板12の下面14bに各種端子を形成するようにしたが、誘電体基板12の側面にも各種端子を形成することで配線ロスの低減につながる。もちろん、誘電体基板12の側面のみに各種端子を形成するようにしてもよい。
複数の減衰極形成素子を1チップ化してもよい。この場合、小型化、実装工数の削減を図ることができる。また、減衰極形成素子をフリップチップ実装するようにしてもよい。この場合も、小型化、実装工数の削減を図ることができる。
なお、本発明に係る受動部品は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
第1受動部品を一部省略して示す斜視図である。 第1受動部品を一部省略して示す分解斜視図である。 第1受動部品を模式的に示す縦断面図である。 第1受動部品を示す等価回路図である。 比較例の減衰特性(S(1,2))及び反射特性(S(1,1))を示す図である。 第1受動部品の減衰特性(S(1,2))及び反射特性(S(1,1))を示す図である。 第1受動部品の他の回路構成を示す等価回路図である。 第2受動部品を模式的に示す縦断面図である。 第3受動部品を模式的に示す縦断面図である。 第3受動部品を一部省略して示す分解斜視図である。 第4受動部品を模式的に示す縦断面図である。 第5受動部品を一部省略して示す斜視図である。 第5受動部品を一部省略して示す分解斜視図である。 第6受動部品を一部省略して示す斜視図である。 第1の変形例に係る受動部品を示す等価回路図である。 第2の変形例に係る受動部品を示す等価回路図である。 第3の変形例に係る受動部品を示す等価回路図である。
符号の説明
10A〜10F、10a〜10c…受動部品
12…誘電体基板 18…凹部
19…穴 20…入力端子
22…出力端子 26…フィルタ
28a〜28c…第1共振器〜第3共振器
30a〜30c…第1共振電極〜第3共振電極
42…入力電極
46a、46b…第1減衰極形成素子、第2減衰極形成素子
54…出力電極

Claims (14)

  1. 複数の誘電体層が積層されて構成された誘電体基板と、
    前記誘電体基板内に形成され、1以上の共振電極を有するフィルタと、
    前記フィルタの減衰特性に減衰極を形成するための1以上の減衰極形成素子とを有することを特徴とする受動部品。
  2. 請求項1記載の受動部品において、
    前記誘電体基板に入力端子が形成され、
    前記入力端子と前記フィルタの入力電極との間に、前記1以上の減衰極形成素子が接続されていることを特徴とする受動部品。
  3. 請求項1記載の受動部品において、
    前記誘電体基板に出力端子が形成され、
    前記出力端子と前記フィルタの出力電極との間に、前記1以上の減衰極形成素子が接続されていることを特徴とする受動部品。
  4. 請求項1記載の受動部品において、
    前記誘電体基板に入力端子及び出力端子が形成され、
    前記入力端子と前記フィルタの入力電極との間と、前記出力端子と前記フィルタの出力電極との間に、それぞれ前記1以上の減衰極形成素子が接続されていることを特徴とする受動部品。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記1以上の減衰極形成素子は、前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続あるいは直列接続された第1減衰極形成素子と、直列接続あるいは並列接続された第2減衰極形成素子とを有することを特徴とする受動部品。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記1以上の減衰極形成素子は、前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続あるいは直列接続された第1減衰極形成素子と、直列接続あるいは並列接続された第2減衰極形成素子と、並列接続あるいは直列接続された第3減衰極形成素子とを有することを特徴とする受動部品。
  7. 請求項5又は6記載の受動部品において、
    前記共振電極を挟むように形成された2以上の内層アース電極を有し、
    前記入力端子及び/又は出力端子と前記フィルタ間において並列接続された減衰極形成素子は、前記内層アース電極に接続されていることを特徴とする受動部品。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、SAW(表面弾性波)素子であることを特徴とする受動部品。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、BAW(バルク弾性波)素子であることを特徴とする受動部品。
  10. 請求項8又は9記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板の上部に実装されていることを特徴とする受動部品。
  11. 請求項8又は9記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板の下部に実装されていることを特徴とする受動部品。
  12. 請求項8又は9記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板の側部に実装されていることを特徴とする受動部品。
  13. 請求項10〜12のいずれか1項に記載の受動部品において、
    前記減衰極形成素子は、前記誘電体基板に形成された凹部(hollow)に収容されていることを特徴とする受動部品。
  14. 請求項13記載の受動部品において、
    前記凹部は側壁の一部が欠落した切欠き状の凹みであることを特徴とする受動部品。

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