JP2006152561A - カーテンウォール - Google Patents

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Abstract

【課題】室内側のパネルと室外側のパネルを建物躯体に簡単に取付けできるカーテンウォールとする。
【解決手段】枠体11に室内側のパネル12と室外側のパネル13を取付けて中間空気層14を形成し、その中間空気層14を下部換気口15、上部換気口16で外部にそれぞれ連通して中間空気層14に外気が流通するようにしたカーテンウォールユニット10とし、このカーテンウォールユニット10の枠体11を、建物躯体1の上下の隣接した床スラブ2間に亘ってファスナー3で取付け、施工現場において枠体11を取付けるのみで室内側のパネル12と室外側のパネル13を建物躯体1に簡単に取付けできるカーテンウォールとする。
【選択図】図2

Description

本発明は、カーテンウォールに関する。
特許文献1に、ダブルスキンカーテンウォールと呼ばれるカーテンウォールが開示されている。
前述のカーテンウォールは、建物躯体に室外側のパネルを取付けてアウタースキンとし、前記建物躯体に室内側のパネルを取付けてインナースキンとし、このアウタースキンとインナースキンとの間に空間を形成し、その空間内に外気が流通するようにしてある。
このカーテンウォールは、アウタースキンとインナースキンとの間の空間が断熱層としての役割を有するので、冬季においては外気によって室内温度が低下することを防止できる。
一方、夏季においては、この空間内に外気を通過させて室内温度の上昇を防止できる。
特開2001−253734号公報
前述した従来のカーテンウォールは、建物の施工現場において建物躯体に室外側のパネル、室内側のパネルを取付けるので、そのパネル取付け作業に時間がかかり、作業効率が悪い。
本発明は、前述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、建物躯体に室内側のパネル、室外側のパネルを簡単に取付けできるカーテンウォールを提供することである。
第1の発明は、枠体に室内側のパネルと室外側のパネルが取付けられ、この室外側のパネルと室内側のパネルとの間に中間空気層を有し、この中間空気層の下部が下部換気口で室外に連通し、かつその中間空気層の上部が上部換気口で室外に連通して中間空気層に外気が連通し、前記下部換気口、上部換気口の幅は、カーテンウォールユニットの幅と略等しいカーテンウォールユニットとし、
前記中間空気層に、複数のスラットを昇降自在としたブラインドを設け、
そのスラットを下降して日射を遮断する状態の時に、その最上部のスラットが上部換気口よりも下方に位置し、
このカーテンウォールユニットの枠体を、建物躯体の上下に隣接する床スラブ間に亘って取付けたことを特徴とするカーテンウォールである。
第2の発明は、第1の発明において、上部換気口は、中間空気層の空気を斜め下向きに排出する構造であることを特徴とするカーテンウォールである。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、枠体の室外側寄りの上部に、斜め下向きに傾斜したルーバー羽根を上下方向に間隔を置いて複数備えたルーバーを取付けて上部換気口を形成し、
前記上部寄りのルーバー羽根の室内側に、そのルーバー羽根間から雨水等が中間空気層に浸入することを防止する塞ぎ板を設けたことを特徴とするカーテンウォールである。
請求項1に係る発明によれば、工場等で枠体に室外側のパネルと室内側のパネルを取付けて中間空気層を有するカーテンウォールユニットを組み立て、その枠体を建物躯体の床スラブ間に亘って取付けることで取付けできる。
したがって、建物躯体に室内側のパネルと室外側のパネルを簡単に取付けできる。
また、上部換気口、下部換気口の幅がカーテンウォールユニットの幅と略等しいので、、中間空気層の見込み寸法が小さくとも、その中間空気層に多量の空気が流通するので、ダブルスキンカーテンウォールとしての機能を満足できる。したがって、カーテンウォールユニットの枠体の見込み幅を小さくできるから、その枠体の各枠材を一体のアルミ押出形材とすることが可能である。
また、夏場はブラインドで日射を遮り、発生した熱を上部換気口から温度差換気で排出し、日射による室内環境への影響を軽減できる。
冬場はブラインドで日射を遮り、中間空気層内の温室効果で外部の冷気の影響を軽減できる。
また、ブラインドで日射を遮断している時には上部換気口の背部にスラットが位置しないので、そのスラットが上部換気口から空気の流通を阻害することがなく、スムーズに上部換気口から空気が流通する。
請求項2に係る発明によれば、上部換気口から中間空気層の空気が斜め下向きに排出されるので、その上部換気口から排出された空気が、上のカーテンウォールの下部換気口から中間空気層に流入し難い。
したがって、夏季において中間空気層内で加熱された高温の空気が、上のカーテンウォールユニットの中間空気層内に導入され難く、室内温度の上昇を防止できる。
請求項3に係る発明によれば、ルーバーを取付けることで上部換気口を構成でき、その作業が容易である。
また、上部寄りのルーバー羽根間から中間空気層内に雨水等が浸入することを防止できる。
図1と図2と図3に示すように、建物躯体1に複数のカーテンウォールユニット10を上下、左右方向に順次隣接して取付けてカーテンウォールを構成している。
前記カーテンウォールユニット10は、枠体11に室外側のパネル12(アウタースキン)と室内側のパネル13(インナースキン)を取付け、この室外側のパネル12と室内側のパネル13との間に中間空気層14を有する。そのカーテンウォールユニット10における下部に下部換気口15を有し、上部に上部換気口16を有する。
前記下部換気口15は中間空気層14の下部を室外に連通し、前記上部換気口16は中間空気層14の上部を室外に連通しており、中間空気層14に外気が流通する。
前記室外側のパネル12は遮音、防風の性能を保持する壁で、室内側のパネル13は断熱、水密、気密、耐火などの性能を保持する壁で、中間空気層14には前述のように外気が流通する。
これにより、中間空気層14が断熱層としての役割を有し、冬季においては外気によって室内温度が低下することを防止できる。
また、夏季においては、この中間空気層14内に外気が通過して室内温度の上昇を防止できる。
つまり、ダブルスキンタイプのカーテンウォールを構成する。
前記中間空気層14内に図2に示すようにブラインド17が設けてある。
このブラインド17は、夏季に日射を遮り、発生した熱を上部換気口16から温度差換気で室外に排出し、日射による室内環境への影響を軽減させる。
また、前記ブラインド17は、冬季は日射を遮り、中間空気層14内の温室効果、好ましくは室内側のパネル13の断熱効果で室外の冷気の影響を軽減させる。
前記カーテンウォールユニット10はビジョン部10aとスパンドレル部10bを備え、建物躯体1の上下の床スラブ2間に亘って取付けられる。
例えば、枠体11の上部を上の階の床スラブ2にファスナー3で連結して取付け、その枠体11の下部を下の階の床スラブ2の室外側部と対向させ、上のカーテンウォールユニット10の枠体11の下部と下のカーテンウォールユニット10の枠体11の上部を室内外側方向に動かないように連結する。
このようであるから、工場などで枠体11に室外側のパネル12と室内側のパネル13を取付けて中間空気層14を有するカーテンウォールユニット10を組み立て、そのカーテンウォールユニット10を施工現場まで搬送し、その枠体11を床スラブ2にファスナー3で連結することで取付けできる。
したがって、建物躯体1に室内側のパネル12と室外側のパネル13を簡単に取付けできる。
前記下部換気口15はカーテンウォールユニット10の幅方向(図1における左右方向)ほぼ全長に亘って形成され、この下部換気口15には多量の空気がスムーズに流通する。
前記上部換気口16はカーテンウォールユニット10の幅方向(図1における左右方向)ほぼ全長に亘って形成され、この上部換気口16には多量の空気がスムーズに流通する。
このようであるから、中間空気層14の室内外側方向の寸法(見込み寸法)が小さくとも、その中間空気層14に多量の空気が流通し、前述したダブルスキンカーテンウォールとしての機能を満足することができる。
したがって、カーテンウォールユニット10の枠体11の見込み幅を小さく、例えば400mm以下にでき、その枠体11を構成する各枠材を一体のアルミ押出形材とすることができる。
前述のようにした場合には、上部換気口16は、中間空気層14内の空気を斜め下向きに排出する形状とすることが好ましい。
つまり、前述のように下部換気口15、上部換気口16の幅がカーテンウォールユニット10の幅と略等しいと、上下に隣接したカーテンウォールユニット10における下のカーテンウォールユニット10の上部換気口16の上方に、上のカーテンウォールユニット10の下部換気口15が位置するので、その下のカーテンウォールユニット10の上部換気口16から排出された空気が上のカーテンウォールユニット10の下部換気口15から中間空気層14内に導入され易く、夏季においては下のカーテンウォールユニット10の中間空気層14内で加熱された高温の空気が上のカーテンウォールユニット10の中間空気層14内に導入されるので、室内温度の上昇をあまり防止できないことがある。
このことを防止するために、上部換気口16から中間空気層14内の空気を斜め下向きに排出し、その排出された空気が上のカーテンウォールユニット10の下部換気口15から中間空気層14内に導入され難くした。後述するように塞ぎ板を設けることでも導入され難くできる。
次に、各部材の具体形状を説明する。
前記枠体11は図1に示すように、上横枠材11aと下横枠材11bと左右の縦枠材11cで方形状で、図2に示すように、その左右の縦枠材11c間における室外側寄りで上部寄りに室外側中間横枠材11dを連結してあると共に、左右の縦枠材11c間における室内側寄りで上部寄りに室内側中間横枠材11eを連結してある。
前記室外側中間横枠材11dは室内側中間横枠材11eよりも上方に位置している。
図4と図5と図6に示すように、前記下横枠材11bの室外側部と前記室外側中間横枠材11dと左右の縦枠材11cの室外側部に亘って前述の室外側のパネル12、例えばガラスが装着されている。
図4と図5と図6と図7に示すように、前記上横枠材11aの室外側部と前記室外側中間横枠材11dとの間に上部換気口16が形成されている。
図4と図5と図6と図7に示すように、前記上横枠材11aの室内側部と前記室内側中間横枠材11eとの間に、前記室内側のパネル13である耐火パネル13aが、しっかりと水密、気密して取付けてあり、この耐火パネル13a部分で前述のスパンドレル部10bを構成する。
前記下横枠材11bの室内側部と前記室内側中間横枠材11eとに亘って前記室内側のパネル13である面材13bが、しっかりと水密、気密して取付けてあり、面材13b部分で前述のビジョン部10aを構成している。つまり、この面材13bと耐火パネル13aで室内側のパネル13としてある。
前記面材13bは室内側に開放自在である。
例えば、図4と図6に示すように、下横枠材11bの室内側部と室内側中間横枠材11eとに亘って室内側縦枠材11fを取付け、この室内側縦枠材11fと室内側中間横枠材11eと左右の縦枠材11cの室内側部とで第1枠部11gと第2枠部11hを形成する。
前記第1枠部11gの見付け寸法が大きく、第2枠部11hの見付け寸法が小さい。前記第1枠部11gに障子18を室内側に向けて回動可能に取付け、この障子18を室内側に回動して第1枠部11aを開放することでブラインド17等を保守、点検する。
前記第2枠部11hに換気扉19を室内側に向けて回動可能に取付け、この換気扉19を室内側に回動して第2枠部11bによって中間空気層14と室内を連通し、室内を換気する。
前記下部換気口15は図4に示すように、略L字形状で、中間空気層14に開口した上部開口15aが上向きで、室外に開口した下部開口15bが横向きである。
前記下部換気口15は下横枠材11bに形成してある。例えば下横枠材11bを2つの部材で形成し、その2つの部材の間に下部換気口15を形成する。
具体的には、室外側部材20と室内側部材21で下横枠材11bとし、その室外側部材20を左右の縦枠材11cの室外側寄り間に連結し、かつ室内側部材21を左右の縦枠材11cの室内側寄り間に連結して、その室外側部材20と室内側部材21を室内外側方向に離隔し、その両者の間に下部換気通路22を形成する。
この下部換気通路22は略L字形状で、その上部にグリル23を前記室外側部材20と室内側部材21とに亘って取付ける。
前記下部換気通路22の下部に下部換気口用のルーバー24を取付ける。
つまり、下部換気口15は上部開口15aにグリル23を有し、下部開口15bに下部換気口用のルーバー24を有する。
前記室内側部材21は縦向部21aと横向部21bで略L字形状で、前記室外側部材20は縦向部21aと対向して取付けられ、その室外側部材20の室内側面、下面と室内側部材21の略L字状の室外側面とで下部換気通路22を形成している。
そして、室外側部材20と室内側部材21の縦向部21aに亘ってグリル23が取付けられる。前記室外側部材20と室内側部材21に亘って下部換気口用のルーバー24が取付けられる。
前記室内側部材21の室外側面25は円弧形状に湾曲して空気の流れをスムーズに略90度に変換できるようにしてある。
前記ルーバー24は複数のルーバー羽根26を備え、この各ルーバー羽根26の室外側端部26a(ルーバー24の室外側端部)はカーテンウォールユニット10の室外側面と略面一、好ましくは面一である。
具体的には、図4と図8に示すように複数のルーバー羽根26の室内側端部26bにおける長手方向複数位置に縦骨27を固着してルーバー24とする。
この縦骨27の上部と下部を取付金具28で、前記下横枠材11bの室外側部材20の下面と室内側部材21の横向部21bの室外側部にそれぞれ固着してルーバー24を取付、ルーバー羽根26の室外側端部26aがカーテンウォールユニット10の室外側面、例えば縦枠材11cの室外側端部と略面一となるようにしてある。
前記左右の縦枠材11cにおける下横枠材11bの室外側部材20よりも下方に突出した下部室外側は切欠きされ、その切欠部29からも空気が流通するようにしてある。
前記ルーバー羽根26の室外寄り部分の左右両端部は縦枠材11cの内側面よりも側方に突出して前述の切欠部29に接している。
なお、前記下横枠材11bを一体とし、下部換気口15を加工して形成しても良い。
前記上部換気口16は図5と図7に示すように、上横枠材11aと室外側中間横枠材11dとの間に形成されている。
例えば、上横枠材11aの室外側部と室外側中間横枠材11dと左右の縦枠材11cの室外側部とで上部換気通路30を形成する。
この上部換気通路30に上部換気口用のルーバー31を取付け、中間空気層14内の空気が斜め下向きに排出されるようにする。
前記ルーバー31は複数のルーバー羽根32を備え、この複数のルーバー羽根32は上下方向に間隔を置いて斜め下向きに配設され、その各ルーバー羽根32の室外側端部32a(ルーバー31の室外側端部)はカーテンウォールユニット10の室外側面と略面一、好ましくは面一である。
具体的には複数のルーバー羽根32の室内側端部32bの長手方向に間隔を置いた複数の位置に縦骨33が固着され、その複数の縦骨33の下部に下枠材34を固着してルーバー31としてある。その縦骨33の上部が取付金具35で上横枠材11aに固着され、下枠材34が室外側中間横枠材11dに固着されていると共に、その縦骨33の下端部が室外側中間横枠材11dに当接している。
前記ルーバー31は防鳥ネット36を備えている。例えば、複数のルーバー羽根32における下部のルーバー羽根32の室内側端部32bに亘って防鳥ネット36が取付けてある。この防鳥ネット36は左右に隣接した縦骨33間にそれぞれ取付けてある。
前記左右の縦枠材11cにおける室外側中間横材11dよりも上方に突出した上部室外側部は切欠きされ、その切欠部37からも空気が流通するようにしてある。
前記各ルーバー羽根32の室外寄り部分の左右両端部は縦枠材11cの内側面よりも側方に突出して前述の切欠部37に接している。
前記上部換気通路30の上部に塞ぎ板38を設け、その上部換気通路30の上部から雨水等が中間空気層14内に浸入しないようにしてある。
前記塞ぎ板38は、複数のルーバー羽根32における上部のルーバー羽根32の室内側端部23bに亘って取付けてあり、その塞ぎ板38の左右端部は左右に隣接した縦骨33の左右側面に接し、その塞ぎ板38の下部は前述の防鳥ネット36の上部を連続する。
これによって、前記塞ぎ板38は複数のルーバー羽根32における上部のルーバー羽根32の室内側に位置し、その上部のルーバー羽根32間から中間空気層14内に雨水等が浸入することを防止する。
つまり、中間空気層14の上部寄りの室外側に複数のルーバー羽根32を設けて外観の見栄えを良くしているので、その上部(上横枠材11a寄り)のルーバー羽根32間から雨水等が浸入し易いので、前述のように塞ぎ板38を設けて雨水等の浸入を防止した。
なお、この塞ぎ板38を設けたことによっても前述のように、下のカーテンウォールユニット10の上部換気口16から排出した空気が上のカーテンウォールユニット10の下部換気口15から中間空気層14内に導入され難くできる。
前記下部換気口用のルーバー24はカーテンウォールユニット10の下端部まで連続している。
前記上部換気口用のルーバー31はカーテンウォールユニット10の上端部まで連続している。
これによって、上のカーテンウォールユニット10の下部換気口用のルーバー24と下のカーテンウォールユニット10の上部換気口用のルーバー31は上下方向に連続し、その各ルーバー羽根26,32が図5に示すように上下方向に連続して一つのルーバーのように見えるから、外観の見栄えが良い。
具体的には、前記下横枠材11bの室外側部材20の室外側寄りに室外側のパネル12の下辺部が取付けてあり、室内側部材21の室外側部(横向部21bの室外側部)は室外側のパネル12よりも室内側寄りで、この室内側部材21の室外側部に前記縦骨27の下部が取付金具28で固着され、縦骨27の上部は室外側部材20の下面における室内外側方向中間に取付金具28で固着されている。
これによって、下部換気口用のルーバー24の最下部のルーバー羽根26は、下横枠材11bの室内側部材21の室外側端部よりも室外側に突出し、かつ下横枠材11bよりも下方に位置し、下部換気口用のルーバー24はカーテンウォールユニット10の下端部まで連続している。
前記上横枠材11aの室外側部は室外側中間横枠材11dの室外側面とほぼ面一で、上部換気口用のルーバー31の縦骨33は上横枠材11aの室外側面とほぼ面一で、上部換気口用のルーバー31の縦骨33は上横枠材11aの室外側面に接し、最上部のルーバー羽根32は上横枠材11aの室外側に位置して上部換気口用のルーバー31はカーテンウォールユニット10の上端部まで連続している。
そして、上のカーテンウォールユニット10の下部換気口用のルーバー24の最下部のルーバー羽根26と下のカーテンウォールユニット10の上部換気口用ルーバー31の最上部のルーバー羽根32が上下方向に連続する。
このようにした場合には、ルーバー羽根32の室内側端部32bと上横枠材11aの室外側面との間に隙間が生じるので、前述の塞ぎ板38の上部38aを鉤形状とし、その鉤形状の上部38aによって前述の隙間を閉塞するようにしてある。
前記ブラインド17は図5に示すように、多数のスラット17aとヘッドボックス17bを備え、そのヘッドボックス17bに設けた駆動機構(図示せず)でスラット17aを昇降する。
前記ヘッドボックス17bは中間空気層14の最上部、例えば上横枠材11aの内面に取付けてあり、前記スラット17aが図5に実線で示すように最も上昇した状態ではルーバー31の背面側に位置し、このルーバー31でブラインド17が室外から目視されないようになっている。
前記スラット17aを下降して日射を遮断する場合には、図5に仮想線で示すように最上部のスラット17aが上部換気口16よりも下方、好ましくは室外側中間横枠材11dよりも下方に位置するようにしてある。
このようにすれば、上部換気口16の背面側にはスラット17aを昇降する紐17cが位置するのみで、空気の流れが阻害されずに中間空気層14内の空気はスムーズに上部換気口16から排出される。
つまり、上部換気口16の背面(上部換気口16と耐火パネル13aの間)にスラット17aが位置すると、空気の流れがスラット17aで阻害されて中間空気層14内の空気が上部換気口16からスムーズに排出されなくなる。特に、前述したように中間空気層14の見込み寸法が小さいとスラット17aによって空気の流れが阻害される。
このことを解消するために、最上部のスラット17aを上部換気口16よりも下方に位置させた。
前記ファスナー3は図5と図7に示すように、建物躯体1(床スラブ2)に固着される一次ファスナー3aと2つの二次ファスナー3bを備え、その2つの二次ファスナー3bが左右に隣接したカーテンウォールユニット10の縦枠材11cにそれぞれ固着される。
カーテンウォールの一部外観図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 カーテンウォールユニットのビジョン部の拡大詳細縦断面図である。 カーテンウォールユニットのスパンドレル部の拡大詳細縦断面図である。 カーテンウォールユニットのビジョン部の拡大詳細横断面図である。 カーテンウォールユニットのスパンドレル部の拡大詳細横断面図である。 カーテンウォールユニットの下部換気口部分の拡大詳細横断面図である。
符号の説明
1…建物躯体、2…床スラブ、3…ファスナー、10…カーテンウォールユニット、10a…ビジョン部、10b…スパンドレル部、11…枠体、11a…上横枠材、11b…下横枠材、11c…左右の縦枠材、12…室内側パネル、13…室外側のパネル、14…中間空気層、15…下部換気口、16…上部換気口、17…ブラインド、17a…スラット、31…ルーバー、32…ルーバー羽根、33…縦骨、34…塞ぎ板。

Claims (3)

  1. 枠体に室内側のパネルと室外側のパネルが取付けられ、この室外側のパネルと室内側のパネルとの間に中間空気層を有し、この中間空気層の下部が下部換気口で室外に連通し、かつその中間空気層の上部が上部換気口で室外に連通して中間空気層に外気が連通し、前記下部換気口、上部換気口の幅は、カーテンウォールユニットの幅と略等しいカーテンウォールユニットとし、
    前記中間空気層に、複数のスラットを昇降自在としたブラインドを設け、
    そのスラットを下降して日射を遮断する状態の時に、その最上部のスラットが上部換気口よりも下方に位置し、
    このカーテンウォールユニットの枠体を、建物躯体の上下に隣接する床スラブ間に亘って取付けたことを特徴とするカーテンウォール。
  2. 上部換気口は、中間空気層の空気を斜め下向きに排出する構造であることを特徴とする請求項1記載のカーテンウォール。
  3. 枠体の室外側寄りの上部に、斜め下向きに傾斜したルーバー羽根を上下方向に間隔を置いて複数備えたルーバーを取付けて上部換気口を形成し、
    前記上部寄りのルーバー羽根の室内側に、そのルーバー羽根間から雨水等が中間空気層に浸入することを防止する塞ぎ板を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のカーテンウォール。

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