JP7358578B2 - カーテンウォールユニット - Google Patents

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本発明は、左右方向に並べて設置されて互いの縦枠の間に目地を形成するカーテンウォールユニットに関する。
カーテンウォールユニットは、建物の壁部に、左右方向と上下方向に並べて設置されて、建物の壁面を形成する。建物の壁部では、カーテンウォールユニットのメンテナンスや清掃等のために、ゴンドラが用いられることがある。ゴンドラは、カーテンウォールユニットに設けられたガイドレールによりガイドされて、上下方向に移動する。また、従来、隣り合うユニットの対向する縦枠にゴンドラレール部が設けられたカーテンウォールが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載された従来のカーテンウォールのゴンドラレール部は、ゴンドラのガイドローラを案内するガイドレールであり、縦枠に一体に形成されて、縦枠の目地側に設けられている。ところが、目地側にゴンドラレール部を有する縦枠では、外気に接する部分が多くなり、冬季には、外気の影響で冷され易くなる。また、冷された縦枠と室内の温かい空気が接した際には、空気が冷されて露点温度を下回ることで、室内に向けて配置される縦枠の表面に結露が発生する虞がある。特に、寒冷地では、縦枠の表面の結露への対策が重要となる。このように、カーテンウォールユニットの目地を形成する縦枠では、目地側の部分が冷され易くなっており、縦枠の表面の結露への対処が求められる。
特開2005-146752号公報
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、その目的は、カーテンウォールユニットの目地を形成する縦枠の表面に結露が発生するのを抑制することである。
本発明は、左右方向に並べて設置されて、左右方向に隣り合う互いの縦枠の間に目地を形成するカーテンウォールユニットであって、
前記縦枠により形成される開口部に配置されるパネル体を備え、
前記縦枠は、前記パネル体室内側で前記パネル体を保持する第1枠部と、前記第1枠部の前記目地側に配置された第2枠部と、前記第1枠部と前記第2枠部の間に設けられた絶縁材と、を有し、
前記第2枠部は、前記第1枠部との間に前記絶縁材を介在させて前記第1枠部に装着され、前記第1枠部から室外側に向かって突出するカーテンウォールユニットである。
本発明によれば、カーテンウォールユニットの目地を形成する縦枠の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
第1実施形態のカーテンウォールを示す正面図である。 第1実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。 図2の一部を拡大して示す第1実施形態のカーテンウォールの横断面図である。 第1実施形態のカーテンウォールユニットの縦枠を分解して示す斜視図である。 第1実施形態のカーテンウォールユニットの組み立て途中の縦枠を示す斜視図である。 第2実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。 第3実施形態のカーテンウォールを示す横断面図である。
本発明のカーテンウォールユニットの一実施形態について、図面を参照して説明する。
本実施形態のカーテンウォールユニットは、建物のカーテンウォールに用いられて、建物の壁部(外壁)に設けられる。複数のカーテンウォールユニットは、互いに組み合わされて、カーテンウォールの一部を構成する。カーテンウォールユニット及びカーテンウォールは、建物の壁部で、建物の室内(屋内)と室外(屋外)の間に設置されて、建物の壁部を形成する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す正面図であり、建物10の壁部11に設置されたカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を室外側からみて示している。図2は、第1実施形態のカーテンウォール1を示す横断面図である。
図示のように、カーテンウォール1は、建物10の壁部11に並べて設置される複数のカーテンウォールユニット2を備えている。カーテンウォールユニット2は、カーテンウォール1を構成するパネルユニットであり、壁部11への設置前に、予めユニットとして組み立てられる。カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2は、建物10の躯体の室外側に配置され、躯体に取り付けられて、建物10の壁部11の壁面(外壁面)を形成する。複数のカーテンウォールユニット2は、上下方向と左右方向Rに並べて設置されて、それぞれ隣り合うカーテンウォールユニット2と互いに組み合わされている。
なお、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を正面からみたときに(図1参照)、上下となる方向が上下方向であり、左右となる方向が左右方向Rである。図1では、上下方向は鉛直方向であり、左右方向Rは水平方向である。室内外方向S(図2参照)は、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2における室内外方向(屋内外方向)である。また、室内外方向Sは、建物10に設置したカーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2を正面からみたときに、前後となる方向であり、図1では、左右方向Rに直交する水平方向である。このように、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2に関する方向は、建物10に設置した状態での方向で特定する。また、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2に関して室内側、室外側とは、建物10に設置した状態での室内外方向Sにおける室内側、室外側である。
カーテンウォールユニット2は、2つのパネル体2Aと、パネル体2Aを囲む枠体3を備えている。複数のカーテンウォールユニット2の枠体3は、それぞれ隣り合うカーテンウォールユニット2の枠体3と互いに組み合わされている。枠体3は、開口部3Aを形成する方形状の開口枠であり、建物10の躯体に取り付けられる。パネル体2Aは、方形状のガラスパネル体(例えば、板ガラス、複層ガラス、又は、合わせガラス)であり、枠体3の開口部3Aに配置されている。
枠体3は、互いに組み合わされた4つの枠4~6(上枠4、下枠5、一対の縦枠6)と無目7を有し、枠4~6により、方形状の開口部3Aを形成している。枠体3の枠4~6は、枠体3を構成する枠材であり、枠体3の枠4~6と無目7は、押出成形により形成された金属製(例えば、アルミニウム合金製)の形材からなる。
上枠4と下枠5は、枠体3の上下の横枠であり、枠体3の上部と下部で左右方向R(横方向)に沿って延びる。一対の縦枠6は、枠体3の左右の側部に位置する側枠であり、枠体3の側部で上下方向(縦方向)に沿って延びる。上枠4、下枠5、及び、一対の縦枠6の端部同士が接続されて、枠4~6が枠組みされている。無目7は、上枠4と下枠5の間で左右方向Rに沿って延び、一対の縦枠6に接続されて、枠体3の開口部3Aを上下に区画している。パネル体2Aは、枠体3に嵌め込まれて、枠体3に保持されている。
図3は、図2の一部を拡大して示す第1実施形態のカーテンウォール1の横断面図であり、ゴンドラ20の一部を二点鎖線で模式的に示している。
図示のように、複数のカーテンウォールユニット2及び枠体3は、建物10の壁部11に、左右方向Rに並べて設置されている。左右方向Rに隣り合う2つのカーテンウォールユニット2において、一方のカーテンウォールユニット2の縦枠6と他方のカーテンウォールユニット2の縦枠6は、左右方向Rにおいて互いに対向して、左右に隣接して配置されている。
カーテンウォールユニット2のそれぞれで、パネル体2Aは、枠体3の縦枠6により形成された開口部3Aに配置されている。パネル体2Aは、縦枠6の開口部3A側に位置して、縦枠6により保持されている。左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2は、左右方向Rに隣り合う互いの縦枠6の間に目地8を形成する。目地8は、左右のカーテンウォールユニット2の縦枠6の間の部分であり、縦枠6に沿って縦枠6の長手方向(上下方向)に延び、縦枠6及びカーテンウォールユニット2の室外側に向かって開放されている。縦枠6は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6(左右方向Rに並べて設置される他のカーテンウォールユニット2の縦枠6)と目地8を挟んで対向して配置される。上下方向に並ぶカーテンウォールユニット2の目地8は、互いに室内外方向S及び左右方向Rの位置を合わせて、上下方向に並べて配置される。
縦枠6は、ゴンドラ20をガイドする溝状のガイドレール30を有している。縦枠6のガイドレール30は、縦枠6のそれぞれの目地8側の部分に設けられて、左右方向Rに隣り合う縦枠6のガイドレール30に向かって開放されている。また、ガイドレール30は、パネル体2Aよりも室内側に位置して、縦枠6の長手方向(上下方向)に延びる。左右方向Rに隣り合う縦枠6のガイドレール30は、左右方向Rにおいて互いに対向して、左右方向Rに離隔した状態で左右に隣接して配置されている。上下方向に並ぶカーテンウォールユニット2のガイドレール30は、互いに室内外方向S及び左右方向Rの位置を合わせて、上下方向に並べて配置される。
ゴンドラ20は、人が搭乗するゴンドラ本体(図示せず)と、ガイドレール30によりガイドされる複数(図3では、2つ)のガイドローラ21と、ガイドローラ21をゴンドラ本体に連結するロッド状の連結部材22を有している。ゴンドラ本体は、カーテンウォール1及びカーテンウォールユニット2の室外側で上下方向に移動する。連結部材22は、ゴンドラ本体から目地8に向かって延び、左右方向Rに隣り合う縦枠6の間の目地8に配置される。ガイドローラ21は、連結部材22の先端部に回転可能に設けられ、目地8において、左右の縦枠6のガイドレール30の内側のそれぞれに配置されて、ガイドレール30によりガイドされる。ガイドローラ21及びゴンドラ20は、ガイドレール30により、縦枠6の長手方向にガイドされて、縦枠6に沿って縦枠6の長手方向(上下方向)に移動する。
図4は、第1実施形態のカーテンウォールユニット2の縦枠6を分解して示す斜視図であり、図5は、第1実施形態のカーテンウォールユニット2の組み立て途中の縦枠6を示す斜視図である。図4、図5では、縦枠6の長手方向の一部を模式的に示している。
図3~図5に示すように、縦枠6は、パネル体2Aを保持する押縁40と、互いに連結された2つの枠部50、60(第1枠部50、第2枠部60)と、第1枠部50と第2枠部60の間に設けられた絶縁材70を有している。第1枠部50は、縦枠6の室内側枠部であり、パネル体2Aよりも室内側に位置している。第1枠部50の全体がパネル体2Aよりも室内側に位置して、第1枠部50がパネル体2Aから室内側に向けて配置されている。
縦枠6の第1枠部50は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の第1枠部50との間に目地8を形成し、他の縦枠6の第1枠部50と目地8を挟んで対向して配置される。また、縦枠6の第2枠部60は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の第2枠部60との間に目地8及び室外側空間8Aを形成し、他の縦枠6の第2枠部60と目地8及び室外側空間8Aを挟んで対向して配置される。室外側空間8Aは、目地8(目地8の空間)における室外側に位置する空間であり、第2枠部60により形成されている。室外側空間8Aは、縦枠6及び第2枠部60の長手方向(上下方向)に延び、縦枠6及びカーテンウォールユニット2の室外側に向かって開放されている。ゴンドラ20のガイドローラ21と連結部材22は、目地8の室外側空間8Aに配置されて、目地8の室外側空間8Aで第2枠部60の長手方向に移動する。
第2枠部60は、縦枠6の室外側枠部であり、第1枠部50の目地8側に配置されて、パネル体2Aよりも室内側の位置で、第1枠部50に取り付けられている。ガイドレール30は、第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分に形成されて、パネル体2Aよりも室内側の位置に配置されている。第2枠部60は、パネル体2Aよりも室内側の位置で、第1枠部50との間に絶縁材70を介在させて第1枠部50に装着され、第1枠部50から室外側に向かって突出する。第1枠部50、絶縁材70、及び、第2枠部60は、重ね合わせて連結されており、絶縁材70は、第1枠部50と第2枠部60に接触する。
絶縁材70は、断熱機能を有する弾性変形可能な断熱材(ここでは、弾性体である絶縁ゴム)であり、第2枠部60の全体を第1枠部50から離隔して配置する。絶縁材70は、固体絶縁材(固体断熱材)であり、縦枠6の長手方向の全体に、又は、縦枠6の長手方向の複数箇所に設けられる。ここでは、絶縁材70は、縦枠6の長手方向の全体にわたって設けられて、パネル体2Aよりも室内側の位置で、第1枠部50と第2枠部60の間に挟まれる。また、絶縁材70は、第1枠部50と第2枠部60の間の隙間の全体にわたって設けられて、第1枠部50と第2枠部60の互いに対向する部分の間の全体に配置される。第1枠部50と第2枠部60は、絶縁材70により、全体にわたって互いに接触せずに、離隔して配置される。
カーテンウォールユニット2は、縦枠6の第1枠部50に装着された水密材41と気密材42を備えている。水密材41と気密材42は、弾性変形可能なタイト材であり、第1枠部50の目地8側に配置されて、縦枠6及び第1枠部50の長手方向(上下方向)に延びる。水密材41は、レインバリアであるとともに、気密材42よりも室外側に位置する室外側タイト材(第1タイト材)であり、パネル体2Aから室内側に離隔して配置される。気密材42は、ウインドバリアであるとともに、水密材41よりも室内側に位置する室内側タイト材(第2タイト材)であり、水密材41から室内側に離隔して配置される。
水密材41と気密材42は、目地8で、室内外方向Sに離隔して並列し、互いの間に等圧空間43を形成するための間隔をあけて配置されている。等圧空間43は、室外(外気)の気圧(外気圧)と等圧となる空間であり、室外と連通する。室外は、カーテンウォールユニット2の室外側に位置する空間であり、外気は、室外の空気である。
2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6が左右方向Rに隣り合う箇所で、左右の縦枠6の第1枠部50の水密材41は、左右方向Rにおいて互いに対向する位置に配置されて互いに当接する。また、左右の縦枠6の第1枠部50の気密材42は、左右方向Rにおいて互いに対向する位置に配置されて互いに当接する。互いに当接する水密材41と気密材42により、左右の縦枠6の第1枠部50の間の箇所が止水されて、左右の縦枠6の第1枠部50の間に等圧空間43が形成される。等圧空間43は、水密材41、気密材42、及び、第1枠部50により形成されて、縦枠6及び第1枠部50の長手方向に延びる。
このように、縦枠6(ここでは、第1枠部50)は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6との間の箇所が水密材41と気密材42により止水される。その状態で、縦枠6の第1枠部50は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の第1枠部50との間に等圧空間43を形成し、他の縦枠6の第1枠部50と等圧空間43を挟んで対向して配置される。等圧空間43は、目地8(目地8の空間)における室内外方向Sの中間に位置する空間であり、第2枠部60及び目地8の室外側空間8Aの室内側に位置する。第2枠部60及び目地8の室外側空間8Aは、等圧空間43の室外側に位置する。
第1枠部50は、パネル体2Aと対向する室外側端部51と、室外側端部51と接続する見込み部52と、見込み部52の室内側の端部と接続する見付け部53と、2列の溝状の装着部54、55(第1装着部54、第2装着部55)を有している。室外側端部51は、第1枠部50の室外側の端部に位置する対向壁部であり、パネル体2Aの室内側に位置して、パネル体2Aの室内側面と対向する。また、室外側端部51は、左右方向R(縦枠6の見付け方向)に沿って配置される保持部であり、パネル体2Aの室内側でパネル体2Aを保持する。
見込み部52は、室外側端部51から見付け部53まで室内側に向かって延び、室外側端部51と見付け部53の間で室内外方向S(縦枠6の見込み方向)に沿って配置される。見付け部53は、第1枠部50の室内側の端部に位置する室内側端部(室内側壁部)であり、見込み部52の室内側の端部から目地8側に突出して、左右方向Rに沿って配置される。
第1装着部54、第2装着部55、水密材41、及び、気密材42は、パネル体2A及び第1枠部50の室外側端部51よりも室内側に位置し、第1枠部50の見込み部52の目地8側に設けられている。第1装着部54と第2装着部55は、室内外方向Sに離隔して並列し、縦枠6及び第1枠部50の長手方向に延びる。第1装着部54は、第2装着部55よりも室外側に位置する室外側装着部であり、パネル体2Aから室内側に離隔する。水密材41は、第1装着部54に装着されて、第1枠部50に取り付けられる。第2装着部55は、第1装着部54よりも室内側に位置する室内側装着部であり、第1装着部54から室内側に離隔する。気密材42は、第2装着部55に装着されて、第1枠部50に取り付けられる。
第2枠部60と絶縁材70は、第1装着部54及び水密材41よりも室外側に位置している。絶縁材70は、第1枠部50の水密材41よりも室外側の部分と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在しており、第2枠部60は、第1枠部50の水密材41よりも室外側の部分に絶縁材70を介在させて装着される。また、絶縁材70は、第1枠部50の第1装着部54から室外側端部51までの部分(第1装着部54、見込み部52、及び、室外側端部51)と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在しており、第2枠部60は、第1枠部50の第1装着部54から室外側端部51までの部分に、全体にわたって、絶縁材70を介在させて装着される。
第1枠部50の室外側端部51は、第1装着部54及び水密材41よりも室外側に位置し、第1装着部54と水密材41は、第2枠部60よりも室内側に位置している。第1装着部54は、目地8に向かって突出して目地8を仕切る突出部であり、見込み部52から目地8側に突出している。縦枠6は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6と互いの第1装着部54の間に水密材41を挟んで配置されて、第1装着部54と水密材41により、目地8の室内外を仕切る。第1枠部50の第1装着部54は、他の縦枠6の第1枠部50の第1装着部54に向かって突出し、他の縦枠6の第1枠部50の第1装着部54との間の箇所が水密材41により止水される。第1装着部54と水密材41は、目地8の室外側空間8Aと等圧空間43の間に位置し、目地8を室内外方向Sに仕切る。目地8は、第1装着部54と水密材41により、室外側空間8Aと等圧空間43とに仕切られる。
第2枠部60は、第2枠部60の目地8側の部分に設けられたガイドレール30と、ガイドレール30と接続する突壁部61と、第1枠部50に取り付けられる取付部62を有している。ガイドレール30と取付部62は、パネル体2Aよりも室内側に位置する第2枠部60の室内側部であり、第1枠部50の第1装着部54と室外側端部51の間に配置される。絶縁材70は、ガイドレール30と第1枠部50(第1装着部54、見込み部52)の間、及び、取付部62と第1枠部50(室外側端部51)の間に挟まれて介在する。
ガイドレール30は、室内外方向Sにおいて互いに対向する2つのレール部31、32(第1レール部31、第2レール部32)を有している。第1レール部31と第2レール部32は、室内外方向Sに離隔して並列し、左右方向Rに沿って配置されて、縦枠6及び第2枠部60の長手方向に延びる。ゴンドラ20のガイドローラ21は、第1レール部31と第2レール部32の間に配置されて、第1レール部31と第2レール部32に接触する。第1レール部31は、室外側レール部であり、ガイドローラ21の室外側に位置する。第2レール部32は、室内側レール部であり、ガイドローラ21の室内側に位置する。第1レール部31と第2レール部32は、それぞれガイドローラ21の室内外方向S(室外側、室内側)への移動を規制しつつ、ガイドローラ21及びゴンドラ20を縦枠6の長手方向にガイドする。第1枠部50の第1装着部54は、絶縁材70を挟んで、第2枠部60のガイドレール30及び第2レール部32の室内側に配置される。
突壁部61は、ガイドレール30及び取付部62から室外側に突出する第2枠部60の室外側部であり、室内外方向S(縦枠6の見込み方向)に沿って配置される。第2枠部60及び突壁部61は、第1枠部50の室外側端部51からパネル体2Aの縦縁部2Bと左右方向Rにおいて対向する位置に向かって室外側に突出して、少なくともパネル体2Aの縦縁部2Bの目地8側の位置に配置される。
パネル体2Aの縦縁部2Bは、パネル体2Aの左右の側部に位置して、上下方向(縦方向)に延びる。第2枠部60の突壁部61は、左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2のパネル体2Aの縦縁部2Bの間に配置される。押縁40は、第2枠部60の突壁部61に取り付けられて、パネル体2Aの室外側でパネル体2Aを保持する。パネル体2Aの縦縁部2Bは、押縁40と第1枠部50の室外側端部51の間に保持される。
第2枠部60の取付部62は、ガイドレール30及び第1レール部31よりも室外側に位置して、縦枠6の長手方向の複数箇所で、取付具80(例えば、ボルト、ビス)により、第1枠部50に取り付けられる。取付部62は、左右方向Rに沿って配置される取付壁部であり、第1枠部50の室外側端部51の室内側に配置される。ここでは、取付具80は、ボルトである皿ボルトであり、裏板81に形成されたネジ孔82に螺合する。第1レール部31と取付部62は、室内外方向Sに離隔しており、裏板81は、第1レール部31と取付部62の間に配置される。取付部62は、室内外方向Sにおいて、第1レール部31と室外側端部51の間、及び、裏板81と室外側端部51の間に配置される。
取付部62と室外側端部51の間に絶縁材70が挟まれた状態で、取付具80は、室外側端部51の室外側から室外側端部51、絶縁材70、及び、取付部62のそれぞれに形成された挿通孔(図示せず)を室内外方向Sに挿通して、裏板81のネジ孔82に螺合する。これにより、第2枠部60の取付部62は、第1枠部50の室外側端部51との間に絶縁材70を介在させて、第1枠部50の室外側端部51に取り付けられる。絶縁材70は、室外側端部51の目地8側の端部(先端部)を覆い、第1枠部50の室外側端部51と第2枠部60の突壁部61の間に介在する。
取付具80は、裏板81から室内側に向かって突出し、取付具80の室内側の端部(先端部)は、左右方向Rにおいてガイドレール30の第1レール部31と隣接する位置に配置される。第1レール部31は、第2枠部60の取付部62及び裏板81よりも室内側に位置している。第1レール部31は、ゴンドラ20のガイドローラ21と接触して、ガイドローラ21の室外側(取付部62側)への移動を規制する。これにより、第1レール部31は、ガイドローラ21の取付具80との接触を規制する。
カーテンウォールユニット2は、パネル体2Aの室内側で第1枠部50の表面を覆うカバー90、91(第1カバー90、第2カバー91)を備えている(図3参照)。第1枠部50の表面は、室内に向けて配置される第1枠部50の室内向き面であり、ここでは、室内に向けて配置される見込み部52の見込み面56と見付け部53の見付け面57である。カバー90、91は、パネル体2Aよりも室内側に位置して、見込み面56と見付け面57を室内空間側において覆う。第1カバー90と第1枠部50の間の複数箇所には、絶縁材71、72が設けられる。第1カバー90は、第1枠部50に絶縁材71、72を介在させて取り付けられる。第1カバー90と第1枠部50の間に挟まれた絶縁材71、72により、第1カバー90は、全体にわたって第1枠部50に接触せず、第1枠部50の表面から離隔して、第1枠部50の表面との間に隙間をあけて配置される。
第1カバー90は、室内外方向Sに沿って配置されて見込み面56を覆う見込み覆い部93と、左右方向Rに沿って配置されて見付け面57を覆う見付け覆い部94を有している。見込み覆い部93は、見込み面56との間に隙間をあけて、見込み面56に沿って配置される。見付け覆い部94は、見付け面57との間に隙間をあけて、見付け面57に沿って配置される。2つの絶縁材71、72のうち、一方の絶縁材71は、第1カバー90の見込み覆い部93と第1枠部50の室外側端部51の間に設けられ、他方の絶縁材72は、第1カバー90の見付け覆い部94と第1枠部50の見付け部53(見付け面57)の間に設けられる。
左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2のうちの一方のカーテンウォールユニット2では、取付部材95が第1カバー90(ここでは、見付け覆い部94)に取り付けられている。取付部材95は、一方のカーテンウォールユニット2の第1カバー90から他方のカーテンウォールユニット2の第1カバー90まで配置される。第2カバー91は、取付部材95に係止されて、取付部材95に取り付けられる。第2カバー91は、左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2の第1カバー90の間の箇所を室内側において覆う。
以上説明したカーテンウォールユニット2では、第1枠部50と第2枠部60の間に絶縁材70を介在させることで、第2枠部60と第1枠部50の間での熱の伝達を阻害して、外気の影響で第1枠部50が冷却されるのを抑制することができる。そのため、室内に向けて配置される縦枠6の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、第1枠部50と第2枠部60の間の隙間の全体に絶縁材70を設けることで、第1枠部50の温度の低下を緩和して、縦枠6の表面に発生する結露を低減することができる。
第2枠部60は、第1枠部50の水密材41よりも室外側に位置している。これにより、外気が第1枠部50に直接に接するのを抑制して、室内に向けて配置される第1枠部50の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、第2枠部60は、第1枠部50の第1装着部54から室外側端部51までの部分に絶縁材70を介在させて装着される。そのため、絶縁材70及び水密材41により、外気が第1枠部50に直接に接するのを妨げて、第1枠部50の表面での結露の発生を抑制することができる。
第2枠部60の目地8側にガイドレール30を設けることで、ガイドレール30を有する縦枠6の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、ガイドレール30の第1レール部31により、ゴンドラ20のガイドローラ21が取付具80に接触するのを規制して、ガイドローラ21及びゴンドラ20を円滑にガイドすることができる。カバー90、91により、縦枠6の表面に結露が発生するのを抑制できるとともに、第1枠部50の表面に結露が発生したときでも、結露を遮蔽することができる。
なお、絶縁材70は、縦枠6の長手方向の全体に設けてもよく、縦枠6の長手方向の複数箇所に設けてもよい。絶縁材70を縦枠6の長手方向の複数箇所に設けるときには、絶縁材70の位置する箇所で、取付具80により、第2枠部60の取付部62を第1枠部50に取り付ける。この場合には、取付具80による取り付けに伴い、第2枠部60の取付部62と第1枠部50が接近するのを抑制して、第2枠部60の取付部62と第1枠部50が接触するのを防止することができる。また、第1実施形態では、第2枠部60を第1枠部50(ここでは、第1枠部50の第1装着部54から室外側端部51までの部分)に絶縁材70を全体にわたって介在させて装着する例を説明したが、絶縁材70により第2枠部60を第1枠部50から離隔させた状態で、第2枠部60を第1枠部50に絶縁材70を部分的に介在させて装着してもよい。
カバー90、91を縦枠6に設けずに、第1枠部50を室内空間に向けて露出させるようにしてもよい。この場合でも、絶縁材70により、第1枠部50の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、縦枠6の第2枠部60にガイドレール30を設けないようにしてもよい。本発明は、固定されたパネル体2Aを備えたカーテンウォールユニット2に限定されず、種々のカーテンウォールユニット(例えば、開閉可能又は移動可能なパネル体を備えたカーテンウォールユニット)に適用することができる。
次に、他の実施形態のカーテンウォールユニット2について説明する。以下の各実施形態では、第1実施形態と同じ事項の説明は省略し、第1実施形態と相違する事項について主に説明する。また、以下の各実施形態に関し、第1実施形態の構成に相当する構成には、第1実施形態の構成と同じ名称を用いる。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態のカーテンウォール1を示す横断面図であり、図3と同様に、左右方向Rに隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6側の部分を示している。また、図6では、ゴンドラ20の一部を二点鎖線で模式的に示している。
図示のように、第2実施形態のカーテンウォールユニット2は、インターロック式のカーテンウォールユニットであり、左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6は、互いに嵌合して連結される。そのため、枠体3の一対の縦枠6は、それぞれインターロック部である嵌合部6A、6Bを有している。目地8において、縦枠6は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6と互いの嵌合部6A、6Bを嵌合させて配置される。ここでは、一対の縦枠6の第1枠部50が、図3に示す装着部54、55を有さずに、それぞれ嵌合部6A、6Bを有している。
左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6において、一方の縦枠6の嵌合部6Aは、嵌合突部であり、室内外方向Sに互いに対向する2列の嵌合壁6A1、6A2(第1嵌合壁6A1、第2嵌合壁6A2)を有している。また、他方の縦枠6の嵌合部6Bは、嵌合受け部であり、室内外方向Sに互いに対向する2列の嵌合壁6B1、6B2(第1嵌合壁6B1、第2嵌合壁6B2)を有している。嵌合部6A、6Bと嵌合壁6A1、6A2、6B1、6B2は、パネル体2A及び第1枠部50の室外側端部51よりも室内側に位置し、第1枠部50の見込み部52から目地8側に突出して、見込み部52の目地8側に設けられている。
嵌合部6Aの第1嵌合壁6A1と第2嵌合壁6A2は、室内外方向Sに離隔して並列し、縦枠6及び第1枠部50の長手方向に延びる。また、嵌合部6Bの第1嵌合壁6B1と第2嵌合壁6B2は、室内外方向Sに離隔して並列し、縦枠6及び第1枠部50の長手方向に延びる。第1嵌合壁6A1、6B1は、それぞれ第2嵌合壁6A2、6B2よりも室外側に位置する室外側嵌合壁であり、パネル体2Aから室内側に離隔する。第2嵌合壁6A2、6B2は、それぞれ第1嵌合壁6A1、6B1よりも室内側に位置する室内側嵌合壁であり、第1嵌合壁6A1、6B1から室内側に離隔する。第1嵌合壁6A1、6B1と第2嵌合壁6A2、6B2は、目地8で、互いの間に等圧空間43を形成するための間隔をあけて配置されている。
カーテンウォールユニット2は、縦枠6の第1枠部50の装着部(第1装着部9A、第2装着部9B)に装着された水密材44と気密材45を備えている。縦枠6(第1枠部50)は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6との間の箇所が水密材44と気密材45により止水される。水密材44と気密材45は、左右方向Rに隣り合う縦枠6の嵌合部6A、6Bのうちの一方の嵌合部6Bに装着される。ここでは、第1装着部9Aが嵌合部6Bの第1嵌合壁6B1の先端部に設けられて、水密材44が第1嵌合壁6B1の第1装着部9Aに装着される。また、第2装着部9Bが嵌合部6Bの第2嵌合壁6B2の先端部に設けられて、気密材45が第2嵌合壁6B2の第2装着部9Bに装着される。このように、水密材44と気密材45は、それぞれ嵌合部6Bの嵌合壁6B1、6B2に装着されて、嵌合壁6B1、6B2の目地8側の先端部に設けられている。
左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6において、一方の縦枠6の嵌合部6A及び嵌合壁6A1、6A2は、他方の縦枠6の嵌合部6B内に配置されて、室内外方向Sにおいて、嵌合部6Bの2列の嵌合壁6B1、6B2の間に挟まれる。これにより、一方の縦枠6の嵌合部6A(嵌合突部)が他方の縦枠6の嵌合部6B(嵌合受け部)に受けられて、左右の縦枠6の嵌合部6A、6Bが互いに嵌合する。他方の縦枠6の嵌合部6B内では、第1嵌合壁6A1、6B1は、室内外方向Sにおいて、互いの間に水密材44を挟んで、重なり合う。水密材44により、互いに重なり合う第1嵌合壁6A1、6B1の間の箇所が止水される。また、第2嵌合壁6A2、6B2は、室内外方向Sにおいて、互いの間に気密材45を挟んで、重なり合う。気密材45により、互いに重なり合う第2嵌合壁6A2、6B2の間の箇所が止水される。
このように、縦枠6の嵌合部6Aは、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の嵌合部6Bとの間に水密材44と気密材45を挟んで、他の縦枠6の嵌合部6Bと嵌合して配置される。また、縦枠6の嵌合部6Aの第1嵌合壁6A1は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の嵌合部6Bの第1嵌合壁6B1との間に水密材44を挟んで、他の縦枠6の嵌合部6Bの第1嵌合壁6B1と重ね合わせて配置される。縦枠6の嵌合部6Aの第2嵌合壁6A2は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の嵌合部6Bの第2嵌合壁6B2との間に気密材45を挟んで、他の縦枠6の嵌合部6Bの第2嵌合壁6B2と重ね合わせて配置される。水密材44と気密材45により、互いに嵌合する嵌合部6A、6Bの間の箇所が止水されて、左右の縦枠6の第1枠部50の間に等圧空間43が形成される。
第2枠部60と絶縁材70は、嵌合部6A、6B、第1嵌合壁6A1、6B1、及び、水密材44よりも室外側に位置している。絶縁材70は、第1枠部50の水密材44よりも室外側の部分と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在しており、第2枠部60は、第1枠部50の水密材44よりも室外側の部分に絶縁材70を介在させて装着される。
第1枠部50は、目地8に向かって突出して目地8を仕切る突出部58を有している。ここでは、突出部58は、嵌合部6A、6Bの第1嵌合壁6A1、6B1である。左右方向Rに隣り合う縦枠6の突出部58のうち、一方の縦枠6の突出部58(第1嵌合壁6B1)に水密材44が装着されて、他方の縦枠6の突出部58(第1嵌合壁6A1)が水密材44に接触する。水密材44は、一方の縦枠6の突出部58と他方の縦枠6の突出部58の間に挟まれる。
このように、縦枠6は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6と互いの突出部58の間に水密材44を挟んで配置されて、突出部58により、目地8の室内外を仕切る。第1枠部50の突出部58は、他の縦枠6の第1枠部50に向かって突出し、他の縦枠6の第1枠部50の突出部58との間の箇所が水密材44により止水される。突出部58は、目地8の室外側空間8Aと等圧空間43の間に位置し、目地8を室内外方向Sに仕切る。目地8は、突出部58により、室外側空間8Aと等圧空間43とに仕切られる。
第1枠部50の突出部58及び嵌合部6A、6Bは、パネル体2Aから室内側に離隔して、第2枠部60よりも室内側に位置している。また、第1枠部50の室外側端部51は、突出部58及び嵌合部6A、6Bよりも室外側に位置している。絶縁材70は、第1枠部50の突出部58から室外側端部51までの部分(突出部58、見込み部52、及び、室外側端部51)と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在している。第2枠部60は、第1枠部50の突出部58から室外側端部51までの部分に、全体にわたって、絶縁材70を介在させて装着される。
第2枠部60のガイドレール30と取付部62は、第1枠部50の突出部58と室外側端部51の間に配置される。絶縁材70は、ガイドレール30と第1枠部50(突出部58、見込み部52)の間、及び、取付部62と第1枠部50(室外側端部51)の間に挟まれて介在する。第1枠部50の突出部58は、絶縁材70を挟んで、第2枠部60のガイドレール30及び第2レール部32の室内側に配置される。
絶縁材70は、目地8の室外側空間8Aに配置される張出部73を有している。絶縁材70の張出部73は、第1枠部50の突出部58と第2枠部60(ここでは、ガイドレール30の第2レール部32)の間の隙間Gから隙間Gの外部に向かって左右方向Rに張り出す。隙間Gの端部は、第2枠部60の室内側の端部で、左右方向Rにおける縦枠6の側方に向かって開放されている。張出部73は、絶縁材70の室内側の端部に形成されたヒレ状の突片(張出片)であり、隙間Gの開放された端部から縦枠6の側方に張り出す。
目地8(室外側空間8A)で、縦枠6の絶縁材70の張出部73は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の絶縁材70の張出部73に向かって張り出して、突出部58の室外側に配置される。縦枠6の絶縁材70の張出部73は、突出部58の室外側で、他の縦枠6の絶縁材70の張出部73と室内外方向Sにおいて重ね合わせて配置される。互いに重なり合う絶縁材70の張出部73により、左右方向Rに隣り合う縦枠6の絶縁材70の間の箇所が止水される。
第2実施形態のカーテンウォールユニット2では、第2枠部60は、目地8を仕切る第1枠部50の突出部58よりも室外側に位置している。これにより、外気が第1枠部50に直接に接するのを抑制して、室内に向けて配置される第1枠部50の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、第2枠部60は、第1枠部50の突出部58から室外側端部51までの部分に絶縁材70を介在させて装着される。そのため、絶縁材70及び突出部58により、外気が第1枠部50に直接に接するのを妨げて、第1枠部50の表面での結露の発生を抑制することができる。絶縁材70の張出部73により、第1枠部50に向かう外気を遮り、外気により第1枠部50が冷やされるのを抑制することもできる。
なお、第2実施形態のカーテンウォールユニット2は、第1枠部50の表面を覆うカバー90、91(図3参照)を備えていない。これに対し、パネル体2Aの室内側で、第1枠部50の表面をカバー90、91により覆うようにしてもよい。また、第2実施形態では、第2枠部60を第1枠部50(ここでは、第1枠部50の突出部58から室外側端部51までの部分)に絶縁材70を全体にわたって介在させて装着する例を説明したが、絶縁材70により第2枠部60を第1枠部50から離隔させた状態で、第2枠部60を第1枠部50に絶縁材70を部分的に介在させて装着してもよい。第1実施形態のカーテンウォールユニット2において、絶縁材70に張出部73を設けるようにしてもよい。
(第3実施形態)
図7は、第3実施形態のカーテンウォール1を示す横断面図であり、図6と同様に、左右方向Rに隣り合う2つのカーテンウォールユニット2の縦枠6側の部分を示している。また、図7では、ゴンドラ20の一部を二点鎖線で模式的に示している。
なお、第3実施形態では、第2実施形態と同じ事項の説明は省略し、第2実施形態と相違する事項について主に説明する。また、第3実施形態に関し、第2実施形態の構成に相当する構成には、第2実施形態の構成と同じ名称を用いる。
図示のように、第3実施形態のカーテンウォールユニット2は、第2実施形態のカーテンウォールユニット2と同様に、インターロック式のカーテンウォールユニットである。そのため、枠体3の一対の縦枠6は、それぞれ嵌合部6A、6Bを有している。ここでは、一対の縦枠6は、図3に示す装着部54、55を第1枠部50に有さずに、第1枠部50と第2枠部60に設けられた嵌合部6A、6Bを有している。
左右方向Rに隣り合うカーテンウォールユニット2の縦枠6において、一方の縦枠6の嵌合部6Aは、第2枠部60に設けられた第1嵌合壁6A1と、第1枠部50に設けられた第2嵌合壁6A2を有している。また、他方の縦枠6の嵌合部6Bは、第2枠部60に設けられた第1嵌合壁6B1と、第1枠部50に設けられた第2嵌合壁6B2を有している。嵌合部6A、6Bの第1嵌合壁6A1、6B1は、第2枠部60のガイドレール30の第2レール部32を含み、第2枠部60のガイドレール30で目地8側に突出して、縦枠6及び第2枠部60の長手方向に延びる。嵌合部6A、6Bの第2嵌合壁6A2、6B2は、第1枠部50の見込み部52から目地8側に突出して、縦枠6及び第1枠部50の長手方向に延びる。
カーテンウォールユニット2は、縦枠6の第2枠部60の装着部(第1装着部9A)に装着された水密材44と、縦枠6の第1枠部50の装着部(第2装着部9B)に装着された気密材45を備えている。縦枠6の枠部50、60は、それぞれ左右方向Rに隣り合う他の縦枠6の枠部50、60との間の箇所が水密材44と気密材45により止水される。水密材44と気密材45により、互いに嵌合する嵌合部6A、6Bの間の箇所が止水されて、左右の縦枠6の第1枠部50の間、及び、第2枠部60の間に等圧空間43が形成される。
第2枠部60は、目地8に向かって突出して目地8を仕切る突出部63を有している。ここでは、突出部63は、嵌合部6A、6Bの第1嵌合壁6A1、6B1である。縦枠6は、左右方向Rに隣り合う他の縦枠6と互いの突出部63の間に水密材44を挟んで配置されて、突出部63により、目地8の室内外を仕切る。第2枠部60の突出部63は、他の縦枠6の第2枠部60に向かって突出し、他の縦枠6の第2枠部60の突出部63との間の箇所が水密材44により止水される。
第2枠部60は、第1枠部50に取り付けられる2つの取付部62、64(第1取付部62、第2取付部64)を有している。第1取付部62は、室外側取付部であり、第2枠部60の突出部63よりも室外側に位置して、第1枠部50の室外側端部51に取り付けられる。第2取付部64は、室内側取付部であり、第2枠部60の室内側の端部に位置している。また、第2取付部64は、室内外方向Sに沿って配置される取付壁部であり、縦枠6の長手方向の複数箇所で、取付具83により、第1枠部50に取り付けられる。ここでは、取付具83は、ボルトであり、裏板84に形成されたネジ孔に螺合する。
第1枠部50は、第2取付部64が取り付けられる被取付部59を有している。被取付部59は、第1枠部50の見込み部52から離隔して、見込み部52の目地8側に設けられて、室内外方向Sに沿って配置される。裏板84は、第1枠部50の被取付部59と見込み部52の間に配置される。
第2取付部64、被取付部59、取付具83、及び、裏板84は、第2枠部60の突出部63よりも室内側に位置して、嵌合部6A、6B内、及び、嵌合部6A、6Bの第1嵌合壁6A1、6B1と第2嵌合壁6A2、6B2の間に配置される。取付具83は、第2取付部64の目地8側(等圧空間43側)から第2取付部64と被取付部59のそれぞれに形成された挿通孔を左右方向Rに挿通して、裏板84のネジ孔に螺合する。これにより、第2枠部60の第2取付部64は、第1枠部50の被取付部59との間に絶縁材74を介在させて、第1枠部50の被取付部59に取り付けられる。
第1枠部50の室外側端部51は、第2枠部60の突出部63よりも室外側に位置している。また、突出部63は、パネル体2Aから室内側に離隔して、パネル体2Aよりも室内側に位置している。第2枠部60、突出部63、及び、絶縁材74は、第1枠部50の第2嵌合壁6A2、6B2、及び、第1枠部50に装着された気密材45よりも室外側に位置している。絶縁材74は、第1枠部50の気密材45よりも室外側の部分と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在しており、第2枠部60は、第1枠部50の気密材45よりも室外側の部分に絶縁材74を介在させて装着される。
第2枠部60は、第1枠部50の突出部63よりも室内側の箇所から室外側端部51までの部分に、全体にわたって、絶縁材74を介在させて装着される。絶縁材74は、第1枠部50の被取付部59から室外側端部51までの部分(被取付部59、見込み部52、及び、室外側端部51)と第2枠部60のパネル体2Aよりも室内側の部分の間に介在する。また、絶縁材74は、第1枠部50の被取付部59と見込み部52の間、第2取付部64と被取付部59の間、ガイドレール30と見込み部52の間、及び、第1取付部62と室外側端部51の間に挟まれて介在する。
絶縁材74は、第1枠部50と第2枠部60の間に介在する断熱材である空気層75と2つの密閉材76、77(第1密閉材76、第2密閉材77)を有している。空気層75は、断熱機能を有する気体絶縁材(気体断熱材)であり、第1枠部50と第2枠部60の間に収容される。また、空気層75は、密閉空気層であり、2つの密閉材76、77により、第1枠部50と第2枠部60の間に密閉される。密閉材76、77は、断熱機能を有する固体絶縁材(固体断熱材)であり、第1枠部50と第2枠部60の間に挟まれて、第1枠部50と第2枠部60の間の箇所(隙間)を密閉する。密閉材76、77は、第1枠部50と第2枠部60の間の隙間における室外側の端部と室内側の端部に配置されて、第1枠部50と第2枠部60の間の隙間を室外側の端部と室内側の端部において密閉する。
ここでは、密閉材76、77は、第1枠部50と第2枠部60の間の箇所(隙間)を密閉可能なスポンジ(例えば、スポンジ状のシリコンゴムであるシリコンスポンジ)である。密閉材76、77は、第1枠部50と第2枠部60の間で弾性変形して、第1枠部50と第2枠部60に密着する。また、第1密閉材76は、室外側密閉材であり、第1枠部50の室外側端部51(目地8側の先端部)と第2枠部60の突壁部61の間に挟まれて配置されて、室外側端部51と突壁部61の間の箇所を密閉する。第2密閉材77は、室内側密閉材であり、第1枠部50の被取付部59と第2枠部60の第2取付部64の間に挟まれて配置されて、被取付部59と第2取付部64の間の箇所を密閉する。
第3実施形態のカーテンウォールユニット2では、第2枠部60は、目地8を仕切る突出部63を有している。これにより、外気が第1枠部50に直接に接するのを抑制して、室内に向けて配置される第1枠部50の表面に結露が発生するのを抑制することができる。また、第2枠部60は、第1枠部50の突出部63よりも室内側の箇所から室外側端部51までの部分に絶縁材74を介在させて装着される。そのため、絶縁材74及び突出部63により、外気が第1枠部50に直接に接するのを妨げて、第1枠部50の表面での結露の発生を抑制することができる。
なお、第3実施形態のカーテンウォールユニット2は、第1枠部50の表面を覆うカバー90、91(図3参照)を備えていない。これに対し、パネル体2Aの室内側で、第1枠部50の表面をカバー90、91により覆うようにしてもよい。また、第3実施形態では、第2枠部60を第1枠部50(ここでは、第1枠部50の突出部63よりも室内側の箇所から室外側端部51までの部分)に絶縁材74を全体にわたって介在させて装着する例を説明したが、絶縁材74の密閉材76、77により第2枠部60を第1枠部50から離隔させた状態で、第2枠部60を第1枠部50に絶縁材74を部分的に介在させて装着してもよい。第1、第2実施形態の絶縁材70を第3実施形態のカーテンウォールユニット2の縦枠6に設けるようにしてもよく、第3実施形態の絶縁材74を第1、第2実施形態のカーテンウォールユニット2の縦枠6に設けるようにしてもよい。
以上のとおり、カーテンウォールユニットは、
左右方向に並べて設置されて、左右方向に隣り合う互いの縦枠の間に目地を形成するカーテンウォールユニットであって、
前記縦枠により形成される開口部に配置されるパネル体を備え、
前記縦枠は、前記パネル体よりも室内側に位置する第1枠部と、前記第1枠部の前記目地側に配置された第2枠部と、前記第1枠部と前記第2枠部の間に設けられた絶縁材と、を有し、
前記第2枠部は、前記第1枠部との間に前記絶縁材を介在させて前記第1枠部に装着され、前記第1枠部から室外側に向かって突出するカーテンウォールユニットである。
従って、カーテンウォールユニットの目地を形成する縦枠の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
前記絶縁材は、前記第1枠部と前記第2枠部の間の隙間の全体に設けられる。
従って、絶縁材により、第1枠部の温度の低下を緩和して、縦枠の表面に発生する結露を低減することができる。
カーテンウォールユニットは、前記第1枠部に装着された水密材を備え、
前記第2枠部は、前記水密材よりも室外側に位置する。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを抑制して、第1枠部の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
前記第1枠部は、前記パネル体と対向する室外側端部と、前記室外側端部よりも室内側に位置して前記水密材が装着される装着部と、を有し、
前記第2枠部は、前記第1枠部の前記装着部から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着される。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを妨げて、第1枠部の表面での結露の発生を抑制することができる。
前記第1枠部は、前記第2枠部よりも室内側に位置する突出部を有し、
前記縦枠は、左右方向に隣り合う他の前記縦枠と互いの前記突出部の間に水密材を挟んで配置されて、前記突出部により前記目地の室内外を仕切る。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを抑制して、第1枠部の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
前記第1枠部は、前記突出部よりも室外側に位置して前記パネル体と対向する室外側端部を有し、
前記第2枠部は、前記第1枠部の前記突出部から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着される。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを妨げて、第1枠部の表面での結露の発生を抑制することができる。
前記絶縁材は、前記突出部と前記第2枠部の間の隙間から左右方向に張り出す張出部を有し、
前記張出部は、前記他の縦枠の前記張出部と重ね合わせて配置される。
従って、張出部により、第1枠部に向かう外気を遮り、外気により第1枠部が冷やされるのを抑制することができる。
前記第2枠部は、前記パネル体よりも室内側に位置する突出部を有し、
前記縦枠は、左右方向に隣り合う他の前記縦枠と互いの前記突出部の間に水密材を挟んで配置されて、前記突出部により前記目地の室内外を仕切る。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを抑制して、第1枠部の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
前記第1枠部は、前記突出部よりも室外側に位置して前記パネル体と対向する室外側端部を有し、
前記第2枠部は、前記第1枠部の前記突出部よりも室内側の箇所から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着される。
従って、外気が第1枠部に直接に接するのを妨げて、第1枠部の表面での結露の発生を抑制することができる。
前記第2枠部は、前記目地側に設けられてゴンドラをガイドするガイドレールを有する。
従って、ゴンドラをガイドするガイドレールを有する縦枠の表面に結露が発生するのを抑制することができる。
前記第2枠部は、前記ガイドレールよりも室外側に位置して取付具により前記第1枠部に取り付けられる取付部を有し、
前記ガイドレールは、前記取付部よりも室内側に位置し、前記ゴンドラのガイドローラと接触して前記ガイドローラの室外側への移動を規制するレール部を有する。
従って、ガイドレールのレール部により、ゴンドラのガイドローラが取付具に接触するのを規制して、ガイドローラ及びゴンドラを円滑にガイドすることができる。
カーテンウォールユニットは、前記パネル体の室内側で前記第1枠部の表面を覆うカバーを備える。
従って、カバーにより、縦枠の表面に結露が発生するのを抑制できるとともに、第1枠部の表面に結露が発生したときでも、結露を遮蔽することができる。
1・・・カーテンウォール、2・・・カーテンウォールユニット、2A・・・パネル体、2B・・・縦縁部、3・・・枠体、3A・・・開口部、4・・・上枠、5・・・下枠、6・・・縦枠、6A・・・嵌合部、6A1・・・第1嵌合壁、6A2・・・第2嵌合壁、6B・・・嵌合部、6B1・・・第1嵌合壁、6B2・・・第2嵌合壁、7・・・無目、8・・・目地、8A・・・室外側空間、9A・・・第1装着部、9B・・・第2装着部、10・・・建物、11・・・壁部、20・・・ゴンドラ、21・・・ガイドローラ、22・・・連結部材、30・・・ガイドレール、31・・・第1レール部、32・・・第2レール部、40・・・押縁、41・・・水密材、42・・・気密材、43・・・等圧空間、44・・・水密材、45・・・気密材、50・・・第1枠部、51・・・室外側端部、52・・・見込み部、53・・・見付け部、54・・・第1装着部、55・・・第2装着部、56・・・見込み面、57・・・見付け面、58・・・突出部、59・・・被取付部、60・・・第2枠部、61・・・突壁部、62・・・取付部、63・・・突出部、64・・・取付部、70・・・絶縁材、71・・・絶縁材、72・・・絶縁材、73・・・張出部、74・・・絶縁材、75・・・空気層、76・・・第1密閉材、77・・・第2密閉材、80・・・取付具、81・・・裏板、82・・・ネジ穴、83・・・取付具、84・・・裏板、90・・・第1カバー、91・・・第2カバー、93・・・見込み覆い部、94・・・見付け覆い部、95・・・取付部材、G・・・隙間、S・・・室内外方向、R・・・左右方向。

Claims (12)

  1. 左右方向に並べて設置されて、左右方向に隣り合う互いの縦枠の間に目地を形成するカーテンウォールユニットであって、
    前記縦枠により形成される開口部に配置されるパネル体を備え、
    前記縦枠は、前記パネル体室内側で前記パネル体を保持する第1枠部と、前記第1枠部の前記目地側に配置された第2枠部と、前記第1枠部と前記第2枠部の間に設けられた絶縁材と、を有し、
    前記第2枠部は、前記第1枠部との間に前記絶縁材を介在させて前記第1枠部に装着され、前記第1枠部から室外側に向かって突出するカーテンウォールユニット。
  2. 請求項1に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記絶縁材は、前記第1枠部と前記第2枠部の間の隙間の全体に設けられたカーテンウォールユニット。
  3. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第1枠部に装着された水密材を備え、
    前記第2枠部は、前記水密材よりも室外側に位置するカーテンウォールユニット。
  4. 請求項3に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第1枠部は、前記パネル体と対向する室外側端部と、前記室外側端部よりも室内側に位置して前記水密材が装着される装着部と、を有し、
    前記第2枠部は、前記第1枠部の前記装着部から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着されたカーテンウォールユニット。
  5. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第1枠部は、前記第2枠部よりも室内側に位置する突出部を有し、
    前記縦枠は、左右方向に隣り合う他の前記縦枠と互いの前記突出部の間に水密材を挟んで配置されて、前記突出部により前記目地の室内外を仕切るカーテンウォールユニット。
  6. 請求項5に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第1枠部は、前記突出部よりも室外側に位置して前記パネル体と対向する室外側端部を有し、
    前記第2枠部は、前記第1枠部の前記突出部から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着されたカーテンウォールユニット。
  7. 請求項5に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記絶縁材は、前記突出部と前記第2枠部の間の隙間から左右方向に張り出す張出部を有し、
    前記張出部は、前記他の縦枠の前記張出部と重ね合わせて配置されるカーテンウォールユニット。
  8. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第2枠部は、前記パネル体よりも室内側に位置する突出部を有し、
    前記縦枠は、左右方向に隣り合う他の前記縦枠と互いの前記突出部の間に水密材を挟んで配置されて、前記突出部により前記目地の室内外を仕切るカーテンウォールユニット。
  9. 請求項8に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第1枠部は、前記突出部よりも室外側に位置して前記パネル体と対向する室外側端部を有し、
    前記第2枠部は、前記第1枠部の前記突出部よりも室内側の箇所から前記室外側端部までの部分に前記絶縁材を介在させて装着されたカーテンウォールユニット。
  10. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第2枠部は、前記目地側に設けられてゴンドラをガイドするガイドレールを有するカーテンウォールユニット。
  11. 請求項10に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記第2枠部は、前記ガイドレールよりも室外側に位置して取付具により前記第1枠部に取り付けられる取付部を有し、
    前記ガイドレールは、前記取付部よりも室内側に位置し、前記ゴンドラのガイドローラと接触して前記ガイドローラの室外側への移動を規制するレール部を有するカーテンウォールユニット。
  12. 請求項1又は2に記載されたカーテンウォールユニットにおいて、
    前記パネル体の室内側で前記第1枠部の表面を覆うカバーを備えたカーテンウォールユニット。
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