JP3113167U - サッシ窓 - Google Patents

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和幸 成田
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Abstract

【課題】和風デザインの建物に適したサッシ窓を提供する。
【解決手段】上部横枠、下部横枠、左縦枠、および右縦枠を四角状に枠組みしてなる窓枠と、その窓枠内に所定の空間を保つよう対向して組み込まれたペアガラス31,32とによりサッシ窓30を構成し、ペアガラス31,32で形成された空間内に、上部横枠と下部横枠との間を縦方向に平行して走る複数の縦格子3a,3b,3c,3dを設けた。
【選択図】図4

Description

本考案は、一般住宅を含む建造物用のサッシに関し、特に窓として使用されるサッシ窓に関するものである。
従来より、住宅用建物や工場棟等では、窓等の開口部、例えば台所の窓や外部の道路に面した廊下に、防犯のために一定の間隔で打ち付けられた格子を取り付けている。また、防犯目的だけでなく美観やデザインの向上のために、鋳造品や鍛造品からなる木目調の面格子等を使用する例もある。
このような面格子として、例えば縦格子やクロス格子等があり、その主たる使用目的として、防犯や美観上の理由とともにプライバシーの保護という観点からの使用もある。
上述した従来の面格子は、基本的には建物の外部に設置するものであるため、木製であれば部材の劣化や火災時の延焼等の問題があり、金属製であっても清掃の面倒さや煩わしさが伴う。また、一部のサッシメーカーからは、既存の格子をペアガラスに組み込んだものが販売されている。
しかし、これらのペアガラスに組み込まれた格子は、升目格子やラチス格子等の洋風デザインが主体であり、わが国においては、特に京都の町屋をはじめとする民家をモチーフとした場合、いわゆる和風の建造物に似合う格子デザインとは言えない。すなわち、和風デザインの住宅を設計する上で、その開口部のデザインが重要となるが、既存の格子デザインでは、和風を演出できないという問題がある。
本考案は、上述した課題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、防犯やプライバシー保護の機能とともに、デザイン上においても和風建造物に適合するサッシ窓を提供することである。
かかる目的を達成し、上述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構成を備える。すなわち、本考案は、上部横枠、下部横枠、左縦枠、および右縦枠を四角状に枠組みしてなる窓枠と、その窓枠内に所定の空間を保つよう対向して組み込まれた1対のガラス部材とを備えて構成されるサッシ窓であって、上記空間内に、上記上部横枠と下部横枠との間を縦方向に平行して走る複数の格子部材を設けたことを特徴とする。
例えば、上記格子部材は互いに所定間隔離間して配され、その断面は矩形であることを特徴とする。
例えば、上記上部横枠、下部横枠、左縦枠、右縦枠、および格子部材は、アルミニウムを素材とすることを特徴とする。また、例えば、上記上部横枠、下部横枠、左縦枠、右縦枠、および格子部材は、樹脂を素材とすることを特徴とする。
例えば、さらに、上記格子部材の補強部材をそれら格子部材に直交する方向に配したことを特徴とする。また、例えば、上記ガラス部材は複層ガラスであることを特徴とする。
本考案によれば、防犯性、防火性、耐候性、プライバシーの保護ができ、同時に和風デザインの住宅に適合可能なサッシ窓とすることができる。
以下、添付図面を参照して、本考案に係る実施の形態例を詳細に説明する。図1は、本実施の形態例に係るペアガラスサッシ(以下、単に「サッシ」ともいう)の全体の外観構成の一例を示している。図1の(a),(b),(c)に示すサッシは、それぞれが、そのサッシを設置する開口部(窓)の大きさとなるよう所定長の横枠と縦枠を四角形に組み合わせ、その枠内に2枚の板ガラス(ペアガラス)を組み込んでなる。さらに、2枚のガラスの間(空気層)には、所定形状の縦格子3a,3b,3c,3dが所定間隔で配されている。
具体的には、本実施の形態例に係るサッシは、上部横枠1a,1b,1c,1dと、下部横枠1a′,1b′,1c′,1d′と、左縦枠5a,5b,5c、5dと、右縦枠5a′,5b′,5c′、5d′とにより四角状に枠組みを形成し、それを窓枠とする。そして、その窓枠内には、互いに平行に対向する2枚の板ガラスからなり、それらのガラス間に空気の層を有するペアガラスを組み込むとともに、その空気層に、所定長の縦格子3a,3b,3c,3dが縦方向(上部横枠と下部横枠間を結ぶ方向)に所定間隔で配されている。
ここでは、空気層を有するペアガラスにより断熱効果を得るともに、その2枚の板ガラス間に複数本の縦格子を配することで、サッシにおいて和風を演出する効果を生み出している。なお、各々のガラスは、例えば、複層ガラスからなる。
本実施の形態例に係るサッシでは、縦格子3a,3b,3c,3dに対して、その垂直方向の適当な位置に、縦格子3a,3b,3c,3dの補強等のため横格子7a,7b等が配されている。横枠と縦枠の接合方法には、例えば、溶接、嵌合等があるが、横枠と縦枠を一体的に成型する方法により窓枠を形成してもよい。また、横格子7a,7b等は、例えば、左右の縦格子と合い欠きで止めつけられている。
図2の(a),(b),(c)、および図3は、本実施の形態例に係る他のサッシの外観構成を示している。図2および図3に示すサッシも、その基本的な構造は、図1に示すサッシと同じであるため、ここでは、その詳細な説明は省略する。
一般的にサッシは、開き、上げ下げに対応した種々の開閉形式を有している。図1および図2に示すサッシは、縦格子が配された両引き(引分け)サッシの例であり、特に、図2に示すサッシは、天窓部分25,27にも縦格子を配したサッシを設けた例である。また、図3は、縦格子を配した引違いサッシの例である。
図4は、本実施の形態例に係るペアガラスサッシの詳細構造であり、サッシを部分的に分解、破断して、その構造を示している。なお、図4において、図1に示すサッシと同一構成要素には同一符号を付してある。
本実施の形態例に係るサッシは、上述したように、サッシの上枠である上部横枠1a(1b,1c,1d)と、下枠である下部横枠1a′(1b′,1c′,1d′)との間に、縦方向に複数本の縦格子3a,3b,3c,3dを等間隔に並べて配してなる。そして、図4に示すように、これらの縦格子3a,3b,3c等は、互いに平行に対向する2枚の板ガラス(ペアガラス)31,32で形成される空間(空気層)内に位置する構造を有する。これらのガラス31,32は、間隔Aをあけて離隔されており、その周囲縁部は、上下の横枠、および左右の縦枠の所定位置に不図示のシール材によって固定されている。よって、ペアガラス31,32で形成される乾燥空気層の厚さは、図4に示すようにAとなる。
また、図4において図示は省略してあるが、サッシ30は、その上部横枠1a〜1dや下部横枠1a′〜1d′の所定箇所に乾燥剤入りスペーサーが配された構造を有し、その乾燥剤入りスペーサーによって、2枚の板ガラス31,32間を一定間隔に保持するとともに、これらのガラスで形成される空間を乾燥状態に保っている。
このように、2枚の板ガラスの間に断熱効果の高い中間層(空気層)があるため、単板ガラスと比較すると、熱を貫く率は、約1/2に減少することが知られている。このため、本実施の形態例に係るサッシを住宅等の窓に使用した場合、室内、室外の温度差によって失われる貫流エネルギーは小さくなり、冷暖房の効率を高めることができる。なお、遮熱性等の向上のため、ペアガラス31,32の内側表面にコーティングを施すようにしてもよい。
ガラス(ペアガラス)31,32は、それぞれサッシ30の上部横枠1a〜1d、下部横枠1a′〜1d′、左縦枠5a〜5d、右縦枠5a′〜5d′とで囲まれる面積に相当する大きさを有し、上述した2枚の板ガラスの間隔Aは、例えば6mmであり、その厚さtは3〜5mmである。従って、ペアガラス31,32で形成される空気層の厚さも6mmとなる。ここでは、これら上下の横枠、左右の縦枠、縦格子、および補強のため横格子は、例えば、アルミニウムやアルミニウム合金を素材としている。
縦格子3a,3b,3c等は、各々の断面寸法が、例えば幅W×奥行Dが16mm×4mmであり、並べられた各格子間の距離Sは約40mmである。このように、格子幅W=16mmに対して、各格子間の間隔Sを40mm内外とすることで、横枠(横格子)の間隔を最大1000mmとした場合、サッシ内に15〜17本の縦格子を配することができる。
その結果、サッシにおいて、和風を演出するのに望ましいと考えられる縦格子の格子間隔をある程度密な状態にすることができ、それによって、外観上における格子の配置バランスを適正化できるだけでなく、これらの縦格子がブラインドと同様の機能と効果を発揮する。
なお、縦格子3a,3b,3c等の間隔は、上記のものに限定されず、サッシそのものの和風というデザイン性や、防犯性等の基本機能を維持できる範囲で、そのサッシを設ける開口部や使用する板ガラスの寸法に応じて調整され、割り付けられる。
また、上記の実施例では、サッシの上下横枠、左右縦枠、縦格子等の素材はアルミニウムとしたが、これに限定されるものではなく、サッシとしての機能、目的とするデザイン性等、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において、他の素材を使用することもできる。例えば、PVC(ポリ塩化ビニル)等の樹脂を使用したり、あるいは、サッシの構成部分に応じてアルミニウムと樹脂とを組み合わせる(混在させる)ことも可能である。
特に寒冷地では、室内外の温度差による結露現象が問題となるため、サッシの素材として樹脂を使用することが、結露の防止や住宅の長寿命化に資することとなる。また、樹脂の採用により、アルミニウムに比べてサッシ材の製造時における加工性が格段に向上する。さらには、使用する樹脂の素材を、その色とともに選ぶことで、アルミニウムでは難しい温かみや和風感をより実現しやすくなる。また、素材を、サッシに要求される断熱性能に応じて選択してもよいし、サッシの取り付け位置や取り付け場所等における環境に応じて選択するようにしてもよい。
なお、サッシの枠や縦格子の素材として樹脂を選択した場合、その強度等の観点から、例えば、ペアガラス31,32で形成される空気層の厚さを12mmとし、縦格子3a,3b,3c各々の断面寸法を、幅W×奥行D=16mm×10mmとしてもよい。その他の寸法等は、アルミニウム素材のサッシと同様である。
以上説明したように、本実施の形態例によれば、サッシ窓のペアガラスの空気層に、その断面が矩形の複数本の縦格子を所定間隔で配することで、ペアガラスの空気層による中間層断熱効果のみならず、サッシに本来的に要求される耐候性、防火性、防犯性を損なうことなく、サッシ全体の外観上における和風感を演出する効果を生み出すことができる。それと同時に、断熱効果による冷暖房費の節約等にもなる。
また、ペアガラスの空気層に縦格子を配したことで、縦格子が外気に曝されないため汚れず、格子を個別に清掃する手間が省けるので、サッシそのものの清掃が簡単になり、防塵、防濁性能に優れたサッシを提供できる。
さらには、複数本の縦格子を、ある程度密となる適度な間隔で配することで、それらの縦格子がブラインドと同様の機能と効果を発揮し、窓に設置されたサッシを通して、明るい外部(屋外)から薄暗い室内の様子を見ることはできないため、そこに住む者のプライバシーの保護にも効果がある。
本考案の実施の形態例に係るペアガラスサッシ全体の外観構成の一例を示す図である。 実施の形態例に係るペアガラスサッシの他の例を示す図である。 実施の形態例に係るペアガラスサッシの他の例を示す図である。 実施の形態例に係るペアガラスサッシの詳細構造を示す図である。
符号の説明
1a,1b,1c,1d 上部横枠
1a′,1b′,1c′,1d′ 下部横枠
3a,3b,3c,3d 縦格子
5a,5b,5c、5d 左縦枠
5a′,5b′,5c′、5d′ 右縦枠
7a,7b 横格子
30 サッシ
31,32 板ガラス(ペアガラス)

Claims (6)

  1. 上部横枠、下部横枠、左縦枠、および右縦枠を四角状に枠組みしてなる窓枠と、その窓枠内に所定の空間を保つよう対向して組み込まれた1対のガラス部材とを備えて構成されるサッシ窓であって、
    前記空間内に、前記上部横枠と下部横枠との間を縦方向に平行して走る複数の格子部材を設けたことを特徴とするサッシ窓。
  2. 前記格子部材は互いに所定間隔離間して配され、その断面は矩形であることを特徴とする請求項1記載のサッシ窓。
  3. 前記上部横枠、下部横枠、左縦枠、右縦枠、および格子部材は、アルミニウムを素材とすることを特徴とする請求項2記載のサッシ窓。
  4. 前記上部横枠、下部横枠、左縦枠、右縦枠、および格子部材は、樹脂を素材とすることを特徴とする請求項2記載のサッシ窓。
  5. さらに、前記格子部材の補強部材をそれら格子部材に直交する方向に配したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のサッシ窓。
  6. 前記ガラス部材は複層ガラスであることを特徴とする請求項1記載のサッシ窓。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014526624A (ja) * 2011-09-21 2014-10-06 エルジー・ハウシス・リミテッド 韓紙窓およびこれを備えた窓戸

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