JP2018053641A - 建物外壁部における表示装置の配設構造 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、建物の外壁部を利用して、宣伝広告や装飾等の様々な表示を行いたいという要望がある。この場合、表示装置を窓部に設けると、窓部の採光や屋内側からの視認性が損なわれる惧れがある。そこで、スパンドレル部の屋外側に設けられた庇の上面に、表示装置を設置するようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
請求項2の発明は、請求項1において、スパンドレル部は、外壁パネル体と躯体構造物との間に、外壁パネル体と間隙を存する状態で耐火パネル体が配設されると共に、表示装置配設部は、外壁パネル体と耐火パネル体との間の空間部に設けられることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、表示装置の昇降をガイドするガイドレールを設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、バランサー装置は、外壁パネル体を支持する枠材または該枠材に連結される額縁部材に支持されることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、表示装置配設部の下方または上方に、表示装置配設部と居住空間との間を昇降する表示装置の昇降口となる開口を設けるとともに、バランサー装置を、前記開口を通して居住空間から表示装置配設部に取付け、取出し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項6の発明は、請求項5において、表示装置の昇降口となる開口を表示装置配設部の下方に設けるとともに、バランサー装置の上部に、表示装置配設部の上部に設けられた上側支持部材に着脱自在に引っ掛け係止される上側係止部を設ける一方、バランサー装置の下部に、表示装置配設部の下部に設けられた下側支持部材に着脱自在に止着される下側係止部を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れか一項において、バランサー装置はスパイラル式バランサーを用いて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項2の発明とすることにより、スパンドレル部に耐火パネル体が設けられていても、表示装置を屋外側から視認できるように配設できる。
請求項3の発明とすることにより、表示装置の昇降をスムーズに行うことができる。。
請求項4の発明とすることにより、外壁パネル体を支持する枠材または額縁部材を利用して、バランサー装置を確実に支持できる
請求項5の発明とすることにより、バランサー装置を居住空間側から表示装置配設部に取付け、取出しできることになって、バランサー装置のメンテナンス性の向上に貢献できる。
請求項6の発明とすることにより、バランサー装置の居住空間側から表示装置配設部への取付け、取出しを容易に行うことができる。
請求項7の発明とすることにより、スパイラル式バランサーを用いてバランサー装置を構成することができる。
尚、本実施の形態では、外壁パネル体4として、スパンドレル部1Bでは高透過ガラスが用いられており、窓部1Aでは複層ガラスが用いられている。また、前記方立2および無目3は、本発明の外壁パネル体4を支持する枠材に相当する。
尚、前記電源盤23には、電源スイッチやコントローラ等が設けられるが、該電源盤23へのアクセスは、天井5bに開閉自在に設けられた天井側点検口5eから行えるようになっている。
尚、図中、27は耐火パネル体7の下側位置において左右方向に延びる額縁用アングルであって、該額縁用アングル27は、方立本体部2Aの屋内側面部2Acにネジ27aを介して固定されている。そして、該額縁用アングル27に、前記天井側額縁28の屋外側端部がネジ28aを介して取付けられている。
尚、図中、48bは前記上側バランサー支持ブラケット48用の補強板であって、該補強板48bは、上側バランサー支持ブラケット48が取付けられる方立本体部左右側面部2Aaの背面側にネジ48cを介して取付けられている。
尚、前記第二中間無目アダプター55は、第二中間無目3Cの屋内側面部3Caに固定される下側第二中間無目アダプター55aと、該下側第二中間無目アダプター55aの上側に固定される上側第二中間無目アダプター55bとから構成されている。また、図中、60は膳板54と方立本体部2Aの左右側面部2Aaとの間を塞ぐシーリングである。
尚、前述した下側耐火ブロック50、上側耐火ブロック56は、火災時における延焼を防止するべく表示装置配設部22の上下を耐火材で塞ぐものであるが、これら下側耐火ブロック50、上側耐火ブロック56は、本発明の耐火パネル体には相当しない。
また、上記実施の形態では、躯体構造物として腰壁が設けられているが、腰壁が設けられていない場合であっても、本発明を実施できることは勿論である。
さらに、上記実施の形態では、外壁パネル体として、スパンドレル部では高透過ガラスが用いられており、窓部では複層ガラスが用いられているが、これに限定されることなく、スパンドレル部の少なくとも一部、つまり、表示装置が配設される部分の外壁パネル体が透明または透光性を有していれば、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間に耐火パネル体が配設されているが、延焼の惧れがなく耐火パネル体が配されていないスパンドレル部(例えば、最上階の窓部の上側に設けられるスパンドレル部)であっても、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、バランサー装置は、外壁パネル体を支持する枠材である方立に支持される構成になっているが、バランサー装置を、外壁パネル体を支持する他の枠材(例えば、無目)に支持せしめたり、或いは、外壁パネル体を支持する枠材にスペースがないような場合(例えば、外壁パネル体を支持する枠材がサッシ枠の場合)には、外壁パネル体を支持する枠材に連結される額縁部材にバランサー装置を支持せしめる構成にすることもできる。このようにしても、外壁パネル体を支持する枠材または額縁部材を利用して、バランサー装置を確実に支持できることになる。
さらに、上記実施の形態では、表示装置の昇降をガイドするガイドレールは、外壁パネル体を支持する枠材である方立に設けられているが、これらに限定されることなく、外壁パネル体を支持する他の枠材や、該枠材に連結される額縁部材等に設けることもできる。
さらに、上記実施の形態では、表示装置配設部の下方に、表示装置配設部と居住空間との間を昇降する表示装置の昇降口となる開口が設けられているが、表示装置配設部の上方に、表示装置の昇降口となる開口を設けることもできる。この場合、表示装置は、スパンドレル部と該スパンドレル部の上階の居住空間との間を昇降して、該上階の居住空間に取出されることになる。
さらに、上記実施の形態では、表示パネルと導光パネルと光源とを備えた表示装置を例示したが、表示装置としては、例えば、光源のないもの、LEDそのもので文字や画を表示するもの等、様々な形態のものを採用できる。
さらに、上記実施の形態では、バランサー装置は、表示装置の荷重と略釣り合う上向きの力を表示装置に付与するように、つまり、表示装置の荷重の全部を相殺するように設定されていて、表示装置を任意の昇降位置で保持できる構成になっているが、表示装置の荷重の一部を相殺する、つまり、表示装置の荷重よりも小さな上向きの力を付与する構成にすることもできる。このようにしても、表示装置を軽い操作力で昇降させることができるとともに、表示装置の急激な落下を防止できる。
さらに、上記実施の形態では、バランサー装置としてスパイラル式バランサーが用いられているが、これに限定されることなく、例えば、渦巻きばねを用いたバランサーや、滑車とウエイトとを用いたバランサー等を用いることもできる。
1 カーテンウォール
1A 窓部
1B スパンドレル部
2 方立
3 無目
4 外壁パネル体
5 躯体構造物
7 耐火パネル体
21 表示装置
22 表示装置配設部
29 開口
38 ガイドレール
40 バランサー装置
41 スパイラル式バランサー
47a 上側係止部
47c 下側係止部
48 上側バランサー支持ブラケット
49 下側バランサー支持ブラケット
Claims (7)
- 外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、該窓部の上側または下側に位置し、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えてなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、表示装置配設部と居住空間との間を昇降自在で、且つ、屋外側に向けて表示を行う表示装置を配設するとともに、該表示装置の荷重の全部または一部を相殺するバランサー装置を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1において、スパンドレル部は、外壁パネル体と躯体構造物との間に、外壁パネル体と間隙を存する状態で耐火パネル体が配設されると共に、表示装置配設部は、外壁パネル体と耐火パネル体との間の空間部に設けられることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1または2において、表示装置の昇降をガイドするガイドレールを設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1乃至3の何れか一項において、バランサー装置は、外壁パネル体を支持する枠材または該枠材に連結される額縁部材に支持されることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1乃至4の何れか一項において、表示装置配設部の下方または上方に、表示装置配設部と居住空間との間を昇降する表示装置の昇降口となる開口を設けるとともに、バランサー装置を、前記開口を通して居住空間から表示装置配設部に取付け、取出し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項5において、表示装置の昇降口となる開口を表示装置配設部の下方に設けるとともに、バランサー装置の上部に、表示装置配設部の上部に設けられた上側支持部材に着脱自在に引っ掛け係止される上側係止部を設ける一方、バランサー装置の下部に、表示装置配設部の下部に設けられた下側支持部材に着脱自在に止着される下側係止部を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1乃至6の何れか一項において、バランサー装置はスパイラル式バランサーを用いて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
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JP2000132123A (ja) * | 1998-10-27 | 2000-05-12 | Avix Inc | 透明ガラス外壁の内側に外に向けた巨大画面ディスプレイを装備した高層建築物 |
JP2006152561A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-15 | Ykk Ap株式会社 | カーテンウォール |
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