JP6841719B2 - 建物外壁部における表示装置の配設構造 - Google Patents
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Description
一方、建物の外壁部を利用して、宣伝広告や装飾等の様々な表示を行いたいという要望がある。この場合、表示装置を窓部に設けると、窓部の採光や屋内側からの視認性が損なわれる惧れがある。そこで、スパンドレル部の屋外側に設けられた庇の上面に、表示装置を設置するようにした技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。また、表示装置をスパンドレル部の屋内側に配設するようにした技術も知られている(例えば、特許文献3参照)。
一方、前記特許文献3のものは、表示装置がスパンドレル部の屋内側に配設されているから、窓部の採光や屋内側からの視認性を損なうことなく、しかも雨仕舞の必要もなく、屋外広告物としての条例の規制も受けない状態で、表示装置を配設できることになる。しかしながらこのものにおいて、表示装置に表示される宣伝や装飾等の表示の変更、或いは部品(例えば表示装置に装備される照明用電気部品等)の交換や修理等のメンテナンスを行いたい場合、スパンドレル部は、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向している部位であるから、スパンドレル部の屋内側に配設された表示装置にアクセスすることだけでも困難であって、表示の変更作業やメンテナンス作業を行う場合の作業性に劣るという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、請求項1において、表示装置の出し入れをガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、開口を開閉自在に覆蓋する蓋体を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れか一項において、表示装置配設部の開口側の側方を塞ぐ耐火材を設ける一方、該耐火材を開口から居住空間側に出し入れ自在に構成にしたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れか一項において、表示装置は、文字、図柄等の表示がなされた表示パネルと、該表示パネルが組込まれる枠体とを備えて構成され、該枠体は、表示装置を表示装置配設部に配設したままの状態で開口から着脱自在な枠材を備えるとともに、該枠材を取外した状態の表示装置に表示パネルを開口から組込み、組外し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造である。
請求項2の発明とすることにより、表示装置の出し入れをスムーズに行うことができる。
請求項3の発明とすることにより、蓋体によって表示装置配設部を居住空間側から目隠しできる。
請求項4の発明とすることにより、耐火材によって表示装置配設部の開口側の防火を図れるとともに、該耐火材が表示装置の出し入れの妨げとなることを回避できる。
請求項5の発明とすることにより、表示装置を表示装置配設部に配設したままの状態で、表示バネルを表示装置に組込み、組外しできることになって、表示パネルのみの交換作業やメンテナンス作業が容易となる。
尚、本実施の形態では、便宜上、スパンドレル部1BXに配置される方立2のうち、窓部1Aの左右何れかの側方に位置していて該窓部1Aとスパンドレル部1BXとを区画する方立2を窓部側方立2Aと称し、また、該窓部側方立2A以外の他の方立2や、窓部側方立2Aと他の方立2とを区別する必要がない場合には単に方立2と称して説明するが、本実施の形態では、図4、図6、図7に示すようにスパンドレル部1BXの右側部に窓部側方立2が配置されている場合、つまり窓部1Aがスパンドレル部1BXの右側方に位置している場合を例にとって説明する。因みに、窓部側方立2Aと他の方立2とは同じ構造である。
尚、本実施の形態では、便宜上、スパンドレル部1BXに配置される無目3のうち、スパンドレル部1BXと該スパンドレル部1BXの上階の窓部1Aとを区画し、スパンドレル部1BXの外壁パネル体4の上辺部を支持すると共に上階の窓部1Aの外壁パネル体4の下辺部を支持する無目3を第一無目3Aと称し、また、スパンドレル部1BXと該スパンドレル部1BXの下階の窓部1Aとを区画し、スパンドレル部1BXの外壁パネル体4の下辺部を支持すると共に下階の窓部1Aの外壁パネル体4の上辺部を支持する無目3を第二無目3Bと称し、また、第一無目3Aと第二無目3Bとを区別する必要がない場合には単に無目3と称して説明する。
また、本実施の形態では、前記第一、第二無目3A、3Bは、窓部1Aまたはスパンドレル部1BXの外壁パネル体4の上辺部を支持する上辺部用パネル嵌合溝3aが形成された型材と、スパンドレル部1BXまたは窓部1Aの外壁パネル体4の下辺部を支持する下辺部用パネル体嵌合溝3aが形成された型材とが分割されており、これら型材同士をビス等により固定して第一、第二無目3A、3Bが形成されているが、このように分割されたものではなく、上辺部用バネル嵌合溝と下辺部用パネル嵌合溝との上下の嵌合溝が形成された一つの型材で、第一、第二無目3A、3Bを形成することもできる。
尚、本実施の形態において、前記第一、第二無目アダプター7、8は、アダプター本体部7b、8bの一半部を形成する型材と、アダプター本体部7b、8bの他半部を形成する型材と、水平面部7c、8cおよび延設水平面部7f、8fと耐火パネル体取付部7e、8eおよび延設耐火パネル体取付部7g、8gとを形成する型材とに分割されており、これらの型材をビス(図示せず)等に一体的に組付けて形成されている。
尚、前記電源盤15には、電源スイッチやコントローラ等が設けられるが、該電源盤15へのアクセスは、腰壁5dに開閉自在に設けられた点検口(図示せず)から行えるようになっている。
尚、図示しないが、表示装置配設部14の左側においても、前述した表示装置配設部14の右側に配設される側方耐火ブロック28と同様の側方耐火ブロックを、必要に応じて配設することができる。
さらに、上記実施の形態では、スパンドレル部の右側に窓部が位置している場合を例にとって説明したが、図2の右側に示すスパンドレル部のように窓部がスパンドレル部の左側に位置している場合、あるいはスパンドレル部の左右両側に窓部が位置している場合であっても、本発明を実施できることは勿論である。
さらに、上記実施の形態では、躯体構造物として腰壁が設けられているが、腰壁が設けられていない場合であっても、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、窓部もスパンドレル部も外壁パネル体として透明なガラス材が用いられているが、このように全ての外壁パネル体が透明な材質のものでなくても、スパンドレル部の少なくとも一部、つまり、表示装置が配設される部分の外壁パネル体が透明または透光性を有していれば、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間に耐火パネル体が配設されているが、延焼の惧れがなく耐火パネル体が配されていないスパンドレル部(例えば、最上階に設けられるスパンドレル部)であっても、本発明を実施できる。
さらに、上記実施の形態では、表示装置配設部に配設された表示装置は、第一、第二無目アダプターと支持ブラケットとを介して、外壁パネル体を支持する枠材である無目と方立とに支持される構成になっており、これにより、外壁パネル体を支持する枠材を利用して表示装置を確実に支持できる構成になっているが、これに限定されることなく、例えば、表示装置を無目のみに支持せしめる構成、方立のみに支持せしめる構成、或いは外壁パネル体を支持する枠材に連結される額縁部材等に支持せしめる構成にすることもできる。
さらに、上記実施の形態では、表示装置の出し入れをガイドするガイド部材(下側、上側のガイドレール)は、無目に連結される第一、第二無目アダプターに設けられているが、これに限定されることなく、例えば、外壁パネル体を支持する枠材に連結される額縁部材等の他の部材に設けることもできる。
さらに、上記実施の形態では、開口を開閉自在に覆蓋する蓋体(点検カバー)を、固定ブラケットおよび方立アダプターに着脱自在に支持せしめたが、これに限定されることなく、例えば、外壁パネル体を支持する枠材に連結される他の部材や、窓部の屋内側の居住空間とスパンドレル部の屋内側空間とを仕切る仕切壁等に蓋体を着脱自在に支持せしめる構成にすることもできる。
さらに、上記実施の形態では、前記蓋体を着脱自在に支持せしめる手段として着脱自在なネジを用いたが、これに限定されることなく、例えばラッチ手段等を用いることもできる。
さらに、上記実施の形態では、表示パネルと導光パネルと光源を備えた表示装置を例示したが、表示装置としては、例えば、光源のないもの、LEDそのもので文字や画を表示するもの等、様々な形態のものを採用できる。
1A 窓部
1BX スパンドレル部
4 外壁パネル体
5 躯体構造物
7d 上側ガイドレール
8d 下側ガイドレール
13 表示装置
14 表示装置配設部
26 開口
27 点検カバー
28 側方耐火ブロック
35 表示パネル
37 枠体
37d 右縦枠
Claims (5)
- 外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えてなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を出し入れ自在に配設するにあたり、表示装置配設部の左右少なくとも一方の側方に、表示装置を居住空間側から出し入れするための開口を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1において、表示装置の出し入れをガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1または2において、開口を開閉自在に覆蓋する蓋体を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1乃至3の何れか一項において、表示装置配設部の開口側の側方を塞ぐ耐火材を設ける一方、該耐火材を開口から居住空間側に出し入れ自在に構成にしたことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
- 請求項1乃至4の何れか一項において、表示装置は、文字、図柄等の表示がなされた表示パネルと、該表示パネルが組込まれる枠体とを備えて構成され、該枠体は、表示装置を表示装置配設部に配設したままの状態で開口から着脱自在な枠材を備えるとともに、該枠材を取外した状態の表示装置に表示パネルを開口から組込み、組外し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置の配設構造。
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