JP2019100038A - 建物外壁部における表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えた建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から居住空間側に出し入れ自在な表示装置を配設するにあたり、表示装置の出し入れ作業の労力軽減を図る。【解決手段】表示装置14を、照明器具26と、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐとともに照明器具26からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部25a〜25cとから構成した。【選択図】図8

Description

本発明は、カーテンウォール等の建物外壁部における表示装置に関するものである。
一般的に、建物の外壁のなかには、例えばカーテンウォールのように、外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けたものがある。このような外壁において、スパンドレル部は、床、天井等の躯体構造物が外部から見えないように目隠しすることが要求される。そこで、従来、スパンドレル部の外壁パネル体の屋内側に耐火パネル体を配設し、該耐火パネル体によって防火と目隠しとを図るようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
一方、建物の外壁部を利用して、宣伝広告や装飾等の様々な表示を行いたいという要望がある。この場合、表示装置を窓部に設けると、窓部の採光や屋内側からの視認性が損なわれる惧れがある。そこで、本出願人は、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を配設することで、スパンドレル部を利用して屋外側に向けて表示を行えるようにした技術を提唱している(例えば、特許文献2参照)。さらにこのものでは、表示装置を表示装置配設部から居住空間側に出し入れ自在に構成されており、これにより表示装置の交換やメンテナンスの作業性向上が図られている。
特許第5232588号公報 特許第6127189号公報
しかしながら、前記特許文献2の表示装置は、表示がなされる表示パネルと、該表示パネルに積層状に配設される導光パネルと、これら両パネルの四周を支持する枠体と、導光パネルを発光させるための光源とを備えて構成されたものであって、重量が重く、このため、表示装置の交換やメンテナンスの作業を行うべく表示装置を表示装置配設部から居住空間側に出し入れする場合に労力を要するという問題があり、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、請求項1の発明は、外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えてなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から居住空間側に出し入れ自在に配設するにあたり、該表示装置は、照明器具と、表示装置配設部の躯体構造物側を塞ぐとともに照明器具からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部とを備えて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項2の発明は、請求項1において、照明器具は反射面部に着脱自在に取付けられるとともに、反射面部を表示装置配設部に配設したままの状態で、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から照明器具を反射面部に取付け、取外し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、表示装置に、該表示装置を表示装置配設部から出し入れするときに表示装置の落下を防止する落下防止手段を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項4の発明は、請求項3において、落下防止手段は、スパンドレル部の外壁パネル体を支持する枠材と表示装置との間に架渡される紐状体であるとともに、該紐状体は、表示装置が表示装置配設部に配設されている状態で該表示装置の屋内側に配されていることを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項5の発明は、外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えるとともに、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間に、外壁パネル体と間隙を存する状態で耐火パネル体を配設してなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と耐火パネル体との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を配設するにあたり、該表示装置は、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から居住空間側に出し入れ自在な照明器具と、耐火パネル体の屋外側面に設けられるとともに照明器具からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部とを備えて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項6の発明は、請求項1乃至5の何れか一項において、反射面部には、文字、図柄等の表示がなされていることを特徴とする建物外壁部における表示装置である。
請求項1の発明とすることにより、表示装置を軽量なものとすることができて、表示装置の表示装置配設部からの出し入れ作業の労力が大幅に軽減され、表示装置の交換やメンテナンスの作業性向上に大きく貢献できる。
請求項2の発明とすることにより、照明器具の交換やメンテナンスを行う場合に、反射面部を表示装置配設部に配設したままの状態で照明器具を居住空間側に取出すことができて、更なるメンテナンス性の向上に貢献できる。
請求項3の発明とすることにより、表示装置配設部から出し入れする際の表示装置の落下を防止できる。
請求項4の発明とすることにより、表示装置配設部から出し入れする際の表示装置の落下を紐状体により防止できるとともに、該紐状体が屋外側から視認されることを回避できる。
請求項5の発明とすることにより、照明器具の交換やメンテナンスを行う場合に、照明器具を居住空間側に取出すことができて、照明器具の交換やメンテナンスの作業性向上に貢献できる。
請求項6の発明とすることにより、表示装置により文字、図柄等の表示が行われることになる。
カーテンウォールの概略正面図である。 第一の実施の形態におけるスパンドレル部および窓部の縦断面図である。 第一の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 第一の実施の形態におけるスパンドレル部の上部の拡大縦断面図である。 図5の右半部は図3のX−X矢視図、図5の左半部は点検カバーを取外した状態の図3の一部省略X−X矢視図である。 図6の右半部は表示装置を取出した状態の図3のY−Y矢視図、図6の左半部は図3の一部省略Y−Y矢視図である。 第一の実施の形態における表示装置の出し入れの手順を説明する図である。 第一の実施の形態における表示装置および該表示装置の上側支持ブラケットへの取付けを示す斜視図(配線関係は省略)である。 第一の実施の形態における上側支持ブラケットの斜視図である。 第二の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 第二の実施の形態におけるスパンドレル部の上部の拡大縦断面図である。 点検カバー、上側耐火ブロック、上側耐火ブロック支持ブラケットを取外した状態の図10の一部省略X−X矢視図である。 第二の実施の形態における表示装置の出し入れの手順を説明する図である。 第二の実施の形態における照明器具の出し入れの手順を説明する図である。 第二の実施の形態における照明器具の照明器具取付ブラケットからの取外しを説明する図である。 第二の実施の形態における表示装置および該表示装置の上側支持ブラケットへの取付けを示す斜視図(配線関係は省略)である。 第二の実施の形態の照明器具取付ブラケットの他例を示す斜視図である。 第三の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 (A)、(B)は第三の実施の形態における照明器具取付ブラケットおよび該照明器具取付ブラケットの上側支持ブラケットへの取付けを示す斜視図、縦断面図(配線関係は省略)である。 第四の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 第四の実施の形態におけるスパンドレル部の下部の拡大縦断面図である。 図22の右半部は表示装置を取出した状態の図20のX−X矢視図、図22の左半部は図20の一部省略X−X矢視図である。 図23の右半部は図20のY−Y矢視図、図23の左半部は点検カバー、下側耐火ブロック支持ブラケットを取外した状態の図20の一部省略Y−Y矢視図である。 第四の実施の形態における表示装置の出し入れの手順を説明する図である。 第五の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 第五の実施の形態におけるスパンドレル部の下部の拡大縦断面図である。 点検カバー、下側耐火ブロック支持ブラケット、下側耐火ブロック、下側耐火ブロックカバーを取外した状態の図25の一部省略X−X矢視図である。 第五の実施の形態における表示装置の出し入れの手順を説明する図である。 第五の実施の形態における照明器具の出し入れの手順を説明する図である。 (A)、(B)は第六の実施の形態におけるスパンドレル部の縦断面図である。 図30の一部省略X−X矢視図である。 (A)は第七の実施の形態を示す斜視図、(B)は第八の実施の形態を示す斜視図、(C)は第九の実施の形態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
まず、本発明の第一の実施の形態について、図1〜図9に基づいて説明すると、1は建物の外壁に用いられるカーテンウォールであって、該カーテンウォール1は、方立(縦材、マリオン)2と無目(横材)3とからなる枠材の開口部に外壁パネル体4を取付けて形成されている。尚、図1は後述する他の実施の形態にも共用する。
前記カーテンウォール1には、外壁パネル体4が居住空間に対向する窓部1Aと、外壁パネル体4が躯体構造物5(床5a、天井5b、スラブ(最上階において天井5bの上側に設けられるスラブ、最下階において床5aの下側に設けられるスラブ、中間階において床5aと下階の天井5bとの間に設けられるスラブ等)5c、腰壁5d等)に対向するスパンドレル部1Bとが設けられているが、本実施の形態においてスパンドレル部1Bは、図1に示す如く、上下階の窓部1Aの層間部、最上階の窓部1Aの上側、および最下階の窓部1Aの下側に設けられている。尚、前記外壁パネル体4は透明または透光性を有する材質から形成されているが、本実施の形態では、スパンドレル部1Bでは外壁パネル体4として高透過ガラスが用いられており、窓部1Aでは複層ガラスが用いられている。また、本実施の形態(第一の実施の形態)および後述する他の実施の形態(第二〜第九の実施の形態)を説明するにあたり、外壁パネル体4の面方向に沿うと共に上下方向と直交する方向を、左右方向として説明する。
前記方立2は、該方立2の屋内側半部を構成し、水平断面が矩形中空状の方立本体部2Aと、該方立本体部2Aに一体形成され、方立2の屋外側半部を構成する外壁支持部2Bとから構成されている。そして方立2は、方立本体部2Aが固定部材6(図2に図示、他の図面では図示せず)を介してスラブ5c等の躯体構造物5に固定されることで、躯体側に取付け支持されるように構成されている。
前記方立2の外壁支持部2Bには、無目3の左右外端部が取付けられるとともに、上下の無目3間に位置する状態で、左右の方立アタッチメント7が取付けられている。そして、該左右の方立アタッチメント7の屋外側面部7aと、外壁支持部2Bの屋外側端部に形成された見付け辺2Baとの間に、外壁パネル体4の左右縦辺部が嵌合されるパネル嵌合溝2Bbが形成されており、該パネル嵌合溝2Bbに、ビート8やシーリング材9を介して外壁パネル体4の左右縦辺部が嵌合支持されている。
また、前記無目3は、その左右外端部が前記方立2の外壁支持部2Bに取付支持される状態で、左右に隣接する方立2間に支架されると共に、外壁パネル体4の上下辺部が嵌合されるパネル嵌合溝3aを有しており、該無目3のパネル嵌合溝3aに、外壁パネル体4の上下辺部がビート8やシーリング材9を介して嵌合支持されるようになっている。
尚、本実施の形態では、便宜上、スパンドレル部1Bの上下に配置される無目3のうち、スパンドレル部1Bと該スパンドレル部1Bの上階の窓部1Aとを区画し、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4の上辺部を支持すると共に上階の窓部1Aの外壁パネル体4の下辺部を支持する無目3を第一無目3Aと称し、また、スパンドレル部1Bと該スパンドレル部1Bの下階の窓部1Aとを区画し、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4の下辺部を支持すると共に下階の窓部1Aの外壁パネル体4の上辺部を支持する無目3を第二無目3Bと称し、また、第一無目3Aと第二無目3Bとを区別する必要がない場合には単に無目3と称して説明する。
一方、10はけい酸カルシウム板等の耐火材から構成される耐火パネル体であって、火災時に上下階への延焼を防止するために設けられるものであるが、該耐火パネル体10は、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間に、外壁パネル体4と間隙を存する状態で配設されている。
ここで、本実施の形態の耐火パネル体10は、上下方向は第一無目3Aの屋内側から第二無目3Bの屋内側にまで亘り、また左右方向は、左右に隣接する方立2Aの屋内側面部2Aa間に亘るように設けられているとともに、その上下部が、方立2の屋内側面部2Aaにネジ等により取付けられた上側、下側支持フレーム11、12に支持されることで、方立2の屋内側に取付け支持されるようになっている。そして、該耐火パネル体10とスパンドレル部1Bの外壁パネル体4との間で、且つ、左右に隣接する方立2の間の空間部が、後述する表示装置14が配設される表示装置配設部15に構成されている。
尚、本実施の形態において、前記上側、下側支持フレーム11,12は、その左右両端部が左右に隣接する方立2の屋内側面部2Aaにそれぞれネジ11a、12aにより取付けられることで、左右に隣接する方立2Aの屋内側面部2Aa間に支架されるように設けられていて、耐火パネル体10の上部、下部を左右方向略全長に亘って支持するようになっている。また、耐火パネル体10の左右端部の上下方向中間部は、ネジ13aにより方立2Aの屋内側面部2Aaに取付けられる押さえブラケット13によって支持されるようになっている。さらに、16は左右に隣接する耐火パネル体10間を塞ぐ被覆耐火材である。
前記耐火パネル体10には、屋内外方向に貫通する配線用貫通孔10aが形成されている。そして、該配線用貫通孔10aを通して、連結ケープル18が表示装置配設部15内に引き込まれるようになっているとともに、該表示装置配設部15に引き込まれた連結ケーブル18の先端部には外部コネクタ19が接続されている。
さらに、第一無目3A(スパンドレル部1Bと該スパンドレル部1Bの上階の窓部1Aとを区画する無目)の屋内側には、腰壁5dの上部に連結される膳板21が配設されているが、該膳板21の屋内側端部は、前記上側支持フレーム11の上端部に一体形成される膳板支持部11bにネジ21aを介して取付けられているとともに、該膳板21の屋外側端面21bは、その屋内外方向の位置が方立2の屋内側面部2Aaと略同位置となるように設定されていて、第一無目3Aと間隔を存する状態となっている。そして、該第一無目3Aと膳板21との間の間隙は、前記表示装置配設部15の上方に位置していて、該表示装置配設部15に配設された表示装置14をスパンドレル部1Bの上階の居住空間側から出し入れするための開口22になっているとともに、該開口22は、後述する点検カバー23によって開閉自在に覆蓋されている。
一方、前記表示装置14は、後述する反射面部25a〜25cを備えたボックス25と、該ボックス25に組付けられる照明器具26とを備えて構成されている。前記ボックス25は、アルミ板等の薄板から形成されるものであって、表示装置配設部15の屋内側(躯体構造物5側)を略全域に亘って塞ぐ矩形状の背面側反射面部25aと、該背面側反射面部25aの左側縁部から屋外側に向けて折曲形成され、表示装置配設部15の左側を塞ぐ左側反射面部25bbと、背面側反射面部25aの右側縁部から屋外側に向けて折曲形成され、表示装置配設部15の右側を塞ぐ右側反射面部25cと、背面側反射面部25aの下側縁部から屋外側に向けて折曲形成される下面部25dとにより、屋外側および上方が開口したボックス型に形成されている。そして、該ボックス25の下面部25dに照明器具26が組付けられているとともに、該照明器具26からの照射光は、前記背面側、左側、右側の反射面部25a〜25cに当たって反射され、スパンドレル部1Bの透明な外壁パネル体4を通して屋外側から視認されるようになっている。
ここで、前記表示装置14は、照明器具26から照射される光の色、強さ等を変化させることで、光による様々な表示を行うことができる。さらに、表示装置14を構成する反射面部25a〜25c(背面側、左側、右側の反射面部25a〜25c)に、広告や装飾等のために、文字、図柄等の表示を塗装や印刷フィルム等により施すこともできる。そして、このように反射面部25a〜25cに文字、図柄等の表示が施されている場合には、前記照明器具26からの光が反射面部25a〜25cを照射することによって屋外側から文字、図柄等の表示をはっきりと視認できる。
また、前記ボックス25に組付けられる照明器具26は、左右方向に延びる四角筒状のケース体25aの内部に複数のLED(図示せず)が組み込まれたものであって、ボックス25の下面部25dに取付金具27を介して組付けられている。そして、ケース体26aの内部のLEDは、前記背面側、左側、右側の反射面部25a〜25cを下側から照射するべく照射光が上方を向くように組み付けられているとともに、ケース体26aの上面部はLEDの照射光を通すように透光性を有している。
ここで、前記ボックス25の下面部25dの屋外側縁部には、該屋外側縁部から上方に向けて立上がる立上がり片25eが一体形成されており、該立上がり片25eによって、屋外側から照明器具26自体が視認されないようになっている。また、ボックス25の下面部25dには、前記照明器具26用の取付金具27を止着するためのネジ27aを介して該ネジ27aよりも下方に突出する脚部27bが取付けられている。そして、表示装置14が表示装置配設部15に配設された状態で、該脚部27bの下端部が後述する下側耐火ブロックカバー43の上面部43aに当接するようになっている。
さらに、前記照明器具26から延びるコードは、内部コネクタ28を介して延長コード29に接続されているが、該延長コード29は、背面側反射面部25aの下部に形成された貫通孔から引出されて背面側反射面部25aの屋内側に至り、該背面側反射面部25aと前記耐火パネル体10とのあいだの空隙部を通って上方に延びて外部コネクタ19に接続されている。そして、該外部コネクタ19を介して連結ケーブル18に接続されることによって、照明器具26への給電や調光信号等の電気信号の授受が行われるようになっているが、外部コネクタ19の断続は、前記開口22から行えるようになっている。
また、前記ボックス25の背面側反射面部25aの上部には、左右一対の表示装置取付アングル30が取付けられている。該表示装置取付アングル30は、背面側反射面部25aの屋内側面にネジ30aを介して取付けられる取付片30bと、該取付片30bの上端部から屋内側に向けて折曲形成される支持片30cとを備えた逆L字形状のものであって、該表示装置取付アングル30の支持片30cを後述する上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに上側から当てがってネジ30dで止着することによって、表示装置14を表示装置配設部15に着脱自在に取付けできるように構成されている。この場合に、表示装置取付アングル30の支持片30cを上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに止着するためのネジ30dは上側から螺入されるように設定されており、これにより表示装置14の着脱作業を、前記開口22から行うことができるようになっている。
一方、前記表示装置配設部15には、表示装置14が表示装置配設部15に配設された状態で該表示装置14の上部屋内側に位置する左右一対の上側支持ブラケット31と、表示装置14の左右縁部の屋外側、屋内側に位置する屋外側、屋内側のガイドレール32、33とが設けられている。
前記左右一対の上側支持ブラケット31は、ネジ31aを介して方立本体部2Aの左右側面部2Abに固定される取付片31bと、該取付片31bの上端部から折曲形成される上側耐火ブロック支持片31cと、該上側耐火ブロック支持片31cの先端部から折曲形成される表示装置支持片31dとを備えて構成されている。そして、該上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに、表示装置14の上部が前述した表示装置取付アングル30を介して着脱自在に取付けられるようになっている。
また、前記屋外側ガイドレール32は、上下方向に延びる水平断面矩形中空状のものであって、方立本体部2Aの左右側面部2Abにネジ32aを介して固定されている。そして、該屋外側ガイドレール32の屋内側面部が、表示装置14の左右縁部の屋外側を支持するとともに上下移動自在にガイドするガイド面部32bに構成されている。また、屋内側ガイドレール33は、上下方向に延びる水平断面L字形状のものであって、方立本体部2Aの左右側面部2Abにネジ33aを介して固定される取付面部33bと、前記屋外側ガイドレール32のガイド面部32bに間隔を存して対向し、表示装置14の左右縁部の屋内側を支持するとともに上下移動自在にガイドするガイド面部33cとを備えて構成されている。
また、表示装置配設部15に配設された表示装置14と前記開口22との間には、表示装置配設部15の上側を塞ぐ上側耐火ブロック35が着脱自在に配設されている。36は該上側耐火ブロック35を載置支持する上側耐火ブロック支持ブラケットであって、該上側耐火ブロック支持ブラケット36は、第一無目3Aの屋内側面部にネジ37aにより固定された第一無目アダプター37と前述した上側支持ブラケット31の上側耐火ブロック支持片31cとに、ネジ36a、36bを介して着脱自在に取付けられている。さらに、この上側耐火ブロック支持ブラケット36の上部に形成された点検カバー取付片36cに、前記開口22を開閉自在に覆蓋する点検カバー23がネジ23aを介して着脱自在に取付けられているが、これら点検カバー23用のネジ23aおよび上側耐火ブロック支持ブラケット36用のネジ36a、36bは共に上側から螺入されるように設定されていて、点検カバー23および上側耐火ブロック支持ブラケット36の着脱作業を、スパンドレル部1Bの上階の居住空間から行うことができるようになっている。
尚、図中、38は上側耐火ブロック支持ブラケット36に載置された上側耐火ブロック35の左右端部と方立本体部2Aの左右側面部2Abとの間を塞ぐ塞ぎ材である。また、39は上側耐火ブロック支持ブラケット36に取付けられた点検カバー23の左右端部と方立本体部2Aの左右側面部2Abとの間を塞ぐビートまたはシーリングである。
一方、40は天井側額縁であって、該天井側額縁40は、前記表示装置配設部15および耐火パネル体10の下方に位置する状態で、第二無目3B(スパンドレル部1Bと該スパンドレル部1Bの下階の窓部1Aとを区画する無目)から天井5bに至るように設けられているが、該天井側額縁40の屋外側端部は、後述する下側耐火ブロックカバー43に一体形成された額縁支持部43dにネジ40aを介して取付け支持されている。
さらに、41は前記表示装置配設部15の下側を塞ぐ下側耐火ブロック41、42は該下側耐火ブロック41を載置支持する左右の下側耐火ブロック支持ブラケットであって、該下側耐火ブロック支持ブラケット42は、方立本体部2Aの左右側面部2Abにネジ42aを介して固定されている。また、43は下側耐火ブロックカバーであって、該下側耐火ブロックカバー43は、下側耐火ブロック41の上側を覆う上面部43aと、第二無目3Bにネジ43bを介して固定される取付片43cと、該取付片43cの下部に一体形成され、前記天井側額縁40の屋外側端部を支持する額縁支持部43dとを備えて形成されている。そして、該下側耐火ブロックカバー43の上面部43aには、前述したように、表示装置14のボックス下面部25dに取付けられた脚部27bの下端部が当接するようになっている。
尚、図中、44は下側耐火ブロック41の左右端部と方立本体部2Aの左右側面部2Abとの間を塞ぐ塞ぎ材である。また、前記上側、下側耐火ブロック35、41は、前記耐火ブロック10と同様に、火災時における延焼を防止するべく耐火材から構成されるものであるが、上側耐火ブロック35は本実施の形態では3つに分割されていて、取出し、取付け作業の容易化が図られている。
そして、この様に構成された第一の実施の形態のものにおいて、表示装置配設部15に配設された表示装置14をメンテナンス等のために取り出す場合には、まず、表示装置配設部15が設けられたスパンドレル部1Bの上階の居住空間側から点検カバー23を取外して、表示装置配設部15の上方の開口22を開く。そして、該開口22から上側耐火ブロック35を取出してから、上側耐火ブロック支持ブラケット36を取外す。これにより、表示装置配設部15の上方は開放された状態となるが、この状態で、外部コネクタ19を外し、さらに、表示装置14の上部に取付けられた表示装置取付アングル30を、上側支持ブラケット31から取外す。しかる後、表示装置14を上側に引き出して、表示装置配設部15から居住空間側に取り出す。このときの表示装置14の上動は、表示装置14の左右両側が屋外側、屋内側のガイドレール32、33にガイドされることでスムーズに行うことができる。
一方、表示装置14を表示装置配設部15に配設する場合には、表示装置配設部15が設けられたスパンドレル部1Bの上階の居住空間から、開口22を通して表示装置14を表示装置配設部15に収納する。このときの表示装置14の下動は、該表示装置14の左右両側が屋外側、屋内側のガイドレール32、33にガイドされることで屋内外方向にずれることなくスムーズに行われる。そして、表示装置14の下端部(脚部27bの下端部)が下側耐火ブロックカバー43の上面部43aに当接するまで下動させてから、表示装置14の上部を表示装置取付アングル30を介して上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに取付け支持せしめる。次いで、外部コネクタ19を接続し、さらに、上側耐火ブロック支持ブラケット36を取付け、該上側耐火ブロック支持ブラケット36に上側耐火ブロック35を載置する。しかる後、上側耐火ブロック支持ブラケット36の点検カバー取付片36cに点検カバー23を取付けて開口22を塞ぐことによって、表示装置15の表示装置配設部15への配設作業が完了するようになっている。
尚、本実施の形態では、左右方向一列状に連設される状態で複数の表示装置配設部15が設けられており、各表示装置配設部15に配設された表示装置14の照明器具26同士は連結ケーブル18を介して電気的に接続されていて、複数の表示装置14の電気的制御を同時に行えるようになっている。そして、これら複数の表示装置14の照明器具26のうちの少なくとも1つは、図2に示す如く、耐火パネル体10の屋内側に配置された電源盤45にケーブル46を介して連結されるようになっている。尚、電源盤45には、電源スイッチやコントローラ等が設けられるが、該電源盤45へのアクセスは、腰壁5dに開閉自在に設けられた点検口5fから行えるようになっている。
叙述の如く構成された本発明の第一の実施の形態において、建物の外壁としてのカーテンウォール1には、外壁パネル体4が居住空間に対向する窓部1Aと、外壁パネル体4が床5a、天井5b等の躯体構造物5に対向するスパンドレル部1Bとが設けられているが、該スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部は表示装置配設部15となっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置14が配されることになる。しかも、該表示装置14は、表示装置配設部15の上方に設けた開口22から居住空間側に出し入れ自在に構成されており、而して、屋外側からの目隠しが必要なスパンドレル部1Bを利用して表示装置14を配設できるとともに、表示装置14の交換やメンテナンス等を行う場合には、表示装置14をスパンドレル部1Bの上階の居住空間側から出し入れできることになるが、該表示装置14は、照明器具26と、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐとともに照明器具26からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするため反射面部25a〜25c(本実施の形態では、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐ背面側反射面部25aと、該背面側反射面部25aに一体形成される左側反射面部25bおよび右側反射面部25c)とを備えて構成されている。
この様に、本実施の形態の表示装置14は、照明器具26からの照射光が反射面部25a〜25cにより反射されて屋外側から視認されることにより光による様々な表示を行えることになるが、該反射面部25a〜25cは、照明器具26からの照射光を反射させるためのものであるからアルミ板等の薄板を用いて形成することができ、而して、反射面部25a〜25cと照明器具26とから構成される表示装置14を軽量なものとすることができて、表示装置14の表示装置配設部15からの出し入れ作業の労力が大幅に軽減され、表示装置14の交換やメンテナンスの作業性向上に大きく貢献できることになる。
さらにこのものにおいて、反射面部25a〜25cに文字や図柄等の表示を施すことにより、表示装置14によって文字や図柄等の表示も行えることになる。
次いで、本発明の第二の実施の形態について、図10〜図16に基づいて説明するが、該第二の実施の形態のものも、前述した第一の実施の形態のものと同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部が表示装置配設部15になっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置50が配設されている。そして、第二の実施の形態のものにおいても、表示装置配設部15の上方に設けられた開口22から表示装置50を居住空間側に出し入れできる構成となっているが、第二の実施の形態の表示装置50は、詳細を後述するように、反射面部51a〜51dを備えたボックス51と、該ボックス51の上部に着脱自在に組付けられる照明器具取付ブラケット52と、該照明器具取付ブラケット52に取付けられた照明器具53とを備えて構成されているとともに、ボックス51を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具取付ブラケット52に取付けられた照明器具53を、居住空間側からボックス51に組込み、組外しできる構成となっている。
尚、第二の実施の形態において、第一の実施の形態と同一或いは略同一のものは、同一の符号を附すとともに、説明を簡略あるいは省略する。
前記第二の実施の形態のボックス51は、前述した第一の実施の形態のボックス25と同様の背面側反射面部51a、左側反射面部51bおよび右側反射面部51cと、背面側反射面部51aの下側縁部から屋外側に向けて折曲形成される下側反射面部51dとにより屋外側および上方が開口したボックス型に形成されるものであるが、さらに第二の実施の形態のボックス51には、背面側反射面部51aの上縁部から屋外側に向けて折曲形成される取付片部51eが一体形成されている。
一方、前記照明器具取付ブラケット52は、前記ボックス51の取付片部51eに上側から当接する上面部52aと、該上面部52aの屋外側縁部から下方に向けて折曲形成される前面部52bとを備えた逆L字形状のものであって、上面部52aには、取付金具27を介して照明器具53が取付けられている。該照明器具53は、第一の実施の形態の照明器具26と同様の構造のものであって、左右方向に延びるケース体53aの内部に複数のLEDが組み込まれているが、第二の実施の形態の照明器具53は、前記背面側、左側、右側、下側の反射面部51a〜51dを上側から照射するべくLEDの照射光が下方を向くように組み付けられている。また、前記照明器具取付ブラケット52の前面部52bは、上面部52aに取付けられた照明器具53の前方を覆うように設けられていて、照明器具53自体が屋外側から視認されないようになっている。
そして、照明器具取付ブラケット52は、前記照明器具53が取付けられた状態で、上面部52aをボックス51の取付片部51eに上側から当接させ、該上面部52aを上側から螺入されるネジ52cを介して取付片部51eに止着することで、ボックス51の上部に着脱自在に取付けられるようになっている。これにより、ボックス51を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具53が取付けられた照明器具取付ブラケット52を、表示装置配設部15の上方に設けられた開口22から居住空間側に出し入れできるようになっている。
ここで、前記照明器具53から延びるコードは、内部コネクタ28を介して延長コード29に接続されており、該延長コード29は、背面側反射面部51aの上部に形成された貫通孔から引出されて背面側反射面部51aの屋内側に至って、第一の実施の形態と同様に外部コネクタ19を介して連結ケーブル18に接続されている。そして、該外部コネクタ19の断続は、第一の実施の形態と同様に、表示装置配設部15の上方の開口22から行えるようになっているが、さらに、第二の実施の形態のものでは、前記ボックス51の取付片部51eおよび照明器具取付ブラケット52の上面部52aの左右両端部に切欠き部51f、52dが形成されていて、該切欠き部51f、52dから手を入れて内部コネクタ28の断続を行えるようになっており、これにより、内部コネクタ28の断続も前記開口22から行えるようになっている。
そして、この様に構成された第二の実施の形態のものにおいて、表示装置配設部15に配設された表示装置50をメンテナンス等のために取り出す場合には、第一の実施の形態の場合と同様に、スパンドレル部1Bの上階の居住空間側から点検カバー23を取外して表示装置配設部15の上方の開口22を開き、該開口22から上側耐火ブロック35、上側耐火ブロック支持ブラケット36を順次取外して、表示装置配設部15の上方を開放された状態にする。この状態で、外部コネクタ19を外してから、表示装置50の上部に取付けられた表示装置取付アングル30を上側支持ブラケット31から取外し、しかる後、表示装置50を開口22から上側に引き出すことにより、表示装置配設部15の上方の居住空間に表示装置50を取出すことができる。一方、表示装置配設部15に表示装置50を配設する場合には、スパンドレル部1Bの上階の居住空間から、開口22を通して表示装置配設部15に表示装置50を収納する。そして、表示装置50の下端部(ボックス51の下側反射面部51d)が下側耐火ブロックカバー43の上面部43aに当接するまで下動させてから、表示装置50の上部を表示装置取付アングル30を介して上側支持ブラケット31に取付け支持せしめる。次いで、外部コネクタ19を接続し、さらに、上側耐火ブロック支持ブラケット36、上側耐火ブロック35を順次取付けてから、点検カバー23を取付けて開口22を塞ぐことによって、表示装置50の表示装置配設部15への配設作業が完了するようになっている。尚、第二の実施の形態のものにおいて、前記点検カバー23、上側耐火ブロック35、上側耐火ブロック支持ブラケット36、表示装置取付アングル30、上側支持ブラケット31、下側耐火ブロックカバー43の構成は、第一の実施の形態と同様である。
さらに、このものでは、表示装置50を構成するボックス51を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具53を表示装置配設部15から出し入れすることができる。この場合には、まず、前述した表示装置50を取出す場合と同様の手順で、点検カバー23、上側耐火ブロック35、上側耐火ブロック支持ブラケット36を順次取外して、表示装置配設部15の上方を開放された状態にする。この状態で、ボックス51の取付片部51eおよび照明器具取付ブラケット52の上面部52aに形成の切欠き部51f、52dから手を入れて内部コネクタ28を外してから、表示装置配設部15に配設されたままのボックス51の取付片部51eから照明器具取付ブラケット52を取外すことにより、該照明器具取付ブラケット52に取付けられた照明器具53を、表示装置配設部15の上方の開口22から居住空間側に取出すことができる。そして、照明器具53の交換やメンテナンスの終了後は、該照明器具53が取付けられた照明器具取付ブラケット52を、表示装置配設部15に配設されたままのボックス51の取付片部51eに取付け、さらに内部コネクタ28を接続してから、前述した表示装置50を収納する場合と同様の手順で、上側耐火ブロック支持ブラケット36、上側耐火ブロック35、点検カバー23を取付けて開口22を塞ぐことにより、ボックス51を表示装置配設部15に配設したままでの照明器具53の交換やメンテナンスを行うことができる。
而して、叙述の如く構成された本発明の第二の実施の形態においても、第一の実施の形態と同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部は表示装置配設部15となっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置50が、表示装置配設部15の上方に設けた開口22から出し入れ自在な状態で配されるとともに、該表示装置50は、照明器具53と反射面部51a〜51c(本実施の形態では、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐ背面側反射面部51aと、該背面側反射面部51aに一体形成される左側反射面部51bおよび右側反射面部51c)とを備えて構成されている。よって、第二の実施の形態のものも、前述した第一の実施の形態と同様の作用効果を奏することになって、表示装置50の交換やメンテナンスの作業性向上に大きく貢献できることになるが、さらに第二の実施の形態のものでは、照明器具53が、該照明器具53が取付けられる照明器具取付ブラケット52、および背面側反射面部51aに一体形成される取付片部51eを介して、背面側反射面部51aに着脱自在に取付けられているとともに、反射面部51a〜51cを表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具53を前記開口22から背面側反射面部51aに取付け、取外し自在に構成されている。
この結果、照明器具53のみの交換やメンテナンスを行う場合には、反射面部51a〜51cを表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具53を居住空間側に取出すことができることになって、更なるメンテナンス性の向上に貢献できる。
ここで、前記第二の実施の形態のように、照明器具が取付けられた照明器具取付ブラケットをボックスに着脱自在に取付けるあたり、照明器具取付ブラケットの形状やボックスへの取付けは、表示装置配設部の上方の開口から行えれば種々のものを採用することができ、例えば、図17に示すごとく、ボックス51の取付片部51eおよび照明器具取付ブラケット52の上面部52aを、左右方向に幅狭なものとして左右一対設けてもよい。また、照明器具取付ブラケット52の前面部52bは、前述したように照明器具53自体を屋外側から視認されないように設けられているが、このような前面部が設けられていないものであっても良い。
次いで、本発明の第三の実施の形態について、図18〜図19に基づいて説明するが、該第三の実施の形態のものも、前述した第一、第二の実施の形態のものと同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部が表示装置配設部15になっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置60が配設されているが、第三の実施の形態の表示装置60は、詳細を後述するように、表示装置配設部15の上方に設けられた開口22から居住空間側に出し入れ自在な照明器具61と、表示装置配設部15の屋内側に配設された耐火パネル体10の屋外側面に設けられる反射面部62とから構成されている。尚、第三の実施の形態において、前記第一、第二の実施の形態と同一或いは略同一のものは、同一の符号を附すとともに、説明を簡略あるいは省略する。
前記第三の実施の形態の照明器具61は、前述した第一、第二の実施の形態の照明器具26、53と同様の構造のものであって、左右方向に延びるケース体61a内に複数のLEDが組込まれているが、第三の実施の形態の照明器具61は、後述する照明器具取付ブラケット63を介して、左右一対の上側支持ブラケット31に着脱自在に取付け支持されている。該左右一対の上側支持ブラケット31は、第一、第二の実施の形態の上側支持ブラケット31と同様のものであって、ネジ31aを介して方立本体部2Aの左右側面部2Abに固定される取付片31bと、該取付片31bの上端部から折曲形成される上側耐火ブロック支持片31cと、該上側耐火ブロック支持片31cの先端部から折曲形成される表示装置支持片31dとを備えて構成されている。
また、前記照明器具取付ブラケット63は、前面部63aと、該前面部63aから屋外側に向けて折曲形成される左右一対の取付片63bとを備えて形成されている。該左右一対の取付片63bには、取付金具27を介して照明器具61が取付けられているとともに、取付片63bの屋内側半部には、前記上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに上側から当接する取付座63cが形成されている。そして、該取付座63cを上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに上側から当てがってネジ63dで止着することによって、照明器具取付ブラケット63を表示装置配設部15に着脱自在に取付けできるように構成されている。この場合に、照明器具取付ブラケット63の取付座63cを上側支持ブラケット31の表示装置支持片31dに止着するためのネジ63dは上側から螺入されるように設定されており、これにより、照明器具61が取付けられた照明器具取付ブラケット63の着脱作業を、表示装置配設部15の上方の開口22から行うことができるようになっている。尚、第四の実施の形態の照明器具61は前記第二の実施の形態の照明器具53と同様に、LEDの照射光が下方を向くように照明器具取付ブラケット63の取付片63bに取付けられている。また、照明器具取付ブラケット63の前面部63aは照明器具61の前方を覆うように設けられていて、照明器具61自体が屋外側から視認されないようになっている。
一方、第三の実施の形態の反射面部62は、前述したように、表示装置配設部15の屋内側に配設された耐火パネル体10の屋外側面に設けられている。該耐火パネル体10は、前記第一、第二の実施の形態の耐火パネル体10と同様のものであって、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間に、外壁パネル体4と間隙を存する状態で配設されているとともに、上下方向は第一無目3Aの屋内側から第二無目3Bの屋内側にまで亘り、また左右方向は、左右に隣接する方立2Aの屋内側面部2Aa間に亘るように設けられているが、該耐火パネル体10の屋外側面に、該屋外側面の略全域に亘る状態で反射面部62が設けられている。該反射面部62は、第一、第二の実施の形態のボックス25、51と同様にアルミ板等の薄板から形成されるものであって、前記照明器具61からの照射光を反射し、これにより照明器具61の照射光がスパンドレル部1Bの透明な外壁パネル体4を通して屋外側から視認されるようになっている。そして、この第三の実施の形態の表示装置60も、第一、第二の実施の形態と同様に、照明器具61から照射される光の色、強さ等を変化させることで、光による様々な表示を行うことができるとともに、反射面部62に、広告や装飾等のために、文字、図柄等の表示が塗装や印刷フィルム等により施されたものを採用することもできる。また、第三の実施の形態では、反射面部62をアルミ板等の薄板から形成されるものとしたが、耐火パネル体10の屋外側面に直接貼着されるフィルムや、耐火パネル体10の屋外側面を塗装した塗装面を反射面部としても良い。
そして、この様に構成された第三の実施の形態のものにおいて、表示装置配設部15に配設された照明器具61をメンテナンス等のために取り出す場合には、第一、第二の実施の形態の場合と同様の手順で、上側耐火ブロック35、上側耐火ブロック支持ブラケット36を順次取外して、表示装置配設部15の上方を開放された状態にする。この状態で、外部コネクタ19または内部コネクタ28を外してから、照明器具取付ブラケット63を上側支持ブラケット31から取外すことにより、該照明器具取付ブラケット63に取付けられた照明器具61を、表示装置配設部15の上方の開口22から居住空間側に取出すことができる。そして、照明器具61の交換やメンテナンスの終了後は、該照明器具61が取付けられた照明器具取付ブラケット63を、開口22から表示装置配設部15に収納して上側支持ブラケット31に取付支持せしめ、さらに前記取外された外部コネクタ19または内部コネクタ28を接続してから、第一、第二の実施の形態と同様の手順で、上側耐火ブロック支持ブラケット36、上側耐火ブロック35、点検カバー23を取付けて開口22を塞ぐことにより、照明器具61の表示装置配設部15への配設作業が終了する。
尚、第三の実施の形態のものにおいて、前記点検カバー23、上側耐火ブロック35、上側耐火ブロック支持ブラケット36、表示装置取付アングル30、上側支持ブラケット31の構成は、第一の実施の形態と同様であるが、第三の実施の形態の表示装置配設部15には、第一、第二の実施の形態のような屋内側、屋外側ガイドレールは設けられていない。
叙述の如く構成された本発明の第三の実施の形態において、建物の外壁としてのカーテンウォール1には、外壁パネル体4が居住空間に対向する窓部1Aと、外壁パネル体4が床5a、天井5b等の躯体構造物5に対向するスパンドレル部1Bとが設けられているとともに、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間には、外壁パネル体4と間隙を存する状態で耐火パネル体10が配設されているが、該スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と耐火パネル体10との間の空間部は表示装置配設部15となっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置60が配されることになる。該表示装置60は、表示装置配設部15の上方に設けた開口22から居住空間側に出し入れ自在な照明器具61と、耐火パネル体10の屋外側面に設けられるとともに照明器具61からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部62とを備えて構成されており、而して、屋外側からの目隠しが必要なスパンドレル部1Bと該スパンドレル部1Bに配される耐火パネル体10とを利用して表示装置60を配設できるとともに、照明器具61の交換やメンテナンス等を行う場合には、照明器具61を上記開口22から居住空間側に取出すことができて、照明器具61の交換やメンテナンスの作業性向上に貢献できることになる。
次いで、本発明の第四の実施の形態について、図20〜図24に基づいて説明するが、該第四の実施の形態のものも、前述した第一〜第三の実施の形態のものと同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部が表示装置配設部15になっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置70が配設されている。そして、第四の実施の形態のものも、第一、第二の実施の形態と同様に、表示装置70を表示装置配設部15に居住空間側から出し入れできる構成となっているが、第四の実施の形態のものでは、表示装置70を出し入れするための開口71が表示装置配設部15の下方に設けられている。
尚、第四の実施の形態において、前記第一〜第三の実施の形態と同一或いは略同一のものは、同一の符号を附すとともに、説明を簡略あるいは省略する。
前記表示装置配設部15の下方に設けられる開口71は、第二無目3Bと、該第二無目3Bの屋内側に設けられる天井側額縁72の屋外側端面72aとの間に設けられている。つまり、天井側額縁72は、第二無目3Bの屋内側から天井5bに至るように設けられるが、第四の実施の形態の天井側額縁72は、その屋外側端面72aの屋内外方向の位置が方立本体部2Aの屋内側面部2Aaと略同位置に設定されていて、第二無目3Bとは間隔を存する状態になっている。そして、該第二無目3Bと天井側額縁72との間の間隙は、表示装置配設部15の下方に位置していて、該表示装置配設部15に配設された表示装置70をスパンドレル部1Bの下階の居住空間側から出し入れするための開口71になっているとともに、該開口71は、後述する点検カバー73によって開閉自在に覆蓋されている。
尚、前記天井側額縁72の屋外側端部は、耐火パネル体10の下部を支持する下側支持フレーム12の下端部に一体形成された額縁支持部12bにネジ72bを介して取付けられている。
一方、第四の実施の形態の表示装置70は、前述した第一の実施の形態と同様に、アルミ板等の薄板から形成される反射面部74a〜74dを備えたボックス74と、該ボックス74に組付けられる照明器具75とを備えて構成されているが、第四の実施の形態のボックス74は、第一の実施の形態と同様の背面側反射面部74a、左側反射面部74bおよび右側反射面部74cと、背面側反射面部74aの下側縁部から屋外側に向けて折曲形成される下側反射面部74dと、背面側反射面部74aの上側縁部から屋外側に向けて折曲形成される上面部74eとにより、屋外側が開口したボックス型に形成されている。そして、該ボックス74の上面部74eに照明器具75が照明器具取付金具27を介して取付けられているとともに、該照明器具75からの照射光は、前記背面側、左側、右側、下側の反射面部74a〜74dに当たって反射され、スパンドレル部1Bの透明な外壁パネル体4を通して屋外側から視認されるようになっている。
尚、第四の実施の形態の表示装置70も、前述した第一〜第四の実施の形態と同様に、照明器具75から照射される光の色、強さ等を変化させることで、光による様々な表示を行うことができるとともに、反射面部74a〜74dに、広告や装飾等のために、文字、図柄等の表示が塗装や印刷フィルム等により施されたものを採用することもできる。
また、第四の実施の形態の照明器具75は、前記第一〜第三の実施の形態の照明器具26、53、61と同様の構造のものであって、左右方向に延びるケース体75aの内部に複数のLEDが組み込まれているが、第四の実施の形態の照明器具75は、前記背面側、左側、右側、下側の反射面部74a〜74dを上側から照射するべくLEDの照射光が下方を向くように組み付けられている。また、上面部74eの屋外側縁部には、該屋外側縁部から下方に向けて立下がる立下がり片74fが一体形成されており、該立上がり片74fによって、屋外側から照明器具75自体が視認されないようになっている。
さらに、前記照明器具75から延びるコードは、内部コネクタ28を介して延長コード29に接続されており、該延長コード29は、背面側反射面部74aの下部に形成された貫通孔から引出されて背面側反射面部74aの屋内側に至って、第一〜第三の実施の形態と同様に外部コネクタ19を介して連結ケーブル18に接続されているが、該外部コネクタ19の断続は、第四の実施の形態では、表示装置配設部15の下方の開口71から行えるようになっている。
また、前記ボックス74の背面側反射面部74aの下部には、左右一対の表示装置取付アングル76が取付けられている。該表示装置取付アングル76は、背面側反射面部75aの屋内側面にネジ76aを介して取付けられる取付片76bと、該取付片76bの下端部から屋内側に向けて折曲形成される支持片76cとを備えたL字形状のものであって、該表示装置取付アングル76の支持片76cを後述する下側支持ブラケット77の表示装置支持片77dに下側から当てがってネジ76dで止着することによって、表示装置70を表示装置配設部15に着脱自在に取付けできるように構成されている。この場合に、表示装置取付アングル76の支持片76cを下側支持ブラケット77の表示装置支持片77dに止着するためのネジ76dは下側から螺入されるように設定されており、これにより表示装置70の着脱作業を、表示装置配設部15の下方の開口71から行うことができるようになっている。
前記下側支持ブラケット77は、表示装置70が表示装置配設部15に配設された状態で該表示装置70の下部屋内側に位置するように、方立本体部2Aの左右側面部2Abに固定される左右一対のものであって、ネジ77aを介して方立本体部2Aの左右側面部2Abに固定される取付片77bと、該取付片77bの下端部から折曲形成される下側耐火ブロック支持片77cと、該下側耐火ブロック支持片77cの先端部から折曲形成される表示装置支持片77dとを備えて構成されている。そして、該下側支持ブラケット77の表示装置支持片77dに、前述したように表示装置70の下部が表示装置取付アングル76を介して着脱自在に取付けられるようになっている。尚、前記表示装置取付アングル76、下側支持ブラケット77は、第一、第二の実施の形態の表示装置取付アングル30、上側支持ブラケット31と上下逆形状のものである。
また、表示装置配設部15に配設された表示装置70と前記開口71との間には、表示装置配設部15の下側を塞ぐ下側耐火ブロック78が着脱自在に配設されている。79は下側耐火ブロック78の上側および屋外側、屋内側を覆う下側耐火ブロックカバーであって、該下側耐火ブロックカバー79は、第二無目3Aに固定された中空矩形状の第二無目アダプター80と前述した下側支持ブラケット77の下側耐火ブロック支持片77cとに、ネジ79a、79bを介して着脱自在に取付けられている。さらに、81は下側耐火ブロック78を載置支持する下側耐火ブロック支持ブラケットであって、該下側耐火ブロック支持ブラケット81は、前記下側耐火ブロックカバー79に、ネジ81aを介して着脱自在に取付けられている。さらに、この下側耐火ブロック支持ブラケット81の下部には点検カバー取付片81bが形成されており、該点検カバー取付片81bに前記開口71を開閉自在に覆蓋する点検カバー73がネジ73aを介して着脱自在に取付けられているが、これら点検カバー73用のネジ73a、上側耐火ブロック支持ブラケット81用のネジ81aおよび下側耐火ブロックカバー79用のネジ79a、79bは共に下側から螺入されるように設定されていて、点検カバー73、下側耐火ブロック支持ブラケット81および下側耐火ブロックカバー79の着脱作業を、スパンドレル部1Bの下階の居住空間から行うことができるようになっている。
尚、表示装置70は、表示装置取付アングル76が下側支持ブラケット77に取付けられた状態で、ボックス74の下側反射面部74dの下面に取付けられた緩衝材74gが下側耐火ブロックカバー79の上面に当接するようになっている。また、図中、82は下側耐火ブロック78の左右端部と方立本体部2Aの左右側面部2Abとの間を塞ぐ塞ぎ材である。さらに、86は下側耐火ブロック支持ブラケット81に取付けられた点検カバー73の左右端部と方立本体部2Aの左右側面部2Abとの間を塞ぐビートまたはシーリングである。
一方、83は表示装置配設部15の上側を塞ぐ上側耐火ブロック、84は該上側耐火ブロック84を載置支持する上側耐火ブロック支持ブラケットであって、該上側耐火ブロック支持ブラケット84は、第一無目3Aの屋内側面部に固定された第一無目アダプター37にネジ84aにより止着されている。さらに、該上側耐火ブロック支持ブラケット84の屋外側上部には、膳板85の屋外側端部が取付けられる膳板支持部84bが一体形成されている。
尚、前記上側、下側耐火ブロック83,78は、前記第一〜第三の上側、下側耐火ブロック35,41と同様に、火災時における延焼を防止するべく耐火材から構成されるものであるが、本実施の形態の下側耐火ブロック78はでは2つに分割されていて、取出し、取付け作業の容易化が図られている。
また、前記膳板85は、表示装置配設部15および耐火パネル体10の上方に位置する状態で、第一無目3Aから腰壁5bの上部に至るように設けられるが、該膳板85の屋外側端部は、前記上側耐火ブロック支持ブラケット84に形成の膳板支持部84bにネジ85aを介して取付け支持されるようになっている。
そして、この様に構成された第四の実施の形態のものにおいて、表示装置配設部15に配設された表示装置70をメンテナンス等のために取り出す場合には、まず、表示装置配設部15が設けられたスパンドレル部1Bの下階の居住空間側から点検カバー73を取外して、表示装置配設部15の下方の開口71を開く。そして、該開口71から下側耐火ブロック支持ブラケット81、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロックカバー79を順次取外す。これにより、表示装置配設部15の下方は開放された状態となるが、この状態で、外部コネクタ19を外し、さらに、表示装置70の下部に取付けられた表示装置取付アングル76を、下側支持ブラケット77から取外す。しかる後、表示装置70を下側に引き出して、表示装置配設部15から居住空間に取り出す。このときの表示装置70の下動は、表示装置70の左右両側が屋外側、屋内側のガイドレール32、33にガイドされることでスムーズに行うことができる。
一方、表示装置70を表示装置配設部15に配設する場合には、表示装置配設部15が設けられたスパンドレル部1Bの下階の居住空間から、開口71を通して表示装置配設部15に表示装置70を収納する。このときの表示装置70の上動は、該表示装置70の左右両側が屋外側、屋内側のガイドレール32、33にガイドされることで屋内外方向にずれることなくスムーズに行われる。そして、表示装置70の下部に取付けられた表示装置取付アングル76の支持片76cが下側支持ブラケット77の表示装置支持片77cに当接するまで上動させてから、表示装置取付アングル76の支持片76cを下側支持ブラケット77の表示装置支持片77cに取付け支持せしめる。次いで、外部コネクタ19を接続し、さらに、下側耐火ブロックカバー79、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロック支持ブラケット81を順次取付ける。しかる後、下側耐火ブロック支持ブラケット81の点検カバー取付片81bに点検カバー73を取付けて開口71を塞ぐことによって、表示装置70の表示装置配設部15への配設作業が完了するようになっている。
而して、叙述の如く構成された本発明の第四の実施の形態のものは、第一の実施の形態と同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部が表示装置配設部15となっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置70が居住空間側から出し入れ自在な状態で配されるとともに、該表示装置70は、照明器具75と反射面部74a〜74d(本実施の形態では、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐ背面側反射面部74aと、該背面側反射面部74aに一体形成される左側反射面部74b、右側反射面部74cおよび下側反射面部74d)とを備えて構成されている。よって、第四の実施の形態のものも、前述した第一の実施の形態と同様の作用効果を奏することになるが、第四の実施の形態のものでは、表示装置70を居住空間側に出し入れするための開口71が表示装置配設部15の下方に設けられており、而して、表示装置70をスパンドレル部1Bの下階の居住空間側から出し入れできることになる。
次いで、本発明の第五の実施の形態について、図25〜図29に基づいて説明するが、該第五の実施の形態のものも、前述した第一〜第四の実施の形態のものと同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の空間部が表示装置配設部15になっており、該表示装置配設部15には、カーテンウォール1の屋外側に向けて表示を行う表示装置90が配設されている。そして、第五の実施の形態のものでは、第四の実施の形態と同様に、表示装置配設部15の下方に設けられた開口71から表示装置90を居住空間側に出し入れできる構成となっているが、第五の実施の形態の表示装置90は、詳細を後述するように、反射面部91a〜91dを備えたボックス91と、該ボックス91の下部に着脱自在に組付けられる照明器具取付ブラケット92と、該照明器具取付ブラケット92に取付けられた照明器具93とを備えて構成されているとともに、ボックス91を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具取付ブラケット92に取付けられた照明器具93を居住空間側からボックス91に組込み、組外しできる構成となっている。
尚、第五の実施の形態において、前記第一〜第四の実施の形態と同一或いは略同一のものは、同一の符号を附すとともに、説明を簡略あるいは省略する。
前記第五の実施の形態のボックス91は、第四の実施の形態と同様の背面側反射面部91a、左側反射面部91bおよび右側反射面部91cと、背面側反射面部91aの上側縁部から屋外側に向けて折曲形成される上側反射面部91dとにより屋外側および下方が開口したボックス型に形成されるものであるが、さらに第五の実施の形態のボックス91には、背面側反射面部91aの下縁部から屋外側に向けて折曲形成される取付片部91eが一体形成されている。
一方、前記照明器具取付ブラケット92は、前記ボックス91の取付片部91eに下側から当接する下面部92aと、該下面部92aの屋外側縁部から上方に向けて折曲形成される前面部92bとを備えたL字形状のものであって、下面部92aには、取付金具27を介して照明器具93が取付けられている。該照明器具93は、前記第一〜第四の実施の形態の照明器具26、53,61、75と同様の構造のものであって、左右方向に延びるケース体93aの内部に複数のLEDが組み込まれているが、第五の実施の形態の照明器具93は、前記背面側、左側、右側、上側の反射面部91a〜91dを下側から照射するべくLEDの照射光が上方を向くように組み付けられている。さらに、前記照明器具取付ブラケット92の前面部92bは、下面部92aに取付けられた照明器具93の前方を覆うように設けられていて、照明器具93自体が屋外側から視認されないようになっている。また、照明器具取付ブラケット92の下面部92aには、照明器具93用の取付金具27を止着するためのネジ27aを介して該ネジ27aよりも下方に突出する脚部27bが取付けられているとともに、該脚部27bには、緩衝材94が脚部27bよりも下方に突出する状態で装着されている。そして、該緩衝材94は、表示装置91が表示装置配設部15に配設された状態で、下側耐火ブロックカバー79の上面に当接するようになっている。
そして、照明器具取付ブラケット92は、前記照明器具93が取付けられた状態で、下面部92aをボックス91の取付片部91eに下側から当接させ、該下面部92aを下側から螺入されるネジ92cを介して取付片部91eに止着することで、ボックス91の下部に着脱自在に取付けられるようになっている。これにより、ボックス91を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具93が取付けられた照明器具取付ブラケット92を、表示装置配設部15の下方に設けられた開口71から居住空間側に出し入れできるようになっている。
ここで、前記照明器具93から延びるコードは、内部コネクタ28を介して延長コード29に接続されており、該延長コード29は、背面側反射面部91aの下部に形成された貫通孔から引出されて背面側反射面部91aの屋内側に至って連結ケーブル18に接続されている。そして、該外部コネクタ19の断続は、第四の実施の形態と同様に、表示装置配設部15の下方の開口71から行えるようになっているが、さらに、第四の実施の形態のものでは、前記ボックス91の取付片部91eおよび照明器具取付ブラケット92の下面部92aの左右両端部に切欠き部91f、92dが形成されていて、該切欠き部91f、92dから手を入れて内部コネクタ28の断続を行えるようになっており、これにより、内部コネクタ28の断続も前記開口71から行えるようになっている。
そして、この様に構成された第五の実施の形態のものにおいて、表示装置配設部15に配設された表示装置90をメンテナンス等のために取り出す場合には、第四の実施の形態の場合と同様に、スパンドレル部1Bの下階の居住空間側から点検カバー73を取外して表示装置配設部15の下方の開口71を開き、該開口71から下側耐火ブロック支持ブラケット81、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロックカバー79を順次取外して、表示装置配設部15の下方を開放された状態にする。この状態で、外部コネクタ19を外してから、表示装置90の下部に取付けられた表示装置取付アングル76を下側支持ブラケット77から取外し、しかる後、表示装置90を開口71から下側に引き出すことにより、表示装置配設部15の下方の居住空間に表示装置90を取出すことができる。一方、表示装置配設部15に表示装置90を配設する場合には、スパンドレル部1Bの下階の居住空間から、開口71を通して表示装置配設部15に表示装置90を収納する。そして、表示装置90の下部を表示装置取付アングル76を介して下側支持ブラケット77に取付け支持せしめる。次いで、外部コネクタ19を接続し、さらに、下側耐火ブロックカバー79、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロック支持ブラケット81を順次取付けてから、点検カバー73を取付けて開口71を塞ぐことによって、表示装置90の表示装置配設部15への配設作業が完了するようになっている。尚、第五の実施の形態のものにおいて、前記点検カバー73、下側耐火ブロックカバー79、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロック支持ブラケット81、表示装置取付アングル76、下側支持ブラケット77の構成は、第四の実施の形態と同様である。
さらに、このものでは、表示装置90を構成するボックス91を表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具93を表示装置配設部15から出し入れすることができる。この場合には、まず、前述した表示装置90を取出す場合と同様の手順で、点検カバー73、下側耐火ブロック支持ブラケット81、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロックカバー79を順次取外して、表示装置配設部15の下方を開放された状態にする。この状態で、ボックス91の取付片部91eおよび照明器具取付ブラケット92の下面部92aに形成の切欠き部91f、92dから手を入れて内部コネクタ28を外してから、表示装置配設部15に配設されたままのボックス91の取付片部91eから照明器具取付ブラケット92を取外すことにより、該照明器具取付ブラケット92に取付けられた照明器具93を、表示装置配設部15の下方の開口71から居住空間側に取出すことができる。そして、照明器具93の交換やメンテナンスの終了後は、該照明器具93が取付けられた照明器具取付ブラケット92を、表示装置配設部15に配設されたままのボックス91の取付片部91eに取付け、さらに内部コネクタ28を接続してから、前述した表示装置90を収納する場合と同様の手順で、下側耐火ブロックカバー79、下側耐火ブロック78、下側耐火ブロック支持ブラケット81、点検カバー73を取付けて開口71を塞ぐことにより、ボックス91を表示装置配設部15に配設したままで照明器具93の交換やメンテナンスを行うことができる。
而して、叙述の如く構成された本発明の第五の実施の形態のものは、第二の実施の形態と同様に、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4と躯体構造物5との間の表示装置配設部15に、表示装置90が居住空間側から出し入れ自在な状態で配されるとともに、該表示装置90は、照明器具93と反射面部91a〜91d(本実施の形態では、表示装置配設部15の躯体構造物5側を塞ぐ背面側反射面部91aと、該背面側反射面部91aに一体形成される左側反射面部91b、右側反射面部91cおよび上側反射面部91d)とを備えて構成されている。さらに、照明器具93は、該照明器具93が取付けられる照明器具取付ブラケット92、および背面側反射面部91aに一体形成される取付片部91eを介して、背面側反射面部91aに着脱自在に取付けられているとともに、反射面部91a〜91dを表示装置配設部15に配設したままの状態で、照明器具93を居住空間側から背面側反射面部91aに取付け、取外し自在に構成されている。よって、第五の実施の形態のものも、前述した第二の実施の形態と同様の作用効果を奏することになるが、第五の実施の形態のものでは、表示装置90や照明器具93を居住空間側に出し入れするための開口71が表示装置配設部15の下方に設けられており、而して、表示装置70や照明器具93をスパンドレル部1Bの下階の居住空間側から出し入れできることになる。
ところで、前記第四、第五の実施の形態のように表示装置を出し入れするための開口が表示装置配設部の下方に設けられている場合、表示装置を出し入れする際に表示装置が居住空間側に落下してしまう惧れがある。このため、第四、第五の実施の形態では、万一落下したとしても表示装置が損傷しないように、表示装置の下部に緩衝材(第四の実施の形態ではボックス74の下側反射面部74dの下面に取付けられた緩衝材74g、第五の実施の形態では脚部27bに装着された緩衝材94)が設けられているが、図30〜図31に示す第六の実施の形態のものには、後述する落下防止手段が設けられている。
尚、第六の実施の形態のものは、落下防止手段が設けられている以外は第四の実施の形態と同様のものであるため、落下防止手段以外の説明は省略するとともに、第四の実施の形態と同一或いは略同一のものは同一の符号を附す。
95は前記落下防止手段を構成する左右一対のチェーン(本発明の紐状体に相当する)であって、該チェーン95は、表示装置配設部15に配設された表示装置70の屋内側に位置する状態で、一端側がボックス74の背面側反射面部74aの上部にネジ95aを介して止着され、他端側が屋内側ガイドレール33の取付面部33bを間に介装する状態で方立本体部2Aの左右側面部2Abにネジ95bを介して止着されている。つまり、チェーン95は、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4を支持する枠材である方立2と表示装置70との間に架渡されており、これにより、表示装置70を表示装置配設部15の下方の開口71から出し入れする際に、万一表示装置70から手が離れても、該表示装置70はチェーン95により吊持された状態となって落下しないように構成されている。また、95cはチェーン95の連結部であって、該連結部95cを外すことで、チェーン95を表示装置70に止着される一半側と方立2側に止着される他半側とに分離できるようになっている。
叙述の如く構成された本発明の第六の実施の形態のものでは、表示装置70を表示装置配設部15から居住空間側に出し入れする際に表示装置70が落下してしまうことを防止するための落下防止手段として、スパンドレル部1Bの外壁パネル体4を支持する方立2と表示装置70との間にチェーン95が架渡されている。この結果、表示装置70を表示装置配設部15から出し入れするときに、万一表示装置70から手が離れても表示装置70が落下してしまうことを確実に防止できることになる。しかも、前記チェーン95は、表示装置配設部15に配設された表示装置70の屋内側に位置するように設けられているから、屋外側から視認されることなく、よって、チェーン95が表示装置70の表示を損ねてしまうような惧れを回避できる。
尚、本発明は上記第一〜第六の実施の形態に限定されないことは勿論であって、表示装置や照明器具を出し入れする開口を、表示装置配設部の上下何れに設けるか、あるいは、照明器具を表示装置配設部のどの位置に配設するか等は、必要に応じて適宜設定できる。例えば、第一の実施の形態のものにおいて、照明器具を表示装置配設部の上部に配置したい場合には、ボックスの上部に照明器具を取付ければ良いし、第四の実施の形態のものにおいて、照明器具を表示装置配設部の下部に配置したい場合には、ボックスの下部に照明器具を取付ければ良い。また、第三の実施の形態のように反射面部が耐火パネル体の屋内側面に設けられているものにおいて、照明器具を表示装置配設部の下部に配置するとともに該照明器具を表示装置配設部の上方に設けた開口から出し入れしたい場合には、図32(A)に示す第七の実施の形態の如く、照明器具101を上下方向に延びる照明器具取付バー102の下部に取付けるとともに、該照明器具取付バー102の上端部を、第三の実施の形態の場合と同様に上側支持ブラケット31に着脱自在に取付け支持せしめることにより、照明器具取付バー102と一緒に照明器具101を表示装置配設部の上方の開口から出し入れできる。さらに、第三の実施の形態のように反射面部が耐火パネル体の屋内側面に設けられているものにおいて、照明器具を表示装置配設部の下方に設けた開口から出し入れする構成にすることもできる。
さらに、上記第一〜第七の実施の形態では、照明器具は表示装置配設部の上部あるいは下部の何れか一方に配置されているが、図32(B)、図32(C)に示す第八、第九の実施の形態の如く、照明器具を表示装置配設部の上部および下部に配置させることもできる。つまり、第八の実施の形態のものでは、表示装置103を、背面側、左側、右側の反射面部104a〜104c、上面部104d、下面部104eを備えたボックス104と、上面部104dおよび下面部104eに取付けられた上下の照明器具105とを備えて構成するとともに、上下の照明器具102によって上下両方向から反射面部101a〜101cを照射するようになっている。また、第九の実施の形態のものでは、表示装置を、上下方向に延びる照明器具取付バー106の上下部に取付けられた上下の照明器具107と、第三の実施の形態と同様に耐火パネル体の屋外側面に設けられた反射面部(図示せず)とから構成するとともに、上下の照明器具107によって上下両方向から反射面部を照射するようになっている。尚、第八、第九の実施の形態のものでは、ボックス104や照明器具取付バー106の上部が第一〜第三の実施の形態と同様にして上側支持ブラケット31に着脱自在に取付支持されているとともに、表示装置配設部の上方に設けられた開口から表示装置103や照明器具107を出し入れする構成になっているが、第八、第九の実施の形態のものを、第四、第五の実施の形態のもののように、表示装置配設部の下方に設けられた開口から出し入れする構成にすることも勿論できる。
また、上記第一、第二、第四〜第六、第八の実施の形態のものでは、複数の反射面部によりボックスを形成しているが、このようなボックス型のものでなくても、少なくとも表示装置配設部の躯体構造物側を塞ぐ反射面部(各実施の形態の背面側反射面部)が設けられていれば、本発明を実施できる。
さらに、上記各実施の形態では、建物の外壁として、方立と無目とを枠材として外壁パネル体が組み込まれたカーテンウォールを例示したが、このようなカーテンウォールに限定されることなく、例えば、サッシ枠を枠材として外壁パネル体が組み込まれた外壁等であっても、窓部とスパンドレル部とが設けられている外壁であれば、本発明を実施できる。
さらに、上記各実施の形態では、窓部もスパンドレル部も外壁パネル体として透明なガラス材が用いられているが、このように全ての外壁パネル体が透明な材質のものでなくても、スパンドレル部の少なくとも一部、つまり、表示装置が配設される部分の外壁パネル体が透明または透光性を有していれば、本発明を実施できる。
さらに、上記第六の実施の形態では、落下防止手段として、方立と表示装置との間にチェーンが架渡されているが、これに限定されることなく、例えばワイヤ等を用いて落下防止手段を構成することもできる。また、落下防止手段が架渡される枠材としては、方立に限定されることなく、スパンドレル部の外壁パネル体を支持する他の枠材(例えば、無目やサッシ枠)であっても良い。
本発明は、カーテンウォール等の建物外壁部に表示装置を設ける場合に利用することができる。
1 カーテンウォール
1A 窓部
1B スパンドレル部
2 方立
4 外壁パネル体
5 躯体構造物
10 耐火パネル体
14 表示装置
15 表示装置配設部
22 開口
25 ボックス
25a〜25c 反射面部
26 照明器具
50 表示装置
51 ボックス
51a〜51c 反射面部
53 照明器具
60 表示装置
61 照明器具
62 反射面部
70 表示装置
71 開口
74 ボックス
74a〜74d 反射面部
75 照明器具
90 表示装置
91 ボックス
91a〜91d 反射面部
93 照明器具
95 チェーン
101 照明器具
103 表示装置
104 ボックス
104a〜104c 反射面部
105照明器具
107 照明器具

Claims (6)

  1. 外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えてなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から居住空間側に出し入れ自在に配設するにあたり、該表示装置は、照明器具と、表示装置配設部の躯体構造物側を塞ぐとともに照明器具からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部とを備えて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置。
  2. 請求項1において、照明器具は反射面部に着脱自在に取付けられるとともに、反射面部を表示装置配設部に配設したままの状態で、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から照明器具を反射面部に取付け、取外し自在に構成したことを特徴とする建物外壁部における表示装置。
  3. 請求項1または2において、表示装置に、該表示装置を表示装置配設部から出し入れするときに表示装置の落下を防止する落下防止手段を設けたことを特徴とする建物外壁部における表示装置。
  4. 請求項3において、落下防止手段は、スパンドレル部の外壁パネル体を支持する枠材と表示装置との間に架渡される紐状体であるとともに、該紐状体は、表示装置が表示装置配設部に配設されている状態で該表示装置の屋内側に配されていることを特徴とする建物外壁部における表示装置。
  5. 外壁パネル体が居住空間に対向する窓部と、外壁パネル体が床、天井等の躯体構造物に対向するスパンドレル部とを設けた外壁を備えるとともに、スパンドレル部の外壁パネル体と躯体構造物との間に、外壁パネル体と間隙を存する状態で耐火パネル体を配設してなる建物において、スパンドレル部の外壁パネル体と耐火パネル体との間の空間部を表示装置配設部とし、該表示装置配設部に、外壁の屋外側に向けて表示を行う表示装置を配設するにあたり、該表示装置は、表示装置配設部の上方または下方に設けた開口から居住空間側に出し入れ自在な照明器具と、耐火パネル体の屋外側面に設けられるとともに照明器具からの照射光を反射して屋外側から視認できるようにするための反射面部とを備えて構成されることを特徴とする建物外壁部における表示装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一項において、反射面部には、文字、図柄等の表示がなされていることを特徴とする建物外壁部における表示装置。
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