JP2005248600A - 防音壁及び防音壁の施工方法 - Google Patents

防音壁及び防音壁の施工方法 Download PDF

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Toru Hagiwara
徹 萩原
Fumio Inoue
二三男 井上
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Abstract

【課題】形成及び情報表示部の交換を安全且つ間便に行うことができる防音壁及び防音壁の施工方法を提供する。
【解決手段】防音壁100を構成する表示用パネル10のいずれか少なくとも一方の面に情報表示部が設けられることで道路利用者等に情報提供を行い、防音壁100面の活用に繋がるが、表示用パネル10が車道側αに傾倒可能となされていることで、表示用パネル10の設置及び情報表示部の交換は車道側αでの作業により行うことができ、防音壁100の形成及び情報表示部の交換は安全且つ間便なものとなり得ると共に、とりわけ損傷に対して神経を使う情報表示部が周囲の設備や施工に係わる機器に接触して損傷する恐れを少なくして情報提供主や施工作業者の安心感を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、情報表示部を備えて、道路利用者等に対して情報提供を行うことができる防音壁及び防音壁の施工方法に関するものである。
防音壁に情報表示部を設け、壁面を活用して道路利用者等に対して情報提供を行うことができる防音壁は、例えば本出願人による特許文献1において表示用パネルのパネル面に情報表示部を設けた表示用パネルを含んだ防音壁が開示されている。
特開2003−342917号公報
しかしながら、特許文献1に記載の防音壁を形成する方法は、従来の防音壁と同様に支柱間に表示用パネルを落とし込んで固定するといったもので、形成に係わる作業が繁雑なものであった。また情報表示部を交換するには、表示用パネルを取り外したりする必要があり、情報表示部の交換についての作業も繁雑となるものであった。またそれらの作業において、安全性の確保から広い範囲での交通規制が必要となる場合もある。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、形成及び情報表示部の交換を安全且つ間便に行うことができる防音壁及び防音壁の施工方法を提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる防音壁は、防音の対象となる騒音を発生する車道と、防音を要する一般区域との間に設置され、前記騒音を防音する防音壁であって、該防音壁には前記車道側及び前記一般区域側のいずれか少なくとも一方に対して情報提供を行う情報表示部が設けられた表示用パネルが取り付けられ、該表示用パネルが前記車道側に傾倒可能となされていることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、下端の水平方向に設けられたヒンジ構造により回動されることで傾倒可能となされ、上端付近において固定手段により固定されることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、前記情報表示部が設けられていない前記車道側又は前記一般区域側の外観が、前記防音壁を構成する他の表示用パネルの同じ側の外観と略同一となされていることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、前記一般区域側に前記情報表示部が設けられると共に、前記車道側は防音性が備えられた防音部が設けられ、前記情報表示部と前記防音部とが一体に形成されたものであることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、所定の間隔をおいて立設された複数の支柱間に差し渡されて取り付けられるものであって、前記情報表示部は水平方向の幅が前記支柱間の間隙より小さくなされ、前記防音部は前記支柱間の間隙より大きい幅となされることで、前記情報表示部の水平方向の両端に防音部からなる耳部が設けられ、該耳部が前記支柱に当接されて音漏れが防止されるものであることを特徴とするものである。
また更に前記情報表示部の前記一般区域側には透明板が設けられ、該透明板は枠体により支持され、該枠体を用いて前記表示用パネルが取り付けられることを特徴とするものである。
また前記情報表示部は、直下に他の道路が交差している箇所に設けられていることを特徴とするものである。
また前記情報表示部は、透光性の情報表示板と、該情報表示板を背後から照明する照明装置とを備え、該照明装置から発せられた光を前記情報表示板に透過させて発光により情報を表示するものとなされ、前記照明装置は導光板の端部から光源の光を入射して発光するものであることを特徴とするものである。
また前記照明装置は、防音壁に付帯する太陽電池により生起された電力を用いて発光するものであることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、落下防止用索条が取り付けられ、該落下防止用索条が前記表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で前記表示用パネルの傾倒を停止させるようになされていることを特徴とするものである。
また本発明に係わる防音壁の施工方法は、防音の対象となる騒音を発生する車道と、防音を要する一般区域との間に前記騒音を防音する防音壁に、少なくとも一方の面に情報表示部が設けられた表示用パネルを施工する方法であって、該表示用パネルは車道側に傾倒可能となされ、前記表示用パネルを車道側から立ち起こすことで前記表示用パネルを立設することを特徴とするものである。
また前記立設は、前記車道側に工事用車両を停車させ、該工事用車両の荷台上で前記表示用パネルを立ち起こす作業が行われることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、取り外して前記情報表示部を交換して再度の立設する交換作業が可能となされたものであって、前記交換作業は前記車道側に工事用車両を停止させて該工事用車両の荷台上で行われることを特徴とするものである。
また前記表示用パネルは、落下防止用索条が取り付けられ、該落下防止用索条により前記表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で前記表示用パネルの傾倒が停止させるようになされ、前記落下防止用索条はその途中を分割可能とする着脱可能な分割手段が設けられ、該分割手段を用いて前記表示用パネルの取り付け及び取り外しが行われることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる防音壁によれば、防音壁を構成する表示用パネルのいずれか少なくとも一方の面に情報表示部が設けられることで道路利用者等に情報提供を行い、防音壁面の活用に繋がるが、表示用パネルが車道側に傾倒可能となされていることで、表示用パネルの設置及び情報表示部の交換は車道側での作業により行うことができ、防音壁の形成及び情報表示部の交換は安全且つ間便なものとなり得ると共に、とりわけ損傷に対して神経を使う情報表示部が周囲の設備や施工に係わる機器に接触して損傷する恐れを少なくして情報提供主や施工作業者の安心感を高めることができる。
また請求項2の発明によれば、表示用パネルが下端に設けられたヒンジ構造により回動することで表示用パネルの傾倒は円滑なものとなり、表示用パネルの上下がヒンジ構造及び固定手段により固定されることで表示用パネルの固定は強固なものとなり好ましい。
また請求項3の発明によれば、表示用パネルの情報表示部が設けられていない側の外観が、防音壁を構成する他の防音パネルの同じ側の外観と略同一となされていることで、表示用パネルが設置されていても情報表示部が設けられていない側の調和や一体感を損ねることがなく好ましい。
また請求項4の発明によれば、一般区域側に設けられた情報表示部により一般区域側に対して情報提供を行い、車道側に設けられた防音部により防音性を具備させることで、防音性能を損なうことなく情報提供を行うことができ、また一般区域側の面と車道側の面とが一体に形成されていることで、設置する表示用パネルは一体のみで済み、設置作業が簡便なものとなり好ましい。
また請求項5の発明によれば、情報表示部は水平方向の幅が前記支柱間の間隙より小さくなされていることで一般区域側から情報表示部の表示内容が支柱に隠されることがなく、また一般区域側の面の水平方向の両端に設けられた耳部が支柱に当接されて音漏れが防止されることで、簡便な構造で音漏れの防止を確実に行うことができ好ましい。
また請求項6の発明によれば、一般区域側に透明板が設けられることで情報表示部の情報表示を損なうことなく表示用パネルの設置時や取り外し時に一般区域側への表示用パネルや部材の落下を防止でき、更には防音性能の向上も図られるが、透明板を支持する枠体を用いて表示用パネルが取り付けられることで、表示用パネルの取付用の部材を節減でき好ましい。
また請求項7の発明によれば、情報表示部を直下に他の道路が交差している箇所に設けることで、交差する道路を通行する道路利用者と情報表示部が相対向し、路側等に設けられている場合と比較して高い露出効果を得ることができ好ましい。
また請求項8の発明によれば、情報表示部が夜間においても明りょうに視認できるようになって情報表示部の露出効果が高められると共に、照明装置を導光板によるものとすることで表示用パネルは薄型のものとでき、更には導光板は板状のもので遮音板を兼ねることができ、防音効果を高めることにも繋がり好ましい。
また請求項9の発明によれば、照明装置が防音壁に付帯する太陽電池により生起された電力を用いて発光されることで、照明装置の発光に係わる電力の外部に頼る割合を低減できるのみならず、防音壁全体として防音効果以外に存在自体の意義が高められて好ましい。
また請求項10の発明によれば、表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で傾倒を停止させることは設置時や取り外し時に作業の安全を図る上で必要であるが、表示用パネルには通常落下防止用索条が取り付けられており、その落下防止用索条を所定の傾倒角度で停止させるのに活用できることで、他に角度保持機構等を取り付ける必要がなくなり、それらの取り付け作業や材料を低減でき好ましい。
また請求項11に記載の本発明に係わる防音壁の施工方法によれば、表示用パネルが車道側に傾倒可能とされ、表示用パネルを車道側から立ち起こして施工することで、車道側での作業により施工が可能となり、防音壁の形成及び情報表示部の交換は安全且つ間便なものとなり得ると共に、表示用パネルが傾倒されるので施工時に表示用パネルを動かす際の挙動の制御が容易となり、とりわけ損傷に対して神経を使う情報表示部が周囲の設備や施工に係わる機器に接触して損傷する恐れを少なくして情報提供主や施工作業者の安心感を高めることができる。
また請求項12の発明によれば、車道側に停車させた工事用車両の荷台上で表示用パネルを施工できることで、予め工事用車両の荷台に表示用パネルや施工に係わる機器等を積載しておき、その工事用車両を車道側に停止させて即座に作業を行うことができ、施工を迅速なものとして施工時の交通規制の短縮等に繋げることができ好ましい。
また請求項13の発明によれば、情報表示部を交換する際に、車道側に工事用車両を停止させてその荷台上で行うことで、予め交換作業に係わる機器等を積載しておき、その工事用車両を車道側に停止させて即座に作業を行うことができ、施工を迅速なものとして交換作業時の交通規制の短縮等に繋げることができ好ましい。
また請求項14の発明によれば、表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で傾倒を停止させることは設置時や取り外し時に作業の安全を図る上で必要であるが、表示用パネルに通常備えられた落下防止用索条を活用して所定の傾倒角度で停止させることで、他に角度保持機構等を取り付ける必要がなくなり、それらの取り付け作業や材料を低減でき、また途中に設けられた着脱可能な分割手段により分割可能となされていることで、表示用パネルの傾倒角度を保持して取り付け及び取り外しを行うことで取り付け及び取り外しの作業を安全なものとすることができ好ましい。
本発明に係わる防音壁の、最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図7は、本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態を説明するものであり、まず図1において、防音壁100は車両の通行に伴う騒音が発生される車道Rと、その騒音の防音の対象となる一般区域Aとの間に、車道側αからの一般区域側βに伝播する騒音を低減するものであり、車道側αにパンチング孔P1が設けられ、吸音材(図示せず)が内包されて吸音性が具備された防音パネルPが車道Rに沿って延設された壁高欄K上に連設されることで形成されている。尚、車道Rを通行するのは車両に限定されず、鉄道や飛行機等、地上の走行時に騒音を発生するものであれば特に限定されず適用することができる。その防音壁100の途中に、防音パネルPに替えて情報表示部を備えた表示用パネル10が取り付けられるが、表示用パネル10は、設置後に一般区域側βに表示される側に情報表示部1が設けられると共に車道側αには防音部2が設けられ、情報表示部1と防音部2とが一体に設けられており、その幅及び高さはいずれも約2mである。表示用パネル10は、下端に水平方向全体に亘って設けられた回動軸31と、壁高欄K上に水平方向に設けられたレール32とによりヒンジ構造3が形成され、そのヒンジ構造3により車道側αに傾倒可能となされており、設置時には車道側αから一般区域側βに立ち起こして施工することができる。表示用パネル10は、設置された状態で一般区域側βは情報表示部1となされるが、車道側αの防音部2は他の防音パネルPとほぼ同じ外観とされている。
表示用パネル10が施工される防音パネルP間の空間には、一般区域側βに予めアルミニウム押出形材を用いて形成した枠体Wに支持されたポリカーボネート樹脂からなる透明板4が設けられ、表示パネル10の一般区域側βに設けられた情報表示部1が、一般区域側βから視認されるのを損ねることなく、表示用パネル10や設置に係わる部品等が一般区域側βに落下しないようになされている。また枠体Wの内、下側の水平方向の下枠体W1とレール32とはアルミニウム押出形材で一体に形成されている。
また防音壁100の上端部には、太陽電池セル51を備えた太陽電池笠木5が傾斜させて取り付けられ、太陽電池セル51が太陽光を受光して発電した電力は防音壁100に係わる電子機器の動作に活用される。尚、太陽電池笠木5は、車道側α及び一般区域側βの両方に向けて取り付け可能としておけば、防音壁100の延設方向に応じて太陽電池セル51を受光効率の高い方向に向けて取り付けることで発電効率を高めることができ、また太陽電池笠木5の太陽電池セル51の傾倒角度を調整可能としておき、太陽の方向に応じてその傾倒角度を調整可能としておけば更に発電効率を高めることができ好ましい。
図2は、壁高欄K上での表示用パネル10の取付部分の詳細を示す側方からの断面図である。壁高欄K上には予め下枠体W1及び下枠体W1に支持された透明板4が設置されており、下枠体W1の上面には一体にレール32が形成されている。下枠体W1は、透明板4が取り付けられる周辺の構造は一般に用いられるアルミニウム枠体を用いた遮音壁と同じく、ボックス構造の枠体に抜け止めと共に透明板4の端部を挿入し、押縁で枠体に固定するものである。そのレール32に回動軸31が取り付けられることで、下枠材W1に表示用パネル10が取り付けられる。表示用パネル10は、情報表示部1と防音部2とが一体に備えられ、情報表示部1は、アクリル板に情報が描画された情報表示板11と駆体13とが、アルミニウム押出形材からなる断面ボックス形状の下横枠材12に取り付けられ、駆体13には照明装置6が内蔵され、照明装置6からの光により情報表示板11が発光される。情報表示部1の車道側αには防音部2が設けられ、防音部2には吸音材21が内包され、車道側αはアルミニウム板からなるパンチング板22が配置されて吸音材21への騒音の入射が確保され、一般区域側βには亜鉛めっき鋼板からなる遮音板23が配置されることで、防音部2により表示用パネル10の吸音性及び遮音性といった防音性が確保されている。防音部2は、遮音板23が情報表示部1の下横枠材12、駆体13に溶接やリベット等により取り付けられることで、情報表示部1と一体となされる。
表示用パネル10の下端に設けられた回動軸31は、情報表示部1の下横枠材12と一体に形成されており、その回動軸31に備えられた円弧状外面311は、レール32に備えられた円弧状内面321と補完形状となされ、その円弧状外面311と円弧状内面321とが摺動されることで、レール32と回転軸31とで表示用パネル10を回動させるヒンジ構造3が形成される。表示用パネル10は、情報表示部1、防音部2、回動軸31及び照明装置6が一体に設けられ、また予め壁高欄K上に下枠体W1と一体にレール32が設けられていることで、施工現場においては表示用パネル10を施工現場に運搬してきて、上述の取り付けに係わる作業を行うのみで、施工現場において表示用パネル10に加工を施す必要がなく施工は完了する。
図3は、レール32を用いた表示用パネル10の取り付けを示す側方からの断面図である。表示用パネル10の、回動軸31が設けられた下横枠材12は、一般区域側βが直立した支持壁面33となされ、支持壁面33はヒンジ構造3による回動後に、下枠体W1の車道側αに面して直立させて設けられた押さえ面34に当接されるようになされている。また回動軸31には更に、円弧状外面311の一部が切り欠かれて外面が円弧状となされた切欠き部312と、上方から切欠き部312上に突出された突出部313が設けられており、またレール32の円弧状内面321の途中に断面L字状の鈎部322が設けられ、ヒンジ構造3による回動時に鈎部322が切欠き部312内で摺動されることで回動の範囲が規制されている。表示用パネル10の設置時には、表示用パネル10を回動させて立ち起こした時に、支持壁面33と押さえ面34とが当接すること、及び突出部313と鈎部322とが当接することで、表示用パネル10は直立より一般区域側βに傾倒することが抑制されるようになされている。
かかる表示用パネル10は、まずイ)に示す如く、回動軸31の円弧状外面311の車道側αが、レール32の円弧状内面321の下側に当接されると共に、回動軸31の切欠き部312にレール32の鈎部322が挿入されるように、回動軸31がレール32に嵌入されてヒンジ構造3が形成される。そのヒンジ構造3により、ロ)に示す如く表示用パネル10を立ち起こして立設することで、表示パネル10は安全且つ簡便に取り付けられ、また取り外しもヒンジ構造3を用いて安全且つ簡便に行うことができる。
図4は、透明板4を支持する枠体Wに取り付けられた表示用パネル10の詳細を示す上方からの断面図である。透明板4は左右から横枠体W2により支持され、横枠体W2も下枠体W1と同様に透明板4が取り付けられる周辺の構造は一般に用いられるアルミニウム枠体を用いた遮音壁と同じく、ボックス構造の枠体に抜け止めと共に透明板4の端部を挿入し、押縁で枠体に固定するものである。従って、透明板4は上下の枠体及び横枠体W2によりその四囲が取り囲まれて支持されているものである。横枠体W2は、更に一般に用いられるアルミニウム枠体を用いた遮音壁と同じく、壁高欄K上に約2mの間隔をおいて複数立設された断面H型の支柱7のフランジ71の間に挿入され、そのフランジ71と横枠体W2間の隙間に係止バネSが嵌着されて支柱7に横枠体W2及び透明板4が固定される。
上述の如く、表示用パネル10は下枠体W1のレール32に回動軸31により取り付けられているが、表示用パネル10の情報表示部1は水平方向が支柱7間の間隙より小さくなされ、車道側αのフランジ71により隠されないようになされていることで、一般区域側βから情報表示部1の表示内容が隠されないようになされている。また表示用パネル10の道路の延設方向の両端において、防音部2は情報表示部1より対して大きい幅となされて耳部24が形成され、更に表示用パネル10における防音部2の幅を支柱7間の間隙より大きくし、表示用パネル10を立ち起こして立設した後に、耳部24の一般区域側βの面が支柱7のフランジ71の車道側αの面に当接されるようにしておくことで、防音部2と支柱7との隙間が解消されて、表示用パネル10を立設するのみ容易に音漏れを防止することができる。また当接する耳部24の一般区域側βの面とフランジ71の車道側αの面との間には、適宜パッキン材等を挟んでおくことで、音漏れの防止はより効果的なものとなり得る。
最後に、図5に示す如く、立ち起こされた表示用パネル10は、ボルトである固定手段8が上端付近及び他二箇所に螺着されることで防音壁100が形成される。表示用パネル10の上端付近を固定手段8により固定することで、下端のヒンジ構造3が車道側αにずれる恐れがないことから、表示用パネル8が上下端において固定されて、防音壁100における取り付けは強固なものとなる。固定手段8はビスやリベット等適宜のものを用いることができるが、取り外しの容易さ等を考慮するとボルトを用いるのが好ましい。ボルトの螺着は、横枠体W2や笠木等を用いてもよいが、防音部2と支柱7の車道側のフランジ71に位置が対応するボルト孔を穿設しておき、車道側のフランジ71にナットを取り付けておいてボルトをボルト孔に挿通してナットに螺着するようにしておけば、表示用パネル10の固定をボルトの螺着のみで行うことができ、また表示用パネル10の取り付け及び取り外しを頻繁に行う場合でも作業が簡便なものとなり得る。
表示用パネル10は、上述の如く車道側αの防音部2は他の防音パネルPとほぼ同じ外観とされており、表示用パネル10が防音パネルPの間に設置されても、車道側αからは防音壁100の一体感や調和を損ねないようになされている。表示用パネル10の設置は、本実施形態の如く防音壁100に対して単体を設置してもよいが、連続して設置したり、飛び石状に設置したりする等、適宜の配置で設置することができる。
図6は、本発明に係わる照明装置6の一例を示す側方からの断面図である。照明装置6は、アクリル樹脂からなる透明な板状の導光板62の背面側にV溝63が刻設され、更にその背面には光を反射する反射層64が設けられている。導光板62の前面側には乳半白色とされた拡散層65が配置されており、導光板62の端部から導光板62内部に、白色LEDである光源61により光が入射され、入射された光がV溝63により前面側に屈折され、拡散層65により拡散されて前面側に光が放射されることで照明がなされる。照明装置6の前面側を一般区域側βに向け、照明装置6の一般区域側βに情報が描画された光を透過する情報表示板11を設けておくことで、照明装置6から発せられた光により情報表示部1が発光して夜間においても一般区域側βに情報提供を行うことができる。
ここで照明装置6には導光板62が用いられていることで、照明装置6は情報表示部1の背面側に蛍光管を設けるもの等と較べてはるかに薄型となり、表示用パネル10への組み込みが容易となる。また導光板62は板状の形状であり、音を遮ることができるので、照明装置6は照明を行うのみならず、防音性にも寄与するものとなり得る。
また、表示用パネル10は図7に示す如く、落下防止用索条により所定の傾倒角度で傾倒が停止させるようになされていてもよい。図7は本実施形態に示す表示用パネル10が設置された状態から傾倒される状況を示す側方からの断面図であるが、まずイ)において、表示用パネル10を支柱7に固定する固定手段8が取り外される。固定手段8が取り外され、ヒンジ構造3により表示用パネル10は車道側に傾倒可能となるが、一気に水平まで傾倒されると作業者にとって危険であり、また防音部2や情報表示部1を破損する恐れがある。そこで防音パネルに一般的に用いられる落下防止用索条9を用いて傾倒が所定の傾倒角度θにて停止させることで、表示用パネル10の傾倒を安全且つ破損させることなく行うことができ、更に落下防止用索条9の途中に分割手段91を設けておき、表示用パネル10の傾倒が所定の傾倒角度θにて停止した後、分割手段91から落下防止用索条9を分割すれば、表示用パネル10の取り外しを容易に行うことができる。分割手段91はフック状のものを用いてもよいが、ネジによるコネクタ状のものを用いれば、固定は確実なものとなり且つ着脱も容易に行うことができ好ましい。傾倒を停止させる所定の傾倒角度θは適宜の角度としてよいが、作業性や停止時の衝撃等を考慮すると30度〜60度程度が好ましい。
(第二の実施形態)
図8は、本発明に係わる防音壁の、第二の実施形態を説明するもので、第一の実施形態と異なる回動軸周辺の構造を有するものの側方からの断面図である。まずイ)において、下枠材W1により透明板4が支持されているが、下枠体W1の透明板4より車道側αの上面にレール32が設けられ、その上面には単純な円弧状となされた円弧状外面321が設けられ、更にレール32の車道側αには上方に向けて平面である押さえ面34が設けられている。また表示用パネル10は、情報表示板11により情報表示をおこなう情報表示部1と防音部2とを備え、それらを下方から支持する下横枠材12には、更に下方に半円弧状の円弧状外面311が一体に設けられ、円弧状外面311の中心付近に回動軸31が設けられている。本実施形態において回動軸31は、第一の実施形態と同様の横枠体W2(図示せず)の側方から下横枠材12に螺着されたボルトであり、回動軸31は横枠体W2により支持されて回動可能となされている。また円弧状外面311の上方には、下横枠材12の車道側αに直立した平面である支持壁面33が、表示用パネル10が水平になった際に押さえ面34と当接するように設けられている。
第一の実施形態の場合と同様に、表示用パネル10を固定手段8を外すと、ロ)に示す如く回動軸31を中心に表示用パネル10は円弧状外面311と円弧状内面321とが摺動しながら車道側αに傾倒されるが、表示用パネル10が水平になると支持壁面33と押さえ面34とが当接し、持壁面33が押さえ面34により支持されることで表示用パネル10は傾倒角度が水平の状態で支持される。ここでボルトである回動軸31を外して表示用パネル10を防音壁100から外してもよいが、水平に支持された状態で情報表示部1の表示内容を水平方向に移動させて差し替えることができる。表示内容の差し替えは、情報表示部1全体を取り外して行ってもよいが、情報表示板11のみを取り替えるのが作業の容易さや材料を節減する上で好ましい。具体的には、或る情報が表示された情報表示板11を水平方向に移動して取り外し、他の情報が表示された情報表示板11を水平方向に移動させて取り付けるものである。かかる構造により、表示用パネル10や情報表示部1の全体を取り替えることなく新たな情報を表示することができ、また表示用パネル10を傾倒することで支柱や他の防音パネルが邪魔になることなく情報表示板11を取り外し、また取り付けることができる。情報表示板11の水平方向の移動は、車道側α方向に移動させてもよいが、防音壁100の延設方向に移動させることで、車道αの車線規制の幅を小さいものとでき好ましい。
(第三の実施形態)
図9は、本発明に係わる防音壁の、第三の実施形態を説明する斜視図である。表示用パネル10は、防音壁100に対して上下方向に軸着され、車道R面と水平に回動されることで、車道側αに傾倒可能となされている。表示用パネル10が上下方向に軸着されていることで、左右方向に軸着されている場合と較べて回動時に必要な動力を格段に低減することができる。表示用パネル10の軸着は、例えば本出願人による特開2003−201706号の図17及び図18に示す如きものや、その他公知の方法を用いることができる。また回動に係わるヒンジ構造を設けるにおいて、透明板4を支持する横枠体W2にレールを設け、そのレールに表示用パネル10の一端に設けられた回動軸を嵌着するのが、取り付けの確実さ及び作業性が良好なものとなり好ましい。
(第四の実施形態)
図10は、本発明に係わる防音壁の、第四の実施形態を説明する一般区域側βからの斜視図である。約2mの間隔をおいて立設された断面H型の支柱7に3スパンに亘って表示用パネル10が取り付けられているが、表示用パネル10の他の防音パネル5Bは本出願人による特開2003−180093号に記載の如く、透明な保護部材の間に両面受光型の太陽電池セル51を配置して形成した太陽電池モジュールの周囲に枠体を取り付けて形成した太陽光発電遮音パネルである。かかる太陽光発電遮音パネルである防音パネル5Bを用いることで、防音壁100に高い発電能力を具備させて防音壁100に係わる電力で外部に頼る割合を小さくできると共に、太陽電池セル51を用いていることが周辺の車両の運転者や歩行者から一目で判り、太陽電池によるクリーンエネルギーの活用をアピールすることができる。尚、防音パネル5Bについても、一般区域側βに透明板4を配置して、防音パネル5Bの破損時の、一般区域側βへの破片の飛散を防止するようにしてもよい。
(第五の実施形態)
図11は、本発明に係わる防音壁の、第五の実施形態を説明するもので、表示用パネル10の情報表示部1の設置の一例を示す説明図である。防音壁100が設置された道路Rは高架道路であり、その直下に一般道路R1が交差している。その交差している箇所に第一及び第二の実施形態に示したもの等の表示用パネル10が取り付けられて、一般区域側βに向けて情報表示部1が設けられていることで、一般道路R1やその周辺を矢印Y1の方向に進行する車両Cの運転者や歩行者Hの視線に相対向するように情報表示部1が配置され、その露出効果は側面に設けられている場合などよりはるかに高いものとなり、情報表示部1の設置に係わる効果は高いものとなり得る。尚、情報表示部1は、車道Rの両側の防音壁100の一般区域側βに設けて矢印Y1の方向及びその反対方向に対して相対向するように設け、更に露出効果を高めるようにしてもよい。
次に、本発明に係わる防音壁の施工方法の、最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する
(第一の実施形態)
図12は、本発明に係わる防音壁の施工方法の、実施の一形態を説明するもので、表示用パネル10の取り付けを示す側面図である。本実施形態における防音壁100を構成する表示パネル10等は全て第一の実施形態と同じものである。まずイ)において、4tユニック車である運搬車Uにて表示用パネル10を荷台U1上に積載して運搬し、車道Rの路側に停車すると共に一般区域側βの側板U2を解放する。運搬車Uが4tユニック車である場合、路面から荷台U1までの高さは1.0m〜1.1mであり、一般に用いられる壁高欄Kの路面からの高さとほぼ同じか、若干高いものとなる。荷台U1に積載された表示用パネル10は、上端に取り付けられたアイボルトEを用いて運搬車Uに備えられたクレーンU3により吊り上げられ、作業者M1及びM2により傾斜されると共に、表示用パネル10の下端に設けられた回動軸31と、透明板4を支持する下枠体W1に設けられたレール32とが嵌着されて、表示用パネル10を傾倒可能とするヒンジ構造3が形成される。
次にロ)に示す如く、表示用パネル10の上端付近に予め取り付けられ、先端に分割手段91が設けられた落下防止用索条9を、支柱7の上端付近に取り付けられた同じく落下防止用索条9の分割手段91と接続することで、表示用パネル10の傾倒は所定の傾倒角度θにて固定される。下端はヒンジ構造3により固定され、上端は落下防止用索条9にて固定されることで表示用パネル10は安定した状態となり、一人の作業者M1による作業が可能となる。表示用パネル10が傾倒角度θで傾倒した状態で上端に取り付けられたアイボルトEを取り外すが、表示用パネル10の高さは約2mであり、平均的な身長の作業者M1では直立した状態での取り外しは困難であるが、表示用パネル10が傾倒されていることで取り外しは容易なものとなる。
最後にハ)に示す如く、作業者M1が傾倒していた表示用パネル10を立ち起こし、三ヶ所のボルトである固定手段8が螺着されることで、表示用パネル10は固定されて防音壁100を構成するものとなる。固定手段8は上端付近にも取り付けられるが、運搬車Uの荷台U1上で作業を行うことができ、またボルトの螺着は車道側αから行うことができ、作業者M1が平均的な身長であっても作業は困難なものとはならない。
かかるイ)〜ハ)の一連の作業は、表示用パネル10が車道側αに傾倒可能となされていることで、車道Rに停車した運搬車Uの荷台U1上で容易に行うことができ、また荷台U1に予め取り付けに係わる工具等を積載しておくことで、作業はより容易で且つ迅速に行うことができる。また作業用台や脚立等の他の高所作業に用いる工具が必要とされず、それらの組立や撤去の作業も必要とせず、作業は簡便なものとなり得る。また作業後も、取り付けに係わる工具等を荷台U1に積載したまま運搬車Uを発進させればよく、作業を迅速なものとして交通規制の時間を短縮することができる。
(第二の実施形態)
図13〜図16は、本発明に係わる防音壁の施工方法の、他の実施形態を説明するもので、表示用パネル10の情報表示部1における表示内容の取り替えを示す図である。本実施形態における防音壁100を構成する表示パネル10等は全て第二の実施形態と同じものである。まず図13及び図14は表示内容の取り替えの作業を示す側面図であるが、図13のイ)において、表示用パネル10を支柱7に固定するボルトである固定手段8が取り外されて表示用パネル10が傾倒可能となされ、ロ)において表示用パネル10が車道側αに傾倒されると共に、途中に分割手段91が設けられた落下防止用索条9により所定の傾倒角度θで傾倒が停止される。
ここで表示パネル10は落下防止用索条9が分割手段91から分割されることで、図14に示す如く更にほぼ水平となる角度まで傾倒される。ほぼ水平に傾倒された表示用パネル10は運搬車Uの荷台U1上に載置される。この状態で情報表示部1の表示内容の変更が行われる。
図15は、運搬車Uの荷台U1上での情報表示部1の、表示内容の変更を示す説明図である。まず、情報表示部1は下横枠材12の他に、上横枠材14及び左右縦枠材15によって四囲から支持されており、情報表示部1の背面に防音部2が取り付けられている。左右縦枠材15は、ビスB1により下横枠材12及び上横枠材14の端部にビス止めされており、情報表示部1の一般区域側βに設けられ、或る情報を表示している情報表示板11Aを取り替えるには、まずいずれか一方の左右縦枠材15をビス止めを外して取り外す。情報表示板11Aは、下横枠材12及び上横枠材14にそれぞれ相対向して設けられた取付溝121及び141にその端部が挿入されて下横枠材12と上横枠材14との間に取り付けられている。情報表示板11Aは、取付溝121及び141内でビス止め等により固定されておらず、挿入されているのみである。
図16は、或る情報が表示された情報表示板11Aを、他の情報が表示された情報表示板11Bに取り替える状態を示す説明図である。まずイ)において、情報表示部1から情報表示板11Aのみを、防音壁100の延設方向に沿って水平方向にスライドさせて取り外す。情報表示板11Aは取付溝121及び141に挿入されているのみであるから、容易に取り外すことができる。情報表示板11Aを取り外した後、空になった取付溝121及び141に他の情報が表示された情報表示板11Bを挿入し、情報表示板11Bを下横枠材12と上横枠材14との間に取り付ける。ここで、予め情報表示部11Bを運搬車Uの荷台U1上に積載しておき、荷台U1上において取り替え作業を行うことで、取り付ける情報表示板11Bを円滑に取り付けることができ、また取り外した情報表示板11Aを荷台U1上に載置してそのまま運搬車Uにより運び去ることができ、取り替えに係わる作業は簡便で且つ迅速なものとなり得る。
尚、本発明に係わる情報表示部1の表示内容としては、広告、道路標識、視線誘導標、周辺地図等、多岐に亘る内容について用いることができ、また例えば広告を表示する場合には、広告主から広告料を徴収し、その広告料を防音壁100の設置やメンテナンスに係わる費用として用いることで、防音壁100の壁面を活用して防音壁100に係わる費用負担を軽減することができる。
本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態を説明する側方からの断面図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態における表示用パネルの傾倒を示す側方からの断面図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態を説明する上方からの断面図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態における固定手段の取り付けを示す斜視図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態における照明装置の一例を示す断面図である。 本発明に係わる防音壁の、第一の実施形態を説明する側面図である。 本発明に係わる防音壁の、第二の実施形態を説明する側方からの断面図である。 本発明に係わる防音壁の、第三の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる防音壁の、第四の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる防音壁の、第五の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる防音壁の施工方法の、第一の実施形態を説明する側面図である。 本発明に係わる防音壁の施工方法の、第二の実施形態を説明する側面図である。 本発明に係わる防音壁の施工方法の、第二の実施形態を説明する側面図である。 本発明に係わる防音壁の施工方法の、第二の実施形態を説明する斜視図である。 本発明に係わる防音壁の施工方法の、第二の実施形態を説明する斜視図である。
符号の説明
1 情報表示部
11 情報表示板
2 防音部
21 吸音材
24 耳部
3 ヒンジ構造
31 回動軸
32 レール
4 透明板
5 太陽電池笠木
51 太陽電池セル
5B 防音パネル(太陽光発電遮音パネル)
6 照明装置
61 光源
62 導光板
7 支柱
8 固定手段
9 落下防止用索条
91 分割手段
10 表示用パネル
100 防音壁
W1 下枠体
P 防音パネル
U 運搬車
U1 荷台
K 壁高欄
R 車道
A 一般区域
α 車道側
β 一般区域側

Claims (14)

  1. 防音の対象となる騒音を発生する車道と、防音を要する一般区域との間に設置され、前記騒音を防音する防音壁であって、該防音壁には前記車道側及び前記一般区域側のいずれか少なくとも一方に対して情報提供を行う情報表示部が設けられた表示用パネルが取り付けられ、該表示用パネルが前記車道側に傾倒可能となされていることを特徴とする防音壁。
  2. 前記表示用パネルは、下端の水平方向に設けられたヒンジ構造により回動されることで傾倒可能となされ、上端付近において固定手段により固定されることを特徴とする請求項1に記載の防音壁。
  3. 前記表示用パネルは、前記情報表示部が設けられていない前記車道側又は前記一般区域側の外観が、前記防音壁を構成する他の防音パネルの同じ側の外観と略同一となされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の防音壁。
  4. 前記表示用パネルは、前記一般区域側に前記情報表示部が設けられると共に、前記車道側は防音性が備えられた防音部が設けられ、前記情報表示部と前記防音部とが一体に形成されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防音壁。
  5. 前記表示用パネルは、所定の間隔をおいて立設された複数の支柱間に差し渡されて取り付けられるものであって、前記情報表示部は水平方向の幅が前記支柱間の間隙より小さくなされ、前記防音部は前記支柱間の間隙より大きい幅となされることで、前記情報表示部の水平方向の両端に防音部からなる耳部が設けられ、該耳部が前記支柱に当接されて音漏れが防止されるものであることを特徴とする請求項4に記載の防音壁。
  6. 更に前記情報表示部の前記一般区域側には透明板が設けられ、該透明板は枠体により支持され、該枠体を用いて前記表示用パネルが取り付けられることを特徴とする請求項4又は5に記載の防音壁。
  7. 前記情報表示部は、直下に他の道路が交差している箇所に設けられていることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の防音壁。
  8. 前記情報表示部は、透光性の情報表示板と、該情報表示板を背後から照明する照明装置とを備え、該照明装置から発せられた光を前記情報表示板に透過させて発光により情報を表示するものとなされ、前記照明装置は導光板の端部から光源の光を入射して発光するものであることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の防音壁。
  9. 前記照明装置は、防音壁に付帯する太陽電池により生起された電力を用いて発光するものであることを特徴とする請求項8に記載の防音壁。
  10. 前記表示用パネルは、落下防止用索条が取り付けられ、該落下防止用索条が前記表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で前記表示用パネルの傾倒を停止させるようになされていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の防音壁。
  11. 防音の対象となる騒音を発生する車道と、防音を要する一般区域との間に前記騒音を防音する防音壁に、少なくとも一方の面に情報表示部が設けられた表示用パネルを施工する方法であって、該表示用パネルは車道側に傾倒可能となされ、前記表示用パネルを車道側から立ち起こすことで前記表示用パネルを立設することを特徴とする防音壁の施工方法。
  12. 前記立設は、前記車道側に工事用車両を停車させ、該工事用車両の荷台上で前記表示用パネルを立ち起こす作業が行われることを特徴とする請求項11に記載の防音壁の施工方法。
  13. 前記表示用パネルは、取り外して前記情報表示部を交換して再度の立設する交換作業が可能となされたものであって、前記交換作業は前記車道側に工事用車両を停止させて該工事用車両の荷台上で行われることを特徴とする請求項11に記載の防音壁の施工方法。
  14. 前記表示用パネルは、落下防止用索条が取り付けられ、該落下防止用索条により前記表示用パネルの傾倒時に所定の傾倒角度で前記表示用パネルの傾倒が停止させるようになされ、前記落下防止用索条はその途中を分割可能とする着脱可能な分割手段が設けられ、該分割手段を用いて前記表示用パネルの取り付け及び取り外しが行われることを特徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の防音壁の施工方法。
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