JP2006144166A - ポリエステル系複合繊維及びその製造方法並びに織編物 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリエチレンテレフタレート繊維と混繊、染色しても繊維間の濃淡差が少なく見栄えが良く、極めて高いストレッチ性を織編物に付与するポリエステル系複合繊維を提供する。
【解決手段】ポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなる高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と、粘度差で0.5以上の低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)がサイドバイサイドに複合した複合繊維であって、ヤング率が20〜60cN/dtex、織編物としたときに布帛収縮率で40%以上となる捲縮を有する。また複合紡糸の際、粘度差で0.5以上の2種の溶融流からの複合流を高粘度ポリマー側に口金表面に垂直な軸に対して10〜45度の角度で傾斜した吐出孔より吐出し、延伸して前記複合繊維を得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリエステル系複合繊維及びその製造方法並びに織編物に関する。
従来より、収縮特性が異なる2つのポリエステル成分を複合紡糸して捲縮糸とすることは、古くから知られており(特許分文献1、2参照)、それらの多くは、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエステル同士を複合紡糸した捲縮糸である。
その一方で、捲縮性能をより向上させるために、複合成分の一方がハードセグメントとしてポリテトラメチレンテレフタレート成分、ソフトセグメントとしてポリオキシテトラメチレングリコール成分からなるブロック共重合ポリマーであり、複合成分の他方がポリテトラメチレンテレフタレートである捲縮性能に優れた複合繊維が知られている(引用文献3参照)。しかしながら、この複合繊維は、一般的に衣料用に使用されているポリエチレンテレフタレート繊維と比べると、分散染料の吸尽速度が速いために、ポリエチレンテレフタレート繊維と混繊し、染色したときに染色性差が大きく、染色織編物では繊維間に濃淡差が生じ商品によっては見栄えが悪くなり商品価値を低下させるという問題がある。
また、一方の複合成分がポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなるブロック共重合ポリマーであり、他方の複合成分がポリエチレンテレフタレートである複合繊維も知られている(特許文献4参照)。しかしながら、この複合繊維では、ブロック共重合ポリマーとポリエチレンテレフタレートでの両成分の粘度差が小さいため、捲縮率の大きな向上はなく、極めて高いストレッチ性の織編物が得られないという問題がある。
特公昭48−11767号公報 特公昭53−8815号公報 特開昭49−35621号公報 特開平3−185116号公報
本発明の目的は、一般に多用されているポリエチレンテレフタレート繊維と混繊し、染色したときでも、染色織編物には繊維間の濃淡差が極めて少なく見栄えが良好で、捲縮率が向上し、極めて高いストレッチ性を織編物に付与するポリエステル系複合繊維を提供すること、このポリエステル系複合繊維を安定に得ること、さらにはこのポリエステル系複合繊維を用いた織編物を提供することにある。
本発明は、ポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなる高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と、該ブロック共重合ポリマー(A)より固有粘度差で0.5以上低い低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)がサイドバイサイドに複合した複合繊維であって、ヤング率が20〜60cN/dtex、織編物としたときに布帛収縮率で40%以上となることを特徴とするポリエステル系複合繊維、及び、ポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなる高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と、該ブロック共重合ポリマー(A)より低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)を別々に溶融し、固有粘度差で0.5以上の2種の溶融流からなるサイドバイサイドの複合流とした後、複合流を高粘度の共重合ポリマー(A)側に口金表面に垂直な軸に対して10〜45度の角度で傾斜した吐出孔より吐出し、1200〜3000m/分で引き取り、最大延伸倍率の0.6〜0.8倍の延伸倍率で、かつ70〜90℃の温度で延伸することを特徴とするポリエステル系複合繊維の製造方法、並びに、前記のポリエステル系複合繊維を含み、布帛収縮率が40%以上である織編物、にある。
本発明によれば以下のような効果を奏する。
1.本発明のポリエステル系複合繊維は、ポリエチレンテレフタレート繊維と混繊後染色したときでも、ポリエチレンテレフタレート繊維との染色性差が小さく、染色後の織編物で繊維間の濃淡差が小さく、織編物の見栄えが良好となる。
2.本発明のポリエステル系複合繊維は、高固有粘度のブロック共重合ポリマーと低固有粘度のポリエチレンテレフタレートで構成され、両複合成分の粘度差が拡大しているため、捲縮率が高くなり、極めて高いストレッチ性の織編物を得ることができる。
3.本発明の方法は、高固有粘度のブロック共重合ポリマーと低固有粘度のポリエチレンテレフタレートという粘度差の大きい複合成分を用いながら、安定に複合紡糸することを可能にする。
4.本発明の織編物は、ポリエチレンテレフタレート繊維と混繊し染色後の繊維間での濃淡差が小さく、見栄えが良好であり、捲縮率が向上し、極めて高いストレッチ性を有するものである。
本発明におけるブロック共重合ポリマー(A)は、ハードセグメントがポリテトラメチレンテレフタレート、ソフトセグメントがポリオキシテトラメチレングリコールであるポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体である。ブロック共重合ポリマー(A)を構成するハードセグメントのポリテトラメチレンテレフタレートとしては、テトラメチレンテレフタレートユニットで構成されたものであることが好ましいが、結晶性能を大きく阻害しない範囲で若干量の第3成分を含有するものであってもよい。
ブロック共重合体(A)を構成するソフトセグメントのポリオキシテトラメチレングリコールとしては、分子量が500〜5000の直鎖状のポリオキシテトラメチレングリコールが好ましい。分子量が500未満の場合には、ブロック共重合ポリマーの耐熱性の低下が大きく、製糸工程だけでなく、加工工程通過性が悪くなり易く、分子量が5000を超えると、ポリテトラメチレンテレフタレートに対するポリオキシテトラメチレングリコールの相溶性が低下し、繊維の不均一性が高くなり、製糸、加工工程通過性が悪くなるだけでなく、繊維の強度低下等の問題が発生し易くなる。
ブロック共重合ポリマー(A)中のソフトセグメントであるポリオキシテトラメチレングリコールの割合は、5〜50重量%であることが好ましく、ポリオキシテトラメチレングリコールの割合が5重量%未満であると、繊維のヤング率が高くなり織編物のソフト風合が得られ難く、また織編物の収縮率も不充分となり、ストレッチ性も得られ難く、ポリオキシテトラメチレングリコールの割合が50重量%を超えると、ブロック共重合ポリマーの融点が著しく低下し、後加工工程での熱セットへの耐久性が低下する等後加工が困難となり易い。
本発明におけるポリエチレンテレフタレート(B)は、エチレンテレフタレートユニットで構成されたものであることが好ましいが、結晶性能を大きく阻害しない範囲で若干量の第3成分を含有するものであってもよい。
本発明におけるブロック共重合ポリマー(A)は、高固有粘度を有し、ポリエチレンテレフタレート(B)は、低固有粘度を有し、ブロック共重合ポリマー(A)とポリエチレンテレフタレート(B)との固有粘度の差は、0.5以上とすることが必要である。ここで、固有粘度とは、ポリマーをフェノールとテトラクロロエタンの1:1混合溶媒に溶解し、ウベローデ粘度計を使用して25℃で測定した値をいう。固有粘度の差が0.5未満の場合には、十分な捲縮発現力が得られず、本発明の複合繊維を織編物に用いた時に必要とするストレッチ性が得られない。
本発明の複合繊維は、複合成分の一方をポリエチレンテレフタレートとすることで、一般的な衣料用として用いられているポリエチレンテレフタレート繊維と混繊後染色したときに染色差を縮小でき、染色後の織編物で繊維間の濃淡差が小さく見栄えの良好な織編物が得られる。なお、混繊後に染色する際の温度は、本発明の複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の染色差を縮小させるうえで、110℃程度より高くする必要がある。染色温度が低いと、複合繊維のブ ロック共重合ポリマー成分の染色性が高い一方で、ポリエチレンテレフタレート繊維が淡色となり、最終的に見栄えの良好な織編物が得られない。
本発明のポリエステル系複合繊維は、ヤング率(初期引張抵抗度)が20〜60cN/dtexであるという繊維物性を有する。ヤング率が20cN/dtex未満になると、複合繊維の強度が低くなりすぎて、実用上使用困難となり、60cN/dtexを超えると、最終的な織編物の風合が硬くなってしまう。
また、本発明のポリエステル系複合繊維は、複合成分であるブロック共重合ポリマー(A)とポリエチレンテレフタレート(B)との収縮差が大きいことから、織編物にした後の熱処理によってブロック共重合体成分とポリエチレンテレフタレート成分との繊維軸方向の長さの差が大きくなるためストレッチ性が大きくなるが、充分なストレッチ性を得るためには、織編物としたときに布帛収縮率で40%以上とする必要がある。布帛収縮率が40%未満であると、最終的に得られる織編物のストレッチ性が低くなってしまう。
本発明のポリエステル系複合繊維は次のようにして製造することができる。
複合成分の一方のブロック共重合ポリマー(A)は、例えばジメチルテレフタレートと1,4−ブタンジオール及びポリオキシテトラメチレングリコールを、チタン化合物を触媒として、150〜220℃の温度でエステル交換し、次いで230〜260℃に昇温し、0.5kPa以下の減圧下で加熱することにより、ブロック共重合ポリマー(A)であるポリエステル−ポリエーテルブロック共重合体が得られる。この際、用いるポリオキシテトラメチレングリコールは、ブロック共重合体分子鎖中に導入されるものと考えることができ、従ってポリオキシテトラメチレングリコールの使用量からブロック共重合体中のソフトセブグメントの重量比を計算で求めることができる。
複合成分の他方のポリエチレンテレフタレート(B)は、例えばテレフタル酸とエチレングリコールを4kPaの加圧下260℃にてエステル化反応を行い、得られたエステル化物にトリエチルフォスフェイト、三酸化アンチモンを加えた後に0.5kPa以下の減圧下で280〜290℃程度の温度に加熱して重縮合反応を行うことにより得られる。
本発明においてポリエステル系複合繊維の製造に用いられるブロック共重合ポリマー(A)は、高固有粘度を有し、ポリエチレンテレフタレート(B)は、低固有粘度を有するものであり、ブロック共重合ポリマー(A)とポリエチレンテレフタレート(B)は、繊維に賦型されたときに前記した測定による固有粘度の差が0.5以上となる組み合わせで用いることが必要である。
高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)とは、別々に溶融し、固有粘度差で0.5以上の2種の溶融流からなるサイドバイサイドの複合流とした後、複合流を紡糸口金の吐出孔より吐出し、サイドバイサイドに複合した複合繊維にする。
通常、このように大きな固有粘度差のあるブロック共重合ポリマー(A)とポリエチレンテレフタレート(B)を複合流として紡出する場合に、大きなニーリングが発生し、糸切れの原因となる。ニーリングは、低粘度のポリエチレンテレフタレート(B)が高粘度のブロック共重合ポリマー(A)を押出すような形態になる。
しかるに、本発明の方法においては、ニーリングの発生方向と反対方向に傾斜した吐出孔から吐出することでニーリングを解消するものである。具体的には吐出孔の向きを、高粘度のブロック共重合ポリマー(A)側へ口金表面に垂直な軸に対して10〜45度の角度で傾斜させ、かかる高粘度のブロック共重合ポリマー(A)側に傾斜した角度に設けた吐出孔より複合流を吐出する。吐出孔の傾斜角度が10度未満の場合、ニーリングが発生し、また45度を超えても、逆方向へのニーリングが発生し糸切れが多発する。
さらに、本発明の方法では、複数の吐出孔より吐出したマルチフィラメント糸を1200〜3000m/分で引き取り又は巻き取って未延伸糸とした後に、最大延伸倍率の0.6〜0.8倍程度の延伸倍率で、かつ70〜90℃程度の温度で延伸することにより、ヤング率20〜60cN/dtexのポリエステル系複合繊維を得ることができる。
本発明のポリエステル系複合繊維は、捲縮性が高く、本発明のポリエステル系複合繊維を含む織編物は、布帛収縮率が40%以上であり、極めて高いストレッチ性を有し、また本発明のポリエステル系複合繊維とポリエチレンテレフタレート繊維の混繊糸を用いてなる織編物は、分散染料で高温染色したときには、繊維間の濃淡差が小さく、織編物の見栄えが良好となる。織編物が高いストレッチ性、良好な見栄えを有する織編物であるためには、本発明のポリエステル系複合繊維は、織編物中に30重量%以上含まれることが好ましい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。なお、実施例中の各特性値の評価は、下記の方法により行った。
(ポリマーの融点)
セイコー電子工業社製DSC220を用いて、昇温速度10℃/分で測定した。
(ポリマーの固有粘度[η])
ポリマーをフェノールとテトラクロロエタンの1:1の混合溶媒に溶解し、ウベローデ粘度計により25℃において測定した。
(ヤング率(初期引張抵抗度))
JIS L 1013(化学繊維フィラメント糸試験方法)に準拠して測定した。 試長200mm、引張速度20mm/分、チャート速度300mm/分で、荷重−伸長曲線を描き、この曲線から原点の近くで伸長変化の最大点A(切線角の最大点)を求め、次の式により算出した。
ヤング率(cN/dtex)=P/(d× l’/l)
(P:切線角の最大点Aにおける荷重(cN)、d:繊維の繊度(dtex)、l:試験長(mm)、l’:THの長さ(Hは垂線の足、Tは切線と横軸との交点))
(布帛収縮率)
サンプル原糸を撚係数K=100(T=K×√D、Tは1m当りの撚数、Dはサンプル原糸の繊度)の条件で撚糸を施し、温度70℃、湿度90%RHの条件下で40分間セットした糸を緯糸として、このサンプル糸の繊度(D)から打ち込み本数(本/cm)=311.1/√Dで算出される打ち込み本数で、経糸密度39.6本/cmに設定された56dtex/18フィラメントの原糸を経糸として製織した後、織物の緯糸方向に長さ1mの間隔で印を付け(L0)、緯糸に平行に10cm幅のサンプル布を切り出し、130℃で30分間、熱水処理した。熱水処理したサンプル布を風乾後、片端を固定して垂直に垂らし、下方の他端に0.45g/dtexの荷重をかけ、先に付けた印の間隔(L1)を測定し、次式にて布帛収縮率を算出した。
布帛収縮率(%)=[(L0−L1)/L0]×100で算出した。
(染色性)
測定原糸サンプルと比較対照サンプル(56dtex/12フィラメントのカチオン可染ポリエステル複合糸)の編地を、同浴で下記条件で染色し、比較対照サンプルとの染色性を比較した。
染色温度及び時間:130℃×30分
染料 :テラシル ネービィ GRL−C5%(チバ・スペシャルティケミカルズ社製分散染料)
染料濃度 :1% (対繊維重量)
助剤 :ディスパーTL 0.7cc/リットル
浴比 :1:80
(風合い)
布帛収縮率を測定したサンプルをハンドリングして評価した。
(実施例1)
ジメチルテレフタレート3.94kg、1,4−ブタンジオール2.37kg及び分子量約1000のポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)500gを、チタンテトラブトキサイド3gの存在下で、150〜210℃で4時間加熱してエステル交換反応を行わせ、次いで徐々に減圧にしながら250℃まで昇温し、最終的に0.2KPaの圧力で3時間反応させた。得られたブロック共重合ポリマーは、ポリテトラメチレンテレフタレート成分を90重量%、PTMG成分を10重量%含み、融点219℃、[η]は1.12であった。
得られたブロック共重合ポリマーを250℃で、[η]0.51のポリエチレンテレフタレート(PET)を290℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、この複合流をブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.04、PET紡出糸の[η]は0.48であった。
この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.54倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12フィラメント(f)の延伸糸を得た。得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は58cN/dtexであった。
また、得られた延伸糸の筒編地の染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等レベルであり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が42%であり、高いストレッチ性を有するものであり、また、この織物の風合は、非常にソフトであった。
(実施例2)
ジメチルテレフタレート3.48kg、1,4−ブタンジオール2.06kg及び分子量約1000のPTMG1000gを、チタンテトラブトキサイド3gの存在下で、150〜210℃で4時間加熱してエステル交換反応を行わせ、次いで徐々に減圧にしながら250℃まで昇温し、最終的に0.2KPaの圧力で3時間30分反応させた。得られたブロック共重合ポリマーは、ポリテトラメチレンテレフタレート成分を80重量%、PTMG成分を20重量%含み、融点212℃、[η]は1.22であった。
得られたブロック共重合ポリマーを240℃で、[η]0.51のPETを290℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、ブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.12、PET紡出糸の[η]は0.48であった。
この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.58倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は50cN/dtexであった。
また、得られた延伸糸は、筒編地での染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等であり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が49%であり、非常に高いストレッチ性を有するものであり、また、この織物の風合は、非常にソフトであった。
(実施例3)
実施例1において、紡速を2100m/分にした以外は、実施例1と同様にして未延伸糸を得た。この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.34倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。
得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は48cN/dtexであった。また、得られた延伸糸は、筒編地の染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等であり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が49%であり、非常に高いストレッチ性を有するものであった。また、織物の風合は、非常にソフトであった。
(実施例4)
実施例1において、紡速を2500m/分にした以外は、実施例1と同様にして未延伸糸を得た。この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.11倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は51cN/dtexであった。また、得られた延伸糸は、筒編地の染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等であり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が48%であり、非常に高いストレッチ性を有するものであった。また、織物の風合は、非常にソフトであった。
(実施例5)
ジメチルテレフタレート3.02kg、1,4−ブタンジオール1.70kg及び分子量約1000のPTMG1500gを、チタンテトラブトキサイド3gの存在下で、150〜210℃で3時間加熱してエステル交換反応を行わせ、次いで徐々に減圧にしながら250℃まで昇温し、最終的に0.2KPaの圧力で3時間反応させた。得られたブロック共重合ポリマーは、ポリテトラメチレンテレフタレート成分を70重量%、PTMG成分を30重量%含み、融点203℃、[η]は1.29であった。
得られたブロック共重合ポリマーを250℃で、[η]0.51のポリエチレンテレフタレートを290℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、複合流をブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.13、PET紡出糸の[η]は0.48であった。
この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.47倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、100℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は36cN/dtexであった。また、得られた延伸糸は、筒編地での染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等レベルであり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が51%であり、高いストレッチ性を有するものであった。また、織物の風合は、非常にソフトであった。
(実施例6)
ジメチルテレフタレート2.55kg、1,4−ブタンジオール1.40kg及び分子量約1000のPTMG1500gを、チタンテトラブトキサイド3gの存在下で、150〜210℃で3時間加熱してエステル交換反応を行わせ、次いで徐々に減圧にしながら250℃まで昇温し、最終的に0.2KPaの圧力で3時間反応させた。得られたブロック共重合ポリマーはポリテトラメチレンテレフタレート成分を60重量%、PTMG成分を40重量%含み、融点189℃、[η]は1.33であった。
得られたブロック共重合ポリマーを250℃で、[η]0.51のPETを290℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、複合流をブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.14、PET紡出糸の[η]は0.48であった。
この未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.47倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、100℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸は、パーンより解除すると、きわめて細かいらせん状の捲縮を発現した。得られた延伸糸のヤング率は30cN/dtexであった。また、延伸糸は、筒編地での染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸と同等レベルであり、実用上使用可能なレベルであった。さらに、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は布帛収縮率が52%であり、高いストレッチ性を有するものあった。また、織物の風合は、非常にソフトであった。
(比較例1)
実施例2と同様にして得たブロック共重合ポリマーを240℃で、[η]0.70のPETを290℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、複合流をブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.12、PET紡出糸の[η]は0.65であった。
得られた未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.58倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸のヤング率は52cN/dtexであったが、得られた延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が35%であり、ストレッチ性が不充分であった。
(比較例2)
実施例2と同様にして得たブロック共重合ポリマーを240℃で、[η]1.00のポリテトラメチレンテレフタレート(PBT)を280℃で、別々に溶融した後に、270℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、複合流をブロック共重合ポリマー側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速1800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各複合成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、ブロック共重合ポリマー紡出糸の[η]は1.11、PBT紡出糸の[η]は0.94であった。
得られた未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.58倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、120℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸のヤング率は31cN/dtexであり、また、得られた延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が44%であったが、得られた延伸糸は、筒編地での染色テストを実施した結果、比較対照としたカチオン可染ポリエステル複合糸よりかなり濃色であり、実用上使用不可能なレベルであった。
(比較例3)
イソフタル酸を8モル%共重合した[η]0.70の変性PETを280℃で、[η]0.51の未変性のPETを280℃で、別々に溶融した後に、280℃の紡糸頭に導入し、紡糸口金上流部で複合比1:1のサイドバイサイドの複合流とした後、変性PET側へ口金表面に垂直な軸に対して30度の角度で傾斜した吐出孔を12個有する紡糸口金から吐出し、紡速2100m/分で巻き取り未延伸糸を得た。紡糸工程の製糸性は良好であった。また、紡糸後の各成分のポリマーの[η]については、各成分の単独ポリマーの紡出糸を別々にサンプリングしたもので測定した結果、変性PET紡出糸の[η]は0.68、未変性PET紡出糸の[η]は0.49であった。
得られた未延伸糸を延伸速度600m/分、温度82℃、延伸倍率2.10倍(最大延伸倍率の0.7倍)で延伸した後に、100℃の熱セットを行い、56dtex/12fの延伸糸を得た。得られた延伸糸のヤング率は68cN/dtexであり、また、延伸糸を撚糸した後に製織して布帛収縮率を測定した結果、得られた織物は、布帛収縮率が30%であり、ストレッチ性が不充分であり、また、織物の風合も硬かった。
(比較例4)
実施例2において、口金表面に垂直な軸に対して傾斜のない吐出孔を12個有する紡糸口金を用いた以外は、実施例2と同様にして紡糸を試みたが、ニーリングが著しく未延伸糸を巻き取ることができなかった。
本発明は、以下のような産業上の利用可能性を有する。
1.本発明のポリエステル系複合繊維を用いるならば、ポリエチレンテレフタレート繊維と混繊後染色したときでも、ポリエチレンテレフタレート繊維との染色性差が小さく、染色後の織編物で繊維間の濃淡差が小さく、見栄えが良好な織編物を得ることができる。
2.本発明のポリエステル系複合繊維を用いるならば、高固有粘度のブロック共重合ポリマーと低固有粘度のポリエチレンテレフタレートで構成され、かつその粘度差が拡大しているため、捲縮率が高く、極めて高いストレッチ性の織編物を得ることができる。
3.本発明の方法は、高固有粘度のブロック共重合ポリマーと低固有粘度のポリエチレンテレフタレートという粘度差の大きい複合成分を用いながら、安定に複合紡糸することを可能にする。
4.本発明の織編物は、本発明のポリエステル系複合繊維含むため、本発明のポリエステル系複合繊維の特徴であるポリエチレンテレフタレート繊維と混繊し染色後の繊維間での濃淡差が小さいので見栄えが良好であり、捲縮率が向上しているので極めて高いストレッチ性を有するものである、衣料用として有用なるものである。

Claims (3)

  1. ポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなる高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と、該ブロック共重合ポリマー(A)より固有粘度差で0.5以上低い低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)がサイドバイサイドに複合した複合繊維であって、ヤング率が20〜60cN/dtex、織編物としたときに布帛収縮率で40%以上となることを特徴とするポリエステル系複合繊維。
  2. ポリテトラメチレンテレフタレート成分とポリオキシテトラメチレングリコール成分からなる高固有粘度のブロック共重合ポリマー(A)と、該ブロック共重合ポリマー(A)より低固有粘度のポリエチレンテレフタレート(B)を別々に溶融し、固有粘度差で0.5以上の2種の溶融流からなるサイドバイサイドの複合流とした後、複合流を高粘度の共重合ポリマー(A)側に口金表面に垂直な軸に対して10〜45度の角度で傾斜した吐出孔より吐出し、1200〜3000m/分で引き取り、最大延伸倍率の0.6〜0.8倍の延伸倍率で、かつ70〜90℃の温度で延伸することを特徴とするポリエステル系複合繊維の製造方法。
  3. 請求項1に記載のポリエステル系複合繊維を含む織編物。
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