JP2001226863A - 繊維構造体 - Google Patents

繊維構造体

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JP2001226863A
JP2001226863A JP2000031813A JP2000031813A JP2001226863A JP 2001226863 A JP2001226863 A JP 2001226863A JP 2000031813 A JP2000031813 A JP 2000031813A JP 2000031813 A JP2000031813 A JP 2000031813A JP 2001226863 A JP2001226863 A JP 2001226863A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風合が良好で、且つ弾力性、耐久性に優れた
繊維構造体を提供する。 【解決手段】 熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)と、これよりも融点が10℃以上高いポリエステ
ル(P)とを、繊維横断面においてE:P=20:80
〜80:20の面積比率で、E成分の少なくとも一部が
繊維表面に露出するように配してなるポリエステル系熱
接着性複合短繊維と、ポリトリメチレンテレフタレート
系ポリエステル短繊維又はポリトリメチレンテレフタレ
ート系ポリエステルを少なくとも一成分とする複合短繊
維とを、両短繊維の重量比を5:95〜70:30と
し、且つ両短繊維の交差点及び/又は熱接着性複合短繊
維同士の交差点の少なくとも一部で熱固着点が形成され
ているような繊維構造体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱接着性複合短繊
維及びポリエステル系短繊維からなる繊維構造体に関す
る。更に詳しくは、本発明は、ポリエステル系エラスト
マーを熱接着性成分とする熱接着性複合短繊維とポリト
リメチレンテレフタレート系ポリエステル短繊維とから
なる、風合、弾力性、耐久性等に優れた繊維構造体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、寝装具や家具、衣料等の詰め物素
材としてポリエステル短繊維、とりわけポリエチレンテ
レフタレート(以降、PETと略すことがある)系短繊
維が幅広く使用されている。なかでも、ポリエステル短
繊維と低融点成分にエラストマーを使用した熱接着性複
合繊維とを混綿し熱処理することにより得られる繊維構
造体は、ウレタン代替素材として、クッション材や蒲団
芯地、自動車シート、ベットマットなど多岐にわたって
利用されている。また、かかる繊維構造体は、高い通気
性により蒸れ感が少ないこと、製造過程で溶剤などを必
要としないため作業環境が良いこと、焼却処分の際、ウ
レタン素材では有害ガスを発生するがそうした問題のな
いこと、ポリエステル100%であるためリサイクルが
可能であること、などの利点がある。
【0003】上記のような、熱可塑性エラストマーとポ
リエステルからなる熱接着性複合繊維は、例えば、特公
昭60−1404号公報、特開平3−185116号公
報、特開平3−220316号公報等に提案されてい
る。また、これら熱可塑性エラストマーが繊維表面に配
された熱接着性複合繊維を使用して得られる繊維構造体
も、国際公開特許WO91/19032号、特開平4−
240219号公報、特開平4−316629号公報、
特開平5−98516号公報、特開平5−163654
号公報、特開平5−177065号公報、特開平5−2
61184号公報、特開平5−302255号公報、特
開平5−321033号公報、特開平5−337258
号公報、特開平6−272111号公報、特開平6−3
06708号公報、国際公開特許WO97/23670
号等に提案されている。
【0004】上記に提案されている繊維構造体は、確か
に従来のものに比べ弾力性、耐久性、風合等の点で向上
してはいる。しかしながら、用途によっては、よりソフ
トな風合を呈しながら、更に高い耐久性を有する繊維構
造体が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術を背景になされたもので、その目的は、風合が良好
で、弾力性、耐久性が更に改善された繊維構造体を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意研究した結果、熱可塑性ポリエステル
系エラストマーを低融点成分とする熱接着性複合繊維と
特定のポリエステル繊維とを組合せて繊維構造体とした
とき、弾力性及び耐久性が従来提案されている繊維構造
体に比べて格段に向上し、なお且つ風合もソフトである
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明によれば、熱接着性複合
短繊維とポリエステル系短繊維とからなり、該熱接着性
複合短繊維と該ポリエステル系短繊維とが重量比で5:
95〜70:30である繊維構造体であって、該熱接着
性複合短繊維が、熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)と、該エラストマーよりも融点が10℃以上高い
ポリエステル(P)とを、繊維横断面においてE:P=
20:80〜80:20の面積比率で、且つ該エラスト
マー(E)の少なくとも一部が繊維表面に露出するよう
に配してなるポリエステル系複合繊維であり、該ポリエ
ステル系短繊維がポリトリメチレンテレフタレート系ポ
リエステル繊維又はポリトリメチレンテレフタレート系
ポリエステルを少なくとも一成分とする複合繊維であ
り、且つ該熱接着性複合短繊維と該ポリエステル系短繊
維との接触点及び/又は熱接着性複合短繊維同士の接触
点の少なくとも一部に熱固着点が形成されていることを
特徴とする繊維構造体が提案される。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の繊維構造体は、熱接着性
複合短繊維とポリエステル系短繊維とからなる繊維構造
体である。
【0009】上記の熱接着性複合短繊維は、熱可塑性ポ
リエステル系エラストマー(E)と、該エラストマーよ
りも融点が10℃以上高いポリエステル(P)とからな
るポリエステル系複合繊維である。
【0010】本発明の熱可塑性ポリエステル系エラスト
マー(E)としては、ポリエステルをハードセグメント
とし、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールをソフト
セグメントとするポリエーテルエステル系ブロック共重
合体が好ましい。上記ハードセグメントとしては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
ボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニ
ル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸、5−スルフォイソフタル酸ナトリウム等の芳
香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸等の脂環式ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカン酸、ダイマー酸等の脂肪
族ジカルボン酸等から選ばれたジカルボン酸の少なくと
も一種類と、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコー
ル等の脂肪族ジオール、あるいは1,1−シクロヘキサ
ンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール等の脂
環式ジオール等から選ばれたジオール成分の少なくとも
一種から構成されるポリエステルが例示される。また、
ソフトセグメントとしては、平均分子量が400〜50
00程度の、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2−
プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレ
ンオキシド)グリコール、ポリ(トリメチレンオキシ
ド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフラ
ンとの共重合体等のポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールをあげることができる。
【0011】特に、ハードセグメントが、主たる酸成分
を40〜100モル%のテレフタル酸と0〜50モル%
のイソフタル酸とし、主たるグリコール成分を1,4−
ブタンジオールからなるポリエステルとし、主たるソフ
トセグメント成分が平均分子量400〜5000のポリ
(アルキレンオキシド)グリコールとし、且つ該ハード
セグメント成分と該ソフトセグメント成分との共重合割
合(重量比)が95:5〜20:80重量%であるポリ
エーテルエステル系ブロック共重合体であることが好ま
しい。
【0012】また、上記の熱可塑性ポリエステル系エラ
ストマー(E)は、融点が100〜210℃の範囲、よ
り好ましくは130〜180℃の範囲であり、融点がこ
の範囲内にあるときには、該熱接着性複合繊維を製造す
る際の繊維同士の融着や圧着の発生が更に抑制されると
共に、繊維構造体を製造する際における接着斑も更に抑
制される。更に、上記エラストマー(E)の固有粘度は
紡糸性などの点から0.6〜1.7が好ましい。
【0013】一方、ポリエステル(P)としては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリトリメチ
レンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート、ポリピバロラクトン、またはこれらの
共重合体等のいずれであってもよいが、得られる繊維構
造体の弾性回復性の点から、ポリトリメチレンテレフタ
レート系ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート系
ポリエステル、又は、ポリシクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート系ポリエステルが好ましい。
【0014】上記ポリエステル(P)は、前記ポリエス
テル系エラストマー(E)よりも、融点が10℃以上高
い必要があるが、この要件を満足する限りであれば、前
掲のポリエーテルエステル系ブロック共重合体における
ハードセグメント成分を構成するポリエステルと同様の
種々の共重合成分を共重合することができる。
【0015】本発明の熱接着性複合繊維は、繊維横断面
において、上記の熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)とポリエステル(P)とが、E:P=20:80
〜80:20の面積比率となるように複合化されている
必要がある。この際、E,P両成分の複合状態は、芯鞘
型の他、偏心芯鞘型、並列(サイドバイサイド)型、海
島型複合紡糸繊維あるいは海島型混合紡糸繊維、蜜柑の
房型配位(分割)繊維等、公知の複合状態のいずれであ
ってもよいが、該エラストマー(E)の一部が繊維表面
に露出して、好ましくは繊維断面においてその円周の3
0%以上が該エラストマーが占めるように、配されてい
ることが必要である。なかでも並列型、偏心芯鞘型の場
合、繊維構造体を成型する際の熱処理時に微細な捲縮が
顕在化するような潜在捲縮能を容易に付与できるため、
繊維同士の絡まり合いが増し接着性を向上させることが
できるため特に好ましい。
【0016】本発明の熱接着性複合繊維の単繊維繊度
は、0.5〜200デシテックスの範囲が好ましく、よ
り好ましくは2〜100デシテックスの範囲である。上
記の範囲内とすることにより、繊維構造体とするために
熱接着処理した際に、該繊維構造体中に形成される熱固
着点の数が適度なものとなり、十分な強度が得られると
共に、該熱接着性複合繊維を製造する際の膠着現象も極
度に抑制することができる点で好ましい。
【0017】また、繊維横断面の形状は、真円である必
要はなく、多角形やフィン付、団子型等をとっても構わ
ないが、短繊維を形成してカード工程を通過させる場合
を勘案すれば、真円形状であることが好ましい。さらに
1個以上の中空部を有していてもかまわない。
【0018】なお、本発明の熱接着性複合繊維を製造す
るには、従来公知の方法により製造することができる。
【0019】上記の熱接着性複合繊維をカットして短繊
維とする際、カット長としては10〜100mmの範囲
内であることが好ましく、特に15〜95mmの範囲で
あることが望ましい。この範囲ではカード性や繊維構造
体の接着性が特に良好である。
【0020】また、上記の熱接着性複合短繊維には、工
程上問題が発生しない程度であれば捲縮が付与されてい
てもよく、その際、捲縮数は8〜20山/25mmの範
囲、捲縮率は6〜18%の範囲が望ましい。
【0021】本発明において、上記熱接着性複合短繊維
とともに繊維構造体を構成するポリエステル系短繊維と
しては、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステ
ル繊維又はポリトリメチレンテレフタレート系ポリエス
テルを少なくとも一成分とする複合繊維であることが肝
要である。かかる繊維と、前述の熱接着性複合短繊維と
の組合せとすることによって、繊維構造体は、優れた弾
力性を有するだけでなく、従来のエラストマー短繊維単
独あるいはエラストマー系複合短繊維とポリエチレンテ
レフタレート系ポリエステル短繊維とからなる繊維構造
体よりも、風合がよりソフトで、且つ耐久性が格段に改
善されたものとすることができるのである。
【0022】上記ポリエステル系短繊維を構成するポリ
エチレンテレフタレート系ポリエステルは、紡糸性、繊
維構造体の成形性等の点から、固有粘度が0.6〜1.
2、融点が200℃以上であることが好ましい。
【0023】また、前述のポリエステル系短繊維が複合
繊維である場合、上記ポリトリメチレンテレフタレート
系ポリエステルと複合化できるポリマーとしては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート、ポリピバロラクト
ン、又はこれらに第3成分を共重合したポリエステル、
あるいは、該ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエ
ステルと固有粘度の異なるポリトリメチレンテレフタレ
ート系ポリエステル、該ポリトリメチレンテレフタレー
ト系ポリエステルと共重合成分の異なるポリトリメチレ
ンテレフタレート系ポリエステル等があげられる。なか
でも、ポリエチレンテレフタレート系ポリエステル、ポ
リブチレンテレフタレート系ポリエステル、ポリシクロ
ヘキシレンジメチレンテレフタレート系ポリエステルが
繊維構造体の弾力性、耐久性をより向上できる上で特に
好ましい。
【0024】上記複合繊維としては、例えば並列(サイ
ドバイサイド)型、芯鞘型、または偏心芯鞘型の複合繊
維があげられるが、なかでも並列型、偏心芯鞘型複合繊
維は、繊維構造体を成型する際の熱処理で微細な捲縮を
顕在化するような潜在捲縮能を容易に付与することがで
き、その結果、繊維同士の絡まり合いが増し接着性を向
上できるため特に好ましい。
【0025】上記のポリエステル系短繊維の単繊維繊度
は、繊維構造体の嵩高性、クッション性、及び反発性
と、風合との両方の観点から、0.5〜150デシテッ
クスの範囲が好ましく、より好ましくは2〜50デシテ
ックスの範囲である。また、繊維構造体の嵩高性、クッ
ション性等の点から、ポリエステル系短繊維の、捲縮数
は好ましくは、3〜30山/25mmの範囲内、より好
ましくは5〜20山/25mmの範囲であり、捲縮率は
好ましくは6〜50%の範囲、より好ましくは12〜4
0%の範囲である。またカット長は10〜100mmの
範囲内にあることが好ましく、特には15〜90mmの
範囲にあることが好ましい。
【0026】更に、該ポリエステル系短繊維には、本発
明の目的を阻害しない範囲内で、必要に応じて各種の添
加剤、例えば、艶消し剤、熱安定剤、消泡剤、整色剤、
難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、蛍
光増白剤、着色顔料等を添加することができる。
【0027】また、該ポリエステル系短繊維の断面形状
は、円形、偏平、三角形、六角形、中空等用途に応じて
適宜選択すればよい。
【0028】上記のポリエステル系短繊維を製造するに
際しては、従来公知の単一成分からなる繊維又は2以上
の成分を複合化する複合繊維の製糸、製綿方法を用いる
ことができる。上記短繊維を複合繊維とはせずに、ポリ
トリメチレンテレフタレート系ポリエステルのみで構成
される繊維とする場合は、紡糸の際に異方冷却を施す方
法が、製綿工程の弛緩熱処理及び/又は繊維構造体成形
時の熱処理によって該繊維に螺旋状やオメガ型の三次元
捲縮を発現させて繊維構造体に嵩高性を付与できる点か
ら、好ましく採用される。その際、捲縮を発現させ易く
できる点で、該繊維を5〜40%の中空率を有する中空
断面繊維とすることが好ましい。
【0029】本発明の繊維構造体は、以上に説明した熱
接着性複合短繊維とポリエステル系短繊維とからなり、
これら両方の繊維の接触点及び/又は熱接着性複合短繊
維同士の接触点の少なくとも一部に熱固着点が形成され
ている繊維構造体である。
【0030】上記繊維構造体を構成する両短繊維の混綿
比率としては、重量比で、熱接着性複合短繊維:ポリエ
ステル系短繊維=5:95〜70:30の範囲、好まし
くは10:90〜60:40の範囲であることが必要で
ある。該熱接着性複合短繊維の混率が高すぎると、繊維
構造体中に形成される熱固着点の数が多すぎて構造体が
硬くなりすぎ、逆に少なすぎると熱固着点の数が少なく
なり構造体の弾力性、耐久性に劣る。
【0031】繊維構造体の製造方法は、該繊維構造体内
部に、熱接着性複合短繊維とポリエステル系短繊維との
接触点及び/又は熱接着性複合短繊維同士の接触点の少
なくとも一部に熱固着点を形成できる方法であれば、公
知の方法を採用することができ、例えば、特定の型に吹
き込み成型した後熱処理する方法等が好ましく採用でき
る。
【0032】なお、上記成形時の熱処理条件としては、
熱可塑性ポリエステル系エラストマー(E)だけが溶融
する温度及び時間を採用すればよく、具体的には、熱処
理温度としては100〜215℃程度、熱処理時間とし
ては10〜30分間程度が好ましい。
【0033】
【実施例】以下に、本発明の構成及び効果をより具体的
に説明するため、実施例等をあげるが、本発明はこれら
実施例に何等限定を受けるものではない。なお、実施例
中の各値は以下の方法に従って求めた。
【0034】1)固有粘度:オルトクロロフェノール溶
液に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリト
リメチレンテレフタレート(PTT)の場合は、1.2
g/デシリットルで溶解し、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)の場合は、0.8g/デシリットルで溶解
し、それぞれ35℃で常法に従って求めた。
【0035】2)繊度、繊維長、捲縮数、捲縮率:JI
S−L1015に記載の方法により測定した。
【0036】3)硬さ(弾力性):JIS−K6401
(5.4)に記載の方法により測定した。130〜20
0Nが良好である。
【0037】4)繰返し圧縮残留歪(耐久性):JIS
−K6401(5.6)に記載の方法により測定した。
10%以下が良好である。
【0038】5)硬さ斑:熟練者10名を無作為に選
び、繊維構造体の表面を手で触れ、硬さ斑、ソフト性に
ついて、下記判定基準に基づいて官能評価を行った。 5:極めて良好(極めて均一で斑が分からない) 4:やや良好(ほとんど斑なく大部分は均一) 3:良好(部分的に斑はあるが気にならない) 2:やや不良(斑がわかる) 1:極めて不良(明らかに斑が多い)
【0039】[実施例1]テレフタル酸ジメチル75重
量部、イソフタル酸ジメチル25重量部、テトラメチレ
ングリコール59重量部、ポリテトラメチレングリコー
ル(分子量1500)71重量部、触媒としてテトラブ
トキシチタネート0.2重量部を蒸留装置を備えた反応
容器に仕込み、常法に従い210℃でエステル交換反応
を行い、引き続いて240℃で重縮合反応を行い、重縮
合反応終了直前に酸化防止剤として住友化学製スミライ
ザーGA−80を1重量部、住友化学製スミライザーT
P−Dを1重量部を添加し溶融攪拌後、常法に従いチッ
プ化してソフトセグメントを40重量%含有するポリエ
ーテルエステルブロック共重合体エラストマーを得た。
この熱可塑性エラストマーの融点は155℃、固有粘度
は1.15であった。
【0040】得られた熱可塑性エラストマーを鞘成分、
ポリブチレンテレフタレート(PBT;固有粘度0.8
5、融点232℃)を芯成分とし、繊維断面積比が芯/
鞘=60/40となるように、公知の偏心芯鞘複合繊維
用口金(260ホール)を用い吐出量720g/分で紡
糸し、1100m/分で巻き取り未延伸糸を得た。つい
で、得られた未延伸糸を50万デシテックスのトウにし
た後、70℃×90℃の2段温水延伸法にて4.4倍に
延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で捲縮を付与し
た後、50℃で熱処理を施してから51mmの繊維長に
切断し、熱接着性複合短繊維を得た。得られた繊維は、
単繊維繊度6デシテックス、捲縮数11山/25mm、
捲縮率8%であった。
【0041】一方、ポリトリメチレンテレフタレート
(PTT;固有粘度0.85、融点225℃)を用い2
90℃で溶融し、公知の中空丸断面紡糸口金(150ホ
ール)を用い、異方冷却方式で1200m/分の巻取速
度で未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を50
万デシテックスのトウにした後、70℃×90℃の二段
温水延伸法にて2.46倍に延伸した。この延伸糸を押
込み型捲縮機で捲縮を付与した後、64mmの繊維長に
切断し、135℃で弛緩熱収縮処理を施して、3次元ク
リンプを有するポリトリメチレンテレフタレート短繊維
を得た。得られた繊維は、単繊維繊度12デシテック
ス、捲縮数8山/25mm、捲縮率30%であった。
【0042】上記の熱接着性複合短繊維とポリトリメチ
レンテレフタレート短繊維とを表1記載の割合で混綿
し、ローラーカード機に2回通過させて混綿ウェブを得
た。このウェブを一定の密度になるように型枠に入れ、
循環式熱風乾燥機で180℃×15分間の熱処理を行
い、密度0.04g/cm3、厚さ5cmの繊維構造体
を得た。得られた繊維構造体はソフトで風合は良好であ
った。該繊維構造体の特性を評価した結果を表1に示
す。
【0043】[実施例2、3、比較例1、2]熱接着性
複合繊維における成分E(鞘)/成分P(芯)の断面積
比率、又は、繊維構造体における熱接着性複合短繊維と
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維との混率を表1
のように変更した以外は、実施例1と同様にして繊維構
造体を得た。該繊維構造体の特性を評価した結果を表1
に示す。
【0044】[実施例4]熱接着性複合繊維の芯成分
(P)を、ポリブチレンテレフタレートからポリエチレ
ンテレフタレート(PET;固有粘度0.64、融点2
56℃)に代えて、実施例1と同様の製造条件により、
熱接着性複合短繊維を得た。該短繊維は、単繊維繊度1
2デシテックス、捲縮数11山/25mm、捲縮率9%
であった。実施例1において、ポリブチレンテレフタレ
ートを芯成分(P)とする熱接着性複合短繊維に代え
て、上記熱接着性複合短繊維を用いた以外は、実施例1
と同様にして、繊維構造体を得た。得られた繊維構造体
はソフトで風合は良好であった。該繊維構造体の特性を
評価した結果を表1に示す。
【0045】[実施例5]ポリエチレンテレフタレート
(PET;固有粘度0.64、融点256℃)とポリト
リメチレンテレフタレート(PTT;固有粘度0.8
5、融点225℃)とを公知のサイドバイサイド型複合
繊維(260ホール)を用い吐出量比1:1、吐出量7
20g/分で紡糸し、800m/分で巻き取り未延伸糸
を得た。ついで、得られた未延伸糸を50万デシテック
スのトウにした後、70℃×90℃の2段温水延伸法に
て2.8倍に延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で
捲縮を付与した後、120℃で弛緩熱収縮処理を施して
から64mmの繊維長に切断し、3次元捲縮を有する立
体捲縮綿繊維を得た。得られた繊維は、単繊維繊度10
デシテックス、捲縮数10山/25mm、捲縮率7%で
あった。実施例1において、ポリトリメチレンテレフタ
レート短繊維の代わりに、上記複合繊維を用いた以外
は、実施例1と同様にして繊維構造体を得た。得られた
繊維構造体はソフトで風合は良好であった。該繊維構造
体の特性を評価した結果を表1に示す。
【0046】[実施例6]ポリトリメチレンテレフタレ
ート(固有粘度0.85、融点225℃)とポリトリメ
チレンテレフタレート(固有粘度0.66、融点222
℃)とを公知のサイドバイサイド型複合繊維(260ホ
ール)を用い吐出量比1:1、吐出量720g/分で紡
糸し、800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。つい
で、得られた未延伸糸を50万デシテックスのトウにし
た後、70℃×90℃の2段温水延伸法にて2.8倍に
延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で捲縮を付与し
た後、120℃で弛緩熱収縮処理を施してから64mm
の繊維長に切断し、3次元捲縮を有する立体捲縮綿繊維
を得た。得られた繊維は、単繊維繊度10デシテック
ス、捲縮数11山/25mm、捲縮率25%であった。
実施例1において、ポリトリメチレンテレフタレート短
繊維の代わりに、上記複合繊維を用いた以外は、実施例
1と同様にして繊維構造体を得た。得られた繊維構造体
はソフトで風合は良好であった。得られた繊維構造体
は、比較例2は若干かためであったが、それ以外はソフ
トで風合が良好であった。該繊維構造体の特性を評価し
た結果を表1に示す。
【0047】[比較例3]ポリエチレンテレフタレート
(PET;固有粘度0.64、融点256℃)から、実
施例1のポリトリメチレンテレフタレート短繊維と同様
の製造条件により、3次元クリンプを有するポリエチレ
ンテレフタレート短繊維を得た。該短繊維は、単繊維繊
度12デシテックス、捲縮数10山/25mm、捲縮率
31%であった。実施例1において、トリメチレンテレ
フタレート短繊維の代わりに、上記ポリエチレンテレフ
タレート短繊維を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、繊維構造体を得た。得られた繊維構造体は実施例1
のものより風合は固めであった。該繊維構造体の特性を
評価した結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明の繊維構造体は、熱可塑性ポリエ
ステル系エラストマー及びポリエステルからなる熱接着
性複合短繊維と、ポリトリメチレンテレフタレート系ポ
リエステル短繊維又はこれを少なくとも一成分とする複
合短繊維とを組み合わせているため、風合が良好で、弾
力性が高く、且つ繰り返し応力に対する耐久性も著しく
改善されている。このため、本発明の繊維構造体は、寝
装具、家具、車輌資材(クッション材、天井材、防護
材)、衣料、フィルター材、建築/土木資材、農業資
材、衛生材料などに好適に用いることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 亮二 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内 (72)発明者 馬場 健二 大阪府茨木市耳原3丁目4番1号 帝人株 式会社大阪研究センター内 Fターム(参考) 4L041 AA07 AA20 BA02 BA05 BA09 BA22 BA49 BA59 BA60 BC17 BD03 BD06 BD07 BD10 BD11 BD20 CA06 CA08 CA16 DD01 DD04 DD05 DD15 4L047 AA21 AA27 AB02 BA09 BB06 BB09 CC07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱接着性複合短繊維とポリエステル系短
    繊維とからなり、該熱接着性複合短繊維と該ポリエステ
    ル系短繊維とが重量比で5:95〜70:30である繊
    維構造体であって、該熱接着性複合短繊維が、熱可塑性
    ポリエステル系エラストマー(E)と、該エラストマー
    よりも融点が10℃以上高いポリエステル(P)とを、
    繊維横断面においてE:P=20:80〜80:20の
    面積比率で、且つ該エラストマー(E)の少なくとも一
    部が繊維表面に露出するように配してなるポリエステル
    系複合繊維であり、該ポリエステル系短繊維がポリトリ
    メチレンテレフタレート系ポリエステル繊維又はポリト
    リメチレンテレフタレート系ポリエステルを少なくとも
    一成分とする複合繊維であり、且つ該熱接着性複合短繊
    維と該ポリエステル系短繊維との接触点及び/又は熱接
    着性複合短繊維同士の接触点の少なくとも一部に熱固着
    点が形成されていることを特徴とする繊維構造体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性ポリエステル系エラストマー
    (E)が、ハードセグメント成分とソフトセグメント成
    分との共重合割合(重量比)を95:5〜20:80と
    するポリエーテルエステル系ブロック共重合体であり、
    該ハードセグメント成分が、主たる酸成分を40〜10
    0モル%のテレフタル酸及び0〜50モル%のイソフタ
    ル酸とし、主たるグリコール成分を1,4−ブタンジオ
    ールとするポリエステルであり、該ソフトセグメント成
    分が、平均分子量400〜5000のポリ(アルキレン
    オキシド)グリコールである請求項1記載の繊維構造
    体。
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