JP2001226863A - 繊維構造体 - Google Patents
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Abstract
繊維構造体を提供する。 【解決手段】 熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)と、これよりも融点が10℃以上高いポリエステ
ル(P)とを、繊維横断面においてE:P=20:80
〜80:20の面積比率で、E成分の少なくとも一部が
繊維表面に露出するように配してなるポリエステル系熱
接着性複合短繊維と、ポリトリメチレンテレフタレート
系ポリエステル短繊維又はポリトリメチレンテレフタレ
ート系ポリエステルを少なくとも一成分とする複合短繊
維とを、両短繊維の重量比を5:95〜70:30と
し、且つ両短繊維の交差点及び/又は熱接着性複合短繊
維同士の交差点の少なくとも一部で熱固着点が形成され
ているような繊維構造体とする。
Description
維及びポリエステル系短繊維からなる繊維構造体に関す
る。更に詳しくは、本発明は、ポリエステル系エラスト
マーを熱接着性成分とする熱接着性複合短繊維とポリト
リメチレンテレフタレート系ポリエステル短繊維とから
なる、風合、弾力性、耐久性等に優れた繊維構造体に関
する。
材としてポリエステル短繊維、とりわけポリエチレンテ
レフタレート(以降、PETと略すことがある)系短繊
維が幅広く使用されている。なかでも、ポリエステル短
繊維と低融点成分にエラストマーを使用した熱接着性複
合繊維とを混綿し熱処理することにより得られる繊維構
造体は、ウレタン代替素材として、クッション材や蒲団
芯地、自動車シート、ベットマットなど多岐にわたって
利用されている。また、かかる繊維構造体は、高い通気
性により蒸れ感が少ないこと、製造過程で溶剤などを必
要としないため作業環境が良いこと、焼却処分の際、ウ
レタン素材では有害ガスを発生するがそうした問題のな
いこと、ポリエステル100%であるためリサイクルが
可能であること、などの利点がある。
リエステルからなる熱接着性複合繊維は、例えば、特公
昭60−1404号公報、特開平3−185116号公
報、特開平3−220316号公報等に提案されてい
る。また、これら熱可塑性エラストマーが繊維表面に配
された熱接着性複合繊維を使用して得られる繊維構造体
も、国際公開特許WO91/19032号、特開平4−
240219号公報、特開平4−316629号公報、
特開平5−98516号公報、特開平5−163654
号公報、特開平5−177065号公報、特開平5−2
61184号公報、特開平5−302255号公報、特
開平5−321033号公報、特開平5−337258
号公報、特開平6−272111号公報、特開平6−3
06708号公報、国際公開特許WO97/23670
号等に提案されている。
に従来のものに比べ弾力性、耐久性、風合等の点で向上
してはいる。しかしながら、用途によっては、よりソフ
トな風合を呈しながら、更に高い耐久性を有する繊維構
造体が望まれている。
術を背景になされたもので、その目的は、風合が良好
で、弾力性、耐久性が更に改善された繊維構造体を提供
することにある。
を達成すべく鋭意研究した結果、熱可塑性ポリエステル
系エラストマーを低融点成分とする熱接着性複合繊維と
特定のポリエステル繊維とを組合せて繊維構造体とした
とき、弾力性及び耐久性が従来提案されている繊維構造
体に比べて格段に向上し、なお且つ風合もソフトである
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
短繊維とポリエステル系短繊維とからなり、該熱接着性
複合短繊維と該ポリエステル系短繊維とが重量比で5:
95〜70:30である繊維構造体であって、該熱接着
性複合短繊維が、熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)と、該エラストマーよりも融点が10℃以上高い
ポリエステル(P)とを、繊維横断面においてE:P=
20:80〜80:20の面積比率で、且つ該エラスト
マー(E)の少なくとも一部が繊維表面に露出するよう
に配してなるポリエステル系複合繊維であり、該ポリエ
ステル系短繊維がポリトリメチレンテレフタレート系ポ
リエステル繊維又はポリトリメチレンテレフタレート系
ポリエステルを少なくとも一成分とする複合繊維であ
り、且つ該熱接着性複合短繊維と該ポリエステル系短繊
維との接触点及び/又は熱接着性複合短繊維同士の接触
点の少なくとも一部に熱固着点が形成されていることを
特徴とする繊維構造体が提案される。
複合短繊維とポリエステル系短繊維とからなる繊維構造
体である。
リエステル系エラストマー(E)と、該エラストマーよ
りも融点が10℃以上高いポリエステル(P)とからな
るポリエステル系複合繊維である。
マー(E)としては、ポリエステルをハードセグメント
とし、ポリ(アルキレンオキシド)グリコールをソフト
セグメントとするポリエーテルエステル系ブロック共重
合体が好ましい。上記ハードセグメントとしては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、ナフタレン−2,6−ジカル
ボン酸、ナフタレン−2,7−ジカルボン酸、ジフェニ
ル−4,4’−ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカ
ルボン酸、5−スルフォイソフタル酸ナトリウム等の芳
香族ジカルボン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン
酸等の脂環式ジカルボン酸、コハク酸、シュウ酸、アジ
ピン酸、セバシン酸、ドデカン酸、ダイマー酸等の脂肪
族ジカルボン酸等から選ばれたジカルボン酸の少なくと
も一種類と、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコー
ル、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、デカメチレングリコー
ル等の脂肪族ジオール、あるいは1,1−シクロヘキサ
ンジメタノール、トリシクロデカンジメタノール等の脂
環式ジオール等から選ばれたジオール成分の少なくとも
一種から構成されるポリエステルが例示される。また、
ソフトセグメントとしては、平均分子量が400〜50
00程度の、ポリエチレングリコール、ポリ(1,2−
プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テトラメチレ
ンオキシド)グリコール、ポリ(トリメチレンオキシ
ド)グリコール、エチレンオキシドとプロピレンオキシ
ドとの共重合体、エチレンオキシドとテトラヒドロフラ
ンとの共重合体等のポリ(アルキレンオキシド)グリコ
ールをあげることができる。
を40〜100モル%のテレフタル酸と0〜50モル%
のイソフタル酸とし、主たるグリコール成分を1,4−
ブタンジオールからなるポリエステルとし、主たるソフ
トセグメント成分が平均分子量400〜5000のポリ
(アルキレンオキシド)グリコールとし、且つ該ハード
セグメント成分と該ソフトセグメント成分との共重合割
合(重量比)が95:5〜20:80重量%であるポリ
エーテルエステル系ブロック共重合体であることが好ま
しい。
ストマー(E)は、融点が100〜210℃の範囲、よ
り好ましくは130〜180℃の範囲であり、融点がこ
の範囲内にあるときには、該熱接着性複合繊維を製造す
る際の繊維同士の融着や圧着の発生が更に抑制されると
共に、繊維構造体を製造する際における接着斑も更に抑
制される。更に、上記エラストマー(E)の固有粘度は
紡糸性などの点から0.6〜1.7が好ましい。
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリトリメチ
レンテレフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート、ポリピバロラクトン、またはこれらの
共重合体等のいずれであってもよいが、得られる繊維構
造体の弾性回復性の点から、ポリトリメチレンテレフタ
レート系ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート系
ポリエステル、又は、ポリシクロヘキシレンジメチレン
テレフタレート系ポリエステルが好ましい。
テル系エラストマー(E)よりも、融点が10℃以上高
い必要があるが、この要件を満足する限りであれば、前
掲のポリエーテルエステル系ブロック共重合体における
ハードセグメント成分を構成するポリエステルと同様の
種々の共重合成分を共重合することができる。
において、上記の熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)とポリエステル(P)とが、E:P=20:80
〜80:20の面積比率となるように複合化されている
必要がある。この際、E,P両成分の複合状態は、芯鞘
型の他、偏心芯鞘型、並列(サイドバイサイド)型、海
島型複合紡糸繊維あるいは海島型混合紡糸繊維、蜜柑の
房型配位(分割)繊維等、公知の複合状態のいずれであ
ってもよいが、該エラストマー(E)の一部が繊維表面
に露出して、好ましくは繊維断面においてその円周の3
0%以上が該エラストマーが占めるように、配されてい
ることが必要である。なかでも並列型、偏心芯鞘型の場
合、繊維構造体を成型する際の熱処理時に微細な捲縮が
顕在化するような潜在捲縮能を容易に付与できるため、
繊維同士の絡まり合いが増し接着性を向上させることが
できるため特に好ましい。
は、0.5〜200デシテックスの範囲が好ましく、よ
り好ましくは2〜100デシテックスの範囲である。上
記の範囲内とすることにより、繊維構造体とするために
熱接着処理した際に、該繊維構造体中に形成される熱固
着点の数が適度なものとなり、十分な強度が得られると
共に、該熱接着性複合繊維を製造する際の膠着現象も極
度に抑制することができる点で好ましい。
要はなく、多角形やフィン付、団子型等をとっても構わ
ないが、短繊維を形成してカード工程を通過させる場合
を勘案すれば、真円形状であることが好ましい。さらに
1個以上の中空部を有していてもかまわない。
るには、従来公知の方法により製造することができる。
維とする際、カット長としては10〜100mmの範囲
内であることが好ましく、特に15〜95mmの範囲で
あることが望ましい。この範囲ではカード性や繊維構造
体の接着性が特に良好である。
程上問題が発生しない程度であれば捲縮が付与されてい
てもよく、その際、捲縮数は8〜20山/25mmの範
囲、捲縮率は6〜18%の範囲が望ましい。
とともに繊維構造体を構成するポリエステル系短繊維と
しては、ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエステ
ル繊維又はポリトリメチレンテレフタレート系ポリエス
テルを少なくとも一成分とする複合繊維であることが肝
要である。かかる繊維と、前述の熱接着性複合短繊維と
の組合せとすることによって、繊維構造体は、優れた弾
力性を有するだけでなく、従来のエラストマー短繊維単
独あるいはエラストマー系複合短繊維とポリエチレンテ
レフタレート系ポリエステル短繊維とからなる繊維構造
体よりも、風合がよりソフトで、且つ耐久性が格段に改
善されたものとすることができるのである。
エチレンテレフタレート系ポリエステルは、紡糸性、繊
維構造体の成形性等の点から、固有粘度が0.6〜1.
2、融点が200℃以上であることが好ましい。
繊維である場合、上記ポリトリメチレンテレフタレート
系ポリエステルと複合化できるポリマーとしては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリヘキサメチレンテレフタレート、ポリシクロヘ
キシレンジメチレンテレフタレート、ポリピバロラクト
ン、又はこれらに第3成分を共重合したポリエステル、
あるいは、該ポリトリメチレンテレフタレート系ポリエ
ステルと固有粘度の異なるポリトリメチレンテレフタレ
ート系ポリエステル、該ポリトリメチレンテレフタレー
ト系ポリエステルと共重合成分の異なるポリトリメチレ
ンテレフタレート系ポリエステル等があげられる。なか
でも、ポリエチレンテレフタレート系ポリエステル、ポ
リブチレンテレフタレート系ポリエステル、ポリシクロ
ヘキシレンジメチレンテレフタレート系ポリエステルが
繊維構造体の弾力性、耐久性をより向上できる上で特に
好ましい。
ドバイサイド)型、芯鞘型、または偏心芯鞘型の複合繊
維があげられるが、なかでも並列型、偏心芯鞘型複合繊
維は、繊維構造体を成型する際の熱処理で微細な捲縮を
顕在化するような潜在捲縮能を容易に付与することがで
き、その結果、繊維同士の絡まり合いが増し接着性を向
上できるため特に好ましい。
は、繊維構造体の嵩高性、クッション性、及び反発性
と、風合との両方の観点から、0.5〜150デシテッ
クスの範囲が好ましく、より好ましくは2〜50デシテ
ックスの範囲である。また、繊維構造体の嵩高性、クッ
ション性等の点から、ポリエステル系短繊維の、捲縮数
は好ましくは、3〜30山/25mmの範囲内、より好
ましくは5〜20山/25mmの範囲であり、捲縮率は
好ましくは6〜50%の範囲、より好ましくは12〜4
0%の範囲である。またカット長は10〜100mmの
範囲内にあることが好ましく、特には15〜90mmの
範囲にあることが好ましい。
明の目的を阻害しない範囲内で、必要に応じて各種の添
加剤、例えば、艶消し剤、熱安定剤、消泡剤、整色剤、
難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、蛍
光増白剤、着色顔料等を添加することができる。
は、円形、偏平、三角形、六角形、中空等用途に応じて
適宜選択すればよい。
際しては、従来公知の単一成分からなる繊維又は2以上
の成分を複合化する複合繊維の製糸、製綿方法を用いる
ことができる。上記短繊維を複合繊維とはせずに、ポリ
トリメチレンテレフタレート系ポリエステルのみで構成
される繊維とする場合は、紡糸の際に異方冷却を施す方
法が、製綿工程の弛緩熱処理及び/又は繊維構造体成形
時の熱処理によって該繊維に螺旋状やオメガ型の三次元
捲縮を発現させて繊維構造体に嵩高性を付与できる点か
ら、好ましく採用される。その際、捲縮を発現させ易く
できる点で、該繊維を5〜40%の中空率を有する中空
断面繊維とすることが好ましい。
接着性複合短繊維とポリエステル系短繊維とからなり、
これら両方の繊維の接触点及び/又は熱接着性複合短繊
維同士の接触点の少なくとも一部に熱固着点が形成され
ている繊維構造体である。
比率としては、重量比で、熱接着性複合短繊維:ポリエ
ステル系短繊維=5:95〜70:30の範囲、好まし
くは10:90〜60:40の範囲であることが必要で
ある。該熱接着性複合短繊維の混率が高すぎると、繊維
構造体中に形成される熱固着点の数が多すぎて構造体が
硬くなりすぎ、逆に少なすぎると熱固着点の数が少なく
なり構造体の弾力性、耐久性に劣る。
部に、熱接着性複合短繊維とポリエステル系短繊維との
接触点及び/又は熱接着性複合短繊維同士の接触点の少
なくとも一部に熱固着点を形成できる方法であれば、公
知の方法を採用することができ、例えば、特定の型に吹
き込み成型した後熱処理する方法等が好ましく採用でき
る。
熱可塑性ポリエステル系エラストマー(E)だけが溶融
する温度及び時間を採用すればよく、具体的には、熱処
理温度としては100〜215℃程度、熱処理時間とし
ては10〜30分間程度が好ましい。
に説明するため、実施例等をあげるが、本発明はこれら
実施例に何等限定を受けるものではない。なお、実施例
中の各値は以下の方法に従って求めた。
液に、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリト
リメチレンテレフタレート(PTT)の場合は、1.2
g/デシリットルで溶解し、ポリブチレンテレフタレー
ト(PBT)の場合は、0.8g/デシリットルで溶解
し、それぞれ35℃で常法に従って求めた。
S−L1015に記載の方法により測定した。
(5.4)に記載の方法により測定した。130〜20
0Nが良好である。
−K6401(5.6)に記載の方法により測定した。
10%以下が良好である。
び、繊維構造体の表面を手で触れ、硬さ斑、ソフト性に
ついて、下記判定基準に基づいて官能評価を行った。 5:極めて良好(極めて均一で斑が分からない) 4:やや良好(ほとんど斑なく大部分は均一) 3:良好(部分的に斑はあるが気にならない) 2:やや不良(斑がわかる) 1:極めて不良(明らかに斑が多い)
量部、イソフタル酸ジメチル25重量部、テトラメチレ
ングリコール59重量部、ポリテトラメチレングリコー
ル(分子量1500)71重量部、触媒としてテトラブ
トキシチタネート0.2重量部を蒸留装置を備えた反応
容器に仕込み、常法に従い210℃でエステル交換反応
を行い、引き続いて240℃で重縮合反応を行い、重縮
合反応終了直前に酸化防止剤として住友化学製スミライ
ザーGA−80を1重量部、住友化学製スミライザーT
P−Dを1重量部を添加し溶融攪拌後、常法に従いチッ
プ化してソフトセグメントを40重量%含有するポリエ
ーテルエステルブロック共重合体エラストマーを得た。
この熱可塑性エラストマーの融点は155℃、固有粘度
は1.15であった。
ポリブチレンテレフタレート(PBT;固有粘度0.8
5、融点232℃)を芯成分とし、繊維断面積比が芯/
鞘=60/40となるように、公知の偏心芯鞘複合繊維
用口金(260ホール)を用い吐出量720g/分で紡
糸し、1100m/分で巻き取り未延伸糸を得た。つい
で、得られた未延伸糸を50万デシテックスのトウにし
た後、70℃×90℃の2段温水延伸法にて4.4倍に
延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で捲縮を付与し
た後、50℃で熱処理を施してから51mmの繊維長に
切断し、熱接着性複合短繊維を得た。得られた繊維は、
単繊維繊度6デシテックス、捲縮数11山/25mm、
捲縮率8%であった。
(PTT;固有粘度0.85、融点225℃)を用い2
90℃で溶融し、公知の中空丸断面紡糸口金(150ホ
ール)を用い、異方冷却方式で1200m/分の巻取速
度で未延伸糸を得た。次いで、得られた未延伸糸を50
万デシテックスのトウにした後、70℃×90℃の二段
温水延伸法にて2.46倍に延伸した。この延伸糸を押
込み型捲縮機で捲縮を付与した後、64mmの繊維長に
切断し、135℃で弛緩熱収縮処理を施して、3次元ク
リンプを有するポリトリメチレンテレフタレート短繊維
を得た。得られた繊維は、単繊維繊度12デシテック
ス、捲縮数8山/25mm、捲縮率30%であった。
レンテレフタレート短繊維とを表1記載の割合で混綿
し、ローラーカード機に2回通過させて混綿ウェブを得
た。このウェブを一定の密度になるように型枠に入れ、
循環式熱風乾燥機で180℃×15分間の熱処理を行
い、密度0.04g/cm3、厚さ5cmの繊維構造体
を得た。得られた繊維構造体はソフトで風合は良好であ
った。該繊維構造体の特性を評価した結果を表1に示
す。
複合繊維における成分E(鞘)/成分P(芯)の断面積
比率、又は、繊維構造体における熱接着性複合短繊維と
ポリトリメチレンテレフタレート短繊維との混率を表1
のように変更した以外は、実施例1と同様にして繊維構
造体を得た。該繊維構造体の特性を評価した結果を表1
に示す。
(P)を、ポリブチレンテレフタレートからポリエチレ
ンテレフタレート(PET;固有粘度0.64、融点2
56℃)に代えて、実施例1と同様の製造条件により、
熱接着性複合短繊維を得た。該短繊維は、単繊維繊度1
2デシテックス、捲縮数11山/25mm、捲縮率9%
であった。実施例1において、ポリブチレンテレフタレ
ートを芯成分(P)とする熱接着性複合短繊維に代え
て、上記熱接着性複合短繊維を用いた以外は、実施例1
と同様にして、繊維構造体を得た。得られた繊維構造体
はソフトで風合は良好であった。該繊維構造体の特性を
評価した結果を表1に示す。
(PET;固有粘度0.64、融点256℃)とポリト
リメチレンテレフタレート(PTT;固有粘度0.8
5、融点225℃)とを公知のサイドバイサイド型複合
繊維(260ホール)を用い吐出量比1:1、吐出量7
20g/分で紡糸し、800m/分で巻き取り未延伸糸
を得た。ついで、得られた未延伸糸を50万デシテック
スのトウにした後、70℃×90℃の2段温水延伸法に
て2.8倍に延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で
捲縮を付与した後、120℃で弛緩熱収縮処理を施して
から64mmの繊維長に切断し、3次元捲縮を有する立
体捲縮綿繊維を得た。得られた繊維は、単繊維繊度10
デシテックス、捲縮数10山/25mm、捲縮率7%で
あった。実施例1において、ポリトリメチレンテレフタ
レート短繊維の代わりに、上記複合繊維を用いた以外
は、実施例1と同様にして繊維構造体を得た。得られた
繊維構造体はソフトで風合は良好であった。該繊維構造
体の特性を評価した結果を表1に示す。
ート(固有粘度0.85、融点225℃)とポリトリメ
チレンテレフタレート(固有粘度0.66、融点222
℃)とを公知のサイドバイサイド型複合繊維(260ホ
ール)を用い吐出量比1:1、吐出量720g/分で紡
糸し、800m/分で巻き取り未延伸糸を得た。つい
で、得られた未延伸糸を50万デシテックスのトウにし
た後、70℃×90℃の2段温水延伸法にて2.8倍に
延伸した。この延伸糸を押込み型捲縮機で捲縮を付与し
た後、120℃で弛緩熱収縮処理を施してから64mm
の繊維長に切断し、3次元捲縮を有する立体捲縮綿繊維
を得た。得られた繊維は、単繊維繊度10デシテック
ス、捲縮数11山/25mm、捲縮率25%であった。
実施例1において、ポリトリメチレンテレフタレート短
繊維の代わりに、上記複合繊維を用いた以外は、実施例
1と同様にして繊維構造体を得た。得られた繊維構造体
はソフトで風合は良好であった。得られた繊維構造体
は、比較例2は若干かためであったが、それ以外はソフ
トで風合が良好であった。該繊維構造体の特性を評価し
た結果を表1に示す。
(PET;固有粘度0.64、融点256℃)から、実
施例1のポリトリメチレンテレフタレート短繊維と同様
の製造条件により、3次元クリンプを有するポリエチレ
ンテレフタレート短繊維を得た。該短繊維は、単繊維繊
度12デシテックス、捲縮数10山/25mm、捲縮率
31%であった。実施例1において、トリメチレンテレ
フタレート短繊維の代わりに、上記ポリエチレンテレフ
タレート短繊維を用いた以外は、実施例1と同様にし
て、繊維構造体を得た。得られた繊維構造体は実施例1
のものより風合は固めであった。該繊維構造体の特性を
評価した結果を表1に示す。
ステル系エラストマー及びポリエステルからなる熱接着
性複合短繊維と、ポリトリメチレンテレフタレート系ポ
リエステル短繊維又はこれを少なくとも一成分とする複
合短繊維とを組み合わせているため、風合が良好で、弾
力性が高く、且つ繰り返し応力に対する耐久性も著しく
改善されている。このため、本発明の繊維構造体は、寝
装具、家具、車輌資材(クッション材、天井材、防護
材)、衣料、フィルター材、建築/土木資材、農業資
材、衛生材料などに好適に用いることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 熱接着性複合短繊維とポリエステル系短
繊維とからなり、該熱接着性複合短繊維と該ポリエステ
ル系短繊維とが重量比で5:95〜70:30である繊
維構造体であって、該熱接着性複合短繊維が、熱可塑性
ポリエステル系エラストマー(E)と、該エラストマー
よりも融点が10℃以上高いポリエステル(P)とを、
繊維横断面においてE:P=20:80〜80:20の
面積比率で、且つ該エラストマー(E)の少なくとも一
部が繊維表面に露出するように配してなるポリエステル
系複合繊維であり、該ポリエステル系短繊維がポリトリ
メチレンテレフタレート系ポリエステル繊維又はポリト
リメチレンテレフタレート系ポリエステルを少なくとも
一成分とする複合繊維であり、且つ該熱接着性複合短繊
維と該ポリエステル系短繊維との接触点及び/又は熱接
着性複合短繊維同士の接触点の少なくとも一部に熱固着
点が形成されていることを特徴とする繊維構造体。 - 【請求項2】 熱可塑性ポリエステル系エラストマー
(E)が、ハードセグメント成分とソフトセグメント成
分との共重合割合(重量比)を95:5〜20:80と
するポリエーテルエステル系ブロック共重合体であり、
該ハードセグメント成分が、主たる酸成分を40〜10
0モル%のテレフタル酸及び0〜50モル%のイソフタ
ル酸とし、主たるグリコール成分を1,4−ブタンジオ
ールとするポリエステルであり、該ソフトセグメント成
分が、平均分子量400〜5000のポリ(アルキレン
オキシド)グリコールである請求項1記載の繊維構造
体。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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