JP2006143294A - スリーブ装置、その平面板及びその加工方法 - Google Patents

スリーブ装置、その平面板及びその加工方法 Download PDF

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Masahide Fujita
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Abstract

【課題】極度の荷重が掛かったとしても、容易に押し潰されない強固なスリーブ装置、その平面板、及びその加工方法を得ること。
【解決手段】本発明の第1実施例のスリーブ装置10Aは、所定の長さと高さの平行な一対の側面板Sb、Sdと、これら両側面板Sb、Sdに対して上下平行な一対の平面板Sa、Scと、これら平面板Sa、Scと前記側面板Sb、Sdとの間に垂直に、前記両側面板Sb、Sdの一側面板Sdの長さを一辺とし、他の一側面板Sbに頂点が接する三角形の波形を形成する一対の斜め側面板Sh、Sgと、これら一対の側面板Sh、Sgの近傍に形成されて係合舌片Faとを備えて構成されているスリーブ本体10a、10bからなり、両者を連結平面板11で連結されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、簡単な構造で、より一層耐圧強度を増加させることができるスリーブ装置、その平面板及びその加工方法に関するものである。
重量物製品の緩衝体として、また耐圧強度を必要とする空間を埋めるために、段ボールを代表とする紙、プラスチック製シートを断面四辺形に折り曲げて形成したスリーブ装置が用いられている。その幾つかの従来の補強が施されたスリーブ装置の構造を、以下、図を用いて説明する。
図13は従来技術の第1例のスリーブ装置を示していて、同図Aはその構成部品の斜視図、同図Bは組み立てた後の好ましくない状態を示した透視図、そして図14は従来技術の第2例のスリーブ装置を示した斜視図である。
先ず、図13に示した従来の第1例のスリーブ装置について説明する。このスリーブ装置100Aは、例えば、段ボールを四角形に折り曲げて形成された角形筒本体102の両端開口部に、断面コの字形に折り曲げた段ボール製の補強材103を挿入し(同図B)、角形筒本体102が押し潰されないように補強したものである。
また、図14に示したスリーブ装置100Bは、前記断面コの字形補強材103の代わりに、段ボール製のL字状補強材4を角形筒本体102内に配置して補強するような構造を採っている。
更にまた、図14に示したスリーブ装置100Bは、角形筒本体102の側面に扇状の切り込み片を設け、角形筒本体102の内側へ押し込み、補強するような構造を採っている。
これらのスリーブ装置100A、100Bは原理的に示したものであるが、角形筒本体を補強するために角形構造の補強材を用いたスリーブ装置(緩衝装置)は、下記の[特許文献1]乃至[特許文献3]を挙げることができる。
特開平11−29134号(第1頁、要約) 特開平10−59426号(第1頁、要約) 特開平05−294366号(第1頁、要約)
しかし、図13に記したようなスリーブ装置100Aは、角形筒本体102にコの字形補強材103を保持させる作業が必要であり、作業性が下がる。また、個別の部品で構成されているためコストが高くなり、更に、それらの部品管理が必要となる。
そればかりか、スリーブ装置100Aとしては、角形筒本体102に荷重が掛かると、角形筒本体102の直角に折り曲げられている稜線部に傾きが生じ、同図Bに示したように、その内部に装着してあるコの字形補強材103が押し潰されてしまう。
また、図14に示したスリーブ装置100BもL字状補強材104のため、耐圧強度が不足で、一方の側面側が弱く、角形筒本体102に荷重が掛かると、押し潰されてしまう。
更にまた、図14に示したスリーブ装置100Bも一枚板のみの補強のため、耐圧強度が不足で、両方の側面側が弱く、角形筒本体102に荷重が掛かると押し潰されてしまう。
本発明は、これらの課題を解決しようとするものであって、極度の荷重が掛かったとしても、容易に押し潰されない強固なスリーブ装置、その平面板、及びその加工方法を得ることを目的とする。
それ故、本発明のスリーブ装置は、断面四辺形のスリーブ本体内に、そのスリーブ本体内の相対向する2平面板に接するように波形の補強板が形成されて構成されていることを特徴とする。
そのスリーブ装置の細部の構成としては、所定の長さと高さの平行な一対の側面板と、それら両側面板に対して上下平行な一対の平面板と、それら平面板と前記側面板との間に垂直に、前記両側面板の一側板の長さを一辺とし、他の一側面板に頂点が接する三角形の波形を形成する一対の斜め側面板と、その一対の側面板の近傍に形成されて係合手段とを備えた構造体が形成されて構成されている。
また、そのスリーブ装置は、前記一対の所定の長さを幅とする所定の長さの平面板の両端部に前記構造体が形成されて構成されていることを特徴とす。
そしてまた、前記上下平行な一対の平面板の少なくとも一方の平面板に、前記波形の内方部分を開閉する開閉扉を形成することもできる。
更に、本発明のスリーブ装置用平面板は、組み立てれば、構造体の所定の長さとなる幅の一枚の板体からなり、その所定の長さの板体の一端辺から比較的長い幅の第1矩形板体を区切る第1折線と、その第1折線と反対側に平行な仮想線を想定し、その仮想線を基にして前記第1矩形板体の外側に形成されている第1係合舌片と、その第1折線に続く比較的短い幅の第2矩形板体を区切る第2折線と、その第2折線に続く比較的長い幅で、両端部付近に対称的に第2係合舌片と第3係合舌片とが形成されている第3矩形板体を区切る第3折線と、その第3折線に続く比較的短い幅の第4矩形板体を区切る第4折線と、その第4折線に続き、その長さを一辺とし、前記第3矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第1三角板体と、その第1三角板と前記第4板体との中間部に、それらにわたって形成されている第1係合孔と、前記第1三角板体の第1の傾斜辺を区切る第5折線と、前記第1三角板体の第2の傾斜辺を区切る第6折線と、前記第5折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第5矩形板体と、前記第6折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第6矩形板体と、前記第5矩形板体に続き、前記第5矩形板体を区切る第7折線と、前記第6矩形板体に続き、前記第6矩形板体を区切る第8折線と、その第7折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める一方の残余の面積を占める第2三角板体と、その第8折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める他方の残余の面積を占める第3三角板体と、前記第2三角板体に前記第2係合舌片が係合できる第2係合孔と、前記第3三角板体に前記第3係合舌片が係合できる第3係合孔とが形成されて構成されていることを特徴とする。
前記のスリーブ装置用平面板は、所定の幅及び長さの板体の両端部に形成して構成してもよい。
これらのスリーブ装置用平面板は、その前記第1三角板体に相当する面積部分の前記第1矩形板体及び前記第1三角板体に所定の面積の開閉扉となる舌片を形成して構成してもよい。或いは、前記第3矩形板体の前記第1三角板体が占める面積内に所定の面積の開閉扉となる舌片を形成して構成してもよい。
更に、本発明のスリーブ装置用平面板の加工方法は、所定の長さと幅を備えた一枚の板体に、その所定の長さの板体の一端辺から比較的長い幅の第1矩形板体を区切る第1折線と、その第1折線と反対側に平行な仮想線を想定し、その仮想線を基にして前記第1矩形板体の外側に形成されている第1係合舌片と、その第1折線に続く比較的短い幅の第2矩形板体を区切る第2折線と、その第2折線に続く比較的長い幅で、両端部付近に対称的に第2係合舌片と第3係合舌片とが形成されている第3矩形板体を区切る第3折線と、その第3折線に続く比較的短い幅の第4矩形板体を区切る第4折線と、その第4折線に続き、その長さを一辺とし、前記第3矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第1三角板体と、その第1三角板と前記第4矩形板体との中間部に、それらにわたって形成されている第1係合孔と、前記第1三角板体の第1傾斜辺を区切る第5折線と、前記第1三角板体の第2傾斜辺を区切る第6折線と、前記第5折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第5矩形板体と、前記第6折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第6矩形板体と、前記第5矩形板体に続き、前記第5矩形板体を区切る第7折線と、前記第6矩形板体に続き、前記第6矩形板体を区切る第8折線と、その第7折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める一方の残余の面積を占める第2三角板体と、その第8折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める他方の残余の面積を占める第3三角板体と、前記第2三角板体に前記第2係合舌片が係合できる第2係合孔と、前記第3三角板体に前記第3係合舌片が係合できる第3係合孔とが形成されて構成されているスリーブ装置用平面板を加工するに当たって、前記第7折線と前記第8折線とを中心にしてそれらの折線部分で前記第2三角板体と前記第3三角板体とを外側にほぼ直角に折り曲げる第1工程と、前記第5折線と前記第6折線とを中心にしてそれらの折線部分でそれぞれ前記第5矩形板体と前記第6矩形板体とを、前記第1工程とは逆の方向に、即ち、内側にほぼ直角に折り曲げる第2工程と、前記第4折線を中心にして前記折線部分で前記第1三角板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第3工程と、前記第3折線を中心にして前記折線部分で前記第4矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第4工程と、前記第1工程乃至前記4工程の加工により前記第2三角板体と前記第3三角板体とが前記第3矩形板体の両端部分に接面した場合に、前記第2係合舌片及び前記第3係合舌片をそれぞれ前記第2係合孔及び前記第3係合孔に差し込んで前記第2三角板体と前記第3三角板体とを前記第3矩形板体に係合させる第5工程と、前記第2折線を中心にして前記折線部分で前記第3矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第6工程と、前記第1折線を中心にして前記折線部分で前記第2矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第7工程と、前記第1係合舌片を前記第1係合孔に差し込んで前記折り曲げられた前記第1三角板体を前記第1矩形板体に接面した状態で係合させる第8工程とを含む工程からなる加工を施してスリーブ装置を形成することを特徴とする。
また、スリーブ装置用平面板の加工方法として、所定の幅及び長さの板体の両端部に、前記スリーブ装置用平面板が形成されているスリーブ装置用平面板に前記各種加工を施してスリーブ本体を形成し、スリーブ装置を形成するようにしてもよい。
そしてまた、スリーブ装置用平面板の加工方法として、前記第1三角板体に相当する面積部分の前記第1矩形板体及び前記第1三角板体に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されている前記スリーブ装置用平面板に前記各種加工を施してスリーブ装置を形成するようにしてもよい。
更にまた、スリーブ装置用平面板の加工方法は、前記第3矩形板体の前記第1三角板体が占める面積内に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されている前記スリーブ装置用平面板に前記各種加工を施してスリーブ装置を形成するようにしてもよい。
そして更にまた、本発明の他のスリーブ装置用平面板は、所定の長さと幅を備えた一枚の板体を幅方向に切り込みを入れて三区分した幅広の中央板体部と前記板体の両端縁から所定の幅狭の側面板体部と、前記中央板体部をその長さ方向に折り曲げ易くするために所定の幅で形成された第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線と、前記各折線で区切られた第1平面板、第2平面板、第3平面板、第4平面板及び第5平面板と、前記両側面板体部に、それらの長さ方向に所定の長さで第2折線、第3折線、第4平面板と前記第1平面板の両端部における前記両側面板体部の各連結部分に設けられた第4折線と、前記第5平面板の外縁に切り込みで形成されている複数の係合舌片と、前記中央板体部の前記第1折線に接し、前記中央板体部の前記第1平面板側に偏って前記複数の係合舌片がそれぞれ係合できる複数の開口部とが形成されて構成されていることを特徴とする。
そして更にまた、本発明の他のスリーブ装置用平面板の加工方法は、所定の長さと幅を備えた一枚の板体を幅方向に切り込みを入れて三区分した幅広の中央板体部と前記板体の両端縁から所定の幅狭の側面板体部と、前記中央板体部をその長さ方向に折り曲げ易くするために所定の幅で形成された第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線と、前記各折線で区切られた第1平面板、第2平面板、第3平面板、第4平面板及び第5平面板と、前記両側面板体部に、それらの長さ方向に所定の長さで第2折線、第3折線、第4平面板と前記第1平面板の両端部における前記両側面板体部の各連結部分に設けられた第4折線と、前記第5平面板の外縁に切り込みで形成されている複数の係合舌片と、前記中央板体部の前記第1折線に接し、前記中央板体部の前記第1平面板側に偏って前記複数の係合舌片がそれぞれ係合できる複数の開口部とが形成されて構成されているスリーブ装置用平面板を、前記両側面板体部を第1折線から前記第3折線まで波形板状に折り曲げる第1工程と、その波形板状に折り曲げられた前記両側面板体部を前記第4折線で前記第5平面板側にほぼ直角に折り曲げる第2工程と、前記中央板体部を、その前記第1折線から前記第4をそれぞれ直角に折り曲げて前記第1平面板を前記第5平面板の下面に折り重ねる第3工程と、前記第1平面板に形成されている前記複数の係合舌片を、前記第5平面板に形成されている複数の開口部にそれぞれ対応させて係合させる第4工程とを含む工程からなる加工を施してスリーブ装置を形成することを特徴とする。
従って、本発明のスリーブ装置によれば、相対向する2平面板に垂直に接するように波形の補強板が形成されていることにより、耐圧強度を増大させることができる。前記補強板の波形は多数存在させれば、なお一層耐圧強度を増大させることができ、その用途も広がる。
また、前記本発明の何れのスリーブ装置も、予め所要の折線、切り込み、孔が形成されている一枚の板体を基に製作できることから、部品点数は1点のみで、部品管理が極めて容易に行える。
更にまた、本発明の何れのスリーブ装置の加工方法も、一枚の板体に所要の折線、切り込み、孔が予め形成されていることから、本発明の何れのスリーブ装置も極めて容易に製作できる。
本発明のスリーブ装置によれば、
1.耐圧強度を増大できること
2.スリーブ状態を保持できること
3.スリーブ本体が形成されると、内部補強材も保持され、スリーブ本体と内部補強材と の強度が相乗的に増大させることができること
4.内部補強材がスリーブ本体と一体的になっていることから、コストダウン、作業性の 向上、部品管理が容易にできること
5.スリーブ本体の天面に開口部を設ければ、内部が仕切られていることから、アクセサ リ類の収納もできる包装装置としても利用することができる
など、数々の優れた効果が得られる。
本発明のスリーブ装置は、断面四辺形のスリーブ本体内に、そのスリーブ本体内の相対向する2平面板に波形の内部補強材が固定、形成されている構造でできている。その実施例のスリーブ装置、このスリーブ装置を形成するための一枚で出来た平面板、及びその加工方法を、以下、説明する。
図1は本発明の第1実施例のスリーブ装置の斜視図、図2は図1に示したスリーブ装置を組み立てるためのスリーブ装置用平面板の展開図、図3は図2に示したスリーブ装置用平面板の一方の端部に第1の加工を施した状態を示す斜視図、図4は図3に示したスリーブ装置用平面板の加工に続く第2の加工を施した状態を示す斜視図、図5は図4に示したスリーブ装置用平面板の加工に続く第3の加工を施して完成した本発明の第1のスリーブ装置の斜視図、図6は図1に示した第1実施例のスリーブ装置を主商品の緩衝装置として用いた一利用方法を示す分解斜視図、図7は図6に示した商品梱包構造の上面図、図8は本発明のスリーブ装置をラップアラウンドカートンとして用いた利用方法を示す斜視図、図9は本発明のスリーブ装置を収納箱として用いた利用方法を示す斜視図、図10は本発明の第2実施例のスリーブ装置を加工する工程を示していて、同図Aはそのスリーブ装置用平面板の展開斜視図、同図Bは同図Aのスリーブ装置用平面板を加工した途中の状態を示した斜視図、同図Cは本発明の第2実施例のスリーブ装置の完成斜視図、図11は図10Cに示したスリーブ装置を係合側の裏面から見た斜視図、そして図12は図10Cに示したスリーブ装置の一使用例を示す斜視図である。
先ず、図1を用いて、本発明の第1実施例のスリーブ装置を説明する。
図1において、符号10Aは全体として本発明の第1実施例のスリーブ装置を指す。このスリーブ装置10Aは、連結平面板11の両端部にそれぞれスリーブ本体10aとスリーブ本体10bが形成された構造のものである。このスリーブ本体10aは、断面四辺形のスリーブ本体10a内に、そのスリーブ本体10a内の相対向する平行な2側面板Sb、Sdに接するように波形の、この実施例では三角板の補強板が形成されている。
詳しくは、スリーブ本体10aは、所定の長さと高さの平行な一対の側面板Sb、Sdと、これら両側面板Sb、Sdに対して上下平行な一対の平面板Sa、Scと、これら両平面板Sa、Scと側面板Sb、Sdとの間に垂直に、両側面板Sb、Sdの一側面板Sdの長さを一辺とし、他の一側面板Sbに頂点が接する三角形の波形を形成する一対の斜め側面板Sf、Sgと、これら一対の側面板Sf、Sgの近傍に形成されて係合手段である第2係合舌片Fbと第3係合舌片Fcとを、第2三角板体Sh及び第3三角板体Si(図3)の第2係合孔hb及び第3係合孔hcにそれぞれ内部に折り曲げて、第2三角板体Sh及び第3三角板体Siが平面板Scに係合させ(図4)、固定された構造体となっている。
図1において左側のスリーブ本体10bも同様の構造体であるので、その説明を省略する。
前記のスリーブ装置は、図2に展開図として示した一枚のスリーブ装置用平面板を折り込み加工を施すことにより形成することができる。
先ず、図2に示したスリーブ装置用平面板の構成、構造を説明する。図2において、符号1Aは全体として本発明の第1実施例のスリーブ装置用平面板を指す。このスリーブ装置用平面板1Aは、予め、各種の切り込み、孔、折線などの加工が施されてある。以下、それらを説明するが、中心線Cを中心にして左右対称であるので、図2において右半分のみに符号を付して説明する。
一枚の板体2の先端部を除く部分の幅Waは、このスリーブ装置用平面板1Aを組み立てれば、その構造体の所定の長さLaとなる幅である。前記中心線Cから所定の長さLaを開けた位置に仮想線Lbを想定し、この仮想線Lbから比較的長い幅Wb(スリーブの奥行きDaとなる)を以て第1矩形板体Saを区切る第1折線Lcと、前記仮想線Lbを基にして第1矩形板体Saの外側に切り込みを入れて形成されている第1係合舌片Faと、この第1折線Lcに続く比較的短い幅Wc(スリーブの高さHaとなる)の第2矩形板体Sbを区切る第2折線Ldと、この第2折線Ldに続く比較的長い幅Wb(前記幅Wbと同一、スリーブの奥行きDaとなる)で、両端部付近に対称的に切り込みを入れて第2係合舌片Fbと第3係合舌片Fcとが形成されている第3矩形板体Scを区切る第3折線Leと、この第3折線Leに続く比較的短い幅Wc(前記幅Wcと同一、スリーブの高さHaとなる)の第4矩形板体Sdを区切る第4折線Lfと、この第4折線Lfに続き、その長さを一辺とし、前記第3矩形板体Scの長さWbとほぼ同一の長さWbを高さとする第1三角板体Seと、この第1三角板Seと前記第4矩形板体Sdとの中間部に、それらにわたって形成されている第1係合孔ha(第4矩形板体Sd側に広い面積で開けられている)と、前記第1三角板体Seの第1傾斜辺を区切る第5折線Lgと、前記第1三角板体の第2傾斜辺を区切る第6折線Lhと、第5折線Lgに続き、第2矩形板体Sb及び第4矩形板体Sdの長さWcとほぼ同一の長さWcを高さとする第5矩形板体Sfと、第6折線Lhに続き、第2矩形板体Sb及び第4矩形板体Sdの長さWcとほぼ同一の長さWcを高さとする第6矩形板体Sgと、第5矩形板体Sfに続き、その第5矩形板体Sfを区切る第7折線Liと、第6矩形板体Sgに続き、その第6矩形板体Sgを区切る第8折線Ljと、この第7折線Liの長さを底辺とし、第1矩形板体Saまたは第3矩形板体Scの面積に対する第1三角板体Seが占める一方の残余の面積を占める第2三角板体Shと、この第8折線Ljの長さを底辺とし、第1矩形板体Saまたは第3矩形板体Scの面積に対する第1三角板体Seが占める他方の残余の面積を占める第3三角板体Siと、第2三角板体Shに第2係合舌片Fbが係合できる第2係合孔hbと、第3三角板体Siに第3係合舌片Fcが係合できる第3係合孔hcとが形成されている。
次に、図3乃至図5を参照しながら、前記のスリーブ装置用平面板1Aを加工して、本発明のスリーブ装置を得る加工方法を説明する。
先ず、第7折線Liと第8折線Ljとを中心にしてそれらの折線部分で第2三角板体Shと第3三角板体Siとを外側(紙面に対して裏側)にほぼ直角に折り曲げ、続いて第5折線Lgと第6折線Lhとを中心にして、それらの折線部分でそれぞれ第5矩形板体Sfと第6矩形板体Sgとを、前記折り曲げとは逆の方向(紙面に対して表側)に、即ち、内側にほぼ直角に折り曲げる。そうすると、図3に示したような構造のものが得られる。
次に、第4折線Lfと第3折線Leとを中心にして、これらの折線Lf、Le部分で第1三角板体Seを前記の内側にほぼ180度に折り曲げ、前記の各加工により第2三角板体Shと第3三角板体Siとが第3矩形板体Scの両端部分に接面した場合に、第2係合舌片Fbと第3係合舌片Fcとをそれぞれ第2係合孔hbと第3係合孔hcに差し込んで、第2三角板体Shと第3三角板体Siとを第3矩形板体Scに係合、固定させる。そうすると図4に示したような構造のものが得られる。
続いて更に第2折線Ldを中心にして、この折線Ld部分で第3矩形板体Scを前記の内側にほぼ直角に折り曲げ、そして第1折線Lcを中心にして、この折線Lc部分で第2矩形板体Sbを前記の内側にほぼ直角に折り曲げ、そして更に、第1係合舌片Faを第1係合孔haに差し込んで、前記のように折り曲げられた第1三角板体Seを第1矩形板体Saに接面した状態で係合させると、図5に示したようなスリーブ本体10aが得られる。
以上、説明したような加工を他の半分側のスリーブ装置用平面板1Aに適用すれば、他方の端部にも、図5に示したようなスリーブ本体10aとは対称的なスリーブ本体10bが得られる。即ち、図1に示した本発明の第1実施例のスリーブ装置10Aが完成する。このスリーブ装置10Aは両スリーブ本体10a、10b自体が容易に変形しない上、強い緩衝性を備え、その上、連結平面板11の両端に形成されているため、連結平面板11のみならず全体として良好な弾性を備えている。連結平面板11を短くするほど、強い弾性力が得られる。
このような性質を利用した本発明のスリーブ装置10の使用例を図6及び図7に示した。スリーブ装置10は連結平面板11の両端にスリーブ本体10a、10bが形成されていることから、連結平面板11自体に弾性が生じる。この性質を利用して、図6及び図7に示したように、少々重量のある商品G、例えば、ノートパソコンなど、特に後部に重い電子部品などが配設されているような商品GをカートンボックスBなどに収納する場合に有用である。
先ず、図7に示したように、カートンボックスB内の前後に、図6に展開図で示したように、フロントベースクッション31とリアベースクッション32とを置き、その上に商品Gを置き、次に、その商品Gの上面の前方の左右にそれぞれフロントパネルクッション33l、33rを載せ、更に、商品Gの上面後方の左右にそれぞれリアパネルクッション34l、34rを載せている。そして図7に示したように、商品Gに後方とカートンボックスBの裏板との間に、本発明のスリーブ装置10Aを介在させる。
このように後部に重い電子部品などが配設されているような商品Gを梱包することによって、商品Gの後部をリアベースクッション32、リアパネルクッション34l、34rのみでなく、前記のような弾性力を備えた本発明のスリーブ装置10Aでも商品Gを後方から加えられる衝撃から保護することができる。
また、図5において、仮想線Lbで連結平面板11を切断すると、図8に示したような耐圧強度の高いラップアラウンドカートン20が得られる。電子部品、機械部品のみならず、商品の付属品や、その他装飾品などの商品Gaを損傷することなく、三角形の空間21内に包み込むことができる。
更にまた、図9に示したように、図5における仮想線Lbで連結平面板11を切断したように、前記の組立方法で本発明の収納箱40を形成することができる。この収納箱40の三角形で仕切られた空間41の上面板42に蓋43とこの蓋43で閉鎖できる開口部44と設ければ、その三角形で区切られた空間内部に物品Gaを収納することができる。
本発明のスリーブ装置10Aを作成する過程で、図8及び図9に示したように、両スリーブ本体10a、10bを少々加工して、それらの内部に商品Gの付属品などの関連する物品Gaを収納することもできる。
図1に示した本発明の第1実施例のスリーブ装置10Aのスリーブ本体10a、10bには、波形の三角形が1個だけ形成されたものであるが、この三角形状を複数個連結した波形でより一層耐圧強度を増大させたスリーブ装置10B(図10C、図11)を一枚の段ボールやプラスチック製シートなどで製作することができる。
先ず、図10Aに示したように、本発明の第2実施例のスリーブ装置用平面板1Bは、所定の長さLと幅Wを備えた一枚の板体51から構成されている。この板体51を幅方向に切り込みを入れて三区分し、広い幅Waの中央板体部52と板体51の両端縁から狭い幅Wbの第1側面板体部53と第2側面板体部54とに分ける。
そして中央板体部51をその長さ方向に折り曲げ易くするために所定の幅、この実施例では幅Wcと幅Wd(Wc>Wd)とで交互に形成された第1折線La、第2折線Lb、第3折線Lc及び第4折線Ldと、これらの折線La、Lb、Lc、Ldで区切られた第1平面板Sa、第2平面板Sb、第3平面板Sc、第4平面板Sd及び第5平面板Seと、第1側面板体部52及び第2側面板体部53に、それらの長さ方向に所定の長さLwで第1折線Le、第2折線Lf、第3折線Lgと、第1平面板Saの両端部における両側面板体部53、54の各連結部分に設けられた第4折線Lhと、第5平面板Seの外縁に切り込みで形成されている複数の係合舌片Fa、Fb、Fcと、第1折線Laに接し、第1平面板Sa側に偏って前記複数の係合舌片Fa、Fb、Fcがそれぞれ係合できる複数の開口部Ha、Hb、Hcとが形成されている。
次に、このスリーブ装置用平面板1Bを用いて、本発明の第2実施例のスリーブ装置10Bを形成する加工方法を、図10及び図11を参照しながら説明する。
先ず、図10Bに示したように、第1側面板体部53及び第2側面板体部54を折線Leで、例えば、45度の角度で折り曲げて起こし、続いて折線Lfで逆方向に、例えば、45度の角度で折り曲げ、更に折線Lgで逆方向に、例えば、45度の角度で折り曲げて、それらの波形板状に折り曲げられた第1側面板体部53と第2側面板体部54とを折線Lhの部分で第1平面板Sa側にほぼ直角に折り曲げ、それらの先端部を付き合わせる。この突き合わせ部分Jを接着剤で接着してもよい。
次に、中央板体部51の第2平面板Sbを第1折線Laで直角に折り曲げ、続いて第3平面板Scを第2折線Lbで直角に折り曲げ、更に続いて第4平面板Sdを第3折線Lcで直角に折り曲げ、そして更に続いて第5平面板Seを第4折線Ldで直角に折り曲げて、この第5平面板Seを第1平面板Saの下面に折り重ねる。
この第5平面板Seを第1平面板Saの下面に折り重ねる場合に、第5平面板Seに形成されている複数の係合舌片Fa、Fb、Fcを起こして、第1平面板Sa側に形成されている複数の開口部Ha、Hb、Hcにそれぞれ対応させて差し込み、係合させながら両平面板を重ね合わせる。
このような加工により、図10C及び図11に示したように、本発明の第2実施例のスリーブ装置10Bを完成させることができる。
このスリーブ装置10Bは、下面の第1平面板Saと上面の第3平面板とで複数の三角形状の波形板が垂直状態で挟まれた構造で構成されているので、上下方向に大きな荷重が掛かっても、容易に潰れることはない。
従って、このスリーブ装置10Bを重量物であるパレットなどのケタに使用することができ、また、図12に示したように、重量製品Gbの保持材、緩衝材などにも、安価な部材として使用することができる。
前記の第2実施例のスリーブ装置10Bにおいては、第1平面板Sa、第3平面板Sc、及び第5平面板Seを幅Wcで、第2平面板Sb及び第4平面板Sdを幅Wd(Wc>Wd)で形成したが、何れの平面板も同一の幅で形成してもよく、同一の幅で形成すれば、断面が正方形のスリーブ装置を製作することができる。
また、スリーブ装置を製作するために使用できる材料としては、段ボールを代表とする紙、プラスチック製シートなどを用いることができることを付言しておく。
本発明は、梱包産業、製紙産業、容器産業などの業界で利用することができる。
本発明の第1実施例のスリーブ装置の斜視図である。 図1に示したスリーブ装置を組み立てるためのスリーブ装置用平面板の展開図である。 図2に示したスリーブ装置用平面板の一方の端部に第1の加工を施した状態を示す斜視図である。 図3に示したスリーブ装置用平面板の加工に続く第2の加工を施した状態を示す斜視図である。 図4に示したスリーブ装置用平面板の加工に続く第3の加工を施して完成した本発明の第1のスリーブ装置の斜視図である。 図1に示した第1実施例のスリーブ装置を主商品の緩衝装置として用いた一利用方法を示す分解斜視図である。 図6に示した商品梱包構造の上面図である。 本発明のスリーブ装置をラップアラウンドカートンとして用いた利用方法を示す斜視図である。 本発明のスリーブ装置を収納箱として用いた利用方法を示す斜視図である。 本発明の第2実施例のスリーブ装置を加工する工程を示していて、同図Aはそのスリーブ装置用平面板の展開斜視図、同図Bは同図Aのスリーブ装置用平面板を加工した途中の状態を示した斜視図、同図Cは本発明の第2実施例のスリーブ装置の完成斜視図である。 図10Cに示したスリーブ装置を係合側の裏面から見た斜視図である。 図10Cに示したスリーブ装置の一使用例を示す斜視図である。 従来技術の第1例のスリーブ装置を示していて、同図Aはその構成部品の斜視図、同図Bは組み立てた後の好ましくない状態を示した透視図である。 従来技術の第2例のスリーブ装置を示した斜視図である。
符号の説明
1A…本発明の第1実施例のスリーブ装置用平面板、1B…本発明の第2実施例のスリーブ装置用平面板、10A…本発明の第1実施例のスリーブ装置、10a,10b…スリーブ本体、11…連結平面板、20…ラップアラウンドカートン、21…空間、40…収納箱、41…空間、42…上面板、43…蓋、44…開口部、51…板体、52…中央板体部、53…第1側面板体部、54…第2側面板体部、B…カートンボックス、G,Ga…商品、Gb…重量製品、Fa,Fb,Fc…係合舌片、ha,hb,hc…係合孔

Claims (14)

  1. 断面四辺形のスリーブ本体内に、該スリーブ本体内の相対向する2平面板に接するように波形の補強板が形成されて構成されていることを特徴とするスリーブ装置。
  2. 所定の長さと高さの平行な一対の側面板と、
    該両側面板に対して上下平行な一対の平面板と、
    該平面板と前記側面板との間に垂直に、前記両側面板の一側板の長さを一辺とし、他の一側面板に頂点が接する三角形の波形を形成する一対の斜め側面板と、
    該一対の側面板の近傍に形成されて係合手段と
    を備えて構成されている構造体からなるスリーブ装置。
  3. 前記一対の所定の長さを幅とする所定の長さの平面板の両端部に前記構造体が形成されて構成されていることを特徴とする請求項2に記載のスリーブ装置。
  4. 前記上下平行な一対の平面板の少なくとも一方の平面板に、前記波形の内方部分を開閉する開閉扉が形成されていることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3に記載のスリーブ装置。
  5. 組み立てれば、構造体の所定の長さとなる幅の一枚の板体からなり、
    該所定の長さの板体の一端辺から比較的長い幅の第1矩形板体を区切る第1折線と、
    該第1折線と反対側に平行な仮想線を想定し、該仮想線を基にして前記第1矩形板体の外側に形成されている第1係合舌片と、
    該第1折線に続く比較的短い幅の第2矩形板体を区切る第2折線と、
    該第2折線に続く比較的長い幅で、両端部付近に対称的に第2係合舌片と第3係合舌片とが形成されている第3矩形板体を区切る第3折線と、
    該第3折線に続く比較的短い幅の第4矩形板体を区切る第4折線と、
    該第4折線に続き、その長さを一辺とし、前記第3矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第1三角板体と、
    該第1三角板と前記第4板体との中間部に、それらにわたって形成されている第1係合孔と、
    前記第1三角板体の第1の傾斜辺を区切る第5折線と、
    前記第1三角板体の第2の傾斜辺を区切る第6折線と、
    前記第5折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第5矩形板体と、
    前記第6折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第6矩形板体と、
    前記第5矩形板体に続き、前記第5矩形板体を区切る第7折線と、
    前記第6矩形板体に続き、前記第6矩形板体を区切る第8折線と、
    該第7折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める一方の残余の面積を占める第2三角板体と、
    該第8折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める他方の残余の面積を占める第3三角板体と、
    前記第2三角板体に前記第2係合舌片が係合できる第2係合孔と、
    前記第3三角板体に前記第3係合舌片が係合できる第3係合孔と
    が形成されて構成されていることを特徴とするスリーブ装置用平面板。
  6. 所定の幅及び長さの板体の両端部に請求項5に記載のスリーブ装置用平面板が形成されて構成されていることを特徴とするスリーブ装置用平面板。
  7. 前記第1三角板体に相当する面積部分の前記第1矩形板体及び前記第1三角板体に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されて構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスリーブ装置用平面板。
  8. 前記第3矩形板体の前記第1三角板体が占める面積内に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されて構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6に記載のスリーブ装置用平面板。
  9. 所定の長さと幅を備えた一枚の板体に、
    該所定の長さの板体の一端辺から比較的長い幅の第1矩形板体を区切る第1折線と、
    該第1折線と反対側に平行な仮想線を想定し、該仮想線を基にして前記第1矩形板体の外側に形成されている第1係合舌片と、
    該第1折線に続く比較的短い幅の第2矩形板体を区切る第2折線と、
    該第2折線に続く比較的長い幅で、両端部付近に対称的に第2係合舌片と第3係合舌片とが形成されている第3矩形板体を区切る第3折線と、
    該第3折線に続く比較的短い幅の第4矩形板体を区切る第4折線と、
    該第4折線に続き、その長さを一辺とし、前記第3矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第1三角板体と、
    該第1三角板と前記第4矩形板体との中間部に、それらにわたって形成されている第1係合孔と、
    前記第1三角板体の第1傾斜辺を区切る第5折線と、
    前記第1三角板体の第2傾斜辺を区切る第6折線と、
    前記第5折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第5矩形板体と、
    前記第6折線に続き、前記第2矩形板体及び前記第4矩形板体の長さとほぼ同一の長さを高さとする第6矩形板体と、
    前記第5矩形板体に続き、前記第5矩形板体を区切る第7折線と、
    前記第6矩形板体に続き、前記第6矩形板体を区切る第8折線と、
    該第7折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める一方の残余の面積を占める第2三角板体と、
    該第8折線の長さを底辺とし、前記第1矩形板体または第3矩形板体の面積に対する前記第1三角板体が占める他方の残余の面積を占める第3三角板体と、
    前記第2三角板体に前記第2係合舌片が係合できる第2係合孔と、
    前記第3三角板体に前記第3係合舌片が係合できる第3係合孔と
    が形成されて構成されているスリーブ装置用平面板を加工するに当たって、
    前記第7折線と前記第8折線とを中心にしてそれらの折線部分で前記第2三角板体と前記第3三角板体とを外側にほぼ直角に折り曲げる第1工程と、
    前記第5折線と前記第6折線とを中心にしてそれらの折線部分でそれぞれ前記第5矩形板体と前記第6矩形板体とを、前記第1工程とは逆の方向に、即ち、内側にほぼ直角に折り曲げる第2工程と、
    前記第4折線を中心にして前記折線部分で前記第1三角板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第3工程と、
    前記第3折線を中心にして前記折線部分で前記第4矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第4工程と、
    前記第1工程乃至前記4工程の加工により前記第2三角板体と前記第3三角板体とが前記第3矩形板体の両端部分に接面した場合に、前記第2係合舌片及び前記第3係合舌片をそれぞれ前記第2係合孔及び前記第3係合孔に差し込んで前記第2三角板体と前記第3三角板体とを前記第3矩形板体に係合させる第5工程と、
    前記第2折線を中心にして前記折線部分で前記第3矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第6工程と、
    前記第1折線を中心にして前記折線部分で前記第2矩形板体を前記の内側にほぼ直角に折り曲げる第7工程と、
    前記第1係合舌片を前記第1係合孔に差し込んで前記折り曲げられた前記第1三角板体を前記第1矩形板体に接面した状態で係合させる第8工程と
    を含む工程からなる加工を施してスリーブ装置を形成することを特徴とするスリーブ装置用平面板の加工方法。
  10. 所定の幅及び長さの板体の両端部に請求項5に記載のスリーブ装置用平面板が形成されているスリーブ装置用平面板に前記請求項9に記載の各種加工を施してスリーブ本体を形成し、スリーブ装置を得ることを特徴とするスリーブ装置用平面板の加工方法。
  11. 前記第1三角板体に相当する面積部分の前記第1矩形板体及び前記第1三角板体に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されている請求項5または請求項6に記載のスリーブ装置用平面板に前記請求項9に記載の各種加工を施してスリーブ装置を形成すことを特徴とするスリーブ装置用平面板の加工方法。
  12. 前記第3矩形板体の前記第1三角板体が占める面積内に所定の面積の開閉扉となる舌片が形成されている請求項5または請求項6に記載のスリーブ装置用平面板に前記請求項9に記載の各種加工を施してスリーブ装置を形成すことを特徴とするスリーブ装置用平面板の加工方法。
  13. 所定の長さと幅を備えた一枚の板体を幅方向に切り込みを入れて三区分した幅広の中央板体部と前記板体の両端縁から所定の幅狭の側面板体部と、
    前記中央板体部をその長さ方向に折り曲げ易くするために所定の幅で形成された第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線と、
    前記各折線で区切られた第1平面板、第2平面板、第3平面板、第4平面板及び第5平面板と、
    前記両側面板体部に、それらの長さ方向に所定の長さで第2折線、第3折線、第4平面板と前記第1平面板の両端部における前記両側面板体部の各連結部分に設けられた第4折線と、
    前記第5平面板の外縁に切り込みで形成されている複数の係合舌片と、
    前記中央板体部の前記第1折線に接し、前記中央板体部の前記第1平面板側に偏って前記複数の係合舌片がそれぞれ係合できる複数の開口部と
    が形成されて構成されていることを特徴とするスリーブ装置用平面板。
  14. 所定の長さと幅を備えた一枚の板体を幅方向に切り込みを入れて三区分した幅広の中央板体部と前記板体の両端縁から所定の幅狭の側面板体部と、
    前記中央板体部をその長さ方向に折り曲げ易くするために所定の幅で形成された第1折線、第2折線、第3折線及び第4折線と、
    前記各折線で区切られた第1平面板、第2平面板、第3平面板、第4平面板及び第5平面板と、
    前記両側面板体部に、それらの長さ方向に所定の長さで第2折線、第3折線、第4平面板と前記第1平面板の両端部における前記両側面板体部の各連結部分に設けられた第4折線と、
    前記第5平面板の外縁に切り込みで形成されている複数の係合舌片と、
    前記中央板体部の前記第1折線に接し、前記中央板体部の前記第1平面板側に偏って前記複数の係合舌片がそれぞれ係合できる複数の開口部と
    が形成されて構成されているスリーブ装置用平面板を、
    前記両側面板体部を第1折線から前記第3折線まで波形板状に折り曲げる第1工程と、
    該波形板状に折り曲げられた前記両側面板体部を前記第4折線で前記第5平面板側にほぼ直角に折り曲げる第2工程と、
    前記中央板体部を、その前記第1折線から前記第4をそれぞれ直角に折り曲げて前記第1平面板を前記第5平面板の下面に折り重ねる第3工程と、
    前記第1平面板に形成されている前記複数の係合舌片を、前記第5平面板に形成されている複数の開口部にそれぞれ対応させて係合させる第4工程と
    を含む工程からなる加工を施してスリーブ装置を形成することを特徴とするスリーブ装置用平面板の加工方法。
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JP2010149872A (ja) * 2008-12-24 2010-07-08 Kyocera Mita Corp 部材構造
CN109051336A (zh) * 2018-08-02 2018-12-21 珠海格力电器股份有限公司 一种包装垫板及使用该包装垫板的包装方法

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