JP2006137263A - 車両の走行安全装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中に、非実行状態に比べて安全装置が作動し易いように作動部64の制御内容を変更する。制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中での安全装置の作動開始時期を、非実行状態での作動開始時期に比べて、より早期の値に変更する。制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中でのブレーキアクチュエータ15の作動下限速度または作動下限横加速度を、非実行状態での作動下限速度または作動下限横加速度に比べて、より小さな値に変更する。制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中でのブレーキアクチュエータ15による減速度を、非実行状態での減速度に比べて、より小さな値に変更する。
【選択図】 図1
Description
また、例えば、カメラの撮影画像にて検知された走行路に沿って自車両を走行させるようにして運転者の操舵力を補助する操舵アシストトルクを出力する際に、操舵アシストトルクを走行路の形状および自車両の現在位置の各検出値に係るパラメータに基づき設定する車両用操舵制御装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、操向制御の実行時に車両の進行方向前方に存在するカーブを通過する際に、操向制御と安全装置の作動とを協調的に適切に制御することが可能な車両の走行安全装置を提供することを目的としている。
さらに、請求項4に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、操向制御手段により設定された上限値に対応する速度以上または横加速度以上の値に設定することにより、操向制御の実行中に安全装置が過剰に作動してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項5に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、操向制御の実行中に自車両がカーブを通過する場合であっても、例えば自車両がカーブから逸脱してしまうことを防止することができる。
さらに、請求項7に記載の本発明の車両の走行安全装置によれば、安全装置が作動し易いように設定した状態で、減速装置により過剰な減速が行われてしまうことを防止することができる。
なお、撮影装置17は、例えば可視光領域や赤外線領域にて撮像可能なCCDカメラやC−MOSカメラ等からなるカメラ17aおよび画像処理部17bを備えて構成され、カメラ17aは、例えばフロントウィンドウの車室内側でルームミラー近傍の位置に配置され、フロントウィンドウ越しに自車両の進行方向前方の所定検知範囲の外界を撮影する。画像処理部17bは、カメラ17aにより撮影して得た画像に対して、例えばフィルタリングや二値化処理等の所定の画像処理を行い、画像データを生成して制御装置14へ出力する。
さらに、現在位置検出部21は、例えば人工衛星を利用して車両の位置を測定するためのGPS(Global Positioning System)信号や、例えば適宜の基地局を利用してGPS信号の誤差を補正して測位精度を向上させるためのD(Differential)GPS信号等の測位信号を受信する測位信号受信部31と、水平面内での自車両の向きや鉛直方向に対する傾斜角度(例えば、車両の前後方向軸の鉛直方向に対する傾斜角度や車両重心の上下方向軸回りの回転角であるヨー角等)および傾斜角度の変化量(例えば、ヨーレート等)を検出するジャイロセンサ32と、車両の速度(車速)を検出する車速センサ33とを備えて構成され、受信した測位信号によって、あるいは、車速やヨーレート等の検出信号に基づく自律航法の算出処理によって、車両の現在位置を算出する。
また、ナビゲーション処理部22は、例えば車両の経路探索や経路誘導等の処理を実行し、地図データ記憶部23から取得される道路データと共に、例えば目的地までの経路情報や各種の付加情報を表示部25へ出力する。
さらに、速度制御部41は、カーブ認識部61と、適正車速設定部62と、比較部63と、作動部64と、制御変更部65とを備えて構成されている。
例えばカーブ認識部61は、道路データの基礎となるノードつまり道路形状を把握するための点(例えば、図2に示す白抜き丸および黒丸)と、リンクつまり各ノードを結ぶ線(例えば、図2に示す白抜き丸および黒丸を結ぶ線)とに基づいて、カーブの形状を認識する。そして、例えばカーブの径や曲率および極性、カーブの長さ(カーブの深さ)、カーブの通過に要する旋回角等からなるカーブ形状値を算出し、適正車速設定部62へ出力する。
ここで、適正車速設定部62は、カーブ通過時に車両の横方向に発生する加速度(横加速度)を算出する横加速度算出部62aを備えている。すなわち、先ず、横加速度算出部62aは、カーブ認識部61にて認識されたカーブの形状に基づいて、このカーブを適正に通過する際に許容される横加速度(適正横加速度GyS)を算出する。次に、適正車速設定部62は、この横加速度を車両に発生させる車両の速度を算出し、この速度を適正速度VSとして設定する。
なお、カーブ通過時に自車両に許容される横加速度は、路面状況、タイヤの状況、積載の状態等により変化するため、これらを更に考慮して適正速度VSを設定するようにしてもよい。
また、認識されたカーブの形状の手前に上り勾配が存在する場合には、この勾配の大きさに応じて適正速度VSが増大傾向に変化するように設定される。
作動部64は、比較部63での比較結果に基づいてエンジン制御部42および変速制御部43およびブレーキ制御部44の作動を制御する。例えば、比較部63での比較結果において、車速センサ33にて検出した現在速度VPと適正車速設定部62にて設定した適正速度VSとが異なる場合、例えば検出された車両の現在速度VPが適正速度VSよりも高い状態等のように車両が適正車両状態にない場合には、警報装置を作動させて運転者の注意を喚起したり、ブレーキ制御部44を介してブレーキアクチュエータ15を作動させて自動的に車両を減速させる。
例えば図2に示すように、車両Aが速度V1(例えば、速度V1>適正速度VS)で走行している場合に、進行方向前方に存在するカーブCを適正に通過するためには、カーブCの入口位置CSにて車両の速度が適正速度VSとなるように設定する。
このとき、例えば所定の減速度GS(例えば、0.2G=0.2×9.8m/s2)にて、現在の速度V1(例えば、100km/h)から適正速度VS(例えば、40km/h)まで減速する場合には、減速に要する時間TはT=(V1−VS)/GSにより求められる。そして、この時間Tに基づいて、減速に要する距離つまり減速必要距離L0が算出され、カーブCの入口位置CSから、減速必要距離L0だけ手前の減速開始位置C0(図2に示す黒丸C0)が設定される。
すなわち、車両AがカーブCの手前に設定される警報開始位置CWに到達した時点、つまり車両Aの現在位置とカーブCの入口位置CSとの間の距離(減速対象地点間距離Ln)が、下記数式(1)に示すように設定される警報必要距離LWに等しくなった時点で警報を発する。
ここで、LKAS(lane keeping assistance system)制御部45は、LKAS制御モードとして、車両進行方向の道路上における走行区分線に沿って自車両を走行させるために必要とされるトルクのアシスト量を算出する。そして、所定の条件下において、このアシスト量をEPSアクチュエータ19に出力させるためのトルク指令をEPS制御部46に出力する。さらに、LKAS制御装置23は、例えば自車両が所定の走行領域内から逸脱した場合等には、例えば警報音や音声メッセージ等を出力するスピーカや、例えば警報表示を行うディスプレイや点灯するランプ等からなる警報装置16を介して警報を出力するように設定されている。
また、EPS制御部46は、例えば操舵トルクセンサ52にて検出された運転者から入力される操舵トルクに応じて、この操舵トルクを補助するパワーステアリング用のアシスト量を算出し、このアシスト量をEPSアクチュエータ18に出力させるためのトルク指令としてアシストトルクを算出し、EPSアクチュエータ18を駆動する。
なお、LKAS制御モードでのアシストトルクの出力や警報出力は、例えばターンシグナルスイッチからターンシグナルのオン状態が検出された場合に停止されるように設定されている。
なお、適正車速設定部62は、LKAS制御モードの実行中においてEPSアクチュエータ18から出力されるアシストトルクの上限値(例えば図4に示す上限トルクTH)に対応した上限速度VKHあるいは上限横加速度GyKHに対して、LKAS制御モードの実行有無に関わらずに、適正速度VSあるいは適正横加速度GySを、上限速度VKHまたは上限横加速度GyKH以上となるように設定する。
また、作動部64は、カーブ通過時に検出される自車両の現在速度VPまたは推定される現在横加速度GyPが、上限速度VKHまたは上限横加速度GyKH以下となるようにして、カーブ通過時の目標速度VO(≦VKH)あるいは目標横加速度GO(≦GyKH)を設定する。そして、カーブ通過時に検出される自車両の現在速度VPまたは推定される現在横加速度GyPが、目標速度VO(≦VKH)あるいは目標横加速度GyO(≦GyKH)と同等になるようにしてブレーキアクチュエータ15を作動させる。
また、制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中でのブレーキアクチュエータ15の作動下限速度または作動下限横加速度を、LKAS制御モードの非実行状態でのブレーキアクチュエータ15の作動下限速度または作動下限横加速度に比べて、より小さな値に変更する。
また、制御変更部65は、LKAS制御モードの実行中でのブレーキアクチュエータ15により発生する減速度を、LKAS制御モードの非実行状態でのブレーキアクチュエータ15により発生する減速度に比べて、より小さな値に変更する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS12に進む。
次に、ステップS12においては、安全装置の作動対象であるカーブのカーブ形状を算出する。ここでは、例えば減速制御の作動対象となる地点(減速対象地点)、つまりカーブ認識部61にて認識したカーブの入口位置CSを、例えば地図データ記憶部23に記憶された道路データ等に基づき算出する。
そして、ステップS13においては、現在位置検出部21にて検出した自車両の現在位置から減速制御の作動対象となる地点(例えば、カーブの入口位置CS)までの距離、つまり減速対象地点間距離Lmを算出する。
次に、ステップS15においては、カーブ通過時の目標速度VO(≦VKH)(または目標横加速度GO(≦GKH))を設定する。
次に、ステップS16においては、カーブ通過時に検出される自車両の現在速度VP(または推定される現在横加速度GyP)が、目標速度VO(≦VKH)(または目標横加速度GO(≦GKH))と同等になるように減速させる際に必要とされる必要減速度Gxを算出する。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS21に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS18に進む。
そして、ステップS18においては、この時点での適正速度VS(または適正横加速度GyS)に対して、より小さな値の適正速度VSK(または適正横加速度GySK)を、新たに適正速度VS(または適正横加速度GyS)として設定する。
そして、ステップS19においては、変更した適正速度VS(または適正横加速度GyS)に応じて、カーブ通過時の目標速度VO(≦VKH)(または目標横加速度GO(≦GKH))を、より小さな値へ変更する。
次に、ステップS20においては、変更した目標速度VO(≦VKH)(または目標横加速度GO)に応じて、必要減速度Gxを、より小さな値へ変更する。
そして、ステップS21においては、減速必要距離L0と、反応空走距離ΔL0とに基づき、例えば下記数式(2)に示すように、減速必要距離LBを算出する。ここで、LKAS制御モード(操向制御)の実行状態での減速必要距離L0は、LKAS制御モード(操向制御)の非実行状態での減速必要距離L0に比べて、より短い値に設定される。つまり、LKAS制御モード(操向制御)の実行状態では、非実行状態に比べて、減速必要距離LBが、より短い値となる。
この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS25に進む。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS23に進む。
そして、ステップS23においては、減速対象地点間距離Lmが減速必要距離LB以下か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS24に進む。
そして、ステップS24においては、運転者による減速制御が実行されたか否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS25に進む。
次に、ステップS25においては、減速制御を実行し、一連の処理を終了する。
また、ステップS26においては、現在速度VPが目標速度VO以下か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS27に進み、このステップS27においては、減速制御の実行中であれば、この減速制御の実行を終了し、一連の処理を終了する。
そして、適正速度VSあるいは適正横加速度GySを、LKAS制御モードの実行中においてEPSアクチュエータ18から出力されるアシストトルクの上限値に対応した上限速度VKHあるいは上限横加速度GyKH以上となるように設定することで、LKAS制御モードの実行中に安全装置が過剰に作動してしまうことを防止することができる。
しかも、カーブ通過時の目標速度VO(≦VKH)あるいは目標横加速度GO(≦GyKH)を、上限速度VKHまたは上限横加速度GyKH以下となるように設定することで、LKAS制御モードの実行中に過剰に安全装置が作動してしまうことを防止しつつ、LKAS制御モードの実行中に自車両がカーブから逸脱してしまうことを防止することができる。
また、LKAS制御モードの実行中でのブレーキアクチュエータ15により発生する減速度を、LKAS制御モードの非実行状態でのブレーキアクチュエータ15により発生する減速度に比べて、より小さな値に変更することで、減速装置が作動し易いように設定した状態で減速装置により過剰な減速が行われてしまうことを防止することができる。
すなわち、図7に示すステップS31においては、安全装置の作動要求が出力されたか否かを判定する。なお、安全装置の作動要求は、後述する作動要求判定処理にて出力される。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
次に、ステップS32においては、LKAS制御モード(操向制御)の実行中であるか否かを判定する。
ステップS32の判定結果が「YES」の場合には、後述するステップS35に進む。
一方、ステップS32の判定結果が「NO」の場合には、ステップS33に進む。
そして、ステップS34においては、現在速度VPが所定の第1目標速度VO1以下か否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、後述するステップS37に進む。
そして、ステップS36においては、現在速度VPが所定の第1目標速度VO1よりも小さい第2目標速度VO2以下か否かを判定する。
この判定結果が「YES」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS37に進む。
そして、ステップS37においては、減速制御を終了し、一連の処理を終了する。
先ず、例えば図8に示すステップS41においては、減速制御の作動対象となる地点(減速対象地点)、つまりカーブ認識部61にて認識したカーブの入口位置CSを、例えば地図データ記憶部23に記憶された道路データ等に基づき算出する。
そして、ステップS42においては、現在位置検出部21にて検出した自車両の現在位置から減速制御の作動対象となる地点(例えば、カーブの入口位置CS)までの距離、つまり減速対象地点間距離Lmを算出する。
次に、ステップS43においては、検出したカーブ形状に対して、例えばカーブの最小径や最大曲率や極性、カーブの長さ(カーブの深さ)、カーブの通過に要する旋回角等からなるカーブ形状値を推定し、推定したカーブ形状値に基づいてカーブ形状を適正に通過可能な適正速度VSを算出する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS45に進む。
そして、ステップS45においては、減速必要距離L0と、反応空走距離ΔL0とに基づき、例えば上記数式(2)に示すように、減速必要距離LBを算出する。
そして、ステップS46においては、減速対象地点間距離Lmが減速必要距離LB以下か否かを判定する。
この判定結果が「NO」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「YES」の場合には、ステップS47に進む。
この判定結果が「YES」の場合には、一連の処理を終了する。
一方、この判定結果が「NO」の場合には、ステップS48に進む。
そして、ステップS48においては、減速制御の作動要求を出力し、一連の処理を終了する。
15 ブレーキアクチュエータ(減速装置)
17 撮影装置(走行路認識手段)
21 現在位置検出部(自車位置検出手段)
23 地図データ記憶部(記憶手段)
32 ジャイロセンサ(車両状態検出手段)
33 車速センサ(車両状態検出手段)
45 LKAS制御部(走行路認識手段、操向制御手段)
46 EPS制御部(操向制御手段)
61 カーブ認識部(カーブ認識手段)
62 適正車速設定部(適正車両状態設定手段)
63 比較部(比較手段)
64 作動部(作動手段)
65 制御変更部(制御変更手段)
Claims (8)
- 道路データを記憶する記憶手段と、
自車両の位置を検出する自車位置検出手段と、
自車両の車両状態を検出する車両状態検出手段と、
前記記憶手段が記憶した前記道路データに基づき自車両の進行方向に存在するカーブの形状を認識するカーブ認識手段と、
前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状に基づき該カーブを適正に通過可能な適正車両状態を設定する適正車両状態設定手段と、
前記車両状態検出手段が検出した前記車両状態と、前記適正車両状態設定手段が設定した前記適正車両状態とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果において前記自車両の車両状態が前記適正車両状態にないときに、自車両に設けられた安全装置を作動させる作動手段と
を備える車両の走行安全装置であって、
自車両の進行方向の走行路を認識する走行路認識手段と、
前記走行路認識手段が認識した走行路に沿って自車両が走行するように自車両の操向を制御する操向制御手段と、
前記操向手段による操向制御の実行状態で、前記操向制御の非実行状態に比べて、前記安全装置が作動し易いように前記作動手段の制御を変更する制御変更手段と
を備えることを特徴とする車両の走行安全装置。 - 前記車両状態検出手段は自車両の速度を検出する、または、前記自車両の速度を検出し該速度と前記カーブ認識手段が認識した前記カーブの形状とに基づいて該カーブ通過時に発生する自車両の横加速度を推定するものであり、
前記適正車両状態設定手段は前記カーブを適正に通過可能な適正速度または適正横加速度を設定するものであることを特徴とする請求項1に記載の車両の走行安全装置。 - 前記制御変更手段は、前記適正速度または前記適正横加速度を低下させることを特徴とする請求項2に記載の車両の走行安全装置。
- 前記操向制御手段は、前記走行路認識手段が認識した走行路に沿って自車両が走行するように運転者の操舵力を補助すると共に、該補助の補助力の上限値をカーブ通過時に発生する自車両の横加速度または該横加速度を発生させる自車両の速度に応じた値として設定するものであり、
前記適正車両状態設定手段は、前記適正速度または前記適正横加速度を、前記操向制御手段による操向制御の実行有無に関わらずに、前記操向制御手段により設定された前記上限値に対応する前記速度以上または前記横加速度以上の値に設定することを特徴とする請求項2に記載の車両の走行安全装置。 - 前記安全装置は減速装置であって、
前記操向制御手段は、前記走行路認識手段が認識した走行路に沿って自車両が走行するように運転者の操舵力を補助すると共に、該補助の補助力の上限値をカーブ通過時に発生する自車両の横加速度または該横加速度を発生させる自車両の速度に応じた値として設定するものであり、
前記作動手段は、前記カーブ通過時に前記車両状態検出手段によって検出される自車両の速度または推定される横加速度が、前記操向制御手段により設定された前記上限値に対応する前記速度以下または前記横加速度以下の値となるように前記減速装置を作動させることを特徴とする請求項2に記載の車両の走行安全装置。 - 前記制御変更手段は、前記操向手段による操向制御の実行状態で、前記操向制御の非実行状態に比べて、前記安全装置の作動開始時期を早めるように変更することを特徴とする請求項1に記載の車両の走行安全装置。
- 前記安全装置は減速装置であって、
前記制御変更手段は、前記操向手段による操向制御の実行状態で、前記操向制御の非実行状態に比べて、前記減速装置により発生する減速度を低下させるように変更することを特徴とする請求項1に記載の車両の走行安全装置。 - 前記安全装置は減速装置であって、
前記制御変更手段は、前記操向手段による操向制御の実行状態で、前記操向制御の非実行状態に比べて、前記減速装置の作動下限速度または作動下限横加速度を低下させるように変更することを特徴とする請求項2に記載の車両の走行安全装置。
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