JP2006131090A - タング取出し補助装置およびこれを用いたシートベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員が移動手段に当たっても、移動手段自体および移動手段の取り付け部に作用する力を抑制することのできるタング取出し補助装置を提供する。
【解決手段】タング5をタング取出し位置の方へ移動するロッド17が3本のロッド部材14,15,16からテレスコピックに伸縮自在に構成されている。最大径のロッド部材14はロッド側取付ブラケット26に取り付けられている。このロッド側取付ブラケット26は、車両シート側取付ブラケット27に4本のゴムマウント28,29,30,31を介して弾性的に取り付けられている。乗員が移動手段であるロッド17に当たっても、ロッド17自体およびロッド17の取り付け部に作用する力を抑制することができる。
【選択図】 図8
【解決手段】タング5をタング取出し位置の方へ移動するロッド17が3本のロッド部材14,15,16からテレスコピックに伸縮自在に構成されている。最大径のロッド部材14はロッド側取付ブラケット26に取り付けられている。このロッド側取付ブラケット26は、車両シート側取付ブラケット27に4本のゴムマウント28,29,30,31を介して弾性的に取り付けられている。乗員が移動手段であるロッド17に当たっても、ロッド17自体およびロッド17の取り付け部に作用する力を抑制することができる。
【選択図】 図8
Description
本発明は、自動車等の車両に装備され、シートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置であって、シートベルトに支持されかつ車体等に固定されたバックルに係止されるタングの取出しを補助するタング取出し補助装置およびこれを用いたシートベルト装置の技術分野に関するものである。
従来から自動車等の車両シートに付設されているシートベルト装置は、衝突時等の車両に大きな減速度が作用した場合のような緊急時に、シートベルトで乗員を拘束することにより乗員のシートからの飛び出しを阻止して、乗員を保護している。
従来、このような従来シートベルト装置の1つとして、例えば図11に示すように三点式シートベルト装置がある。図中、1は車両シート2に付設されたシートベルト装置、3は車両シート2近傍の車体に固定されて、通常時はシートベルト4を引出可能に巻き取り、緊急時にはシートベルト4を引出不能にするシートベルトリトラクタ、5はシートベルト4に摺動可能に支持されたタング、6は車両シート2あるいは車体に固定され、タング5が係止されるバックル、および7はセンターピラー8等の車両側部上方に取り付けられシートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4をガイドするベルトガイドである。なお、シートベルトリトラクタ3から引き出されたシートベルト4の先端のベルトアンカー部4aは、車両シート2あるいは車体に固定されている。
このように構成されたシートベルト装置1は、乗員がシートベルト4を装着するにあたっては、乗員が車両シート2に着座してシートベルト4をシートベルトリトラクタ3から引き出し、タング5をバックル6に係止した後、タング5から手を離すことにより、余分に引き出されたシートベルト4がシートベルトリトラクタ3で巻き取られてシートベルト4の弛みが解消され、シートベルト4が乗員に装着される。
ところで、このようなシートベルト装置1においては、シートベルト4の非装着時には、シートベルト4がほとんど弛みなくシートベルトリトラクタ3に巻き取られる。したがって、例えばセンターピラー8に取り付けられたベルトガイド7と、固定されたシートベルト4のベルトアンカー部4aとの間のシートベルト3は、ほぼセンターピラー8に沿って位置するようになる。このため、シートベルト3に支持されているタング5もセンターピラー8の近傍に位置している。
しかしながら、シートベルト4の非装着時にタング5がこのような位置にあると、乗員が車両シート2に着座したとき、タング5は乗員の側方かつ後方の位置するようになる。このため、車両シート2に着座した乗員がシートベルト4を装着するためにタング5を手で取ろうとしたとき、わざわざ後ろを向いて不安定な姿勢でタング5を取らなければならず、タング5が取り難く、タング5をバックル6に係合させるためのタング5の取り扱いが面倒であるという問題がある。
そこで、車両シートに着座した乗員がタングを取り易くして、シートベルトの装着時のタングの取り扱いを簡単にするシートベルトプレゼンタ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されているシートベルトプレゼンタ装置は、伸縮自在に設けられたテレスコピック型のロッドと、このロッドの先端に設けられたウェビングを遊嵌可能に形成されたベルトハンガ部と、ロッドを伸縮作動させるモータとを有している。そして、乗員が車両に乗ってドアを閉めるとともにイグニッションスイッチをオンすると、モータが駆動されてロッドが伸び出し、ベルトハンガ部が前方に突き出される。これにより、ベルトハンガ部に遊嵌されたシートベルトも前方に進出し、このシートベルトに支持されているタングが乗員の手の届き易い位置に案内される。乗員がタングを手で取ってバックルに挿入係合するか、タングを取らなくても、ベルトハンガ部が前方に突き出されたときから所定時間が経過するかしたとき、モータが逆転駆動されてロッドが収縮される。
実開昭61−176047号全文公報(例えば、実用新案登録請求の範囲、第1図等)。
特許文献1に開示されているシートベルトプレゼンタ装置は、伸縮自在に設けられたテレスコピック型のロッドと、このロッドの先端に設けられたウェビングを遊嵌可能に形成されたベルトハンガ部と、ロッドを伸縮作動させるモータとを有している。そして、乗員が車両に乗ってドアを閉めるとともにイグニッションスイッチをオンすると、モータが駆動されてロッドが伸び出し、ベルトハンガ部が前方に突き出される。これにより、ベルトハンガ部に遊嵌されたシートベルトも前方に進出し、このシートベルトに支持されているタングが乗員の手の届き易い位置に案内される。乗員がタングを手で取ってバックルに挿入係合するか、タングを取らなくても、ベルトハンガ部が前方に突き出されたときから所定時間が経過するかしたとき、モータが逆転駆動されてロッドが収縮される。
しかしながら、この特許文献1に開示のシートベルトプレゼンタ装置では、ロッドが伸び出してベルトハンガ部が前方に突出した状態では、伸び出したロッドが乗員の側方近傍に位置するため、乗員がこのロッドに当たってしまい、ロッド自体およびロッドの取り付け部が大きな力が加えられるおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、乗員が移動手段に当たっても、移動手段自体および移動手段の取り付け部に作用する力を抑制することのできるタング取出し補助装置を提供することである。
本発明の他の目的は、乗員が移動手段に当たっても特に問題とならないようにして、シートベルトの装着を簡単に行うことのできるシートベルト装置を提供することである。
本発明の他の目的は、乗員が移動手段に当たっても特に問題とならないようにして、シートベルトの装着を簡単に行うことのできるシートベルト装置を提供することである。
前述の課題を解決するために、請求項1の発明のタング取出し補助装置は、シートベルトに摺動自在に支持されたタングを、車両シートに着座している乗員の前方に設定されたタング取出し位置の方へ移動するタング取出し補助装置をにおいて、前記タングを前記タング取出し位置の方へ移動する移動手段が弾性マウントを介して取り付けられていることを特徴としている。
また、請求項2の発明のタング取出し補助装置は、前記弾性マウントはゴムマウントであることを特徴としている。
更に、請求項3の発明のタング取出し補助装置は、前記移動手段は複数本のロッド部材からテレスコピックに伸縮自在に構成されたロッドであることを特徴としている。
更に、請求項3の発明のタング取出し補助装置は、前記移動手段は複数本のロッド部材からテレスコピックに伸縮自在に構成されたロッドであることを特徴としている。
更に、請求項4の発明のシートベルト装置は、乗員を拘束するシートベルトと、車体に設けられて前記シートベルトを常時巻取り方向に付勢するシートベルトリトラクタ、前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングと、車体に設けられて前記タングが挿入係合されるバックルとを少なくとも備えているシートベルト装置において、請求項1ないし3のいずれか1記載のタング取出し補助装置を備えていることを特徴としている。
このように構成された請求項1ないし3の発明に係るタング取出し補助装置によれば、移動手段を弾性マウントにより弾性的に支持しているので、乗員が移動手段に当たることなどで、この移動手段に外力が加えられても、弾性マウントによって移動手段自体や移動手段の取り付け部に作用する力を小さく緩和することができる。特に、最も頻度が多いと考えられる、外力が車両シートの内側から移動手段に加えられた場合、移動手段自体や移動手段の取り付け部に作用する力をより効果的に緩和することができる。
また、請求項4の発明に係るシートベルト装置によれば、請求項1ないし3のいずれか1記載のタング取出し補助装置をシートベルト装置に適用することで、乗員が当たることなどで移動手段に外力が加えられても、弾性マウントで移動手段に作用する力を小さくできるので、タングとバックルとの挿入係合操作時に乗員が移動手段に当たっても特に問題になることはなく、シートベルトの装着を簡単に行うことができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は本発明にかかるタング取出し補助装置の実施の形態の一例の全体を概略的に示し、(a)は車両シートを左側方から見た図、(b)は車両シートを前方から見た図、(c)は車両シートを下方から見た図である。なお、以下の各例の説明においてそれより前の例と同じ構成要素および前述の図11に示す従来例と同じ構成要素には同じ符号を付すことでその詳細な説明は省略する(なお、説明で用いられる図に図示されない符号は、他の図に図示されているもので代用する)。
図1は本発明にかかるタング取出し補助装置の実施の形態の一例の全体を概略的に示し、(a)は車両シートを左側方から見た図、(b)は車両シートを前方から見た図、(c)は車両シートを下方から見た図である。なお、以下の各例の説明においてそれより前の例と同じ構成要素および前述の図11に示す従来例と同じ構成要素には同じ符号を付すことでその詳細な説明は省略する(なお、説明で用いられる図に図示されない符号は、他の図に図示されているもので代用する)。
図1(a)ないし(c)に示すように、この例のタング取出し補助装置10は、車体の左側における車両シート2の左側部に配設されてタング5をタング取出し位置に運ぶタング搬送部11と、このタング搬送部11を作動させる駆動部12とを備えている。
図2(a)および(b)に示すように、タング搬送部11は、4本の筒状のロッド部材13,14,15,16からテレスコピックに伸縮自在に構成されたロッド(本発明の移動手段に相当)17と、最小径のロッド部材16の先端に設けられたタング受け部材18とからなっている。
図3(a)ないし(c)に拡大して示すように、タング受け部材18はほぼ円板状のタング受け皿19を有しており、このタング受け皿19のタング受け面19aに後述するタング5が載せられてタング取出し位置に運ばれるようになっている。タング受け皿19の中心部には、径方向に延びる細長い貫通孔20が穿設されており、この貫通孔20にシートベルト4が摺動自在に貫通するようになっている。タング受け皿19のタング受け面19aと反対側の面には、取付部21がこの面の偏心した位置に設けられており、この取付部21が最小径のロッド部材16の先端に取り付けられている。その場合、タング受け皿19は取付部21から下方に延びるように設けられている。
タング受け皿19に載せられるタング5は、図3(d)に示すように乗員が手でタング5を把持しかつタング受け皿19の径より若干大きな径の円の円弧平板状の把持部22と、この把持部22から突出して設けられかつバックル6に挿入係合される係止部23とからなっている。把持部22の図3(d)に示す側と反対側に径方向にかつ平行に延びるとともに互いに連通する一対の孔24,25が穿設されている。ベルトガイド部7から降りてきたシートベルト4は、係止部23から遠い側の孔24に挿入されて、係止部23に近い側の孔25から挿出するようにしてタング5に摺動自在に挿通されるようになっている。
そして、図3(a)に二点鎖線で示すように、このタング5は、係止部23が下方に向くようにして把持部22がタング受け皿19に載置される。このとき、一対の孔24,25の間の把持部22の部分25が、シートベルトリトラクタ3のベルト巻取り力によってタング受け皿19に押し付けられることで、把持部22のタング受け皿19への載置が確実なものとなるようにされている。しかも、タング受け皿19が比較的広い平坦面とされているので、タング5のタング受け部材18への載置は安定したものとなっている。
また、タング受け皿19の径がタング5の把持部22の径より若干小さく設定されることで、タング受け皿19の外形寸法が把持部22の外形寸法より小さくなっている。したがって、タング受け皿19にタング5の把持部22が載ったとき、タング5の把持部22の外周縁がタング受け皿19の外周縁より外方へ突出するようになる。これにより、乗員は手でタング5の把持部22を把持するとき、タング受け皿19を一緒につかむことをなくしている。
4本の筒状のロッド部材13,14,15,16からなるテレスコピック構造は、従来公知のテレスコピック構造のものでよいので、その説明は省略する。そして、ロッド17は、図2(a)に示す収縮状態と図2(b)に示す伸出し状態とに設定可能となっている。ロッド17の収縮状態では、タング受け部材18の位置は車両シート2の後部左側方の格納位置となり、タング受け部材18およびロッド17が乗員の車両の乗降に邪魔にならないようにされる。また、ロッド17の伸出し状態では、図1(b)に示すようにタング受け部材18が車両シート2の内側に若干位置するようになっている。このロッド17の伸出し状態でのタング受け部材18の位置は、車両シート2に着座した乗員の胸または腰の前方位置で、乗員がタング受け部材18上に載置されたタングを手で容易に取り出すことのできるタング取出し位置となる。なお、ロッド部材は4本に限定されることはなく、適宜数設けることができる。
図4に示すように、最大径のロッド部材13はロッド側取付ブラケット26に取り付けられている。このロッド側取付ブラケット26は、車両シート側取付ブラケット27に4本のゴムマウント28,29,30,31を介して弾性的に取り付けられている。そして、この車両シート側取付ブラケット27は、図1(a)および図2(a),(b)に示すように車両シート2の後部の左側部に取り付けられている。その場合、ロッド17が伸び出したときに、タング受け部材18が前述のタング取出し位置となるようにロッド側取付ブラケット26および車両シート側取付ブラケット27が車両シート2に取り付けられる。
また、ロッド17が4本のゴムマウント28,29,30,31で弾性的に支持されることで、ロッド17の伸出し状態において乗員がロッド17またはタング受け部材18に当たってこれらのロッドまたはタング受け部材18に力が加えられたとき、ロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力が緩和され、これらに大きな力が作用しないようにされている。その場合、ロッド17またはタング受け部材18に360度どの方向から力が加えられても、4本のゴムマウント28,29,30,31により、ロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力が確実に緩和されるが、特に、最も頻度が多いと考えられる力が車両シート2の内側からロッド17またはタング受け部材18に加えられた場合、ロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力がより効果的に緩和されるようになる。
図1(a)ないし(c)、図2(a)および(b)に示すように、駆動部12は車両シート2の下部に設けられている。この駆動部12は、車両シート2における座部2aの下部に取り付けられたモータ32と、このモータ32の回転駆動力が減速されて伝達される駆動ギヤ33と、4本のロッド部材13,14,15,16内を通って最小径のロッド部材16に連結されかつ駆動ギヤ33に常時噛合する歯(不図示)を有する可撓性のロッド伸縮作動ケーブル34と、車両シート2の座部2aの下面内で、左側後部から右側前部に斜めに延設されかつロッド伸縮作動ケーブル34をガイドするケーブルガイド35とからなっている。モータ32の回転駆動力のロッド伸縮作動ケーブル34への動力伝達構造は従来公知の動力伝達構造を用いることができるので、その説明は省略する。
ロッド伸縮作動ケーブル34をロッド17側に送り出す方向にモータ32が回転駆動されると、ロッド17がテレスコピックに伸び出し、また、ロッド伸縮作動ケーブル34をケーブルガイド35側に引き込む方向にモータ32が回転駆動されると、ロッド17がテレスコピックに収縮するようになる。
ところで、図5に示すようにシートベルト4の非装着時には、従来公知のシートベルト装置と同様にタング5はタングストッパ41に当接して停止し、それ以上は下降しない。一方、タング取出し補助装置10の非作動時でのタング受け皿19は格納位置にある。そこで、シートベルト4の非装着時でのタング5の位置と格納時でのタング受け皿19との距離が、タング受け皿19がタング取出し位置となるまでのロッド17の伸出し量より小さく設定されることで、タング取出し補助装置10が作動しロッド17が伸び出してタング受け皿19がタング5を確実に受け止めることができるようにしている。その場合、タング受け皿19の貫通孔20の大きさは、ロッド17が伸び出したときタングストッパ41がこの貫通孔20をスムーズに通過可能な大きさに設定されている。
これにより、ロッド17が伸び出してタング受け部材18が格納位置からタング取出し位置に移動しようとすると、タング受け部材18のタング受け皿19がタング5を載せてタング取出し位置に運ぶようになる。
これにより、ロッド17が伸び出してタング受け部材18が格納位置からタング取出し位置に移動しようとすると、タング受け部材18のタング受け皿19がタング5を載せてタング取出し位置に運ぶようになる。
このように、この例のタング取出し補助装置10によれば、シートベルト4の装着のためタング受け部材18を格納位置からタング取出し位置に移動させる際、このタング受け部材18でタング5をタング取出し位置に運ぶようにしているので、車両シート2に着座した乗員は自分の手でタング5を簡単に取り出すことができる。これにより、シートベルト4の装着時において、乗員によるタング5の取り扱いの簡便性を十分に向上できるとともに、タング5の取出しを確実に行うことができる。
また、運転者以外の乗員が運転者より先に車両に乗ってシートベルトを装着しようとしたときにも、タング受け部材18をタング取出し位置に設定してタング5をタング取出し位置に確実に運ぶことができる。したがって、前述の特許文献1に比べて、運転者以外の乗員によるタング5の取り扱いの簡便性も向上できるとともに、運転者以外の乗員によるタング5の取出しの確実性も向上できる。
更に、タング受け部材18のタング受け皿19の外形をタング5の把持部22の外形より小さくして、タング受け皿19にタング5の把持部22を載せたとき、タング5の把持部22の外周縁をタング受け皿19の外周縁より外方へ突出させているので、乗員は手でタング5の把持部22を把持するとき、タング受け皿19をつかむことなく、把持部22を把持することができる。これにより、タング5の取出しを更に一層簡単にかつ更に一層確実に行うことができる。
更に、ロッド17を4本のゴムマウント28,29,30,31で弾性的に支持しているので、乗員がロッド17またはタング受け部材18に当たることなどで、これらのロッドまたはタング受け部材18に外力が加えられても、ゴムマウント28,29,30,31によってロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力を小さく緩和することができる。その場合、ロッド17またはタング受け部材18に360度どの方向から外力が加えられても、4本のゴムマウント28,29,30,31により、ロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力を確実に緩和して抑制することができる。特に、最も頻度が多いと考えられる、力が車両シート2の内側からロッド17またはタング受け部材18に加えられた場合、ロッド17自体やタング受け部材18自体、およびロッド17の取り付け部に作用する力をより効果的に緩和することができる。
更に、タング取出し補助装置10を車両シート2に取り付けているので、車両シート2の前後位置が乗員によって調節されても、タング取出し補助装置10も車両シート2の前後移動に一緒に移動するので、車両シート2に対するタング取出し位置を変化させることはなく、車両シート2に着座した乗員に対してタング取出し位置をほぼ一定にすることができる。
そして、この例のタング取出し補助装置10をシートベルト装置に適用することで、タング5とバックル6との挿入係合操作の簡便性が向上するので、シートベルト4の装着を簡単に行うことができる。また、このシートベルト装置によれば、乗員が当たることなどでロッド17に外力が加えられても、4本のゴムマウント28,29,30,31でロッド17に作用する力を小さくできるので、タング5とバックル6との挿入係合操作時に乗員がロッド17に当たっても特に問題になることはなく、シートベルト4の装着を更に一層簡単に行うことができる。
ところで、この例のタング取出し補助装置10では、モータ32を図示しない電子制御装置で駆動制御することで、ロッド17を伸縮させて、タング受け部材18を自動的にタング取出し位置または格納位置に設定するタング取出しシステムを構成している。
この例のタング取出しシステムは、図3(a)に示すように乗員がタング5をタング受け部材18から取り出したことを検知してタング取出し信号を出力するタング取出しセンサ36がタング受け部材18に設けられる。
また、図示しないが、乗員が車両シート2に着座したことを検知する着座センサが車両シート2に設けられるとともに、ドアの開閉を検知するドアセンサがドアに設けられる。また、ロッド17が最大に伸び出したときタング受け部材18がタング取出し位置になり、またロッド17が最小に収縮したときタング受け部材18が格納位置になるが、ロッド17の最大伸出しを検知するロッド最大伸出しセンサおよびロッド17の最小収縮を検知するロッド最小収縮センサがロッド17に設けられる。これらのセンサはすべて従来公知のものを用いればよいので、それらの詳細な説明は省略する。
また、図示しないが、乗員が車両シート2に着座したことを検知する着座センサが車両シート2に設けられるとともに、ドアの開閉を検知するドアセンサがドアに設けられる。また、ロッド17が最大に伸び出したときタング受け部材18がタング取出し位置になり、またロッド17が最小に収縮したときタング受け部材18が格納位置になるが、ロッド17の最大伸出しを検知するロッド最大伸出しセンサおよびロッド17の最小収縮を検知するロッド最小収縮センサがロッド17に設けられる。これらのセンサはすべて従来公知のものを用いればよいので、それらの詳細な説明は省略する。
そして、この例のタング取出しシステムでは、制御装置が図6に示すモータ駆動の制御フローにしたがってモータ32の駆動を制御することで、タング受け部材18が自動的にタング取出し位置または格納位置に設定される。
すなわち、図6に示すように、ステップS1におけるドアが閉じていることを示すドアセンサからのドア閉信号とステップS2における乗員が車両シート2に着座したことを示す着座センサからの着座信号とにより、制御装置はモータ32をロッド17が伸び出す方向に回転駆動する。すると、ステップS4でロッド17が伸び出す。ステップS5で、ロッド17が最大に伸び出してタング受け部材18がタング取出し位置になったことを示すロッド最大伸出しセンサからロッド最大伸出し信号により、制御装置はモータ32を停止する。一方、タング受け部材18によってタング取出し位置に運ばれてきたタング5がステップS6で乗員によって取り出され、ステップS7でタング取出しセンサ36から出力されるタング取出し信号により、制御装置はモータ32を逆方向、つまりロッドが収縮する方向に回転駆動する。すると、ステップS8でロッド17が収縮する。ステップS9で、ロッド17が最小に収縮してタング受け部材18が格納位置になったことを示すロッド最小収縮センサからロッド最小収縮信号により、制御装置はモータ32を停止する。
この例のタング取出しシステムによれば、乗員がタング5をタング受け部材18から取り出したとき、ロッド17を収縮させているので、タング5をバックル6に挿入係合した時点では、ロッド17が収縮してタング受け部材18が格納位置にまたは格納位置の近傍に位置している。したがって、乗員がタング5とバックル6とを係合させてシートベルト4およびタング5から手を離したとき、シートベルト4を乗員に適正にフィットさせることができ、乗員が抱く違和感を防止できる。
また、乗員がタング5をタング受け部材18から確実に取らないかぎり、タング受け部材18が車両シート2の後方の格納位置に移動することはない。これにより、乗員によるタング5の取り扱いの簡便性を更に向上させることができ、乗員によるタング5の取出しをより確実に行うことができる。
更に、ドアセンサからのドア閉信号と着座センサからの着座信号との2つの信号に基づいてロッド17の伸出しを開始するようにしているので、乗員が車両シート2に着座してドアを閉めたとき、始めてロッド17が伸び出すようにすることができる。これにより、乗員が車両シート2に着座していないとき、ドアを開閉してもロッド17が伸び出さないようにすることができるとともに、ドアが閉じているとき、車両シート2に着座した乗員が何かものを取ろうとするなどして着座姿勢(運転姿勢、乗車姿勢等)が変化しても、ロッド17が伸び出さないようにすることができ、不要なロッド17の伸出しを防止できる。
図7は、タング取出しシステムの他の例におけるモータ駆動の制御フローを示す図である。
前述の図6に示す制御フローでは、タング5をタング受け部材18から取り出したことを示すタング取出しセンサ36からのタング取出し信号により、制御装置がモータ32をロッド17が収縮する方向に回転駆動するようにしているが、この例のタング取出しシステムでは、図7に示すようにタング取出しセンサ36に代えて、図示しないが、タング5がバックル6に挿入係合されたことを検知してタング係合信号を出力するバックルスイッチが用いられている。このバックルスイッチは従来公知のものを用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
前述の図6に示す制御フローでは、タング5をタング受け部材18から取り出したことを示すタング取出しセンサ36からのタング取出し信号により、制御装置がモータ32をロッド17が収縮する方向に回転駆動するようにしているが、この例のタング取出しシステムでは、図7に示すようにタング取出しセンサ36に代えて、図示しないが、タング5がバックル6に挿入係合されたことを検知してタング係合信号を出力するバックルスイッチが用いられている。このバックルスイッチは従来公知のものを用いることができるので、その詳細な説明は省略する。
すなわち、前述の図6に示す例と同様にステップS5でタング受け部材18がタング取出し位置になりかつモータ32が停止した後、ステップS10で、タング受け部材18に載ってタング取出し位置に運ばれてきたタング5を乗員が取り出してバックル6に挿入係合させる。すると、バックルスイッチがこれを検知してタング係合信号を出力するので、制御装置はこのバックルスイッチからのタング係合信号により、前述の図6に示す例と同様にステップS7でモータ32をロッド17の収縮方向に回転駆動する。
この例のモータ駆動の制御の他のフローは前述の図6に示す例と同じである。
この例のモータ駆動の制御の他のフローは前述の図6に示す例と同じである。
この例のタング取出しシステムでは、タング5をバックル5に挿入係合するまでは、タング受け部材18がタング取出し位置に維持されるため、前述の図6に示す例の乗員がタング5をタング受け部材18から取り出したときにタング受け部材18を格納位置に移動させることによる効果は得られないが、他の効果は図6に示す例と同じである。
図8は、本発明にかかるタング取出し補助装置の実施の形態の他の例を部分的示す斜視図である。
前述の例では、テレスコピックに伸縮自在なロッド17を4本のロッド部材13,14,15,16で構成しているが、図8に示すようにこの例のタング取出し補助装置10では、ロッド17は、3本のロッド部材14,15,16からテレスコピックに伸縮自在に構成されている。したがって、最大径のロッド14がロッド側取付ブラケット26に取り付けられている。
前述の例では、テレスコピックに伸縮自在なロッド17を4本のロッド部材13,14,15,16で構成しているが、図8に示すようにこの例のタング取出し補助装置10では、ロッド17は、3本のロッド部材14,15,16からテレスコピックに伸縮自在に構成されている。したがって、最大径のロッド14がロッド側取付ブラケット26に取り付けられている。
また、前述の例では、図3(a)ないし(c)に示すようにタング受け部材18がほぼ円板状のタング受け皿19を有するものとしているが、図8に示すようにこの例のタング取出し補助装置では、タング受け部材18は側方から見たときほぼコ字状に形成されている。これを詳細に説明すると、図9に示すように、この例のタング受け部材18は、比較的長い長側壁37と、比較的短い短側壁38と、これらの側壁37,38を連結する平坦でかつほぼ長方形のタング受け皿19とから側方視でほぼコ字状に形成される。
長側壁37の下端には取付部21が設けられており、前述の例と同様に、この取付部21は最小径のロッド部材16の先端部に取り付けられる。また、長側壁37の下端には、シートベルト4が摺動自在に貫通する比較的大きな扇形の貫通孔39が穿設されている。タング受け部材18が格納位置からタング取出し位置に移動するとき、貫通孔39を貫通するシートベルト4は、その面がAで示す傾斜状態からBで示すほぼ水平状態に変化していき、また、逆にタング受け部材18がタング取出し位置から格納位置に移動するとき、貫通孔39を貫通するシートベルト4は、その面がBで示すほぼ水平状態からAで示す傾斜状態に変化していくので、このように貫通孔39を扇形に形成することにより、タング受け部材18の移動時にシートベルト4の面の傾きがスムーズに変化できるようにしている。
長方形状のタング受け皿19は、その幅(ベルト幅方向の長さ)の大きさがタング5の把持部22の幅(ベルト幅方向の長さ)の大きさより小さく設定されている。これにより、図10(a)に示すようにタング受け部材18がタング取出し位置に設定されかつタング5の把持部22がタング受け皿19に載っている状態では、図10(b)に示すように把持部22の左右側縁がタング受け皿19の左右側縁より外方に突出している。したがって、前述の例と同様に、乗員がタング5の把持部22を把持したとき、タング受け皿19を一緒に把持することが防止される。
また、タング5の把持部22がタング受け皿19に載っている図10(a)に示す状態では、把持部22がシートベルトリトラクタ3のベルト巻取り力によってタング受け皿19の比較的広く平坦なタング受け面19aに押し付けられる。したがって、前述の例と同様に、把持部22のタング受け皿19への載置が確実であり、かつタング5のタング受け部材18への載置が安定している。
更に、このタング受け皿19には、上下に貫通する矩形状の取付孔40が穿設されている。図10(a)に示すように、この取付孔40には、タング取出しセンサ36が取り付けられている。タング受け部材18がタング取出し位置に設定されたが、まだタング5が乗員によって取り出されず、タング受け部材18のタング受け皿19に載っている状態では、タング5の把持部22がタング取出しセンサ36に当接した状態となっていて、タング取出しセンサ36はタング取出し信号を出力しない。乗員によってタング5が取り出されると、把持部22がタング取出しセンサ36から離間するので、タング取出しセンサ36がタング取出し信号を出力するようになる。
この例のタング取出し補助装置10によれば、タング受け皿を長方形状に形成しているので、従来公知の一般的なタングの長方形状の把持部をタング受け皿にこのタング受け皿の長方形に合わせて効果的に載置することができる。これにより、タングの把持部の形状を特別な形状にする必要はなく、従来公知の一般的なタングにそのまま対応させることができる。
この例のタング取出し補助装置10の他の構成および他の作用効果は、前述の例と同じである。また、この例のタング取出し補助装置を用いたシートベルト装置の他の構成および他の作用効果も、前述の例と同じである。
この例のタング取出し補助装置10の他の構成および他の作用効果は、前述の例と同じである。また、この例のタング取出し補助装置を用いたシートベルト装置の他の構成および他の作用効果も、前述の例と同じである。
なお、伸び出したロッド17を収縮する方向にモータ32を回転駆動させるためのトリガ信号の出力手段として前述の各例で用いられているタング取出しを検知するタング取出しセンサ36あるいはバックルスイッチは必ずしも設ける必要はなく、省略することもできる。この場合には、手動ボタンでモータ32を回転駆動するようにすればよい。しかし、タング5の取り扱いの簡便性やシートベルト4の装着性を考慮すると、前述の各例のようにタング受け部材18を格納位置とタング取出し位置との間で自動的に移動させるようにすることが望ましい。
また、シートベルト4が摺動自在に貫通する図3(b)に示す細長い貫通孔20および図9に示す扇形の貫通孔39は閉じた孔に形成されているが、これらの貫通孔20,39の一部を外方に開口することで、シートベルト4をこの開口部を通して貫通孔20,39内に挿入させることもできる。このようにすれば、シートベルト4の貫通孔20,39内への挿入が簡単になる。
更に、前述の例では、タング取出し補助装置10を車両シート2に設けるものとしているが、本発明はこれに限定されることはなく、タング取出し補助装置10を床部等の車体に設けることもできる。
本発明のタング取出し補助装置およびこれを用いたシートベルト装置は、自動車等の車両に装備され、シートベルトにより乗員を拘束保護するシートベルト装置であって、シートベルトに摺動自在に支持されたタングを、車体に固定されたバックルの挿入係合することで、車両シートに着座した乗員にシートベルトを装着するようになっているシートベルト装置に好適に利用することができる。
1…シートベルト装置、2…車両シート、3…シートベルトリトラクタ、4…シートベルト、5…タング、6…バックル、7…ベルトガイド、10…タング取出し補助装置、11…タング搬送部、12…駆動部、13,14,15,16…ロッド部材、17…ロッド、18…タング受け部材、19…タング受け皿、19a…タング受け面、22…把持部、23…係止部、26…ロッド側取付ブラケット、27…車両シート側取付ブラケット、28,29,30,31…ゴムマウント、32…モータ、33…駆動ギヤ、34…ロッド伸縮作動ケーブル、36…タング取出しセンサ、39…扇形の貫通孔
Claims (4)
- シートベルトに摺動自在に支持されたタングを、車両シートに着座している乗員の前方に設定されたタング取出し位置の方へ移動するタング取出し補助装置をにおいて、
前記タングを前記タング取出し位置の方へ移動する移動手段が弾性マウントを介して取り付けられていることを特徴とするタング取出し補助装置。 - 前記弾性マウントはゴムマウントであることを特徴とする請求項1記載のタング取出し補助装置。
- 前記移動手段は複数本のロッド部材からテレスコピックに伸縮自在に構成されたロッドであることを特徴とする請求項1または2記載のタング取出し補助装置。
- 乗員を拘束するシートベルトと、車体に設けられて前記シートベルトを常時巻取り方向に付勢するシートベルトリトラクタ、前記シートベルトに摺動自在に支持されたタングと、車体に設けられて前記タングが挿入係合されるバックルとを少なくとも備えているシートベルト装置において、
請求項1ないし3のいずれか1記載のタング取出し補助装置を備えていることを特徴とするシートベルト装置。
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