JP2009096368A - シートベルト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】緊急時にシートベルトの張力調整を行い、乗員の身体を効果的に拘束するシートベルト装置を提供する。
【解決手段】ウエビング巻取り装置3から繰り出しまたは巻取られるウエビング4と、バックル部7とウエビング4に摺動可能に支持され、かつバックル部7に係合されるタングプレート60とを有し、タング部6は、ウエビング4を挟んで回転駆動するための従動ローラ10、駆動ローラ20および回転モータ30を有し、所定条件成立時に、乗員を拘束するウエビング4のラップ部の張力を高めるとともに、ウエビング4のショルダ部の張力を緩和するよう、回転モータ30を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、シートベルト装置に関し、特に、拘束性を向上させたシートベルト装置に関する。
自動車車両にはシートベルト装置が装備され、ウエビングの巻き取りや繰り出し調整が可能なウエビング巻取装置を備えているものがある。このウエビング巻取装置は、ウエビング装着時の過度な圧迫感を軽減又は解消するためのいわゆるテンションリデューサ機構や、車両急減速状態等に一定量ウエビングベルトを巻取軸に巻き取らせることで不要な緩みを解消すると共にウエビングベルトによる乗員の身体の拘束力を増加させ、より一層確実に乗員の身体を保持するプリテンショナー機構を設けたものがある。また、これらの各機能をプリテンショナー機構とは別の張力調整装置として設けたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平6−270761号公報
しかし、例えば、特許文献1に記載の張力調整装置は、乗員の身体を拘束するシートベルトの張力調整を行なうが、拘束性を考慮した張力調整を行なうものではない。乗員が座席シートに浅く着席している場合や、背もたれ部を後方に倒して着席している場合等には、急減速時に有効に乗員の身体を拘束することができない場合がある。特に、上記のような姿勢で乗員が座席シートに着席している場合は、シートベルトの下を潜り抜けるようなサブマリン現象と言われる現象が発生する場合がある。
本発明の目的は、緊急時にシートベルトの張力調整を行い、乗員の身体を効果的に拘束するシートベルト装置を提供することにある。
[1]本発明は、上記の目的を達成するため、一端が車両または座席下側に固定され、座席を挟んで反対側に固定されたバックルに係合するタングとの間のウエビングのラップ部にて少なくとも乗員を拘束するシートベルト装置であって、前記タングは、前記ウエビングを挿通する穴を有し、その穴近傍で前記ウエビングを送るための回転体を有し、所定条件成立時に前記ウエビングのラップ部の張力を高めるように前記回転体を回転させる回転動力部を有することを特徴とするシートベルト装置を提供する。
[2]本発明は、上記の目的を達成するため、ウエビング巻取装置と、前記ウエビング巻取り装置からショルダアンカ及びタングに挿通され、前記タングをバックルに係合させることで、乗員を拘束するショルダ部とラップ部からなるウエビングを含むシートベルト装置であって、前記タングは、前記ウエビングを挿通する穴を有し、その穴近傍で前記ウエビングを送るための回転体を有し、所定条件成立時に前記ウエビングのラップ部をショルダ部側に送るために前記回転体を回転させる回転動力部を有することを特徴とするシートベルト装置を提供する。
[3]前記所定条件は、車両衝突予知、または、衝突を検知した時である上記[1]または[2]に記載のシートベルト装置であってもよい。
本発明によれば、緊急時にシートベルトの張力調整を行い、乗員の身体を効果的に拘束するシートベルト装置を提供することができる。
図1はシートベルト装置の全体を示す斜視図、図2はタング部の詳細を示す(a)平面図および(b)側面図、図3はシートベルト装置の動作制御の状態を説明するための構成ブロック図である。尚、図2の(b)側面図においては、説明のために一部について断面することにより内部構造を分かり易く図示している。
図1に示すように、車両に固定されたウエビング巻取装置3から繰り出されるウエビング4(シートベルト)は、座席シート2より上部に位置するショルダアンカ5を経由してタング部6をバックル部7に装着することにより固定されると共に、タング部6の挿通穴60bを通されたウエビング4はバックル部7と座席シート2を挟んで反対側の固定部8に固定されている。一方、バックル部7は、上記示した固定部8と座席シート2を挟んで反対側に位置するバックル固定部9に固定されている。
本発明の実施の形態に係るシートベルト装置1は、少なくとも、車両の急減速を検知する減速度検知部(衝突センサ101)と、車両に固定されたウエビング巻取装置3から繰り出し又は巻き取られるウエビング4を車両の他の側へ固定するためのバックル部7と、ウエビング4をバックル部7へ保持するためバックル部7へ挿入されるタングプレート60、ウエビング4に対してウエビング巻取装置3からの繰り出し又は巻き取り動作とは別にウエビング送りを行なうウエビング送り機構160とを有するタング部6、を有して構成されている。この構成によれば、乗員が座席シート2に座った状態で、タング部6をバックル部7に装着することによりウエビング4を乗員が装着すると、図1に示したウエビング4のショルダ部4aは主に乗員の肩から腹部に接して乗員を拘束し、ウエビング4のラップ部4bは主に乗員の腹部から腰部に接して乗員を拘束する。尚、衝突センサ101は、サテライトセンサ等の公知の加速度センサが使用できる。
(座席シート2)
乗員が着席する座席シート2は、背もたれ部2Aが座部2Bに対して傾斜可能な構成とされ、この背もたれ部2Aの傾斜角度は、背もたれ部2Aと座部2Bとの間の回転支持部に設けられた回転角度センサ102で検知され、回転角度センサ102の出力信号はECU(Electrical Control Unit)100に出力される。回転角度センサ102としては、ポテンショメータや光学式または磁気式エンコーダ等の公知の回転角度センサが使用可能である。また、座部2Bには、感圧センサ103が設けられ、乗員の着席位置(座席シート2の前後方向の位置)を検知することができ、感圧センサ103の出力信号はECU100に出力される。感圧センサ103としては、公知の体重検知センサを座席シート2の前後方向に配置したものが使用できる。
(ウエビング巻取装置3)
ウエビング巻取装置3は、公知のリターンスプリングによりウエビング4をウエビング巻取装置3内部のドラムに巻き取り、あるいは、外部からのウエビング繰り出し操作によりウエビング4をウエビング巻取装置3の外に引き出すことができる。また、緊急時には、ウエビング4の繰り出しをロックして、乗員の拘束状態を保持することを可能とすることができる。
(タング部6とバックル部7の構成)
タング部6は、タングプレート60、ウエビング送り機構160、カバー部61から大略構成されている。尚、ウエビング送り機構160は、主に、後述する従動ローラ10、駆動ローラ20、回転モータ30等から構成される。
タングプレート60は、金属性の板状部材であって、タングプレート60の先端部に形成された穴部60aを有し、タングプレート60がバックル部7に挿入され、この穴部60aがバックル部7の係合片(図示省略)と係合することにより、タング部6がバックル部7に装着ロックされてシートベルト装置として機能する。尚、バックル部7には、タング部6の装着状態を検出するバックルスイッチ71が内蔵されており、装着状態の検出信号がECU100に出力される。また、タングプレート60には、ウエビング4が挿通可能な挿通穴60bが形成されている。
タングプレート60の上には、従動ローラ10を両端で回転可能に支持してタングプレート60の所定位置に固定する従動ローラ支持部材12が取り付けられている。また、ウエビング4を送り動作させるための駆動ローラ20を両端で回転可能に支持し、回転モータ30の回転により中間ギア40を介してスライド部材50が従動ローラ10の方向にスライド可能に取り付けられている。
このスライド部材50のタングプレート60上でのスライド方向は、図示したA方向であって、従動ローラ10に対してウエビング4を挟んで駆動ローラ20を押し付けまたは後退可能としている。スライド部材50には長穴部50aがスライド方向に2箇所形成され、この長穴部50aにはタングプレート60上に立設されたピン62がスライド可能に嵌合されている。また、バネ70の一端がスライド部材50に係止されると共にバネ70の他端はタングプレート60に係止され、バネ70は伸張された状態で取り付けられている。従って、スライド部材50は、タングプレート60上で従動ローラ10から離間する方向に付勢された状態で所定位置に配置されている。
従動ローラ10は、従動ローラ軸11を中心に有し、従動ローラ軸11の両端部が従動ローラ支持部材12に両持ち支持され、両方向に回転可能とされている。従動ローラ10の円筒部10aは、金属、樹脂等の剛体により形成されていてもよく、また、ゴム、ポリマー等の弾性体により形成されていてもよい。尚、円筒部10aの両端には、ウエビング4の横方向位置を規制するガイド部10bが形成されている。
駆動ローラ20は、駆動ローラ軸21を中心に有し、駆動ローラ軸21の両端部がスライド部材50に両持ち支持され、両方向に回転可能とされている。駆動ローラ20の円筒部20aはウエビング4と接する部分であって、摩擦力を増大させるためにギア形状、波形状等とされているが、平坦または粗面状であってもよい。駆動ローラ20の円筒部20aは、金属、樹脂等の剛体により形成されていてもよく、また、ゴム、ポリマー等の弾性体により形成されていてもよい。また、駆動ローラ軸21の一端には、中間ギア40に歯合する駆動ローラギア22が取り付けられている。
回転モータ30は、タングプレート60上に支持固定され、一端に中間ギア40に歯合するモータギア32が取り付けられている。回転モータ30は、回転制御可能なものであれば、直流、交流、ステッピングモータ等種々のモータが使用でき、図3において、図示しないハーネスによりコネクタ80を介してバックル部7のコネクタ81に接続され、制御信号および駆動電流が供給される。また、回転モータ30の他端側には、回転モータ30の回転量を方向を含めて出力するエンコーダ31が取り付けられており、エンコーダ出力31AがECU100に出力される。
中間ギア40は、回転モータ30を中心として公転できるように、摩擦により回転モータ30の回転により首振り動作可能とされる揺動アーム33に取り付けられ、モータギア32および駆動ローラギア22と歯合し、モータギア32からの回転駆動力を駆動ローラギア22に伝達する。
上記説明したように、スライド部材50上には、駆動ローラ20が搭載され、従動ローラ10に対して押し付けまたは後退可能となるように一体的にスライド可能とされている。
回転モータ30が図2(b)において時計方向に回転すると回転トルクにより中間ギア40が上方へ移動しながら駆動ローラ20を左方向へ押すため、スライド部材50全体が左方へ移動し、駆動ローラ20は、ウエビング4を挟んで従動ローラ10に押圧される。これにより、回転モータ30の回転駆動によりウエビング4を送り動作させることが可能となる。尚、図2に示すように、ウエビング4は、タングプレート60の挿通穴60bとカバー部61の穴部61aを通り、従動ローラ10と駆動ローラ20との間に挟まれる構成とされている。また、図2の駆動ローラ20から右側の機構はバックル部7と固定された構成でもよい。
図3は、シートベルト装置の動作制御を説明するための構成ブロック図であって、ECU100には、バックル部7に内蔵されタング部6の装着状態を検出するバックルスイッチ71、車両の減速度を検出して衝突と判断する衝突センサ101、背もたれ部2Aの傾斜角度を検知する回転角度センサ102、乗員の着席位置を検知する感圧センサ103からの制御信号が入力される。また、駆動ローラ20を駆動してウエビング4の送り動作を行なう回転モータ30に対して、制御信号が出力される。尚、回転モータ30は、図示しない制御ドライバ装置等を介して回転駆動される。
(シートベルト装着)
乗員がウエビング4をウエビング巻取装置3から引き出して身体に掛けまわし、タング部6をバックル部7に装着ロックすることにより、シートベルト装着が行なわれる。シートベルト装着完了により、タング部6のバックルスイッチ71から、装着状態の検出信号がECU100に出力される。このバックルスイッチ71のON信号により、以下に説明するような、ウエビング送り機構160によるウエビング4の送り動作が行なわれる。
回転モータ30が回転すると、図2(b)に示すスライド部材50の立部50bがバックル部7により従動ローラ10方向に押され、これにより駆動ローラ20がウエビング4を挟み込んだ状態で従動ローラ10に圧着される。この状態で回転モータ30を所定の回転量だけ回転させ、ウエビング4を駆動ローラ20により従動ローラ10と共に駆動することにより、ウエビング4の送り動作が可能となる。この動作は、回転モータ30のエンコーダ31からECU100に入力されるエンコーダ出力31Aをフィードバックすることにより制御される。
(第1の実施の形態)
図4は、車両が緊急減速した場合の、第1の実施の形態によるサブマリン現象の抑制動作を示すフローチャートである。
(ステップ1(S1))
車両が急ブレーキあるいは衝突等で緊急減速すると、衝突センサ101からの制御信号がECU100に入力される。この衝突センサ101の検出値が所定の閾値を越えた場合、タング部6のウエビング送り機構160によりウエビングのラップ部をショルダ部側に送る(図2(b)の矢印B方向)ことでウエビングのラップ部のベルト拘束強化の動作が行なわれる。所定の閾値以下であれば、ラップ部のベルト拘束強化の動作は行なわれない。
(ステップ2(S2))
タング部6のウエビング送り機構160によりウエビング4の送り動作が行なわれ、サブマリン現象の抑制動作が行なわれる。この動作は、ラップ部4bの張力を増加させると共にショルダ部4aの張力を緩和させる方向に回転モータ30および駆動ローラ20を駆動することにより行なわれる。
(ステップ3(S3))
ウエビング4が所定量送り動作されたか判断し、所定の送り量となるまで、回転モータ30のエンコーダ31からECU100に入力されるエンコーダ出力31Aをフィードバックすることによりウエビング4の送り動作が制御される。
本発明の第1の実施の形態に係るシートベルト装置1によれば、次のような効果を有する。
(1)タング部6にウエビング送り機構160を内蔵しているので、ウエビング4の送り動作により、衝突時等の急減速時のサブマリン現象を抑制することが可能となる。
ステップ3によるサブマリン現象の抑制動作が行なわれた場合には、図5(a)で示すように、ウエビング4が矢印B方向に送り動作されるので、ラップ部4bの張力が増加すると共にショルダ部4aの張力が緩和される。これにより、乗員の腹部あるいは腰部はラップ部4bにより強く拘束され、一方、乗員の上半身は矢印C方向に大きな慣性力を受けるので、サブマリン現象を効果的に抑制することが可能となる。
(2)上記示した動作は、ウエビング巻取装置3からの繰り出し又は巻き取り動作と連動して行なうようにすることができる。また、ウエビング巻取装置3からの繰り出し又は巻き取り動作と連動させずに、タング部6のみによるベルト拘束緩和または強化動作として行なうことも可能である。
(3)ウエビング4は、乗員の身体の肩部から腹部および腰部までを拘束するので、ウエビング4と衣服との摩擦等により容易にシートベルトの張力調整を行なうのは従来のシートベルト装置では困難である。しかし、本発明の実施の形態では、タング部6にウエビング送り機構160を内蔵し、ウエビング4の送り動作を乗員の腹部あるいは腰部の近くで行なうことが可能となる。従って、タング部6に内蔵したウエビング送り機構160により、乗員の腹部または腰部付近のウエビング4(図1に示すショルダ部4a、ラップ部4b)を緩めたり、たるみを除去したりすることが容易になり、極めて効果的なサブマリン現象の抑制動作が可能となる。さらに、上記の動作をウエビング巻取装置3からの繰り出し又は巻き取り動作と連動して行なうようにすることで、さらに効果的なサブマリン現象の抑制動作とすることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図6は、車両が緊急減速した場合の、第2の実施の形態によるサブマリン現象の抑制動作を示すフローチャートである。
(ステップ10(S10))
車両が急ブレーキあるいは衝突等で緊急減速すると、衝突センサ101からの制御信号がECU100に入力される。この衝突センサ101の検出値が所定の閾値を越えた場合、タング部6のウエビング送り機構160によりウエビングのラップ部をショルダ部側に送る(図2(b)の矢印B方向)ことでウエビングのラップ部のベルト拘束強化の動作が行なわれる。所定の閾値以下であれば、ラップ部のベルト拘束強化の動作は行なわれない。
(ステップ11(S11))
回転角度センサ102の検出値により背もたれ部2Aの傾斜角度が所定の角度より後方に倒された位置にある場合、または、感圧センサ103の検出値により乗員の臀部が座席シート2の前後方向において所定の位置より前方にある場合には、次のステップに進みサブマリン現象の抑制動作が行なわれる。回転角度センサ102の検出値または感圧センサ103の検出値が所定の閾値以下であれば、サブマリン現象の抑制動作は行なわれない。尚、回転角度センサ102の検出値または感圧センサ103の検出値を判断する閾値は、種々の条件により適宜変更して設定することができる。
(ステップ12(S12))
タング部6のウエビング送り機構160によりウエビング4の送り動作が行なわれ、サブマリン現象の抑制動作が行なわれる。この動作は、ラップ部4bの張力を増加させると共にショルダ部4aの張力を緩和させる方向に回転モータ30および駆動ローラ20を駆動することにより行なわれる。
(ステップ13(S13))
ウエビング4が所定量送り動作されたか判断し、所定の送り量となるまで、回転モータ30のエンコーダ31からECU100に入力されるエンコーダ出力31Aをフィードバックすることによりウエビング4の送り動作が制御される。
本発明の第2の実施の形態に係るシートベルト装置1によれば、第1の実施の形態による効果に加えて次のような効果を有する。すなわち、回転角度センサ102の検出値または感圧センサ103の検出値により乗員の着席姿勢を判断してサブマリン現象の抑制動作を行なうので、腹部あるいは腰部への不要な拘束強化を抑制できる。尚、衝突を検知する衝突センサ101の代わりに車両レーダー等を用いて衝突前にウエビング送り機構160を制御してもよい。
図1はシートベルト装置の全体を示す斜視図である。 図2はタング部の詳細を示す(a)平面図および(b)側面図である。 図3はシートベルト装置の動作制御を説明するための構成ブロック図である。 図4は、車両が緊急減速した場合の、第1の実施の形態によるサブマリン現象の抑制動作を示すフローチャートである。 図5(a)は、ステップ3によるサブマリン現象の抑制動作が行なわれない場合、図5(b)は、ステップ3によるサブマリン現象の抑制動作が行なわれた場合、乗員にどのような力が作用するかを説明するための斜視図である。 図6は、車両が緊急減速した場合の、第2の実施の形態によるサブマリン現象の抑制動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 シートベルト装置
2 座席シート
3 ウエビング巻取装置
4 ウエビング
5 ショルダアンカ
6 タング部
7 バックル部
8 固定部
9 バックル固定部
10 従動ローラ
11 従動ローラ軸
12 従動ローラ支持部材
20 駆動ローラ
21 駆動ローラ軸
22 駆動ローラギア
30 回転モータ
31 エンコーダ
32 モータギア
33 揺動アーム
40 中間ギア
41 中間ギア軸
50 スライド部材
60 タングプレート
61 カバー部
71 バックルスイッチ
80、81 コネクタ
100 ECU
101 衝突センサ
102 回転角度センサ
103 感圧センサ
160 ウエビング送り機構

Claims (3)

  1. 一端が車両または座席下側に固定され、座席を挟んで反対側に固定されたバックルに係合するタングとの間のウエビングのラップ部にて少なくとも乗員を拘束するシートベルト装置であって、
    前記タングは、前記ウエビングを挿通する穴を有し、その穴近傍で前記ウエビングを送るための回転体を有し、所定条件成立時に前記ウエビングのラップ部の張力を高めるように前記回転体を回転させる回転動力部を有することを特徴とするシートベルト装置。
  2. ウエビング巻取り装置と、前記ウエビング巻取装置からショルダアンカ及びタングに挿通され、前記タングをバックルに係合させることで、乗員を拘束するショルダ部とラップ部からなるウエビングを含むシートベルト装置であって、
    前記タングは、前記ウエビングを挿通する穴を有し、その穴近傍で前記ウエビングを送るための回転体を有し、所定条件成立時に前記ウエビングのラップ部をショルダ部側に送るために前記回転体を回転させる回転動力部を有することを特徴とするシートベルト装置。
  3. 前記所定条件は、車両衝突予知、または、衝突を検知した時である請求項1または2に記載のシートベルト装置。
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