JP2020185827A - シートベルト装置を備えた車両用シート - Google Patents
シートベルト装置を備えた車両用シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2020185827A JP2020185827A JP2019090001A JP2019090001A JP2020185827A JP 2020185827 A JP2020185827 A JP 2020185827A JP 2019090001 A JP2019090001 A JP 2019090001A JP 2019090001 A JP2019090001 A JP 2019090001A JP 2020185827 A JP2020185827 A JP 2020185827A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- vehicle
- occupant
- belt
- lap belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
【課題】乗員の腰部の拘束性能を向上させるシートベルト装置を備えた車両用シートを提供する。【解決手段】シートベルト装置2のラップベルト部20を支持する右スライド部25、左スライド部26をシートクッション16に対して車両前後方向に移動させる連結部材27、ネジ軸28、ナット29及びモータ31と、シートクッション16における乗員の着座位置を検出する感圧シート33と、乗員の着座位置に基づいて、ラップベルト部20が乗員の腰部を保持する位置に移動するようにモータ31を作動制御するコントロールユニット32と、を備え、車両走行中あるいは車両電源ON時に常時ラップベルト部20を移動制御する。【選択図】図4
Description
本発明は、着座した乗員を拘束するシートベルト装置を備えた車両用シートに関する。
車両のシートに設けられたシートベルト装置は、例えばシートに着座した乗員の腰部を拘束するラップベルト部を有している。シートベルト装置は、例えばベルト(ウェビング)を巻き取るリトラクタを備えており、更に車両衝突時にはベルトの引き出しを不能とするロック機構を備えているが、通常時(非衝突時)にはベルトを引き出し可能になっている。
そして、シートベルト装置においてラップベルト部を有していても、乗員がシートに浅く着座しているときに、車両が例えば前突して乗員が前方に移動しようとした場合には、ラップベルト部とシートの座面との間を乗員が前方にすり抜ける所謂サブマリン現象を招く可能性がある。
そこで、特許文献1では、サブマリン現象を抑制すべく、車両の衝突時、詳しくは車両が所定以上の加速度を受けた場合にラップベルト部を前側下方に揺動して、乗員の大腿部をシートの座面に向けて下方に押し付ける構成のシートベルト装置が提案されている。
そこで、特許文献1では、サブマリン現象を抑制すべく、車両の衝突時、詳しくは車両が所定以上の加速度を受けた場合にラップベルト部を前側下方に揺動して、乗員の大腿部をシートの座面に向けて下方に押し付ける構成のシートベルト装置が提案されている。
しかしながら、上記のようにベルトを引き出し可能な構成のシートベルト装置では、ベルト装着後に乗員が前後に動くことで、乗員の腰部に設定したラップベルト部が乗員の腰部からずれ、また、ベルトの張りが緩くなる場合がある。特に、シートの前方よりに浅く腰掛けた状態ではベルト(ウェビング)が引き出されるが、この浅く腰掛けた状態から腰部をずらしてシートに深く腰掛けると、ラップベルト部が腰部からずれて緩んでしまう場合がある。ベルトが緩んだ場合にはリトラクタによって巻き取られるものの、タング等における摺動抵抗によってラップベルト部の撓みが迅速かつ十分に解消されない可能性がある。また、上記の逆の場合として、シートに深く腰掛けた状態から、腰部をずらしてシートに浅く腰掛けた場合には、ベルトが乗員の腹側にずれる場合がある。
特許文献1では、車両衝突時にラップベルト部を前側下方に揺動して、乗員の大腿部を下方に押し付ける構成であるので、サブマリン現象を抑制することができるとしても乗員の腰部を十分に拘束することができない虞がある。また、車両衝突時にラップベルト部を押し付ける構成であるので、衝突時に迅速に乗員を拘束させることが困難な虞もある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、乗員の腰部の拘束性能を向上させるシートベルト装置を備えた車両用シートを提供することにある。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、乗員の腰部の拘束性能を向上させるシートベルト装置を備えた車両用シートを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、シートに着座した乗員を拘束するベルトに、前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部を有するシートベルト装置を備えた車両用シートであって、前記シートのシートクッションに対して前記ラップベルト部を車両前後方向に移動させるラップベルト移動部と、前記シートクッションにおける前記乗員の着座位置を検出する着座位置検出部と、前記乗員の着座位置に基づいて、前記ラップベルト部が前記乗員の腰部を保持する位置に移動するように前記ラップベルト移動部を作動制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
これにより、シートクッションにおける乗員の着座位置に基づいて、ラップベルト部が乗員の腰部を保持する位置に前後方向に移動するので、ラップベルト部を腰部に的確に設定し、撓みを減少させることが可能となる。したがって、乗員の着座位置が前後に移動しても、常時ラップベルト部を乗員の腰部に配置して撓みを解消して、乗員の腰部の拘束性能を向上させることができる。
好ましくは、前記ベルトを巻き取る巻取部を備え、前記制御部は、前記ラップベルト移動部を移動させた直後に、前記ベルトを巻き取るように前記巻取部を作動制御するとよい。
ラップベルト移動部を移動させた後に、ベルトの撓みは一般的にシートベルト装置に設けられているリトラクタによって巻き取られるものの、乗員とベルトとの間の摩擦等でラップベルト部の撓みが迅速かつ十分には解消されない場合がある。ラップベルト移動部を移動させた直後に、巻取部を作動制御してベルトを巻き取ることで、ベルトの撓みを迅速かつ十分に解消して、より乗員の腰部の拘束性能を向上させることができる。
ラップベルト移動部を移動させた後に、ベルトの撓みは一般的にシートベルト装置に設けられているリトラクタによって巻き取られるものの、乗員とベルトとの間の摩擦等でラップベルト部の撓みが迅速かつ十分には解消されない場合がある。ラップベルト移動部を移動させた直後に、巻取部を作動制御してベルトを巻き取ることで、ベルトの撓みを迅速かつ十分に解消して、より乗員の腰部の拘束性能を向上させることができる。
好ましくは、前記ラップベルト移動部は、前記ラップベルト部を支持するガイドと、前記ガイドを車両前後方向に移動させるガイド移動機構部と、を備えるとよい。
これにより、ガイド移動機構部によって、ラップベルト部を支持するガイドを車両前後方向に移動させることで、ラップベルト部をシートクッションに対して車両前後方向に移動させることが可能となる。
これにより、ガイド移動機構部によって、ラップベルト部を支持するガイドを車両前後方向に移動させることで、ラップベルト部をシートクッションに対して車両前後方向に移動させることが可能となる。
好ましくは、前記ガイドは、前記シートクッションの左右側部の少なくともいずれか一方に配置されるとよい。
これにより、シートクッションの左右側部の少なくともいずれか一方において、ガイドによってラップベルト部を車両前後方向に移動させることができる。また、シートに着座する乗員の邪魔にならずにガイドを設置することができる。
これにより、シートクッションの左右側部の少なくともいずれか一方において、ガイドによってラップベルト部を車両前後方向に移動させることができる。また、シートに着座する乗員の邪魔にならずにガイドを設置することができる。
好ましくは、前記ガイドは、前記シートクッションの左右両方の側部に備えられ、前記ガイド移動機構部は、左右の前記ガイドを連結する連結部と、前記連結部を車両前後方向に移動させる連結部移動部と、を備え、前記連結部移動部は、前記連結部を介して左右の前記ガイドを一体的に車両前後方向に移動させるとよい。
これにより、ガイド移動機構部を簡単な構造でシートクッション内部に配置することができる。
これにより、ガイド移動機構部を簡単な構造でシートクッション内部に配置することができる。
好ましくは、前記着座位置検出部は、前記シートクッションに配置された感圧シートであるとよい。
これにより、着座位置検出部をシートクッションにコンパクトに設置することができる。
これにより、着座位置検出部をシートクッションにコンパクトに設置することができる。
本発明のシートベルト装置を備えた車両用シートによれば、シートクッションにおける乗員の着座位置に基づいて、ラップベルト部が乗員の腰部を保持する位置に前後方向に移動するので、乗員の着座位置が前後に移動してもラップベルト部が腰部に的確に配置され、ベルトの撓みが解消され、乗員の腰部の拘束性能を常時維持することが可能となる。したがって、車両衝突時における安全性能を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態のシートベルト装置を採用したシート1(車両用シート)及びシートベルト装置2の構造を示す正面図である。図2はシート1及びシートベルト装置2の左側面図、図3はシート1及びシートベルト装置2の右側面図、図4はシート1及びシートベルト装置2の上面図である。なお、図2〜図4は、乗員Mが深く着座した状態を示している。
図1は、本発明の実施形態のシートベルト装置を採用したシート1(車両用シート)及びシートベルト装置2の構造を示す正面図である。図2はシート1及びシートベルト装置2の左側面図、図3はシート1及びシートベルト装置2の右側面図、図4はシート1及びシートベルト装置2の上面図である。なお、図2〜図4は、乗員Mが深く着座した状態を示している。
本発明のシートベルト装置を備えた車両用シートは、例えば3点式シートベルト装置あるいは2点式シートベルト装置のように、ラップベルト部を有するシートベルト装置を備えた車両のシートに適用される。
図1〜4に示すように、車両の助手席であるシート1に設けられたシートベルト装置2は、帯状の布部材で形成されたウェビング10(ベルト)、ウェビング10にスライド可能に装着されるタング11、タング11を固定するバックル12、ウェビング10を摺動可能に支持するショルダーアンカー13、ウェビング10の一端部を巻き取るリトラクタ14、ウェビング10の他端部を車体もしくはシート1のシートフレームに固定するベルトアンカー15を備えている。
図1〜4に示すように、車両の助手席であるシート1に設けられたシートベルト装置2は、帯状の布部材で形成されたウェビング10(ベルト)、ウェビング10にスライド可能に装着されるタング11、タング11を固定するバックル12、ウェビング10を摺動可能に支持するショルダーアンカー13、ウェビング10の一端部を巻き取るリトラクタ14、ウェビング10の他端部を車体もしくはシート1のシートフレームに固定するベルトアンカー15を備えている。
バックル12は、シート1の車幅方向内側(右側)に配置され、タング11が挿入されて当該タング11を車体側、詳しくはシート1のシートクッション16の右側部に支持する。
ショルダーアンカー13は、シート1の車幅方向外側(左側)のピラー17の上部に設けられ、シートバック18より後方かつ上方に配置されている。
ショルダーアンカー13は、シート1の車幅方向外側(左側)のピラー17の上部に設けられ、シートバック18より後方かつ上方に配置されている。
リトラクタ14は、ショルダーアンカー13の下方、例えばシート1の車幅方向外側のピラー17の下部に配置されている。リトラクタ14には、車両衝突時にウェビング10を引き込んで張力を付与するプリテンショナ機構が備えられている。
ウェビング10におけるベルトアンカー15からタング11までの部位であるラップベルト部20は、シート1に着座した乗員Mの下半身、詳しくは乗員Mの腰部を拘束する。一方、ウェビング10におけるタング11からショルダーアンカー13までの部位であるショルダーベルト部21は、シート1に着座した乗員Mの上半身を拘束する。
ウェビング10におけるベルトアンカー15からタング11までの部位であるラップベルト部20は、シート1に着座した乗員Mの下半身、詳しくは乗員Mの腰部を拘束する。一方、ウェビング10におけるタング11からショルダーアンカー13までの部位であるショルダーベルト部21は、シート1に着座した乗員Mの上半身を拘束する。
本実施形態のシート1のシートクッション16の左右の側部には、夫々シートクッション16に対して車両前後方向にスライドする右スライド部25(ガイド)及び左スライド部26(ガイド)が備えられている。
シートクッション16の右側の側部に設けられた右スライド部25は、シートクッション16に対しバックル12を車両前後方向に移動可能に支持している。
シートクッション16の右側の側部に設けられた右スライド部25は、シートクッション16に対しバックル12を車両前後方向に移動可能に支持している。
シートクッション16の左側の側部に設けられた左スライド部26は、ベルトアンカー15付近のラップベルト部20を支持するガイド機能を有している。即ち、ラップベルト部20は、左スライド部26において車両前後方向に移動可能に支持されている。
右スライド部25及び左スライド部26は、略同一の車両前後位置に配置されており、シートクッション16の内部を車幅方向に延びる連結部材27(連結部)によって連結されている。
右スライド部25及び左スライド部26は、略同一の車両前後位置に配置されており、シートクッション16の内部を車幅方向に延びる連結部材27(連結部)によって連結されている。
シートクッション16の内部の左右方向略中央部には、車両前後方向に延びるネジ軸28(連結部移動部)が設けられている。ネジ軸28は連結部材27と上下位置が略同一であり、ネジ軸28と連結部材27とが交差する箇所には、連結部材27に固定されネジ軸28に螺合するナット29(連結部移動部)が備えられている。ネジ軸28とナット29によってボールネジが構成され、ネジ軸28の回転に伴って連結部材27が車両前後方向に移動する。
ネジ軸28の車両後側端部はシートクッション16に回転可能に支持される一方、ネジ軸28の車両前側端部にはネジ軸28を回転させるモータ31(連結部移動部)が備えられている。
なお、ネジ軸28、ナット29及びモータ31及び連結部材27が、本発明のガイド移動機構部を構成する。また、このガイド移動機構部に右スライド部25及び左スライド部26を加えて本発明のラップベルト移動部を構成する。
なお、ネジ軸28、ナット29及びモータ31及び連結部材27が、本発明のガイド移動機構部を構成する。また、このガイド移動機構部に右スライド部25及び左スライド部26を加えて本発明のラップベルト移動部を構成する。
モータ31は、コントロールユニット32(制御部)によって駆動制御される。
シート1のシートクッション16には感圧シート33(着座位置検出部)が備えられている。感圧シート33は、シートクッション16の座面を略一杯に広がって配置され、シートクッション16に着座した乗員Mの重量分布を感知する機能を有する。
コントロールユニット32は、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等から構成されている。
シート1のシートクッション16には感圧シート33(着座位置検出部)が備えられている。感圧シート33は、シートクッション16の座面を略一杯に広がって配置され、シートクッション16に着座した乗員Mの重量分布を感知する機能を有する。
コントロールユニット32は、図示しない入出力装置、制御プログラムや制御マップ等の記憶に供される記憶装置(ROM,RAM等)、中央処理装置(CPU)、タイマカウンタ等から構成されている。
コントロールユニット32は、感圧シート33からシートクッション16に着座した乗員Mの重量分布データを入力し、乗員Mの腰部の前後位置を推定する。なお、乗員Mの腰部は、感圧シート33によって検出した重量が大きい箇所に位置するものと推定すればよい。更に、この推定した腰部の前後位置に合わせてモータ31を回転駆動させてナット29を前後方向に移動させ、右スライド部25及び左スライド部26を前後方向に移動させる。
図5はシート1及びシートベルト装置2の左側面図、図6はシート1及びシートベルト装置2の右側面図、図7はシート1及びシートベルト装置2の上面図である。なお、図5〜図7は、乗員Mが浅く着座した状態を示している。
図5〜図7に示すように、乗員Mがシートクッション16に浅く着座した状態では、右スライド部25及び左スライド部26を車両前方に移動させる。これにより、ラップベルト部20全体が車両前方に移動し、浅く着座した乗員Mの腰部を適切な張力で拘束する。
図5〜図7に示すように、乗員Mがシートクッション16に浅く着座した状態では、右スライド部25及び左スライド部26を車両前方に移動させる。これにより、ラップベルト部20全体が車両前方に移動し、浅く着座した乗員Mの腰部を適切な張力で拘束する。
一方、図2〜図4に示すように、乗員Mがシートクッション16に深く着座した状態では、右スライド部25及び左スライド部26を最も車両後方に移動させる。これにより、ラップベルト部20全体が車両後方に移動し、ラップベルト部20によって乗員Mの腰部を拘束する。
なお、コントロールユニット32は、車両電源オン時あるいは車両走行時において、常時、感圧シート33によってシート1に着座した乗員Mの腰部の前後位置を検出してモータ31を駆動制御し、ラップベルト部20を車両前後方向に移動させる。
なお、コントロールユニット32は、車両電源オン時あるいは車両走行時において、常時、感圧シート33によってシート1に着座した乗員Mの腰部の前後位置を検出してモータ31を駆動制御し、ラップベルト部20を車両前後方向に移動させる。
以上のように、本実施形態では、感圧シート33によってシートクッション16に着座した乗員Mの重量分布を検出して乗員Mの腰部の前後位置を推定し、当該乗員Mの腰部の前後位置に合わせて右スライド部25及び左スライド部26を前後方向に移動させることでラップベルト部20を前後に移動させる。これにより、乗員Mの座りの深さ(前後位置)に拘わらずラップベルト部20が乗員の腰部に配置され、ウェビング10の撓みが解消される。そして、このラップベルト部20の移動制御を例えば車両電源オン時に常時行うので、ラップベルト部20が乗員の腰部に常に配置され、ウェビング10の撓みは常に解消される。
したがって、例えば車両走行中に乗員が浅く着座した状態から深く座り直した際に、ラップベルト部20が車両後方に移動してラップベルト部20の撓みを迅速に解消させることができ、シートベルト装置2のラップベルト部20による乗員の腰部の拘束性能を向上させることができる。
また、右スライド部25及び左スライド部26は、シートクッション16の左右側部に配置されるので、シート1に着座する乗員の邪魔にならずに右スライド部25及び左スライド部26を配置することができる。
また、右スライド部25及び左スライド部26は、シートクッション16の左右側部に配置されるので、シート1に着座する乗員の邪魔にならずに右スライド部25及び左スライド部26を配置することができる。
また、右スライド部25及び左スライド部26は連結部材27によって連結され、この連結部材27をナット29及びネジ軸28によって、一体的に車両前後方向に移動させるので、右スライド部25及び左スライド部26を車両前後方向に移動させる機構を簡単な構造でシートクッション16の内部に配置することができる。
また、感圧シート33によってシート1に着座した乗員Mの腰部の前後位置を検出するので、乗員の着座位置を検出する検出部をシートクッション16にコンパクトに設置することができる。
また、感圧シート33によってシート1に着座した乗員Mの腰部の前後位置を検出するので、乗員の着座位置を検出する検出部をシートクッション16にコンパクトに設置することができる。
更に、図4に示すように、ウェビング10の張力を検出する張力センサ40を備えるとともに、ウェビング10を巻き取って張力を付与するモータ41(巻取部)を備えるとよい。張力センサ40及びモータ41は、例えばリトラクタ14あるいはベルトアンカー15に設ければよい。
張力センサ40及びモータ41は、コントロールユニット32に接続されている。
張力センサ40及びモータ41は、コントロールユニット32に接続されている。
そして、コントロールユニット32は、張力センサ40からウェビング10の張力、即ちラップベルト部20の張力を入力し、右スライド部25及び左スライド部26を作動させた直後にモータ41を作動させて、ウェビング10の張力が適切な張力以上になるまでウェビング10を巻き取る。
これにより、右スライド部25及び左スライド部26を作動させた直後に、ウェビング10の撓みをより効果的に解消させるとともに、ウェビング10延いてはラップベルト部20の張力を適切に設定することができ、ラップベルト部20による拘束性能をより向上させることができる。
これにより、右スライド部25及び左スライド部26を作動させた直後に、ウェビング10の撓みをより効果的に解消させるとともに、ウェビング10延いてはラップベルト部20の張力を適切に設定することができ、ラップベルト部20による拘束性能をより向上させることができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。
例えば、上記の実施形態では、シートクッション16の左右両側に、ラップベルト部20を移動させるガイドとして、右スライド部25及び左スライド部26を設けているが、いずれか一方でもよい。
また、右スライド部25及び左スライド部26を前後方向に移動させる機構については、適宜構造を変更してもよい。
例えば、上記の実施形態では、シートクッション16の左右両側に、ラップベルト部20を移動させるガイドとして、右スライド部25及び左スライド部26を設けているが、いずれか一方でもよい。
また、右スライド部25及び左スライド部26を前後方向に移動させる機構については、適宜構造を変更してもよい。
また、上記実施形態では、感圧シート33による乗員の腰部の位置検出及びモータ31の作動制御を、車両走行時あるいは車両電源時に実行するが、感圧シート33により乗員が着座したことを検出して、モータ31の作動制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、車両の助手席に本発明を適用しているが、運転席に適用してもシートベルト装置による運転者の拘束性を向上させることができる。また、後部座席においても、ラップベルト部を有するシートベルト装置が備えられたシートには、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、車両の助手席に本発明を適用しているが、運転席に適用してもシートベルト装置による運転者の拘束性を向上させることができる。また、後部座席においても、ラップベルト部を有するシートベルト装置が備えられたシートには、本発明を適用することができる。
1 シート(車両用シート)
2 シートベルト装置
10 ウェビング(ベルト)
16 シートクッション
20 ラップベルト部
33 感圧シート(着座位置検出部)
32 コントロールユニット(制御部)
25 右スライド部(ガイド)
26 左スライド部(ガイド)
27 連結部材(連結部)
28 ネジ軸(連結部移動部)
29 ナット(連結部移動部)
31 モータ(連結部移動部)
41 モータ(巻取部)
2 シートベルト装置
10 ウェビング(ベルト)
16 シートクッション
20 ラップベルト部
33 感圧シート(着座位置検出部)
32 コントロールユニット(制御部)
25 右スライド部(ガイド)
26 左スライド部(ガイド)
27 連結部材(連結部)
28 ネジ軸(連結部移動部)
29 ナット(連結部移動部)
31 モータ(連結部移動部)
41 モータ(巻取部)
Claims (6)
- シートに着座した乗員を拘束するベルトに、前記乗員の腰部を拘束するラップベルト部を有するシートベルト装置を備えた車両用シートであって、
前記シートのシートクッションに対して前記ラップベルト部を車両前後方向に移動させるラップベルト移動部と、
前記シートクッションにおける前記乗員の着座位置を検出する着座位置検出部と、
前記乗員の着座位置に基づいて、前記ラップベルト部が前記乗員の腰部を保持する位置に移動するように前記ラップベルト移動部を作動制御する制御部と、
を備えたことを特徴とするシートベルト装置を備えた車両用シート。 - 前記ベルトを巻き取る巻取部を備え、
前記制御部は、前記ラップベルト移動部を移動させた直後に、前記ベルトを巻き取るように前記巻取部を作動制御することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置を備えた車両用シート。 - 前記ラップベルト移動部は、前記ラップベルト部を支持するガイドと、前記シートクッションに対して前記ガイドを車両前後方向に移動させるガイド移動機構部と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のシートベルト装置を備えた車両用シート。
- 前記ガイドは、前記シートクッションの左右側部の少なくともいずれか一方に配置されることを特徴とする請求項3に記載のシートベルト装置を備えた車両用シート。
- 前記ガイドは、前記シートクッションの左右両方の側部に備えられ、
前記ガイド移動機構部は、左右の前記ガイドを連結する連結部と、前記連結部を車両前後方向に移動させる連結部移動部と、を備え、
前記連結部移動部は、前記連結部を介して左右の前記ガイドを一体的に車両前後方向に移動させることを特徴とする請求項4に記載のシートベルト装置を備えた車両用シート。 - 前記着座位置検出部は、前記シートクッションに配置された感圧シートであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシートベルト装置を備えた車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019090001A JP2020185827A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | シートベルト装置を備えた車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019090001A JP2020185827A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | シートベルト装置を備えた車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020185827A true JP2020185827A (ja) | 2020-11-19 |
Family
ID=73221206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019090001A Pending JP2020185827A (ja) | 2019-05-10 | 2019-05-10 | シートベルト装置を備えた車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2020185827A (ja) |
-
2019
- 2019-05-10 JP JP2019090001A patent/JP2020185827A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6757356B2 (ja) | 乗員保護装置 | |
JP6364436B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
CN111516636B (zh) | 车辆用座椅安全带装置 | |
JP2009132314A (ja) | 後席乗員保護装置 | |
JP2007106355A (ja) | シートベルト装置 | |
JP6768829B2 (ja) | シートベルト装置及び、これを用いた車両用シート | |
JP2007153161A (ja) | シートベルト装置 | |
JP4890298B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP4917510B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JPH11321552A (ja) | 車両用乗員保護装置 | |
JP2020185827A (ja) | シートベルト装置を備えた車両用シート | |
JP2009113678A (ja) | 乗員拘束装置 | |
JP5643178B2 (ja) | シートベルトの制御装置 | |
JP5236522B2 (ja) | 車両用シートベルト装置及び車両用シートベルト巻き取り方法 | |
JP5307749B2 (ja) | プリテンショナ | |
JP4635817B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JP2010271106A (ja) | 車両用荷重検出装置 | |
JP2015199426A (ja) | 車両用シートベルト装置およびそれが設けられた車両シート | |
JP2017170993A (ja) | 車両の乗員保護装置 | |
JP5504236B2 (ja) | シートベルトの制御装置 | |
JP4193580B2 (ja) | シートベルト | |
JP5456624B2 (ja) | ウェビング装着機構 | |
JP2008238910A (ja) | 車両用シートシステム | |
KR20230024133A (ko) | 시트벨트 및 그 이동 제어방법 | |
JP6718267B2 (ja) | 車両の乗員保護装置 |