JP2006097150A - 矯正帯 - Google Patents
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Abstract
【課題】特に産後の使用者の体形をより引き締めて体形の矯正をすることができる矯正帯を提供する。
【解決手段】ニッパー本体11の一方の端部12と他方の端部13は伸縮性を低減した腹部圧迫領域14,15であり、一方の端部は外面に外面係合部21が形成され、他方の端部は内面に外面係合部を係合する内面係合部23が形成されており、補助ベルト20はニッパー本体の背面略中央領域17に一端部33,34が固定され、中央領域から両側に延びる第1ベルト部材31と第2ベルト部材32によって構成されており、ニッパー本体の他方の端部における外面には、補助ベルト用第1係合面40が形成され、補助ベルトの他端部35,36における内面には、補助ベルト用第1係合面に係合可能な補助ベルト用第2係合面41,42が形成されて、補助ベルトの一端部が固定された背面略中央領域には、使用者の背骨近傍に配置された骨格部材60が収容されている。
【選択図】図1
【解決手段】ニッパー本体11の一方の端部12と他方の端部13は伸縮性を低減した腹部圧迫領域14,15であり、一方の端部は外面に外面係合部21が形成され、他方の端部は内面に外面係合部を係合する内面係合部23が形成されており、補助ベルト20はニッパー本体の背面略中央領域17に一端部33,34が固定され、中央領域から両側に延びる第1ベルト部材31と第2ベルト部材32によって構成されており、ニッパー本体の他方の端部における外面には、補助ベルト用第1係合面40が形成され、補助ベルトの他端部35,36における内面には、補助ベルト用第1係合面に係合可能な補助ベルト用第2係合面41,42が形成されて、補助ベルトの一端部が固定された背面略中央領域には、使用者の背骨近傍に配置された骨格部材60が収容されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、使用者の腹部に装着して、特に産後の使用者の体形を矯正するための矯正帯に関する。
妊娠から出産までの間に、女性の腹部には胎児の成長に伴っていわゆる妊娠脂肪がついて胎児を保護するようになっている。また、出産直後は子供の頭の大きさにも匹敵する大きさとなる子宮は、短期間の間に、通常の鶏卵の大きさ位まで収縮する。このためこの産褥期の間に腹部を自由にすると、妊娠脂肪のためいわゆる妊娠肥満を引き起こす原因になる恐れがある。さらに、出産後には体形の変化が顕著に表れることも多い。
この妊娠脂肪は出産直後から約6ヶ月以内であれば流動性があり、このため出産直後から腹部を引き締め、妊娠脂肪を散らして、子宮の収縮を助け、産後の体形の変化に対応して体形を整えるものとして、ガードルだけでなく、産褥ニッパーおよびウエストニッパー等が用いられている。
このように産後の使用者の腹部の体形を引き締めて整えるものが提案されている(たとえば特許文献1)。また、腰痛を治療するための腰痛帯が提案されている(たとえば特許文献2)。
実用新案登録第2605854号公報(第3頁と第4頁、図1と図2)
実公昭61−43474号公報(第2頁、第1図)
このように産後の使用者の腹部の体形を引き締めて整えるものが提案されている(たとえば特許文献1)。また、腰痛を治療するための腰痛帯が提案されている(たとえば特許文献2)。
特許文献1に記載されているリフォーム用ファンデーションは、産後の体形を引き締めるものである。
使用者は、下側前面部を引っ張りながら身体に巻き付けて、仮止めテープを下側前面部に仮止めした後、前面上帯部と前面下帯部の各面ファスナーを下側前面部の面ファスナーに止める。
しかしこの形式のリフォーム用ファンデーションは、産後の体形を一方向から引き締めるだけであって装着バランスに問題があるだけでなく、伸縮性を抑えた腹部引き締め部である前面上帯部によって、最終的な腹部の引き締め固定を行うために、正確な装着が難しく、これらの問題によって確実に引き締めることができない。
また、特許文献2に記載されている腰痛帯は、あくまでも腰痛の治療効果を発揮するものであり、腰痛帯本体1と骨盤ベルト17は、ともにお腹の上に配置して止めるものではないので、腰骨を身体の左右から締める構成とされており、身体の前後方向から腹部を引き締める構成ではないため、実際には使用者の腹部の体形を矯正することはできない。
そこで本発明は上記課題を解消し、特に産後の使用者の体形をより確実に引き締めて体形の矯正をすることができる矯正帯を提供することを目的としている。
使用者は、下側前面部を引っ張りながら身体に巻き付けて、仮止めテープを下側前面部に仮止めした後、前面上帯部と前面下帯部の各面ファスナーを下側前面部の面ファスナーに止める。
しかしこの形式のリフォーム用ファンデーションは、産後の体形を一方向から引き締めるだけであって装着バランスに問題があるだけでなく、伸縮性を抑えた腹部引き締め部である前面上帯部によって、最終的な腹部の引き締め固定を行うために、正確な装着が難しく、これらの問題によって確実に引き締めることができない。
また、特許文献2に記載されている腰痛帯は、あくまでも腰痛の治療効果を発揮するものであり、腰痛帯本体1と骨盤ベルト17は、ともにお腹の上に配置して止めるものではないので、腰骨を身体の左右から締める構成とされており、身体の前後方向から腹部を引き締める構成ではないため、実際には使用者の腹部の体形を矯正することはできない。
そこで本発明は上記課題を解消し、特に産後の使用者の体形をより確実に引き締めて体形の矯正をすることができる矯正帯を提供することを目的としている。
上記目的は、第1の発明にあっては、帯状とされ、一方の端部と他方の端部が着脱自在とされ、伸縮性を有するニッパー本体と、前記ニッパー本体の外面に配置され、伸縮性を有する補助ベルトと、で構成された矯正帯であって、前記ニッパー本体の前記一方の端部と前記他方の端部は、伸縮性を低減した腹部圧迫領域とされており、前記ニッパー本体の前記一方の端部は、外面に外面係合部が形成され、前記ニッパー本体の前記他方の端部は、内面に前記一方の端部の前記外面係合部と係合する内面係合部が形成されており、前記補助ベルトは、前記ニッパー本体の背面略中央領域に一端部が固定され、前記中央領域から両側に延びる第1ベルト部材と第2ベルト部材によって構成されており、前記ニッパー本体の前記他方の端部における外面には、補助ベルト用第1係合面が形成され、前記補助ベルトの他端部における内面には、前記ニッパー本体の前記補助ベルト用第1係合面に係合可能な補助ベルト用第2係合面が形成されて、前記補助ベルトの一端部が固定された前記ニッパー本体の前記背面略中央領域には、使用者の背骨近傍に配置された骨格部材が収容されており、装着状態において、前記骨格部材が収容された前記背面略中央領域と、前記腹部圧迫領域とが、近接するよう伸縮することを特徴とする矯正帯により、達成される。
第1の発明の構成によれば、矯正帯はニッパー本体と補助ベルトにより構成されている。ニッパー本体は、帯状とされて一方の端部と他方の端部が着脱自在とされ、伸縮性を有している。補助ベルトは、ニッパー本体の外面に配置され伸縮性を有する。
ニッパー本体の一方の端部と他方の端部は、伸縮性を低減した腹部圧迫領域である。ニッパー本体の一方の端部は、外面に外面係合部が形成されている。ニッパー本体の他方の端部は、内面に一方の端部の外面係合部を係合するための内面係合部が形成されている。
ニッパー本体の一方の端部と他方の端部は、伸縮性を低減した腹部圧迫領域である。ニッパー本体の一方の端部は、外面に外面係合部が形成されている。ニッパー本体の他方の端部は、内面に一方の端部の外面係合部を係合するための内面係合部が形成されている。
補助ベルトは、ニッパー本体の背面略中央領域に一端部が固定され、中央領域から両側に延びる第1ベルト部材と第2ベルト部材によって構成されている。ニッパー本体の他方の端部における外面には、補助ベルト用第1係合面が形成されている。補助ベルトの他端部における内面には補助ベルト用第1係合面に係合可能な補助ベルト用第2係合面がそれぞれ形成されている。
骨格部材は、補助ベルトの一端部が固定されたニッパー本体の背面略中央領域において、使用者の背骨近傍に配置されている。
骨格部材は、補助ベルトの一端部が固定されたニッパー本体の背面略中央領域において、使用者の背骨近傍に配置されている。
これにより、ニッパー本体の腹部圧迫領域は、ニッパー本体を腹部に装着することにより、腹部を圧迫して、使用者の体形の矯正を行うことができる。
しかも、このようにニッパー本体を装着した後に、ニッパー本体の外側から補助ベルトを用いて、容易に身体の前後方向に引き締めるよう装着できるだけでなく、腹部圧迫領域で引き締めた状態を確実に保持することができ、さらに体形をより確実に引き締めて矯正することができる。
この時、骨格部材が使用者の背骨近傍に配置できるので、使用者の腹部の体形を矯正しながら、背骨を支えることで腰痛の防止または軽減を図ると共に、背面側と腹部側とを近接させるよう伸縮した状態を維持することができる。
しかも、このようにニッパー本体を装着した後に、ニッパー本体の外側から補助ベルトを用いて、容易に身体の前後方向に引き締めるよう装着できるだけでなく、腹部圧迫領域で引き締めた状態を確実に保持することができ、さらに体形をより確実に引き締めて矯正することができる。
この時、骨格部材が使用者の背骨近傍に配置できるので、使用者の腹部の体形を矯正しながら、背骨を支えることで腰痛の防止または軽減を図ると共に、背面側と腹部側とを近接させるよう伸縮した状態を維持することができる。
第2の発明は、第1の発明の構成において、前記背面略中央領域よりも、前記腹部圧迫領域の方が、上下方向の幅を広く形成していることを特徴とする。
第2の発明の構成によれば、背面略中央領域よりも、腹部圧迫領域の方が上下方向の幅を広く形成している。
これにより、より確実に使用者のウエスト全体を引き締めることができる。
第2の発明の構成によれば、背面略中央領域よりも、腹部圧迫領域の方が上下方向の幅を広く形成している。
これにより、より確実に使用者のウエスト全体を引き締めることができる。
第3の発明は、第1または第2のいずれかの発明の構成において、前記骨格部材が、前記使用者の前記背骨をまたぐように配置される面状の板状部材とされており、前記板状部材の上端縁の幅は下端縁の幅よりも小さく設定され、少なくとも下端縁側は、外方に突出する突出部が形成されていることを特徴とする。
第3の発明の構成によれば、面状とされた骨格部材である板状部材が、使用者の背骨をまたぐように配置され、板状部材の上端縁の幅は下端縁の幅よりも小さく設定され、少なくとも下端縁側は外方に突出する突出部が形成されている。
これにより、板状部材が骨盤の形状に近い形状となり、確実に腰を保護し腰痛の防止または軽減を図ることができる。
第3の発明の構成によれば、面状とされた骨格部材である板状部材が、使用者の背骨をまたぐように配置され、板状部材の上端縁の幅は下端縁の幅よりも小さく設定され、少なくとも下端縁側は外方に突出する突出部が形成されている。
これにより、板状部材が骨盤の形状に近い形状となり、確実に腰を保護し腰痛の防止または軽減を図ることができる。
第4の発明は、第3の発明の構成において、前記板状部材の外方には、前記補助ベルトの一端部が固定されており、固定された前記補助ベルトの一端部近傍が板状部材の外方に配置されていることを特徴とする。
第4の発明の構成によれば、板状部材の外方には、補助ベルトの一端が固定されており、固定された補助ベルトの一端近傍が板状部材の外方に配置されている。
これにより、外側から装着した補助ベルトによって、板状部材が腹部圧迫領域に近接する方向に締められ、確実に引き締めると共に、腰部を安定させることができる。
第4の発明の構成によれば、板状部材の外方には、補助ベルトの一端が固定されており、固定された補助ベルトの一端近傍が板状部材の外方に配置されている。
これにより、外側から装着した補助ベルトによって、板状部材が腹部圧迫領域に近接する方向に締められ、確実に引き締めると共に、腰部を安定させることができる。
上記目的は、第5の発明にあっては、着用状態において筒状とされ、前側略中央領域が伸縮性を低減した腹部圧迫領域とされた、伸縮性を有するニッパー本体と、前記ニッパー本体の外面に配置され、伸縮性を有する補助ベルトと、で構成された矯正帯であって、前記補助ベルトは、前記ニッパー本体の背面略中央領域上方に一端部が固定され、前記中央領域から両側の斜め下方に延びる第1ベルト部材と第2ベルト部材と、前記ニッパー本体の前記背面略中央領域下方に一端部が固定され、前記中央領域から両側の側方に延びる第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材と、によって形成されており、前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材の他端部の内面には、それぞれ内面係合部が形成され、前記第1受け側ベルト部材と前記第2受け側ベルト部材の他端部の外面には、前記内面係合部に着脱可能な外面係合部がそれぞれ形成され、前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材が腹部圧迫領域上で交差するように配置され、前記第1ベルト部材の他端部と逆に延びた前記第2受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能であり、前記第2ベルト部材の他端部と逆に延びた前記第1受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能とされていることを特徴とする矯正帯により、達成される。
第5の発明の構成によれば、矯正帯はニッパー本体と補助ベルトを有している。ニッパー本体は、着用状態において筒状とされる、伸縮性を有する素材で形成されている。前側略中央領域は腹部圧迫領域であり伸縮性を低減している。補助ベルトは、ニッパー本体の外面に配置され、伸縮性を有している。
補助ベルトは、第1ベルト部材と第2ベルト部材および第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材により形成されている。第1ベルト部材と第2ベルト部材は、ニッパー本体の背面略中央領域上方に一端部が固定され、この中央領域から両側の斜め下方に延びる。第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材は、ニッパー本体の背面略中央領域下方に一端部が固定され、中央領域から両側の側方に延びる。
補助ベルトは、第1ベルト部材と第2ベルト部材および第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材により形成されている。第1ベルト部材と第2ベルト部材は、ニッパー本体の背面略中央領域上方に一端部が固定され、この中央領域から両側の斜め下方に延びる。第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材は、ニッパー本体の背面略中央領域下方に一端部が固定され、中央領域から両側の側方に延びる。
第1ベルト部材と第2ベルト部材の他端部の内面には、それぞれ内面係合部が形成されている。第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材の他端部の外面には、内面係合部に着脱可能な外面係合部がそれぞれ形成されている。
第1ベルト部材と第2ベルト部材が腹部圧迫領域上で交差されるように配置され、第1ベルト部材の他端部と逆に延びた第2受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能である。同様にして、第2ベルト部材の他端部と逆に延びた第1受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能になっている。
第1ベルト部材と第2ベルト部材が腹部圧迫領域上で交差されるように配置され、第1ベルト部材の他端部と逆に延びた第2受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能である。同様にして、第2ベルト部材の他端部と逆に延びた第1受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能になっている。
これにより、ニッパー本体を使用者が着用することにより腹部圧迫領域が腹部を圧迫することで使用者の体形を矯正することができる。
しかも、ニッパー本体を装着した後に、ニッパー本体の外側から第1ベルト部材と第2ベルト部材を交差するように配置して、第1ベルト部材の他端部と逆に延びた第2受け側ベルト部材の他端部とを着脱可能に取り付け、第2ベルト部材の他端部と逆に延びた第1受け側ベルト部材の他端部とを着脱可能に取り付けることにより、着脱が容易であるだけでなく、特に交差点を中心として腹部を確実に引き締めて矯正することができる。
しかも、ニッパー本体を装着した後に、ニッパー本体の外側から第1ベルト部材と第2ベルト部材を交差するように配置して、第1ベルト部材の他端部と逆に延びた第2受け側ベルト部材の他端部とを着脱可能に取り付け、第2ベルト部材の他端部と逆に延びた第1受け側ベルト部材の他端部とを着脱可能に取り付けることにより、着脱が容易であるだけでなく、特に交差点を中心として腹部を確実に引き締めて矯正することができる。
以上説明したように、本発明によれば、産後の使用者の体形をより引き締めて矯正することを確実に行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1は、本発明の矯正帯の好ましい実施形態のひとつである産褥ニッパーについて、使用者が装着している例で示す斜視図である。
図1に示す矯正帯10は、使用者Mの腹部1の体形を、より確実に引き締めて矯正するためのものである。矯正帯10は、たとえば下着の上から装着することができる。
図2は、図1に示す矯正帯10を背面側から見た図であり、図3は、矯正帯10の展開図であり、非肌当接面となる外面側を示している。
図1と図2に示すように、矯正帯10は、装着位置を異ならせることで、ウエストニッパーとしても使用することができ、さらには外側から本体を覆う補助ベルト付きニッパーとも呼ぶことができる。
図1に示す矯正帯10は、使用者Mの腹部1の体形を、より確実に引き締めて矯正するためのものである。矯正帯10は、たとえば下着の上から装着することができる。
図2は、図1に示す矯正帯10を背面側から見た図であり、図3は、矯正帯10の展開図であり、非肌当接面となる外面側を示している。
図1と図2に示すように、矯正帯10は、装着位置を異ならせることで、ウエストニッパーとしても使用することができ、さらには外側から本体を覆う補助ベルト付きニッパーとも呼ぶことができる。
矯正帯10は、いわゆる産後の腹部のリフォーム(体形成形)を行うためのものであり、妊娠脂肪に流動性のある産後6ヶ月以内に行うリフォームに用いられるのが好ましい。
図1と図2に示す矯正帯10は、使用者Mの腹部1の体形を矯正すると共に、図2に示す背中2の背骨の両側を支えて確実に腰を保護することもできるものである。
図1と図2に示す矯正帯10は、使用者Mの腹部1の体形を矯正すると共に、図2に示す背中2の背骨の両側を支えて確実に腰を保護することもできるものである。
図1ないし図3を参照して、矯正帯10の構造について説明する。
矯正帯10は、ニッパー本体11と補助ベルト20で構成されている。
ニッパー本体11は、図3に示すように帯状とされており、一方の端部12と他方の端部13が着脱自在となっていて、ニッパー本体11は、腹部1への締め付けを行うためにS方向に沿って伸縮性を有している。ニッパー本体11は、図1と図2に示すように、使用者Mの腹部1に巻き付けて腹部1を圧迫することにより体形を矯正するものである。
矯正帯10は、ニッパー本体11と補助ベルト20で構成されている。
ニッパー本体11は、図3に示すように帯状とされており、一方の端部12と他方の端部13が着脱自在となっていて、ニッパー本体11は、腹部1への締め付けを行うためにS方向に沿って伸縮性を有している。ニッパー本体11は、図1と図2に示すように、使用者Mの腹部1に巻き付けて腹部1を圧迫することにより体形を矯正するものである。
図3に示すように、ニッパー本体11は、腹部圧迫領域14,15と、伸縮部16,16および背面略中央領域17を有している。背面略中央領域17は、ニッパー本体11の略中央に位置していて、図2に示すように矯正帯10の装着時には、背中2の中央に位置される。背面略中央領域17は、伸縮性が少なく、厚みがあって後述する骨格部材による刺激を低減できる素材が好ましい。一方の伸縮部16は、背面略中央領域17と一方の腹部圧迫領域14との間に配置されている。同様にして他方の伸縮部16は、背面略中央領域17と他方の腹部圧迫領域15の間に配置されている。伸縮部16,16は、少なくともS方向に伸縮性を有する材質、たとえばワンウェイネットと呼ばれる材質等により作ることができる。
図3に示す腹部圧迫領域14,15は、好ましくは伸縮性の少ない材料で作られている。腹部圧迫領域14,15は、伸縮性を低減した部分であり、ニッパー本体11の一方の端部12側と他方の端部13側にそれぞれ形成されている。
ニッパー本体11の一方の端部12であって、装着時に身体に当接する側の端部には、その外面に外面係合部21が形成されている。同様にしてニッパー本体11の他方の端部13には、その内面に破線で示す内面係合部23が形成されている。この内面係合部23は外面係合部21に対して着脱可能に係合できるようになっている。
ニッパー本体11の一方の端部12であって、装着時に身体に当接する側の端部には、その外面に外面係合部21が形成されている。同様にしてニッパー本体11の他方の端部13には、その内面に破線で示す内面係合部23が形成されている。この内面係合部23は外面係合部21に対して着脱可能に係合できるようになっている。
上述したようにニッパー本体11は略帯状になっていて、一方の端部12と他方の端部13が着脱可能になっていて、全体としては伸縮性を有している。
このニッパー本体11は、図1と図2に示すように、使用者Mの腹部1を引き締めるため、腹部1に巻き付けることにより、使用者Mの腹部1の体形を矯正することができる。
このニッパー本体11は、図1と図2に示すように、使用者Mの腹部1を引き締めるため、腹部1に巻き付けることにより、使用者Mの腹部1の体形を矯正することができる。
次に、図1ないし図3を参照して、補助ベルト20の構造について説明する。
この補助ベルト20は、図3に示すようにニッパー本体11の外面、即ち非肌当接面側に配置されていて、E1方向とE2方向に沿って伸縮性を有している。
補助ベルト20は、概略的にはV字形の第1ベルト部材31とV字形の第2ベルト部材32によって構成されている。補助ベルト20は、ニッパー本体11の背面略中央領域17を中心として配置されている。図3の例では、第1ベルト部材31の2つの一端部33と第2ベルト部材32の2つの一端部34が背面略中央領域17に対して固定されている。そして第1ベルト部材31と第2ベルト部材32は、背面略中央領域17からE1方向とE2方向に向けて反対方向に延びるように配置されている。
この補助ベルト20は、図3に示すようにニッパー本体11の外面、即ち非肌当接面側に配置されていて、E1方向とE2方向に沿って伸縮性を有している。
補助ベルト20は、概略的にはV字形の第1ベルト部材31とV字形の第2ベルト部材32によって構成されている。補助ベルト20は、ニッパー本体11の背面略中央領域17を中心として配置されている。図3の例では、第1ベルト部材31の2つの一端部33と第2ベルト部材32の2つの一端部34が背面略中央領域17に対して固定されている。そして第1ベルト部材31と第2ベルト部材32は、背面略中央領域17からE1方向とE2方向に向けて反対方向に延びるように配置されている。
第1ベルト部材31は、ベルト部分31Aとベルト部分31Bを有している。第2ベルト部材32は、ベルト部分32Aと32Bを有している。図3に示すように展開状態では、ベルト部分31Aとベルト部分32Aは、略水平方向に延びているが、ベルト部分31Bとベルト部分32Bは、やや斜め上方に向けて延びている。ベルト部分31Aの外端部とベルト部分31Bの外端部は、第1ベルト部材31の他端部35として接続されている。同様にしてベルト部分32Aの外端部とベルト部分32Bの外端部は、第2ベルト部材32の他端部36として接続されている。
背面略中央領域17の中央には取付帯部材37を用いて、第1ベルト部材31と第2ベルト部材32の一端部33,34が背面略中央領域17に対して縫い合わせにより固定されている。
この取付帯部材37は、図2に示すように、使用者Mが矯正帯10を腹部1に巻き付けて装着する場合に、背骨の位置に位置合わせする際に位置決めの目印としても機能する。
この取付帯部材37は、図2に示すように、使用者Mが矯正帯10を腹部1に巻き付けて装着する場合に、背骨の位置に位置合わせする際に位置決めの目印としても機能する。
図3に戻ると、ニッパー本体11の他方の端部13側の腹部圧迫領域15には、その外面において補助ベルト用第1係合面40が形成されている。これに対して、第1ベルト部材31の他端部35と第2ベルト部材32の他端部36には、補助ベルト用第2係合面41,42がそれぞれ形成されている。補助ベルト用第2係合面41の隣には保護面44が形成されており、補助ベルト用第2係合面42の近くにも保護面45が形成されている。
ここで、各係合面と保護面の種類の例について説明する。
図3の内面係合部23はたとえば面ファスナーのオス部材を用い、対応した外面係合部21はたとえば面ファスナーのメス部材を用いることができる。補助ベルト用第1係合面40は面ファスナーのメス部材を用い、対応した補助ベルト用第2係合面41,42は、面ファスナーのオス部材を用いることができる。保護面44,45は面ファスナーのメス部材を用いることができる。
保護面44,45は、それぞれ対応する補助ベルト用第2係合面41,42に対して使用しない時には重ねておくことにより、洗濯時等に補助ベルト用第2係合面41,42に対して異物が付着しないようにすることができる。
なお、面ファスナー以外にも、フックやボタン等の各種の係合手段を採用しても良い。
図3の内面係合部23はたとえば面ファスナーのオス部材を用い、対応した外面係合部21はたとえば面ファスナーのメス部材を用いることができる。補助ベルト用第1係合面40は面ファスナーのメス部材を用い、対応した補助ベルト用第2係合面41,42は、面ファスナーのオス部材を用いることができる。保護面44,45は面ファスナーのメス部材を用いることができる。
保護面44,45は、それぞれ対応する補助ベルト用第2係合面41,42に対して使用しない時には重ねておくことにより、洗濯時等に補助ベルト用第2係合面41,42に対して異物が付着しないようにすることができる。
なお、面ファスナー以外にも、フックやボタン等の各種の係合手段を採用しても良い。
補助ベルト用第2係合面41,42は、図1に示すように、ニッパー本体11を腹部1に巻きつけた状態でその後さらに腹部を引き締めて矯正するために、補助ベルト用第2係合面41,42は、腹部圧迫領域14,15に対応した位置となる補助ベルト用第1係合面40で、補助ベルト用第1係合面40に対して着脱可能に止めるようになっている。
次に、図2と図3に示す骨格部材である板状部材60について説明する。
この板状部材60は、背面略中央領域17の中に収容されており、たとえばプラスチック等により作られている。板状部材60は、使用者の背骨をまたぐようにして配置されるような形状を有している。板状部材60の上端縁の幅L1は、下端縁の幅L2に比べて小さく設定されている。そして板状部材60は、少なくとも下端縁側においては、外方に向けて突出部71,72を有している。図3の例では、板状部材60の上端縁側にも突出部74,75が外方に突出して設けられている。板状部材60の中央には、楕円形状の穴部76が形成されている。この穴部76は、通気性を確保すると共に、背骨の突出している部分を外に逃がすための部分である。
板状部材60が図示したような形状を有しているので、骨盤の形状に近い形状となり、確実に腰を保護することで、使用者の腰痛を防止または軽減することができる。
なお、板状部材60とは異なり、使用者の背骨に沿った両脇に配置されるように、細長いフィルム状部材や厚みのある生地を組み合わせて骨格部材を構成しても良い。また、板状部材60は、細かな孔を多数形成したものや、凹凸を有するものを使用しても良い。
この板状部材60は、背面略中央領域17の中に収容されており、たとえばプラスチック等により作られている。板状部材60は、使用者の背骨をまたぐようにして配置されるような形状を有している。板状部材60の上端縁の幅L1は、下端縁の幅L2に比べて小さく設定されている。そして板状部材60は、少なくとも下端縁側においては、外方に向けて突出部71,72を有している。図3の例では、板状部材60の上端縁側にも突出部74,75が外方に突出して設けられている。板状部材60の中央には、楕円形状の穴部76が形成されている。この穴部76は、通気性を確保すると共に、背骨の突出している部分を外に逃がすための部分である。
板状部材60が図示したような形状を有しているので、骨盤の形状に近い形状となり、確実に腰を保護することで、使用者の腰痛を防止または軽減することができる。
なお、板状部材60とは異なり、使用者の背骨に沿った両脇に配置されるように、細長いフィルム状部材や厚みのある生地を組み合わせて骨格部材を構成しても良い。また、板状部材60は、細かな孔を多数形成したものや、凹凸を有するものを使用しても良い。
次に、図1ないし図3を参照して、矯正帯10の装着使用例について説明する。
図1と図2に示すように、使用者Mが腹部1に対してニッパー本体11を巻き付けるようにして装着する。この時に、使用者Mは、右手でニッパー本体11の他方の端部13を持つと共に、左手で一方の端部12を持って、背面略中央領域17と板状部材60を腰の位置に合わせる。そして、一方の端部12を先に腹部1に当てた後に、他方の端部13を一方の端部12に重ねて配置する。
図1と図2に示すように、使用者Mが腹部1に対してニッパー本体11を巻き付けるようにして装着する。この時に、使用者Mは、右手でニッパー本体11の他方の端部13を持つと共に、左手で一方の端部12を持って、背面略中央領域17と板状部材60を腰の位置に合わせる。そして、一方の端部12を先に腹部1に当てた後に、他方の端部13を一方の端部12に重ねて配置する。
これによって、他方の端部13の内面係合部23が、一方の端部12の外面係合部21に対して着脱可能に係合することができ、その内面係合部23と外面係合部21の係合位置は、使用者Mが腹部1の矯正程度に合わせて調整することができる。
この時に、図2に示すように、取付帯部材37が背中2の中央であって背骨の位置に来るようにするための目印として使用することができる。
このようにして、使用者Mは腹部1に対してニッパー本体11を巻き付けることにより腹部1の体形を矯正することができる。
この時に、図2に示すように、取付帯部材37が背中2の中央であって背骨の位置に来るようにするための目印として使用することができる。
このようにして、使用者Mは腹部1に対してニッパー本体11を巻き付けることにより腹部1の体形を矯正することができる。
さらに、図1と図2に示すように、使用者Mは、補助ベルト20を用いて、腹部1へのフィット性を高めると共に、確実に引き締めることができる。すなわち、使用者Mは、第1ベルト部材31を持ち、第1ベルト部材31の補助ベルト用第2係合面41を、ニッパー本体11側の補助ベルト用第1係合面側40側に着脱可能に係合させる。同様に第2ベルト部材32の補助ベルト用第2係合面42も補助ベルト用第1係合面40に対して係合させる。第1ベルト部材31と第2ベルト部材32は、子宮の収縮を目的としているため、骨盤の位置に合わせてとめる。これにより、板状部材60が収容された背面略中央領域17と、腹部圧迫領域14,15とが、伸縮部16,16や補助ベルト20の伸縮力に伴い、近接するよう伸縮して、身体にフィットすると共に、腹部への圧迫を行うことができる。
この場合に、第1ベルト部材31と第2ベルト部材32は、使用者Mが前側に向けて引っ張って、補助ベルト用第2係合面41,42を補助ベルト用第1係合面40に対する係合位置を変えることにより、腹部1に与えるための引き締める力を調整することができる。第1ベルト部材31は、ベルト部分31A,31Bを有し、第2ベルト部材32は、ベルト部部分32A,32Bを有していることから、背中2側から腹部1側に対してより広範囲に腹部1を引き締めることができる。
このように使用者Mが矯正帯10を装着した状態では、図2と図3に示す板状部材60は、骨盤の形状に近い形状であることから、背骨の周囲を支えて確実に腰を保護することができ、腰痛の防止または軽減を図ることができる。
しかも、板状部材60の外方には、補助ベルトの一端部が固定されている。この補助ベルトの一端部の近傍が板状部材60の外方に配置されている。これにより、補助ベルトは板状部材を腹部圧迫領域と近接する方向に、より強く引き締めることができる。
このように使用者Mが矯正帯10を装着した状態では、図2と図3に示す板状部材60は、骨盤の形状に近い形状であることから、背骨の周囲を支えて確実に腰を保護することができ、腰痛の防止または軽減を図ることができる。
しかも、板状部材60の外方には、補助ベルトの一端部が固定されている。この補助ベルトの一端部の近傍が板状部材60の外方に配置されている。これにより、補助ベルトは板状部材を腹部圧迫領域と近接する方向に、より強く引き締めることができる。
別の実施形態
図4と図5は、本発明の矯正帯における別の実施形態として、腹部の引き締めを主目的とした所謂ウエストニッパーについて示している。
図4は、矯正帯100を装着した状態を示しており、図5は矯正帯100の展開図であり、外面側を示している。
図4と図5は、本発明の矯正帯における別の実施形態として、腹部の引き締めを主目的とした所謂ウエストニッパーについて示している。
図4は、矯正帯100を装着した状態を示しており、図5は矯正帯100の展開図であり、外面側を示している。
図4と図5に示す矯正帯100は、図1ないし図3に示す矯正帯10に比較的似た構造である。矯正帯100は、ニッパー本体111と補助ベルト120を有している。ニッパー本体111は、帯状とされており、一方の端部112と他方の端部113が着脱自在になっていてS方向に伸縮性を有している。補助ベルト120は、ニッパー本体111の外面に配置されて、S方向に伸縮性を有している。
ニッパー本体111は、腹部圧迫領域114,115と伸縮部116,116を有している。腹部圧迫領域114は一方の端部112側に形成されており、腹部圧迫領域115は他方の端部113側に形成されている。腹部圧迫領域114,115は、伸縮性を低減した領域であり、図4に示す装着状態では、腹部1を圧迫するための部分である。
ニッパー本体111の一方の端部112には、外面係合部121が形成されている。ニッパー本体111の他方の端部113には、内面係合部123が形成されている。内面係合部123は、外面係合部121に対して着脱自在に係合することができるものである。内面係合部123は保護面23Aに着脱可能である。
ニッパー本体111の一方の端部112には、外面係合部121が形成されている。ニッパー本体111の他方の端部113には、内面係合部123が形成されている。内面係合部123は、外面係合部121に対して着脱自在に係合することができるものである。内面係合部123は保護面23Aに着脱可能である。
補助ベルト120は、先の実施の形態とは異なり、1本の本体の1/4ないし1/2程度と比較的太いベルトで構成されており、ニッパー本体111の背面略中央領域117に対して、その上方で一端部が固定されている。補助ベルト120は、第1ベルト部材131と第2ベルト部材132によって構成されている。第1ベルト部材131と第2ベルト部材132は、それぞれS方向に関して伸縮することができる。第1ベルト部材131の一端部133は背面略中央領域117に対して固定されており、第2ベルト部材132の他端部134は背面略中央領域117に対して固定されている。
第1ベルト部材131の他端部135は、その内面に補助ベルト用第2係合面141を有しており、第2ベルト部材132の他端部136は、その内面に補助ベルト用第2係合面142を有している。各補助ベルト用第2係合面141,142は、保護面44,45に着脱可能である。
ニッパー本体111の他方の端部113の外面側には、補助ベルト用第1係合面140が形成されている。補助ベルト用第2係合面141,142は、補助ベルト用第1係合面140に対して着脱可能に係合することができる。
第1ベルト部材131の他端部135は、その内面に補助ベルト用第2係合面141を有しており、第2ベルト部材132の他端部136は、その内面に補助ベルト用第2係合面142を有している。各補助ベルト用第2係合面141,142は、保護面44,45に着脱可能である。
ニッパー本体111の他方の端部113の外面側には、補助ベルト用第1係合面140が形成されている。補助ベルト用第2係合面141,142は、補助ベルト用第1係合面140に対して着脱可能に係合することができる。
図5に示す背面略中央領域117の中には、板状部材160が収容されている。この板状部材160は、図3に示す板状部材60と同様のものであり下端縁側には突出部171,172を有し、上端縁側には突出部174,175を有している。板状部材160は、すでに述べた図3に示す板状部材60と同様に骨盤の形状に似た形状を有しており背骨を支えて腰痛の軽減を図ることができるものである。
図5に示すように、ニッパー本体111の一方の端部112と他方の端部113のそれぞれの上下方向の幅Hは、背面略中央領域117の上下方向の幅H1に比べて広く形成されている。
図5に示すように、ニッパー本体111の一方の端部112と他方の端部113のそれぞれの上下方向の幅Hは、背面略中央領域117の上下方向の幅H1に比べて広く形成されている。
これにより、一方の端部112と他方の端部113がより大きく形成できるので、腹部圧迫領域114,115の面積が広がり、腹部1の矯正するための範囲を広げることができるので、より確実にウエストを全体的に引き締めることができる。
図4と図5に示す実施形態の矯正帯100は、図1ないし図3に示す矯正帯10と同様にして、ニッパー本体111が腹部1の体形を矯正し、そしてさらに補助ベルト120を用いて、ニッパー本体111の外側からニッパー本体111を覆うようにしてより確実に引き締めて体形の矯正を行うことができる。
図4と図5に示す実施形態の矯正帯100は、図1ないし図3に示す矯正帯10と同様にして、ニッパー本体111が腹部1の体形を矯正し、そしてさらに補助ベルト120を用いて、ニッパー本体111の外側からニッパー本体111を覆うようにしてより確実に引き締めて体形の矯正を行うことができる。
図5に示すように第1ベルト部材131と第2ベルト部材132の一端部133,134が、背面略中央領域117の上端部側に固定されているので、第1ベルト部材131と第2ベルト部材132はニッパー本体111において上側に位置した太いベルトとされていることから、特に腹部を中心に体形を引き締めることができる。
さらに別の実施形態
図6と図7は本発明のさらに別の実施形態を示している。
図6と図7に示す矯正帯200は、ニッパー本体211と、補助ベルト220で構成されている。ニッパー本体211は、着用状態において筒状になっていて、ここでは腹巻状に筒状とされている。前側略中央領域は伸縮性の無い素材が使用された腹部圧迫領域214とされて、ニッパー本体211は伸縮性を有している。
図6と図7は本発明のさらに別の実施形態を示している。
図6と図7に示す矯正帯200は、ニッパー本体211と、補助ベルト220で構成されている。ニッパー本体211は、着用状態において筒状になっていて、ここでは腹巻状に筒状とされている。前側略中央領域は伸縮性の無い素材が使用された腹部圧迫領域214とされて、ニッパー本体211は伸縮性を有している。
補助ベルト220は、背面略中央領域217両端にそれぞれ固定されるよう、ニッパー本体211の外面に配置されており、T方向とU方向に伸縮性を有している。補助ベルト220は、第1ベルト部材231と第2ベルト部材232とそして第1受け側ベルト部材341と第2受け側ベルト部材342により形成されている。
第1ベルト部材231と第2ベルト部材232は、第1受け側ベルト部材341と第2受け側ベルト部材342よりも上側に位置している。第1ベルト部材231の一端部233と第2ベルト部材232の一端部234は、背面略中央領域217の上方部290側に対して固定されている。第1ベルト部材231と第2ベルト部材232は、それぞれ斜め下方のT方向に沿って延びるようにして形成されている。
第1ベルト部材231と第2ベルト部材232は、第1受け側ベルト部材341と第2受け側ベルト部材342よりも上側に位置している。第1ベルト部材231の一端部233と第2ベルト部材232の一端部234は、背面略中央領域217の上方部290側に対して固定されている。第1ベルト部材231と第2ベルト部材232は、それぞれ斜め下方のT方向に沿って延びるようにして形成されている。
これに対して、第1受け側ベルト部材341と第2受け側ベルト部材342のそれぞれの一端部353と354は、背面略中央領域217の下方部291に対して固定されている。第1受け側ベルト部材341と第2受け側ベルト部材342は、それぞれ反対方向に沿ってしかも側方に延びるようにして略水平に配置されている。第1ベルト部材231、第2ベルト部材232、第1受け側ベルト部材341、そして第2受け側ベルト部材342は、それぞれ長手方向(T方向とU方向)に沿って伸縮性を有している。
第1ベルト部材231の他端部235の内面には、内面係合部360が設けられている。同様にして第2ベルト部材232の他端部236にも、その内面において内面係合部361が設けられている。内面係合部360と内面係合部361の付近には、それぞれ保護面362,363が形成されている。これらの保護面362,363は、内面係合部360,361にそれぞれ必要に応じて着脱可能に貼り付けることにより、内面係合部360,361に異物が付着しないようにすることができる。
第1受け側ベルト部材341の他端部395の外面側には、外面係合部370が形成されており、第2受け側ベルト部材342の他端部396の外面側には外面係合部371が形成されている。外面係合部370は、反対側の内面係合部361に対して着脱可能に係合することができ、外面係合部371は反対側の内面係合部360に対して着脱可能に係合することができる。
内面係合部360,361は、面ファスナーのオス部材を用いることができる。保護面362,363および外面係合部370,371は、面ファスナーのメス部材を採用することができる。
内面係合部360,361は、面ファスナーのオス部材を用いることができる。保護面362,363および外面係合部370,371は、面ファスナーのメス部材を採用することができる。
図6に示すように、第1ベルト部材231と第2ベルト部材232は、ニッパー本体211の腹部圧迫領域214側の外面において交差するように配置することができる。これによって、上述したように内面係合部360が外面係合部371に係合でき、内面係合部361が外面係合部370に係合することができる。図7に示す背面略中央領域217の上方部290の幅は、下方部291の幅に比べて小さく設定されている。
これにより、背面略中央領域217の形状は、骨盤の形状に近付けることができ、骨盤を保護し腰痛の防止あるいは軽減を図ることができる。背面略中央領域217は、上下方向Rには伸縮が少ないが、その直交するU方向には特に伸縮することができる。
これによって、使用者Mが腹巻状とされたニッパー本体211を履いて腹部1に装着する場合には、背面略中央領域217のU方向の伸縮性を利用することができる。
これによって、使用者Mが腹巻状とされたニッパー本体211を履いて腹部1に装着する場合には、背面略中央領域217のU方向の伸縮性を利用することができる。
図6に示すように腹部圧迫領域214の中央にはレース地219が設けられている。このレース地219はその裏にパワーネットのような補強用の部材が配置されており、腹部圧迫領域214として機能するよう構成されている。
図6と図7の矯正帯200を使用者Mが腹部1に装着すると、ニッパー本体211が腹部1の腹部圧迫領域214を用いて体形の矯正を行うことができる。しかも、補助ベルト220がニッパー本体211の外側からさらに図6に示すように締めるようにして装着できるので、腹部1をさらに確実に引き締めることで体形の矯正ができる。
特に、補助ベルト220の第1ベルト部材231、第2ベルト部材232および第1受け側ベルト部材341、第2受け側ベルト部材342を用いて腹部圧迫領域上で交差するようにしてニッパー本体211の外側から固定することで、確実に体形を引き締めることができ、また、身体への微調整が行えることからフィット性を確保しつつ、左右均等に引き締めることができる。
図6と図7の矯正帯200を使用者Mが腹部1に装着すると、ニッパー本体211が腹部1の腹部圧迫領域214を用いて体形の矯正を行うことができる。しかも、補助ベルト220がニッパー本体211の外側からさらに図6に示すように締めるようにして装着できるので、腹部1をさらに確実に引き締めることで体形の矯正ができる。
特に、補助ベルト220の第1ベルト部材231、第2ベルト部材232および第1受け側ベルト部材341、第2受け側ベルト部材342を用いて腹部圧迫領域上で交差するようにしてニッパー本体211の外側から固定することで、確実に体形を引き締めることができ、また、身体への微調整が行えることからフィット性を確保しつつ、左右均等に引き締めることができる。
ところで本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
たとえば図6の実施形態において、ニッパー本体211は筒状ではなく帯状のものであっても勿論構わない。板状部材60,160の突出部は、少なくとも下端縁側にあればよく、板状部材が骨盤の形状に応じた形状とされていればよい。
もちろん、産後だけではなく、腹部の引き締めを期待する使用者が使用しても良い。
また本発明の実施形態の各構成は、その一部を省略することもできるし、実施形態相互において適宜組み合わせることができ、あるいは上述の説明にはない他の構成を付加することも勿論できる。
たとえば図6の実施形態において、ニッパー本体211は筒状ではなく帯状のものであっても勿論構わない。板状部材60,160の突出部は、少なくとも下端縁側にあればよく、板状部材が骨盤の形状に応じた形状とされていればよい。
もちろん、産後だけではなく、腹部の引き締めを期待する使用者が使用しても良い。
また本発明の実施形態の各構成は、その一部を省略することもできるし、実施形態相互において適宜組み合わせることができ、あるいは上述の説明にはない他の構成を付加することも勿論できる。
10,100,200・・・矯正帯、11・・・ニッパー本体、12・・・一方の端部、13・・・他方の端部、14,15・・・腹部圧迫領域、17・・・背面略中央領域、20・・・補助ベルト、21・・・外面係合部、23・・・内面係合部、31・・・第1ベルト部材、32・・・第2ベルト部材、33,34・・・補助ベルトの一端部、35,36・・・補助ベルトの他端部、40・・・補助ベルト用第1係合面、41,42・・・補助ベルト用第2係合面、60・・・板状部材(骨格部材の一例)
Claims (5)
- 帯状とされ、一方の端部と他方の端部が着脱自在とされ、伸縮性を有するニッパー本体と、前記ニッパー本体の外面に配置され、伸縮性を有する補助ベルトと、で構成された矯正帯であって、
前記ニッパー本体の前記一方の端部と前記他方の端部は、伸縮性を低減した腹部圧迫領域とされており、前記ニッパー本体の前記一方の端部は、外面に外面係合部が形成され、前記ニッパー本体の前記他方の端部は、内面に前記一方の端部の前記外面係合部と係合する内面係合部が形成されており、
前記補助ベルトは、前記ニッパー本体の背面略中央領域に一端部が固定され、前記中央領域から両側に延びる第1ベルト部材と第2ベルト部材によって構成されており、
前記ニッパー本体の前記他方の端部における外面には、補助ベルト用第1係合面が形成され、前記補助ベルトの他端部における内面には、前記ニッパー本体の前記補助ベルト用第1係合面に係合可能な補助ベルト用第2係合面が形成されて、
前記補助ベルトの一端部が固定された前記ニッパー本体の前記背面略中央領域には、使用者の背骨近傍に配置された骨格部材が収容されており、
装着状態において、前記骨格部材が収容された前記背面略中央領域と、前記腹部圧迫領域とが、近接するよう伸縮することを特徴とする矯正帯。 - 前記背面略中央領域よりも、前記腹部圧迫領域の方が、上下方向の幅を広く形成していることを特徴とする請求項1に記載の矯正帯。
- 前記骨格部材が、前記使用者の前記背骨をまたぐように配置される面状の板状部材とされており、前記板状部材の上端縁の幅は下端縁の幅よりも小さく設定され、少なくとも下端縁側は、外方に突出する突出部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の矯正帯。
- 前記板状部材の外方には、前記補助ベルトの一端部が固定されており、固定された前記補助ベルトの一端部近傍が板状部材の外方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の矯正帯。
- 着用状態において筒状とされ、前側略中央領域が伸縮性を低減した腹部圧迫領域とされた、伸縮性を有するニッパー本体と、前記ニッパー本体の外面に配置され、伸縮性を有する補助ベルトと、で構成された矯正帯であって、
前記補助ベルトは、前記ニッパー本体の背面略中央領域上方に一端部が固定され、前記中央領域から両側の斜め下方に延びる第1ベルト部材と第2ベルト部材と、前記ニッパー本体の前記背面略中央領域下方に一端部が固定され、前記中央領域から両側の側方に延びる第1受け側ベルト部材と第2受け側ベルト部材と、によって形成されており、
前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材の他端部の内面には、それぞれ内面係合部が形成され、前記第1受け側ベルト部材と前記第2受け側ベルト部材の他端部の外面には、前記内面係合部に着脱可能な外面係合部がそれぞれ形成され、
前記第1ベルト部材と前記第2ベルト部材が前記腹部圧迫領域上で交差するように配置され、前記第1ベルト部材の他端部と逆に延びた前記第2受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能であり、前記第2ベルト部材の他端部と逆に延びた前記第1受け側ベルト部材の他端部とが着脱可能とされていることを特徴とする矯正帯。
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Cited By (2)
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090223 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090623 |