JP2008057066A - ガードル - Google Patents

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Abstract

【課題】腹部を強く締め付ける部材の機能を有効に発揮させて、効果的に体形補正できるガードルを提供すること。
【解決手段】少なくとも腹部および臀部を囲む筒状体であって、所定の弾性力を有するガードル本体20と、下腹部の幅方向の中央部から両脇側の夫々に向かって斜め上方に延伸するように配置され、その延伸する方向X1にガードル本体20よりも強い弾性力を有すると共に、延伸する方向X1と略直交する方向Y1への伸縮性を低減したベルト部30と、ベルト部30の両脇側端部に連結するようにして後身頃のウエスト部に配置され、ガードル本体20よりも強い弾性力を有するウエスト締付部40と、ベルト部30の両脇側端部に連結するようにして臀部の下側に配置されて、ガードル本体20よりも強い弾性力を有する臀部締付部50と、を備えていることを特徴とするガードル。
【選択図】図1

Description

本発明は、体形補正のために着用されるガードルに関する。
出産後等において、膨らんだ腹部などの体形を補正するため、ガードルがよく用いられている。従来のガードルは、体形補正の効果をより良く発揮できるように、特に膨らんで目立つ腹部に着目して、例えば、腹部での伸縮性を無くしたり、或いは、腹部に強い弾性力を有する部材を配置したりして、腹部の体形を補正するようにしていた(例えば、特許文献1ないし3参照)。
また、この腹部に強い弾性力を有する部材を配置する場合は、その部材の形状を腹部の膨らみに応じてV字状として、装着感等を改善している。
実公平1−11683号公報 実開昭62−132109号公報 特開2000−96309号公報
しかしながら、例えば、腹部に強い弾性力を有する部材(以下、「ベルト」という)を配置しても、そのベルトに縫合されている他の生地の方が伸びてしまうなどして、ベルトが有する締め付け機能を効果的に発揮することができなかった。
また、ガードルを装着した者に動きがあった場合などは、ベルトに縫合されている他の生地が捩れるなどして、ベルトの位置が定まらずに不具合が生じていた。
本発明は上記課題を解消し、腹部を強く締め付ける部材の機能を有効に発揮させて、効果的に体形補正できるガードルを提供することを目的としている。
上記課題は、第1の発明によれば、少なくとも腹部および臀部を囲む筒状体であって、所定の弾性力を有するガードル本体と、下腹部の幅方向の中央部から両脇側の夫々に向かって斜め上方に延伸するように配置され、前記延伸する方向に前記ガードル本体よりも強い弾性力を有すると共に、前記延伸する方向と略直交する方向への伸縮性を低減したベルト部と、前記ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして後身頃のウエスト部に配置され、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有するウエスト締付部と、前記ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして臀部の下側に配置されて、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有する臀部締付部と、を備え、前記ベルト部は、前記ウエスト締付部及び前記臀部締付部よりも強い弾性力を有しているガードルにより達成される。
第1の発明の構成によれば、ガードルは、下腹部の幅方向の中央部から両脇側の夫々に向かって斜め上方に延伸するように配置され、延伸する方向にガードル本体よりも強い弾性力を有するベルト部を有している。そうすると、ベルト部は、略V字或いは略U字状になって腹部の膨らみに対応した形状となり、その強い弾性力を均等に腹部に働きかけ、違和感なく確実に腹部を締め付けることができる。
また、ベルト部は、延伸する方向と略直交する方向への伸縮性を低減されている。したがって、ベルト部は、腹部が前後方向に膨らもうとする方向に伸び難くなるため、腹部の膨らみを確実に押さることができる。
さらに、ガードルは、ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして後身頃のウエスト部に配置されたウエスト締付部と、ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして臀部の下側に配置された臀部締付部とを備えている。したがって、ベルト部は、ウエスト締付部および臀部締付部に連結されて、後身頃のウエスト部と臀部の下側の2方向から位置決めされ、装着者に動きがあっても、ベルト部を適切な位置に保持させることができる。そして、このベルト部を位置決めするウエスト締付部および臀部締付部は、ガードル本体よりも強い弾性力を有するため、ベルト部の引き締め機能を阻害するような伸び等も有効に防止できる。しかも、ベルト部の弾性力がウエスト締付部や臀部締付部よりも強い弾性力とされている。したがって、ウエスト締付部や臀部締付部は、ベルト部のように弾性力が強くないため、身体の動きに追随するなどして、ガードルをはき易くすることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成において、前記ベルト部の内面側には、少なくとも前記ベルト部の面積よりも大きな面積を有し、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有する内層部が設けられており、前記ベルト部の内面と前記内層部の外面とが固定されていないことを特徴とする。
請求項2の発明の構成によれば、ベルト部の内面側には、少なくともベルト部の面積よりも大きな面積を有し、ガードル本体よりも強い弾性力を有する。したがって、ベルト部が腹部に当たることで生ずる痛みを防止することができつつ、ベルト部と共に腹部を引き締めることができる。また、ベルト部の内面と内層部の外面とが固定されていないため、内層部が身体にフィットして軽い引き締め効果を発揮しつつ、ベルト部は、装着者の動きに伴って内層部が動くようなことがあっても、内層部の動きに追従することが抑制されて、適切な位置に保持される。
請求項3の発明は、請求項1または2の発明の構成において、前記ベルト部の外面側には、少なくとも前記ベルト部の面積よりも大きな面積を有し、かつ、弾性力を有する表層部が、前記ベルト部を覆って設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明の構成によれば、ベルト部の外面側には、少なくともベルト部の面積よりも大きな面積を有する表層部が設けられているため、ベルト部を覆って、外観から視認しづらくなるよう隠すことができる。また、その表層部は弾性力を有するため、ベルト部の締め付け効果を補助することができる。
以上説明したように、本発明によれば、腹部を強く締め付ける部材の機能を有効に発揮させて、効果的に体形補正できるガードルを提供できる。
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
図1ないし図4は、本発明の実施形態に係るガードル10であって、図1はガードル10の概略正面側斜視図、図2はガードル10の概略背面図、図3は図1のA−A線切断断面図、図4は図1の一点鎖線で囲った領域Rの内部構造を示した図である。
これらの図に示すように、ガードル10は、少なくとも使用者の腹部Sおよび臀部Bを囲む筒状体であるガードル本体20を有している。
すなわち、ガードル本体20は、少なくとも、下腹部S2と腹部の上側S1を含む腹部S及びこれに対応する両脇Uや背中L、並びに臀部Bを覆い、本実施形態の場合、さらに胸の下回りまでも覆う所謂ハイウエストタイプになっており、また、太腿L回りも覆うようになっている。
そして、このガードル本体20は、身体へのフィット性を持つよう、少なくとも周方向に対して弾性力を有し、より好ましくは、いずれの方向に対しても弾性力を有するように形成されており、例えば、サテンネット、パワーネット、サテンヘム、トリコネット、ナイロンツーウェイ等の伸縮性材料を用いて形成されている。
また、ガードル本体20は、その内周が使用者の外周に比べて小さく形成されており、これにより、装着した際に弾性力をもって使用者を締め付けることができる。
このようなガードル本体20に対して、使用者は、筒状体の上側の開口部20aから両脚を入れ、両太腿L,L側の開口部20b,20bから脚を出して着用し、脱ぐ際には逆の動きで脱ぐようになっている。
この際、弾性力のあるガードル本体20を手で引き伸ばして履くことは大変であるため、ガードル本体20には開閉手段であるファスナー22が設けられている。このファスナー22は、腹部Sに接触して生ずる刺激を防止するため、脇腹Uの一方の領域に設けられており、高さ方向(図1の上下方向)について、開口部20a側の縁から下腹部S2にいたるまで配置されて、前身頃側と後身頃側とを分離するようになっており、使用者はガードル20を引きながら履いた状態でファスナー22を締める構成とされている。
なお、本実施形態のガードル本体20には、少なくともガードル本体20に比べて強い剛性を有する骨格部24が、高さ方向(図1の上下方向)に沿って設けられている。ここでは、骨格部24は、例えば、コイルボーンや樹脂ボーン等を用いて細長くい棒状に形成されて、その厚み方向に可撓性を有しており、腹部Sの両脇U側に互いに平行になるように2本配置されている。これにより、ガードル10が所謂ハイウエストタイプであっても、開口部20a側のめくれを防止することができる。
ここで、ガードル10は、腹部Sを他の部位よりも強く引き締めるためのベルト部30を有する。
ベルト部30は、下腹部S2の幅方向の中央部から両脇U側の夫々に向かって斜め上方に延伸するように配置されて、略V字あるいは略U字状となっており、これにより、腹部Sの膨らんだ形状に沿うようになっている。
さらに、本実施形態のベルト部30は、下腹部S2の幅方向の中央部から両脇U側に向かって斜め上方に延伸する方向X1(図1参照)にガードル本体20よりも強い弾性力を有すると共に、この延伸する方向X1と略直交する方向Y1への伸縮性を低減した状態とされている。
具体的には、ベルト部30は、図4に示すように、例えば、テグスコール、タッグゴム、硬質パワーネット(ポリウレタン・ナイロン・ポリウレタン等)等から形成されており、ポリウレタン等からなる強い弾性力を有する複数の弾性体32が、一方向に配置された生地で形成されている。この複数の弾性体32は、下腹部S2の幅方向の中央部から両脇U側に向かって斜め上方に延伸する方向X1に長く、この方向X1に沿って、互いに平行に配置されることで、斜め上方となる方向X1に強い弾性力を発揮している。
なお、ここにいう「弾性」とは、所謂「ゴム弾性」と同様な性質の作用を発揮するもので、「引っ張ると伸びるが、放すと元の状態に戻る」力をさせるものである。そして、強い弾性力とは、引っ張った場合に元の状態に戻ろうとする力が大きいことを意味し、所謂ばね定数が大きいことを意味する。
また、ベルト部30は、弾性体32の最も延びる方向X1と略直交する方向Y1に沿って、互いに平行に配置された複数の非伸縮手段であるテグス34を有しており、この複数のテグス34の各々は複数の弾性体32に対して固定されて、一枚の生地とされている。このテグス34は、略伸縮性のない部材であり、例えば、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ウーリー糸等から形成されている。
このようにして、ベルト部30の延伸する方向X1と略直交する方向Y1への伸縮性を低減しており、ここではデグス34によって伸縮性を殆んど有さなくしてる。したがって、ベルト部30は、腹部Sの膨らみに合わせて略V字あるいは略U字状にして身体にフィットする構成としたことと相まって、腹部Sが前後方向に膨らもうとする方向に伸び難くなり、腹部Sの膨らみを違和感なく、かつ、確実に押さえることができる。
なお、このベルト部30が延伸する方向X1と略直交する方向Y1が、水平方向(図1の左右方向)に近づくと、ガードル10を周方向に広げて履くことが困難になってしまう。このため、本実施形態の場合、方向Y1の水平方向に対する角度θは、約45度に設定されている。すなわち、ベルト部30は約45度斜め上方に延びるよう配置されている。
また、図3に示されるように、ベルト部30の内面側(身体側)には、少なくともベルト部30の面積よりも大きな面積を有する内層部38が設けられている。ここでは、内層部38は、腹部の上側S1を含む腹部S全体を覆うことで、ベルト部30を補完して腹部を引き締められる構成とされている。
内層部38は、ベルト部30に比べて伸縮性が大きく(硬度が低く)、より好ましくは滑り性が高くなっており、例えば、少なくとも一部にポリウレタン等の伸縮性のある弾性糸が、ナイロン等と共に使用された生地から形成された所謂パワーネット等の全方向への伸縮性を有する生地が利用されている。このため、ベルト部30が腹部Sに直接当たることで生ずる痛みを防止すると同時に、腹部全体にフィットして引き締めることができ、また、内層部38の滑り性を高くしたため、肌に対する悪影響を抑制できる。
そして、この内層部38の外面とベルト部30の内面とは固定されていないため、ベルト部30は、装着者の動きに伴って内層部38が動くようなことがあっても、その動きに追従することが抑制されて、適切な位置に保持される。
また、ベルト部30の外面側には、図1および図3に示されるように、ベルト部30を覆うように少なくともベルト部30の面積よりも大きな面積を有し、かつ、弾性力を有する表層部36が設けられている。したがって、この表層部36で、弾性体32による強い弾性や、テグス34による非伸縮とされる等、比較的厚みがあって目立ち易いベルト部30を隠すことができ、さらに、表層部36に刺繍などの装飾美を施すこともできる。また、表層部36は弾性力を有するため、ベルト部30や内層部38の締め付け効果を補助することもできる。
なお、本実施形態の場合、ガードル10の下腹部S2は、図3に示されるように、ベルト部30と表層部36との間にガードル本体20が介在しており、内側から、内層部38、ベルト部30、ガードル本体20、表層部36の順で積層され、これらはベルト部30の両脇側の夫々の端部30a,30a(図1参照)、すなわち腹部Sの両側縁に沿って縫合されている。また、ベルト部30の上下方向の端部30b,30b(図1参照)については、内層部38と縫合されていないが、ガードル本体20とは縫合されており、表層部36はベルト部30の上下方向の端部30b、30bの縫合線を目隠しするようガードル本体20にのみ縫合されている。
そして、ガードル10は、図1及び図2に示すように、ベルト部30の両脇側の夫々の端部30a,30aに連結するようにして、後身頃のウエスト部Qに配置され、ガードル本体20よりも強い弾性力を有するウエスト締付部40を有する。
すなわち、このウエスト締付部40は、後身頃のウエスト部Qを締め付けると共に、ベルト部30を腹部Sに適切に配置するための部材であり、例えば、内層部38と同様のパワーネット等の全方向への伸縮性を持つ生地で形成されている。
具体的には、ウエスト締付部40は、ガードル本体20の内側に配置されている。
また、ウエスト締付部40は、内層部38が形成されたガードル本体20の腹部の上側S1と連結し、ガードル本体20や内層部38と共同して、ガードル10の上端全周に配置されるようにウエスト回りを囲み、これにより、ウエスト部Qを締め付けるようになっている。
また、ウエスト締付部40の開口部20a側の縁、及びこのウエスト締付部40に連結されたガードル本体20の腹部の上側S1の開口部20a側の縁には、周方向に弾性力を有するゴム等が縫合されて縁締付部26が形成されており、ガードル10のズレ落ちを防止している。
そして、ウエスト締付部40は、ベルト部30の両脇側端部30a,30aの少なくとも上側半分以上と連結され、ベルト部30の延伸する方向X1に配置されている。
また、ウエスト締付部40の弾性力は、ガードル本体20の弾性力よりも強く形成されており、周方向のみならず、ベルト部30の延伸する方向X1に沿って発揮されるようになっている。
これにより、ウエスト締付部40は、ベルト部30を延伸する方向X1に引っ張って、ベルト部30を適切に位置決めできる。
なお、本実施形態では、両脇Uの一方にウエスト締付部50の前身頃側と後身頃側とを分断するようにファスナー22が設けられており、開閉手段であるファスナー22によって、使用者はガードル10を着脱可能としている。そして、このファスナー22及びその周辺は伸縮性がないように形成されている。したがって、ファスナー22は開閉可能でありながらも、ウエスト締付部50の弾性力を効率よくベルト部30に伝達でき、ウエスト締付部50のベルト部30を引っ張る機能を阻害することを防止できる。
また、ウエスト締付部40の弾性力は、ベルト部30の弾性力(X1方向の弾性力)よりも弱く形成されており、これにより、ガードル10を履きやすくしている。すなわち、ウエスト締付部40にもベルト部30と同じように強い弾性力を持たせると、強い弾性力を有するベルト部30と一体となって締め付けが強くなり過ぎたり、硬くなって使用者の動きを阻害したりする。そこで、このような弊害を防止するために、ガードル本体20、ウエスト締付部40、ベルト部30の順で、弾性力を段階的に強めている。
また、ガードル10は、図1および図2に示されるように、ベルト部30の両脇側の夫々の端部30a,30aに連結するようにして、臀部Bの下側に配置されて、ガードル本体20よりも強い弾性力を有する臀部締付部50を有する。
すなわち、この臀部締付部50は、後身頃の臀部Bを引き上げると共に、ベルト部30を腹部Sに適切に配置するための部材であり、例えば、内層部38と同様のパワーネット等の全方向への伸縮性を持つ生地で形成されている。
具体的には、臀部締付部50は、図1に示されるように、一端50a,50aがベルト部30の両脇側端部30a,30aの少なくとも下側半分以上と連結され、本実施形態の場合、その一部が両脇側端部30a,30aの高さ方向の中央付近において、ウエスト締付部40と重合されている。そして、臀部締付部50は、ベルト部30の両脇側端部30a,30aから、図2に示されるように、臀部Bの膨らみの下側に沿って延伸し、他端50b,50bが股下のガードル本体20と連結されている。このように、臀部締付部50は後身頃における臀部Bの膨らみの頂点より下側に配置されて、ヒップアップできるようになっている。
さらに、臀部締付部50は、図1に示されるように、ベルト部30の延伸する方向X1と略直交する方向Y1にも接続するように配置されている。
この点、上述のように、ベルト部30の方向Y1は伸縮性がほとんど無い。したがって、臀部締付部50は、その基点となるベルト部30が動き難い状態であるため、ヒップアップ機能を適切に発揮することができる。
そして、臀部締付部50の弾性力は、少なくとも、ベルト部30の延伸する方向X1と略直交する方向Y1に沿って発揮されるようになっている。これにより、臀部締付部50は、ベルト部30を方向Y1と略同じ方向Y2に引っ張って、上述したウエスト締付部40と協働して、ベルト部30を適切に位置決めできる。つまり、最も強い弾性力を有するベルト部30が基準となるよう、端部30a,30aから、水平もしくは斜め上方側にウエスト締付部40が、斜め下方側に臀部締付部50が配置されることで、弾性力を有する各締付部40,50が適切な位置に配置されると共に、ベルト部30を位置決めできる。
また、臀部締付部50の弾性力は、ウエスト締付部40と同様に、ガードル本体20の弾性力より強いが、ベルト部30の弾性力よりも弱く形成されている。したがって、ウエスト締付部40と同様に、ガードル10が履きやすくなる。
なお、上述した互いに平行に配置された骨格部24,24は、高さ方向(図1の上下方向)について、開口部20a側の縁からベルト部30の両脇U側の端部30a,30aの近傍まで延びるように形成されている。これにより、剛性のある骨格部24,24に対して、ベルト部30の弾性方向X1が向かうこととなり、骨格部24,24を基準にベルト部30の弾性力を働かせることによってもベルト部30の位置決めを助力することになる。
本発明の実施形態は以上のように構成されており、ガードル10は、下腹部S2の幅方向の中央部から両脇側に向かって斜め上方に延伸するように配置され、延伸する方向X1にガードル本体20よりも強い弾性力を有するベルト部30を有しているため、違和感なく確実に腹部Sを締め付けることができる。また、ベルト部30は、延伸する方向X1と略直交する方向Y1の伸縮性を低減しているため、腹部Sが前後に膨らもうとする方向に伸び難く、腹部Sの膨らみを確実に押さることができる。
さらに、ガードル10は、ベルト部30の両脇側の夫々の端部30a,30aに連結するようにして、後身頃のウエスト部Qに配置されたウエスト締付部40、及び臀部Bの下側に配置された臀部締付部50を備えている。したがって、ベルト部30は、ウエスト締付部40および臀部締付部50の双方に連結されて、後身頃のウエスト部Qと臀部Bの下側の2方向から位置決めされ、装着者に動きがあっても、ベルト部30を適切な位置に保持させることができる。そして、このウエスト締付部40および臀部締付部50は、ガードル本体20よりも強い弾性力を有するため、ベルト部30の引き締め機能を阻害するような伸び等も有効に防止できる。
しかも、ウエスト締付部40および臀部締付部50は、ベルト部30に比べて弾性力が弱く、伸縮性の方向を問わないため、身体にフィットして、動きに追随することができる。そして、ウエスト締付部40および臀部締付部50は、上述のように弾性力をある程度弱くしても、ベルト部30を複数方向から支持しているので、ベルト部30を位置決めする機能を損なうことを有効に防止できる。
ところで、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。また、上記実施形態の各構成は、その一部を省略し、あるいは上記とは異なるように任意に組み合わせることができる。
例えば、本実施形態のベルト部30、ウエスト締付部40、及び臀部締付部50は、ガードル本体20の内側(身体側)に配置されているが、その全て或いは一部がガードル本体20の外側に配置され、例えば、図3に示す積層構造が、内側から内層部38、ガードル本体20、ベルト部30、及び外層部36の順になってもよい。
また、ウエスト締付部40および臀部締付部50は、それぞれ、複数本に分かれて、ベルト部30と連結されてもよい。さらに、ガードル本体20の背面に固定された、より強い弾性力を有するベルト部材を、全面で着脱可能に締め付けられるよう配置してもよい。
本発明の実施形態に係るガードルの概略正面図。 本発明の実施形態に係るガードルの概略背面図。 図1のA−A線切断断面図。 図1の一点鎖線で囲った領域Rの内部構造を示した図。
符号の説明
10・・・ガードル、20・・・ガードル本体、30・・・ベルト部、40・・・ウエスト締付部、50・・・臀部締付部、X1・・・延伸する方向、Y1・・・略直交する方向

Claims (3)

  1. 少なくとも腹部および臀部を囲む筒状体であって、所定の弾性力を有するガードル本体と、
    下腹部の幅方向の中央部から両脇側の夫々に向かって斜め上方に延伸するように配置され、前記延伸する方向に前記ガードル本体よりも強い弾性力を有すると共に、前記延伸する方向と略直交する方向への伸縮性を低減したベルト部と、
    前記ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして後身頃のウエスト部に配置され、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有するウエスト締付部と、
    前記ベルト部の両脇側の夫々の端部に連結するようにして臀部の下側に配置されて、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有する臀部締付部と、
    を備え、
    前記ベルト部は、前記ウエスト締付部及び前記臀部締付部よりも強い弾性力を有している
    ことを特徴とするガードル。
  2. 前記ベルト部の内面側には、少なくとも前記ベルト部の面積よりも大きな面積を有し、前記ガードル本体よりも強い弾性力を有する内層部が設けられており、前記ベルト部の内面と前記内層部の外面とが固定されていないことを特徴とする請求項1に記載のガードル。
  3. 前記ベルト部の外面側には、少なくとも前記ベルト部の面積よりも大きな面積を有し、かつ、弾性力を有する表層部が、前記ベルト部を覆って設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のガードル。
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