JP2000303210A - 矯正用下着 - Google Patents

矯正用下着

Info

Publication number
JP2000303210A
JP2000303210A JP11105864A JP10586499A JP2000303210A JP 2000303210 A JP2000303210 A JP 2000303210A JP 11105864 A JP11105864 A JP 11105864A JP 10586499 A JP10586499 A JP 10586499A JP 2000303210 A JP2000303210 A JP 2000303210A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
underwear
undergarment
user
correction
abdomen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11105864A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Hara
朋子 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pigeon Corp filed Critical Pigeon Corp
Priority to JP11105864A priority Critical patent/JP2000303210A/ja
Publication of JP2000303210A publication Critical patent/JP2000303210A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装着状態において位置ずれがなく、身体の各
部位の変化に対応して腹部と下半身との両方に対して、
それぞれ適切な引き締め効果を得ることができ、しかも
使用者の体型に応じて装着位置が調整できることによっ
て、広範囲の人に利用可能な矯正用下着を提供するこ
と。 【解決手段】 ガードル型の第1の下着10と、このガ
ードル型の下着に着脱され、使用者の腹部の領域を引き
締めるためのウエストニッパー型の第2の下着20とを
有し、前記第1の下着10と第2の下着20との着脱位
置を上下方向に位置調整する手段50を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、使用者の腹部を
含む下半身に装着されて、その体型を矯正するための矯
正用下着の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、体型を矯正するための下着には、
例えば産後の体型矯正に適したものが広く用いられてい
る。妊娠から出産までの間、女性の腹部には胎児の成長
に伴って所謂妊娠脂肪が形成され、胎児を保護するよう
になっている。また出産の直後において、子供の頭くら
いまで大きくなった子宮は、短期間のうちに鶏卵くらい
の大きさにまで収縮する。このため、産褥期に腹部を自
由にすると、妊娠脂肪のため妊娠肥満を起こす原因とな
る。
【0003】このような妊娠直後の体型を矯正するため
の矯正用下着としては、使用者の腹部を引き締めるため
に腹部に帯状に装着される矯正用下着として、ウエスト
ニッパーと呼ばれるものが広く使用されている。また、
使用者の下腹部や臀部を引き締める目的で、ガードルが
広く使用されている。出産直後においては、上記ガード
ル型のものは、着用しにくいため、主としてウエストニ
ッパーが着用され、使用者の回復をまって、ガードルタ
イプのものをウエストニッパーとともに着用するのが一
般的である。
【0004】しかしながら、このように、ウエストニッ
パーとガードルとをそれぞれ利用する場合には、ウエス
トニッパーは、使用者の腹部周囲に装着されている関係
で、上下に位置ずれを生じやすく、装着位置がずれる
と、下着であるからこれを直すのが困難で、極めて不便
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、ウエストニッ
パーとガードルを同時に着用できる時期に対応して、図
7や図8に示すような形態の矯正用下着も用いられてい
る。図において、矯正用下着1は、ウエストニッパー部
2と、ガードル部3とが複合した形態を有している。こ
のような矯正用下着1は、ウエストニッパー部2によ
り、使用者の腹部を、ガードル部3により、下腹部及び
臀部を同時に引き締めることができる。ところが、この
ような矯正用下着1は、次に述べるような欠点を有して
いる。第1に先ず、上述したように、出産直後である
と、使用者の下半身に履くタイプのガードルは、使用者
がある程度回復するまで装着しにくく、このため、矯正
用下着1を使用しにくい。
【0006】また第2の欠点として次のことが挙げられ
る。すなわち、一般に、出産後において、使用者の腹部
のサイズの変化と、下腹部及び臀部を含む下半身のサイ
ズの変化は一様でない。一般に、妊娠による妊婦の腹部
のサイズの増大は、下半身のサイズの増大よりも大き
く、したがって、出産直後の産褥期においても、使用者
の腹部はかなり肥大していることが多い。このため、ガ
ードルタイプの下着を装着できるようになって、上述の
矯正用下着1を装着しようとして、自らのサイズに適合
したものを選ぼうとすると、肥大した腹部に装着可能な
大きさのウエストニッパー部2を備えるものを選択する
ことになる。
【0007】そして、矯正用下着1を装着して過ごすう
ちに、下腹部及び臀部を含む下半身は、比較的はやく元
の体型に近づいていくが、腹部のサイズダウンは、下半
身ほど早くない。このため、下半身のサイズダウンに合
わせて、より小さいサイズの矯正用下着1に変更しよう
としても難しく、そのまま継続使用することになる。そ
うすると、装着状態においては、図7及び図8に示すよ
うに、矯正用下着1のウエストニッパー部2は、適切な
サイズであっても、これと複合されているガードル部3
は、相対的に使用者の下半身よりも大きくなってしま
い、下腹部のたるみ4aや脇の部分のたるみ4bを生じ
てしまい、その分引き締め効果を期待できなくなってし
まう。
【0008】さらに、第3の欠点として、矯正用下着1
では、ウエストニッパー部2は、図8に示されているよ
うに、全体として帯状の1本の形態ではなく、左右各別
に形成したものを、ガードル部3の側面3aにて縫着固
定したものであり、ウエストニッパーとして機能するの
は、左右各部において、L1の範囲だけである。
【0009】したがって、腹部に対して横方向の引き締
め効果をもつ部分は、ウエストニッパー部2の左右の各
L1の範囲の機能に限られ、ウエストニッパーを単体で
一本の帯状に形成したものと比べると、引き締め効果が
弱く、機能的に不十分であるという問題がある。
【0010】第4に、このような矯正用下着1では次の
点でも適合サイズに自由度が少ない。すなわち、使用者
の股下の箇所から腹部ウエストラインの上までの位置
は、図8のL2に対応しているが、この距離L2は、使
用者の身長によって違いがある。つまり、一般に、身長
が高い人程L2の距離は大きく、身長の小さい人はL2
の距離が小さいという傾向がある。しかしながら、矯正
用下着1の場合には、このL2の距離は決まってしま
い、使用者の体型に対応した適用は考慮されていないと
いう欠点がある。
【0011】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、装着状態において位置ずれがなく、
身体の各部位の変化に対応して腹部と下半身との両方に
対して、それぞれ適切な引き締め効果を得ることがで
き、しかも使用者の体型に応じて装着位置が調整できる
ことによって、広範囲の人に利用可能な矯正用下着を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、使用者の下半身に装着されて下腹部及び
臀部を引き締めるためのガードル型の第1の下着と、こ
のガードル型の下着に着脱され、少なくとも前記ガード
ル型下着の上部に対応する領域を含む使用者の腹部の領
域を引き締めるためのウエストニッパー型の第2の下着
とを有し、前記第1の下着と第2の下着との着脱位置を
上下方向に位置調整するようにした着脱手段を備える、
矯正用下着により、達成される。
【0013】請求項1の構成によれば、第1の下着と第
2の下着とは着脱手段により、組み合わせたり分離した
りすることができる。これにより、各別に異なるサイズ
のものを単独にあるいは組み合わせて同時に使用するこ
とができるので、個々の使用者の身体の各部位のサイズ
変化にそれぞれ対応することができる。そして、特に着
脱手段により、第1の下着と第2の下着とはその着脱位
置を上下方向に沿って調整することによって、異なる身
長の使用者に対しても広く使用されることが可能であ
る。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、前記第1の下着は、前記第2の下着に対して係止す
るための手段を有し、前記第2の下着に設けられた被係
止手段が、使用者の背後の領域に対応する所定の範囲に
設けられていることを特徴とする。また、請求項3の発
明は、請求項1の構成において、前記第2の下着は、前
記第1の下着に対して係止するための手段を有し、前記
第1の下着に設けられた被係止手段が、使用者の背後の
領域に対応する所定の範囲に設けられていることを特徴
とする。
【0015】請求項2または3の構成によれば、請求項
1の作用に加えて、第1の下着と第2の下着とは、互い
に係止手段と被係止手段を備えるので、係止もしくは係
止の解除という簡単な操作により着脱できる。
【0016】請求項4の発明は、請求項2の構成におい
て、前記第2の下着において、前記被係止手段は、使用
者のウエストラインに対応した位置を挟んで、その上下
に一定の領域を有するように設けられていることを特徴
とする。
【0017】請求項4の構成によれば、請求項1乃至3
の作用に加えて、第2の下着の上端がウエストラインよ
りも上から相対的に下方にずらしていくことによって、
体型の変化に対応して、腹まわりの脂肪を次第に下に導
くことができる。
【0018】請求項5の発明は、請求項3の構成におい
て、前記係止手段は、面ファスナーの雄部材でなり、前
記被係止手段は前記領域に形成された面ファスナーの雌
部材でなることを特徴とする。請求項6の発明は、請求
項5の構成において、前記第1の下着の係止手段には、
係止手段の非使用時にこれを覆う手段が設けられている
ことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0020】図1は、本発明の第1の実施形態による矯
正用下着の第1の下着10の構成を示す概略斜視図であ
り、図2は、第2の下着20の構成を示す概略斜視図で
ある。これら第1の下着10と第2の下着20とは後述
するように着脱される構成となっており、図6に示すよ
うに組み合わせて、全体の矯正用下着40を構成するよ
うになっている。先ず、第1の下着10の本体11は、
所謂ガードルとほぼ同じ形態を有しており、全体的に伸
縮性に富んだ、例えばポリウレタンの糸交編のトリコッ
ト、もしくはパワーネット素材を適宜立体的に裁断し
て、図示のようなガードル型を形成するように構成され
ており、これにより、装着したとき、使用者の下腹部及
び臀部全体が包まれて、これらの部位を引き締めるよう
になっている。本体11の上端は、例えば、使用者(図
示せず)のウエストラインW1と一致するか、僅かにこ
れを越える位置に達している。本体11の下端には、両
足を通すことで第1の下着10を履くことができるよう
に、穴12,12を備えている。
【0021】また、着用する時に使用者の足を通す本体
11の上記穴12,12の各上端付近は、V字状のカッ
ト部12a,12aがそれぞれ設けられており、着用し
た際に両足の付け根部分を不必要に締めつけることがな
いようになっている。本体11の股部13には、例えば
開閉部13aが設けられており、この開閉部13aは、
例えばスナップ等の着脱手段により股下を開閉できるよ
うになっている。このため、着用者は、第1の下着10
を着用した状態でここを開閉すれば、脱がないでトイレ
で用を足したりすることができる。また、開閉部13a
を開閉することで、産褥期に使用する吸収性のパッド等
の装着を容易にすることができる。
【0022】さらに、本体11の背面側の中心部で、こ
の本体11の上端付近には、係止部14が設けられてい
る。この係止部14は、本体11の背面側の例えば図示
した位置に、面ファスナーの雄部材により、形成されて
おり、係止部14は、後述する第2の下着20の被係合
部と係合される着脱部を構成する。また、本体11の係
止部14が設けられている箇所の上端には、蓋状のカバ
ー片15が設けられている。このカバー片15は、係止
手段を覆う手段であり、図5の部分拡大図にて背面側か
ら示されているように、下端が本体11の上端に縫着等
の手段により固定されており、自由端側を図1の背後に
向かって折り返すことにより、上記係止部14を覆う大
きさと形状を備えている。そして、カバー片15の図1
における背面側には、面ファスナーの雌部材15aが露
出して設けられており、使用者が第1の下着10だけを
着用する場合には、このカバー片15で、係止部14を
覆うことができるようになっている。
【0023】図2には、第2の下着20が示されてお
り、図3には、その裏側を表せる状態の展開図が示され
ている。図において、第2の下着20は、全体として帯
状を呈しており、使用者の腹部の周囲に装着できるウエ
ストニッパーとほぼ同様の形態を有している。
【0024】すなわち、第2の下着20は、図3に示さ
れているように、上辺33より下辺34がやや長い帯状
であり、下辺34の中央付近34aはやや上に凸になる
ように、緩く湾曲していることによって、装着したとき
突出した臀部の上部を避けるようになっている。 図3
に示すように、一端部21は、延びない素材,例えばノ
ンストレッチバインダー等により縦方向に縁取りされて
おり、この一端部21の図3の裏側には、例えば係合用
の複数のフック21aが並んで設けられている。
【0025】第2の下着20の他端部22は、やや幅広
く縦方向に、例えば上記ノンストレッチバインダー等に
より縁取りされており、点線で示すように、内側に複数
列になるように縦方向に、上記フックと係合すべき被係
合部として、金属製の小さなリング(リブ)22aを縫
着等の手段により取り付けてある。
【0026】また、第2の下着20を装着したときに、
着用者の身体のほぼ両脇部に対応する箇所に、それぞれ
縦方向に各2本宛設けた支持手段としてのボーン部2
3,24,25,26が形成されている。各ボーン部2
3,24,25,26は、縦方向に設けた筒状の収容部
内にコイルボーンを収容して構成されており、収容部内
において、コイルボーンの上下端は、収容部の上下端よ
り数ミリ程度短くされている。これにより、着用状態で
使用者が身体の姿勢を変化させた時に、各コイルボーン
が各収容部の布地を突き破らないようになっている。
【0027】各端部21,22と上記各ボーン部23,
24,25,26との間の領域27,28,29,3
1,32は、比較的弾性の強い伸縮性の部材,例えばポ
リウレタン糸交編のトリコットまたはパワーネット等に
より形成されている。そして、特に第2の下着20を着
用した時に身体の腹部に対応する領域となる前面領域2
7と32は、例えばマーキゼットやトコットを重ねて、
伸びを止めた状態で使用されることにより、引き締め効
果を増大させるようになっている。これにより、第2の
下着20は、着用状態において、各領域27,28,2
9,31,32のパワーネットが横方向に伸長されるこ
とにより、これに抗して横方向の引き締め力を発揮し、
各ボーン部23,24,25,26にて、この引き締め
力を支持して、効果的に腹部を締めつけるようになって
いる。
【0028】さらに、第2の下着20の領域29には、
使用者が装着した時に、そのウエストラインとほぼ一致
する仮想のウエストラインW2を挟んで、上下に所定の
領域に広がる被係合部35が設けられている。この被係
合部35は、上述の第1の下着10の係合部14ととも
に着脱手段を構成するものである。ここで、図示のウエ
ストラインW2は、第2の下着20のほぼ中央の領域に
相当し、最も幅を狭くした位置にあたる部分に相当して
いる。そして、図1で示した第1の下着10のウエスト
ラインW1とこの第2の下着のウエストラインW2と
は、ほぼ一致する。しかしながら、使用者によっては、
例えば身長が高いために、第1の下着10のウエストラ
インW1が、この使用者のウエストラインよりも低い位
置にある場合が考えられる。この場合には、第2の下着
20のウエストラインW2を使用者のウエストラインと
一致させて着用することで、使用者の腹部を適切に引き
締めることができるものである。
【0029】このため、第2の下着20の上記被係合部
35は、領域29のほぼ全面に設けることができるが、
好ましくは、図3の仮想線W2を挟んで、上下に例えば
3ないし5センチメートル程度の範囲にわたる領域に形
成されている。具体的には、図3において、被係合部3
5は、第2の下着20の領域29の内面に、例えば面フ
ァスナーの雌部材として機能できる素材,例えば、パイ
ル素材等を上述した領域になるような大きさで、パワー
ネットに縫着等の手段により固定することにより形成さ
れている。
【0030】本実施形態は以上のように構成されてお
り、次にこの矯正用下着10の使用方法を説明する。図
4は、矯正用下着40の全体を背面側から示しており、
図において、使用者は、第1の下着10と第2の下着2
0を組み合わせて使用する時には、着脱手段50を用い
て、第1の下着10と第2の下着20とを組み合わせ
る。つまり、着脱手段50は、第1の下着10の係止手
段14と第2の下着20の被係止手段35とからなり、
仮想のウエストラインW1,W2を重ねるような位置に
て係止する。
【0031】これにより、第1の下着10と第2の下着
20とは簡単に組み合わされるので、後は、従来のウエ
ストニッパーとガードルの複合型下着と同様に装着する
ことができる。すなわち、第1の下着10を下半身に履
くようにして装着し、この状態で、第1の下着10に固
定されている第2の下着20の各端部21と22を合わ
せる。そして、複数のフック21aを、適当な位置の列
に属する対応する複数のリング22aに順次嵌め込むこ
とによって、第2の下着20を装着することができる。
この時、フック21aを嵌め込む複数のリング22aの
列を選択すうことにより、第2の下着20の内径は調整
され、これにより、密着度や引き締め力を調整して装着
することが可能である。
【0032】このようにして、使用者が矯正用下着40
を装着すると、第1の下着10は上述したように、着用
者の下腹部と臀部とを効果的に締めつけることができ、
下半身の体型矯正がなされる。これと同時に、第2の下
着20は、使用者の腹部を左右方向に引き締めることに
なる。このため、腹部の脂肪を引き締めつつ下方に導く
ような力を付与することができる。そして、使用者は、
その腹部と下半身を同時に締めつけることによって、こ
れら各部位の体型矯正を同時に行うことができる。この
場合には、第1の下着10と第2の下着20とは着脱部
50を利用して結合されているために、着用状態で第2
の下着20が位置ずれを生じることがない。
【0033】したがって、本実施形態によれば、使用者
が出産直後である場合には、使用者ががある程度回復す
るまでは、第1の下着10と第2の下着20とを着脱手
段50を用いて分離し、第2の下着20だけを装着し
て、腹部だけの矯正から体型矯正を行うこともできる。
【0034】また、これとは逆に、必要により第1の下
着10だけを装着して使用することができ、この場合に
は、係止手段14にカバー部15を被せれば、係止部1
4が上に着る衣服その他にくっつく弊害がない。
【0035】また、第1の下着10と第2の下着20の
サイズを自由に組み合わせることができることから、出
産後において、使用者の腹部のサイズの変化と、下腹部
及び臀部を含む下半身のサイズの変化は一様でない場合
において、矯正用下着40を装着して過ごすうちに、下
腹部及び臀部を含む下半身が、比較的はやく元の体型に
近づいき、腹部のサイズダウンが、下半身ほど早くなく
ても、第1の下着10だけを下半身のサイズダウンに合
わせて、適合するタイズのものに変更することができ
る。
【0036】さらに、従来の矯正用下着1では、ウエス
トニッパー部2は、図8に示されているように、全体と
して帯状の1本の形態ではなく、左右各別に形成したも
ので、腹部への引き締め効果が不完全であったが、本実
施形態の第2の下着20は、全体として帯状の一本のも
のであるから、全体が強い引き締め力を発揮し、樹運な
引き締め効果を発揮することができる。
【0037】さらにまた、使用者の股下の箇所から腹部
ウエストラインの上までの位置は、図4のL3に対応し
ており、例えば身長が高い人は、このL3の距離が長く
なる。この場合、使用者の実際のウエストラインは、第
1の下着のウエストラインW1よりも高くなるが、この
場合には、使用者の実際のウエストラインを第2の下着
20のウエストラインW2に合わせることができる。す
なわち、この場合には、着脱部50において、第1の下
着10の係止手段14は、図3の第2の下着20の被係
止手段のW2よりも下の領域に係合させればよい。
【0038】これとは逆に、例えば身長が低い人は、図
4のL3の距離が短くなる。この場合、使用者の実際の
ウエストラインは、第1の下着のウエストラインW1よ
りも低くなるが、この場合には、使用者の実際のウエス
トラインを第2の下着20のウエストラインW2に合わ
せることができる。すなわち、この場合には、着脱部5
0において、第1の下着10の係止手段14は、図3の
第2の下着20の被係止手段のW2よりも上の領域に係
合させればよい。このようにして、使用者の身長に応じ
て、適切に上下方向の高さを調整して装着し、体型の矯
正を行うことができる。
【0039】本発明は上述の実施形態には限定されな
い。例えば、第1の下着10側に被係止手段を、第2の
下着20側に係止手段を設けてもよい。また、上述の各
実施形態の各構成は相互に適宜組み合わせて実施するこ
とができる。第2の下着のフック21aとリブ22aに
よる係合は、面ファスナーを用いて、例えば端部21側
の面ファスナーの雄部を、端部22側に面ファスナーの
雌部を設けるようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、装
着状態において位置ずれがなく、身体の各部位の変化に
対応して腹部と下半身との両方に対して、それぞれ適切
な引き締め効果を得ることができ、しかも使用者の体型
に応じて装着位置が調整できることによって、広範囲の
人に利用可能な矯正用下着を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態の矯正用下着の一部であ
る第1の下着を示す概略斜視図である。
【図2】本発明による実施形態の矯正用下着の一部であ
る第2の下着を示す概略斜視図である。
【図3】図2の第2の下着を展開した状態で裏側を表し
た図である。
【図4】本発明による実施形態の矯正用下着を背後から
示した概略斜視図である。
【図5】第1の下着の係止手段を拡大して示す説明図で
ある。
【図6】本発明による実施形態の矯正用下着を正面から
示した概略斜視図である。
【図7】従来の矯正用下着の一例を正面から示した概略
斜視図である。
【図8】図7の矯正用下着を背後から示した概略斜視図
である。
【符号の説明】
10・・・第1の下着、11・・・本体、12・・・
穴、14・・・係止手段、20・・・第2の下着、2
1,22・・・端部、23,24,25,26・・・ボ
ーン部、35・・・被係止手段、40・・・矯正用下
着、50・・・着脱部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の下半身に装着されて下腹部及び
    臀部を引き締めるためのガードル型の第1の下着と、 このガードル型の下着に着脱され、少なくとも前記ガー
    ドル型下着の上部に対応する領域を含む使用者の腹部の
    領域を引き締めるためのウエストニッパー型の第2の下
    着とを有し、 前記第1の下着と第2の下着との着脱位置を上下方向に
    位置調整するようにした着脱手段を備えることを特徴と
    する、矯正用下着。
  2. 【請求項2】 前記第1の下着は、前記第2の下着に対
    して係止するための手段を有し、 前記第2の下着に設けられた被係止手段が、使用者の背
    後の領域に対応する所定の範囲に設けられていることを
    特徴とする、請求項1に記載の矯正用下着。
  3. 【請求項3】 前記第2の下着は、前記第1の下着に対
    して係止するための手段を有し、 前記第1の下着に設けられた被係止手段が、使用者の背
    後の領域に対応する所定の範囲に設けられていることを
    特徴とする、請求項1に記載の矯正用下着。
  4. 【請求項4】 前記第2の下着において、前記被係止手
    段は、使用者のウエストラインに対応した位置を挟ん
    で、その上下に一定の領域を有するように設けられてい
    ることを特徴とする、請求項2に記載の矯正用下着。
  5. 【請求項5】 前記第1の下着の係止手段は、面ファス
    ナーの雄部材でなり、前記第2の下着の被係止手段は前
    記領域に形成された面ファスナーの雌部材でなることを
    特徴とする、請求項4に記載の矯正用下着。
  6. 【請求項6】 前記第1の下着の係止手段には、係止手
    段の非使用時にこれを覆う手段が設けられていることを
    特徴とする、請求項5に記載の矯正用下着。
JP11105864A 1999-04-13 1999-04-13 矯正用下着 Pending JP2000303210A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11105864A JP2000303210A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 矯正用下着

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11105864A JP2000303210A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 矯正用下着

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000303210A true JP2000303210A (ja) 2000-10-31

Family

ID=14418846

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11105864A Pending JP2000303210A (ja) 1999-04-13 1999-04-13 矯正用下着

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000303210A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063485A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Recaro Kk 腰部保護ベルトを取り付けた衣服
JP2007215822A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Daiei Kk 産後ケア用品
WO2010071170A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 Yoshihara Chieko コルセット付きガードル
JP2016089322A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 朋也 水上 補整下着

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006063485A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Recaro Kk 腰部保護ベルトを取り付けた衣服
JP4491302B2 (ja) * 2004-08-27 2010-06-30 レカロ株式会社 腰部保護ベルトを取り付けた衣服
JP2007215822A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Daiei Kk 産後ケア用品
JP4554534B2 (ja) * 2006-02-17 2010-09-29 大衛株式会社 産後ケア用品
WO2010071170A1 (ja) * 2008-12-19 2010-06-24 Yoshihara Chieko コルセット付きガードル
JP4880073B2 (ja) * 2008-12-19 2012-02-22 知恵子 吉原 医療用コルセット付きガードル
JP2016089322A (ja) * 2014-11-04 2016-05-23 朋也 水上 補整下着

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7695343B2 (en) Brassiere
US20070105481A1 (en) Undergarment
CA1170530A (en) Combination underpant and hernial truss
US20070128981A1 (en) Breast supporter
JP2000135233A (ja) パンティ―ガ―ドル
JP6342163B2 (ja) 子守帯
CA3162404A1 (en) Supportive undergarment and sports bra system
US9615616B2 (en) Surgical convertible bra
US6537132B1 (en) Maternity brace
JP2009068141A (ja) 授乳用ブラジャー
JP2000303210A (ja) 矯正用下着
JP6408764B2 (ja) 子守帯
JP4387571B2 (ja) 妊婦用腹帯
JP5325663B2 (ja) ブラジャー付き授乳用インナーウェア
JPH05285167A (ja) 背骨矯正用肌着
JP4004575B2 (ja) 矯正用下着
JP4387496B2 (ja) ボディシェイパー
US20030195447A1 (en) Shoulder support device
JP4421412B2 (ja) 矯正用ファンデーション
JP7340843B2 (ja) サポートインナーウェア
JP2005207001A (ja) ベルト付き妊婦帯
JP2002129406A (ja) ボディースーツ
JP2607613Y2 (ja) 矯正用ファンデーション
JPH0860408A (ja) Vバックガードル
CN217446737U (zh) 一种孕妇用的舒适运动文胸

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050725

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081015