JP2006090061A - 化粧パネル - Google Patents

化粧パネル Download PDF

Info

Publication number
JP2006090061A
JP2006090061A JP2004278947A JP2004278947A JP2006090061A JP 2006090061 A JP2006090061 A JP 2006090061A JP 2004278947 A JP2004278947 A JP 2004278947A JP 2004278947 A JP2004278947 A JP 2004278947A JP 2006090061 A JP2006090061 A JP 2006090061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
decorative panel
shape
paint
base material
embossed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004278947A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeaki Shitsu
成章 四津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP2004278947A priority Critical patent/JP2006090061A/ja
Publication of JP2006090061A publication Critical patent/JP2006090061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)

Abstract

【課題】 光の反射角度(屈折率)の変化を向上させ、変化に富んだ色調(光輝感)を得ることができる、化粧パネルを提供する。
【解決手段】 基材2表面全面にエンボスを形成し、エンボス面全面にわたって、扁平状のマイカ粉または金属粉51を含有する偏光塗料5を塗装してなる化粧パネル1とする。
【選択図】図1

Description

本願発明は、浴室の壁材等として使用する化粧パネルに関するものである。
従来、浴室の壁材等、建物の内外装に用いられる化粧パネルとしては、たとえば、図4に示したように、基材102表面に、<1>ベース塗料103による下地塗装、<2>粒状のマイカ粉105を含有するマイカ塗料104によるマイカ塗装、<3>クリア塗料106によるクリア塗装を順次施すことで、装飾性を向上させた化粧パネル101が知られている。この化粧パネル101に矢印で示したように光が入射した際、その光が基材102表面に塗装されているマイカ塗料104の粒状のマイカ粉105にあたり、光の反射角度(屈折率)が変化して、化粧パネル101表面における変色効果を高め、光輝感を出すことができる。なお、図4では、基材102の下面には、補強層のバックコート層107が設けられている。
また、たとえば、表面が目地用の凹状溝で区画されることにより凸状部が形成された板状体(基材に相当)において、この凸状部のみに鱗片状骨材が混入された樹脂液(マイカ塗料に相当)を塗装することで、タイル貼り調や天然石貼り調の立体感および装飾性を強調できる塗装方法が提案されている(特許文献1)。
特開平7−24403号公報
しかしながら、図4に例示した化粧パネル101では、基材102表面が平坦状に形成されており、基材102表面に塗装された粒状のマイカ粉105は規則的に位置し、矢印で示したように粒状のマイカ粉105にあたって反射する光の反射角度(屈折率)も規則的になる。このため、変化に富んだ色調(光輝感)を有する化粧パネル101を得ることができないという問題があった。
また、上記特許文献1記載の塗装方法では、鱗片状骨材が混入された樹脂液の塗装は、板状体の表面全面にわたって、施して板状体の装飾性を高めるものではなく、目地用の凹状溝を避けて凸状部表面を選択的に塗装することで装飾性を高めるものであり、上記と同様、光の反射角度(屈折率)も規則的になる。このため、変化に富んだ色調(光輝感)を有する化粧パネル101を得ることができないという問題があった。
本願発明は、上記従来の問題点を解消するためになされたものであり、光の反射角度(屈折率)の変化を向上させ、変化に富んだ色調(光輝感)を得ることができる、化粧パネルを提供することを課題とするものである。
本願発明は、上記の課題を解決するものとして、第1には、基材表面全面にエンボスを形成し、エンボス面全面にわたって、扁平状のマイカ粉または金属粉を含有する偏光塗料を塗装してなることを特徴とする。
第2には、エンボスの形状が、ウェーブ形状であることを特徴とする。
第3には、ウェーブ形状が、断面略三角形状であることを特徴とする。
また、第4には、ウェーブ形状が、断面略サインカーブ形状であることを特徴とする。
第1の発明によれば、光の反射角度(屈折率)の変化を向上させ、変化に富んだ色調(光輝感)を得ることができる。
また、第2の発明によれば、上記第1の発明の効果に加えて、より効率よく光の反射角度(屈折率)の変化を向上させ、変化に富んだ色調(光輝感)を効果的に得ることができる。
そして、第3の発明または第4の発明によれば、上記第1および第2の発明の効果に加えて、さらに化粧パネル表面の色調(光輝感)を向上させることができる。
本願発明は、上記のとおりの特徴をもつものであるが、以下に、添付した図面に沿って、本願発明の実施形態について詳細かつ具体的に説明する。
図1は、本願発明の化粧パネルの一実施形態を例示した斜視図である。図2は、図1の化粧パネルを例示した断面図である。
図1に例示したとおり、本願発明の化粧パネル1は、プレス加工法や切削加工法等によって凹凸加工を施して、基材2表面全面にエンボスを形成し、エンボス面(凹凸面)全面にわたって、塗料に扁平状のマイカ粉または金属粉51を含有させた偏光塗料5を塗装してなることを特徴としている。より具体的に説明すると、エンボスを形成した基材2表面全面に、<1>ベース塗料3による下地塗装、<2>扁平状のマイカ粉または金属粉(たとえば、アルミニウム粉)51を含有する偏光塗料5の塗装、そして<3>クリア塗料4によるクリア塗装を順次施している。
このため、図2に例示したように、偏光塗料5に含まれる扁平状のマイカ粉または金属粉51は、基材2のエンボスの形状にならって、異なった角度や位置にて配設されることになり、そして、矢印で示したように、光が化粧パネル1の表面に入射した際、その光が基材2表面全面に塗装されている偏光塗料5中の扁平状のマイカ粉または金属粉51にあたり、さらに光の入射位置によって、光の反射角度(屈折率)が様々に変化(偏光)する。この様々な光の反射角度(屈折率)の変化に基因して、化粧パネル1の表面の色調(光輝感)が異なり、十分な意匠効果を発揮させることができる。このような特徴を有する本願発明の化粧パネル1は、建物の内装や外装、たとえば浴室の壁材等に利用することができる。
また、化粧パネル1の基材2表面全面に形成されるエンボスの形状は、図1および図2の例のように、ウェーブ形状に形成されていることで、より効率よく光の反射角度(屈折率)の変化を向上させ、変化に富んだ色調(光輝感)を得ることができる。
なお、図2に例示したように基材2の下面には、補強層としてバックコート層6が設けられていてもよい。
本願発明におけるマイカ粉または金属粉51は、原色のものを使用してもよいが、異なった色に着色された複数の扁平材を混ぜ合わせて使用してもよく、この場合、複雑な混合色が表現できるため装飾的価値をさらに高めることができる。このようなマイカ粉または金属粉51を含有する偏光塗料5を塗装する際においても、マイカ粉または金属粉51が扁平状であるため、各種塗装機器のフィルターにマイカ粉または金属粉51が詰まることなく色ムラの発生を抑制することができる。
また、塗料としては、たとえば、ウレタン系、アクリル系、アミノアルキッド系等の樹脂に、有機質もしくは無機質の着色顔料を含有させたものを主成分とした塗料を用いることができる。つまり、これら各種の塗料をベース塗料3として使用したり、扁平状のマイカ粉または金属粉51を含有させて偏光塗料5として使用したりすることができる。また、表面に塗装(TOP塗装)するクリア塗料4の場合は、ウレタン系、アルキッド系、ポリエステル系、アクリル系、シリコン系またはフッ素系等の樹脂であって、透明に着色されたものを用いることができる。さらに説明すると、クリア塗料4としては、紫外線硬化型のクリア塗料4を塗装してもよい。このようにクリア塗料4を塗装することで、化粧パネル1は、耐汚染性が優れ、塗膜硬度も非常に硬く、耐傷つき性も優れている。特に、紫外線硬化型のクリア塗料4による塗装は、上記のとおり、耐汚染性や塗膜硬度、耐傷つき性に加え、さらに耐薬品性にも優れているため、さらに好ましい。
図3は、本願発明の化粧パネルの基材表面全面に形成されたエンボスの形状を例示した基材の断面図であり、(A)は断面が二等辺三角形状に形成されたエンボスの形状を、(B)は断面が両辺の斜度が異なる三角形状に形成されたエンボスの形状を、(C)は断面がサインカーブ形状に形成されたエンボスの形状を示している。
そして、図3(A)(B)(C)に例示したように、基材2に形成されたウェーブ形状のエンボスの形状は、断面が略三角形状、もしくは、断面が略サインカーブ形状に形成されることで、化粧パネル1表面の色調(光輝感)をさらに向上させることができる。
また、断面が略三角形状に形成されたエンボスの形状は、図3(A)の例のように、二等辺三角形の形状としてもよいし、図3(B)の例のように、一辺の斜度が小さく他辺の斜度が大きい三角形の形状等としてもよい。また、図3(C)に例示したように、断面が略サインカーブ形状の場合、矢印aと矢印bの寸法が略同じであり、その凹凸の形成周期は規則的(一定)である。
なお、これらウェーブ形状に形成されたエンボスの凹凸の形成周期は規則的(一定)であってもよいし、不規則的であってもよい。また、その凹凸の大きさは、適宜に変更することができる。また、基材2表面のエンボスは、図1から図3の例のように、一方向のウェーブ形状に形成されている以外にも、図には示していないが、二方向(直交)の格子状に形成されていてもよい。
もちろん、本願発明の化粧パネル1は、以上の例示によって限定されるものではない。たとえば、化粧パネル1の基材2の材質としては、ガラス繊維強化セメント板、石綿セメント板、炭酸マグネシウム板、パルプセメント板、スラグセメント板、ケイ酸カルシウム板等の無機質系材料からなるもの、木質材料や合成樹脂材料等からなるものを用いることもできる。また、本願発明における各塗料の塗装方法は、特に限定されるものではなく、たとえば、フローコーターやスプレーコーター、ロールコーター等により塗装することができる。
本願発明の化粧パネルの一実施形態を例示した斜視図である。 図1の化粧パネルを例示した断面図である。 本願発明の化粧パネルの基材表面全面に形成されたエンボスの形状を例示した基材の断面図であり、(A)は断面が二等辺三角形状に形成されたエンボスの形状を、(B)は断面が両辺の斜度が異なる三角形状に形成されたエンボスの形状を、(C)は断面がサインカーブ形状に形成されたエンボスの形状を示している。 従来の化粧パネルと光の反射角度の変化を例示した断面図である。
符号の説明
1 化粧パネル
2 基材
3 ベース塗料
4 クリア塗料
5 偏光塗料
51 マイカ粉または金属粉
6 バックコート層
101 化粧パネル
102 基材
103 ベース塗料
104 マイカ塗料
105 マイカ粉
106 クリア塗料
107 バックコート層

Claims (4)

  1. 基材表面全面にエンボスを形成し、エンボス面全面にわたって、扁平状のマイカ粉または金属粉を含有する偏光塗料を塗装してなることを特徴とする化粧パネル。
  2. エンボスの形状が、ウェーブ形状である請求項1記載の化粧パネル。
  3. ウェーブ形状が、断面略三角形状である請求項2記載の化粧パネル。
  4. ウェーブ形状が、断面略サインカーブ形状である請求項2記載の化粧パネル。
JP2004278947A 2004-09-27 2004-09-27 化粧パネル Pending JP2006090061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004278947A JP2006090061A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 化粧パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004278947A JP2006090061A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 化粧パネル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006090061A true JP2006090061A (ja) 2006-04-06

Family

ID=36231298

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004278947A Pending JP2006090061A (ja) 2004-09-27 2004-09-27 化粧パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006090061A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112704A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 色素増感型太陽電池及び太陽電池付き建築板
JP2008112705A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 色素増感型太陽電池及び太陽電池付き建築板
JP2008111322A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 太陽電池付き建築板

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04197700A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Dainippon Printing Co Ltd 立体感を有する化粧材
JPH0557174U (ja) * 1992-01-17 1993-07-30 三協アルミニウム工業株式会社 建築用部材
JPH05248039A (ja) * 1991-10-29 1993-09-24 Matsushita Electric Works Ltd 窯変調塗膜を有する建築用材及びその製法
JPH11151769A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材及びその製造方法
JP2002011830A (ja) * 2000-04-28 2002-01-15 Kenzai Gijutsu Kenkyusho:Kk 窯業系化粧板およびその製造方法
JP2002127348A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Yamamoto Yogyo Kako Kk 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04197700A (ja) * 1990-11-28 1992-07-17 Dainippon Printing Co Ltd 立体感を有する化粧材
JPH05248039A (ja) * 1991-10-29 1993-09-24 Matsushita Electric Works Ltd 窯変調塗膜を有する建築用材及びその製法
JPH0557174U (ja) * 1992-01-17 1993-07-30 三協アルミニウム工業株式会社 建築用部材
JPH11151769A (ja) * 1997-11-19 1999-06-08 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材及びその製造方法
JP2002011830A (ja) * 2000-04-28 2002-01-15 Kenzai Gijutsu Kenkyusho:Kk 窯業系化粧板およびその製造方法
JP2002127348A (ja) * 2000-10-27 2002-05-08 Yamamoto Yogyo Kako Kk 建築物又は構築物用表面装飾材及びその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008112704A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 色素増感型太陽電池及び太陽電池付き建築板
JP2008112705A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 色素増感型太陽電池及び太陽電池付き建築板
JP2008111322A (ja) * 2006-10-31 2008-05-15 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 太陽電池付き建築板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5457156B2 (ja) 発色構造を備えた製品
JP2006090061A (ja) 化粧パネル
MY136045A (en) Multi-coloured paint composition, and method for forming a pattern face
CN113389336A (zh) 装饰性表面覆盖组件、表面覆盖组件覆盖物和生产这种装饰性表面覆盖组件的方法
JP2877664B2 (ja) 建築用化粧板の塗装方法
JP2008207394A (ja) 化粧パネル
JP3128105U (ja) アクセサリー
JP2698309B2 (ja) 建築用化粧板の塗装方法
JP2006264036A (ja) 化粧建築板及びその製造方法
JP2013204336A (ja) 建築板
JP3758806B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP4765471B2 (ja) エンボス化粧板
JP2928969B2 (ja) 化粧板の製造方法
JP2014233850A (ja) 加飾合成樹脂成形品
JP2007015296A (ja) 意匠性塗膜、その形成方法及び塗装物品
JP5701619B2 (ja) 塗膜積層体
JP7262271B2 (ja) 塗装物
JP5767814B2 (ja) 塗膜構造体
JP2018176099A (ja) 塗装建材の製造方法
JP7370153B2 (ja) 塗装物
JP6372729B2 (ja) 加飾合成樹脂成形品
JPH0627413Y2 (ja) 装飾壁材
JP2930977B2 (ja) 塗装方法
JPH0474064B2 (ja)
JP2008006339A (ja) 建築用パネルの塗装方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090210