JP2008006339A - 建築用パネルの塗装方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 良好な製造性のもとフローコーター塗装を用いてパネル基材上に施した化粧塗装層に簡単にグラデーション模様を現出させることのできる建築用パネルの塗装方法を提供する。
【解決手段】 フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させることで、フローコーター塗装層3の塗装厚みを連続的に変化させて形成し、上記フローコーター塗装層3の連続した塗装厚みの変化に応じたグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表面に施す化粧塗装層にグラデーション模様を現出させる建築用パネルの塗装方法に関するものである。
従来から、建築用パネルの表面に施す化粧塗装層にグラデーション模様を現出させるには、たとえば特許文献1のように、パネル基材の表面にエンボスを施し、上記エンボス上に塗装を施してエンボスの深さに応じた厚みの塗装層を形成し、塗装層の厚みに応じた塗装の濃淡具合によりグラデーション模様を現出させたり、たとえば特許文献2のように、パネル基材の表面に多色の塗料を用いて描画するように塗装をしてグラデーション模様を現出させたりしている。
しかしながら、上記特許文献1の方法では、化粧塗装のためのパネル基材の表面にエンボス加工をしなければならなくて製造が煩雑であると共に、設備等、製造コストもかかり製造性に問題があり、また、上記特許文献2の方法では、多色の塗料を精緻にパネル基材上に塗布しなければならず、インクジェット方式の塗装なら適するが、建築用パネルの表面への化粧塗装に好適に用いられるべた塗りのできるフローコーター塗装(たとえば特許文献3や特許文献4)には、適するものではない。
特開2003−252167号公報 特開2003−275673号公報 特開2002−210401号公報 特開2005−205313号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて為したものであって、良好な製造性のもとフローコーター塗装を用いてパネル基材上に施した化粧塗装層に簡単にグラデーション模様を現出させることのできる建築用パネルの塗装方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る建築用パネルの塗装方法は、パネル基材1a上に施す化粧塗装にフローコーター塗装を用いた建築用パネル1の塗装方法において、フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させることで、フローコーター塗装層3の塗装厚みを連続的に変化させて形成し、上記フローコーター塗装層3の連続した塗装厚みの変化に応じたグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させたことを特徴とする。これによると、従来のようにパネル基材1aにエンボス加工をすることもなく多色の塗料を使用することもなく、建築用パネル1の化粧塗装に適したべた塗りを行うフローコーター塗装を用いて、良好な製造性のもと、簡単にグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させることができる。
また、フローコーター塗装部2で供給する塗料3aを単位時間当たりで一定量にし、このフローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを連続的に変化させることで、フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させるようにしたことも好ましい。これによると、確実な制御が行い易いパネル基材1aの搬送スピードの制御によって、フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させことができ、容易且つ確実に化粧塗装層4にグラデーション模様を現出できる。
また、パネル基材1aの上に着色層6となる下地塗装を施し、その後、この下地塗装層5の上に外皮層7となるフローコーター塗装を比較的隠蔽性の低い塗料を用いて施すことで、パネル基材1a上に施す化粧塗装を行い、フローコーター塗装層3の塗装厚みに応じた下地塗装層5の透け具合によってグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させたことも好ましく、また、パネル基材1aの上に着色層6となるフローコーター塗装を比較的隠蔽性の高い塗料を用いて施し、その後フローコーター塗装層3の上に外皮層7となる表面塗装を比較的隠蔽性の低い塗料を用いて施すことで、パネル基材1a上に施す化粧塗装を行い、フローコーター塗装層3の塗装厚みに応じた濃淡具合により化粧塗装層4にグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させたことも好ましい。
更に、上記着色層6の塗料にアクリルウレタン塗料を用いたり、上記外皮層7の塗料にUV硬化型アクリル塗料を用いることも好ましい。
本発明は、建築用パネルの化粧塗装に適したべた塗りを行うフローコーター塗装を用いて、良好な製造性のもと、簡単にグラデーション模様を化粧塗装層に現出させることができる、という利点を有する。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
図1には浴室の壁材等に用いる建築用パネル1の化粧塗装ラインのフローコーター塗装ラインを示す。フローコーター塗装ラインは、建築用パネル1を搬送するコンベア装置8が設置されると共に、建築用パネル1の搬送路上に塗料3aを膜状に流下させるフローコーター塗装部2が設置される。コンベア装置8は搬送スピード制御部9が接続されており、建築用パネル1の搬送スピードを制御可能にしてある。フローコーター塗装部2は平面視で該建築用パネル1の搬送路の搬送方向に垂直な膜状に塗料3aを流下させて、搬送路に搬送された建築用パネル1に塗料3aを垂らすようにして供給、塗布できるようにされており、そしてこのフローコーター塗装部2が供給(流下)する塗料3aは単位時間当たりで一定量としてある。
このフローコーター塗装ラインで行うフローコーター塗装によって、建築用パネル1の化粧塗装層4にグラデーション模様を現出させるのであるが、これは、コンベア装置8の出力スピードを搬送スピード制御部9によって制御し、つまり、フローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを連続的に変化させることで、フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させ、これによってフローコーター塗装層3の塗装厚みを連続的に変化させて形成し、上記フローコーター塗装層3の連続した塗装厚みの変化に応じたグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させるようにしている。図1では、フローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを連続的に上げた場合を示しており、これによると、パネル基材1aの表面には搬送先端側ほど厚み寸法の厚いフローコーター塗装層3が形成されるのである。無論、フローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを連続的に下げて、パネル基材1aの表面には搬送先端側ほど厚み寸法の薄いフローコーター塗装層3が形成させてもよく、また、フローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを連続的に上げ下げして、搬送方向で連続的に厚さが変化するようなフローコーター塗装層3を形成させてもよいのは、言うまでもない。
図2には建築用パネル1の化粧塗装の例を示す。本例の建築用パネル1の化粧塗装は、まずパネル基材1aの上に下地塗装を施し、次いでこの下地塗装層5の上に上記のような厚みが連続的に変化するフローコーター塗装層3を得るためのフローコーター塗装を施し、最後にこのフローコーター塗装層3の上に表面塗装(図示せず)を施すことで、行われている(図2では表面塗装層を施す前段階の建築用パネル1を示している)。ここで、本例では、フローコーター塗装の塗料3aに比較的隠蔽性の高い塗料(透過性を略有さない塗料)を用いており、すなわちフローコーター塗装層3を着色層6としている。したがって、フローコーター塗装層3の塗装厚みが厚い部位では濃い発色がなされると共に、フローコーター塗装層3の塗装厚みが薄い部位では淡い発色がなされるように、フローコーター塗装層3の塗装厚みに応じた濃淡具合によってグラデーション模様を現出できたものである。なお、着色層6となるフローコーター塗装層3の塗料3aとしてはアクリルウレタン塗料を好適に用いることができる。
フローコーター塗装層3の上に施される表面塗装の塗料には、上記フローコーター塗装層3のグラデーション模様が隠蔽されないように、比較的隠蔽性の低い塗料(透過性を有する塗料)を用いる。ここで、上記表面塗装による表面塗装層はいわゆる外皮層7(オーバーコート層)であるため、上記比較的隠蔽性の低い塗料という条件も鑑みて、UV硬化型アクリルクリア塗料もしくはUV硬化型アクリルカラークリア塗料を用いると、建築パネルの化粧塗装に良好な耐候性を備えることができて好ましい。なお、この表面塗装に用いる塗料としては、具体的に、アクリルウレタン樹脂塗料のクリアタイプなどを好適に用いることができる。
また、図3には建築用パネル1の化粧塗装の他例を示す。本例の建築用パネル1の化粧塗装は、まずパネル基材1aの上に下地塗装を施し、次いでこの下地塗装層5の上に上記のような厚みが連続的に変化するフローコーター塗装層3を得るためのフローコーター塗装を施すことで、行われている。ここで、本例では、フローコーター塗装の塗料3aに比較的隠蔽性の低い塗料を用いている。したがって、フローコーター塗装層3の塗装厚みが厚い部位では隠蔽性が高くなると共に、フローコーター塗装層3の塗装厚みが薄い部位では隠蔽性が低く、フローコーター塗装層3の塗装厚みに応じた下地塗装層5の透け具合によってグラデーション模様を現出できたものである。つまり、下地塗装層5は着色層6となり、その塗料としてはアクリルウレタン塗料が好適に用いられる。なお、本例のフローコーター塗装層3はいわゆる外皮層7(オーバーコート層)であるため、上記比較的隠蔽性の低い塗料という条件も鑑みて、UV硬化型アクリルクリア塗料もしくはUV硬化型アクリルカラー塗料を用いると、建築パネルの化粧塗装に良好な耐候性を備えることができて好ましい。
このように、上述の実施形態では、従来のようにパネル基材1aにエンボス加工をすることもなく多色の塗料を使用することもなく、建築用パネル1の化粧塗装に適したべた塗りを行うフローコーター塗装を用いて、良好な製造性のもと、簡単にグラデーション模様を化粧塗装層4に現出させることができたものであり、更に言うと、フローコーター塗装部2によるパネル基材1aの単位面積当たりの塗料3aの塗布量を連続的に変化させることを、供給する塗料3aを単位時間当たりで一定量にしたフローコーター塗装部2を通過する際のパネル基材1aの搬送スピードを搬送スピード制御部9によって連続的に変化させることで実現させており、つまり、フローコーター塗装部2が供給する塗料3aを単位時間当たりで変化させることに比べて、確実な制御が行い易いパネル基材1aの搬送スピードの制御によって実現できたことから、容易且つ確実に化粧塗装層4にグラデーション模様を現出できたものである。
本発明の実施の形態の例のフローコーター塗装ラインの斜視図である。 フローコーター塗装後の建築用パネルの例であり、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。 フローコーター塗装後の建築用パネルの他例であり、(a)は上面図であり、(b)は側面図である。
符号の説明
1 建築用パネル
1a パネル基材
2 フローコーター塗装部
3 フローコーター塗装層
3a 塗料
4 化粧塗装層
5 下地塗装層
6 着色層
7 外皮層
8 コンベア装置
9 搬送スピード制御部

Claims (6)

  1. パネル基材上に施す化粧塗装にフローコーター塗装を用いた建築用パネルの塗装方法において、フローコーター塗装部によるパネル基材の単位面積当たりの塗料の塗布量を連続的に変化させることで、フローコーター塗装層の塗装厚みを連続的に変化させて形成し、上記フローコーター塗装層の連続した塗装厚みの変化に応じたグラデーション模様を化粧塗装層に現出させたことを特徴とする建築用パネルの塗装方法。
  2. フローコーター塗装部で供給する塗料を単位時間当たりで一定量にし、このフローコーター塗装部を通過する際のパネル基材の搬送スピードを連続的に変化させることで、フローコーター塗装部によるパネル基材の単位面積当たりの塗料の塗布量を連続的に変化させるようにしたことを特徴とする請求項1記載の建築用パネルの塗装方法。
  3. パネル基材の上に発色層となる下地塗装を施し、その後、この下地塗装層の上に外皮層となるフローコーター塗装を比較的隠蔽性の低い塗料を用いて施すことで、パネル基材上に施す化粧塗装を行い、フローコーター塗装層の塗装厚みに応じた下地塗装層の透け具合によってグラデーション模様を化粧塗装層に現出させたことを特徴とする請求項1または2記載の建築用パネルの塗装方法。
  4. パネル基材の上に発色層となるフローコーター塗装を比較的隠蔽性の高い塗料を用いて施し、その後フローコーター塗装層の上に外皮層となる表面塗装を比較的隠蔽性の低い塗料を用いて施すことで、パネル基材上に施す化粧塗装を行い、フローコーター塗装層の塗装厚みに応じた濃淡具合により化粧塗装層にグラデーション模様を化粧塗装層に現出させたことを特徴とする請求項1または2記載の建築用パネルの塗装方法。
  5. 上記発色層の塗料にアクリルウレタン塗料を用いたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の建築用パネルの塗装方法。
  6. 上記外皮層の塗料にUV硬化型アクリル塗料を用いたことを特徴とする請求項3または請求項4記載の建築用パネルの塗装方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101249335B1 (ko) * 2010-11-12 2013-04-01 주식회사 디테일베이스 도료 스프레이 방식으로 코팅 처리되는 커버 판재 및 그 제조방법
JP2016079557A (ja) * 2014-10-09 2016-05-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 浴室

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