JP2008207394A - 化粧パネル - Google Patents
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Abstract
【課題】透明ビーズが有色粒状物により覆われることがなく、透明ビーズを通しての反射効果を損なうことがなく、有色粒状物が透明ビーズを介して様々に変化して外観され、従来にない表面外観を現出できる化粧パネルを提供する。
【解決手段】基材1の上面に着色塗装層2を形成する。着色塗装層2の上に、透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入した透明又は半透明の表面塗装層5を形成する。表面塗装層5に混入した透明ビーズ3が有色粒状物4よりも大径である。
【選択図】図1
【解決手段】基材1の上面に着色塗装層2を形成する。着色塗装層2の上に、透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入した透明又は半透明の表面塗装層5を形成する。表面塗装層5に混入した透明ビーズ3が有色粒状物4よりも大径である。
【選択図】図1
Description
本発明は、表面に塗装を施した化粧パネルに関するものである。
従来から、従来から特許文献1により、基材の上面に骨材を混入した中間層を形成し、該中間層の上に透明ビーズと雲母を混入した表面塗装層を形成した化粧パネルが知られている。
上記特許文献1に示された従来例にあっては、中間層の骨材並びに表面層中の雲母及び透明又は半透明ビーズにより特有の反射光面を有する石目調の外観を呈するようにすることを目的としたものである。
しかしながら上記従来例にあっては、雲母は鱗片状であるため、鱗片が表面塗装層の厚み方向と直交する方向となるように横向きに存在し、しかも、透明又は半透明のビーズは鱗片状の雲母よりも小さいので、横向きとなった鱗片状の雲母によりビーズが覆われてしまう部分があり、透明又は半透明のビーズを通しての光の反射効果を損なうという問題があった。
実開平7−4034号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、透明ビーズが有色粒状物により覆われることがなく、透明ビーズを通しての反射効果を損なうことがなく、有色粒状物が透明ビーズを介して様々に変化して外観され、従来にない表面外観を現出できる化粧パネルを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る化粧パネルは、基材1の上面に着色塗装層2を形成し、着色塗装層2の上に、透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入した透明又は半透明の表面塗装層5を形成し、上記表面塗装層5に混入した透明ビーズ3が有色粒状物4よりも大径であることを特徴とするものである。
このような構成とすることで、透明又は半透明の表面塗装層5を介して着色塗装層2、透明ビーズ3、有色粒状物4が見えるのであるが、透明又は半透明の表面塗装層5内において透明ビーズ3が有色粒状物4よりも大径であるため、透明ビーズ3が有色粒状物4で遮蔽されることがなく、透明ビーズ3を通して表面塗装層5や透明ビーズ3の側方や下方に位置する複数の有色粒状物4が見え、この場合、透明ビーズ3を通過する光が様々に乱反射して見えるため、一つの透明ビーズ3を介して複数の有色粒状物4や表面塗装層5が様々に変化して見えることになる。
また、透明ビーズ3の粒径が表面塗装層5の厚みよりも大きいことが好ましい。
このような構成とすることで、表面塗装層5の表面に透明ビーズ3の一部が突出して表面塗装層5の表面が凹凸状となり、透明ビーズ3の全体が表面塗装層5内に埋設してある場合に比べてより多様で複雑な乱反射状態を現出できる。
ここで、透明ビーズ3は粒径20μm以上、70μm以下の範囲で選択された任意の粒径であり、有色粒状物4の粒径が10μm以上、60μm以下の範囲で選択された任意の粒径であり、且つ、上記範囲で選択された透明ビーズ3の粒径が、上記範囲で選択された有色粒状物4の粒径よりも大径であることが好ましい。例えば、透明ビーズ3として粒径が30μmを使用した場合、有色粒状物4の粒径として20μmを使用する。
また、使用する有色粒状物4としては黒色系統の粒状物であることが好ましい。
黒色系統の粒状物で影を強調できて深み感を現出できる。
また、基材1の上面が山部6と谷部7とを有する凹凸面8であることが好ましい。
このような構成とすることで、立体感に優れた表面塗装層5とすることができる。
本発明は、透明ビーズが有色粒状物で完全に覆われることがなく、透明ビーズを通して表面塗装層や透明ビーズの側方や下方に位置する複数の有色粒状物が見え、透明ビーズを通過する光が様々に乱反射して見えるため、一つの透明ビーズを介して複数の有色粒状物や表面塗装層が様々に変化して見え、奥行き感を現出できる。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
金属、窯業系材料、合成樹脂、木質系等の材料により形成された基材1の上面に着色塗装層2が形成し、該着色塗装層2の上に、透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入した透明又は半透明の表面塗装層5を形成してある。また、基材1の下面にはバックコート9が形成してある。
図1に示す実施形態においては、基材1の上面が山部6と谷部7とを有する凹凸面8となっている。この基材1の上面の凹凸面8にアクリルウレタン系塗料を塗布して着色塗装層2を形成してある。
更に、上面が凹凸状となった着色塗装層2の上面に透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入した透明又は半透明の表面塗装層5を形成してある。透明塗料層5はウレタンカラークリア塗料や紫外線硬化型のカラークリア塗料に透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入したものを着色塗装層2上に塗布することで形成するものである。
ここで、表面塗装層5に混入した透明ビーズ3は有色粒状物4よりも大径である。
実施例としては、透明ビーズ3は粒径20μm以上、70μm以下の範囲で選択された任意の粒径であり、有色粒状物4の粒径が10μm以上、60μm以下の範囲で選択された任意の粒径であるが、上記範囲で選択された透明ビーズ3の粒径は、上記範囲で選択された有色粒状物4の粒径よりも大径とする。
ここで、本発明の化粧パネルは、透明又は半透明の表面塗装層5を介して着色塗装層2及び表面塗装層5内の透明ビーズ3、有色粒状物4が見える。この場合、透明又は半透明の表面塗装層5内において透明ビーズ3が有色粒状物4よりも大径であるため、透明ビーズ3が有色粒状物4で遮蔽されることがなく、透明ビーズ3を通して表面塗装層5や透明ビーズ3の側方や下方に位置する複数の有色粒状物4が見え、この場合、透明ビーズ3を通過する光が様々に乱反射して見えるため、一つの透明ビーズ3を介して複数の有色粒状物4や表面塗装層5が様々に変化して見えることになる。また、透明ビーズ3で光を乱反射することで、艶消し感を現出することができる。
添付図面に示す実施形態においては、上記のように透明ビーズ3の粒径は上記のように有色粒状物4の粒径よりも大きいことに加え、更に透明ビーズ3の粒径が表面塗装層5の厚みよりも大きい。したがって、透明ビーズ3の一部が必ず透明塗層6の表面から突出して表面塗装層5の表面が凹凸状となり、透明ビーズ3の全体が表面塗装層5内に埋設してある場合に比べてより多様で複雑な乱反射状態が現出するようになる。
有色粒状物4としては種々の色の粒状物が使用できるが、黒色系統の粒状物を使用すると、黒色系統の有色粒状物4で影を強調できて深み感を強調することができることになる。
また、添付図面に示すように、基材1の上面が山部6と谷部7とを有する凹凸面8とすると、着色塗装層2、表面塗装層5ともに凹凸面8にならった凹凸面となり、このため、谷部分が影となって深み感を増すことができ、更に、表面塗装層5を形成するために透明ビーズ3と有色粒状物4とを混入したウレタンカラークリア塗料を塗布すると、有色粒状物4が谷部分に流れ込んで有色粒状物がより多く谷部分に溜まることで隠蔽率が高くなって着色塗装層2を隠蔽しやすく、また、山部分は有色粒状物4が少なくて隠蔽率が低くてベースである着色塗装層2の色を出し易くなっており、グラデーションやツートン柄を表現できる。この場合、上記のように有色粒状物4として黒色系統の粒状物を使用するとよりいっそう谷部分における隠蔽率を高くすることができる。
もちろん、基材1の上面がフラットで、このフラットな基材1の上面に着色塗装層2を形成し、着色塗装層2の上面に表面塗装層5を形成するようにしてもよい。
1 基材
2 着色塗装層
3 透明ビーズ
4 有色粒状物
5 表面塗装層
6 山部
7 谷部
8 凹凸面
2 着色塗装層
3 透明ビーズ
4 有色粒状物
5 表面塗装層
6 山部
7 谷部
8 凹凸面
Claims (5)
- 基材の上面に着色塗装層を形成し、着色塗装層の上に、透明ビーズと有色粒状物とを混入した透明又は半透明の表面塗装層を形成し、上記表面塗装層に混入した透明ビーズが有色粒状物よりも大径であることを特徴とする化粧パネル。
- 透明ビーズの粒径が表面塗装層の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1記載の化粧パネル。
- 透明ビーズは粒径20μm以上、70μm以下の範囲で選択された任意の粒径であり、有色粒状物の粒径が10μm以上、60μm以下の範囲で選択された任意の粒径であり、且つ、上記範囲で選択された透明ビーズの粒径が、上記範囲で選択された有色粒状物の粒径よりも大径であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の化粧パネル。
- 有色粒状物が黒色系統の粒状物であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の化粧パネル。
- 基材の上面が山部と谷部とを有する凹凸面であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の化粧パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007044550A JP2008207394A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 化粧パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007044550A JP2008207394A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 化粧パネル |
Publications (1)
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JP2008207394A true JP2008207394A (ja) | 2008-09-11 |
Family
ID=39784122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007044550A Withdrawn JP2008207394A (ja) | 2007-02-23 | 2007-02-23 | 化粧パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008207394A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102733574A (zh) * | 2012-07-03 | 2012-10-17 | 福建省南安市荣达建材有限公司 | 变色面砖及其制造方法 |
JP2013022530A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Kmew Co Ltd | 化粧板の塗装方法 |
JP2013208513A (ja) * | 2012-03-30 | 2013-10-10 | Nippon Paint Co Ltd | 窯業建材用艶消し複層膜形成方法 |
-
2007
- 2007-02-23 JP JP2007044550A patent/JP2008207394A/ja not_active Withdrawn
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