JP2006072043A - ズームレンズ鏡筒のカム機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カム環のカム溝によって光学要素を光軸方向に移動させるズームレンズ鏡筒のカム機構において、光学要素の可動域の自由度を向上させ、高変倍比化や小型化を達成する。
【解決手段】 周面に基礎軌跡の異なる複数のカム溝を有し、回転駆動されるカム環と、このカム環の各カム溝に嵌まるフォロアを有し、光軸方向へ直進案内された複数の移動枠とを備え、各カム溝が、カム環の回転に伴い各移動枠を光軸方向のワイド端位置とテレ端位置との間で移動させるズーム域を有するズームレンズ鏡筒において、各カム溝のズーム域の端部に連続して、カム環が回転しても各移動枠をワイド端位置またはテレ端位置から光軸方向に移動させないズーム端停止領域を設ける。
【選択図】 図22

Description

本発明は、ズームレンズ鏡筒に関し、特にそのカム機構に関する。
ズームレンズ鏡筒では、カム環の内周面または外周面に、直進案内された光学要素(レンズ群など)用のカム溝を形成することが行われている。カム溝には、ワイド端とテレ端の間の撮影領域(ズーム領域)の両端部に、設計上のワイド端やテレ端よりもワイド側及びテレ側への動作を許す調整用のオーバーワイド領域やオーバーテレ領域が設けられるのが一般的である。
ところが、以上のようなオーバーワイド領域やオーバーテレ領域を設けると、当該領域による移動分を考慮に入れる必要があるため、光軸方向に隣り合う2つの光学要素を、設計上のワイド端またはテレ端において限界まで接近させることができず、ズームレンズ鏡筒の小型化や高変倍比化に関するボトルネックの一因となっていた。
本発明は従って、カム環のカム溝によって光学要素を光軸方向に移動させるズームレンズ鏡筒のカム機構において、光学要素の可動域の自由度を向上させ、さらなる高変倍比化や小型化を達成することを目的とする。
本発明は、周面に基礎軌跡の異なる複数のカム溝を有し、回転駆動されるカム環と、このカム環の各カム溝に嵌まるフォロアを有し、光軸方向へ直進案内された複数の移動枠とを備え、各カム溝が、カム環の回転に伴い各移動枠を光軸方向のワイド端位置とテレ端位置との間で移動させるズーム域を有するズームレンズ鏡筒において、各カム溝のズーム域の端部に連続して、カム環が回転しても各移動枠をワイド端位置またはテレ端位置から光軸方向に移動させないズーム端停止領域を設けたことを特徴としている。
例えば、複数の移動枠のフォロアがそれぞれ対応するカム溝のズーム域内に位置するときに、回転駆動部材の回転駆動力によってカム環を回転させながら光軸方向へ移動させる回転進退機構を備え、カム溝のズーム端停止領域は、この回転進退機構によるカム環の光軸方向移動量を相殺する相対移動量を各移動枠に与えるようなカム溝とすればよい。
具体的には、カム環の外周側に位置し、光軸方向に直進案内されカム環と一緒に光軸方向に移動する直進移動環を備え、この直進移動環に形成した、光軸方向及び周方向の両方に対して傾斜するリード溝と、カム環の外周面に設けた、このリード溝に嵌まるフォロアとによって回転進退機構を構成するとよい。この場合、カム溝のズーム端停止領域は、フォロアの進行方向に対して直進移動環のリード溝と逆方向に同角度傾斜したリード溝部として形成される。
以上の本発明によれば、カム環のカム溝によって光学要素を光軸方向に移動させるズームレンズ鏡筒のカム機構において、光学要素の可動域の自由度が向上し、さらなる高変倍比化や小型化を達成することができる。
図1ないし図3は、本発明を適用したズームレンズ鏡筒10の断面を示しており、図1はワイド端撮影状態、図2はテレ端撮影状態、図3は収納状態である。図1及び図2に示すように、撮影時におけるズームレンズ鏡筒10の撮影光学系は、物体側から順に第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、シャッタS(絞)、第3レンズ群LG3、第4レンズ群LG4、ローパスフィルタ11及びCCD(固体撮像素子)12からなっている。この撮影光学系の撮影時の共通光軸をZ1で示す。ズーミングは、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2、第3レンズ群LG3を撮影光軸Z1方向に所定の軌跡で進退させることによって行い、フォーカシングは同方向への第4レンズ群LG4の移動で行う。なお、以下の説明中で「光軸方向」という記載は、特に断りがなければ撮影光軸Z1と平行な方向を意味している。
図4は、ズームレンズ鏡筒10の構成要素を分解して示したものであり、図5から図12は、これらの構成要素を拡大して示したものである。ズームレンズ鏡筒10は図示しないカメラボディ内に搭載されており、該カメラボディに対して固定される固定環13を備えている。この固定環13の後部にCCDホルダ14が固定されている。CCDホルダ14の中央部にはCCD保持板15を介してCCD12が固定され、CCD12の前部にローパスフィルタ11が保持されている。ローパスフィルタ11とCCD12の間はパッキン16で密封される。
固定環13内には、第4レンズ群LG4を保持するAFレンズ枠(4群レンズ枠)17が光軸方向に直進移動可能に支持されている。固定環13とCCDホルダ14には、撮影光軸Z1と平行な一対のAFガイド軸18A、18Bの前端部と後端部がそれぞれ固定されており、このAFガイド軸18A、18Bに対してそれぞれ、AFレンズ枠17に形成したガイド孔(ガイド溝)が摺動可能に嵌まっている。固定環13とCCDホルダ14におけるAFガイド軸18A、18Bの支持部は固定環13の外径側に突出しており、したがってAFガイド軸18A、18Bは固定環13の径方向外側に位置している。
AFレンズ枠17は、AFモータ19の駆動力によって光軸方向へ進退させることができる。AFモータ19のドライブシャフトに形成した送りねじに対し、AFナット20が螺合している。AFレンズ枠17は、AFナット20に対して光軸方向へ摺動可能に係合し、かつAF枠付勢ばね21によって前方へ付勢されており、この付勢力でAFナット20に当て付くことによってAFレンズ枠17の前方移動端が決定される。そして、AFナット20が光軸方向後方へ移動したときに、AFレンズ枠17はAFナット20に押圧されて後方へ移動される。以上の構造により、AFモータ19のドライブシャフトを正逆に回転させると、AFレンズ枠17が光軸方向に進退される。
固定環13には、撮影光軸Z1と平行な軸22aを介してズームギヤ22が回転可能に支持されている。ズームギヤ22は、固定環13の内周面側に露出するように位置されており、ズームモータ23(図4に概念的に示す)によって正逆に回転させることができる。
図5に示すように、固定環13の内周面には、撮影光軸Z1に対して傾斜する雌ヘリコイド13a、撮影光軸Z1と平行な直進案内溝13b、雌ヘリコイド13aと平行な斜行溝13c、及び各斜行溝13cの前端部に連通する周方向への回転ガイド溝13dが形成されている。雌ヘリコイド13aは、回転ガイド溝13dが形成されている固定環13の前端部付近には形成されていない。なお、直進案内溝13b、斜行溝13c及び回転ガイド溝13dはそれぞれ、周方向に位置を異ならせて複数が設けられているが、図5では、それらの一部のみが見えている。
固定環13の内側にはヘリコイド環(回転駆動部材)25が支持される。図6に示すように、ヘリコイド環25は、雌ヘリコイド13aに螺合する雄ヘリコイド25aと、斜行溝13c及び回転ガイド溝13d内に位置される回転ガイド突起25bとを外周面に有している。雄ヘリコイド25a上には、ズームギヤ22と噛合する環状ギヤ25cが形成されている。従って、ズームギヤ22から環状ギヤ25cへ回転力が与えられたときヘリコイド環25は、雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aが螺合関係にある状態では回転しながら光軸方向へ進退し、ある程度前方に移動すると、雄ヘリコイド25aが雌ヘリコイド13aから外れ、回転ガイド溝13dと回転ガイド突起25bの係合関係によって撮影光軸Z1を中心とする周方向回転のみを行う。なお、雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aが螺合関係にあるとき、回転ガイド突起25bは斜行溝13c内に位置しており、該回転ガイド突起25bと雌ヘリコイド13aが干渉することはない。
ヘリコイド環25は、第3外筒(回転駆動部材)26と一緒に回動及び光軸方向の移動を行う。ヘリコイド環25はその前端部内周面に係合凹部25dを有し、第3外筒26の後端部には、係合凹部25dに対して係合可能な係合突起26aが後方に向けて突設されている。図14に示すように、係合凹部25dと係合突起26aはそれぞれ、周方向に位置を異ならせて3箇所設けられており、周方向位置が対応するそれぞれの係合凹部25dと係合突起26aは、撮影光軸Z1に沿う方向への相対摺動は可能に結合し、該撮影光軸Z1を中心とする周方向には相対回動不能に結合されている。すなわち、ヘリコイド環25と第3外筒26は一体に回転する。また、ヘリコイド環25には、回転ガイド突起25bの内径側の一部領域を切り欠いて嵌合凹部25eが形成されており、第3外筒26は、該嵌合凹部25eに嵌合する嵌合突起26bを有している。嵌合突起26bは、回転ガイド突起25bが回転ガイド溝13dに係合するとき、同時に回転ガイド溝13dに係合する。
ヘリコイド環25と第3外筒26は、光軸方向において互いに離間する方向へ付勢されている。この離間方向付勢用のばねは、ヘリコイド環25の前端部と第3外筒26の後端部の間に圧縮された状態で収納された圧縮コイルばねであるが、図には表れていない。この離間方向付勢ばねによって、回転ガイド溝13dの前側壁面に向けて嵌合突起26bが押圧され、かつ回転ガイド溝13dの後側壁面に向けて回転ガイド突起25bが押圧される。
図14に示すように、第3外筒26の内周面には、撮影光軸Z1と平行な3本の回転伝達溝26cが形成されている。回転伝達溝26cは、その前端部が閉じ、後端部が第3外筒26の後端面側に開口されていて、この回転伝達溝26cの後端開口部は係合突起26aと同一の周方向位置にある。より詳細には、図14、図19及び図20に示すように、各係合突起26aは、光軸方向後方への突出量が大きい長突起部26a1と、突出量が小さい短突起部26a2とからなり、回転伝達溝26cの後端開口部は、この長突起部26a1と短突起部26a2の間に位置している。そして、長突起部26a1と短突起部26a2の対向する側壁面も、回転伝達溝26cの一部(後端開口部)を構成している。
一方、ヘリコイド環25の内周面には、各係合凹部25dに連通させて相対回転許容溝25fが形成されている。相対回転許容溝25fは、撮影光軸Z1を中心として周方向へ向かう溝であり、その一端部が係合凹部25dに連通し、他端部が閉じられている。ヘリコイド環25と第3外筒26を組み合わせた状態では、図20のように、相対回転許容溝25fが、回転伝達溝26cの後端開口部(長突起部26a1の側壁面)に連通し、該相対回転許容溝25fと回転伝達溝26cとによってL字状の溝部が形成される。
ヘリコイド環25と第3外筒26の内側には第1直進案内環(直進進退環)30が支持される。ヘリコイド環25の内周面には、撮影光軸Z1を中心とする周方向溝25gが形成され、第3外筒26の内周面には、撮影光軸Z1を中心とする周方向溝26d、26eが形成されている(図6参照)。図6及び図13に示すように、第1直進案内環30の外周面には、光軸方向の後方から順に回転ガイド突起30a、30b及び30cが突設されており、この各回転ガイド突起30a、30b及び30cが、周方向溝25g、26d及び26eに対して摺動可能に嵌まる。これにより、ヘリコイド環25と第3外筒26は、第1直進案内環30に対して相対回転可能かつ光軸方向への相対移動を規制された状態で支持される。また、第1直進案内環30を介することにより、ヘリコイド環25と第3外筒26の光軸方向への分割も規制される。第1直進案内環30の後端部付近には、周方向位置を異ならせて複数の直進案内突起30dが外径方向へ突出されている。この直進案内突起30dが固定環13の直進案内溝13bに対して摺動可能に嵌まることにより、第1直進案内環30が光軸方向に直進案内される。
第1直進案内環30には、内周面と外周面を貫通する3つの貫通ガイド溝30eが形成されている。図13に示すように、各貫通ガイド溝30eは、周方向へ向け形成された周方向溝部30e-1と、この周方向溝部30e-1に続く第1リード溝部30e-2と、第1リード溝部30e-2と傾斜角を異ならせた第2リード溝部(回転進退機構)30e-3とを有する。それぞれの貫通ガイド溝30eに対し、カム環31の外周面に設けたカム環ローラ(回転進退機構、カム環側のフォロア)32が嵌まっている。カム環ローラ32はさらに、貫通ガイド溝30eを貫通して回転伝達溝26cに嵌まっている。
以上の構造からカム環31の動作態様が理解される。すなわち、図3の鏡筒収納状態においてズームモータ23によってズームギヤ22を鏡筒繰出方向に回転駆動すると、雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aの関係によってヘリコイド環25が回転しながら前方に繰り出される。ヘリコイド環25と第3外筒26はそれぞれ、第1直進案内環30に対して相対回動可能かつ光軸方向へは共に移動するように結合されているため、ヘリコイド環25が回転繰出されると、第3外筒26も同方向に回転しながら前方に繰り出され、第1直進案内環30はヘリコイド環25及び第3外筒26と共に前方へ直進移動する。
鏡筒収納状態では、図15及び図17に示すように、カム環ローラ32は、貫通ガイド溝30e内では周方向溝部30e-1に位置し、同時に相対回転許容溝25fの閉塞端部に位置している。なお、図15と図17は同じ状態を示しているが、図17は、カム環ローラ32の動作を見易くするために、貫通ガイド溝30eだけを残して第1直進案内環30を消してある。また、図15及び図17では、第1直進案内環30(貫通ガイド溝30e)は、本来ヘリコイド環25及び第3外筒26の下側に隠れて見えない位置にあるが、図中では実線で示してある。
そして、ヘリコイド環25及び第3外筒26が回転しながら前方へ繰り出されるとき、その初期においては、カム環ローラ32が相対回転許容溝25f内に位置しているため、カム環31には回転が伝達されない。カム環ローラ32は、周方向溝部30e-1との係合関係によって、光軸方向にはヘリコイド環25、第3外筒26及び第1直進案内環30と共に移動される。つまり、鏡筒収納状態からの繰り出し初期においては、カム環31が回転せずに光軸方向前方へ移動される。
図16及び図18は、図15及び図17の鏡筒収納状態からヘリコイド環25及び第3外筒26が約30度回転した状態を示している。この状態では、カム環ローラ32が相対回転許容溝25fと回転伝達溝26cの連通部分に位置しており、回転伝達溝26cの側壁面によってカム環ローラ32へ回転が伝達されるようになる。すると、カム環ローラ32が図16及び図18の右方へ押し込まれ、周方向溝部30e-1から第1リード溝部30e-2内へと移動される。第1リード溝部30e-2は周方向溝部30e-1から離れるにつれて光軸方向前方に向かうように傾斜しているため、カム環ローラ32が第1リード溝部30e-2内を進むと、該カム環ローラ32は相対回転許容溝25fから離れて完全に回転伝達溝26c内へ進入していく。カム環ローラ32が回転伝達溝26c内に進入した状態では、該回転伝達溝26cとカム環ローラ32を介して、第3外筒26の回転力が常にカム環31に伝達される。そして、第1直進案内環30に対してカム環31は、回転しながら、第1リード溝部30e-2の形状に従って前方に繰り出される。このときカム環ローラ32は、回転伝達溝26cから回転力を伝達されつつ該回転伝達溝26c内を光軸方向前方に移動する。前述の通り、第1直進案内環30自体もヘリコイド環25及び第3外筒26と共に前方に直進移動しているため、結果としてカム環31には、第1リード溝部30e-2に従う回転繰出分と、第1直進案内環30(ヘリコイド環25及び第3外筒26)の前方への直進移動分とを合わせた光軸方向移動量が与えられる。
ヘリコイド環25及び第3外筒26の回転繰出動作は雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aが螺合している間行われ、このとき回転ガイド突起25bは斜行溝13c内を移動している。ヘリコイド環25が所定量繰り出されると、雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aの螺合が解除されて、回転ガイド突起25bが斜行溝13cから回転ガイド溝13d内へ入る。すると、ヘリコイドによる回転繰出力が作用しなくなるため、ヘリコイド環25及び第3外筒26は、回転ガイド突起25bと回転ガイド溝13dの摺動関係によって光軸方向の一定位置で回動のみを行うようになる。
また、回転ガイド突起25bが斜行溝13cから回転ガイド溝13d内へ入ってから所定時間後に、カム環ローラ32は貫通ガイド溝30eの第1リード溝部30e-2から第2リード溝部30e-3に入る。第2リード溝部30e-3は、第1リード溝部30e-2から離れるにつれて徐々に光軸方向前方へ向かう傾斜を有するため、引き続きヘリコイド環25及び第3外筒26を鏡筒繰出方向へ定位置回転させると、カム環ローラ32が第2リード溝部30e-3内を前方へ移動する。すなわち、第1直進案内環30に対してカム環31が、回転しながら第2リード溝部30e-3の形状に従って前方に繰り出される。
ズームギヤ22を鏡筒収納方向に回転駆動させると、以上と逆の動作が行われる。すなわち、定位置回転状態にあるヘリコイド環25及び第3外筒26は、雌ヘリコイド13aと雄ヘリコイド25aが螺合した後、回転しながら光軸方向後方へ移動する。第1直進案内環30は、常に回転することなく、ヘリコイド環25及び第3外筒26に追随して光軸方向へ直進移動する。カム環31は、カム環ローラ32が第2リード溝部30e-3及び第1リード溝部30e-2内に位置するときには、鏡筒収納方向へのヘリコイド環25及び第3外筒26の回転を受けて、ヘリコイド環25、第3外筒26及び第1直進案内環30に対して光軸方向後方へと相対移動する。このとき、カム環ローラ32は、回転伝達溝26cから回転力を伝達されながら、該回転伝達溝26c内を前方から後方へ移動する。そして、カム環ローラ32が第1リード溝部30e-2から周方向溝部30e-1内に移動したときに、カム環ローラ32は回転伝達溝26cの後端開口部から脱して相対回転許容溝25fに入る。この時点でヘリコイド環25及び第3外筒26によるカム環ローラ32への回転伝達が解除され、カム環31は、回転することなく、ヘリコイド環25、第3外筒26及び第1直進案内環30と共に光軸方向後方へ移動される。カム環ローラ32は相対回転許容溝25f内を移動し、該相対回転許容溝25fの閉塞端部にカム環ローラ32が達したときに前述の鏡筒収納状態となる。
続いて、カム環31より先の構造を説明する。図6に示すように、第1直進案内環30の内周面には、撮影光軸Z1と平行な第1直進案内溝30f及び第2直進案内溝30gが、周方向に位置を異ならせてそれぞれ複数本形成されている。第1直進案内溝30fに対しては、第2直進案内環33に設けた直進案内突起33a(図7ないし10、図25参照)が摺動可能に係合している。一方、第2直進案内溝30gに対しては、第2外筒34の後端部外周面に突設した直進案内突起34a(図12参照)が摺動可能に係合している。したがって、第2直進案内環33と直進案内突起34aはいずれも、第1直進案内環30を介して光軸方向に直進案内されている。第2直進案内環33は、第2レンズ群LG2を支持する2群レンズ移動枠(移動枠)35と、第3レンズ群LG3を支持する3群レンズ移動枠(移動枠)36とを直進案内するための部材であり、直進案内突起34aは、第1レンズ群LG1を支持する第1外筒(移動枠)37を直進案内するための部材である。
図7ないし10、及び図25に示すように、第2直進案内環33は、3つの直進案内突起33aを接続するリング部33bから前方へ向けて、3つの直進案内キー33cを突出させている。図1ないし図3に示すように、リング部33bの外縁部は、カム環31の後端部内周面に形成した周方向溝31aに対し相対回転は可能で光軸方向の相対移動は不能に係合しており、直進案内キー33cはカム環31の内側に延出されている。各直進案内キー33cは、2群レンズ移動枠35に形成した撮影光軸Z1と平行な直進案内溝35aに対して摺動可能に係合している(図26ないし図29参照)。図23に示すように、2群レンズ移動枠35は、撮影光軸Z1を中心とする環状部35bと、該環状部35bから光軸方向後方へ突出する3つの光軸方向突片35cを備え、該光軸方向突片35cのそれぞれに直進案内溝35aが形成されている。3つの光軸方向突片35cは周方向に略等間隔で配置されており、各光軸方向突片35cが、3群レンズ移動枠36の周面上に3箇所形成した直進案内溝部36aに対して摺動可能に嵌まっている(図8、図9、図26ないし図29参照)。図24に示すように、3群レンズ移動枠36は、撮影光軸Z1を中心とする環状部36bと、該環状部36bから径方向外側及び光軸方向前方へ突出する複数の光軸方向突片36cを備えており、直進案内溝部36aはこの光軸方向突片36cの側面と環状部36bの外周面(底面)とによって形成されている。つまり、各光軸方向突片35c、36cの側面が、2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36を光軸方向へ相対的に直進案内する直進案内面となっている。以上の嵌合構造により、2群レンズ移動枠35が第2直進案内環33によって光軸方向へ直進案内され、3群レンズ移動枠36が2群レンズ移動枠35によって光軸方向へ直進案内される。
図7ないし図10、及び図21に示すように、カム環31の内周面には、第2レンズ群LG2の移動軌跡を決める2群案内カム溝CG2と、第3レンズ群LG3の移動軌跡を決める3群案内カム溝CG3が形成されている。2群案内カム溝CG2に対して、2群レンズ移動枠35の光軸方向突片35cの外周面に設けた2群用カムフォロアCF2が係合している。また、3群案内カム溝CG3に対して、3群レンズ移動枠36の光軸方向突片36cの外周面に設けた3群用カムフォロアCF3が係合している。2群案内カム溝CG2、3群案内カム溝CG3、2群用カムフォロアCF2及び3群用カムフォロアCF3はそれぞれ、周方向に略等間隔で3つ設けられている。2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36はそれぞれ、第2直進案内環33によって直接または間接に光軸方向へ直進案内されているため、カム環31が回転すると、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の軌跡に従って、2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36が光軸方向へ所定の軌跡で移動する。このカム機構については後で詳しく説明する。
2群レンズ移動枠35の環状部35bには、第2レンズ群LG2を保持する2群レンズ枠40(図11参照)が支持されている。環状部35bと2群レンズ枠40は、撮影光軸Z1を中心とする環状の調整ねじによって螺着されており、2群レンズ枠40の光軸方向位置を調整することができる。
3群レンズ移動枠36の内側には、シャッタSを有するシャッタブロック41が支持される。シャッタブロック41には、シャッタSを駆動するアクチュエータなどが搭載されている。
また、3群レンズ移動枠36の内側には、シャッタブロック41の後方に位置させて、第3レンズ群LG3を保持する3群レンズ枠42が支持されている。3群レンズ枠42は、3群レンズ移動枠36に対して退避回動軸44を介して軸支されている。退避回動軸44は、撮影光軸Z1と平行でかつ撮影光軸Z1に対して偏心した位置に設けられており、3群レンズ枠42は、退避回動軸44を回動中心として、第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸Z1と一致させる撮影用位置(図1、図2、図34及び図36)と、第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸Z1から偏心した位置(退避光軸Z2)にさせる収納用退避位置(図3、図35及び図37)とに回動することができる。3群レンズ移動枠36には、3群レンズ枠42を上記撮影用位置で回動規制する回動規制ピン46が設けられていて、3群レンズ枠42は、3群レンズ枠戻しばね47によって該回動規制ピン46との当接方向へ回動付勢されている。軸方向押圧ばね48は、3群レンズ枠42を光軸方向後方へ付勢しており、光軸方向における該3群レンズ枠42と3群レンズ移動枠36の間のバックラッシュ取りを行う。
3群レンズ枠42は、光軸方向には3群レンズ移動枠36と一緒に移動する。図5及び図33に示すように、CCDホルダ14には、3群レンズ枠42に係合可能な位置にカム突起(退避駆動部材)49が前方に向けて突設されており、3群レンズ移動枠36が収納方向に移動してCCDホルダ14に接近すると、該カム突起49の先端部に形成した退避カム面49aが、3群レンズ枠42に係合して上記の収納用退避位置に回動させる。カム突起49にはさらに、退避カム面49aに連続する一方の側面に、撮影光軸Z1と平行な退避位置保持面49bが形成されている。
図12に示すように、第2外筒34の内周面には、撮影光軸Z1と平行な直進案内溝34bが形成されており、この直進案内溝34bに対し、第1外筒37の後端部付近の外周面に形成した直進案内突起37aが摺動可能に嵌合している。すなわち、第1外筒37は、第1直進案内環30と第2外筒34を介して光軸方向に直進案内されている。直進案内溝34bと直進案内突起37aはそれぞれ、周方向に位置を異ならせて複数(3つ)設けられている。また、第2外筒34は後端部付近の内周面に、周方向へ向かう内径フランジ34cを有し、この内径フランジ34cがカム環31の外周面に設けた周方向溝31bに摺動可能に係合することで、第2外筒34は、カム環31に対して相対回転可能かつ光軸方向には一緒に移動するように結合されている。一方、第1外筒37は、内径方向に突出する3つの1群用カムフォロアCF1を有し、それぞれの1群用カムフォロアCF1が、カム環31の外周面に3本形成した1群案内カム溝CG1に摺動可能に嵌合している。
第1外筒37内には、第1レンズ群LG1を保持する1群レンズ枠51が、1群調整環50を介して支持されている。1群調整環50と1群レンズ枠51の間には、ズームレンズ鏡筒10の組立時において該1群レンズ枠51の光軸方向位置を調整可能とさせる調整機構が備えられている。
第1外筒37の前端部には、シャッタSとは別に、非撮影時に撮影開口を閉じて撮影光学系(第1レンズ群LG1)を保護するためのレンズバリヤ機構54(図4)が設けられる。レンズバリヤ機構54は、撮影開口を開閉可能な複数のバリヤ羽根54aを有し、図3におけるズームレンズ鏡筒10の収納状態では、該バリヤ羽根54aが第1レンズ群LG1の前方で閉じられ、図1及び図2における撮影状態では該バリヤ羽根54aが開かれるように動作する。
以上の構造からなるズームレンズ鏡筒10の繰出及び収納動作の概要を説明する。カム環31までの繰出構造は既に説明しているので簡潔に述べる。図3の鏡筒収納状態からズームモータ23によりズームギヤ22を繰出方向に回転駆動させると、ヘリコイド環25と第3外筒26の結合体が雄ヘリコイド25aと雌ヘリコイド13aの螺合関係によって回転繰出される。第1直進案内環30は、ヘリコイド環25及び第3外筒26と共に前方に直進移動する。このときカム環31は、最初は回転せずにヘリコイド環25、第3外筒26及び第1直進案内環30と共に前方に移動し、約30度の繰出回転後に第3外筒26から回転力が伝達されて、第1リード溝部30e-2とカム環ローラ32の関係により、回転しながら第1直進案内環30に対して相対的に前方へ移動する。ヘリコイド環25と第3外筒26は前方の所定位置まで繰り出されると、雄ヘリコイド25aと雌ヘリコイド13aの螺合が解除されて、撮影光軸Z1を中心とした周方向回転のみを行うようになる。ヘリコイド環25と第3外筒26の光軸方向移動が停止されてから所定時間後に、カム環ローラ32が第1リード溝部30e-2から第2リード溝部30e-3内へ入り、カム環31は引き続き回転しながら光軸方向前方に移動される。
カム環31が回転すると、その内側では、第2直進案内環33を介して直接または間接に直進案内された2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36がそれぞれ、2群案内カム溝CG2と2群用カムフォロアCF2の関係と、3群案内カム溝CG3と3群用カムフォロアCF3の関係とによって、光軸方向に所定の軌跡で移動される。また、図3の鏡筒収納状態では、3群レンズ枠42は、CCDホルダ14に突設したカム突起49の作用によって、撮影光軸Z1から上方へ移動させられた(第3レンズ群LG3が退避光軸Z2上に偏心させられた)収納用退避位置に保持されており、該3群レンズ枠42は、3群レンズ移動枠36がズーム領域まで繰り出される途中でカム突起49から離れて、3群レンズ枠戻しばね47の付勢力によって第3レンズ群LG3の光軸を撮影光軸Z1と一致させる撮影用位置(図1、図2、図34及び図36)に回動する。以後、ズームレンズ鏡筒10を再び収納位置に移動させるまでは、3群レンズ枠42は撮影用位置に保持される。
また、カム環31が回転すると、該カム環31の外側では、直進案内突起34aを介して直進案内された第1外筒37が、1群案内カム溝CG1と1群用カムフォロアCF1の関係によって光軸方向に所定の軌跡で移動される。
すなわち、撮像面(CCD12の受光面)に対する第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3の繰出位置はそれぞれ、固定環13に対するカム環31の前方移動量と、該カム環31に対する第1外筒37、2群レンズ移動枠35及び3群レンズ移動枠36のカム繰出量との合算値として決まる。ズーミングは、この第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3が互いの空気間隔を変化させながら撮影光軸Z1上を移動することにより行われる。図3の収納位置から鏡筒繰出を行うと、まず図1に示すワイド端の繰出状態になり、さらにズームモータ23を鏡筒繰出方向に駆動させると、図2に示すテレ端の繰出状態となる。これらの断面図から分かるように、ワイド端では、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の間隔が最小で、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の間隔が大きい。テレ端では、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の間隔が広がり、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の間隔が小さくなっている。このような第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3の空気間隔の変化は、1群案内カム溝CG1、2群案内カム溝CG2及び3群案内カム溝CG3の軌跡によって与えられるものである。テレ端とワイド端の間のズーム領域では、ヘリコイド環25及び第3外筒26の前述の定位置回転を行い光軸方向には移動しない。一方、ズーム領域において、カム環31は、回転しながら、カム環ローラ32と第2リード溝部30e-3の関係によって光軸方向へ進退する。
ズーム領域では、被写体距離に応じてAFモータ19を駆動することにより、第4レンズ群LG4を保持するAFレンズ枠17が撮影光軸Z1に沿って移動してフォーカシングが実行される。
ズームモータ23を鏡筒収納方向に駆動させると、ズームレンズ鏡筒10は、繰り出し時とは逆の収納動作を行う。この収納動作の途中で、3群レンズ枠42がカム突起49によって収納用退避位置に回動され、3群レンズ移動枠36と共に後退する。ズームレンズ鏡筒10が収納位置まで移動されると、第3レンズ群LG3は、光軸方向において第4レンズ群LG4、ローパスフィルタ11及びCCD12と同位置に格納される(鏡筒の径方向に重なる)。この収納時の第3レンズ群LG3の退避構造によってズームレンズ鏡筒10の収納長が短くなり、図3の左右方向におけるカメラの厚みを著しく小さくすることが可能となっている。
続いて、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3を移動させるカム機構の詳細を説明する。
このカム機構における1群案内カム溝CG1の形状を図30及び図31に示す。3つの1群案内カム溝CG1はそれぞれ、カム環31の外周面に形成され、その一端部が該カム環31の前端面に開口し、この開口部と反対側の閉じられた端部に収納領域CG1-1が形成されている。1群案内カム溝CG1にはさらに、該収納領域CG1-1に続く直線状のリード領域CG1-2と、該リード領域CG1-2に続く戻りカム領域CG1-3が形成されている。この戻りカム領域CG1-3のうち、図30に示す「Wide(W)」と「Tele(T)」の間が撮影領域としてズーミングに用いられる。組立時には、第1外筒37の3つの1群用カムフォロアCF1が、前端側の開口部から各1群案内カム溝CG1内へ挿入され、最奥の収納領域CG1-1まで移動される。
カム機構における2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の形状を図21、図22、図26ないし図29に示す。なお、図21及び図22の展開平面図ではカム環31の外周面側を見ているが、形状を分かりやすくするために、内周面側に形成された2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3を破線ではなく実線で示している。また図26ないし図29の展開平面図でも同様にカム環31の外周面側を見ているが、カム環31の内側に位置する2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36を破線ではなく実線で示している。これらの各図から分かるように、カム環31の内周面においては、3群案内カム溝CG3が光軸方向前方に位置し、2群案内カム溝CG2が光軸方向後方に位置している。つまり、第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の前後位置関係と、これらレンズ群LG2、LG3をガイドするための2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の前後位置関係とが、逆になっている。
図21及び図22に示すように、3つの2群案内カム溝CG2はそれぞれ、その一端部がカム環31の後端面に開口しており、この開口部の近傍に広場状の収納領域CG2-1が形成されている。2群案内カム溝CG2にはさらに、該収納領域CG2-1に続く直線状のリード領域CG2-2と、該リード領域CG2-2に続く戻りカム領域CG2-3が形成されている。また、2群案内カム溝CG2には、収納領域CG2-1の一部を光軸方向前方に向けて突出させた形状の組立用領域CG2-4が形成されている。3つの3群案内カム溝CG3のそれぞれには、周方向へ向かう収納領域CG3-1と、該収納領域CG3-1に続く直線状のリード領域CG3-2と、該リード領域CG3-2に続く戻りカム領域CG3-3が形成されている。カム環31の前端部には、半円状のフォロア装着切欠31vが3箇所形成されており、このフォロア装着切欠31vによって、各収納領域CG3-1の端部がカム環31の前端面に開口されるようになっている。
2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3はそれぞれ、戻りカム領域CG2-3、CG3-3のうち図21及び図22に示す「Wide(W)」と「Tele(T)」の間を撮影領域としてズーミングに用いる。2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3がそれぞれ対応するカム溝CG2、CG3内で「Wide(W)」に位置するときがズームレンズ鏡筒10のワイド端となり(図27)、同じく「Tele(T)」に位置するときがテレ端となる(図28)。図8及び図27に示すように、ワイド端では第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3の光軸方向離間量が大きく、光軸方向突片35cと直進案内溝部36aの係合量(光軸方向突片35c、36cの重畳量)が小さい。一方、図9及び図28に示すように、テレ端では第2レンズ群LG2と第3レンズ群LG3が接近し、光軸方向突片35cと直進案内溝部36aの係合量(光軸方向突片35c、36cの重畳量)が大きくなっている。また、ズームレンズ鏡筒10が収納状態にあるとき、2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3がそれぞれ対応するカム溝CG2、CG3内で収納領域CG2-1、CG3-1に位置される(図26)。
2群案内カム溝CG2のリード領域CG2-2は、収納領域CG2-1から離れるにつれて徐々に光軸方向前方へ向かうように傾斜しており、戻りカム領域CG2-3は、リード領域CG2-2から離れるにつれて徐々に光軸方向後方へ向かうように傾斜している。これとは逆に、3群案内カム溝CG3のリード領域CG3-2は、収納領域CG3-1から離れるにつれて徐々に光軸方向後方へ向かうように傾斜しており、戻りカム領域CG3-3は、リード領域CG3-2から離れるにつれて徐々に光軸方向前方へ向かうように傾斜している。つまり、図21のように光軸方向前方を上として見た場合、2群案内カム溝CG2は中央が高い凸状(山形)の軌跡をなし、3群案内カム溝CG3は中央が低い凹状(谷形)の軌跡をなしている。そして、この凹凸形状を噛み合わせるような態様で、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の周方向位置(厳密には、2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3の周方向位置)をずらせて配置することにより、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の光軸方向間隔を接近させることができ、カム環31の光軸方向長さを小さくすることが可能になっている。本実施形態では、3つの2群案内カム溝CG2と3つの3群案内カム溝CG3はそれぞれ周方向に等間隔で設けられており、2群案内カム溝CG2の「Wide」位置と3群案内カム溝CG3の収納領域CG3-1の周方向位相が略一致するような位置関係となっている。この位置関係によれば、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3を交差させることなく、該2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3を最も光軸方向に接近させることができる。その結果、2群案内カム溝CG2が占める光軸方向幅W1(図21)と3群案内カム溝CG3が占める光軸方向幅W2(図21)の和よりも、カム環31の光軸方向長さが遙かに小さくなっている。
2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3は以上のような山形と谷形の軌跡を有しているが、その軌跡は対称ではない。そのため、本実施形態とは逆に、2群案内カム溝CG2を光軸方向前方に、3群案内カム溝CG3を光軸方向後方に形成すると、各カム溝の周方向位置を適宜ずらしたとしても、現状のカム環31の周面サイズ(光軸方向長さ)では2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3が交差してしまう。カム溝が交差するとカムフォロアの脱落防止対策が必要になり構造が複雑化してしまうが、本実施形態では、ガイド対象のレンズ群(LG2、LG3)の光軸方向の並び順にこだわることなく、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の光軸方向位置関係を入れ替えたので、カム環31を大型化することなく、2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3の交差を回避することが可能となっている。
2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3はそれぞれ、以上のように前後関係を逆にした2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3に係合させる関係上、その配置や組立構造が工夫されている。すなわち、2群用カムフォロアCF2は、2群レンズ移動枠35において環状部35bよりも後方へ突出する光軸方向突片35cの外周面上に設けられ、3群用カムフォロアCF3は、3群レンズ移動枠36において環状部36bよりも前方へ突出する光軸方向突片36cの外周面上に設けられている。2群用カムフォロアCF2は、2群レンズ移動枠35の光軸方向突片35cと一体に形成されている。一方、3群用カムフォロアCF3は、3群レンズ移動枠36とは別部材であり、光軸方向突片36cの前端部付近には、3群用カムフォロアCF3を挿入固定することが可能なフォロア装着孔36v(図11)が設けられている。
2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36において、第2レンズ群LG2を保持する環状部35bと第3レンズ群LG3を保持する環状部36bは、互いの光軸方向の前後位置関係を入れ替えることがないのに対し、光軸方向に相対摺動可能な光軸方向突片35c、36c上に設けられた2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3は、互いに干渉することなく光軸方向の前後位置関係を自在に入れ替えることができる。よって、前後位置を逆にした2群案内カム溝CG2と3群案内カム溝CG3に対して支障なく、2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3を係合させることができる。なお、各カムフォロアCF2、CF3の前後方向位置関係は係合対象であるカム溝CG2、CG3それぞれの軌跡によって決まるものであり、カム環31内において常に3群用カムフォロアCF3が2群用カムフォロアCF2の前方に位置するわけではない。例えば、図26の鏡筒収納状態と図28のテレ端では、カム溝CG2、CG3の前後位置関係通りに、3群用カムフォロアCF3が2群用カムフォロアCF2より前方に位置するが、図26のワイド端では、2群用カムフォロアCF2が3群用カムフォロアCF3より前方に位置している。
カム環31に対する2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36の組み付けは、次のように行う。まず、2群レンズ移動枠35には2群レンズ枠40を取り付け、3群レンズ移動枠36にはシャッタブロック41や3群レンズ枠42を取り付けた状態で、光軸方向突片35c、36cを嵌合させて2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36をユニット化する(図7)。このユニット状態で、光軸方向突片35c、36cの摺接関係によって2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36が相互に直進案内される。続いて、2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36のユニットをカム環31の後端側から挿入する。この挿入時点では、3群用カムフォロアCF3が3群レンズ移動枠36へ装着されていない。一方の2群用カムフォロアCF2は、カム環31の後端面に開口した2群案内カム溝CG2内に挿入される。そして、2群用カムフォロアCF2が組立用領域CG2-4に入るように2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36のユニットを前方に押し込む。すると、図29に示すように、3群レンズ移動枠36の光軸方向突片36cに設けたフォロア装着孔36vが、フォロア装着切欠31vを通してカム環31の外周面側に露出される。ここでフォロア装着切欠31vを通して該フォロア装着孔36vに3群用カムフォロアCF3を取り付け、カム環31を繰出方向(図29の右方)に若干量回転させると、2群用カムフォロアCF2と第2レンズ群LG2(組立用領域CG2-4と収納領域CG2-1を結ぶ傾斜面)の関係によって、2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36のユニットが後方に若干押し込まれ、3群用カムフォロアCF3がフォロア装着切欠31vから3群案内カム溝CG3の開口部内へと進入していく。そして、図25に示す収納状態の位置までカム環31を回転させると、2群用カムフォロアCF2と3群用カムフォロアCF3のいずれも、対応するカム溝CG2、CG3の開口部から離れて収納領域CG2-1、CG3-1に達し、2群レンズ移動枠35と3群レンズ移動枠36がカム環31内に支持される。
以上のカム機構によって光軸方向に移動される第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3のうち、図1に示すワイド端では、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の空気間隔が最小となっている。より詳細には、1群案内カム溝CG1と2群案内カム溝CG2の撮影領域のうちワイド端(「Wide」)の近傍はいずれも、テレ端(「Tele」)側から離れるにつれて徐々に光軸方向前方へ向かうように傾斜しているが、2群案内カム溝CG2の傾斜の方が大きいので、ワイド端に近付くにつれて第2レンズ群LG2が徐々に第1レンズ群LG1に接近していく態様となっている。そして、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2は、このワイド端位置で至近まで接近しており、それ以上接近させることができない。ここで、従来のカム機構のようにいわゆるオーバーワイド領域をカム溝に設けると、ワイド端でのカム環31の停止位置に若干のずれが生じた場合に、既に至近まで接近している第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2が、当該オーバーワイド領域によりさらに接近方向に移動され接触してしまうおそれがある。
本実施形態のカム機構では、各カム溝CG1、CG2及びCG3に、ワイド端維持領域(ズーム端停止領域、リード溝部)CG1-W、CG2-W及びCG3-Wを設けることによって、このような不具合を回避している。図22及び図31に示すように、ワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wはそれぞれ、設計上のワイド端位置「Wide」を始点として収納領域CG1-1、CG2-1及びCG3-1側へ向かう一部領域として形成されており、その軌跡は、ワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wで共通している。このワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wはいずれも、第1直進案内環30に設けた貫通ガイド溝30eの第2リード溝部30e-3と同じ傾斜角のリード(直線状)溝部として形成されている。より詳しくは、ズームレンズ鏡筒10の繰出動作時や収納動作時における、第2リード溝部30e-3内でのカム環ローラ32の回転進行方向(図15ないし図18の左方)と、各カム溝CG1、CG2及びCG3内での各カムフォロアCF1、CF2及びCF3の回転進行方向(図26ないし図30の右方)とは逆である。そのため、ワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wと貫通ガイド溝30eの第2リード溝部30e-3とは、外観上では同方向に傾斜しているが(図13、図21及び図30参照)、カム環ローラ32や各カムフォロアCF1、CF2及びCF3の回転進行方向を基準とすると、実質的に逆方向に同角度傾斜していることになる。
各カムフォロアCF1、CF2及びCF3が対応する各カム溝CG1、CG2及びCG3内で撮影領域(「Wide」と「Tele」の間)に位置するとき、カム環31のカム環ローラ32は、貫通ガイド溝30eの第2リード溝部30e-3内に位置している。ズームレンズ鏡筒10全体の動作説明で先に述べた通り、カム環ローラ32が第2リード溝部30e-3内に位置するときには、カム環31に対して回転を与えるヘリコイド環25と第3外筒36はそれぞれ、光軸方向に移動しない定位置回転状態となっている。つまり、ワイド端とテレ端の撮影状態では、カム環31は、第2リード溝部30e-3の軌跡に従って、回転しながら光軸方向に移動される。そして、この第2リード溝部30e-3と同角度で逆方向に傾斜されたワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wは、カム環31の回転進退動作と相殺させて各カムフォロアCF1、CF2及びCF3を光軸方向に移動させないように機能する。したがって、カム環31の停止位置が設計値より若干ずれて各カムフォロアCF1、CF2及びCF3がワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-W内に入ったとき、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3がそれぞれ光軸方向に移動せず、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2が接触するおそれがない。
この作用を分かりやすくするため、ワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wの一端部と他端部に各カムフォロアCF1、CF2及びCF3(厳密には、各カムフォロアの中心)が位置するときの鏡筒断面を図32に示す。同図は、撮影光軸Z1を境界とした上半断面が、図21、図22、図30及び図31における「Wide-A」(設計上のワイド端位置)にカムフォロアCF1、CF2及びCF3が位置するときの状態を示しており、撮影光軸Z1を境界とした下半断面が、「Wide-B」(ワイド端維持領域のうち、収納領域寄りの端部)にカムフォロアCF1、CF2及びCF3が位置するときの状態を示している。この図32の上半断面と下半断面の対比から分かる通り、カム環31が光軸方向に若干量移動(厳密には回転しながらの移動)しているのに対し、第1レンズ群LG1、第2レンズ群LG2及び第3レンズ群LG3は、ワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wの作用により光軸方向に移動しておらず、ワイド端撮影状態でのレンズ群位置関係が維持されている。
このように、本実施形態のカム機構によれば、カム環31の停止誤差を考慮しても、ワイド端において第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2を限界まで接近させることができる。その結果、コンパクトな撮影光学系でありながら、より一層の高変倍比化が可能となっている。具体的には、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の最小間隔が本実施形態よりも大きい場合に比べ、第1レンズ群LG1の小径化が可能となっている。また、第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2の間隔を詰めることができるので、光軸方向での小型化も達成される。
以上、図示実施形態に基づき説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。例えば、実施形態の撮影光学系は、ワイド端において第1レンズ群LG1と第2レンズ群LG2が最接近するタイプであるが、本発明は、テレ端側で光学要素が最接近するタイプのズームレンズ鏡筒にも適用が可能である。この場合、実施形態のワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wと同様に、カム環が動作しても光学要素をテレ端位置から動かさない形状のテレ端維持領域(ズーム端停止領域)を、各カム溝のテレ端側に形成すればよい。
また、実施形態のワイド端維持領域CG1-W、CG2-W及びCG3-Wは、第2リード溝部30e-3に対応する直線状のリード溝部であるが、ズーム域においてカム環が非線形の軌跡で光軸方向へ移動するタイプのズームレンズ鏡筒では、ズーム端停止領域(ワイド端維持領域あるいはテレ端維持領域)がそれに対応して非線形の軌跡となる。
また、図示実施形態では、ワイド端とテレ端の間の撮影領域においてカム環31は回転しながら光軸方向へ移動されるが、撮影領域で回転のみ行い光軸方向移動をしないタイプのカム環を備えたカム機構にも、本発明は適用可能である。この場合、カム溝のズーム端停止領域(ワイド端維持領域あるいはテレ端維持領域)は、撮影光軸を中心とする周方向溝部(光軸方向移動成分を含まない溝部)として形成される。
本発明を適用したズームレンズ鏡筒のワイド端撮影状態の断面図である。 同ズームレンズ鏡筒のテレ端撮影状態の断面図である。 同ズームレンズ鏡筒の収納(沈胴)状態の断面図である。 図1ないし図3のズームレンズ鏡筒の主要部品の分解斜視図である。 CCDホルダ、固定環及びAFレンズ枠の分解斜視図である。 第1直進案内環、ヘリコイド環及び第3外筒の分解斜視図である。 カム環、第2直進案内環、2群レンズ移動枠及び3群レンズ移動枠の分解斜視図である。 ワイド端撮影状態における2群レンズ移動枠と3群レンズ移動枠の相対位置関係と、カム環及び第2直進案内環とを同時に示した分解斜視図である。 テレ端撮影状態における2群レンズ移動枠と3群レンズ移動枠の相対位置関係と、カム環及び第2直進案内環とを同時に示した分解斜視図である。 図7とは反対側から見た、カム環、第2直進案内環、2群レンズ移動枠及び3群レンズ移動枠の分解斜視図である。 第2レンズ群と第3レンズ群の支持構造の分解斜視図である。 第1レンズ群の支持構造の分解斜視図である。 第1直進案内環の展開平面図である。 ヘリコイド環と第3外筒の展開平面図である。 鏡筒収納状態における、カム環ローラ、第1直進案内環、ヘリコイド環及び第3外筒の関係を示した展開平面図である。 鏡筒収納状態から若干繰り出された状態における、カム環ローラ、第1直進案内環、ヘリコイド環及び第3外筒の関係を示した展開平面図である。 図15から第1直進案内環を省略した展開平面図である。 図16から第1直進案内環を省略した展開平面図である。 ヘリコイド環の係合凹部と第3外筒の係合突起付近の関係を拡大して示した展開平面図である。 図19の状態からヘリコイド環の係合凹部と第3外筒の係合突起を係合させたときの展開平面図である。 カム環の内周面に形成した2群案内カム溝と3群案内カム溝の軌跡を示す展開平面図である。 図21のカム環の一部を拡大した展開平面図である。 2群レンズ移動枠の展開平面図である。 3群レンズ移動枠の展開平面図である。 第2直進案内環の展開平面図である。 ズームレンズ鏡筒の収納状態における2群レンズ移動枠、3群レンズ移動枠、カム環及び第2直進案内環の位置関係を示す展開平面図である。 ワイド端撮影状態における2群レンズ移動枠、3群レンズ移動枠、カム環及び第2直進案内環の位置関係を示す展開平面図である。 テレ端撮影状態における2群レンズ移動枠、3群レンズ移動枠、カム環及び第2直進案内環の位置関係を示す展開平面図である。 2群レンズ移動枠と3群レンズ移動枠をカム環内に組み付ける途中の状態を示す展開平面図である。 カム環の外周面に形成した1群案内カム溝の軌跡を示す展開平面図である。 図30のカム環の一部を拡大した展開平面図である。 カム環のカム溝におけるワイド端維持領域の作用を説明するための、ワイド端撮影状態におけるズームレンズ鏡筒の側断面図である。 CCDホルダのカム突起付近を拡大して示した斜視図である。 撮影状態におけるカム環、3群レンズ移動枠及び3群レンズ枠の後方斜視図である。 鏡筒収納状態におけるカム環、3群レンズ移動枠及び3群レンズ枠の後方斜視図である。 図34の撮影状態におけるカム環、3群レンズ移動枠及び3群レンズ枠を光軸方向後方から見た背面図である。 図35の鏡筒収納状態におけるカム環、3群レンズ移動枠及び3群レンズ枠を光軸方向後方から見た背面図である。
符号の説明
CF1 1群用カムフォロア
CF2 2群用カムフォロア
CF3 3群用カムフォロア
CG1 1群案内カム溝
CG1-W ワイド端維持領域(ズーム端停止領域、リード溝部)
CG1-1 収納領域
CG1-2 リード領域
CG1-3 戻りカム領域(撮影領域)
CG2 2群案内カム溝
CG2-W ワイド端維持領域(ズーム端停止領域、リード溝部)
CG2-1 収納領域
CG2-2 リード領域
CG2-3 戻りカム領域(撮影領域)
CG2-4 組立用領域
CG3 3群案内カム溝
CG3-W ワイド端維持領域(ズーム端停止領域、リード溝部)
CG3-1 収納領域
CG3-2 リード領域
CG3-3 戻りカム領域(撮影領域)
LG1 第1レンズ群
LG2 第2レンズ群
LG3 第3レンズ群
LG4 第4レンズ群
S シャッタ
Z1 撮影光軸
Z2 退避光軸
10 ズームレンズ鏡筒
11 ローパスフィルタ
12 CCD
13 固定環
14 CCDホルダ
17 AFレンズ枠
17c レンズ保持筒部
25 ヘリコイド環(回転駆動部材)
25d 係合凹部
25f 相対回転許容溝
26 第3外筒(回転駆動部材)
26a 係合突起
26a1 長突起部
26a2 短突起部
26c 回転伝達溝
30 第1直進案内環(直進進退環)
30e 貫通ガイド溝
30e-1 周方向溝部
30e-2 第1リード溝部
30e-3 第2リード溝部(回転進退機構)
31 カム環
31v フォロア装着切欠
32 カム環ローラ(回転進退機構、カム環側のフォロア)
33 第2直進案内環
34 第2外筒
35 2群レンズ移動枠(移動枠)
35a 直進案内溝
35b 環状部
35c 光軸方向突片
36 3群レンズ移動枠(移動枠)
36a 直進案内溝部
36b 環状部
36c 光軸方向突片
36v フォロア装着孔
37 第1外筒(移動枠)
40 2群レンズ枠
41 シャッタブロック
42 3群レンズ枠
44 退避回動軸
46 回動規制ピン
47 3群レンズ枠戻しばね
49 カム突起
49a 退避カム面
49b 退避位置保持面
50 1群調整環
51 1群レンズ枠
54 レンズバリヤ機構

Claims (3)

  1. 周面に基礎軌跡の異なる複数のカム溝を有し、回転駆動されるカム環と;
    このカム環の各カム溝に嵌まるフォロアを有し、光軸方向へ直進案内された複数の移動枠と;
    を備え、上記カム溝が、カム環の回転に伴い上記各移動枠を光軸方向のワイド端位置とテレ端位置との間で移動させるズーム域を有するズームレンズ鏡筒において、
    上記各カム溝のズーム域の端部に連続して、カム環が回転しても上記各移動枠を上記ワイド端位置またはテレ端位置から光軸方向に移動させないズーム端停止領域を設けたことを特徴とするズームレンズ鏡筒のカム機構。
  2. 請求項1記載のズームレンズ鏡筒のカム機構において、カム環に回転を与える回転駆動部材を備え、
    上記各移動枠のフォロアがカム溝のズーム域内に位置するとき、回転駆動部材の回転駆動力によって上記カム環を回転させながら光軸方向へ移動させる回転進退機構を備え、
    カム溝の上記ズーム端停止領域は、この回転進退機構によるカム環の光軸方向移動量を相殺する相対移動量を上記各移動枠に与えるズームレンズ鏡筒のカム機構。
  3. 請求項2記載のズームレンズ鏡筒のカム機構において、カム環の外周側に位置し、光軸方向に直進案内されカム環と一緒に光軸方向に移動する直進移動環を有し、
    上記回転進退機構は、
    この直進移動環に形成した、光軸方向及び周方向の両方に対して傾斜するリード溝と;
    カム環の外周面に設けた、このリード溝に嵌まるフォロアと;
    を備え、
    カム溝の上記ズーム端停止領域は、上記フォロアの進行方向に対して上記直進移動環のリード溝と逆方向に同角度傾斜したリード溝部からなっているズームレンズ鏡筒のカム機構。

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