JP2006071709A - 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙ジャムなどの異常発生時にリカバリを行ったときに、リカバリが適切に行われたかどうかの確認作業が非常に面倒であるうえ、リカバリミスを見逃す恐れもあった。
【解決手段】いずれかの用紙トレイ10,11,12,13から供給された用紙に画像を形成するとともに、画像形成済みの用紙を排出トレイ15に排出する画像形成装置において、画像形成動作中に用紙ジャムが発生した場合に、画像形成動作を中断して用紙ジャムから復旧するためのリカバリ処理を行った後、ジャム発生時に排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示するためにタブ紙を用紙トレイ20から供給して排出トレイ15に排出させ、その後、画像形成動作を再開させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙ジャムなど異常が発生したときにリカバリ処理を行う画像形成装置とその制御方法に関する。
一般に、複写機やプリンタなどの画像形成装置では、用紙に画像を形成する画像形成動作中に、用紙の搬送路上で搬送途中の用紙が詰まる用紙ジャム(以下、単に「ジャム」と記す)などの異常が発生することがある。このような異常が発生した場合は、画像形成動作を一時中断し、ユーザによってジャム紙が除去されたことを確認してから、画像形成動作を再開するなどのリカバリを行っている。また、ジャム等の異常発生時のリカバリに関する従来技術としては、例えば下記特許文献1〜4に記載された技術が知られている。
画像形成装置で異常発生時のリカバリを適切に行うことは、プリント内容の整合性(プリント枚数、ページ順など)を保つうえで重要になる。例えば、複数ページ分の原稿の画像を複数部ずつコピーして製本する場合に、ジャム等の異常発生に起因してプリント内容の整合性が崩れると、ページの順序に狂いが生じたり、ページが飛んだり、ページが重複するなどして、製本した内容が読み難くなったり、全体の内容が読み手に伝わらないなどの不具合を招くことになる。また、プリントした用紙を封筒に入れるようなケースでは、封筒の宛先と封筒に入れる文書とを整合させる必要があるが、プリント内容の整合性が崩れると、A氏宛の封筒に入れるべき文書の一部がB氏宛の封筒に混入するなどの不具合が生じる恐れがある。そのため、個人情報をプリントした文書を取り扱う場合は、第三者への個人情報の漏洩が大きな問題となる。
特開昭63−292154号公報 特開平4−273266号公報 特開2002−333796号公報 特開2003−156895号公報
しかしながら従来の画像形成装置では、異常発生時の状況によって適切にリカバリできない場合(リカバリミスが発生する場合)がある。そうした場合、ユーザは、排出トレイに排出されたプリント出力結果(用紙束)のなかで適切にリカバリできなかった箇所を見つけ出し、リカバリミスの修復に必要なページを再度プリントすることで、全体のプリント内容を整合させる必要がある。
ただし、リカバリが適切に行われたどうかは、プリントされた出力結果を一見しただけでは分からないことが多い。例えば、図9(A)に示すように6つの画像をA-1→A-2→A-3→B-1→B-2→B-3の順序で計6枚の用紙にプリントしようとする際に、図9(B)に示すようにB-1の画像をプリントした時点でジャムが発生し、これが原因でB-2の画像をプリントした用紙が抜けた状態でリカバリが行われた場合に、正常なプリント動作によって排出されたプリント出力結果(6枚の用紙)と、ジャム発生時にリカバリを行って排出されたプリント出力結果(5枚の用紙)では、どちらもB-3の画像をプリントした用紙が最上位に積載された状態となる。そのため、双方のプリント出力結果に外観上の違いが殆ど生じない。したがって、リカバリミスが発生しても、これを見逃してしまう恐れがある。また、リカバリミスを発見するには、プリント出力された用紙の枚数やページ順を手作業で確認しなければならず、多くの手間がかかる。さらに、1ジョブあたりのプリント枚数が多くなると、その分だけリカバリミスの発見に時間がかかる。また、リカバリミスが発生しているかどうか分からない状況では、リカバリミスを見逃してしまう危険性も高くなる。
本発明に係る画像形成装置は、用紙に画像を形成するとともに、画像形成済みの用紙を排出トレイに排出する画像形成装置であって、画像形成動作中に異常が発生した場合に、当該異常発生時に排出トレイに排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示する所定の用紙を排出トレイに排出させる制御手段を備えるものである。
本発明に係る画像形成装置においては、画像形成動作中に異常が発生した場合に、当該異常発生時に排出トレイに排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示する所定の用紙を排出トレイに排出することにより、画像形成済みの用紙と所定の用紙とが排出トレイ上に重ねて排出されるようになる。したがって、ユーザは、所定の用紙で明示された用紙の積層位置に基づいて、リカバリが適切に行われたどうかの判別やリカバリミスの修復を簡単かつ迅速に行う可能となる。
本発明によれば、異常発生時にリカバリが適切に行われたかどうかを容易に判別できるとともに、リカバリミスを簡単に修復することができる。
以下、本発明の具体的な実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。図示した画像形成装置は、K(ブラック)、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)の各色に対応する4つの画像形成ユニット1,2,3,4を備えた4連タンデム式の構成となっており、上記4つの画像形成ユニット1,2,3,4を用いてモノクロ、2カラー又はフルカラーの画像を形成可能となっている。各々の画像形成ユニット1,2,3,4は、例えば、感光体ドラムと、帯電器と、レーザスキャナと、現像器と、一次転写ロールと、クリーナと、除電器とを用いて構成されるものである。帯電器は、感光体ドラムの表面を一様に帯電するものである。レーザスキャナは、帯電器によって帯電された感光体ドラムの表面にレーザビームを照射して静電潜像を書き込むものである。現像器は、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像をトナー等で現像するものである。一次転写ロールは、現像器で現像されたトナー画像を中間転写ベルト5に転写するものである。クリーナは、中間転写ベルト5に転写されずに感光体ドラムの表面に残った不要なトナーを除去するものである。除電器は、感光体ドラム表面の不要な電荷を取り除くものである。
中間転写ベルト5は、複数のベルト支持ローラによってループ状に張設されている。中間転写ベルト5のループの途中には、レジセンサ6と、二次転写ロール7が配置されている。レジセンサ6は、カラーレジストレーションのずれを補正するために、中間転写ベルト5に表面に形成されたレジストマークや、ベルトエッジの位置などを読み取るものである。二次転写ロール7は、中間転写ベルト5に担持されたトナー画像を用紙に転写するものである。バキューム搬送部8は、二次転写ロール7によってトナー画像が転写された用紙を裏面側から真空吸着しつつ定着器9へと搬送するものである。定着器9は、加熱加圧等によって用紙にトナー画像を定着させるものである。
複数の用紙トレイ10,11,12,13は、それぞれ所定サイズの用紙を積載状態で収容するものである。各々の用紙トレイ10,11,12,13に収容された用紙は、それぞれに対応する給紙機構によって用紙の搬送路に供給されるとともに、それぞれに対応する搬送路を通して搬送される。また、各々の用紙トレイ10,11,12,13に収容された用紙は、それぞれ共通の用紙整合部14に取り込まれ、この用紙整合部14で用紙整合動作を行ってから、上記二次転写ロール7による画像の転写位置へと送り込まれる。用紙整合部14は、例えば、用紙搬送方向に対する用紙の傾きを補正するスキュー補正、用紙搬送方向(副走査方向)の用紙の位置ずれを補正するリードレジ補正、用紙搬送方向と直交する方向(主走査方向)の用紙の位置ずれを補正するサイドレジ補正など、用紙搬送中に生じる用紙の位置ずれを補正するための用紙整合動作を行うものである。
一方、定着器9の用紙排出側では、用紙の搬送路が、排出トレイ15につながる搬送路と、反転部16及び再搬送部17につながる搬送路に分岐している。排出トレイ15は、片面又は両面に画像が形成(プリント)された用紙が最終的に排出される部分である。反転部16は、用紙の表裏を反転するための部分である。再搬送部17は、二次転写ロール7による画像転写位置を通過した用紙を、反転部16で表裏反転した後、再び画像転写位置に向けて搬送するためのものである。排出トレイ15につながる搬送路の途中にはカール補正部18が設けられている。カール補正部18は、定着器9でトナー画像を定着させるときに生じる用紙のカールを補正するためのものである。
また、画像形成装置本体の上部には、UI(ユーザ・インターフェース)となる操作パネル19が設けられている。操作パネル19は、例えば、タッチパネル式のディスプレイからなる表示部と、各種の操作ボタン(例えば、スタートボタンなど)を有する操作部とを用いて構成されるものである。操作パネル19は、出力画像の濃度、出力枚数、出力部数、用紙サイズなどを設定したり、画像形成動作の開始をスタートボタンで指示したりするために、ユーザーによって操作されるものである。また、排出トレイ15の近傍には、タブ付きの用紙(以下、タブ紙)を収容する用紙トレイ20が設けられている。タブ紙は、用紙の端縁から部分的に突出するタブを一体に有するものである。用紙トレイ20は、図示しない給紙機構を備える給紙ユニット21に組み込まれている。さらに、用紙トレイ20と排出トレイ15との間にはタブ紙用の搬送路が形成され、この搬送路を通して用紙トレイ20内のタブ紙を排出トレイ15上に排出可能となっている。タブ紙用の搬送路は、上記複数の用紙トレイ10,11,12,13に収容された用紙を排出トレイ15へと排出するときに通過させる搬送路と完全に分離して形成してもよいし、搬出ロールの手前(搬送方向上流側)で双方の搬送路を合流させ、共通の搬出ロールを用いて用紙とタブ紙を排出トレイ15に排出するように形成してもよい。
タブ紙には、いずれの用紙トレイ10,11,12,13に収容された用紙に画像を形成して排出トレイ15に排出したとしても、排出トレイ15上に画像形成済みの用紙とタブ紙を重ねて排出したときに、少なくともタブ紙のタブ部分が画像形成済みの用紙の外縁部から外側にはみ出す条件を満たすものを採用する。例えば、図2(A)に示すように、画像形成対象となる最大の用紙サイズをA3サイズとすると、これと同じA3サイズのタブ紙を採用する。この場合、A3サイズの用紙とタブ紙は、互いに同じ向き(縦向き又は横向き)で排出トレイ15に排出されるものとする。これにより、排出トレイ15に排出された最大サイズ(A3サイズ)の用紙とこれと同じA3サイズのタブ紙とを重ね合わせたときに、最大サイズの用紙からタブ紙のタブ部分がはみ出した状態となる。また、図示はしないが、最大サイズよりも小さいサイズの用紙を、最大サイズと同じA3サイズのタブ紙と一緒に重ね合わせたときは、タブ紙の外周部(タブ部分を含む)が用紙の外側にはみ出した状態となる。
さらに、他の例として、図2(B)に示すように、画像形成対象となる最大の用紙サイズをA3サイズとしたときに、これよりも小さいA4サイズのタブ紙を採用することもできる。ただし、この場合はタブ紙の短辺部にタブ部分が設けられるものとする。また、最大サイズ(A3サイズ)の用紙が横向き(用紙の短辺側を搬送方向に向けた向き)で排出トレイ15に排出されるものとすると、A4サイズのタブ紙は縦向き(用紙の長辺側を搬送方向に向けた向き)で排出トレイ15に排出されるものとする。これにより、排出トレイ15に排出された最大サイズの用紙とこれよりもサイズが小さいタブ紙とを重ね合わせたときに、最大サイズの用紙からタブ紙のタブ部分がはみ出した状態となる。なお、ここでは所定の用紙としてタブ紙を用いるようにしているが、画像形成対象となる最大の用紙サイズよりも一回り大きなサイズを有するものであればタブ紙でなくてもかまわない。
図3は本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。図において、制御部31は、画像形成装置全体の処理動作を統括的に制御するものである。制御部31には、上述した操作パネル19とともに、ジャム検知部32、ジョブ管理部33、画像形成部34、用紙搬送部35、メモリ36が接続されている。
ジャム検知部32は、例えば、用紙搬送路の適所(複数箇所)でそれぞれ用紙の有無(通過)を検知する検知センサと、各々の検知センサが用紙の通過(先端通過、後端通過)を検知したタイミングが許容範囲内にあるかどうかによってジャム発生の有無を判定するジャム判定部とを用いて構成されるものである。かかる構成において、ジャム判定部は、検知センサが検知した用紙通過タイミングが許容範囲内であれば、ジャムが発生していないと判定し、上記用紙通過タイミングが許容範囲を超えたら、その時点でジャムが発生したと判定する。そして、ジャム検知部32では、ジャム判定部でジャムが発生したと判定した場合は、その旨の検知信号を出力し、ジャムが発生していないと判定した場合は、その旨の検知信号を出力する。
ジョブ管理部33は、プリント処理、コピー処理などの画像形成処理に関して、操作パネル19を用いてユーザにより設定されたジョブの内容や外部の端末装置(パーソナルコンピュータ等)から通知されたジョブの内容を制御部31を介して取り込むとともに、この取り込んだジョブの内容にしたがってジョブの実行を管理するものである。ジョブの内容には、画像形成を行う枚数(ページ数)、ページ順、部数などが含まれる。
画像形成部34は、用紙に画像を形成するための機能デバイス(画像形成ユニット1,2,3,4、中間転写ベルト5、二次転写ロール7、定着器9など)によって構成されるものである。用紙搬送部35は、用紙を搬送するための機能デバイス(給紙ユニット、用紙搬送ロール、バキューム搬送部8、用紙整合部14など)によって構成されるものである。メモリ36は、制御部31が画像形成処理を実行するときに必要となる各種のデータや情報を記憶するために用いられるものである。
図4は本発明の実施形態に係る画像形成処理の手順を示すフローチャートである。かかる画像形成処理は制御部31によって実行されるものである。まず、画像形成部34及び用紙搬送部35を駆動して画像形成動作を開始した後(ステップS1)、画像形成動作中にジャムが発生したかどうかを判断する(ステップS2)。ジャムが発生したかどうかの判断は、ジャム検知部32から出力される検知信号に基づいて行う。また、ジャムが発生するまでに画像形成を終えた用紙(画像形成隅の用紙)はカール補正部18を経由して排出トレイ15に順に排出され、これによって排出トレイ15上に画像形成済みの用紙が1枚ずつ積層されていく。
上記ステップS2でジャムが発生したと判断した場合は、画像形成動作を中断するとともに(ステップS3)、ジョブ管理部33からジョブ情報を読み出してメモリ36に保存する(ステップS4)。その際、画像形成動作を中断すると同時にマシンを停止してもよいが、例えば、用紙トレイ10,11,12,13の近傍でかつ用紙整合部14よりも搬送方向の上流側でジャムが発生した状況では、画像形成済みの用紙を排出トレイ15に排出してからマシンを停止してもよい。また、メモリ36に保存するジョブ情報の中には、あとで画像形成動作を再開するときに必要となるジョブ履歴(どこまでジョブが進んでいるかを示す)や、ジャム発生時に処理対象としていたページの画像データとその前後(近傍)のページの画像データなどの情報を含むものとする。一方、上記ステップS2でジャムが発生していないと判断した場合は、後述するステップS8に移行する。
上記ステップS4でジョブ情報を保存した後は、ジャム発生に係るリカバリ処理を行う(ステップS5)。ここで記述するリカバリ処理とは、画像形成装置に異常が発生したときに、その原因(用紙ジャムの場合はジャム紙)を取り除いて正常な状態に復旧するための処理をいう。ジャム発生時のリカバリ処理では、ユーザによるジャム紙の除去作業をサポートするために搬送路上でのジャム紙の位置やジャム紙の除去手順(方法)を操作パネル19に表示したり、ジャム紙の除去作業が適切に行われたかどうかをセンサで確認したり、画像形成動作を再開するときに必要となるジョブ情報(ジャムリカバリのための情報)をメモリ36から読み出したり、操作パネル19のスタートボタンがユーザによって押されたどうかを確認したりする処理を行う。
リカバリ処理を行った後は、用紙トレイ20に収容されたタブ紙を1枚繰り出して搬送するとともに、このタブ紙を排出トレイ15に排出する(ステップS6)。これにより、ジャムの発生によって画像形成動作を中断したときに排出トレイ15に排出(積層)されていた画像形成済みの用紙の上に、タブ紙が重ねて排出されることになる。
次いで、先ほど中断した画像形成動作を、先のリカバリ処理時に読み出したジョブ情報にしたがって再開する(ステップS7)。これにより、ジャム発生時のリカバリが適切に行われた場合は、画像形成動作の中断によって用紙に形成されなかった画像、処理枚数、ページなどから、画像形成動作が再開されることになる。また、排出トレイ15上においては、画像形成動作を中断したときに排出トレイ15に排出されていた画像形成済みの用紙と、画像形成動作を再開した後で排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙との間に、タブ紙が差し込まれた状態となる。したがって、排出トレイ15に排出された用紙束のなかで、タブ紙が差し込まれた位置は、ジャム発生時(ジャムの発生直前や発生直後を含む)に排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示するものとなる。
その後、画像形成動作が終了したかどうかを確認する(ステップS8)。画像形成動作は、操作パネル19上でユーザが設定操作した枚数分の用紙を処理した時点で終了とされる。例えば、1ページの画像を10枚プリント処理する場合は、10枚分の用紙をプリント処理した時点で画像形成動作が終了となり、3ページの画像を2部ずつ計6枚プリント処理する場合は、6枚の用紙をプリント処理した時点で画像形成動作が終了となる。画像形成動作が終了していない場合は、上記ステップS2に戻って同様の処理を行い、画像形成動作が終了した場合は、その時点で一連の画像形成処理を終了する。
このような画像形成処理を行うことにより、ジャムの発生によって画像形成動作を中断し、その後、画像形成動作を再開して画像形成動作を終えたときに、画像形成済みの用紙の中にタブ紙が差し込まれた状態で排出トレイ15からプリント出力結果が取り出される。ここで記述するプリント出力結果とは、一連の画像形成処理によって排出トレイ15に排出された用紙の束をいう。したがって、例えば、図5に示すように、6つの画像をA-1→A-2→A-3→B-1→B-2→B-3の順序で計6枚の用紙にプリントしようとした際に、画像形成動作の途中でジャムが発生し、そのときのリカバリミスでB-2の画像をプリントした用紙が抜けてしまった場合は、当該用紙の位置又はその近傍(前後)にタブ紙が挿入された状態でプリント出力結果が取り出される。そのため、ユーザは、タブ紙が差し込まれた位置の前後関係(ページ順など)を確認するだけで、リカバリが適切に行われたかどうかを容易に判別することができる。
また、リカバリが適切に行われなかったことが判明した場合(リカバリミスを発見した場合)は、リカバリミスの修復に必要なページを迅速かつ正確に把握し、そのページ情報に基づいて、余分なページ(重複ページ)の用紙を抜き取ったり、不足するページの再プリントを実施したりすることができる。したがって、リカバリミスの修復にかかる手間を大幅に削減することができる。さらに、再プリントによってリカバリミスを修復する場合は、リカバリミスの修復対象となるプリント出力結果に対し、再プリントによって入手した用紙をタブ紙と差し替えるかたちで挿入することにより、リカバリミスを簡単かつ確実に修復することができる。
図6は本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。この画像形成装置は、先の実施形態に係る画像形成装置(図1参照)の構成と比較して、タブ紙専用の用紙トレイ20を含む給紙ユニット21が設けられておらず、それ以外の基本的な構成は同様のものとなっている。また、複数の用紙トレイ10,11,12,13には、それぞれサイズの異なる用紙が収容されている。また、複数の用紙トレイ10,11,12,13のうち、いずれか1つの用紙トレイには、ジャムが発生した場合にジョブ情報のプリント対象となる用紙が収容されている。このジョブ情報をプリントする用紙は、当該用紙を画像形成済みの用紙と重ね合わせたときに、ジョブ情報をプリントした用紙の一部が、画像形成済みの用紙からはみ出る条件を満たすものであればよい。具体的には、画像形成対象となる最大の用紙サイズよりも大きな用紙をジョブ情報のプリント対象とすればよい。ここでは一例として、ジョブ情報のプリント対象となる用紙が用紙トレイ13に収容されているものとする。
図7は本発明の他の実施形態に係る画像形成処理の手順を示すフローチャートである。かかる画像形成処理は制御部31によって実行されるものである。まず、画像形成動作を開始した後(ステップS11)、画像形成動作中にジャムが発生したかどうかを判断する(ステップS12)。そして、ステップS12でジャムが発生したと判断した場合は、画像形成動作を中断するとともに(ステップS13)、ジョブ管理部33からジョブ情報を読み出してメモリ36に保存し(ステップS14)、その後でリカバリ処理を行う(ステップS15)。これまでの処理は、上記図4のステップS1〜S5の処理と同様である。ただし、ステップS14でメモリ36に保存するジョブ情報の中には、先述した内容の情報の他に、プリント出力結果の中で、ジャム発生時に排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙の積層位置を特定可能な情報(例えば、プリントの枚数、ページ番号、部数など)を含むものとする。
続いて、先ほど中断した画像形成動作を再開する(ステップS16)。これにより、ジャムの発生によって画像形成動作を中断したときに排出トレイ15に排出されていた用紙の上に、画像形成動作の再開によって排出トレイ15に排出された用紙が重ねられる。
その後、画像形成動作が終了したかどうかを確認する(ステップS17)。画像形成動作が終了していない場合は、上記ステップS12に戻って同様の処理を行い、画像形成動作が終了した場合は、用紙トレイ13から用紙を繰り出すとともに、この用紙に先のステップS15のリカバリ処理で読み出したジョブ情報(ジャム発生時に排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙の積層位置を特定可能な情報)をプリントし、かつ当該ジョブ情報をプリントした用紙を排出トレイ15に排出した後(ステップS18)、一連の画像形成処理を終了する。これにより、画像形成動作によって排出トレイ15に排出された用紙の上に、ジョブ情報をプリントした用紙が重ねて排出される。
このような画像形成処理を行うことにより、ジャムの発生によって画像形成動作を中断し、その後、画像形成動作を再開して画像形成動作を終えたときに、ジャム発生時に排出トレイ15に排出された画像形成済みの用紙の積層位置を特定可能なジョブ情報をプリントした用紙が、画像形成済みの用紙と一緒にプリント出力結果として排出トレイ15から取り出される。例えば、図8に示すように、6つの画像をA-1→A-2→A-3→B-1→B-2→B-3の順序で計6枚の用紙にプリントしようとした際にジャムが発生し、そのときのリカバリミスでB-2の画像をプリントした用紙が抜けてしまった場合は、B-2の画像を除く、他の5つの画像(A-1,A-2,A-3,B-1,B-3)をプリントした5枚の用紙と一緒に、上記ジョブ情報をプリントした用紙が取り出される。そのため、ユーザは、用紙にプリントされたジョブ情報によって特定される用紙の積層位置の近傍で前後関係(ページ順など)を確認するだけで、リカバリが適切に行われたかどうかを容易に判別することができる。
また、リカバリが適切に行われなかったことが判明した場合(リカバリミスを発見した場合)は、リカバリミスの修復に必要なページを迅速かつ正確に把握し、そのページ情報に基づいて、余分なページ(重複ページ)の用紙を抜き取ったり、不足するページの再プリントを実施したりすることができる。したがって、リカバリミスの修復にかかる手間を大幅に削減することができる。さらに、再プリントによってリカバリミスを修復する場合は、リカバリミスの修復対象となるプリント出力結果に対し、再プリントによって入手した用紙を、ジョブ情報が示す用紙の積層位置の近傍に挿入することにより、リカバリミスを簡単かつ確実に修復することができる。
なお、上記実施形態においては、画像形成動作中に発生する異常の具体例としてジャムを挙げたが、本発明はこれに限らず、例えば、トナー切れなどの異常が発生した場合にも同様に適用可能である。また、外部の端末装置(パーソナルコンピュータ等)から送信された画像データを画像形成装置で受信し、この受信した画像データにしたがって用紙に画像を形成する際に、画像形成動作の途中で通信障害等によって画像データの送受信が途絶えるなど異常が発生した場合にも同様に適用可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 本発明の実施形態で採用するタブ紙のサイズを説明する図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態によるプリント出力結果を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る画像形成処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態によるプリント出力結果を示す図である。 正常時と異常発生時の出力結果を示す図である。
符号の説明
1,2,3,4…画像形成ユニット、5…中間転写ベルト、10,11,12,13,20…用紙トレイ、15…排出トレイ、19…操作パネル、31…制御部、32…ジャム検知部、33…ジョブ管理部、34…画像形成部、35…用紙搬送部、36…メモリ

Claims (8)

  1. 用紙に画像を形成するとともに、画像形成済みの用紙を排出トレイに排出する画像形成装置であって、
    画像形成動作中に異常が発生した場合に、当該異常発生時に前記排出トレイに排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示する所定の用紙を前記排出トレイに排出させる制御手段を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記異常の発生に伴うリカバリ処理を行った後でかつ画像形成動作を再開する前に、前記所定の用紙を排出させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記異常の発生に伴うリカバリ処理を行った後に画像形成動作を再開して当該画像形成動作が終了となったときに、前記所定の用紙を排出させる
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の用紙は、タブ付きの用紙である
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の用紙は、画像形成対象となる最大の用紙サイズよりも大きなサイズを有する用紙である
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、前記用紙の積層位置を特定可能なジョブ情報を前記所定の用紙にプリントして前記排出トレイに排出させる
    ことを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  7. 前記異常は、用紙のジャムである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 用紙に画像を形成するとともに、画像形成済みの用紙を排出トレイに排出する画像形成装置の制御方法であって、
    画像形成動作中に異常が発生した場合に、当該異常発生時に前記排出トレイに排出された画像形成済みの用紙の積層位置を明示する所定の用紙を前記排出トレイに排出させる
    ことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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