JP5080131B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複写機やプリンタ等の画像形成装置に関し、特に紙詰まり(ジャム)等の障害発生時にも対応可能な画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体に関する。
プリンタを用いて印刷される印刷物には、重複や抜けがあると、企業活動に影響を与える場合がある。例えば、配送伝票を印刷した場合に抜けがあると、抜けた分の配送が行なわれなくなる。また、請求書を印刷した場合に重複があると、同じ請求を何回も行なうことになる。
通常、プリンタは、順番に印刷処理を行なうため、重複や抜けは生じない。しかし、印刷中に、何らかの原因で印刷が停止することがある。例えば、紙詰まり(ジャム)が発生した場合や電源が切断された場合等である。このような場合、画像を形成した用紙が、完全に排出されていないことがある。そこで、プリンタ内に残留している用紙を取り除く作業が行なわれる。そして、印刷処理を再開すると、状況によって、プリンタは、その障害が発生した頁から再印刷する場合や次の頁から再印刷する場合もある。これは、プリンタが、通常、用紙が通過したことを検出するセンサからの信号に基づいて、どの用紙から印刷を再開するか否かを決定しており、センサの取付位置はプリンタの機種毎に異なるためである。従って、プリンタによっては、障害発生時に印刷処理中であった頁が再度、印刷されるとは限らず、重複や抜けが発生することになる。なお、プリントサーバによってジョブ管理を行なっている場合にも、プリンタが把握した用紙の出力状態に基づいて処理が行なわれるため、同じように、重複や抜けが発生することになる。
そこで、重複や抜けを低減するために、ジャムが発生した場合のジャム情報や印刷状況を印刷する技術が開示されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照。)。
この特許文献1に記載の発明では、ジャムが発生した場合、ジャムが発生した箇所、ジャムが発生するまでに印刷している枚数や印刷を再開する頁に関するジャム情報を用紙に記録して出力する。
また、特許文献2に記載の発明では、印刷中に異常が発生した場合、この異常の発生に伴うリカバリ処理を行なった後に、画像形成動作を再開する前に、印刷する用紙よりも大きい用紙又はタブ付きの用紙を出力する。これにより、大きい用紙やタブ付きの用紙によって、ジャムが発生した用紙の位置を把握することができる。なお、特許文献2においても、ジョブ情報を印刷して排出することが記載されている。
特開2003−29580号公報(図1) 特開2006−71709号公報(図5〜図7)
ところで、印刷を多量に行なった場合、印刷物を作業台まで運び、箱詰めや製本などの後処理を行なうことがある。この場合、大量の印刷物を荷崩れなく簡単に運ぶために、プリンタの排出先にバスケット型のスタッカ(排紙トレイ)を使用することがある。このストッカは、仕切り板等により、印刷される用紙の大きさに合わせた空間を区画されており、プリンタから排出された印刷物を揃えるようになっている。このようなストッカを用いて印刷を行なう場合に、特許文献2に記載の技術では、印刷物の用紙サイズとは異なる用
紙を排出することになり、印刷物を揃え難く、また、ジャムを引き起こしやすくなる。
更に、印刷を多量に行なった場合には、印刷物の中から、ジャムが発生して一時停止した後に印刷した箇所を見つけることは難しい。従って、特許文献1に記載のように、ジャム情報を取得しても、重複又は抜けの可能性がある印刷した箇所を特定することは困難である。例えば、2000枚の用紙について印刷を行なったときにジャムが1回発生し、「36ジョブ目の57枚目」と該当箇所に関するジョブ情報を取得したとしても、2000枚の用紙の中から、この箇所を特定することは難しい。
また、特許文献1や特許文献2に記載の技術においては、ジャム情報を記録した用紙や、大きい用紙やタブ付きの用紙を用いて、ジャムが発生した用紙の位置を把握するため、これらの用紙が無駄になるという問題もあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされ、その目的は、多量の印刷物を印刷した場合であっても、印刷中において障害が発生した後に再開した用紙を効率的に特定して、印刷物に重複や抜けを低減するための画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置であって、前記制御手段が、前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段と、前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段を備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、排紙トレイに用紙が存在するか否かを検出する印刷物検出センサに接続され、前記制御手段は、電源投入を検出したときに、前記印刷物検出センサからの信号に基づいて前記排紙
トレイに用紙が存在する場合、少なくとも最初の用紙を反転させて出力する電源投入制御手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記電源投入が行なわれたときに前記排紙トレイに用紙が存在したことを示す第2フラグを記録する第2フラグデータ記憶手段を更に備え、前記電源投入制御手段は、前記電源投入が行なわれた場合に、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグを記録し、前記制御手段は、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグが記録されている場合には、前記反転機構部を制御して、少なくとも最後に画像形成を行なった用紙を反転させて出力する第2印刷終了制御手段を更に備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御方法であって、前記制御手段が、前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御段階と、前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御段階とを実行することを要旨とする。
請求項に記載の発明は、クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムであって、前記制御手段を、前記障害が発生した場合又は前記画像形
成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムを格納した記録媒体であって、前記制御手段を、前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させるための画像形成装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であることを要旨とする。
(作用)
本発明によれば、制御手段は、障害の解消を検出して画像形成装置を再開した場合には、反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する。このため、表裏が反転した用紙によって、画像形成動作を再開した直後の用紙を把握することができるので、重複や抜けの可能性がある箇所を容易に特定することができる。また、再開した箇所を、他の用紙を用いずに、印刷対象の画像を形成した用紙で特定するので、この用紙も印刷物として利用でき、用紙の無駄を低減することができる。
本発明によれば、制御手段は、障害が発生した場合又は画像形成動作を再開した場合には、第1フラグを第1フラグデータ記憶手段に記録する。制御手段は、第1フラグデータ記憶手段に第1フラグが記録されている場合には、反転機構部を制御して、最後の用紙を反転させて出力する。このため、最後の用紙の向きを見るだけで、この印刷の途中で障害
が発生したか否かを容易に把握することができる。従って、多量の印刷を行なった場合であっても、印刷中に障害が発生したか否かを容易に把握することができる。
本発明によれば、制御手段は、画像形成動作を再開した回数をカウントする。そして、最後からこの回数に対応する枚数分の用紙については、印刷物を反転させて出力させる。このため、続いて表裏が反転している用紙の枚数から、これら用紙よりも前の用紙に対する印刷中に発生した障害の回数を把握することができる。従って、重複や抜けの見落としをより少なくすることができる。
本発明によれば、制御手段は、電源投入を検出したときに、印刷物検出センサからの信号に基づいて、排紙トレイに用紙が存在する場合には、少なくとも最初の用紙を反転させて出力する。印刷中に発生した障害によっては、電源を一旦切断することが必要になり、この場合、どこまで印刷したかという情報が失われることがある。そこで、電源投入が行なわれたときに、排紙トレイに用紙が既にある場合には、最初の用紙を反転させて出力することにより、画像形成動作を再開した箇所を効率よく特定することができる。
本発明によれば、制御手段は、電源投入が行なわれた場合には、第2フラグデータ記憶手段に第2フラグを記録する。制御手段は、第2フラグデータ記憶手段に第2フラグが記録されている場合には、反転機構部を制御して、少なくとも最後の用紙を反転させて出力する。このため、多量に印刷を行なった場合でも、印刷が終了した印刷物の最後の用紙の向きから、この印刷物の印刷中に電源投入が行なわれたか否かを把握することができる。
本発明によれば、多量の印刷物を印刷した場合であっても、印刷中に障害が発生した後に再開した用紙を効率的に特定して、印刷物に重複や抜けを低減することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、クライアント端末10と、画像形成装置としてのプリンタ20とが、ネットワークNを介して接続されている。
クライアント端末10は、印刷を指示する作業者が利用する端末である。このクライアント端末10は、ディスプレイ、キーボード及びポインティングデバイス等を備えている。ディスプレイには、印刷する帳票の内容等に関する画面が表示される。キーボード及びポインティングデバイスを用いて、作業者はクライアント端末10に対してデータの入力や印刷実行の指示を行なう。クライアント端末10は、作業者からの印刷実行の指示に基づいて画像形成データとしての印刷データを生成し、プリンタ20に送信する。更に、印刷の終了信号待ちのクライアント端末10は、電源の再投入が行なわれたプリンタ20から印刷データの要求を受けると、生成した印刷データをプリンタ20に送信する。
一方、プリンタ20は、制御手段としての制御部21、操作パネル部22、画像形成部23、用紙搬送部24、ジョブ管理部25、データ記憶部26、搬送路用紙検出センサ27、カバー開放検出センサ28及びストッカ用紙検出センサ29を備える。操作パネル部22、画像形成部23、用紙搬送部24、ジョブ管理部25及びデータ記憶部26は、制御部21により制御されて、後述する各種処理を実行する。搬送路用紙検出センサ27、カバー開放検出センサ28及びストッカ用紙検出センサ29は、後述する各種信号を制御部21に供給する。また、プリンタ20には、電源スイッチが設けられており、この電源スイッチがオンになると、電源が投入されて、各部(21〜26)及び各センサ(27〜29)に電源が供給される。
この制御部21は、CPU、RAM、ROM等を備え、クライアント端末10とデータの送受信を行なう。制御部21は、後述する処理(復旧開始制御段階、第1印刷終了制御段階及び第2印刷終了制御段階及び電源投入制御段階等を含む処理)を行なう。このため、本実施形態の制御部21は、通常印刷処理の制御手段として機能するとともに、記録媒体から読み取った制御プログラムを実行することにより、ジャム発生等の障害発生時には復旧開始制御手段や印刷終了制御手段、電源投入制御手段として機能する。
復旧開始制御手段は、復旧開始制御処理において、後述するように復旧フラグを記録し、反転出力印刷処理を実行する。
印刷終了制御手段は、第1印刷終了制御手段及び第2印刷終了制御手段として機能する。この印刷終了制御手段は、復旧フラグの有無を判断する。そして、復旧フラグが記録されている場合には、最後の用紙を反転出力し、復旧フラグをクリアする。
電源投入制御手段は、電源投入を検出したときに、排紙トレイとしてのストッカ30に出力した用紙の有無を判断する。ストッカ30に用紙が入っている場合には、復旧フラグを記録し、反転出力印刷処理を実行する。
操作パネル部22は、タッチパネル式のディスプレイからなる表示部と、各種の操作ボタン(例えば、スタートボタンなど)を有する操作部とを備えている。制御部21は、表示部にジャムが発生した箇所に関する表示を行なったり、表示部や操作部を介して作業者からの指示を受け付けたりする。
画像形成部23は、制御部21からの制御信号に応じて、画像形成を行なうために機能するユニットである。この画像形成部23は、感光体ドラム、帯電器、レーザスキャナ、現像器、除電器、転写ロール、クリーナ及び定着器等を備えている。画像形成部23は、帯電器を作動させて、感光体ドラムの表面を一様に帯電させ、レーザスキャナを作動させて、帯電された感光体ドラムの表面にレーザビームを照射して静電潜像を書き込み、現像器を駆動させて、形成された静電潜像をトナー等で現像する。更に、画像形成部23は、転写ロールを駆動させて現像したトナー画像を用紙に転写させて、定着器を駆動させて用紙を加熱及び加圧等を行なってトナー画像を用紙に定着させる。また、除電器は、感光体ドラム表面の不要な電荷を取り除く。クリーナは、転写されずに感光体ドラムの表面に残った不要なトナーを除去する。
用紙搬送部24は、制御部21からの制御信号に応じて、用紙を搬送するために機能するユニットである。この用紙搬送部24は、複数のローラ等を備えており、給紙トレイから用紙を1枚ずつ取得して画像形成部23に導入した後、画像形成部23において画像形成された印刷物をプリンタ20の排出口の外に搬送する。更に、この用紙搬送部24は、用紙の表裏を反転させるための反転機構部を備えている。この反転機構部は、画像形成された用紙を用紙搬送路の途中にあるスイッチバックに導き、この用紙の搬送方向を変更することにより、用紙の表裏を反転させる。
また、本実施形態のプリンタ20の排出口には、バスケット型のストッカ30が設置される。このストッカ30は、用紙の大きさに整合する空間が区画されている。そして、印刷された用紙は、排出口から排出されてストッカ30に収容されると、整列されて積層される。
ジョブ管理部25は、ジョブ情報を記憶し管理するユニットである。このジョブ情報は、クライアント端末10から制御部21を介して取得した印刷データに関する情報である。ジョブ情報には、印刷データを構成する画像データだけでなく、例えば、画像形成を行なう枚数や部数などが含まれる。
データ記憶部26は、制御部21が画像形成処理を実行するときに必要となる各種のデータや情報を記憶する。このデータ記憶部26は、第1フラグデータ記憶手段及び第2フラグデータ記憶手段として機能し、復旧フラグを記録する。復旧フラグは、ジャムが除去されたり、電源投入時にストッカ30に用紙が収容されていたりしたことを示すためのフラグであり、第1フラグ及び第2フラグとして機能する。
更に、本実施形態では、カバー開放指示データ及び復旧時反転出力枚数データが記録されている。
カバー開放指示データは、開放するカバーを指示するためのデータである。このカバー開放指示データは、各搬送路用紙検出センサ27を特定する識別子と関連付けられている。この開放指示データを用いて、制御部21は、用紙検出信号を供給した搬送路用紙検出センサ27に応じたジャム発生箇所に対応するカバーを特定できる。
復旧時反転出力枚数データは、後述する復旧開始制御処理や電源投入制御処理において、表裏を反転させた状態で出力する用紙の枚数(復旧時反転出力枚数)に関するデータである。本実施形態では、この復旧時反転出力枚数として「5」枚を用いる。
搬送路用紙検出センサ27は、用紙の有無を検出するセンサであり、用紙搬送路の複数の所定箇所に設けられている。この搬送路用紙検出センサ27は、用紙搬送路上を用紙が通過した場合には、用紙検出信号を制御部21に供給する。制御部21は、搬送路用紙検出センサ27の用紙検出信号に基づいて、用紙搬送路上の用紙の端部の通過のタイミングを検出する。更に、制御部21は、この通過のタイミングが予め設定されている所定時間を超えていた場合には、ジャムが発生したと検知する。また、制御部21は、カバー開放検出センサ28のカバー開放検出信号の供給が停止したときに、搬送路用紙検出センサ27からの用紙検出信号の供給がない場合には、ジャムの発生が除去されたことを検知する。
カバー開放検出センサ28は、プリンタ20のカバーの開放を検出するセンサである。このカバー開放検出センサ28は、前面や側面等を覆う各カバーの近傍にそれぞれ対応して設けられている。各カバー開放検出センサ28は、対応するカバーが開放されると、カバー開放検出信号を制御部21に供給する。また、制御部21は、カバー開放検出信号の供給が停止すると、そのカバー開放検出センサ28に対応付けられたカバーが閉鎖されたと判断する。
ストッカ用紙検出センサ29は、ストッカ30に用紙が収容されていることを検出する印刷物検出センサである。このストッカ用紙検出センサ29は、排出口に設置されたストッカ30に印刷された用紙が既に存在している場合には、制御部21に印刷物検出信号を供給する。
次に、本実施形態に関わる画像形成装置の制御方法について、図2〜図4を用いて説明する。
まず、作業者は、クライアント端末10を操作して、印刷対象を特定して印刷指示を行なう。クライアント端末10は、特定された対象のデータに基づいて印刷データを生成し、ネットワークNを介してプリンタ20に送信する。
プリンタ20は、受信した印刷データを、順次、ジョブ管理部25に記録する。そして、プリンタ20は、ジョブ管理部25に記憶した印刷データに基づいて、通常印刷処理を実行する。この場合、制御部21は、用紙搬送部24を駆動させて、給紙トレイから画像形成部23に用紙を1枚ずつ導入する。そして、制御部21は、画像形成部23を駆動さ
せて画像形成動作を行なわせて、導入された用紙に対して画像形成を行なう。この間、制御部21は、搬送路用紙検出センサ27に基づく通過のタイミングに基づいてジャムの発生を監視する。そして、制御部21は、用紙搬送部24を駆動させて、画像形成部23によって画像形成された用紙(印刷物)をストッカ30に搬送する。そして、印刷物は、ストッカ30において積層される。
(ジャム発生処理)
ここで、このような印刷処理中に、プリンタ20内で紙詰まり(ジャム)が発生した場合を想定する。具体的には、プリンタ20の制御部21は、用紙通過検出信号に基づく用紙の通過タイミングが所定時間を超えていた場合には、ジャムが発生したことを検知する。
これにより、制御部21は、ジャム発生処理を実行する。具体的には、制御部21は、まず、画像形成部23及び用紙搬送部24の各部材の駆動を一旦停止して印刷処理を中断させる。
次に、制御部21は、ジョブ管理部25からジョブ情報を読み出し、このジョブ情報を用いてジョブ履歴を生成して、データ記憶部26に記録する。このジョブ履歴には、ジャムの発生によって中断されたジョブの進捗状況や、中断されたときに画像形成部23が画像形成動作を行なっていた頁の画像データ及びこの頁の前後の画像データが含まれる。なお、このデータ記憶部26に記録されたジョブ履歴は、画像形成動作を再開するために用いられる。
そして、制御部21は、ジャム発生を示すエラー表示画面を操作パネル部22の表示部に表示する。具体的には、制御部21は、ジャムの発生を判断した用紙搬送路上の箇所を、用紙通過検出信号により特定する。そして、この箇所に対応するカバーをデータ記憶部26のカバー開放指示データを用いて特定する。次に、制御部21は、特定したカバーを開放してジャムの除去を指示する旨のエラー表示画面を操作パネル部22の表示部に表示する。以上により、ジャム発生処理が終了する。
(復旧開始制御処理)
ここで、図2に示す復旧開始制御処理(S1−1〜S1−4)について説明する。
エラー表示画面を閲覧した作業者は、この操作パネル部22に表示された、ジャム発生箇所に対応するカバーを開放する。この場合、カバー開放検出センサ28は、カバー開放検出信号を制御部21に供給する。そして、作業者が、紙詰まりしている用紙をプリンタ20から取り除いて、開放しているカバーを閉じる。この場合、カバー開放検出センサ28は、カバー開放検出信号の供給を停止する。
このとき、すべての搬送路用紙検出センサ27から用紙検出信号の供給がない場合には、制御部21は、ジャムが除去されたことを検出する(ステップS1−1)。そして、制御部21は、操作パネル部22の表示部に、印刷処理の再開のためにスタートボタンの押下を指示する旨の表示を行なう。
次に、制御部21は、復旧フラグを記録する(ステップS1−2)。具体的には、制御部21の復旧開始制御手段は、印刷処理中にジャムがあったことを示すフラグを、データ記憶部26に記録する。更に、復旧開始制御手段は、データ記憶部26に記録されたジョブ履歴をジョブ管理部25に読み出す。
その後、スタートボタンが押されると、制御部21は、ジャム発生により中断した印刷処理を再開する。具体的には、制御部21は、読み出したジョブ履歴とジョブ管理部25
に記録された印刷データとを比較して印刷処理を再開する。このとき、制御部21は、ジャムの発生を判断した用紙搬送路上の箇所に応じて、ジャム発生時に印刷処理を行なっていた頁を含む用紙から、又はこの頁の次の頁を含む用紙から、印刷処理を再開する。
そして、制御部21は、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)。具体的には、制御部21の復旧開始制御手段は、用紙の反転を実行する制御を行なう反転制御信号を生成する。ここで、制御部21は、通常印刷処理と同様に、給紙トレイから取り出した用紙に対して、印刷データに基づく画像形成動作を行なう。そして、反転制御信号が供給された制御部21は、用紙搬送部24を駆動させて、画像形成した用紙(印刷物)をスイッチバックに搬送し、表裏の向きを反転させてストッカ30に排出する。
このとき、制御部21の復旧開始制御手段は、搬送路用紙検出センサ27からの用紙検出信号に基づいて、排出口から排出された用紙の枚数をカウントする。なお、この反転出力印刷処理によって排出された用紙は、表裏が反転された状態でストッカ30に収容される。
そして、カウントした用紙の枚数が、データ記憶部26に記録されている復旧時反転出力枚数に達した場合、復旧開始制御手段は、反転制御信号を停止する。これにより、制御部21は、反転出力印刷処理を終了する。具体的には、制御部21の復旧開始制御手段は、反転制御信号の生成を終了する。これにより、制御部21は、残りの頁について通常印刷処理を実行する(ステップS1−4)。具体的には、制御部21は、印刷データに基づいて用紙搬送部24及び画像形成部23を駆動させて、残りの印刷処理を実行する。この場合、制御部21は、画像形成部23で画像形成された用紙を、スイッチバックに搬送することなく、そのままストッカ30に排出する。結果として、表裏が反転された5枚の用紙の上に、これらに続く頁が印刷された用紙が、ジャムが発生する前の印刷物と同じ向きで、ストッカ30に積層される。
上述したように、プリンタ20の制御部21は、印刷処理中にジャムが発生する度に、ジャム発生処理及び復旧開始制御処理を繰り返し行なう。そして、プリンタ20の制御部21は、最後の用紙の画像形成を行なった場合には、次の印刷終了制御処理を実行する。
(印刷終了制御処理)
次に、図2に示す印刷終了制御処理(S2−1〜S2−5)を説明する。
制御部21は、この印刷データの最終頁についての画像形成を行なう場合(ステップS2−1)、復旧フラグの記録があるか否かを判断する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の印刷終了制御手段は、データ記憶部26に復旧フラグが記録されているか否かを確認する。ここで、復旧フラグが記録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、制御部21は、通常の出力を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21は、最終頁の画像形成が行なわれた用紙を、スイッチバックに搬送することなく、ストッカ30に排出する。この場合、ストッカ30に収容された印刷物は、印刷処理中にジャムが発生しなかったため、表裏がすべて揃った状態で積層されている。
一方、復旧フラグが記録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)、制御部21は、反転出力処理を実行する(ステップS2−4)。具体的には、制御部21の印刷終了制御手段は、反転出力指示信号を制御部21に供給する。制御部21は、最後の用紙を、スイッチバックに搬送して表裏を反転させ後、ストッカ30に排出する。この場合、ストッカ30に収容された印刷物は、印刷処理中にジャムが発生しているため、印刷再開の直後の用紙及び最後の用紙の表裏が反転された状態で積層される。
そして、印刷終了制御手段は、データ記憶部26に記録された復旧フラグをクリアする
(ステップS2−5)。以上により、印刷終了制御処理が終了する。
その後、制御部21は、印刷完了処理を実行する。具体的には、印刷指示を送信したクライアント端末10に対して、印刷処理が終了した旨の終了信号を送信する。更に、ジョブ管理部25から印刷処理に用いた印刷データの削除を行なう。
その後、作業者は、ストッカ30に収容された印刷物を取得する。ここで、図3に示すように、印刷物の最後の用紙の表裏が反転している場合には、作業者は、この印刷物の印刷処理中におけるジャムの発生を把握して、印刷物の途中において表裏が反転されている用紙を検索する。作業者が、表裏が反転している用紙を抽出した場合、この用紙の前後において、重複したり抜けていたりする用紙がないか否かの確認を行なう。そして、重複する用紙がある場合には、その用紙を抜き取り、抜けている頁の用紙があった場合には、不足する頁を印刷する。また、重複する用紙や抜けている用紙がない場合には、作業者は、表裏が反転している印刷物の向きを正しい向きにして、その箇所に入れ直す。
(電源投入制御処理)
次に、プリンタ20における電源投入制御処理について、図4を用いて説明する。この電源投入制御処理は、例えば、印刷処理中に障害が発生したために電源を一旦切断した後など、電源が投入された場合に行なわれる。なお、電源を切断した場合には、ジョブ管理部25に記録されたデータは削除される。
作業者が電源スイッチをオンにすると、制御部21には、電源が投入される(ステップS3−1)。この場合、各部(21〜26)及び各センサ(27〜29)に電源が供給され、制御部21は、電源投入を検出して、リセット処理を行なう(ステップS3−2)。具体的には、例えば、画像形成部23が処理途中であった場合には、制御部21は、クリーナや除電器を駆動させて画像形成動作を終了させる。
次に、制御部21は、クライアント端末10から印刷データを取得する(ステップS3−3)。具体的には、制御部21は、ネットワークNを介して接続されているクライアント端末10が、印刷の終了信号の待ち状態にあるか否かの問い合わせを送信する。これに応じて、終了信号の待ち状態のクライアント端末10は、その印刷データを再度、プリンタ20に送信する。そして、プリンタ20の制御部21は、受信した印刷データをジョブ管理部25に記録する。
次に、制御部21は、ストッカ30に既に排出された用紙が入っているか否かを判断する(ステップS3−4)。具体的には、制御部21の電源投入制御手段は、ストッカ用紙検出センサ29からの印刷物検出信号に基づいて、ストッカ30に用紙が入っているか否かを判断する。
ここで、ストッカ30に用紙がない場合(ステップS3−4において「NO」の場合)には、制御部21は、通常の印刷処理を実行する(ステップS3−5)。
一方、印刷処理中に障害が発生して電源を切断した後に、電源が投入された場合などには、途中まで印刷処理を行なっているため、電源を切断するまでに排出された印刷物がストッカ30に入っている。そこで、ストッカ30に用紙が入っている場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、まず、制御部21は、上記ステップS1−2と同様に、復旧フラグを記録する(ステップS3−6)。
次に、制御部21は、上記ステップS1−3と同様に、反転出力印刷処理を実行する(ステップS3−7)。具体的には制御部21の電源投入制御手段は、反転制御信号を生成する。この反転制御信号が供給された制御部21は、用紙搬送部24を駆動させて、画像形成された用紙(印刷物)をスイッチバックに搬送し、表裏の向きを反転させてストッカ
30に排出する。ここでも、電源投入制御手段は、排出口から排出された用紙をカウントし、排出された用紙の枚数が復旧時反転出力枚数に達した場合には、反転制御信号を停止する。従って、印刷処理が再開された直後に出力された5枚の用紙は、ストッカ30に表裏が反転された状態で収容される。
そして、制御部21は、残りの頁について通常の印刷処理を実行する(ステップS3−5)。具体的には、制御部21は、ジョブ管理部25に記録された印刷データに基づいて、用紙搬送部24及び画像形成部23を駆動させて、残りの頁の印刷処理を実行する。この場合、制御部21は、画像形成部23で画像形成された用紙を、スイッチバックに搬送することなく、そのままストッカ30に排出する。結果として、電源投入された直後に表裏が反転されて排出された5枚の用紙の上に、通常の向きの用紙がストッカ30に積層される。
そして、この場合、復旧フラグが記録されている(ステップS2−2において「YES」)ので、制御部21の印刷終了制御手段は、最後の頁について反転出力処理を実行する(ステップS2−4)。この結果、ストッカ30に印刷された用紙がある状態で電源が投入された場合には、最後に排出された頁の用紙の表裏は反転される。
本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・ 本実施形態では、ジャムが除去されたことを検出すると(ステップS1−1)、制御部21は、復旧フラグを記録し(ステップS1−2)、印刷処理が再開されると、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)。そして、制御部21は、残りの用紙について通常印刷処理を実行する(ステップS1−4)。このため、ジャムが除去されて印刷処理を再開したときには、表裏が反転した印刷物がストッカ30に収容される。そこで、作業者は、反転された用紙を検索し、表裏が反転している用紙を抽出した場合には、この用紙の前後において、重複したり抜けていたりする用紙がないか否かの確認を容易に行なうことができる。従って、表裏が反転した用紙から、印刷処理を再開した箇所を効率よく特定できるので、用紙の重複や抜けを低減することができる。また、印刷処理を再開した箇所を、他の用紙を用いずに、本来の印刷を行なった用紙を用いて特定するので、効率的に用紙を用いることができる。更に、印刷処理後の用紙を反転させて出力する処理を追加するだけであるので、クライアント端末10から受信した印刷データを何ら加工することなく、そのまま用いることができる。
・ 本実施形態では、データ記憶部26には、復旧時反転出力枚数として「5」枚が記憶されている。制御部21は、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)場合、復旧開始制御手段がカウントした用紙の枚数が、復旧時反転出力枚数と一致すると、反転出力印刷処理を終了して、通常印刷処理を行なう(ステップS1−4)。これにより、連続した5枚の用紙の表裏が反転した状態で積層されるので、表裏が反転した用紙を見落とし難くすることができる。
・ 本実施形態では、制御部21は、電源が投入されて(ステップS3−1)、印刷データを取得した後(ステップS3−3)、ストッカ30に出力された用紙がある場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、反転出力印刷処理を実行する(ステップS3−7)。このため、ストッカ30に印刷した用紙がある状態で電源が投入されて印刷処理が行なわれた場合には、電源が投入された直後の用紙は、表裏が反転された状態になる。従って、表裏が反転した用紙から、電源が切断される前に印刷された用紙と、電源が切断されて再投入された後に印刷された用紙の境を効率よく特定できるので、用紙の重複や抜けを低減することができる。
・ 本実施形態では、ジャムが除去されたことを検出すると(ステップS1−1)、制
御部21は、復旧フラグを記録する(ステップS1−2)。制御部21は、最後の用紙についての印刷処理が終了し(ステップS2−1)、復旧フラグが記録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)には、反転出力を実行する(ステップS2−4)。また、制御部21は、電源が投入されて(ステップS3−1)、ストッカ30に出力された用紙がある場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、復旧フラグを記録した(ステップS3−6)。この場合、復旧フラグが記録されているので(ステップS2−2において「YES」)、最後の用紙についての印刷処理を行なった場合(ステップS2−1)には、制御部21は反転出力を実行する(ステップS2−4)。このため、最後の1枚の用紙の向きを見るだけで、一束になった印刷物の途中で、ジャムが発生し又は電源が再投入されたことを把握することができる。従って、印刷物の中において重複や抜けの用紙のチェックをする必要があるか否かを容易に把握することができる。
また、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 上記実施形態においては、データ記憶部26には、表裏を反転させた状態で出力する用紙の枚数に関する復旧時反転出力枚数データが予め記録されている。これに代えて、反転させる用紙の枚数(復旧時反転出力枚数)は、状況に応じて変更するように構成してもよい。例えば、制御部21は、印刷処理中に発生したジャムの回数に応じて、表裏を反転させる用紙の枚数を決定してもよい。この場合、復旧フラグとして復旧回数を記録する。具体的には、制御部21の復旧開始制御手段は、復旧フラグを記録する場合(ステップS1−2,S3−6)には、既にデータ記憶部26に記録されている復旧回数を取得する。そして、復旧開始制御手段は、この復旧回数に「1」を加えた数を新たな復旧回数を算出し、この復旧回数をデータ記憶部26に更新記録する。そして、制御部21の復旧開始制御手段は、カウントした用紙の枚数と、算出した復旧回数に対応する枚数とが一致するまで、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)。これにより、表裏が反転した用紙が連続する枚数に応じて、この用紙よりも前に印刷された用紙に対する印刷処理中に、発生したジャムの回数を把握することができる。従って、重複や抜けの見落としをより少なくすることができる。
また、制御部21の印刷終了制御手段が、最後の用紙だけでなく、その直前に画像形成された用紙を反転させてもよい。この場合、反転させる枚数は、予め設定してもよいし、状況に応じて変更するようにしてもよい。例えば、印刷処理中に発生したジャムの回数に応じて、表裏を反転させる用紙の枚数を決定してもよい。この場合、復旧フラグとして復旧回数を記録する。そして、制御部21の印刷終了制御手段は、新たな用紙に対して画像形成を行なう度に、この復旧回数を取得する。印刷終了制御手段は、ジョブ情報に含まれる印刷枚数から、取得した復旧回数を減算した頁数を算出する。また、印刷終了制御手段は、用紙検出信号に基づいて、排出口から排出された用紙の枚数をカウントする。そして、印刷終了制御手段は、このカウントした枚数と算出した頁数とが一致した以降に出力される用紙を、すべて反転出力処理するように、反転出力指示信号を制御部21に供給する。そして、制御部21は、最終頁を反転出力した場合には、復旧回数を「0」にする。これにより、印刷物の最後の部分において、表裏が反転している用紙の枚数に応じて、印刷処理中に、発生したジャムの回数を把握することができる。
○ 上記実施形態においては、制御部21は、画像形成部23によって画像形成された用紙を反転機構部に導いて、表裏を反転させた後に出力した。これに代えて、制御部21は、ジャムが除去された直後には、画像を180度回転した画像データを生成し、この画像データに基づいて画像形成部23に画像形成を行なわせてもよい。この場合、反転機構を備えていないプリンタ20においても、ジャム直後には、画像の向きが180度回転した用紙が出力される。従って、この画像の向きが180度回転した用紙を検索した場合には、この用紙の前後において、重複していたり抜けていたりする用紙がないか否かを確認することができる。また、ジャムが除去された直後に、目印となる仕切り紙を挿入しても
よい。この場合には、給紙トレイか仕切り紙を準備しておき、制御部21は、ジャム直後にこの仕切り紙を排出する。この場合、仕切り紙として色紙を用いることもできる。また、給紙トレイから取得した用紙の全面や周縁部等を塗り潰すような印刷を行なった用紙を仕切り紙として用いてもよい。これら仕切り紙によってもジャム発生を特定することができ、用紙の重複や抜けを確認することができる。
○ 上記実施形態においては、ジャムが除去されたことを検出すると(ステップS1−1)、制御部21は、復旧フラグを記録した(ステップS1−2)。これに代えて、復旧フラグは、ジャムが発生したときに記録してもよい。
○ 上記実施形態においては、制御部21は、電源を一旦切断した場合には、ジョブ管理部25に記録されたデータが削除される。このため、制御部21は、電源投入された(ステップS3−1)場合、リセット処理を行ない(ステップS3−2)、印刷データを取得し(ステップS3−3)、この印刷データに基づいて印刷処理を行なった。これに限らず、電源を一旦切断した場合に、ジョブ管理部25に記録された印刷データが削除されずに残っている場合には、この印刷データに基づいて、続きの印刷処理を行なってもよい。具体的には、制御部21は、リセット処理を行なった後(ステップS3−2)、印刷データがジョブ管理部25に残っているか否かを判断する。印刷データが残っていない場合には、印刷データを取得して(ステップS3−3)、これ以降の処理を実行する。一方、印刷データがジョブ管理部25に残っている場合には、この印刷データに基づいて印刷処理を実行する。この場合、復旧開始制御処理と同様に、復旧フラグを記録し(ステップS1−2)、最初の用紙を反転出力する(ステップS1−3)。これにより、印刷データが残っている場合には、電源を切断しても、続きから印刷処理を行なうことができる。従って、重複する用紙の印刷を低減することができる。
○ 上記実施形態においては、画像形成動作中における障害としてジャムを具体例として説明した。これに限らず、例えばトナー切れやデータの送受信などによる障害が発生した場合など、その他の障害発生についても同様に適用することができる。
実施形態におけるシステムの概略図。 復旧開始制御処理及び印刷終了制御処理の処理手順を説明する説明図。 出力された印刷物の状態を説明する説明図。 制御部の電源投入制御処理の処理手順を説明する説明図。
符号の説明
10…クライアント端末、20…画像形成装置としてのプリンタ、21…制御手段としての制御部、23…画像形成部、24…用紙搬送部、26…第1フラグデータ記憶手段及び第2フラグデータ記憶手段としてのデータ記憶部、29…印刷物検出センサとしてのストッカ用紙検出センサ、30…排紙トレイとしてのストッカ。

Claims (6)

  1. クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
    用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
    前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
    前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置であって、
    前記制御手段が、
    前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段と、
    前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、排紙トレイに用紙が存在するか否かを検出する印刷物検出センサに接続され、
    前記制御手段は、電源投入を検出したときに、前記印刷物検出センサからの信号に基づいて前記排紙トレイに用紙が存在する場合、少なくとも最初の用紙を反転させて出力する電源投入制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記電源投入が行なわれたときに前記排紙トレイに用紙が存在したことを示す第2フラグを記録する第2フラグデータ記憶手段を更に備え、
    前記電源投入制御手段は、前記電源投入が行なわれた場合に、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグを記録し、
    前記制御手段は、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグが記録されている場合には、前記反転機構部を制御して、少なくとも最後に画像形成を行なった用紙を反転させて出力する第2印刷終了制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
    用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
    前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
    前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御方法であって、
    前記制御手段が、
    前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御段階と、
    前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御段階とを実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  5. クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
    用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
    前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
    前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムであって、
    前記制御手段を、
    前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び
    前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
  6. クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
    用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
    前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
    前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムを格納した記録媒体であって、
    前記制御手段を、
    前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び
    前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させるための画像形成装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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