JP5080131B2 - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Description
この特許文献1に記載の発明では、ジャムが発生した場合、ジャムが発生した箇所、ジャムが発生するまでに印刷している枚数や印刷を再開する頁に関するジャム情報を用紙に記録して出力する。
紙を排出することになり、印刷物を揃え難く、また、ジャムを引き起こしやすくなる。
トレイに用紙が存在する場合、少なくとも最初の用紙を反転させて出力する電源投入制御手段を更に備えたことを要旨とする。
成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させることを要旨とする。
本発明によれば、制御手段は、障害の解消を検出して画像形成装置を再開した場合には、反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する。このため、表裏が反転した用紙によって、画像形成動作を再開した直後の用紙を把握することができるので、重複や抜けの可能性がある箇所を容易に特定することができる。また、再開した箇所を、他の用紙を用いずに、印刷対象の画像を形成した用紙で特定するので、この用紙も印刷物として利用でき、用紙の無駄を低減することができる。
が発生したか否かを容易に把握することができる。従って、多量の印刷を行なった場合であっても、印刷中に障害が発生したか否かを容易に把握することができる。
図1に示すように、クライアント端末10と、画像形成装置としてのプリンタ20とが、ネットワークNを介して接続されている。
印刷終了制御手段は、第1印刷終了制御手段及び第2印刷終了制御手段として機能する。この印刷終了制御手段は、復旧フラグの有無を判断する。そして、復旧フラグが記録されている場合には、最後の用紙を反転出力し、復旧フラグをクリアする。
カバー開放指示データは、開放するカバーを指示するためのデータである。このカバー開放指示データは、各搬送路用紙検出センサ27を特定する識別子と関連付けられている。この開放指示データを用いて、制御部21は、用紙検出信号を供給した搬送路用紙検出センサ27に応じたジャム発生箇所に対応するカバーを特定できる。
まず、作業者は、クライアント端末10を操作して、印刷対象を特定して印刷指示を行なう。クライアント端末10は、特定された対象のデータに基づいて印刷データを生成し、ネットワークNを介してプリンタ20に送信する。
せて画像形成動作を行なわせて、導入された用紙に対して画像形成を行なう。この間、制御部21は、搬送路用紙検出センサ27に基づく通過のタイミングに基づいてジャムの発生を監視する。そして、制御部21は、用紙搬送部24を駆動させて、画像形成部23によって画像形成された用紙(印刷物)をストッカ30に搬送する。そして、印刷物は、ストッカ30において積層される。
ここで、このような印刷処理中に、プリンタ20内で紙詰まり(ジャム)が発生した場合を想定する。具体的には、プリンタ20の制御部21は、用紙通過検出信号に基づく用紙の通過タイミングが所定時間を超えていた場合には、ジャムが発生したことを検知する。
ここで、図2に示す復旧開始制御処理(S1−1〜S1−4)について説明する。
エラー表示画面を閲覧した作業者は、この操作パネル部22に表示された、ジャム発生箇所に対応するカバーを開放する。この場合、カバー開放検出センサ28は、カバー開放検出信号を制御部21に供給する。そして、作業者が、紙詰まりしている用紙をプリンタ20から取り除いて、開放しているカバーを閉じる。この場合、カバー開放検出センサ28は、カバー開放検出信号の供給を停止する。
に記録された印刷データとを比較して印刷処理を再開する。このとき、制御部21は、ジャムの発生を判断した用紙搬送路上の箇所に応じて、ジャム発生時に印刷処理を行なっていた頁を含む用紙から、又はこの頁の次の頁を含む用紙から、印刷処理を再開する。
次に、図2に示す印刷終了制御処理(S2−1〜S2−5)を説明する。
制御部21は、この印刷データの最終頁についての画像形成を行なう場合(ステップS2−1)、復旧フラグの記録があるか否かを判断する(ステップS2−2)。具体的には、制御部21の印刷終了制御手段は、データ記憶部26に復旧フラグが記録されているか否かを確認する。ここで、復旧フラグが記録されていない場合(ステップS2−2において「NO」の場合)、制御部21は、通常の出力を実行する(ステップS2−3)。具体的には、制御部21は、最終頁の画像形成が行なわれた用紙を、スイッチバックに搬送することなく、ストッカ30に排出する。この場合、ストッカ30に収容された印刷物は、印刷処理中にジャムが発生しなかったため、表裏がすべて揃った状態で積層されている。
(ステップS2−5)。以上により、印刷終了制御処理が終了する。
その後、制御部21は、印刷完了処理を実行する。具体的には、印刷指示を送信したクライアント端末10に対して、印刷処理が終了した旨の終了信号を送信する。更に、ジョブ管理部25から印刷処理に用いた印刷データの削除を行なう。
次に、プリンタ20における電源投入制御処理について、図4を用いて説明する。この電源投入制御処理は、例えば、印刷処理中に障害が発生したために電源を一旦切断した後など、電源が投入された場合に行なわれる。なお、電源を切断した場合には、ジョブ管理部25に記録されたデータは削除される。
一方、印刷処理中に障害が発生して電源を切断した後に、電源が投入された場合などには、途中まで印刷処理を行なっているため、電源を切断するまでに排出された印刷物がストッカ30に入っている。そこで、ストッカ30に用紙が入っている場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、まず、制御部21は、上記ステップS1−2と同様に、復旧フラグを記録する(ステップS3−6)。
30に排出する。ここでも、電源投入制御手段は、排出口から排出された用紙をカウントし、排出された用紙の枚数が復旧時反転出力枚数に達した場合には、反転制御信号を停止する。従って、印刷処理が再開された直後に出力された5枚の用紙は、ストッカ30に表裏が反転された状態で収容される。
・ 本実施形態では、ジャムが除去されたことを検出すると(ステップS1−1)、制御部21は、復旧フラグを記録し(ステップS1−2)、印刷処理が再開されると、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)。そして、制御部21は、残りの用紙について通常印刷処理を実行する(ステップS1−4)。このため、ジャムが除去されて印刷処理を再開したときには、表裏が反転した印刷物がストッカ30に収容される。そこで、作業者は、反転された用紙を検索し、表裏が反転している用紙を抽出した場合には、この用紙の前後において、重複したり抜けていたりする用紙がないか否かの確認を容易に行なうことができる。従って、表裏が反転した用紙から、印刷処理を再開した箇所を効率よく特定できるので、用紙の重複や抜けを低減することができる。また、印刷処理を再開した箇所を、他の用紙を用いずに、本来の印刷を行なった用紙を用いて特定するので、効率的に用紙を用いることができる。更に、印刷処理後の用紙を反転させて出力する処理を追加するだけであるので、クライアント端末10から受信した印刷データを何ら加工することなく、そのまま用いることができる。
御部21は、復旧フラグを記録する(ステップS1−2)。制御部21は、最後の用紙についての印刷処理が終了し(ステップS2−1)、復旧フラグが記録されている場合(ステップS2−2において「YES」の場合)には、反転出力を実行する(ステップS2−4)。また、制御部21は、電源が投入されて(ステップS3−1)、ストッカ30に出力された用紙がある場合(ステップS3−4において「YES」の場合)には、復旧フラグを記録した(ステップS3−6)。この場合、復旧フラグが記録されているので(ステップS2−2において「YES」)、最後の用紙についての印刷処理を行なった場合(ステップS2−1)には、制御部21は反転出力を実行する(ステップS2−4)。このため、最後の1枚の用紙の向きを見るだけで、一束になった印刷物の途中で、ジャムが発生し又は電源が再投入されたことを把握することができる。従って、印刷物の中において重複や抜けの用紙のチェックをする必要があるか否かを容易に把握することができる。
○ 上記実施形態においては、データ記憶部26には、表裏を反転させた状態で出力する用紙の枚数に関する復旧時反転出力枚数データが予め記録されている。これに代えて、反転させる用紙の枚数(復旧時反転出力枚数)は、状況に応じて変更するように構成してもよい。例えば、制御部21は、印刷処理中に発生したジャムの回数に応じて、表裏を反転させる用紙の枚数を決定してもよい。この場合、復旧フラグとして復旧回数を記録する。具体的には、制御部21の復旧開始制御手段は、復旧フラグを記録する場合(ステップS1−2,S3−6)には、既にデータ記憶部26に記録されている復旧回数を取得する。そして、復旧開始制御手段は、この復旧回数に「1」を加えた数を新たな復旧回数を算出し、この復旧回数をデータ記憶部26に更新記録する。そして、制御部21の復旧開始制御手段は、カウントした用紙の枚数と、算出した復旧回数に対応する枚数とが一致するまで、反転出力印刷処理を実行する(ステップS1−3)。これにより、表裏が反転した用紙が連続する枚数に応じて、この用紙よりも前に印刷された用紙に対する印刷処理中に、発生したジャムの回数を把握することができる。従って、重複や抜けの見落としをより少なくすることができる。
よい。この場合には、給紙トレイか仕切り紙を準備しておき、制御部21は、ジャム直後にこの仕切り紙を排出する。この場合、仕切り紙として色紙を用いることもできる。また、給紙トレイから取得した用紙の全面や周縁部等を塗り潰すような印刷を行なった用紙を仕切り紙として用いてもよい。これら仕切り紙によってもジャム発生を特定することができ、用紙の重複や抜けを確認することができる。
Claims (6)
- クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置であって、
前記制御手段が、
前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段と、
前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御手段は、排紙トレイに用紙が存在するか否かを検出する印刷物検出センサに接続され、
前記制御手段は、電源投入を検出したときに、前記印刷物検出センサからの信号に基づいて前記排紙トレイに用紙が存在する場合、少なくとも最初の用紙を反転させて出力する電源投入制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記電源投入が行なわれたときに前記排紙トレイに用紙が存在したことを示す第2フラグを記録する第2フラグデータ記憶手段を更に備え、
前記電源投入制御手段は、前記電源投入が行なわれた場合に、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグを記録し、
前記制御手段は、前記第2フラグデータ記憶手段に第2フラグが記録されている場合には、前記反転機構部を制御して、少なくとも最後に画像形成を行なった用紙を反転させて出力する第2印刷終了制御手段を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御方法であって、
前記制御手段が、
前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御段階と、
前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御段階とを実行することを特徴とする画像形成装置の制御方法。 - クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムであって、
前記制御手段を、
前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び
前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。 - クライアント端末から受信した画像形成データに基づいて、用紙に画像を形成するための画像形成部と、
用紙を給紙トレイから画像形成部を介して排紙トレイに搬送し、画像形成された用紙を反転するための機構に搬送するための反転機構部を備える用紙搬送部と、
前記画像形成データに基づく画像形成動作中に障害が発生したこと、又は発生した障害に応じて画像形成動作を中断した後、前記障害の解消を検出して前記画像形成動作を再開したことを示す第1フラグを記録する第1フラグデータ記憶手段と、
前記画像形成部及び前記用紙搬送部を制御する制御手段とを備えた画像形成装置における制御プログラムを格納した記録媒体であって、
前記制御手段を、
前記障害が発生した場合又は前記画像形成動作を再開した場合に、前記第1フラグデータ記憶手段に第1フラグを記録し、前記第1フラグを記録した回数をカウントし、この回数に関するデータを前記第1フラグデータ記憶手段に記録し、前記反転機構部を制御して、少なくとも再開した最初の用紙を反転させて出力する復旧開始制御手段、及び
前記第1フラグデータ記憶手段に前記第1フラグが記録されている場合には、前記第1フラグデータ記憶手段から前記回数に関するデータを取得し、前記反転機構部を制御して、前記回数に対応する枚数の最後の用紙を反転させて出力する第1印刷終了制御手段として機能させるための画像形成装置の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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