JP2004160789A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで用紙の無駄を低減するとともに排紙の滞留を低減することのできる画像形成装置を提供する。
【解決手段】ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部3と、ユーザ情報を記憶する記憶部10と、排紙トレイ12上の用紙Pの有無を検知する用紙センサ7と、情報を表示する表示部5とを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置1において、排紙トレイ12上に用紙Pが残っていることを用紙センサ7により検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、前回印刷時のユーザ情報を画像データの印刷前に印刷するとともに、ユーザ情報を印刷した旨を表示部5により報知した。
【選択図】 図3
【解決手段】ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部3と、ユーザ情報を記憶する記憶部10と、排紙トレイ12上の用紙Pの有無を検知する用紙センサ7と、情報を表示する表示部5とを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置1において、排紙トレイ12上に用紙Pが残っていることを用紙センサ7により検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、前回印刷時のユーザ情報を画像データの印刷前に印刷するとともに、ユーザ情報を印刷した旨を表示部5により報知した。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特にネットワーク接続される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置はネットワーク接続し、複数の端末のコンピュータから画像データを受信してそれぞれの印刷を行うことができるようになっている。従って、印刷した用紙を収容する排紙トレイには複数のユーザからの印刷物が滞留し、ユーザが回収を忘れると排紙トレイの許容収納量を超えてジャム等の発生要因となる。
【0003】
特許文献1、2には従来の画像形成装置が開示されている。特許文献1に開示された画像形成装置は、端末のIPアドレス等のユーザ情報を受信して印刷が完了するとユーザにメッセージを通知する。これにより、ユーザが通知を受けて印刷物の回収を行い、排紙の回収忘れを防止することができる。
【0004】
また、特許文献2に開示された画像形成装置は、端末のユーザ情報を受信して、ユーザ情報を用紙端部、用紙裏面、或いは別の用紙に印刷するようになっている。これにより、印刷物を回収したユーザが滞留している他ユーザの印刷物を配布することができ、排紙トレイの滞留を低減することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−155506号公報(第3頁〜第5頁、第7図)
【特許文献2】
特開平2001−113801号公報(第2頁〜第5頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置によると、ユーザの不在時には排紙トレイ上の印刷物が回収されないため排紙の滞留が尚、生じる場合がある。特許文献2に記載された画像形成装置によると、用紙端部や用紙裏面にユーザ情報を印刷すると不要な文字が露出するため対外的な文書等には適用できず、排紙の滞留が尚、生じる場合がある。更に、用紙裏面に印刷する場合には両面印刷機構が必要と成り画像形成装置のコストが増大する。また、印刷を行う毎に別の用紙にユーザ情報を印刷すると用紙の無駄が多くなる。
【0007】
本発明は、低コストで用紙の無駄を低減するとともに排紙の滞留を低減することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサと、情報を表示する表示部とを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷するとともに、ユーザ情報を印刷した旨を前記表示部により報知したことを特徴としている。
【0009】
この構成によると、端末のユーザからネットワークを通じてユーザ情報と画像データとが送信される。画像形成装置はユーザ情報を記憶部に記憶するとともに画像データを印刷し、印刷された用紙が排紙トレイに収容される。排紙トレイに用紙が残ったままで次にユーザ情報と画像データとが送信されると、記憶部に記憶されたユーザ情報と受信したユーザ情報とが比較される。前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なると、前回印刷時のユーザ情報を印刷した後、受信した画像データが印刷され、ユーザ情報を印刷した旨が表示部により報知される。これにより、排紙トレイに滞留する印刷物のユーザを把握することができ、印刷物を回収するユーザが他のユーザの印刷物を配布することができる。
【0010】
また本発明は、ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサとを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷したことを特徴としている。
【0011】
また本発明は、上記各構成の画像形成装置において、前回印刷時のユーザ情報を印刷する用紙と、画像データを印刷する用紙とを異なるサイズまたは向きにしたことを特徴としている。この構成によると、異なるユーザによる印刷物の境界にサイズまたは向きの異なるユーザ情報の用紙が配される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の画像形成装置を示す概略側面断面図である。画像形成装置1はレーザプリンタから成っている。画像形成装置1の下部には印刷する用紙を収容する給紙トレイ11が配されている。
【0013】
給紙トレイ11の後部上方には感光体ドラム13が設置されている。感光体ドラム13は画像データに基づいて照射された光ビームにより感光して潜像を形成する。そして、潜像に応じて付着させたトナーを用紙Pに転写して印刷が行われるようになっている。感光体ドラム13の上方には印刷した用紙Pを収容する排紙トレイ12が設けられている。排紙トレイ12には用紙Pの有無を検知する用紙センサ7が設けられている。
【0014】
排紙トレイ12の前方には画像形成装置1の各部を制御する制御部2が配されている。制御部2の上方にはLCD及びLEDから成る表示部5が設けられている。表示部5は画像形成装置1の設定画面の表示を行うとともに、LEDの点灯やメッセージの表示によって動作状況を報知する。
【0015】
図2は画像形成装置1の構成を示すブロック図である。制御部2には通信部3、駆動部4、表示部5、操作部6、用紙センサ7、HDD8、ROM9、RAM10が接続されている。通信部3は画像形成装置1をLAN等のネットワークに接続し、ネットワークの各端末のユーザから送信された画像データを受信する。
【0016】
駆動部4は用紙Pを搬送するとともに受信した画像データに基づいて用紙Pに印刷を行う。操作部6はタッチパネルや操作キーから成り、表示部5に表示された設定画面に基づいて設定操作を行う。HDD8は各ユーザから送信される画像データを保管し、順次画像データを取り出して印刷が行われる。ROM9は画像形成装置1を駆動する動作プログラム等が格納される。RAM10は制御部2の演算結果を一時記憶する。
【0017】
上記構成の画像形成装置1において、電源が入れられるとROM9に格納された動作プログラムが呼び出される。図3は動作プログラムを示すフローチャートである。ステップ#11では各ユーザからの印刷コマンドを受信したか否かが判断される。
【0018】
印刷コマンドを受信すると、ステップ#12に移行して、排紙トレイ12上に用紙Pがあるか否かが判断される。排紙トレイ12上に用紙Pがない場合はステップ#16に移行する。
【0019】
各ユーザから送信されるデータには印刷を行う画像データ及び各ユーザのユーザ情報が含まれている。ユーザ情報は端末のIPアドレスやユーザ名等から成っており、画像形成装置1を各ユーザに認識させる際に設定された名称にしてもよい。ステップ#16では受信したユーザ情報がRAM10に記憶される。ユーザ情報をHDD8に記憶してもよく、EEPROM等を設けて記憶させてもよい。
【0020】
ステップ#12において排紙トレイ12上に用紙Pがある場合はステップ#13に移行する。ステップ#13では、受信したユーザ情報と、RAM10に記憶された前回印刷時のユーザのユーザ情報とを比較して前回と同一ユーザによる印刷か否かが判断される。
【0021】
前回と同一ユーザの場合はステップ#17に移行し、異なるユーザの場合はステップ#14に移行する。ステップ#14では、RAM10に記憶された前回印刷時のユーザ情報を取り出して印刷が行われる。これにより、前回印刷した印刷物の上に、前回印刷を行ったユーザのユーザ情報を記載した用紙が配される。
【0022】
ステップ#15では表示部5の所定のLEDが点灯してユーザ情報を印刷したことを報知する。これにより、印刷物を回収するユーザは前回の印刷物が排紙トレイ12上に残っていることを認知することができる。
【0023】
ステップ#16では受信したユーザ情報がRAM10に記憶され、ユーザ情報が更新される。ステップ#17では受信した画像データが印刷され、ステップ#11に戻る。
【0024】
ステップ#11において印刷コマンドを受信しない場合はステップ#18に移行する。ステップ#18では排紙トレイ12上に用紙Pがあるか否かが判断される。用紙Pがない場合は印刷物が回収されたのでステップ#19に移行し、表示部5のLEDを消灯してステップ#11に戻る。ステップ#18の判断で排紙トレイ12上に用紙Pがある間はステップ#11に戻り、表示部5のLEDにより報知が継続して行われる。
【0025】
本実施形態によると、排紙トレイ12に前回の印刷物が残っており、且つ前回印刷したユーザと新たな印刷を行うユーザとが異なる場合に前回印刷したユーザのユーザ情報が印刷される。従って、印刷物を回収するユーザが他ユーザの印刷物を届けることができ、排紙トレイ12上の印刷物の滞留を低減してジャム等を防止することができる。また、他ユーザの印刷物を誤って回収することを防止することができる。
【0026】
更に、前回と同じユーザによる印刷時にはユーザ情報が印刷されないため用紙Pの無駄を低減することができる。加えて、ユーザ情報が印刷されたことがLEDにより報知されるので、他ユーザの印刷物の誤回収をより防止することができる。
【0027】
尚、図3のステップ#14において、給紙トレイ11を複数設け、前回のユーザのユーザ情報を印刷する用紙はステップ#17で画像データが印刷される用紙と異なるサイズまたは向きにするとより望ましい。例えば画像データの印刷がA4サイズの時にユーザ情報をB4サイズの用紙に印刷してもよく、A4サイズに対して一部が突出するような専用のサイズの用紙にしてもよい。また、画像データの印刷がA4サイズの縦方向の時にユーザ情報をA4サイズの横方向にしてもよい。
【0028】
このようにすると、印刷物を回収するユーザは複数のユーザによる印刷物が排紙トレイ12上に残っていることを容易に判別することができ、他ユーザによる印刷物の誤回収を更に防止することができる。
【0029】
また、一部の印刷物が回収されると、ユーザ情報の印刷物が2枚続いて残る場合がある。即ち、前々回の画像印刷が残った状態で前回の画像印刷が行われ、前回の画像印刷が回収されると、前々回の画像印刷、前々回の印刷のユーザ情報、前回の印刷のユーザ情報、最新の画像印刷の順に用紙が滞留する場合がある。この時、ユーザ情報の印刷物が2枚以上続くと前のユーザ情報が有効であるように各ユーザに伝えておくことによって誤配を防止することができる。
【0030】
本実施形態において、画像形成装置1はレーザプリンタから成っているが、インクジェット型のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によると、排紙トレイに前回の印刷物が残っており、且つ前回印刷したユーザと新たな印刷を行うユーザとが異なる場合に前回印刷したユーザのユーザ情報が印刷される。従って、印刷物を回収するユーザが他ユーザの印刷物を届けることができ、排紙トレイ上の印刷物の滞留を低減してジャム等を防止することができる。また、他ユーザの印刷物を誤って回収することを防止することができる。
【0032】
更に、前回と同じユーザによる印刷時にはユーザ情報が印刷されないため用紙の無駄を低減することができる。加えて、ユーザ情報が印刷されたことが表示部により報知されるので、他ユーザの印刷物の誤回収をより防止することができる。
【0033】
また本発明によると、ユーザ情報を印刷する用紙が画像データを印刷する用紙とサイズまたは向きが異なるので、他ユーザによる印刷物の誤回収を更に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置を示す概略側面断面図
【図2】本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 制御部
3 通信部
4 駆動部
5 表示部
6 操作部
7 用紙センサ
8 HDD
9 ROM
10 RAM
11 給紙トレイ
12 排紙トレイ
13 感光体ドラム
P 用紙
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機等の画像形成装置に関し、特にネットワーク接続される画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリンタや複写機等の画像形成装置はネットワーク接続し、複数の端末のコンピュータから画像データを受信してそれぞれの印刷を行うことができるようになっている。従って、印刷した用紙を収容する排紙トレイには複数のユーザからの印刷物が滞留し、ユーザが回収を忘れると排紙トレイの許容収納量を超えてジャム等の発生要因となる。
【0003】
特許文献1、2には従来の画像形成装置が開示されている。特許文献1に開示された画像形成装置は、端末のIPアドレス等のユーザ情報を受信して印刷が完了するとユーザにメッセージを通知する。これにより、ユーザが通知を受けて印刷物の回収を行い、排紙の回収忘れを防止することができる。
【0004】
また、特許文献2に開示された画像形成装置は、端末のユーザ情報を受信して、ユーザ情報を用紙端部、用紙裏面、或いは別の用紙に印刷するようになっている。これにより、印刷物を回収したユーザが滞留している他ユーザの印刷物を配布することができ、排紙トレイの滞留を低減することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平2000−155506号公報(第3頁〜第5頁、第7図)
【特許文献2】
特開平2001−113801号公報(第2頁〜第5頁、第4図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載された画像形成装置によると、ユーザの不在時には排紙トレイ上の印刷物が回収されないため排紙の滞留が尚、生じる場合がある。特許文献2に記載された画像形成装置によると、用紙端部や用紙裏面にユーザ情報を印刷すると不要な文字が露出するため対外的な文書等には適用できず、排紙の滞留が尚、生じる場合がある。更に、用紙裏面に印刷する場合には両面印刷機構が必要と成り画像形成装置のコストが増大する。また、印刷を行う毎に別の用紙にユーザ情報を印刷すると用紙の無駄が多くなる。
【0007】
本発明は、低コストで用紙の無駄を低減するとともに排紙の滞留を低減することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサと、情報を表示する表示部とを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷するとともに、ユーザ情報を印刷した旨を前記表示部により報知したことを特徴としている。
【0009】
この構成によると、端末のユーザからネットワークを通じてユーザ情報と画像データとが送信される。画像形成装置はユーザ情報を記憶部に記憶するとともに画像データを印刷し、印刷された用紙が排紙トレイに収容される。排紙トレイに用紙が残ったままで次にユーザ情報と画像データとが送信されると、記憶部に記憶されたユーザ情報と受信したユーザ情報とが比較される。前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なると、前回印刷時のユーザ情報を印刷した後、受信した画像データが印刷され、ユーザ情報を印刷した旨が表示部により報知される。これにより、排紙トレイに滞留する印刷物のユーザを把握することができ、印刷物を回収するユーザが他のユーザの印刷物を配布することができる。
【0010】
また本発明は、ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサとを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷したことを特徴としている。
【0011】
また本発明は、上記各構成の画像形成装置において、前回印刷時のユーザ情報を印刷する用紙と、画像データを印刷する用紙とを異なるサイズまたは向きにしたことを特徴としている。この構成によると、異なるユーザによる印刷物の境界にサイズまたは向きの異なるユーザ情報の用紙が配される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は一実施形態の画像形成装置を示す概略側面断面図である。画像形成装置1はレーザプリンタから成っている。画像形成装置1の下部には印刷する用紙を収容する給紙トレイ11が配されている。
【0013】
給紙トレイ11の後部上方には感光体ドラム13が設置されている。感光体ドラム13は画像データに基づいて照射された光ビームにより感光して潜像を形成する。そして、潜像に応じて付着させたトナーを用紙Pに転写して印刷が行われるようになっている。感光体ドラム13の上方には印刷した用紙Pを収容する排紙トレイ12が設けられている。排紙トレイ12には用紙Pの有無を検知する用紙センサ7が設けられている。
【0014】
排紙トレイ12の前方には画像形成装置1の各部を制御する制御部2が配されている。制御部2の上方にはLCD及びLEDから成る表示部5が設けられている。表示部5は画像形成装置1の設定画面の表示を行うとともに、LEDの点灯やメッセージの表示によって動作状況を報知する。
【0015】
図2は画像形成装置1の構成を示すブロック図である。制御部2には通信部3、駆動部4、表示部5、操作部6、用紙センサ7、HDD8、ROM9、RAM10が接続されている。通信部3は画像形成装置1をLAN等のネットワークに接続し、ネットワークの各端末のユーザから送信された画像データを受信する。
【0016】
駆動部4は用紙Pを搬送するとともに受信した画像データに基づいて用紙Pに印刷を行う。操作部6はタッチパネルや操作キーから成り、表示部5に表示された設定画面に基づいて設定操作を行う。HDD8は各ユーザから送信される画像データを保管し、順次画像データを取り出して印刷が行われる。ROM9は画像形成装置1を駆動する動作プログラム等が格納される。RAM10は制御部2の演算結果を一時記憶する。
【0017】
上記構成の画像形成装置1において、電源が入れられるとROM9に格納された動作プログラムが呼び出される。図3は動作プログラムを示すフローチャートである。ステップ#11では各ユーザからの印刷コマンドを受信したか否かが判断される。
【0018】
印刷コマンドを受信すると、ステップ#12に移行して、排紙トレイ12上に用紙Pがあるか否かが判断される。排紙トレイ12上に用紙Pがない場合はステップ#16に移行する。
【0019】
各ユーザから送信されるデータには印刷を行う画像データ及び各ユーザのユーザ情報が含まれている。ユーザ情報は端末のIPアドレスやユーザ名等から成っており、画像形成装置1を各ユーザに認識させる際に設定された名称にしてもよい。ステップ#16では受信したユーザ情報がRAM10に記憶される。ユーザ情報をHDD8に記憶してもよく、EEPROM等を設けて記憶させてもよい。
【0020】
ステップ#12において排紙トレイ12上に用紙Pがある場合はステップ#13に移行する。ステップ#13では、受信したユーザ情報と、RAM10に記憶された前回印刷時のユーザのユーザ情報とを比較して前回と同一ユーザによる印刷か否かが判断される。
【0021】
前回と同一ユーザの場合はステップ#17に移行し、異なるユーザの場合はステップ#14に移行する。ステップ#14では、RAM10に記憶された前回印刷時のユーザ情報を取り出して印刷が行われる。これにより、前回印刷した印刷物の上に、前回印刷を行ったユーザのユーザ情報を記載した用紙が配される。
【0022】
ステップ#15では表示部5の所定のLEDが点灯してユーザ情報を印刷したことを報知する。これにより、印刷物を回収するユーザは前回の印刷物が排紙トレイ12上に残っていることを認知することができる。
【0023】
ステップ#16では受信したユーザ情報がRAM10に記憶され、ユーザ情報が更新される。ステップ#17では受信した画像データが印刷され、ステップ#11に戻る。
【0024】
ステップ#11において印刷コマンドを受信しない場合はステップ#18に移行する。ステップ#18では排紙トレイ12上に用紙Pがあるか否かが判断される。用紙Pがない場合は印刷物が回収されたのでステップ#19に移行し、表示部5のLEDを消灯してステップ#11に戻る。ステップ#18の判断で排紙トレイ12上に用紙Pがある間はステップ#11に戻り、表示部5のLEDにより報知が継続して行われる。
【0025】
本実施形態によると、排紙トレイ12に前回の印刷物が残っており、且つ前回印刷したユーザと新たな印刷を行うユーザとが異なる場合に前回印刷したユーザのユーザ情報が印刷される。従って、印刷物を回収するユーザが他ユーザの印刷物を届けることができ、排紙トレイ12上の印刷物の滞留を低減してジャム等を防止することができる。また、他ユーザの印刷物を誤って回収することを防止することができる。
【0026】
更に、前回と同じユーザによる印刷時にはユーザ情報が印刷されないため用紙Pの無駄を低減することができる。加えて、ユーザ情報が印刷されたことがLEDにより報知されるので、他ユーザの印刷物の誤回収をより防止することができる。
【0027】
尚、図3のステップ#14において、給紙トレイ11を複数設け、前回のユーザのユーザ情報を印刷する用紙はステップ#17で画像データが印刷される用紙と異なるサイズまたは向きにするとより望ましい。例えば画像データの印刷がA4サイズの時にユーザ情報をB4サイズの用紙に印刷してもよく、A4サイズに対して一部が突出するような専用のサイズの用紙にしてもよい。また、画像データの印刷がA4サイズの縦方向の時にユーザ情報をA4サイズの横方向にしてもよい。
【0028】
このようにすると、印刷物を回収するユーザは複数のユーザによる印刷物が排紙トレイ12上に残っていることを容易に判別することができ、他ユーザによる印刷物の誤回収を更に防止することができる。
【0029】
また、一部の印刷物が回収されると、ユーザ情報の印刷物が2枚続いて残る場合がある。即ち、前々回の画像印刷が残った状態で前回の画像印刷が行われ、前回の画像印刷が回収されると、前々回の画像印刷、前々回の印刷のユーザ情報、前回の印刷のユーザ情報、最新の画像印刷の順に用紙が滞留する場合がある。この時、ユーザ情報の印刷物が2枚以上続くと前のユーザ情報が有効であるように各ユーザに伝えておくことによって誤配を防止することができる。
【0030】
本実施形態において、画像形成装置1はレーザプリンタから成っているが、インクジェット型のプリンタ、複写機、ファクシミリ装置等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によると、排紙トレイに前回の印刷物が残っており、且つ前回印刷したユーザと新たな印刷を行うユーザとが異なる場合に前回印刷したユーザのユーザ情報が印刷される。従って、印刷物を回収するユーザが他ユーザの印刷物を届けることができ、排紙トレイ上の印刷物の滞留を低減してジャム等を防止することができる。また、他ユーザの印刷物を誤って回収することを防止することができる。
【0032】
更に、前回と同じユーザによる印刷時にはユーザ情報が印刷されないため用紙の無駄を低減することができる。加えて、ユーザ情報が印刷されたことが表示部により報知されるので、他ユーザの印刷物の誤回収をより防止することができる。
【0033】
また本発明によると、ユーザ情報を印刷する用紙が画像データを印刷する用紙とサイズまたは向きが異なるので、他ユーザによる印刷物の誤回収を更に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像形成装置を示す概略側面断面図
【図2】本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施形態の画像形成装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 画像形成装置
2 制御部
3 通信部
4 駆動部
5 表示部
6 操作部
7 用紙センサ
8 HDD
9 ROM
10 RAM
11 給紙トレイ
12 排紙トレイ
13 感光体ドラム
P 用紙
Claims (3)
- ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサと、情報を表示する表示部とを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷するとともに、ユーザ情報を印刷した旨を前記表示部により報知したことを特徴とする画像形成装置。 - ネットワーク接続される端末からユーザ情報及び画像データを受信する通信部と、前記ユーザ情報を記憶する記憶部と、排紙トレイ上の用紙の有無を検知する用紙センサとを備え、受信した画像データを印刷する画像形成装置において、
前記排紙トレイ上に用紙が残っていることを前記用紙センサにより検知し、且つ前回印刷したユーザと新たに印刷するユーザとが異なる場合に、受信した画像データの印刷前に前回印刷時のユーザ情報を印刷したことを特徴とする画像形成装置。 - 前回印刷時のユーザ情報を印刷する用紙と、画像データを印刷する用紙とを異なるサイズまたは向きにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328246A JP2004160789A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002328246A JP2004160789A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004160789A true JP2004160789A (ja) | 2004-06-10 |
Family
ID=32806595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002328246A Pending JP2004160789A (ja) | 2002-11-12 | 2002-11-12 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004160789A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008286885A (ja) * | 2007-05-15 | 2008-11-27 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、画像形成装置の制御プログラム及び記録媒体 |
JP2010197876A (ja) * | 2009-02-26 | 2010-09-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-11-12 JP JP2002328246A patent/JP2004160789A/ja active Pending
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