JP5040727B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は,取得した画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関する。さらに詳細には,通信回線を介してジョブ単位で画像データを取得することができ,その取得した画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置に関するものである。
従来より,画像形成装置として,コピー機,FAX,プリンタ等の機能を併せ持つ複合機と呼ばれるものがある。事務所等で使用されるものでは,複数の使用者によって1台の複合機が共有されることが多い。例えば,複数の使用者によって次々とプリントジョブが送信された場合,画像形成装置は一般に,受信順にジョブ単位で印刷する。ソータ等を有していない小型の画像形成装置では,印刷された用紙はすべて同じ排紙トレイに排出される。
ページ順を保持するためにフェイスダウンで排出する画像形成装置では,片面印刷物の場合,排紙トレイに載置されている用紙の上面(見えている面)は裏面である。そのため,上から見ただけではどのジョブの印刷用紙であるかが判断できないという問題点があった。これに対し,ジョブの最終頁の裏面に印刷ジョブ情報が印刷される画像形成装置が開示されている(例えば,特許文献1参照。)。この文献の装置では,ジョブの最終頁の裏面の片隅に,ユーザまたはジョブごとに異なるパターン等を印刷するとされている。
特開2007−65282号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置では,すべてのジョブの最終頁にジョブ情報が印刷される。そのため,すべてのジョブにおいて,ジョブ情報の分だけ多くのトナーが使用されることとなる。さらに,このジョブ情報は,元々データの無かった頁が印刷頁に変更されて印刷されるものである。そのため,これだけで1頁の印刷頁数としてカウントされる。
そして,画像形成装置には,その内部ユニット等の寿命を印刷頁数によって制御している場合がある。頁のごく一部に印刷ジョブ情報を印刷したのみでも1頁とカウントされるため,実際の劣化状態より早く,寿命に到達したと判断されてしまうおそれがあった。また,リース機等で,印刷頁数に応じて使用料金が課金されるものでは,ユーザにとって負担が大きいものとなっていた。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,ジョブの区別のための情報の印刷頁数をできるだけ少なくしても,ジョブの区別を容易にすることができる画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,画像データをジョブ単位で取得する画像データ取得部と,画像データ取得部が取得した画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と,画像形成部で画像が形成された記録媒体を積載する積載部と,積載部における記録媒体の有無を判定する判定部と,判定部の判定が有であるときに画像形成に供されるジョブについて,当該ジョブの画像形成に供される記録媒体のうち,少なくとも最初に積載部に積載されるものおよび最後に積載部に積載されるもののいずれか一方に,画像データに基づく画像とは別の識別画像を,画像形成部を用いて付加する識別画像付加部とを有するものである。
本発明の画像形成装置によれば,画像が形成された記録媒体が積載部に積載されているかどうかが判定部によって判定される。そして,積載されている場合には,ジョブの最初の1枚または最後の1枚に識別画像が付加される。すなわち,既に積載されているものに重ねて積載される1枚のみ,あるいは,これから積載されるものの最後の1枚のみに識別画像が付加される。積載されている記録媒体がないと判断された場合には,識別画像は付加されない。積載部に最初に積載されるものは,区別する必要がないからである。従って,ジョブの区別のための情報の印刷頁数をできるだけ少なくしても,ジョブの区別を容易にすることができる画像形成装置となっている。
さらに本発明では,画像が形成された記録媒体が積載部に積載されている場合には,ジョブの最初の1枚に識別画像が付加されることが好ましい。すなわち,既に積載されているものに重ねて積載される1枚のみに識別画像が付加される。従って,既に積載されているものとの区別は容易である。
さらに本発明では,画像データ取得部は,装置外からのジョブの取得と装置内でのジョブの取得とを行うものであり,識別画像付加部は,装置外から取得したジョブに限り,識別画像の付加を行うことが望ましい。
装置内でのジョブの取得とは,画像形成装置に備えられた入力キー等によってユーザから直接指示入力を受ける取得方法である。例えば,コピー,ダイレクト印刷,セキュア印刷等がこれに当たる。このような方法による画像データの取得の場合は,当然ユーザがその装置の近くにいることが想定される。従って,特に識別画像を付加しなくとも,ユーザにとって不便はない。
ここで,コピーは,原稿の画像を読み取って生成した画像データに基づいて画像を形成するものである。ダイレクト印刷は,メモリカードやUSBメモリ等の外部記憶部材を画像形成装置に直接接続し,画像形成装置によって読み出したその記憶内容に基づいて画像を形成するものである。セキュア印刷は,パーソナルコンピュータ等から画像データを受信しても直ちには印刷せずに,いったん内部に保管し,装置の入力キー等によって印刷開始指示を受けたときに印刷を開始するものである。いずれも,ユーザが画像形成装置に対して直接操作することにより,印刷が開始される。
さらに本発明では,画像データ取得部は,装置外からのジョブの取得を,非公衆回線経由と公衆回線経由との2通りの経路のうち少なくともいずれかの経路で行うとともに,非公衆回線経由でジョブを取得する際にはそのジョブを要求したユーザを識別する情報を合わせて取得し,公衆回線経由でジョブを取得する際にはそのジョブを発信した発信元端末を識別する情報を合わせて取得するものであり,識別画像付加部は,識別画像として,非公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブを要求したユーザを識別する画像を用い,公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブを発信した発信元端末を識別する情報を示す画像を用いることが望ましい。
非公衆回線経由とは,例えばパーソナルコンピュータからのプリント指示等であり,この場合には一般にジョブを要求したユーザを識別することができる。少なくとも接続されているうちのいずれの機器からのジョブの要求であるかを識別することができる。一方,公衆回線経由とは,FAX受信等であり,この場合には一般に発信元は識別できるもののその発信者までは識別できない。本発明では,識別画像として,上記のようにすることにより,分かる範囲内でできるだけジョブの要求元を区別することができる。
さらに本発明では,識別画像付加部は,非公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブの直前に画像形成したジョブが,そのジョブと同一のユーザから要求されたジョブでなかった場合に限り,識別画像の付加を行うことが望ましい。
同一のユーザから連続して要求されたジョブでは,それらの区切れを必ずしも識別できる必要はない。直前のジョブと要求したユーザが異なる場合のみに識別画像を付加すれば十分である。
さらに本発明では,ジョブの画像形成の終了からの経過時間を計時する計時部を有し,判定部は,計時部の計時値があらかじめ定めた値以下の正の値である場合に有と判定し,それ以外の場合に無と判定することが望ましい。
すなわち,前回の画像形成からの経過時間が小さい場合にのみ,識別画像を付加する。経過時間が小さいということは,その印字用紙がまだ持ち去られていない可能性が高いからである。
さらに本発明では,判定部は,動作開始後に最初に画像形成するジョブについては無と判定し,それ以外のジョブについては有と判定することが望ましい。
すなわち,動作開始後の最初のジョブには識別画像を付加しない。動作開始時には,積載部に用紙が積載されている可能性は小さいからである。なお,ここでの動作開始とは,画像形成装置に電源が投入された時,あるいは何らかの入力によって節電モードから復帰した時のことである。
さらに本発明では,積載部における記録媒体の有無を検知する積載センサを有し,判定部は,積載センサの検知結果に基づいて判定を行うことが望ましい。
積載センサがあれば,積載部に積載されている用紙があるか否かを確実に判定できる。
さらに本発明では,識別画像付加部は,当該記録媒体における,積載部に積載された際に最も装置前面寄りとなる位置の余白領域内に識別画像を付加することが望ましい。
装置前面とは操作パネルのある側であり,ユーザは装置前面側に立つことが多い。従って,このようにすれば,ユーザにとって,付加されている識別画像を見分けやすい。
さらに本発明では,画像形成部による第1面への画像形成がなされた記録媒体を裏返して,画像形成部による第2面への画像形成に供する両面プリント機構を有し,識別画像付加部は,当該記録媒体における,積載部に積載された際に上側となる面に識別画像を付加することが望ましい。
このようになっていれば,ユーザは識別画像を容易に視認できる。
本発明の画像形成装置によれば,ジョブの区別のための情報の印刷頁数をできるだけ少なくしても,ジョブの区別を容易にすることができる。
(第1の形態)
以下,本発明を具体化した第1の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,装置の外部から画像データを受信し,印刷する画像形成装置に本発明を適用したものである。
<装置の全体構成>
本形態の複合機1は,図1に示すように,読み取り部11,操作表示部12,積載部13,本体部14を有している。読み取り部11は,原稿の画像が載置されて動作されることにより,その画像を読み取って画像データを生成するためのものである。この読み取り部11は,原稿ガラス等を有する原稿載置面21,原稿載置面21を開閉可能な原稿カバー22,その上に配置された原稿トレイ23を有している。また,原稿載置面21の下部には,光学的に原稿の画像を読み取るための構成が配置されている。原稿を読み取るための構成は一般的なものでよい。
操作表示部12は,ユーザに情報を提供するとともに,ユーザが操作して指示入力を行うためのものである。操作表示部12には,例えば登録されたFAX番号等に対応づけられた短縮入力キー24,各種の情報を表示する表示部25,ユーザが表示部25の表示を見ながら指示入力するための選択操作部26,テンキー27等が設けられている。あるいは,表示と選択入力との両機能を有するタッチパネル等を備えていてもよい。
積載部13は,コピー,プリント等が実施された場合に,印刷済みの用紙を載置するためのものである。本形態の複合機1では本体部14中に,画像形成部28が含まれている。本形態の複合機1は,図2に示すように,印刷位置Pにて一方の面に画像を印刷された用紙を排紙位置Qにて引き戻し,合流位置Rまで搬送した用紙を再び印刷位置Pまで搬送し,裏返して他方の面にも画像を印刷することのできる両面プリント機構を有している。また,片面印刷の場合に表面を下に向けて排出するフェイスダウンタイプのものである。なお,画像形成部28の構成自体は,一般的なものでよく,ここでは説明を省略する。
さらに本形態の複合機1は,本体部14に外部メモリ挿込口49をも備えている。この外部メモリ挿込口49には,メモリカードやUSBメモリ等の外部メモリが直接挿入される。複合機1は,外部メモリが挿入されたことを感知し,その外部メモリに蓄積されている情報を読み出すことができる。そして,その中にプリント指令があれば,そのデータを印刷することができる。なお,図では,外部メモリ挿込口49を1つのみ示しているが,外部メモリの種類等に応じて複数の口が設けられていても良い。
<装置の制御的構成>
次に,本形態の複合機1の制御系の構成を,図3のブロック図を参照して説明する。本形態の複合機1は,図3に示すように,CPU31,ROM32,RAM33,ハードディスク34等を有している。ROM32には,複合機1を制御するための各種制御プログラムや各種設定,初期値等が記憶されている。RAM33は,各種制御プログラムが読み出される作業領域として,あるいは画像データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。
ハードディスク34には,短縮入力キー24に割り当てられる各登録送信先のFAX番号,表示部25に表示される各種の文字列のデータ等が記憶されている。CPU31は,ROM32から各種のプログラムを読み出し,RAM33やハードディスク34に記憶されているデータを用いて,複合機1の制御を行う。
さらに,本形態では,公衆電話回線網41との通信を行う回線制御部42,インターネット43との通信を行うルータ44,パーソナルコンピュータ45との通信を行うLANI/F46をも有している。公衆電話回線網41の先には,他のファクシミリ装置47等が接続されている。インターネット43の先には,他のサーバ48等が接続されている。
これにより,複合機1は,公衆電話回線網41を介してのFAX送受信,インターネット43を介しての電子メール等の送受信,LANI/F46を介してのパーソナルコンピュータ45からのプリントジョブの受け付け等を行うことができる。なお,ここでは,1台のパーソナルコンピュータ45のみを図示しているが,実際には複数台が接続されている。そして,各パーソナルコンピュータ45はそれぞれ,特定のユーザによって主に使用されるものである。
なお,本発明では,ユーザによって複合機1に対して直接操作されることにより取得されるジョブを,装置内でのジョブの取得という。例えば,コピー,ダイレクト印刷,セキュア印刷等である。これらの印刷開始指示は,いずれも,複合機1の操作表示部12によってユーザから直接入力を受ける。以下では,パーソナルコンピュータ45からのプリント指令というときにはセキュア印刷を含まないものとする。
一方,回線を介して印刷指示を受けることにより取得されるジョブを,装置外からのジョブの取得という。例えば,LANを介したプリント指令,FAX受信による印刷等である。これらの印刷開始指示は,回線制御部42,ルータ44,LANI/F46を介して取得される。
また,装置外からのジョブの取得としては,公衆回線経由のものと非公衆回線経由のものとに分けられる。公衆回線経由のものとは,公衆電話回線網41やインターネット43を介して受信されるジョブのことである。非公衆回線経由のものとは,LANI/F46を介して受信されるジョブのことである。
<処理構成>
次に,ROM32に記憶されている各種プログラムにより実現される,CPU31の各制御機能を説明する。ROM32には,画像データ取得プログラム,画像形成プログラム,判定プログラム,識別画像付加プログラム,計時プログラム等が記憶されている。これらのプログラムによりCPU31は,図4に示す各制御処理部51〜55として機能する。
画像データ取得部51は,読み取り部11,回線制御部42,LANI/F46,外部メモリ挿込口49等から画像データをジョブ単位で取得するためのものである。画像形成部52は,取得した画像データに基づいて画像を形成するためのものである。判定部53は,取得した画像データに基づいて画像形成する際に,積載部13に積載されている用紙があるかどうかを判定するためのものである。
識別画像付加部54は,判定部53による判定結果を受けて,積載部13に用紙が積載されていると判定された場合には,識別画像を付加するためのものである。識別画像付加部54による処理については後述する。計時部55は,経過時間を計測するためのものである。CPU31は,必要に応じてその計時部55の経過時間をクリアし,またスタートあるいはストップすることができる。判定部53は,この計時部55によって取得される経過時間を参照して判定を行う。
<制御の手順>
次に,CPU31が識別画像付加部として機能する際に行う,識別画像付加処理について図5のフローチャートを参照して説明する。この処理は複合機1の電源が投入されると実行開始され,電源が遮断されるまで継続して実行される。なお,電源投入時には,初期設定として,計時部55および後述する各フラグをクリアする。計時部55は,計時開始の指示を受けるまで計時しない。
なお,本形態の複合機1は,あらかじめ設定された待機時間を超えて待機状態が継続するとスリープ状態となるようにされている。本形態では,スリープ状態からの復帰時には,電源投入時と同様に初期設定を行う。
この状態で,印刷を伴うジョブを取得するまで,複合機1は待機している(S101:No)。印刷を伴うジョブ(たとえば,プリント,コピー,FAX受信)を受け付けると(S101:Yes),S102へ進む。ここで,印刷を伴うジョブとは,そのジョブを取得することにより画像形成を開始するジョブのことである。例えば,セキュア印刷の受付では,画像データを受け付けたのみでは画像形成を開始しない。この段階では印刷を伴うジョブを取得したこととはならない。セキュア印刷では,操作表示部12から印刷開始指示が入力され,画像形成を開始する時が,印刷を伴うジョブの取得時である。
そして,受け付けたジョブが,装置内でのジョブの取得であるかどうかを判断する(S102)。装置内でのジョブの取得とは,複合機1の操作表示部12をユーザが操作することによるジョブの発生を意味する。例えば,コピーやダイレクト印刷の実行指示が入力された時,セキュア印刷における印刷開始指示の入力を受けた時等がこれに当たる。
このようなジョブでは,ユーザが複合機1の近くにおり,出力された用紙はすぐに持ち去られると予想される。そこで,識別画像を付加しない。そのために,装置内でのジョブの取得であると判断されたら(S102:Yes),そのことを記憶する。ここでは,「コピーフラグ」を1にセットする(S103)。また,この場合には計時部55のリセットは行わない。つまり,ここでは,「タイマフラグ」は変更しない。
あるいは,装置内でのジョブの取得ではない,すなわち装置外からのジョブの取得であると判断されたら(S102:No),ユーザが近くに居ない可能性が高い。装置外からのジョブの取得とは,例えば,パーソナルコンピュータ45からのプリント指令,FAX受信による印刷等である。この場合には,印刷物は直ちに持ち去られるとは限らない。そこで,この印刷物の後に次のジョブを取得するまでの経過時間を計時する。そのため,「タイマフラグ」を1にセットする(S104)。
次に,ジョブの印刷処理を開始する(S105)。そしてまず,計時部55をチェックして,前回のジョブの終了からの経過時間を取得する(S106)。経過時間があらかじめ定めた値より長い場合には(S106:Yes),印刷してから十分に時間が経過している。そこで,印刷物はすでに取り除かれたものと判断する。従って,識別画像を付加しない。
経過時間があらかじめ定めた値より短い場合は(S106:No),次に,装置内でのジョブかどうかを確かめる。そのために,「コピーフラグ」を確認する(S107)。「コピーフラグ」が1であれば(S107:Yes),識別画像を付加しない。「コピーフラグ」が1でない場合は(S107:No),S108に進む。
S108において,画像形成中のジョブが,複合機1に接続されているパーソナルコンピュータ45からのプリント指令であるかどうかを判断する。すなわち,LANI/F46経由でのジョブ取得であるかを確認する。パーソナルコンピュータ45からのプリント指令であれば(S108:Yes),そのジョブを出したユーザを識別するユーザ情報を得ることができる。ユーザ情報とは例えば,ユーザIDやパーソナルコンピュータ45の接続符号等である。
そして,取得したユーザ情報が,前回のジョブと同一のユーザから出されたものであるかどうかを判断する(S109)。すなわち,前回のプリントジョブの内容を確認し,前回のジョブのユーザ情報が今回のものと同一であると判断された場合,同一のユーザのプリントジョブであると判断する(S109:Yes)。この場合には,識別画像を付加しない。
前回のジョブが,同一のユーザによるプリントジョブではないと判断された場合(S109:No),あるいは,パーソナルコンピュータ45からのプリント指令でない場合,すなわち,公衆回線経由で取得されたジョブである場合(S108:No),第1枚目の片面に識別画像を付加する(S110)。
識別画像を付加する場合には,まず,第1枚目を給紙し,その片面に識別画像を印刷する。そして,この識別画像が印刷された用紙は,その裏面にジョブの第1頁の印刷を行うために,装置内へ引き戻される。なお,同一のユーザからのプリントであるかどうかを判断する際に,前回のジョブが装置内で取得されたジョブであった場合,そのジョブを除いて判断することとしてもよい。
画像形成中のジョブが,パーソナルコンピュータ45によるLANI/F44経由のプリント指令である場合は,この識別画像として,そのパーソナルコンピュータのユーザを示す情報を使用する。例えば,ユーザの名前,ユーザID等が使用できる。または,ユーザが独自に取り決めた記号やパターン等であっても良い。接続されているすべてのパーソナルコンピュータ45のユーザごとに,それぞれあらかじめ設定して記憶させておくとよい。また,記憶されていないユーザであると判断された場合は,あらかじめ定められたマークを識別画像として印刷することとすればよい。
あるいは,画像形成中のジョブが,公衆電話回線網41経由で取得したものである場合は,そのジョブの発信元端末を識別する情報を得ることができる。例えば,発信元のFAX番号等である。この場合には,そのFAX番号を識別画像として使用できる。あるいは,そのFAX番号に対応して発信元の名前等の情報が複合機1に登録されている場合は,発信元情報を識別画像としてもよい。
なお,この識別画像は,印刷用紙が積載部13に積載されたときに,もっとも装置の前面側となる位置に印刷される。前面側とは,例えば操作表示部12の配置されている側であり,ユーザが一般的に立つ位置に近い側である。すなわち,識別画像は,ユーザに近い辺に沿った余白の中に印刷される。例えば本形態の複合機1では,図1中での手前側となる辺が好ましい。さらに,積載部への用紙の排出方向に関しては,排出方向に前方側の辺の余白の中とすることが好ましい。
また,識別画像が印刷される面は,ジョブのうち最初に排出される1枚の,積載部に積載された際に上側となる面とすることが好ましい。本形態の複合機1では,識別画像が第1枚目の裏面に印刷される。従って,既に積載されている用紙の上に初めに積載される用紙に識別画像が付加されるので,その区切れが容易に認識できる。また,識別画像は,ユーザから見て,上面の手前側に印刷されるので,容易に視認できる。
なお,画像形成中のジョブが両面印刷である場合は,識別画像の配置される位置に印刷される画像があるか否かを確認する。識別画像が配置される位置に画像が含まれていない場合に限り,識別画像を付加することとする。あるいは,画像形成中のジョブが両面印刷である場合は,識別画像を付加しないこととしても良い。
続いて,このジョブの印刷を最後まで行う(S111)。識別画像の印刷を行った場合は,その用紙の裏面に第1頁の印刷を行う。識別画像を印刷していない場合は,用紙を給紙して第1頁から印刷する。ジョブの印刷がすべて終了したら,「タイマフラグ」の状態を確認する(S112)。「タイマフラグ」が1であれば(S112:Yes),今回のジョブが装置外からのジョブの取得であったことを示し,計時部55をクリアして再スタートさせる(S113)。
「タイマフラグ」の値が1でなければ(S112:No),今回のジョブが装置内でのジョブの取得であったことを示し,計時部55の状態は変更しない。すなわち,S112,S113の処理を行うのは,積載部13に前回のジョブによる印刷用紙が積載されているか否かを,S106における前回のジョブによる印刷用紙が積載されてから今回のジョブによる画像形成が終了するまでの経過時間に基づいて判定するためである。経過時間を考慮するジョブとして,直ちに積載部13から持ち去られる可能性が高いとは言えない装置外から取得されたジョブは考慮して,直ちに積載部13から持ち去られる可能性が高いと考えられる装置内で取得されたジョブは考慮しないためである。
次に,「コピーフラグ」,「タイマフラグ」をともにクリアし(S114),次回のジョブの取得まで待機する。これでこの処理の説明を終了する。
以上詳細に説明したように,本形態の複合機1によれば,積載部13に用紙が積載されていないと推測される場合には,識別画像を付加しない。また,ユーザが複合機1の近くいると推測される場合は,識別画像を付加しない。従って,ジョブの区別のための情報の印刷頁数をできるだけ少なくしても,ジョブの区別を容易にすることができる画像形成装置となっている。
(第2の形態)
本形態は,第1の形態に比較して,積載部への用紙の積載があるか否かの判断の手段が異なるのみの形態である。第1の形態と同一の部材については,同一の符号を付し,説明を省略する。
<複合機の構成>
本形態の複合機2は,積載部13の近傍に積載センサ60を有している。積載センサ60は,図6に示すように,積載部13の上側の面に下向きに設けられた反射センサである。積載センサ60は,例えば,積載部13へ向けて光を出射する発光部と,積載部13または積載部13に積載された印刷用紙の上面にて反射された反射光を受光する受光部とから構成される。複合機2は,この積載センサ60による受光タイミングに基づいて,積載部13に用紙が積載されているか否かの判別が可能なものである。なお,本形態では,計時部は有している必要は無い。その他の構成は,第1の形態と同様である。制御的構成も同様である。
<制御の手順>
次に,複合機2のCPU31が識別画像付加部として機能する際に行う,識別画像付加処理について図7のフローチャートを参照して説明する。この処理は複合機2の電源がONされると実行開始され,電源がOFFされるまで継続して実行される。本形態では,状態の記憶のためのフラグとしては,「コピーフラグ」のみを使用する。「タイマフラグ」は使用しない。
まず,複合機2は,画像形成にかかるジョブを取得するまで待機する(S201:No)。初期状態では,「コピーフラグ」はクリアした状態とされている。ジョブを取得すると(S201:Yes),そのジョブが装置内で取得したものであるかどうかを判断する(S202)。装置内で取得したものであれば(S202:Yes),「コピーフラグ」を1にセットする(S203)。
次に,ジョブの印刷処理を開始する(S204)。まず,「コピーフラグ」が1であるかを確認する(S205)。1でなければ,積載センサ60の検出結果を取得する(S206)。積載部13に用紙が積載されていないと判断された場合には(S206:No),識別画像を付加しない。
積載部13に用紙が積載されていると判断された場合は(S206:Yes),次に,パーソナルコンピュータ45からのプリント指令であるかどうかを判断する(S207)。パーソナルコンピュータ45からのプリント指令であれば(S207:Yes),前回のジョブと同一のユーザによるプリントジョブであるかどうかを判断する(S208)。同一のユーザからの連続したプリントジョブであれば(S208:Yes),識別画像を付加しない。
同一のユーザではないと判断された場合は(S208:No),第1枚目の裏面に識別画像を付加する(S209)。識別画像については,第1の形態と同様のものとすればよい。さらに,ジョブの印刷を行う(S210)。そして,「コピーフラグ」をクリアし(S211),待機状態に戻る。これで,本処理の説明は終了する。
以上詳細に説明したように,本形態の複合機2によれば,積載センサ60によって積載部13に用紙があるか否かが検出される。従って,確実な判断が可能である。従って,積載部13に用紙が積載されていない場合には,識別画像を付加しないこととできる。これにより,ジョブの区別のための情報の印刷頁数をできるだけ少なくしても,ジョブの区別を容易にすることができる画像形成装置となっている。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,両面プリント機構を有しない片面プリンタでは,印刷面のできるだけ端部近くに識別画像を付加することとしてもよい。裏面であっても,端部近くであれば比較的視認しやすい。また,上記の形態では,ジョブの最初の1枚に識別画像を付加するとしたが,ジョブの最後の1枚に識別画像を付加するものであってもよい。
本形態の複合機を示す外観図である。 本形態の複合機における用紙の経路を示す概略経路図である。 第1の形態の複合機の電気的構成を示すブロック図である。 本形態の複合機の制御構成を示す説明図である。 第1の形態の識別画像付加処理を示すフローチャートである。 第2の形態の複合機の構成を示す断面図である。 第2の形態の識別画像付加処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,2 複合機
13 積載部
51 画像データ取得部
52 画像形成部
53 判定部
54 識別画像付加部
55 計時部
60 積載センサ

Claims (6)

  1. 画像データをジョブ単位で取得し,装置外からのジョブの取得と装置内でのジョブの取得とを行う画像データ取得部と,
    前記画像データ取得部が取得した画像データに基づいて記録媒体に画像を形成する画像形成部と,
    前記画像形成部で画像が形成された記録媒体を積載する積載部と,
    装置外からのジョブの画像形成の終了からの経過時間を計時する計時部と,
    装置外からのジョブの画像形成の終了時における前記積載部への記録媒体の有無を,前記計時部の計時値があらかじめ定めた値以下の正の値である場合に有と判定し,それ以外の場合に無と判定する判定部と,
    前記判定部の判定が有であるときに画像形成に供される装置外からのジョブについて,当該ジョブの画像形成に供される記録媒体のうち,少なくとも最初に前記積載部に積載されるものおよび最後に前記積載部に積載されるもののいずれか一方に,画像データに基づく画像とは別の識別画像を,前記画像形成部を用いて付加する識別画像付加部と,
    装置外から取得したジョブの終了時には,前記計時部の計時値をクリアして計時をリスタートさせ,装置内で取得したジョブの終了時には,前記計時部の計時値をクリアせず計時状態を維持するリセット部と,
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記識別画像付加部は,前記判定部の判定が有であるときに画像形成に供されるジョブについて,当該ジョブの画像形成に供される記録媒体のうち,最初に前記積載部に積載されるものに,画像データに基づく画像とは別の識別画像を,前記画像形成部を用いて付加することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,
    前記画像データ取得部は,装置外からのジョブの取得を,非公衆回線経由と公衆回線経由との2通りの経路のうち少なくともいずれかの経路で行うとともに,非公衆回線経由でジョブを取得する際にはそのジョブを要求したユーザを識別する情報を合わせて取得し,公衆回線経由でジョブを取得する際にはそのジョブを発信した発信元端末を識別する情報を合わせて取得するものであり,
    前記識別画像付加部は,識別画像として,
    非公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブを要求したユーザを識別する画像を用い,
    公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブを発信した発信元端末を識別する情報を示す画像を用いることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項に記載の画像形成装置において,
    前記識別画像付加部は,非公衆回線経由で取得したジョブについては,そのジョブの直前に画像形成したジョブが,そのジョブと同一のユーザから要求されたジョブでなかった場合に限り,識別画像の付加を行うことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記識別画像付加部は,当該記録媒体における,前記積載部に積載された際に最も装置前面寄りとなる位置の余白領域内に識別画像を付加することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1から請求項までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記画像形成部による第1面への画像形成がなされた記録媒体を裏返して,前記画像形成部による第2面への画像形成に供する両面プリント機構を有し,
    前記識別画像付加部は,当該記録媒体における,前記積載部に積載された際に上側となる面に識別画像を付加することを特徴とする画像形成装置。
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