JP2004106994A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置に設けられた限られた数の排紙トレイを有効活用して、空の排紙トレイが存在しない時であっても、積極的に混載を行い、同一トレイ上に先に出力されている印刷物との仕分けを容易にすることができる。このため、装置の稼働率を高め、生産性を向上できる。
【解決手段】用紙上に画像を形成する画像形成部5と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙先としての排紙トレイを切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、少なくとも一つの排紙トレイをシフトさせながらソートするシフトソート機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行する。
【選択図】 図2
【解決手段】用紙上に画像を形成する画像形成部5と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙先としての排紙トレイを切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、少なくとも一つの排紙トレイをシフトさせながらソートするシフトソート機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、印刷装置等の画像形成装置における排紙装置の改良に関し、特に異なったジョブに基づいて画像形成を受けた用紙が同一排紙トレイ上に混載された場合であっても、異ジョブに属する用紙間を仕分けすることを可能とした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成部にて画像形成を受けた用紙を機外に排出する際に、機外に配置した複数の排紙トレイ上にジョブ単位、或いは部単位で仕分け排出するようにした画像形成装置は従来から知られている。
上記の如き画像形成装置をLAN等のネットワークを介して接続した複数のコンピュータ等のホストマシンによって共用する場合、画像形成装置の同一排紙トレイ上に異なるユーザーの印刷物(異なるジョブに属する印刷物)が混載して排紙されると、自己の印刷物のみを判別して取り出すのに多大の労力を必要としたり、他人の印刷物と取り違えて一緒に持って行ってしまう等の不都合が起きやすくなる。
このような問題点を解決するためにジョブ単位で排紙先となる排紙トレイを変更使用する方法は公知技術として存在している。
【0003】
また、特開平10−211752号では、排紙トレイを備えたプリンタをネットワークに接続して複数のホストマシンによって共有使用する場合に、空の排紙トレイがある場合のみ印刷ジョブを受け付けて当該空の排紙トレイに排紙する技術と、全ての排紙トレイが空でないときは既排紙済みのユーザーと同じユーザーのジョブのみ受け付けて、当該ユーザーが使用している排紙トレイに排紙するようにした技術が開示されている。しかし、空の排紙トレイが存在しないときにジョブを受け付けないようにすると、装置の排紙可能容量とは無関係に排紙トレイの数だけで出力可能ジョブ数が制限され、頻繁に印刷が滞ることになり、生産性を落とす原因になる。また、既排紙済みのユーザーと同一のユーザーによる後続のジョブのみに限って受け付ける場合も、利用可能なユーザーが極限されることとなり、印刷の停滞、生産性の低下をもたらすことが明らかである。
また、特開平6−191128号公報には、排紙先の排紙トレイ上に既に用紙があることを検知してユーザーに告知することにより、自分の印刷した印刷物がどの排紙トレイ上にあるのかを容易に知り得るようにしたプリンタが開示されている。しかし、この公報記載の技術によっても、画像形成装置の同一排紙トレイ上に異なるユーザーの印刷物が混載して排紙された場合には、自己の印刷物のみを取り出すのが困難化したり、他人の印刷物との取り違えを防ぐことは困難である。また、空の排紙トレイが存在しない場合の効率的な排紙トレイの使用方法については示唆さえもなされていない。
【特許文献1】特開平10−211752号公報
【特許文献2】特開平6−191128号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に設けられた限られた数の排紙トレイを有効活用して、空の排紙トレイが存在しない時であっても、積極的に混載を行い、同一トレイ上に先に出力されている印刷物との仕分けを容易にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、少なくとも一つの排紙トレイをシフトさせながらソートするシフトソート機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行することを特徴とする。
請求項1記載の画像形成装置によれば、新たな別のジョブにより出力する排紙トレイ上に既に用紙が収容されている場合は、シフトソート機能により同一排紙トレイ上での仕分けを可能とするので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブが印刷可能であり、かつ先に排紙されているジョブに属する用紙と後から排出するジョブに係る用紙とを容易に仕分けることができる。
請求項2の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、排紙トレイ上の用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記仕切り紙挿入機構を用いて当該排紙トレイ上の用紙上に仕切り紙を排出してから後続の用紙の排出を実行することを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置によれば、新たなジョブに属する用紙の排紙先となる排紙トレイに既に別のジョブに属する用紙が収容されている場合は、先行するジョブに属する用紙上に仕切り紙を挿入してから次のジョブに属する用紙を排出するので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブの印刷が可能であり、かつ先行するジョブに係る用紙と後続のジョブに係る用紙とを容易に仕分けることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記制御部は、同一ジョブを複数部画像形成する際に、部間の切れ目では排紙先を変更しないことを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置によれば、同一排紙トレイに複数の異なったジョブによる用紙が混載する条件での複数部印刷では、複数の排紙先へ同じ印刷内容の用紙が一部ずつ排紙されると、印刷終了後にユーザーが回収する際に手間が増え、また取り忘れる可能性が高くなるため、同一ジョブにおける複数部印刷の部の切れ目では排紙先を変更しないようにした。
【0006】
請求項4の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、各排紙トレイ上の状態を表示する表示装置と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されており、異なったジョブに属する用紙が混載した場合には前記表示装置によって混載が発生したことを表示することを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置によれば、排紙トレイ上で異なったジョブに属する用紙が混載していることをユーザーに明確に通知することによって、自己のジョブに属する用紙の取り間違えを防ぐことが可能となる。即ち、排紙トレイにおいてジョブが混載したら表示装置によって混載していることが示されるので、排紙トレイに積載されている用紙が1ジョブなのか複数ジョブなのかが容易に識別できるので、他人の印刷物を一緒に持って行くような間違いを減らすことができる。
請求項5の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排紙することを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置によれば、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排出されるので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。即ち、一つの排紙トレイには一つのジョブによる用紙のみが排出されている方がジョブの仕分けが容易なのは明白なので、混載する可能性のある排紙トレイを限定し、他の排紙トレイではジョブが混載しないようにするものである。
【0007】
請求項6の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には画像形成部による画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示し、表示後にオペレーターによる排紙トレイ上の用紙除去が行なわれない場合のみ、請求項1、又は2記載の仕分け動作を実行することを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置によれば、空の排紙トレイが存在しない場合には印刷を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていたジョブを取り除くことができる場合には、請求項1、2記載の機能が実装された装置においても同一排紙トレイでのジョブの混載を防ぐことができる。即ち、オペレーターの簡単な用紙除去作業によって異なったジョブに属する用紙の混載を防げる場合が多いので、各種仕分け機能を利用して用紙を排出する前にオペレーターに対して警告を表示させ、オペレーターによる排紙トレイの用紙除去が実施されない場合のみ仕分け機能を用いて排出させる。
請求項7の発明は、請求項6において、前記画像形成動作を停止した後、排出先や仕分け方法を指定可能に構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項6において、先に排出されているジョブに属する用紙を取り除くことが困難な場合には、どこにどのように排出するかをオペレーターが任意に指定できるようにした。排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができるので、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白になるため目的のジョブの選別が容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図である。
このプリンタ1は、LCDやLED等の情報表示部と入力キーを備え、印刷条件等の設定内容の確認と設定の変更を指示したり、LCDへのメッセージ表示やLEDの点灯によってアラート等の状態表示を行う操作パネル101と、HDDやNVRAM等の不揮発性メモリによって、各種設定内容の初期値や現在の設定値を記憶する記憶装置102と、画像形成部や給排紙トレイ、用紙搬送部を含むエンジン103と、操作パネル101に表示する内容やLEDの点灯を制御し、キー入力情報を設定内容管理部105に伝える画面制御部104と、記憶装置102から読み込んだ各種設定内容と、画面制御部104から受けとるキー入力情報と、エンジンI/F106を通じて受け取るエンジン情報によって現在の設定内容を決定し、それを画面制御部104とエンジンI/F106を通じて通知したり、記憶装置102への記憶を行う設定内容管理部105と、給紙トレイにセットされた用紙サイズ等のエンジン情報をエンジン103から受け取って設定内容管理部105へ渡したり、ビデオデータをエンジン103へ送信するエンジンI/F106と、ホストコンピューター120からのデータを受信するデータ受信部107と、受信したデータを処理し、改ページ処理までを1ページ分のページバッファに展開したり、ページバッファに展開されたデータを大容量記憶装置110にジョブ単位で蓄積するデータ処理部108と、ページバッファ内のデータをビデオデータとしてエンジンI/F106を介してエンジン103へ送信するビデオ処理部109と、HDD等の不揮発性メモリによってページバッファに展開されたデータをジョブ単位で蓄積する大容量記憶装置110と、を備えている。
なお、画面制御部104,設定内容管理部105,エンジンI/F106、データ処理部108,及びビデオ処理部109は、制御部を構成している。
【0009】
次に、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの概略構成図である。
このプリンタ1は、プリンタ本体2と、排紙装置20と、を備えている。
プリンタ本体2は、上下2段の給紙トレイ3a、3bと、各給紙トレイ3a、3bから夫々給送された用紙を搬送する搬送経路4と、電子写真式の画像形成部5と、画像形成部5に用紙を所定のタイミングで供給するレジストローラ6と、排紙口に設けた排紙コロ15と、を備えている。画像形成部5は、感光体ドラム7と、その周囲に配置された帯電部8,現像部9,転写部10、定着部11などを備えている。なお、画像形成部における画像形成方式(印刷方式)は電子写真式に限らず、インクジェット印字機構等々、あらゆる印刷方式を採用可能である。
排紙装置20は、プリンタ本体2の排紙コロ15から排出されてきた用紙を各排紙トレイT1〜T4に分岐搬送する搬送経路21と、排紙先としての排紙トレイT1〜T4をジョブ単位(或いは部単位)で切り換える分岐ユニット(排紙先切り替え機構)22a〜22cと、上下方向に多段状に配置された排紙トレイT1〜T4と、を備えている。
分岐ユニット22a〜22cは、例えば図示しないソレノイドにより回動駆動される分岐爪であり、制御部からの制御信号による排紙先の指定により搬送経路を切り換え、何れか任意の排紙トレイへの選択的な排出を可能とする。
符号23a〜23dは、各排紙トレイ毎に設けられ外部から視認可能な表示装置であり、例えばLEDを用いる。
各排紙トレイT1〜T4には、用紙の存否を検知するセンサを配置し、図示しないセンサからの検知信号は制御部に出力され、用紙の有無を制御部が認識できるように構成されている。
排紙装置20は、更に排紙トレイを排紙方向と直交する幅方向へシフトさせながらソートするシフトソート機構(図示せず)を備え、制御部からの指令により、モータ、或いはソレノイド等の駆動源によって排紙トレイをシフトさせる。各排紙トレイの直上流側に配置された排紙口からの排出位置を一定とする一方で、排紙トレイの横方向位置を所定距離シフトさせることにより、排紙トレイ上における用紙の積載位置をずらして積載することが可能となり、同一排紙トレイ上における仕分けが可能となる。
更に、排紙装置20は、排紙トレイ上に積載される用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構を備えている。仕切り紙は、例えば何れかの給紙トレイ、或いは専用の給紙トレイから給紙された用紙(例えば、色紙)を用い、画像形成を受けない状態で排紙装置20内に導いて、所要の排紙トレイに排出される。同一の排紙トレイ上に異なったジョブによる用紙を混載する際に、ジョブ間の区別をするために用紙間(ジョブ間)に挿入する。
なお、本明細書において、ジョブとは、異なったユーザーによって行われる異なった原稿(ビデオデータ)に基づく画像形成動作を指し、一つのジョブにおいて複数部画像形成する場合には一つのジョブ中に複数の部が含まれることとなる。
【0010】
次に、各請求項に対応する実施形態についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図3は請求項1に対応する実施形態のフローチャートであり、請求項1においては、排紙装置20が、複数の排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位(部単位を含む)で切り換える分岐ユニット22a乃至22c(排紙先切り替え機構)と、シフトソート機構と、を備えていることを前提としており、制御部は、排紙先として指定された排紙トレイに既に異なったジョブに属する用紙が収容されている場合は、シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行する。これを図3のフローチャートに従って説明する。
【0011】
まず、ホストコンピュータ120からプリンタ1が印刷用のビデオデータを受信(S101)した時に、そのデータが新しいジョブの先頭ページのデータか否かを判定する(S102)。当該データが先頭データではなく、2ページ目以降のデータである場合は(S102 No)、S106以降に進んで、画像データのページバッファへの展開、給紙、印刷(画像形成)、排紙を順次実行し、1ページ目が既に排出されている排紙トレイに印刷排紙する(S106〜109)。S102において、先頭データであった場合は、S103へ進み、排紙先を、以前のジョブに属する用紙を収容した排紙トレイ以外の他の排紙トレイへ切りかえる(S103)。ここでの切り換えの順序は、排紙トレイT1からT2,T3、T4へという如く、一定の規則を持たせてもよいし、そうでなくてもよい。次いで、切り換えた先の排紙トレイに既に排出された用紙があるか否かを判定する(S104)。用紙の有無は各排紙トレイに取り付けたセンサにて検知される。指定された排紙トレイ上に既排紙の用紙がなければそのままS106以降の各処理を実行することによって当該排紙トレイ上に排出される。当該排紙トレイ上に既排出の用紙がある場合には、制御部は、前記シフトソート機構を作動させて排紙トレイのシフト動作の設定を行ない、以降の排紙動作では排紙トレイに残っていた用紙とずれた位置に排紙されるシフトソートの機能が実行される。これにより、異なったジョブに属する用紙束間の区別、仕分けが確実に行われることとなる。
なお、S110において、排紙終了した用紙に係る印刷用データの後続の印刷用データが有ると判断された場合は、S101へ戻り、後続の印刷用データがなくなるまで、上記処理を繰り返す。
この実施形態によれば、例えば新たなジョブの先頭ページに相当する印刷済み用紙の排出先として指定された排紙トレイ上に既に排出されて積載された用紙が存在する場合にも、その排紙トレイをそのまま利用することを可能ならしめるために、排紙トレイをシフトして積載位置をずらすようにしたので、空の排紙トレイが存在しなくても、ジョブ毎の仕分け、区別を確実に行うことができるので、複数の排紙トレイのうちの何れかを有効利用することが可能となり、次のジョブの印刷、排紙が可能となる。
【0012】
次に、図4は、請求項2に対応する実施形態の動作を示すフローチャートであり、図3のフローチャートと異なるステップのみを示している。
請求項2の発明は、排紙装置20が、排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、排紙トレイ上の用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構と、を備えていることを前提としている。前述のように仕切り紙挿入機構は、印刷原稿の本文の印刷前に、排紙トレイ上の既排出用紙上に色紙のような仕切り用に適した用紙を1枚排出させることで、前後の用紙束間の切れ目を明確にする機能を備える。本実施形態では、制御部は、新たなジョブに係る先頭ページの排紙先として指定された排紙トレイ上に、既に先行する異なったジョブに属する用紙が収容されている場合は、仕切り紙挿入機構を用いて仕切り用紙の排出を実行するようにしている。
図4に示したS205は、図3のフローチャート中のS105の処理内容と置き換えられ、排出先の排紙トレイに用紙が残っている場合はここで仕切り紙を挿入する設定を行ない、新たなジョブの1ページ目を排出する前に仕切り紙を排出させる。このように処理を変えることで請求項1のシフトソート機能に代えて仕切り紙による仕分け動作を行なうことができる。シフトソート機能を有しない排紙装置20においても、空の排紙トレイが存在しない場合に、印刷を行った上で、確実にジョブ間の仕分け、区別が可能となる。
【0013】
次に、図5のフローチャート(要部)に基づいて請求項3に対応する実施形態について説明する。
請求項3に対応する発明では、制御部が、同一ジョブを複数部画像形成する際に、部間の切れ目では排紙先(排紙トレイ)を変更しないようにした点が特徴的である。
図5に示したS302は、図3のフローチャート中のS102の処理内容と置き換えられ、データ受信時の判定基準を、ジョブの先頭か否かではなく、部としての先頭かどうかの判定とし、同一原稿(ビデオデータ)の複数部印刷における部間の切れ目はジョブの切れ目とは判定しない。この判定によって、複数部指定の場合の部の切れ目では排紙先を変更せず同じ排紙先に連続して排紙させることが可能となる。ジョブの切れ目と判定した場合だけ、排紙先を変更する趣旨である。
同一排紙トレイに他のジョブによる用紙と混載する条件で、同一原稿(ビデオデータ)を複数部印刷する場合は、複数の排紙トレイへ同じ内容の用紙が一部ずつ排紙されると、印刷終了後にユーザーが回収する際に手間が増え、また取り忘れる可能性が高くなるため、複数部印刷の部の切れ目では排紙先を変更しないこととしたものである。
【0014】
次に、図6は請求項4に対応する実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
この実施形態では、排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、各排紙トレイ上の状態を表示する表示装置23a〜23cと、を備えていることが前提である。そして、指定された排紙トレイに既に用紙が収容されており、一つの排紙トレイ(例えば、T1)上に排出されるジョブが混載した場合には、当該排紙トレイT1に対応する表示装置23aによって混載が発生したことを表示する。
即ち、図6のS405は図3のS105に置き換えられ、図3のS104において排紙先に用紙が存在することが判定された場合には、表示装置によってその旨を表示する。
図2中の各表示装置23a〜23cは例えばLEDから成り、各排紙トレイ上の状態によって点灯状態を切り替えるものとし、ここでは一例として次の3つの点灯状態を持つものとする。
▲1▼用紙なし:消灯、▲2▼用紙有りで混載なし:緑点灯、▲3▼用紙有りでジョブが混載:赤点灯
S102においてジョブの先頭ページであり、S104において排紙先の排紙トレイに用紙がないと判断された場合(図3のA)は、該当する排紙トレイのLEDを緑に点灯させる。また、図3のS105の処理内容を図6のS405に置き換え、排出先の排紙トレイに用紙が残っている場合はここで該当する排紙トレイのLEDを赤点灯に切り替える。
なお、このフローチャートには図示されないが、オペレーターが排紙トレイから用紙を取り去った場合はLEDを消灯させる。
以上の処理によって▲1▼▲2▼▲3▼の状態表示を適宜行なう。
この実施形態によれば、排紙トレイ上に異なったジョブに係る用紙群が混載していることをユーザーに明確に通知することによって、排紙トレイ上の積載用紙が1ジョブ分なのか、或いは複数ジョブ分なのかを容易に識別でき、自己のジョブの取り間違えを防ぐことができる。
【0015】
次に、図7は、請求項5に対応する実施形態のフローチャートである。
この実施形態に係る排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、を備えている。そして、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排紙するように制御した点が特徴的である。
これを図7のフローチャートに従って説明すると、ホストコンピューター120から、印刷用のビデオデータを受信(S501)した時に、その印刷用データが新しいジョブの先頭頁であるか否かを判定する(S502)。ジョブの先頭頁である場合は、空の排紙トレイを検索して(S503)、空の排紙トレイが有ればそこを排紙先として変更し(S504)、空の排紙先が無い場合はある特定の排紙トレイに排紙先を変更する(S505)。特定の排紙トレイとしては、排紙容量が一番大きいものや或いは搬送パスが一番短いもの等、その装置の構造や優先される目的によって決められるものとし、ここでは特に限定しない。
S506〜S509の、ページバッファへのデータ展開、給紙、印刷、排紙処理については、図3のS106以降の処理と同じである。
この実施形態では、新たに送信されてきた印刷用のデータがジョブの先頭ページである場合に、空の排紙トレイが存在すればそこに排紙する一方で、存在しない場合には特定の排紙トレイに排出されるので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。
【0016】
次に、図8は、請求項6及び請求項7に対応する実施形態に係るフローチャートである。
まず、請求項6に係る排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cとを備えている。この実施形態に係るプリンタ1の特徴的な構成は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には画像形成部による画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示し、表示後にもオペレーターによる排紙トレイ上の用紙除去が行なわれない場合のみ、シフトソート、或いは仕切り紙の挿入による仕分け動作を実行するようにした点にある。
図7に示した請求項5の発明との相違点について、図8のフローチャートに従って説明する。
受信した新しいジョブに係るビデオデータの1ページ目の画像形成(印刷)に先立ち(S601、S602 YES)、空の排紙先が存在しない場合は(S603 N0)、S605へ進み、画像形成動作を停止して警告画面を表示し、タイマーを起動して次の処理へ移行するまでの決められた時間を計時する。
警告画面としては「空いている排紙先がありません。排紙先から用紙を取り除いてください」等のメッセージを表示することを一例とする。また、前述したタイマーの設定時間は固定でもユーザーが任意に設定できるものとしても構わない。
タイマーが経過するまではS606からS603へ戻り、空の排紙先を検索する。
一定時間経過しても空の排紙先が存在(発生)しない場合は、S607にて排紙先を決定し、仕分け方法を設定する。ここでの排紙先の決定方法は、図3中のS103のように直前に使用した排紙トレイの次の順番の排紙トレイとしたり、或いは図7のS505のようにある特定の排紙先に変更するなどが考えられるが、ここでは特にその方法には問わない。また、排紙先の排紙トレイにおける仕分け方法の例としてはシフトソートや、仕切り紙の挿入の方法が考えられる。
以上の構成によって、タイマーの計時中に用紙が除去され、空の排紙トレイが現れた場合にはその排紙トレイへ排紙先が切り換わり出力させることができる。この実施形態では、空の排紙トレイが存在しない場合には、画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていた用紙を取り除くことができる場合には、シフトソートや仕切り紙の挿入機能が実装された排紙装置においても、同一排紙トレイ上に異なったジョブの用紙が混載することを防ぐことができる。
【0017】
次に、請求項7記載のプリンタ1は、請求項6に対応する実施形態において、画像形成動作を停止した後、オペレータにより排出先や仕分け方法を指定可能に構成されている点が特徴的である。
図8のフローチャート中のS701,S702が請求項7の発明に対応した追加ステップである。
本発明ではオペレーターからの入力を可能にしているため、S605で表示する画面としては次の例のようになる。「空いている排紙先がありません。排紙先から用紙を取り除くか、排紙先と仕分け方法を指定してください」とメッセージを出し、排紙先と仕分け方法の選択肢のボタンが表示される。
S606の設定時間が経過する前では、S701にて警告画面の表示中に操作パネル等からの入力の有無を判定し、入力が有った場合はS702にてその入力された排紙先と仕分け方法が設定される。S701において、操作パネルからの入力が無い場合にはS603へ戻り、空のトレイの検索と入力待ちが、設定時間が経過するまで繰り返される。
以上のように本実施形態では、空の排紙先が無い場合にはオペレーターが排紙先と仕分け方法を任意に指定することが可能となる。排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができるので、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白となり、目的とするジョブの選別が容易になる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、画像形成装置に設けられた限られた数の排紙トレイを有効活用して、空の排紙トレイが存在しない時であっても、積極的に混載を行い、同一トレイ上に先に出力されている印刷物との仕分けを容易にすることができる。このため、装置の稼働率を高め、生産性を向上できる。
即ち、請求項1記載の画像形成装置では、あるジョブに属する用紙の排紙先としての排紙トレイに既に他のジョブに属する用紙が出力されている場合は、シフトソート機能を利用して同一排紙トレイ上に混載するようにしたので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブが印刷可能であり、かつ先に排紙されているジョブと後から排出するジョブとを容易に仕分けることができる。
請求項2記載の画像形成装置では、排紙先として指定された排紙トレイに既に用紙が出力されている場合には、既排紙の用紙と後続の用紙との間に仕切り紙を挿入する機能を利用することによってジョブを仕分けることができる。
請求項3記載の画像形成装置では、同一ジョブの複数部印刷のときの部の切れ目では排紙先を変更しないので、シフトソート機能、仕切り紙挿入機能の実行時であっても、同一ジョブが複数の排紙先において他のジョブと混載することがなく、ジョブとして同一排紙トレイにまとまって排出されるので、ユーザーが自分のジョブを選別するのが容易となる。
請求項4記載の画像形成装置では、一つの排紙トレイ上においてジョブが混載した場合には表示装置によって混載していることが示されるので、排紙トレイに積載されている用紙が1ジョブなのか複数ジョブなのかが容易に識別でき、他人の印刷物を一緒に持って行くような間違いを減らすことができる。
【0019】
請求項5記載の画像形成装置では、新たなジョブによる印刷用紙の排紙先を探す際に、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排出するようにしたので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。
請求項6記載の画像形成装置では、新たなジョブによる印刷用紙の排紙先を探す際に、空の排紙トレイが存在しない場合には印刷を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていたジョブを取り除くことができる場合には、シフトソート機能、仕切り紙挿入機能が実装された装置においても同一排紙トレイでのジョブの混載を防ぐことができる。
請求項7記載の画像形成装置では、排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができ、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白なため目的のジョブの選別が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの概略構成図。
【図3】請求項1に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図4】請求項2に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図5】請求項3に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図6】請求項4に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図7】請求項5に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図8】請求項6及び請求項7に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置(プリンタ)、2 プリンタ本体、3a、3b 給紙トレイ、4 搬送経路、5 画像形成部、6 レジストローラ、7 感光体ドラム、8帯電部,9 現像部,10 転写部、11 定着部、15 排紙コロ、20 排紙装置、21 搬送経路、22a〜22c 分岐ユニット(排紙先切り替え機構)、T1〜T4 排紙トレイ、23a〜23d 表示装置、101 操作パネル、102 記憶装置、103 エンジン、105 設定内容管理部、106 エンジンI/F、107 データ受信部、108 データ処理部、109 ビデオ処理部、110 大容量記憶装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、印刷装置等の画像形成装置における排紙装置の改良に関し、特に異なったジョブに基づいて画像形成を受けた用紙が同一排紙トレイ上に混載された場合であっても、異ジョブに属する用紙間を仕分けすることを可能とした画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成部にて画像形成を受けた用紙を機外に排出する際に、機外に配置した複数の排紙トレイ上にジョブ単位、或いは部単位で仕分け排出するようにした画像形成装置は従来から知られている。
上記の如き画像形成装置をLAN等のネットワークを介して接続した複数のコンピュータ等のホストマシンによって共用する場合、画像形成装置の同一排紙トレイ上に異なるユーザーの印刷物(異なるジョブに属する印刷物)が混載して排紙されると、自己の印刷物のみを判別して取り出すのに多大の労力を必要としたり、他人の印刷物と取り違えて一緒に持って行ってしまう等の不都合が起きやすくなる。
このような問題点を解決するためにジョブ単位で排紙先となる排紙トレイを変更使用する方法は公知技術として存在している。
【0003】
また、特開平10−211752号では、排紙トレイを備えたプリンタをネットワークに接続して複数のホストマシンによって共有使用する場合に、空の排紙トレイがある場合のみ印刷ジョブを受け付けて当該空の排紙トレイに排紙する技術と、全ての排紙トレイが空でないときは既排紙済みのユーザーと同じユーザーのジョブのみ受け付けて、当該ユーザーが使用している排紙トレイに排紙するようにした技術が開示されている。しかし、空の排紙トレイが存在しないときにジョブを受け付けないようにすると、装置の排紙可能容量とは無関係に排紙トレイの数だけで出力可能ジョブ数が制限され、頻繁に印刷が滞ることになり、生産性を落とす原因になる。また、既排紙済みのユーザーと同一のユーザーによる後続のジョブのみに限って受け付ける場合も、利用可能なユーザーが極限されることとなり、印刷の停滞、生産性の低下をもたらすことが明らかである。
また、特開平6−191128号公報には、排紙先の排紙トレイ上に既に用紙があることを検知してユーザーに告知することにより、自分の印刷した印刷物がどの排紙トレイ上にあるのかを容易に知り得るようにしたプリンタが開示されている。しかし、この公報記載の技術によっても、画像形成装置の同一排紙トレイ上に異なるユーザーの印刷物が混載して排紙された場合には、自己の印刷物のみを取り出すのが困難化したり、他人の印刷物との取り違えを防ぐことは困難である。また、空の排紙トレイが存在しない場合の効率的な排紙トレイの使用方法については示唆さえもなされていない。
【特許文献1】特開平10−211752号公報
【特許文献2】特開平6−191128号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、画像形成装置に設けられた限られた数の排紙トレイを有効活用して、空の排紙トレイが存在しない時であっても、積極的に混載を行い、同一トレイ上に先に出力されている印刷物との仕分けを容易にすることができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、少なくとも一つの排紙トレイをシフトさせながらソートするシフトソート機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行することを特徴とする。
請求項1記載の画像形成装置によれば、新たな別のジョブにより出力する排紙トレイ上に既に用紙が収容されている場合は、シフトソート機能により同一排紙トレイ上での仕分けを可能とするので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブが印刷可能であり、かつ先に排紙されているジョブに属する用紙と後から排出するジョブに係る用紙とを容易に仕分けることができる。
請求項2の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、排紙トレイ上の用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記仕切り紙挿入機構を用いて当該排紙トレイ上の用紙上に仕切り紙を排出してから後続の用紙の排出を実行することを特徴とする。
請求項2記載の画像形成装置によれば、新たなジョブに属する用紙の排紙先となる排紙トレイに既に別のジョブに属する用紙が収容されている場合は、先行するジョブに属する用紙上に仕切り紙を挿入してから次のジョブに属する用紙を排出するので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブの印刷が可能であり、かつ先行するジョブに係る用紙と後続のジョブに係る用紙とを容易に仕分けることができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記制御部は、同一ジョブを複数部画像形成する際に、部間の切れ目では排紙先を変更しないことを特徴とする。
請求項3記載の画像形成装置によれば、同一排紙トレイに複数の異なったジョブによる用紙が混載する条件での複数部印刷では、複数の排紙先へ同じ印刷内容の用紙が一部ずつ排紙されると、印刷終了後にユーザーが回収する際に手間が増え、また取り忘れる可能性が高くなるため、同一ジョブにおける複数部印刷の部の切れ目では排紙先を変更しないようにした。
【0006】
請求項4の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、各排紙トレイ上の状態を表示する表示装置と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されており、異なったジョブに属する用紙が混載した場合には前記表示装置によって混載が発生したことを表示することを特徴とする。
請求項4記載の画像形成装置によれば、排紙トレイ上で異なったジョブに属する用紙が混載していることをユーザーに明確に通知することによって、自己のジョブに属する用紙の取り間違えを防ぐことが可能となる。即ち、排紙トレイにおいてジョブが混載したら表示装置によって混載していることが示されるので、排紙トレイに積載されている用紙が1ジョブなのか複数ジョブなのかが容易に識別できるので、他人の印刷物を一緒に持って行くような間違いを減らすことができる。
請求項5の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排紙することを特徴とする。
請求項5記載の画像形成装置によれば、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排出されるので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。即ち、一つの排紙トレイには一つのジョブによる用紙のみが排出されている方がジョブの仕分けが容易なのは明白なので、混載する可能性のある排紙トレイを限定し、他の排紙トレイではジョブが混載しないようにするものである。
【0007】
請求項6の発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には画像形成部による画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示し、表示後にオペレーターによる排紙トレイ上の用紙除去が行なわれない場合のみ、請求項1、又は2記載の仕分け動作を実行することを特徴とする。
請求項6記載の画像形成装置によれば、空の排紙トレイが存在しない場合には印刷を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていたジョブを取り除くことができる場合には、請求項1、2記載の機能が実装された装置においても同一排紙トレイでのジョブの混載を防ぐことができる。即ち、オペレーターの簡単な用紙除去作業によって異なったジョブに属する用紙の混載を防げる場合が多いので、各種仕分け機能を利用して用紙を排出する前にオペレーターに対して警告を表示させ、オペレーターによる排紙トレイの用紙除去が実施されない場合のみ仕分け機能を用いて排出させる。
請求項7の発明は、請求項6において、前記画像形成動作を停止した後、排出先や仕分け方法を指定可能に構成されていることを特徴とする。
請求項7記載の画像形成装置によれば、請求項6において、先に排出されているジョブに属する用紙を取り除くことが困難な場合には、どこにどのように排出するかをオペレーターが任意に指定できるようにした。排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができるので、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白になるため目的のジョブの選別が容易になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示した実施の形態により詳細に説明する。
図1は本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図である。
このプリンタ1は、LCDやLED等の情報表示部と入力キーを備え、印刷条件等の設定内容の確認と設定の変更を指示したり、LCDへのメッセージ表示やLEDの点灯によってアラート等の状態表示を行う操作パネル101と、HDDやNVRAM等の不揮発性メモリによって、各種設定内容の初期値や現在の設定値を記憶する記憶装置102と、画像形成部や給排紙トレイ、用紙搬送部を含むエンジン103と、操作パネル101に表示する内容やLEDの点灯を制御し、キー入力情報を設定内容管理部105に伝える画面制御部104と、記憶装置102から読み込んだ各種設定内容と、画面制御部104から受けとるキー入力情報と、エンジンI/F106を通じて受け取るエンジン情報によって現在の設定内容を決定し、それを画面制御部104とエンジンI/F106を通じて通知したり、記憶装置102への記憶を行う設定内容管理部105と、給紙トレイにセットされた用紙サイズ等のエンジン情報をエンジン103から受け取って設定内容管理部105へ渡したり、ビデオデータをエンジン103へ送信するエンジンI/F106と、ホストコンピューター120からのデータを受信するデータ受信部107と、受信したデータを処理し、改ページ処理までを1ページ分のページバッファに展開したり、ページバッファに展開されたデータを大容量記憶装置110にジョブ単位で蓄積するデータ処理部108と、ページバッファ内のデータをビデオデータとしてエンジンI/F106を介してエンジン103へ送信するビデオ処理部109と、HDD等の不揮発性メモリによってページバッファに展開されたデータをジョブ単位で蓄積する大容量記憶装置110と、を備えている。
なお、画面制御部104,設定内容管理部105,エンジンI/F106、データ処理部108,及びビデオ処理部109は、制御部を構成している。
【0009】
次に、図2は本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの概略構成図である。
このプリンタ1は、プリンタ本体2と、排紙装置20と、を備えている。
プリンタ本体2は、上下2段の給紙トレイ3a、3bと、各給紙トレイ3a、3bから夫々給送された用紙を搬送する搬送経路4と、電子写真式の画像形成部5と、画像形成部5に用紙を所定のタイミングで供給するレジストローラ6と、排紙口に設けた排紙コロ15と、を備えている。画像形成部5は、感光体ドラム7と、その周囲に配置された帯電部8,現像部9,転写部10、定着部11などを備えている。なお、画像形成部における画像形成方式(印刷方式)は電子写真式に限らず、インクジェット印字機構等々、あらゆる印刷方式を採用可能である。
排紙装置20は、プリンタ本体2の排紙コロ15から排出されてきた用紙を各排紙トレイT1〜T4に分岐搬送する搬送経路21と、排紙先としての排紙トレイT1〜T4をジョブ単位(或いは部単位)で切り換える分岐ユニット(排紙先切り替え機構)22a〜22cと、上下方向に多段状に配置された排紙トレイT1〜T4と、を備えている。
分岐ユニット22a〜22cは、例えば図示しないソレノイドにより回動駆動される分岐爪であり、制御部からの制御信号による排紙先の指定により搬送経路を切り換え、何れか任意の排紙トレイへの選択的な排出を可能とする。
符号23a〜23dは、各排紙トレイ毎に設けられ外部から視認可能な表示装置であり、例えばLEDを用いる。
各排紙トレイT1〜T4には、用紙の存否を検知するセンサを配置し、図示しないセンサからの検知信号は制御部に出力され、用紙の有無を制御部が認識できるように構成されている。
排紙装置20は、更に排紙トレイを排紙方向と直交する幅方向へシフトさせながらソートするシフトソート機構(図示せず)を備え、制御部からの指令により、モータ、或いはソレノイド等の駆動源によって排紙トレイをシフトさせる。各排紙トレイの直上流側に配置された排紙口からの排出位置を一定とする一方で、排紙トレイの横方向位置を所定距離シフトさせることにより、排紙トレイ上における用紙の積載位置をずらして積載することが可能となり、同一排紙トレイ上における仕分けが可能となる。
更に、排紙装置20は、排紙トレイ上に積載される用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構を備えている。仕切り紙は、例えば何れかの給紙トレイ、或いは専用の給紙トレイから給紙された用紙(例えば、色紙)を用い、画像形成を受けない状態で排紙装置20内に導いて、所要の排紙トレイに排出される。同一の排紙トレイ上に異なったジョブによる用紙を混載する際に、ジョブ間の区別をするために用紙間(ジョブ間)に挿入する。
なお、本明細書において、ジョブとは、異なったユーザーによって行われる異なった原稿(ビデオデータ)に基づく画像形成動作を指し、一つのジョブにおいて複数部画像形成する場合には一つのジョブ中に複数の部が含まれることとなる。
【0010】
次に、各請求項に対応する実施形態についてフローチャートに基づいて説明する。
まず、図3は請求項1に対応する実施形態のフローチャートであり、請求項1においては、排紙装置20が、複数の排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位(部単位を含む)で切り換える分岐ユニット22a乃至22c(排紙先切り替え機構)と、シフトソート機構と、を備えていることを前提としており、制御部は、排紙先として指定された排紙トレイに既に異なったジョブに属する用紙が収容されている場合は、シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行する。これを図3のフローチャートに従って説明する。
【0011】
まず、ホストコンピュータ120からプリンタ1が印刷用のビデオデータを受信(S101)した時に、そのデータが新しいジョブの先頭ページのデータか否かを判定する(S102)。当該データが先頭データではなく、2ページ目以降のデータである場合は(S102 No)、S106以降に進んで、画像データのページバッファへの展開、給紙、印刷(画像形成)、排紙を順次実行し、1ページ目が既に排出されている排紙トレイに印刷排紙する(S106〜109)。S102において、先頭データであった場合は、S103へ進み、排紙先を、以前のジョブに属する用紙を収容した排紙トレイ以外の他の排紙トレイへ切りかえる(S103)。ここでの切り換えの順序は、排紙トレイT1からT2,T3、T4へという如く、一定の規則を持たせてもよいし、そうでなくてもよい。次いで、切り換えた先の排紙トレイに既に排出された用紙があるか否かを判定する(S104)。用紙の有無は各排紙トレイに取り付けたセンサにて検知される。指定された排紙トレイ上に既排紙の用紙がなければそのままS106以降の各処理を実行することによって当該排紙トレイ上に排出される。当該排紙トレイ上に既排出の用紙がある場合には、制御部は、前記シフトソート機構を作動させて排紙トレイのシフト動作の設定を行ない、以降の排紙動作では排紙トレイに残っていた用紙とずれた位置に排紙されるシフトソートの機能が実行される。これにより、異なったジョブに属する用紙束間の区別、仕分けが確実に行われることとなる。
なお、S110において、排紙終了した用紙に係る印刷用データの後続の印刷用データが有ると判断された場合は、S101へ戻り、後続の印刷用データがなくなるまで、上記処理を繰り返す。
この実施形態によれば、例えば新たなジョブの先頭ページに相当する印刷済み用紙の排出先として指定された排紙トレイ上に既に排出されて積載された用紙が存在する場合にも、その排紙トレイをそのまま利用することを可能ならしめるために、排紙トレイをシフトして積載位置をずらすようにしたので、空の排紙トレイが存在しなくても、ジョブ毎の仕分け、区別を確実に行うことができるので、複数の排紙トレイのうちの何れかを有効利用することが可能となり、次のジョブの印刷、排紙が可能となる。
【0012】
次に、図4は、請求項2に対応する実施形態の動作を示すフローチャートであり、図3のフローチャートと異なるステップのみを示している。
請求項2の発明は、排紙装置20が、排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、排紙トレイ上の用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構と、を備えていることを前提としている。前述のように仕切り紙挿入機構は、印刷原稿の本文の印刷前に、排紙トレイ上の既排出用紙上に色紙のような仕切り用に適した用紙を1枚排出させることで、前後の用紙束間の切れ目を明確にする機能を備える。本実施形態では、制御部は、新たなジョブに係る先頭ページの排紙先として指定された排紙トレイ上に、既に先行する異なったジョブに属する用紙が収容されている場合は、仕切り紙挿入機構を用いて仕切り用紙の排出を実行するようにしている。
図4に示したS205は、図3のフローチャート中のS105の処理内容と置き換えられ、排出先の排紙トレイに用紙が残っている場合はここで仕切り紙を挿入する設定を行ない、新たなジョブの1ページ目を排出する前に仕切り紙を排出させる。このように処理を変えることで請求項1のシフトソート機能に代えて仕切り紙による仕分け動作を行なうことができる。シフトソート機能を有しない排紙装置20においても、空の排紙トレイが存在しない場合に、印刷を行った上で、確実にジョブ間の仕分け、区別が可能となる。
【0013】
次に、図5のフローチャート(要部)に基づいて請求項3に対応する実施形態について説明する。
請求項3に対応する発明では、制御部が、同一ジョブを複数部画像形成する際に、部間の切れ目では排紙先(排紙トレイ)を変更しないようにした点が特徴的である。
図5に示したS302は、図3のフローチャート中のS102の処理内容と置き換えられ、データ受信時の判定基準を、ジョブの先頭か否かではなく、部としての先頭かどうかの判定とし、同一原稿(ビデオデータ)の複数部印刷における部間の切れ目はジョブの切れ目とは判定しない。この判定によって、複数部指定の場合の部の切れ目では排紙先を変更せず同じ排紙先に連続して排紙させることが可能となる。ジョブの切れ目と判定した場合だけ、排紙先を変更する趣旨である。
同一排紙トレイに他のジョブによる用紙と混載する条件で、同一原稿(ビデオデータ)を複数部印刷する場合は、複数の排紙トレイへ同じ内容の用紙が一部ずつ排紙されると、印刷終了後にユーザーが回収する際に手間が増え、また取り忘れる可能性が高くなるため、複数部印刷の部の切れ目では排紙先を変更しないこととしたものである。
【0014】
次に、図6は請求項4に対応する実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
この実施形態では、排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排出用紙を収容する排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、各排紙トレイ上の状態を表示する表示装置23a〜23cと、を備えていることが前提である。そして、指定された排紙トレイに既に用紙が収容されており、一つの排紙トレイ(例えば、T1)上に排出されるジョブが混載した場合には、当該排紙トレイT1に対応する表示装置23aによって混載が発生したことを表示する。
即ち、図6のS405は図3のS105に置き換えられ、図3のS104において排紙先に用紙が存在することが判定された場合には、表示装置によってその旨を表示する。
図2中の各表示装置23a〜23cは例えばLEDから成り、各排紙トレイ上の状態によって点灯状態を切り替えるものとし、ここでは一例として次の3つの点灯状態を持つものとする。
▲1▼用紙なし:消灯、▲2▼用紙有りで混載なし:緑点灯、▲3▼用紙有りでジョブが混載:赤点灯
S102においてジョブの先頭ページであり、S104において排紙先の排紙トレイに用紙がないと判断された場合(図3のA)は、該当する排紙トレイのLEDを緑に点灯させる。また、図3のS105の処理内容を図6のS405に置き換え、排出先の排紙トレイに用紙が残っている場合はここで該当する排紙トレイのLEDを赤点灯に切り替える。
なお、このフローチャートには図示されないが、オペレーターが排紙トレイから用紙を取り去った場合はLEDを消灯させる。
以上の処理によって▲1▼▲2▼▲3▼の状態表示を適宜行なう。
この実施形態によれば、排紙トレイ上に異なったジョブに係る用紙群が混載していることをユーザーに明確に通知することによって、排紙トレイ上の積載用紙が1ジョブ分なのか、或いは複数ジョブ分なのかを容易に識別でき、自己のジョブの取り間違えを防ぐことができる。
【0015】
次に、図7は、請求項5に対応する実施形態のフローチャートである。
この実施形態に係る排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cと、を備えている。そして、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排紙するように制御した点が特徴的である。
これを図7のフローチャートに従って説明すると、ホストコンピューター120から、印刷用のビデオデータを受信(S501)した時に、その印刷用データが新しいジョブの先頭頁であるか否かを判定する(S502)。ジョブの先頭頁である場合は、空の排紙トレイを検索して(S503)、空の排紙トレイが有ればそこを排紙先として変更し(S504)、空の排紙先が無い場合はある特定の排紙トレイに排紙先を変更する(S505)。特定の排紙トレイとしては、排紙容量が一番大きいものや或いは搬送パスが一番短いもの等、その装置の構造や優先される目的によって決められるものとし、ここでは特に限定しない。
S506〜S509の、ページバッファへのデータ展開、給紙、印刷、排紙処理については、図3のS106以降の処理と同じである。
この実施形態では、新たに送信されてきた印刷用のデータがジョブの先頭ページである場合に、空の排紙トレイが存在すればそこに排紙する一方で、存在しない場合には特定の排紙トレイに排出されるので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。
【0016】
次に、図8は、請求項6及び請求項7に対応する実施形態に係るフローチャートである。
まず、請求項6に係る排紙装置20は、複数の排紙トレイT1〜T4と、排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構22a〜22cとを備えている。この実施形態に係るプリンタ1の特徴的な構成は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には画像形成部による画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示し、表示後にもオペレーターによる排紙トレイ上の用紙除去が行なわれない場合のみ、シフトソート、或いは仕切り紙の挿入による仕分け動作を実行するようにした点にある。
図7に示した請求項5の発明との相違点について、図8のフローチャートに従って説明する。
受信した新しいジョブに係るビデオデータの1ページ目の画像形成(印刷)に先立ち(S601、S602 YES)、空の排紙先が存在しない場合は(S603 N0)、S605へ進み、画像形成動作を停止して警告画面を表示し、タイマーを起動して次の処理へ移行するまでの決められた時間を計時する。
警告画面としては「空いている排紙先がありません。排紙先から用紙を取り除いてください」等のメッセージを表示することを一例とする。また、前述したタイマーの設定時間は固定でもユーザーが任意に設定できるものとしても構わない。
タイマーが経過するまではS606からS603へ戻り、空の排紙先を検索する。
一定時間経過しても空の排紙先が存在(発生)しない場合は、S607にて排紙先を決定し、仕分け方法を設定する。ここでの排紙先の決定方法は、図3中のS103のように直前に使用した排紙トレイの次の順番の排紙トレイとしたり、或いは図7のS505のようにある特定の排紙先に変更するなどが考えられるが、ここでは特にその方法には問わない。また、排紙先の排紙トレイにおける仕分け方法の例としてはシフトソートや、仕切り紙の挿入の方法が考えられる。
以上の構成によって、タイマーの計時中に用紙が除去され、空の排紙トレイが現れた場合にはその排紙トレイへ排紙先が切り換わり出力させることができる。この実施形態では、空の排紙トレイが存在しない場合には、画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていた用紙を取り除くことができる場合には、シフトソートや仕切り紙の挿入機能が実装された排紙装置においても、同一排紙トレイ上に異なったジョブの用紙が混載することを防ぐことができる。
【0017】
次に、請求項7記載のプリンタ1は、請求項6に対応する実施形態において、画像形成動作を停止した後、オペレータにより排出先や仕分け方法を指定可能に構成されている点が特徴的である。
図8のフローチャート中のS701,S702が請求項7の発明に対応した追加ステップである。
本発明ではオペレーターからの入力を可能にしているため、S605で表示する画面としては次の例のようになる。「空いている排紙先がありません。排紙先から用紙を取り除くか、排紙先と仕分け方法を指定してください」とメッセージを出し、排紙先と仕分け方法の選択肢のボタンが表示される。
S606の設定時間が経過する前では、S701にて警告画面の表示中に操作パネル等からの入力の有無を判定し、入力が有った場合はS702にてその入力された排紙先と仕分け方法が設定される。S701において、操作パネルからの入力が無い場合にはS603へ戻り、空のトレイの検索と入力待ちが、設定時間が経過するまで繰り返される。
以上のように本実施形態では、空の排紙先が無い場合にはオペレーターが排紙先と仕分け方法を任意に指定することが可能となる。排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができるので、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白となり、目的とするジョブの選別が容易になる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、画像形成装置に設けられた限られた数の排紙トレイを有効活用して、空の排紙トレイが存在しない時であっても、積極的に混載を行い、同一トレイ上に先に出力されている印刷物との仕分けを容易にすることができる。このため、装置の稼働率を高め、生産性を向上できる。
即ち、請求項1記載の画像形成装置では、あるジョブに属する用紙の排紙先としての排紙トレイに既に他のジョブに属する用紙が出力されている場合は、シフトソート機能を利用して同一排紙トレイ上に混載するようにしたので、空の排紙トレイが存在しなくても次のジョブが印刷可能であり、かつ先に排紙されているジョブと後から排出するジョブとを容易に仕分けることができる。
請求項2記載の画像形成装置では、排紙先として指定された排紙トレイに既に用紙が出力されている場合には、既排紙の用紙と後続の用紙との間に仕切り紙を挿入する機能を利用することによってジョブを仕分けることができる。
請求項3記載の画像形成装置では、同一ジョブの複数部印刷のときの部の切れ目では排紙先を変更しないので、シフトソート機能、仕切り紙挿入機能の実行時であっても、同一ジョブが複数の排紙先において他のジョブと混載することがなく、ジョブとして同一排紙トレイにまとまって排出されるので、ユーザーが自分のジョブを選別するのが容易となる。
請求項4記載の画像形成装置では、一つの排紙トレイ上においてジョブが混載した場合には表示装置によって混載していることが示されるので、排紙トレイに積載されている用紙が1ジョブなのか複数ジョブなのかが容易に識別でき、他人の印刷物を一緒に持って行くような間違いを減らすことができる。
【0019】
請求項5記載の画像形成装置では、新たなジョブによる印刷用紙の排紙先を探す際に、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排出するようにしたので、特定の排紙トレイでのみジョブの混載が発生し、他の排紙トレイではジョブの混載が発生しない。そのため、空の排紙トレイが存在しなくても後続のジョブが印刷可能でありながら、排紙トレイの数を最大限に活用したジョブ毎の排紙先の変更機能も利用することができる。
請求項6記載の画像形成装置では、新たなジョブによる印刷用紙の排紙先を探す際に、空の排紙トレイが存在しない場合には印刷を停止してオペレーターに警告を表示するので、オペレーターが容易に先に排出されていたジョブを取り除くことができる場合には、シフトソート機能、仕切り紙挿入機能が実装された装置においても同一排紙トレイでのジョブの混載を防ぐことができる。
請求項7記載の画像形成装置では、排出先や仕分け方法をオペレーターが任意に指定することができ、同一排紙トレイにジョブを混載させる場合でも、どこにどのような仕分け方法で排出されるかが明白なため目的のジョブの選別が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタの装置構成を示す機能ブロック図。
【図2】本発明の一実施形態に係る画像形成装置としてのプリンタの概略構成図。
【図3】請求項1に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図4】請求項2に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図5】請求項3に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図6】請求項4に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図7】請求項5に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【図8】請求項6及び請求項7に対応する実施形態の制御手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 画像形成装置(プリンタ)、2 プリンタ本体、3a、3b 給紙トレイ、4 搬送経路、5 画像形成部、6 レジストローラ、7 感光体ドラム、8帯電部,9 現像部,10 転写部、11 定着部、15 排紙コロ、20 排紙装置、21 搬送経路、22a〜22c 分岐ユニット(排紙先切り替え機構)、T1〜T4 排紙トレイ、23a〜23d 表示装置、101 操作パネル、102 記憶装置、103 エンジン、105 設定内容管理部、106 エンジンI/F、107 データ受信部、108 データ処理部、109 ビデオ処理部、110 大容量記憶装置。
Claims (7)
- 用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、少なくとも一つの排紙トレイをシフトさせながらソートするシフトソート機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記シフトソート機構を用いて当該排紙トレイを用いたシフトソートを実行することを特徴とする画像形成装置。 - 用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、排紙トレイ上の用紙間に仕切り紙を挿入する仕切り紙挿入機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されている場合は、前記仕切り紙挿入機構を用いて当該排紙トレイ上の用紙上に仕切り紙を排出してから後続の用紙の排出を実行することを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、同一ジョブを複数部画像形成する際に、部間の切れ目では排紙先を変更しないことを特徴とする請求項1、又は2に記載の画像形成装置。
- 用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、各排紙トレイ上の状態を表示する表示装置と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、排紙先として指定した排紙トレイに既に用紙が収容されており、異なったジョブに属する用紙が混載した場合には前記表示装置によって混載が発生したことを表示することを特徴とする画像形成装置。 - 用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には特定の排紙トレイに排紙することを特徴とする画像形成装置。 - 用紙上に画像を形成する画像形成部と、画像形成を受けて排出される用紙を収容する複数の排紙トレイと、排紙先としての排紙トレイをジョブ単位で切り換える排紙先切り替え機構と、これらを制御する制御部と、を備えた画像形成装置において、
前記制御部は、空の排紙トレイがある場合にジョブ単位で空の排紙トレイへ排紙先を切り替える機能を備え、空の排紙トレイが存在しない場合には画像形成部による画像形成動作を停止してオペレーターに警告を表示し、表示後にオペレーターによる排紙トレイ上の用紙除去が行なわれない場合のみ、請求項1、又は2記載の仕分け動作を実行することを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像形成動作を停止した後、排出先や仕分け方法を指定可能に構成されていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
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