JP2004224518A - 印刷装置 - Google Patents

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JP2004224518A
JP2004224518A JP2003015153A JP2003015153A JP2004224518A JP 2004224518 A JP2004224518 A JP 2004224518A JP 2003015153 A JP2003015153 A JP 2003015153A JP 2003015153 A JP2003015153 A JP 2003015153A JP 2004224518 A JP2004224518 A JP 2004224518A
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裕 松本
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Abstract

【課題】大量印刷が行われるとき印刷物の取り扱いを容易にする。
【解決手段】プリンタ1は、ソートモード、仕切紙挿入モードを有し、これらのモードが設定され、印刷をスタートすると、印刷を行い、印刷済みシートを印刷部数毎に仕分ける。このとき、印刷部数毎に仕切紙を挿入するために仕分け部数を設定しておくと、仕分け部数検知手段14は、仕分けられた印刷部数が設定された仕分け部数に到達したか否かを検知する。仕分け部数に到達したとき、プリンタ1の仕切紙挿入手段(不図示)は、仕分け部数毎に仕切紙を挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、転写紙トレイから給紙される転写紙に印刷を行い、該転写紙をソートして所定の印刷部数毎に仕切紙トレイから仕切紙を給紙して挿入する手段を有する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、異なるアプリケーションによりコピー機能、ファクシミリ機能、オンラインプリンタ機能等の複数の異なる機能を備えた所謂デジタル複合機が開発されている。このようなデジタル複合機においては、異なる機能による記録紙が同一の排紙トレイに排紙されと、機能毎の記録紙を仕分けるのが困難になる。
【0003】
異なるアプリケーションの機能による記録紙の仕分けを容易にするために、例えば、先行のアプリケーションがファクシミリで後続のアプリケーションがコピーである場合、後続のアプリケーションのコピー動作において得られた記録紙を排出する前に他のサイズ、送り方向の記録紙、例えばA3縦サイズの記録紙を一枚合紙として、先行して排紙された記録紙上に排出する発明が開示されている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】特開平6−255879号公報(段落(0006)、(0007)、(0008))
【0005】
しかしながら、前記特許文献1の発明においては、コピー動作で得られた記録紙に部数単位で合紙を挿入することは行われていないので、部数単位で記録紙を取り扱うのに不便があった。このような不便を解消するために、多段給紙カセットを持つ複合機能の画像形成装置において、1ジョブ(プリンタ機能の場合は、1部出力)を出力した後、所定の給紙カセットから合紙用の紙(仕切り用の紙)を出力する発明が開示されている(特許文献2参照)。
【0006】
【特許文献2】特開平8−23412号公報(段落(0015)、(0016)、図2、図3)
【0007】
しかしながら、前記特許文献2の発明においては、大量部数の5部毎とか10部毎など一定部数毎に仕切り紙を挿入することは行われていないので、印刷物の配布時などの取り扱いが容易でなかった。また2部以上の印刷部数の設定がなされていない、或いは仕切紙用のトレイが用意されていない等、仕分けができる設定や設備状況が整っていないにも拘わらず仕分け動作が指示さると、印刷装置を印刷途中で停止させ、設備状況を再整備するため印刷効率が低下していた。更に、ステープル等の元々仕分けを行う動作に対してユーザーが重ねて仕分けを指示するために無駄な仕分け動作が行われるという問題があった。更に印刷用紙にパンチなどの加工が行われるとき、仕切紙にもパンチが行われ、仕切紙の再使用ができなくなるという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の第1の目的は、大量印刷が行われるとき、印刷物の取り扱いを容易にすることであり、第2の目的は、印刷装置に仕分けが可能な印刷部数が設定されていない、又は仕分けを可能にするトレイなどの設備状況が整っていない状況下で仕分けが指示されたとき、印刷効率の低下が生じないようにようにすることである。また第3の目的は、本来仕分けが不要である、或いは仕分けの効果が得られないにも拘わらず仕分けが指示されたとき、無駄な仕分け動作が行われないようにすることである。更に第4の目的は、印刷用紙にパンチなどの加工が行われるとき、仕切紙の再利用を可能にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、印刷済みシートを印刷部数毎に仕分け、該仕分けた印刷部数毎に仕切紙を挿入する手段を備えた印刷装置において、前記仕切紙を挿入するために印刷部数毎の仕分け部数を設定する手段と、前記仕分けられた印刷部数が設定された仕分け部数に到達したか否かを検知する手段と、前記仕分け部数に到達したとき、印刷部数毎に仕切紙を挿入する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0010】
請求項2の発明は、請求項1記載の印刷装置において、前記仕切紙を挿入するために印刷部数毎の仕分け部数を設定する手段は、仕分け部数を任意に設定可能にしたことを特徴とする印刷装置である。
【0011】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の印刷装置において、設定された印刷部数毎の仕分け部数を検知する手段と、複数の印刷部数毎の仕分け部数の設定が検知されないとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1又は2記載の印刷装置において、仕切紙が収納される仕切紙トレイを検知する手段と、仕切紙トレイが検知されないとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置において、パンチを実行する手段と、パンチモードを設定する手段と、パンチモードが設定されているか否かを判定する手段と、パンチモードが設定されているとき、仕切紙にパンチを行わないように制御する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0014】
請求項6の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置において、ステープル留めを行う手段と、試し印刷を行う手段と、ステープル留め又は試し印刷を設定する手段と、ステープル留め又は試し印刷が設定されたか否かを判定する手段と、ステープル留め又は試し印刷が設定されているとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0015】
請求項7の発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷装置において、記録紙が収納される記録紙トレイと仕切紙が収納される仕切紙トレイが同一トレイか否かを判定する手段と、記録紙トレイと仕切紙トレイが同一トレイと判定されたとき、印刷動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0016】
請求項8の発明は、請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷装置において、前記仕切紙トレイを他の仕切紙トレイに切替える手段と、仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられたか否かを判定する手段と、仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられたとき、印刷を継続させ、仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられないとき、印刷動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0017】
請求項9の発明は、請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷装置において、仕切紙サイズと転写紙サイズを比較する手段と、仕切紙サイズが転写紙サイズより小さいとき、印刷動作を停止する手段と、を備えたことを特徴とする印刷装置である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明が適用される印刷装置の要部ブロック構成図である。
図1において、プリンタ1は、コントローラ2、オペレーションパネル4及びプリンタエンジン13からなり、電気通信回線を介してホストマシン3から制御コード及び印字データを受信する。
【0019】
コントローラ2は、オペレーションパネル4で設定されている制御モード及びホストマシン3から受信した制御コードに従って、ホストマシン3から受信した印字データを画像データに変換してプリンタエンジン13に出力する。
【0020】
続いてコントローラ2の構成要素について述べると、ホストI/F5は、ホストマシン3からプリンタ1への制御信号、印字データ及びプリンタ1からホストマシン3へのステータス信号のインターフェースである。プログラムROM6は、コントローラ2内のデータ管理や周辺モジュールを制御するためのプログラムを記憶する記憶装置である。
【0021】
CPU9は、プログラムROM6に記憶されたプログラムに従ってホストマシン3からの印字データ及び制御データを処理する。
【0022】
RAM10は、CPU9がコントローラ2を制御するときのワークメモリ、及びホストマシン3から受信した印字データをページ単位で管理して一時的に記憶するバッファ、及び一時的に記憶された印字データを実際の印字パターンに変換した画像データを記憶するビットマップメモリとして使用される記憶装置である。
【0023】
NV−RAM11は、電源を切っても保持する必要があるデータを記憶しておくための不揮発性の記憶装置、フォントROM7は、印字に使用するさまざまな種類のフォントを記憶する記憶装置である。
【0024】
パネルI/F8は、プリンタ1の状態、オペレーションパネル4で設定されたモード、フォント等の切換えを行うための信号のインターフェースである。エンジンI/F12は、コントローラ2からプリンタエンジン13への制御信号、プリンタ1からコントローラ2へのステータス信号のインターフェースである。
【0025】
オペレーションパネル4は、プリンタ1の作動状況やユーザーが指示した内容を表示する液晶型の表示部と、ソートモード、パンチモード、ステープルモード、仕切紙挿入モード等の各種モードの選択やフォントの切換えを指示するためのキー操作部から構成される。
【0026】
仕分け部数検知手段14は、ユーザーが設定したソートによる印刷部数を検知する。また仕切紙トレイ検知手段15は、転写紙トレイのうちの所定のトレイが仕切紙トレイとして設定されたトレイを検知する。
【0027】
プリンタエンジン13は、コントローラ2からのビデオ信号及び制御信号により不図示の感光体ドラム上に静電潜像を作成し、トナー像を現像し、不図示の給紙部から給紙された転写紙に転写、定着して画像を形成する画像形成部である。
【0028】
プリンタ1は、図1では図示が省略されているが、プリンタエンジン13に給紙する転写紙を収納する転写紙トレイを備え、この転写紙トレイの所定のトレイは設定により後述する仕分けのための仕切紙を収容する仕切紙トレイとなる。プリンタ1は更に不図示の、画像が形成された転写紙をソートするソート装置、ソートにより作成された印刷部数毎に仕切紙を挿入する装置、パンチを行うパンチ装置、及びステープル留めを行うステープル装置を有する後処理装置を備える。
【0029】
前記構成になるプリンタ1の通常の印刷動作を説明すると、ホストマシン3からホストI/F5を通して受信した制御データ及び印字データは、CPU9により印字データと印字制御データ(SP,CR,LF,HT,VT…等)及びその他の制御データに分けられ、印字データ及び印字制御データは、制御コードに変換されてRAM10に記憶される。ホストマシン3からのプリント命令又はホストマシン3から受信した1ページ分を超えた場合は、コントローラ2は、まず中間コードをビデオデータに変換し、それが終了した時点でエンジンI/F12を通してプリンタエンジン13にプリントスタートの命令を出す。以上のような一連の流れでホストマシン3からの印字データがプリンタエンジン13にて印字される。印字は、所謂電子写真方式により行われる。このとき、後処理装置にソートやパンチの指示がなされていると、ソートやパンチの処理を行って印刷済み用紙を出力する。
【0030】
続いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)プリンタ1は、給紙トレイのうちのいずれかのトレイが仕切紙トレイとして設定され、ソートモード及び仕切紙挿入モードが選択されたとき、印刷に先立ち仕切紙トレイから仕切紙を給紙すると共に、設定された一定の印刷部数毎に次の印刷に先立って仕切紙を給紙することを特徴とする。
【0031】
図2は、一定の仕分け部数で仕切紙を挿入する状態を説明する図であり、図中、図2(A)は5ページものを5部印刷する場合に1部毎に、図2(B)は2部毎にそれぞれ仕切紙を挿入する状態を示す。
ユーザーはオペレーションパネル4から通常の印刷設定に加えて、ソートモード及び仕切紙を挿入するモードを選択し、ソートにより作成される印刷部数の1部毎に仕切紙を挿入するように仕分け部数を設定する。また、転写紙トレイの所定のトレイを仕切紙トレイとして設定する。
これらの設定後、印刷をスタートさせると、プリンタ1の仕切紙挿入手段は、印刷に先立って仕切紙0を排紙する(図2(A))。なお、仕切紙の参照番号は説明の都合上付したものである。そしてプリンタ1は、印刷を行い、印刷済み用紙を印刷部数毎に仕分ける。このとき前記設定に基いて、仕分け部数検知手段14は、まず印刷部数が2部目に到達したかどうか検知する。2部目に到達したことを検知すると、仕切紙挿入手段は、仕切紙トレイから仕切紙1を排紙し、3部目に到達したことを検知すると仕切紙2を排紙する。同じように4部目、5部目への到達を検知する毎に仕切紙3,4を排紙する。
【0032】
ユーザーは、任意の一定部数、例えば2部毎に仕切紙を挿入するように設定することができる。この設定に基いて給紙トレイの1つが仕切紙トレイとして設定され、印刷に先立って仕切紙10を排紙する(図2(B))。そして、プリンタ1の仕切紙挿入手段は、仕分け部数検知手段14が3部目の仕分け部数に到達したことを検知すると、仕切紙トレイから仕切紙11を排紙し、5部目に到達したことを検知すると仕切紙12を排紙する。
【0033】
本実施形態によれば、複数部数の印刷が行われる場合、1ジョブ内で任意の一定部数単位の仕分けを行うので、大量部数の印刷を行うとき、例えば5部毎や10部毎などに仕切紙を挿入して仕分けを行うので、印刷物の取り扱いが容易になる。
【0034】
(実施形態2)プリンタ1は、給紙トレイのうちのいずれかのトレイが仕切紙トレイとして設定され、ソートモード及び仕切紙挿入モードが選択されたとき、印刷に先立ち仕切紙トレイから仕切紙を給紙すると共に、設定された不特定の仕分け部数毎に次の印刷に先立って仕切紙を給紙することを特徴とする。
【0035】
図3は、任意の不特定の仕分け部数毎に仕切紙を挿入する状態を説明する図であり、図中、5ページものを10部印刷する場合に、任意の不特定部数である、2部目、4部目、8部目の印刷前に仕切紙を挿入する状態を示す。
ユーザーはオペレーションパネル4から通常の印刷設定に加えて、ソートモード及び仕切紙挿入モードを選択し、印刷の2部目、4部目及び8部目の仕切りに仕切紙を挿入するように仕分け部数を設定する。これらの設定後、印刷をスタートさせると、プリンタ1の仕切紙挿入手段は、印刷に先立って仕切紙20を排紙する。また前記設定に基いて仕分け部数検知手段14が4部目の仕分け部数に到達すると、3部目との仕切りに仕切紙トレイから仕切紙22を排紙し、同じように8部目の仕分け部数に到達すると7部目との仕切りに仕切紙23を排紙する。
【0036】
本実施形態によれば、同一の文書(10部)を複数の配布先(4箇所)に所定の部数(それぞれ1,2,4及び3部)ずつ送付する必要がある場合に、それぞれの必要部数毎に仕切紙を挿入して仕分けを行うので、印刷物の取り扱い(送付)が容易になる。
【0037】
(実施形態3)プリンタ1は、ソートモードが選択されない状態で、又は印刷部数が2部以上設定されない状態で仕切紙挿入モードの選択がなされたとき、仕切紙挿入モードを解除することを特徴とする。
【0038】
ソートモードが選択されない状態で、又は印刷部数が2部以上設定されない状態で仕切紙挿入モードの選択がなされたときは、本来、仕切紙の挿入はソートモードで行われることを前提としているので、ユーザーが誤って、ソートモードを選択しないで、また印刷部数が2部以上設定されないまま仕切紙挿入モードを選択してしまったような場合は、CPU9は、この状態を判定し、仕切紙挿入モードを解除して仕切紙の挿入動作を停止する。解除された状況は、オペレーションパネル4の表示部に表示しユーザーに通知してもよい。
【0039】
本実施形態によれば、ユーザーは、誤って仕切紙の挿入指定を行った場合であっても仕切紙挿入動作だけが停止されるので、印刷効率の低下をなくすことができる。
【0040】
(実施形態4)プリンタ1は、一定の部数毎に又は任意の不特定部数毎に仕切紙を挿入するとき、パンチモードの選択がなされた場合、仕切紙にはパンチを行わないことを特徴とする。
【0041】
CPU9は、仕切紙挿入モード及びパンチモードが選択され、一定の部数毎に又は任意の不特定部数毎に仕切紙を挿入する設定がなされたとき、これらのモードと、一定の部数毎又は任意の不特定部数毎の仕切紙の挿入の設定を判定し、本文転写紙にはパンチを行うが、仕切紙にはパンチを行わないないように制御する。
【0042】
本実施形態によれば、仕切紙はあくまで印刷単位の目印として仕分けを容易にするものであるから、仕切紙自体をファイルに綴じ込むことは通常行うことはないので、むしろ印刷用ではない色紙等が使用される。そして使用後は回収されて再使用する場合が多い。仕切紙にパンチが行われないことにより、仕切紙を再利用することができる。
【0043】
(実施形態5)プリンタ1は、仕切紙トレイが存在しないとき、又はステープル留めが指示されているとき、仕切紙の挿入モードを解除することを特徴とする。
【0044】
仕切紙トレイ検知手段15は、給紙トレイのうちのいずれかのトレイが仕切紙トレイとして設定されるとその設定を検知する。
【0045】
ユーザーにより仕切紙挿入モードが選択され、印刷指示がなされると、CPU9は、仕切紙トレイ検知手段15が仕切紙トレイの存在を検知したか否かを判定する。仕切紙トレイ検知手段15が仕切紙の存在を検知していないと判定したとき、仕切紙挿入モードの選択を解除し印刷動作を行う。
【0046】
またCPU9は、ステープル留めが指示されているか否かを判定する。その結果、ステープル留めが指示されていると判定されたときは、仕切紙挿入モードの選択を解除する。
【0047】
本実施形態によれば、仕切紙トレイが存在しない場合において、当該ジョブをエラーとして停止させてしまうと、エラー解除がなされない限り、後続のジョブの印刷が行われず印刷効率が低下するが、仕切紙挿入モードの選択が解除されるだけであるので、印刷効率低下はなくなる。
また、ステープル留め自体は、印刷単位に仕分けする動作を含むので、仕切紙を挿入して仕分けるという意義のない動作を重ねて行うことによる無駄な動作をなくすことができる。更に、ステープル機構が動作するとき、同一排紙先にステープルなしで排紙しようとすると複雑な制御が必要となる上、コスト、制御時間もかかるが、このような事態を回避することができる。
【0048】
(実施形態6)プリンタ1は、試し印刷が設定されているとき、試しの1部に関してのみ仕切紙の挿入モードを解除することを特徴とする。
【0049】
試し印刷とは、実際に印刷したい部数ではなく、1部のみを印刷して、当該ジョブの画像データはプリンタ1内のRAMに保存しておき、1部の印刷結果を確認した後、そのまま印刷を実行するかどうかを決めることができる印刷手法である。
【0050】
ユーザーにより仕切紙挿入モードの選択、試し印刷の設定がなされた後、印刷開始の指示がなされると、CPU9は、試し印刷の1部に関してのみ仕切紙の挿入を解除して印刷を行う。
【0051】
本実施形態によれば、印刷結果の確認のための最初の1部の印刷に仕切紙を排紙することは本来無意味であるので、このような無駄な動作を行うことをなくすことができる。
【0052】
(実施形態7)プリンタ1は、印刷用紙用の給紙トレイと仕切紙用の給紙トレイが同一トレイとして設定されたとき、エラーを表示して印刷動作を停止させることを特徴とする。
【0053】
仕切紙用トレイとして設定されたトレイには色紙等の特殊紙が収納され、印刷用紙用トレイとして設定されたトレイには白紙の印刷用紙が収納される。仕切紙と印刷用紙が同一給紙トレイを使用すると、次のような問題が発生する。即ち、仕切紙(色紙)と印刷用紙(白紙)のいずれかで統一して印刷を行うと、仕分けが行いにくくなり、仕切紙挿入の意義がなくなる、また仕切紙が給紙されるとき仕切紙を入れ、印刷用紙が給紙されるとき印刷用紙を入れるように印刷を停止するのでは印刷効率が低下してしまう。そこでプリンタ1は、予めエラーとして印刷動作を停止する。
【0054】
このためCPU9は、例えば設定された印刷用紙用の給紙トレイと仕切紙用の給紙トレイの番号を比較して、同一トレイが設定されているか否かを判定する。同一トレイが設定されていると判定したとき、CPU9はプリンタエンジン13への印刷データの送信を遮断してプリンタエンジン13の動作を停止する。このとき、オペレーションパネル4の表示部にエラーを表示してユーザーに警告する。
【0055】
本実施形態によれば、印刷用紙用の給紙トレイと仕切紙用の給紙トレイが同一トレイとして設定されたとき、あらかじめエラーを表示して印刷動作を停止させ、ユーザーに仕切紙トレイの用意を求めるので、印刷途中で印刷動作を停止させるのに比較して印刷効率の低下をなくすことができる。
【0056】
(実施形態8)プリンタ1は、印刷中に仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに変更されたとき、継続して変更された他の仕切紙トレイから仕切紙を給紙し、変更すべき他の仕切紙トレイがないとき、エラーを表示して印刷を停止することを特徴とする。
【0057】
仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに変更されたとき、変更された仕切紙トレイから継続して仕切紙が給紙されなかったり、又は変更すべき仕切紙トレイがないとき、以前の設定のまま仕切紙を給給する動作を継続していると、正しく仕切紙が挿入されなくなったり、仕切紙としてふさわしくない仕切紙が挿入される可能性がある。また、変更すべき仕切紙トレイがないとき、印刷中に仕切紙の挿入モードを解除すると、それまで挿入した仕切紙が仕切紙としての役割を果たさなくなくなるという事態を生じる。
【0058】
このような事態に対処するため、プリンタ1には、仕切紙トレイと印刷用紙トレイが、CPU9により判別できるように設定される。CPU9は、仕切紙トレイが変更されたとき、他の仕切紙トレイに変更されたか否かを判定する。他の仕切紙トレイに変更されたと判定したとき、当該仕切紙トレイから引続いて仕切紙を給紙して仕切紙の挿入を行う。
また、変更すべき仕切紙がないと判定したとき、オペレーションパネル4の表示部にエラーを表示すると共に、プリンタエンジン13への印刷データの送信を遮断してプリンタエンジン13の動作を停止する。
【0059】
本実施形態によれば、正しく仕切紙が挿入されなくなったり、仕切紙としてふさわしくない仕切紙が挿入されるなどの無駄な動作をなくすことができる。
【0060】
(実施形態9)プリンタ1は、仕切紙トレイに収納された仕切紙のサイズが印刷用紙サイズより小さいとき、エラーを表示して印刷を停止し、前記仕切紙が印刷用紙のサイズより大きい仕切紙に交換されるか、印刷用紙のサイズより大きい仕切紙が収納された仕切紙トレイが設定されたとき、印刷を再開することを特徴とする。
【0061】
給紙トレイ(仕切紙トレイ及び印刷用紙トレイを含む)には、収納された仕切紙又は印刷用紙のサイズを検知する手段が備えられている。仕切紙挿入モードが選択され、印刷開始が指示されると、CPU9は、設定された仕切紙トレイの仕切紙のサイズと印刷用紙トレイの印刷用紙のサイズを比較し、仕切紙サイズが印刷用紙サイズと同じか又は印刷用紙サイズより大きいかを判定する。仕切紙サイズが印刷用紙サイズと同じか又は印刷用紙サイズより大きいときは、印刷を行い、仕切紙を挿入する。仕切紙サイズが印刷用紙サイズと同じか又は印刷用紙サイズより大きくないとき、オペレーションパネル4の表示部に仕切紙のサイズが小さい旨のエラー表示すると共に、プリンタエンジン13への印刷データの送信を遮断してプリンタエンジン13の動作を停止する。
【0062】
ユーザーは、エラー表示により仕切紙を交換するか、仕切紙トレイを設定し直すと、CPU9は再度サイズ比較を行い、仕切紙サイズが印刷用紙サイズと同じか又は印刷用紙サイズより大きいときと判定すると印刷を再開する。
【0063】
なお、本発明において、同一サイズを許容しているのは、仕切紙として利用する用紙は、通常、色紙等の印刷用紙とは異なる特殊な用紙が使用されることが多く、仕分けを目的として目立つ用紙になっている場合が多いことによる。
【0064】
本実施形態によれば、仕切紙サイズが印刷用紙サイズより小さい場合、仕切紙としての機能を充分果たすことができない無駄な動作をなくすことができる。このとき、予めエラー表示と共に印刷が停止し、ユーザーは適当なサイズの仕切紙に差換えることにより印刷を再開するので、印刷効率の低下をなくすことができる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1,2の発明に対応する効果: 大量部数の印刷を行う場合に、ユーザーが設定する任意の印刷部数で仕分けができるので、印刷物の送付、配布などの取り扱いが容易になる。
請求項3,4,7,8の発明に対応する効果: 印刷装置に印刷部数で仕分けができる設定及び設備状況が整っていない状況下で仕分け動作が指示されても、仕分け動作が不能になるだけであるので、印刷効率の低下を避けることができる。
請求項5の発明に対応する効果: 仕切紙にパンチが行われないので、仕切紙を再利用することができる。
請求項6,9の発明に対応する効果: ユーザーが誤って本来仕分けが不要又は効果のない仕分けに対して仕分け指示を行ったとき、無駄な仕分け動作をしないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される印刷装置の要部ブロック構成図である。
【図2】図1の印刷装置による一定の部数毎に仕切紙を挿入する状態を説明する図である。
【図3】図1の印刷装置による任意の不特定部数毎に仕切紙を挿入する状態を説明する図である。
【符号の説明】
1…プリンタ、2…コントローラ、3…ホストマシン、4…オペレーションパネル、5…ホストI/F、6…プログラムROM、7…フォントROM、8…パネルI/F、9…CPU、10…RAM、11…NV−RAM、12…エンジンI/F、13…プリンタエンジン、14…仕分け部数検知手段、15…仕切紙トレイ検知手段

Claims (9)

  1. 印刷済みシートを印刷部数毎に仕分け、該仕分けた印刷部数毎に仕切紙を挿入する手段を備えた印刷装置において、
    前記仕切紙を挿入するために印刷部数毎の仕分け部数を設定する手段と、
    前記仕分けられた印刷部数が設定された仕分け部数に到達したか否かを検知する手段と、
    前記仕分け部数に到達したとき、印刷部数毎に仕切紙を挿入する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1記載の印刷装置において、
    前記仕切紙を挿入するために印刷部数毎の仕分け部数を設定する手段は、仕分け部数を任意に設定可能にしたことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1又は2記載の印刷装置において、
    設定された印刷部数毎の仕分け部数を判定する手段と、
    複数の印刷部数毎の仕分け部数の設定が判定されないとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1又は2記載の印刷装置において、
    仕切紙が収納される仕切紙トレイを検知する手段と、
    仕切紙トレイが検知されないとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷装置において、
    パンチを実行する手段と、パンチモードを設定する手段と、
    パンチモードが設定されているか否かを判定する手段と、
    パンチモードが設定されているとき、仕切紙にパンチを行わないように制御する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷装置において、
    ステープル留めを行う手段と、試し印刷を行う手段と、
    ステープル留め又は試し印刷を設定する手段と、
    ステープル留め又は試し印刷が設定されたか否かを判定する手段と、
    ステープル留め又は試し印刷が設定されているとき、仕切紙の挿入動作を停止する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷装置において、
    記録紙が収納される記録紙トレイと仕切紙が収納される仕切紙トレイが同一トレイか否かを判定する手段と、
    記録紙トレイと仕切紙トレイが同一トレイと判定されたとき、印刷動作を停止する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷装置において、
    前記仕切紙トレイを他の仕切紙トレイに切替える手段と、
    仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられたか否かを判定する手段と、
    仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられたとき、印刷を継続させ、仕切紙トレイが他の仕切紙トレイに切替えられないとき、印刷動作を停止する手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷装置において、
    仕切紙サイズと転写紙サイズを比較する手段と、
    仕切紙サイズが転写紙サイズより小さいとき、印刷動作を停止する手段
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
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