JP2004004403A - 印刷装置及び印刷制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できる印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、トナー節約モードでの印刷に切り替える制御を行う制御手段7を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、印刷装置及び印刷制御方法に関し、特に印刷ジョブのキャンセル機能を有するレーザープリンタ、デジタル複写機等の印刷装置及び印刷制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の印刷装置では印刷ジョブのキャンセル機能を有するものが増えている。これらの印刷装置のキャンセル機能はデータを破棄するものであり、再度キーを押す、一定時間の経過(特開平05−077525号公報参照)、排紙命令(特開平08−011396号公報参照)、ジョブ終了(特開平08−328786号公報参照)、などの終了条件がある。
【0003】
他にはステープルを解除するもの(特開2000−033752号公報参照)も知られている。また、描画中の場合には描画中のページを削除し、受信処理中ならばジョブ全体を削除するもの(特開平10−021025号公報参照)も存在する。
【0004】
しかし、上記の装置は、キャンセル機能を段階的に可能としたものではない。
そこで、キャンセル機能を段階的に可能にしたものが登場した。例えば、特開2001−341382号公報記載の印刷装置は、段階的なキャンセル機能を有し、一部目印刷時と二部目印刷時のキャンセル機能を変え、二部目以降の第一段階のキャンセルではデータを破棄しないで部数指定や後処理を解除する機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この印刷装置においては、二部目以降の第一段階のキャンセル処理でキャンセル開始時点で給紙中のトレイから印刷処理を続行する。このため、給紙中のトレイの用紙によっては、ジョブ全体の印刷結果の妥当性確認に対して無駄なコストを掛けることになってしまう。また、用紙によって保管されている枚数も異なるため、残りわずかな用紙でジョブ全体の印刷結果の妥当性確認を行うことはシステムの停滞にも繋がる。
【0006】
ジョブキャンセルを行う場合を考えると、描画物のレイアウトやページ構成が期待と異なる場合や、メモリ不足やパラメータ不良によりページが印刷されない場合が多い。
【0007】
従来の印刷ジョブのキャンセル機能を有する印刷装置では、上記のような条件の発生によりジョブキャンセルを行うと、以降のページはデータ処理されず破棄されるため、以降のページでのレイアウト不良やページ構成不良の発生、メモリ不足やパラメータ不良による印刷不可の発生を把握することができない。
【0008】
また、ジョブキャンセルを行った原因に対して修正した後に再印刷を実行する際、修正と再印刷をジョブ全体が正しく印刷されるまで繰り返さなければならないという場合が生じる。この不具合を回避するために、ジョブキャンセルを行わないでジョブ全体の印刷を繰り返すと資源の無駄遣いとなる。
【0009】
そこで、本発明は上記の問題点に鑑み、キャンセル処理を複数段階実行可能にして、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認できるようにすると共に、資源の節約を可能にする印刷装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できる印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、トナー節約モードでの印刷に切り替える制御を行う制御手段を有する印刷装置を最も主要な特徴とする。
【0011】
請求項2記載の発明は、印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できる印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、集約印刷に切り替える制御を行う制御手段を有する印刷装置を最も主要な特徴とする。
【0012】
請求項3記載の発明は、印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できかつ、両面印刷が可能な印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、両面印刷に切り替える制御を行う制御手段を有する印刷装置を最も主要な特徴とする。
【0013】
請求項4記載の発明によれば、印刷装置は、印刷ジョブのキャンセル手段と、キャンセルを複数段階的に実行できる手段と、第一段階のキャンセル処理としてモノクロ印刷モードでの印刷に切り替えて印刷を続行する手段とを有することを特徴とするものである。
【0014】
請求項5記載の発明によれば、印刷装置は、印刷ジョブのキャンセル手段と、キャンセルを複数段階的に実行できる手段と、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行う手段と、チェック結果に応じて以降の給紙トレイを切り替えて印刷を続行する手段とを有することを特徴とするものである。
【0015】
請求項6記載の発明によれば、印刷装置は、チェック結果によるとキャンセル開始時点で給紙中のトレイの用紙サイズが定型外の場合には以降の給紙トレイを用紙サイズよりも大きな定型サイズのトレイに切り替えて印刷を続行する手段をさらに有する請求項5記載の印刷装置であることを特徴とするものである。
【0016】
請求項7記載の発明によれば、印刷装置は、チェックの際にトレイの属性が両面印刷可能なトレイを優先して検索する手段と、チェック結果によると切り替え先のトレイの属性が両面印刷可能なトレイの場合には以降の給紙トレイを両面印刷可能なトレイに切り替えて両面印刷で出力を続行する手段とをさらに有する請求項5または6記載の印刷装置であることを特徴とするものである。
【0017】
請求項8記載の発明によれば、印刷装置は、チェック結果によると切り替え先のトレイの用紙の紙種がOHPの場合には給紙トレイを切り替えずに印刷を続行する手段をさらに有する請求項5、6または7記載の印刷装置であることを特徴とするものである。
【0018】
請求項9記載の発明によれば、印刷装置は、チェック結果によると条件を満たすサイズで紙種が裏紙のトレイが存在する場合には以降の給紙トレイを裏紙のトレイに切り替えて印刷を続行する手段をさらに有する請求項5から8のいずれか1項に記載の印刷装置であることを特徴とするものである。
【0019】
請求項10記載の発明によれば、印刷制御方法は、印刷ジョブのキャンセル処理を複数段階的に実行し、第一段階の前記キャンセル処理としてモノクロ印刷モードでの印刷に切り替えて前記印刷を続行することを特徴とすものである。
【0020】
請求項11記載の発明によれば、印刷制御方法は、印刷ジョブのキャンセル処理を複数段階的に実行し、第一段階の前記キャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行い、チェックの結果に応じて以降の給紙トレイを切り替えて印刷を続行することを特徴とするものである。
【0021】
請求項12記載の発明によれば、印刷制御方法は、チェック結果によるとキャンセル開始時点で給紙中のトレイの用紙サイズが定型外の場合には以降の給紙トレイを用紙サイズよりも大きな定型サイズのトレイに切り替えて印刷を続行する請求項11記載の印刷制御方法であることを特徴とするものである。
【0022】
請求項13記載の発明によれば、印刷制御方法は、チェックの際にトレイの属性が両面印刷可能なトレイを優先して検索し、チェック結果によると切り替え先のトレイの属性が両面印刷可能トレイの場合には以降の給紙トレイを両面印刷可能なトレイに切り替えて両面印刷で出力を続行する請求項11または12記載の印刷制御方法であることを特徴とするものである。
【0023】
請求項14記載の発明によれば、印刷制御方法は、チェック結果によると切り替え先のトレイの用紙の紙種がOHPの場合には給紙トレイの切り替えを行わないで印刷を続行する請求項11、12または13に記載の印刷制御方法であることを特徴とするものである。
【0024】
請求項15記載の発明によれば、印刷制御方法は、チェック結果によると条件を満たすサイズで紙種が裏紙のトレイが存在する場合には以降の給紙トレイを前記裏紙のトレイに切り替えて印刷を続行する請求項11から14のいずれか1項に記載の印刷制御方法であることを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明による印刷装置及び印刷制御方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
図1は本発明の実施の形態に係るレーザープリンタのハード構成を示すブロック図である。プリンタ1は、上位装置であるホスト2と接続されており、コントローラ3、操作パネル4、プリンタエンジン5を有する。
【0027】
操作パネル4は、プリンタ1の状態を示す表示部、及びプリンタのモード、フォント等を切替えるスイッチ部を有する。プリンタエンジン5は、コントローラ3からのビデオ信号及び制御信号により感光体上に静電潜像を作り、現像し、また給紙部より転写紙を給紙し、転写及び定着し、画像を形成する。
【0028】
コントローラ3は、その時設定されている制御モード及びホスト2からの制御コードに従って、ホスト2からの印字データを、ビデオデータに変換してプリンタエンジン5へ出力する制御機構の総称で、以下のようなモジュールで構成される。
【0029】
ホストI/F6は、ホスト2からプリンタ1への制御信号及びデータ、プリンタ1からホスト2へのステータス信号のインターフェースである。CPU7は、プログラムROM8に従ってホスト2からのデータ(印字データ、制御データ)を処理する。プログラムROM8は、コントローラ3内でのデータの管理や、周辺モジュールを制御するためのプログラムが格納されている。
【0030】
RAM9は、CPU7が処理する時のワークメモリ、ホスト2からのデータをページ単位に管理して一時記憶するバッファ、バッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使われる。NV−RAM10は、電源を切っても保持したいデータを格納しておくための不揮発性RAMである。
【0031】
フォントROM11は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有する。エンジンI/F12は、コントローラ3からプリンタエンジン5への制御信号、プリンタ1からコントローラ3へのステータス信号のインタフェースである。パネルI/F13は、プリンタ1の状態、モード、フォント等の切替えを行うための信号のインタフェースである。コントローラ3はその他、オプションRAM14を有する。
【0032】
ホストI/F6を通してホスト2から送られてきたデータは、CPU7により印字データ及び印字制御データ(SP、CR、LF、HT、VT、…等)とその他に分けられ、印字データ及び印字制御データは、制御コードに変換されてバッファに記憶される。ホスト2からのプリント命令またはホストから受け取ったデータが1ページ分を超えた時、コントローラ3はまず、中間コードをビデオデータに変換し、それが終了したら、エンジンI/F12を通してプリンタエンジン5にプリントスタートの命令を出す。以上のような一連の流れで、ホスト2からの印字データがプリンタエンジン5を介して印字される。
【0033】
図2はジョブキャンセル処理のフローチャートである。操作パネル4において、リセットキーが押されると、キーが離されるまでの時間を計測し、その時間に応じてジョブキャンセルの段階を決定する(S1〜S5)。図中のt1は予め定めた時間である。
【0034】
その結果、第一段階のキャンセルモードの場合には(S5でY)、トナー節約モードを設定して(S6)処理を終了する。その後のデータについては、トナー節約モードで通常通りの印刷処理をジョブの終了まで継続し、ジョブの最後でトナー節約モードを解除する。一方、第二段階のキャンセルモードの場合には(S5でN)、ジョブの終了まで受信データを破棄する通常のキャンセル処理を実行する(S7)。
【0035】
本実施形態では2段階の例を示したが、キーが押されている時間を複数範囲に分けることにより3段階以上のさらに細かい段階に分類することも可能である。またキーが押されている時間ではなく、キーが押された回数で分類することも可能である。
【0036】
また、第一段階のキャンセルモードに対する処理に換えて集約印刷モードを設定し、その後のデータについては集約印刷モードでの印刷処理をジョブの終了まで継続し、ジョブの最後で集約印刷モードを解除することもできる。
【0037】
さらに、第一段階のキャンセルモードに対する処理に換えて両面印刷モードを設定し、その後のデータについては両面印刷モードでの印刷処理をジョブの終了まで継続し、ジョブの最後で両面印刷モードを解除することもできる。
【0038】
図3には、本発明による印刷装置及び印刷制御方法の一実施形態における印刷処理の流れが示されている。
【0039】
ホスト2から送信される印刷データをプログラムROM8に従ってRAM9で管理しながらCPU7で印刷処理を行うプリンタ1において、操作パネル4のリセットキーが予め定められた時間未満押されたか否かをCPU7で判断し、所定時間未満の場合には以降のカラーデータをRAM9上にモノクロ中間コードとして作成し、作成した中間コードをビデオデータに変換して印刷する。一方、操作パネル4のリセットキーが所定時間以上押された場合にはジョブの終了まで受信データを破棄する。
【0040】
すなわち、図3のステップ11において、ホスト2からのデータがあるか否かを判断される。データがあれば(Yes)、ステップ12において、リセットキー入力があるか否かが判断される。入力がなければ(No)、通常印刷モードで印刷される。入力があれば(Yes)、ステップ13において、所定時間以上か否かが判断される。所定時間以上であれば(Yes)、受信データは破棄される。所定時間未満であれば(No)、モノクロ印刷モードで印刷される。
【0041】
図6には、本実施形態におけるジョブキャンセル処理の流れが示されている。
【0042】
リセットキーが押されるとキーが離されるまでの時間を計測しその時間に応じてジョブキャンセルの段階を決定する(ステップS41〜45)。図6中のt1は予め定めた時間である。
【0043】
すなわち、プリンタ1の操作パネル4においてキー入力されると(ステップS41でYes)、CPU7はそのキー入力がリセットキー入力か否かを判断する(ステップS42)。リセットキー入力である場合(ステップS42でYes)、CPU7はリセットキーが押されてから離されるまでの時間Tを計測する(ステップS43)。リセットキー入力の終了後(ステップS44でYes)、リセットキーが離されるまで計測した時間TをRAM9に記憶し、キャンセル処理を開始する。
【0044】
CPU7は、終了条件時間t1とリセットキーが離されるまでの時間Tとを比較して、印刷データのキャンセル処理終了条件を決定する(ステップS45)。ここで、終了条件時間t1とは、計測された時間Tと比較してキャンセル処理終了条件を決めるための時間のことで、予め設定されており、終了条件時間t1に対応してキャンセル処理終了条件も予め設定されている。
【0045】
本実施形態においては、キャンセル処理終了条件が複数段階に設定され、複数段階のキャンセル処理終了条件の第1段階として、モノクロ印刷モードが設定される。すなわち、第一段階のキャンセルモードの場合には(ステップS45でYes)、モノクロ印刷モードを設定して(ステップS46)処理を終了する。その後のデータについてはモノクロ印刷モードで通常通りの印刷処理をジョブの終了まで継続し、ジョブの最後でモノクロ印刷モードを解除する。
一方、第二段階のキャンセルモードの場合には、ジョブの終了まで受信データを破棄する通常のキャンセル処理を実行する。すなわち、時間Tが終了条件時間t1よりも大きい場合(ステップS45でNo)、ジョブ全体のキャンセル処理が行われる(ステップS47)。
【0046】
キャンセル処理終了条件は時間Tと終了条件時間t1との比較によって複数段階に設定される。このようにキャンセル処理終了条件を複数段階で設定することにより、複雑なデータのキャンセル処理にも対応することが可能となり、他の印刷データまで誤ってキャンセル処理するというようなことも防止することができる。そして、本実施形態では、複数段階のキャンセル処理終了条件の第1段階として、モノクロ印刷モードを設定する。これにより、トナーを節約できる。
【0047】
なお、本実施形態では2段階の例を示したが、キーが押されている時間を複数範囲に分けることにより3段階以上のさらに細かい段階に分類することも可能である。
【0048】
また、キーを押されている時間ではなく、キーを押された回数で分類することも可能である。すなわち、本実施形態では、リセットキーを押している時間Tと予め設定した終了条件時間t1の比較によりキャンセル処理終了条件を決定したが、これに限られるものではない。キャンセル処理終了条件に対応したリセットキーの押下回数を終了条件回数t2として予め設定し、リセットキーが実際に押された回数T2と予め設定してある終了条件回数t2とを比較することにより、キャンセル処理終了条件を決定し、分類することもできる。
【0049】
以上のような構成により、キャンセル処理が複数段階的に実行可能になり、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認できるようになると共に、トナーの節約ひいてはコストの低減が可能となる。
【0050】
図4には、本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態における印刷処理の流れが示されている。
【0051】
ホスト2から送信される印刷データをプログラムROM8に従ってRAM9で管理しながらCPU7で印刷処理を行うプリンタ1において、操作パネル4のリセットキーが予め定められた時間未満押されたか否かをCPU7で判断し、所定時間未満の場合にはRAM9上にある各給紙トレイ情報をチェックし、条件を満たす給紙トレイが存在するかどうかをCPU7で判断し、条件を満たす給紙トレイが存在した場合にはその給紙トレイに切り替えて作成した中間コードをビデオデータに変換して印刷する。一方、操作パネル4のリセットキーが予め定められた時間以上押された場合にはジョブの終了まで受信データを破棄する。
【0052】
すなわち、図4のステップ21において、ホスト2からのデータがあるか否かが判断される。データがあれば(Yes)、ステップ22において、リセットキー入力があるか否かが判断される。入力がなければ(No)、通常印刷モードで印刷される。入力があれば(Yes)、ステップ23において、所定時間以上か否かが判断される。所定時間以上であれば(Yes)、受信データは破棄される。所定時間未満であれば(No)、各給紙トレイの紙種情報がチェックされる。そして、ステップ24において、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かが判断される。存在すれば(Yes)、給紙トレイが切り替えられる。存在しなければ(No)、印刷が続行される。
【0053】
図7には、本実施形態において用いられる給紙トレイ情報テーブルが示されている。
ここでは、給紙トレイ番号ごとの、用紙サイズ名、用紙サイズ、紙種、属性、残量が表示されている。ただし、これは一例にすぎず、本発明はこの図に限定されるものではない。
【0054】
図8には、本実施形態におけるジョブキャンセル処理の流れが示されている。
【0055】
リセットキーが押されるとキーが離されるまでの時間を計測しその時間に応じてジョブキャンセルの段階を決定する(ステップS51〜S55)。図8中のt1は予め定めた時間である。
【0056】
すなわち、プリンタ1の操作パネル4においてキー入力されると(ステップS51でYes)、CPU7はそのキー入力がリセットキー入力か否かを判断する(ステップS52)。リセットキー入力である場合(ステップS52でYes)、CPU7はリセットキーが押されてから離されるまでの時間Tを計測する(ステップS53)。リセットキー入力の終了後(ステップS54でYes)、リセットキーが離されるまで計測した時間TをRAM9に記憶し、キャンセル処理を開始する。
【0057】
CPU7は、終了条件時間t1とリセットキーが離されるまでの時間Tとを比較して、印刷データのキャンセル処理終了条件を決定する(ステップS55)。ここで、終了条件時間t1とは、計測された時間Tと比較してキャンセル処理終了条件を決めるための時間のことで、予め設定されており、終了条件時間t1に対応してキャンセル処理終了条件も予め設定されている。
【0058】
本実施形態においては、キャンセル処理終了条件が複数段階に設定される。そして、第一段階のキャンセルモードの場合には(ステップS55でYes)、給紙トレイ情報テーブルをチェックする(ステップS56)。
その結果、所定の条件を満たす給紙トレイが検索できた場合には(ステップS58でYes)、その給紙トレイを選択して(ステップS59)、処理を終了する。その後のデータについては通常通りの印刷処理をジョブの終了まで継続する。
一方、第二段階のキャンセルモードの場合には、ジョブの終了まで受信データを破棄する通常のキャンセル処理を実行する。すなわち、時間Tが終了条件時間t1よりも大きい場合(ステップS55でNo)、ジョブ全体のキャンセル処理が行われる(ステップS57)。
【0059】
所定の条件は,例えば、現在給紙中のトレイがA4横・普通紙の場合にはA4横・再生紙のトレイに切り替えたり、現在給紙中のトレイがA4横・残量1/5の場合にはA4横・残量3/5のトレイに切り替えたりする。これらは予め決めておいてもよいし、パネルからの設定等で優先順位を選択できるようにすることも可能である。
【0060】
キャンセル処理終了条件が時間Tと終了条件時間t1との比較によって複数段階に設定されるので、複雑なデータのキャンセル処理にも対応することが可能となり、他の印刷データまで誤ってキャンセル処理するというようなことも防止することができる点は、図6で説明した実施形態におけるのと同様である。
。そして、本実施形態では、複数段階のキャンセル処理終了条件の第1段階として、条件を満たす給紙トレイが存在するかどうか各給紙トレイ情報のチェックし、所定の条件を満たす給紙トレイの選択が行われる。これにより、状況に応じた運用が可能となり、貴重な用紙の無駄遣いや残り少ない用紙の使用による作業の停滞等を避けることができる。
【0061】
なお、本実施形態では2段階の例を示したが、キーが押されている時間を複数範囲に分けることにより3段階以上のさらに細かい段階に分類することも可能であり、また、キーを押されている時間ではなく、キーを押された回数で分類することも可能であるという点では、図6で説明した実施形態におけるのと同様である。
【0062】
以上のような構成により、キャンセル処理が複数段階的に実行可能となり、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認できるようになると共に、状況に応じた運用が可能となり、コストを低減することができるようになる。
【0063】
図5には、本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態における印刷処理の流れが示されている。
【0064】
ホスト2から送信される印刷データをプログラムROM8に従ってRAM9で管理しながらCPU7で印刷処理を行うプリンタ1において、操作パネル4のリセットキーが予め定められた時間未満押されたか否かをCPU7で判断し、所定時間未満の場合にはRAM9上にある各給紙トレイの紙種情報をチェックし、現在給紙中のトレイの用紙サイズが不定型サイズの場合にはそのサイズよりも大きな定型サイズの給紙トレイが存在するかどうかをCPU7で判断し、条件を満たす給紙トレイが存在した場合にはその給紙トレイに切り替えて作成した中間コードをビデオデータに変換して印刷する。
また、不定型以外の場合には図4で説明したのと同様の印刷を行う。すなわち、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かが判断され、存在すれば、その給紙トレイに給紙トレイが切り替えられる。存在しなければ、印刷が続行される。
一方、操作パネル4のリセットキーが予め定められた時間以上押された場合にはジョブの終了まで受信データを破棄する。
【0065】
すなわち、図5のステップ31において、ホスト2からのデータがあるか否かが判断される。データがあれば(Yes)、ステップ32において、リセットキー入力があるか否かが判断される。入力がなければ(No)、通常印刷モードで印刷される。入力があれば(Yes)、ステップ33において、所定時間以上か否かが判断される。
所定時間以上であれば(Yes)、受信データは破棄される。所定時間未満であれば(No)、各給紙トレイの紙種情報がチェックされる。そして、ステップ34において、給紙中のトレイが不定型サイズか否かが判断される。不定型サイズでなければ(No)、ステップ35において、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かが判断される。存在すれば(Yes)、そのトレイに給紙トレイが切り替えられる。存在しなければ(No)、印刷が続行される。
一方、不定型サイズであれば(ステップ34でYes)、ステップ36において、不定型より大きな定型サイズの給紙トレイが存在するか否かが判断される。存在しなければ(No)、印刷が続行される。存在すれば(Yes)、そのトレイに給紙トレイが切り替えられる。
【0066】
図9には本実施形態におけるジョブキャンセル処理の流れが示されている。
【0067】
リセットキーが押されるとキーが離されるまでの時間を計測しその時間に応じてジョブキャンセルの段階を決定する(ステップS61〜65)。図9中のt1は予め定めた時間である。
【0068】
すなわち、プリンタ1の操作パネル4においてキー入力されると(ステップS61でYes)、CPU7はそのキー入力がリセットキー入力か否かを判断する(ステップS62)。リセットキー入力である場合(ステップS62でYes)、CPU7はリセットキーが押されてから離されるまでの時間Tを計測する(ステップS63)。リセットキー入力の終了後(ステップS64でYes)、リセットキーが離されるまで計測した時間TをRAM9に記憶し、キャンセル処理を開始する。
【0069】
CPU7は、終了条件時間t1とリセットキーが離されるまでの時間Tとを比較して、印刷データのキャンセル処理終了条件を決定する(ステップS65)。ここで、終了条件時間t1とは、計測された時間Tと比較してキャンセル処理終了条件を決めるための時間のことで、予め設定されており、終了条件時間t1に対応してキャンセル処理終了条件も予め設定されている。
【0070】
本実施形態においては、キャンセル処理終了条件が複数段階に設定される。そして、第一段階のキャンセルモードの場合には(ステップS65でYes)、給紙トレイ情報テーブルをチェックする(ステップS66)。そして、その時点での選択給紙トレイの用紙サイズが不定型の場合には(ステップS68でYes)、給紙トレイ情報テーブルの用紙サイズ名と用紙サイズをチェックし、不定型サイズよりも大きな定型サイズのトレイを検索する(ステップS69)。
その結果、所定の条件を満たす給紙トレイが検索できた場合には(Yes)、例えば、図7ではA3横のトレイとなるが、その給紙トレイを選択して(ステップS70)、処理を終了する。
また、不定型以外の場合には(ステップS68でNo)、図8で説明したのと同様な処理を行う。すなわち、所定の条件を満たす給紙トレイが存在する場合には(ステップS71でYes)、その給紙トレイを選択して(ステップS72)、処理を終了する。その後のデータについてはどちらの場合も通常通りの印刷処理をジョブの終了まで継続する。
一方、第二段階のキャンセルモードの場合には(ステップS65でNo)、ジョブの終了まで受信データを破棄する通常のキャンセル処理を実行する(ステップS67)。
【0071】
本実施形態では2段階の例を示したが、キーが押されている時間を複数範囲に分けることにより3段階以上のさらに細かい段階に分類することも可能であり、また、キーを押されている時間ではなく、キーを押された回数で分類することも可能であるという点では、図6、図8で説明した実施形態におけるのと同様である。
【0072】
以上のような構成により、封筒や特定業務向け用紙等のコストの高い不定型サイズの用紙の無駄な使用を避けることが可能となるので、一層用紙コストの低減を進めることができる。
【0073】
図10には、本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態におけるジョブキャンセル処理の流れが示されている。
【0074】
図4で説明した印刷処理において、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かの判断時に(ステップS24)、両面印刷可能なトレイから順に検索するようにする。
すなわち、図8で説明した給紙トレイ情報のチェック時に、属性が両面印刷可能なトレイから順に検索する(ステップS86)。そして、両面印刷可能な給紙トレイが存在した場合には(ステップS88でYes)、そのトレイを選択し(ステップS89)、両面印刷モードを設定して(ステップS90)、処理を終了する。その後のデータについては、両面印刷モードで通常通りの印刷処理をジョブの終了まで継続し、ジョブの最後で両面印刷モードを解除する。両面印刷可能トレイがない場合には(ステップS88でNo)、図8、9で説明したのと同様の処理を行う。すなわち、所定の条件を満たす給紙トレイが存在する場合には(ステップS91でYes)、その給紙トレイを選択して(ステップS92)、処理を終了する。
【0075】
このような構成により、使用される用紙枚数を削減できるので、より一層の用紙コストの低減が可能となる。
【0076】
さらに、図4、8に記載の給紙トレイ情報のチェック時に検索したトレイの紙種がOHPの場合には条件を満たす給紙トレイがないと判断される構成にすることも可能である。すなわち、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かの判断時に(ステップS24、ステップS58)、検索した給紙トレイの紙種がOHPの場合には給紙トレイの切り替えを行わないようにする。
【0077】
このような構成にすると、切り替え先のトレイの用紙の紙種がOHPの場合にこれを無駄遣いせずにすむので、用紙コストの低減が可能となり、さらに使い勝手を向上させることができる。
【0078】
さらに、図4で説明した印刷処理において、条件を満たす給紙トレイが存在するか否かの判断時に紙種が裏紙のトレイから順に検索される構成にすることも可能である。すなわち、図10で説明したキャンセル処理における給紙トレイ情報のチェック時に(ステップS86)、両面印刷可能なトレイの代わりに紙種が裏紙のトレイから順に検索する。そして、紙種が裏紙の給紙トレイが存在した場合にはそのトレイを選択して処理を終了する。
【0079】
このような構成にすると、よりコストの高い用紙で出力されることを避けることにより、用紙コストの低減率をさらに向上させることができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の印刷装置においては、キャンセル処理を複数段階実行可能にし、第一段階のキャンセル処理としてトナー節約モードで印刷するようにしているので、通常の印刷よりトナーを節約しながらジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することが可能になる。
【0081】
具体的にはレイアウト不良やページ構成不良、メモリ不足やパラメータ不良が発生してキャンセルする場合にも、第一段階のキャンセルモードを使うことによって一回のキャンセル処理でジョブ全体の修正を行うことが可能になり、修正と再印刷をジョブ全体が正しく印刷されるまで繰り返すという手間を省き、かつトナーや用紙を無駄使いをすることなく、2回目の印刷で期待する最終印刷結果を得ることが可能になる。
【0082】
請求項2に記載の印刷装置においては、キャンセル処理を複数段階実行可能にし、第一段階のキャンセル処理として集約印刷モードで印刷するようにしているので、通常の印刷より用紙を節約しながらも、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を最終描画結果で確認することが可能になる。従って一度のキャンセル処理での修正の確実性が向上する。
【0083】
請求項3に記載の印刷装置においては、キャンセル処理を複数段階実行可能にし、第一段階のキャンセル処理として両面印刷モードで印刷するようにしているので、通常の印刷より用紙を節約しながらも、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を最終印刷結果で確認することが可能になる。従って一度のキャンセル処理での修正の確実性がさらに向上する。
【0084】
請求項4、10記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理としてモノクロ印刷モードで印刷するようにしているので、キャンセル時に通常のデータ破棄だけでなく、通常の印刷よりカラートナーを節約しながら、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することが可能になる。具体的には、レイアウト不良やページ構成不良、メモリ不足やパラメータ不良が発生してキャンセルする場合にも第一段階のキャンセルモードを使うことによって一回のキャンセル処理でジョブ全体の修正を行うことが可能になり、修正と再印刷をジョブ全体が正しく印刷されるまで繰り返すという手間とトナーや用紙の無駄使いをすることなく2回目の印刷で期待する最終印刷結果を得ることが可能になる。
【0085】
請求項5、11記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行って最適な給紙トレイを選択した上で印刷を続行するようにしているので、貴重な用紙の無駄遣いによるコストの浪費や残りわずかな用紙の使用によるシステムの停滞を招くことなく、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することが可能になる。
【0086】
請求項6、12に記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行って、現在給紙中のトレイの用紙サイズが不定型の場合にはそのサイズよりも大きな定型サイズのトレイを選択して印刷を続行するようにしているので、貴重な不定型サイズの用紙の無駄遣いをすることなく、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することが可能になり、一層のコストの低減を図ることができる。
【0087】
請求項7、13に記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行って、両面印刷可能なトレイが存在する場合にはそのトレイを選択し、さらに両面で印刷を続行するようにしているので、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することができる上に、確認する際の用紙の使用量も半減し、よりコストの低減を図ることができる。
【0088】
請求項8、14に記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行って、切り替え先のトレイの紙種がOHPの場合にはそのトレイを選択しないようにしているので、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することができる上に、確認する際に誤って特殊なOHP用紙が使われることがなくなり、コストの無駄遣いを防ぐことができる。
【0089】
請求項9、15に記載の発明によれば、キャンセル処理を複数段階的に実行可能にし、第一段階のキャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行って、紙種が裏紙の給紙トレイを優先して選択し印刷を続行するようにしているので、ジョブ全体の印刷結果の妥当性を確認することができる上に、コストの無駄遣いを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザープリンタのハード構成を示すブロック図である。
【図2】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の一実施形態におけるジョブキャンセル処理のフローチャートである。
【図3】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の一実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【図4】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【図5】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態における印刷処理のフローチャートである。
【図6】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態におけるジョブキャンセル処理のフローチャートである。
【図7】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の一実施形態において用いられる給紙トレイ情報テーブルである。
【図8】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態におけるジョブキャンセル処理のフローチャートである。
【図9】本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態におけるジョブキャンセル処理ののフローチャートである。
【図10】図9には本発明による印刷装置及び印刷制御方法の他の実施形態におけるジョブキャンセル処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホスト
3 コントローラ
4 操作パネル
5 プリンタエンジン
6 ホストI/F
7 CPU(制御手段)
8 プログラムROM
9 RAM
Claims (15)
- 印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できる印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、トナー節約モードでの印刷に切り替える制御を行う制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
- 印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できる印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、集約印刷に切り替える制御を行う制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
- 印刷ジョブのキャンセル機能を有し、キャンセル処理を複数段階実行できかつ、両面印刷が可能な印刷装置において、第一段階のキャンセル処理として、両面印刷に切り替える制御を行う制御手段を有することを特徴とする印刷装置。
- 印刷ジョブのキャンセル手段と、
前記キャンセルを複数段階的に実行できる手段と、
第一段階の前記キャンセル処理としてモノクロ印刷モードでの印刷に切り替えて印刷を続行する手段とを有することを特徴とする印刷装置。 - 印刷ジョブのキャンセル手段と、
前記キャンセルを複数段階的に実行できる手段と、
第一段階の前記キャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行う手段と、
前記チェック結果に応じて以降の給紙トレイを切り替えて印刷を続行する手段とを有することを特徴とする印刷装置。 - 前記チェック結果によると前記キャンセル開始時点で給紙中のトレイの用紙サイズが定型外の場合には以降の給紙トレイを前記用紙サイズよりも大きな定型サイズのトレイに切り替えて印刷を続行する手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の印刷装置。
- 前記チェックの際にトレイの属性が両面印刷可能なトレイを優先して検索する手段と、
前記チェック結果によると切り替え先のトレイの属性が両面印刷可能なトレイの場合には以降の給紙トレイを前記両面印刷可能なトレイに切り替えて両面印刷で出力を続行する手段とをさらに有することを特徴とする請求項5または6記載の印刷装置。 - 前記チェック結果によると切り替え先のトレイの用紙の紙種がOHPの場合には給紙トレイを切り替えずに印刷を続行する手段をさらに有することを特徴とする請求項5、6または7記載の印刷装置。
- 前記チェック結果によると条件を満たすサイズで紙種が裏紙のトレイが存在する場合には以降の給紙トレイを前記裏紙のトレイに切り替えて印刷を続行する手段をさらに有することを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の印刷装置。
- 印刷ジョブのキャンセル処理を複数段階的に実行し、
第一段階の前記キャンセル処理としてモノクロ印刷モードでの印刷に切り替えて前記印刷を続行することを特徴とする印刷制御方法。 - 印刷ジョブのキャンセル処理を複数段階的に実行し、
第一段階の前記キャンセル処理時に各給紙トレイ情報のチェックを行い、
前記チェックの結果に応じて以降の給紙トレイを切り替えて印刷を続行することを特徴とする印刷制御方法。 - 前記チェック結果によると前記キャンセル開始時点で給紙中のトレイの用紙サイズが定型外の場合には以降の給紙トレイを前記用紙サイズよりも大きな定型サイズのトレイに切り替えて印刷を続行することを特徴とする請求項11記載の印刷制御方法。
- 前記チェックの際にトレイの属性が両面印刷可能なトレイを優先して検索し、前記チェック結果によると切り替え先のトレイの属性が両面印刷可能トレイの場合には以降の給紙トレイを前記両面印刷可能なトレイに切り替えて両面印刷で出力を続行することを特徴とする請求項11または12記載の印刷制御方法。
- 前記チェック結果によると切り替え先のトレイの用紙の紙種がOHPの場合には給紙トレイの切り替えを行わないで印刷を続行することを特徴とする請求項11、12または13に記載の印刷制御方法。
- 前記チェック結果によると条件を満たすサイズで紙種が裏紙のトレイが存在する場合には以降の給紙トレイを前記裏紙のトレイに切り替えて印刷を続行することを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007156854A (ja) * | 2005-12-06 | 2007-06-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像処理装置、課金管理装置並設接続装置、課金管理プログラムおよび課金管理方法 |
JP2008292826A (ja) * | 2007-05-25 | 2008-12-04 | Seiko Epson Corp | プリンタ |
JP2013195964A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP7439544B2 (ja) | 2020-01-31 | 2024-02-28 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 処理実行装置及び画像形成装置 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002169256A patent/JP2004004403A/ja active Pending
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