JP2004258257A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排紙間隔を大きく空けることが可能な画像形成装置を提供する。
【解決手段】複数枚の連続した印刷が可能な画像形成装置において、複数ページで構成される文書の印刷を行なう際に、排紙した任意の用紙とその次の用紙の排紙までの間隔を大きく取るように設定する機能を有する(設定内容管理部105)。
【選択図】 図1
【解決手段】複数枚の連続した印刷が可能な画像形成装置において、複数ページで構成される文書の印刷を行なう際に、排紙した任意の用紙とその次の用紙の排紙までの間隔を大きく取るように設定する機能を有する(設定内容管理部105)。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に排紙間隔制御に特徴のある画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置は、単位時間としての1分当たりの印刷枚数によって低速機、中速機、高速機に分類されている。最近では1分当たりの印刷枚数が60枚を超える高速機も普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
1分当たりの印刷枚数が60枚を超えるような高速機では、排紙トレイに連続して出力されている最中に特定の用紙を取り出したり、排紙トレイに積載された出力結果を取り除くのは、後続の出力紙が邪魔となって容易ではない。停止ボタンによって印刷を止める機能もあるが、上記のような高速機では画像形成装置の搬送経路内で複数枚の用紙が同時に動いているため、目的の用紙で印刷を停止できるとは限らない。
また、最初の1枚目の印刷結果を見て設定の間違いに気が付いたときには既に大量に出力されており、印刷をキャンセルしても多数枚の印刷無駄が生じてしまうこともある。
そこで本発明は、高速機においても特定の条件ではユーザーが出力結果を見たり、取り除いたりする作業を容易にするために、排紙間隔を大きく空けることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数枚の連続した印刷が可能な画像形成装置において、複数ページで構成される文書の印刷を行なう際に、排紙した任意の用紙とその次の用紙の排紙までの間隔を大きく取るように設定する機能を有する画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、各文書の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔を大きく取る画像形成装置(各3ページの文書AとBの出力結果 → A1・・・A2・A3・B1・・・B2・B3)を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、一つの文書の最終ページと次の文書の先頭ページとの排紙間隔を大きく取る画像形成装置(各3ページの文書AとBの出力結果 → A1・A2・A3・・・B1・B2・B3・・・)を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2の画像形成装置において、部単位での複数部数を指定した印刷の場合は、1部目の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔のみを大きく取り、2部目以降の印刷に関しては全てのページを通常の排紙速度で排紙する画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 →A1・・・A2・A3・A1・A2・A3 )を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、同一文書でも部の境目での排紙間隔を大きく取る画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 → A1・A2・A3…A1・A2・A3 ・・・B)を主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、最終部の最終ページの排紙から次の排紙までの間隔のみを大きく取る画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 → A1・A2・A3・A1・A2・A3・・・B)を主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6の各機能を有効にするかしないかを、操作パネルから任意に設定可能とした画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能ブロック図である。上位装置であるホストコンピュータ(以下、ホスト)2と接続されているプリンタ1において、操作パネル101は、LCDやLED等の情報表示部と入力キーを持ち、印刷条件等の設定内容の確認と設定の変更を指示する。また、LCDへのメッセージ表示やLEDの点灯によってアラート等の状態表示を行う。
記憶装置102は、HDDやNVRAM等の不揮発性メモリによって、各種設定内容の初期値や現在の設定値を記憶する。エンジン103は、画像形成部や給排紙トレイ、用紙搬送部を示す。画面制御部104は、操作パネル101に表示する内容やLEDの点灯を制御し、キー入力を設定内容管理部105に伝える。
設定内容管理部105は、記憶装置102から読み込んだ各種設定内容と、画面制御部104から受け取るキー入力と、エンジンI/F106を通じて受け取るエンジン情報によって現在の設定内容を決定し、それを画面制御部104とエンジンI/Fに通知する。また、記憶装置102へその設定内容を記憶する。
エンジンI/F106は、給紙トレイにセットされた用紙サイズ等のエンジン情報をエンジン103から受け取って設定内容管理部105へ渡す。また、ビデオデータをエンジン103へ送信する。データ受信部107は、ホスト2からのデータを受信する。
データ処理部108は、受信したデータを処理し、改ページ処理までを1ページ分のページバッファに展開する。また、ページバッファに展開されたデータを大容量記憶装置110にジョブ単位で蓄積する。ビデオ処理部109は、ページバッファをビデオデータとしてエンジンI/F106を介してエンジン103へ送信する。大容量記憶装置110は、HDD等の不揮発性メモリによってページバッファに展開されたデータをジョブ単位で蓄積する。
【0006】
次にプリンタ1がデータ受信から印刷出力するまでの概要を説明する。
1.ホスト2からデータを受信する。
2.受信したデータ内容に従い順次展開処理する。
3.1ページ分のページバッファを作成したらエンジン103へ送信して印刷する。
4.蓄積型ジョブの場合は大容量記憶装置110への蓄積も行う。
5.受信データがまだ残っている場合は2.以降を繰り返す。
図2は図1に示すプリンタにおける制御動作のフローチャート(S101〜S117)である。ホスト2から送られるプリンタ1のデータにジョブの開始とジョブの終了がコマンドで明示されている場合には、その開始から終了までを一つのジョブとすることで、ホスト2から印刷指示した文書毎に一つのジョブとして認識する。
1ページの展開処理が終わる度にエンジン103に対して印刷指示を出すのではなく、1ジョブ全てのデータを大容量記憶装置110へ保存しながら最終ページまで展開処理することによって、そのジョブの総ページ数を、エンジン103への1ページ目の印刷指示の前に認識する。
また、ジョブの先頭からエンジン103へ印刷指示を出したページ数をカウントすることによって、次にエンジン103へ印刷指示するページがそのジョブの何ページ目であるかを判断する。さらにコピー枚数、部数もカウントすることで、1ジョブの中のどのページを印刷しているかを把握し、特定のページを排紙した後は任意の時間が経過するまでエンジン103への次のページの印刷指示を待たせることによって、任意のページとその次のページの排紙間隔を調整する。
また本発明では、S110において、遅延対象ページであるか否かを判断するが、エンジン103への印刷指示済みの印刷ページ数が1のときは、S111において遅延処理を行い、一定時間待たせることによって、各ジョブ(文書)の1ページ目と2ページ目の排紙間隔を空ける。
これによれば、複数ページの文書の、最初の1ページ目の出力と2ページ目の出力の排紙間隔が大きくなるので、最初のページでの各種設定確認が容易になる。また、出力結果を見て中止する場合でも中止するまでに出力される枚数が減るので無駄を削減することができる。
【0007】
また本発明では、S110において、直前のジョブのS116でフラグがセットされており、かつエンジン103への印刷指示済みの印刷ページ数が0のときは、S111において一定時間待たせることによって、各ジョブ(文書)の1ページ目と2ページ目の排紙間隔を空ける。
また、本発明では、一つの文書の最終ページと次の文書の先頭ページとの排紙間隔を大きく確保することができるので、後続の出力に邪魔されずに文書単位で出力結果を取り出すことが容易になる。
また本発明では、部単位での複数部数を指定した印刷の場合は、1部目の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔のみを大きく取り、2部目以降の印刷に関しては全てのページを通常の排紙速度で排紙することができる。即ち、S110において、エンジン103への印刷指示済みの部数とページ数を見て、部数が0かつページ数が1のときは、S111において一定時間待たせることによって、部単位での印刷における1部目の1ページ目と2ページ目の排紙間隔だけを空ける。
これによれば、確認の必要な1部目のみ請求項2の動作を実行し、2部目以降では連続した排紙動作を行なうため、排紙間隔を大きくすることでの生産性の低下を最小限に押さえることができる。
また本発明では、部単位での複数部数の印刷を行う場合には、同一文書であっても、部の境目での排紙間隔を大きく確保することができる。即ち、S110において、エンジン103への印刷指示済みの部数とページ数を見て、各部の最終ページのときは、S111において一定時間待たせることによって、部単位での印刷における各部の境目の排紙間隔を空ける。この際部の最終ページかどうかの判断はS107にてカウントした総蓄積ページ数との比較で行なう。
これによれば、複数部数を指定した印刷においても部の境目で排紙間隔が大きくなるので、出力結果を部単位で取り出すときに後続の出力に邪魔されずに容易に出力結果を取り出すことができる。
【0008】
また本発明では、部単位での複数部数の印刷においては、最終部の最終ページの排紙から次の排紙までの間隔のみを大きく確保することができる。即ち、S110において、直前のジョブのS116でフラグがセットされており、かつエンジン103への印刷指示済みのページ数と部数が0のときは、S111において一定時間待たせることによって、同一ジョブ(文書)を複数部印刷した場合の各部の境目では排紙間隔を空けずに、異なるジョブ(文書)の境目のみ排紙間隔を空ける。
これによれば、複数部数を指定した印刷においても文書の境目だけ排紙間隔を大きく取るので、後続の他人の印刷物が出力される前に自分の印刷結果だけを取り出すことが容易になる。
また本発明では、上記した排紙間隔をあける機能を操作者が任意に操作パネルからの入力によって実施できる。即ち、操作パネル101からの入力等による各機能の設定値(ON/OFF)を記憶装置102に記憶し、S110にて遅延対象ページかどうかの判定を行なう前に記憶装置102の設定値を参照して、機能の設定がONの場合だけ各判定を実施し、設定がOFFの場合は無条件にS112以降の処理を実施する。
これによれば、目的に合わせた排紙間隔の制御をユーザーが選択できるので、不必要な排紙間隔の引き延ばしをなくし、無駄な生産性の低下を防ぐことができる。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、特定のページを出力したあとに次のページの出力までの時間を大きく空けることができるので、高速機においても印刷を止めることなく、決まった条件ではユーザーが容易に出力結果を取り出すことができる。
請求項2記載の発明によれば、複数ページの文書の、最初の1ページ目の出力と2ページ目の出力の排紙間隔が大きくなるので、最初のページでの各種設定確認が容易になる。また、出力結果を見て中止する場合でも中止するまでに出力される枚数が減るので無駄を削減することができる。
請求項3記載の発明によれば、印刷完了した文書と次文書の最初のページまでの排紙間隔が大きくなるので、後続の出力に邪魔されずに文書単位で出力結果を取り出すことが容易になる。
請求項4記載の発明によれば、確認の必要な1部目のみ請求項2の動作を実行し、2部目以降では連続した排紙動作を行なうため、排紙間隔を大きくすることでの生産性の低下を最小限に押さえることができる。
請求項5記載の発明によれば、複数部数を指定した印刷においても部の境目で排紙間隔が大きくなるので、出力結果を部単位で取り出すときに後続の出力に邪魔されずに容易に出力結果を取り出すことができる。
請求項6記載の発明によれば、複数部数を指定した印刷においても文書の境目だけ排紙間隔を大きく取るので、後続の他人の印刷物が出力される前に自分の印刷結果だけを取り出すことが容易になる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6の発明の中で、目的に合わせた排紙間隔の制御をユーザーが選択できるので、不必要な排紙間隔の引き延ばしをなくし、無駄な生産性の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能ブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタにおける制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
101 操作パネル
103 エンジン
105 設定内容管理部
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に排紙間隔制御に特徴のある画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置は、単位時間としての1分当たりの印刷枚数によって低速機、中速機、高速機に分類されている。最近では1分当たりの印刷枚数が60枚を超える高速機も普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
1分当たりの印刷枚数が60枚を超えるような高速機では、排紙トレイに連続して出力されている最中に特定の用紙を取り出したり、排紙トレイに積載された出力結果を取り除くのは、後続の出力紙が邪魔となって容易ではない。停止ボタンによって印刷を止める機能もあるが、上記のような高速機では画像形成装置の搬送経路内で複数枚の用紙が同時に動いているため、目的の用紙で印刷を停止できるとは限らない。
また、最初の1枚目の印刷結果を見て設定の間違いに気が付いたときには既に大量に出力されており、印刷をキャンセルしても多数枚の印刷無駄が生じてしまうこともある。
そこで本発明は、高速機においても特定の条件ではユーザーが出力結果を見たり、取り除いたりする作業を容易にするために、排紙間隔を大きく空けることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数枚の連続した印刷が可能な画像形成装置において、複数ページで構成される文書の印刷を行なう際に、排紙した任意の用紙とその次の用紙の排紙までの間隔を大きく取るように設定する機能を有する画像形成装置を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、各文書の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔を大きく取る画像形成装置(各3ページの文書AとBの出力結果 → A1・・・A2・A3・B1・・・B2・B3)を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1の画像形成装置において、一つの文書の最終ページと次の文書の先頭ページとの排紙間隔を大きく取る画像形成装置(各3ページの文書AとBの出力結果 → A1・A2・A3・・・B1・B2・B3・・・)を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2の画像形成装置において、部単位での複数部数を指定した印刷の場合は、1部目の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔のみを大きく取り、2部目以降の印刷に関しては全てのページを通常の排紙速度で排紙する画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 →A1・・・A2・A3・A1・A2・A3 )を主要な特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、同一文書でも部の境目での排紙間隔を大きく取る画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 → A1・A2・A3…A1・A2・A3 ・・・B)を主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、最終部の最終ページの排紙から次の排紙までの間隔のみを大きく取る画像形成装置(3ページ2部の部単位での複数部印刷の出力結果 → A1・A2・A3・A1・A2・A3・・・B)を主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6の各機能を有効にするかしないかを、操作パネルから任意に設定可能とした画像形成装置を主要な特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能ブロック図である。上位装置であるホストコンピュータ(以下、ホスト)2と接続されているプリンタ1において、操作パネル101は、LCDやLED等の情報表示部と入力キーを持ち、印刷条件等の設定内容の確認と設定の変更を指示する。また、LCDへのメッセージ表示やLEDの点灯によってアラート等の状態表示を行う。
記憶装置102は、HDDやNVRAM等の不揮発性メモリによって、各種設定内容の初期値や現在の設定値を記憶する。エンジン103は、画像形成部や給排紙トレイ、用紙搬送部を示す。画面制御部104は、操作パネル101に表示する内容やLEDの点灯を制御し、キー入力を設定内容管理部105に伝える。
設定内容管理部105は、記憶装置102から読み込んだ各種設定内容と、画面制御部104から受け取るキー入力と、エンジンI/F106を通じて受け取るエンジン情報によって現在の設定内容を決定し、それを画面制御部104とエンジンI/Fに通知する。また、記憶装置102へその設定内容を記憶する。
エンジンI/F106は、給紙トレイにセットされた用紙サイズ等のエンジン情報をエンジン103から受け取って設定内容管理部105へ渡す。また、ビデオデータをエンジン103へ送信する。データ受信部107は、ホスト2からのデータを受信する。
データ処理部108は、受信したデータを処理し、改ページ処理までを1ページ分のページバッファに展開する。また、ページバッファに展開されたデータを大容量記憶装置110にジョブ単位で蓄積する。ビデオ処理部109は、ページバッファをビデオデータとしてエンジンI/F106を介してエンジン103へ送信する。大容量記憶装置110は、HDD等の不揮発性メモリによってページバッファに展開されたデータをジョブ単位で蓄積する。
【0006】
次にプリンタ1がデータ受信から印刷出力するまでの概要を説明する。
1.ホスト2からデータを受信する。
2.受信したデータ内容に従い順次展開処理する。
3.1ページ分のページバッファを作成したらエンジン103へ送信して印刷する。
4.蓄積型ジョブの場合は大容量記憶装置110への蓄積も行う。
5.受信データがまだ残っている場合は2.以降を繰り返す。
図2は図1に示すプリンタにおける制御動作のフローチャート(S101〜S117)である。ホスト2から送られるプリンタ1のデータにジョブの開始とジョブの終了がコマンドで明示されている場合には、その開始から終了までを一つのジョブとすることで、ホスト2から印刷指示した文書毎に一つのジョブとして認識する。
1ページの展開処理が終わる度にエンジン103に対して印刷指示を出すのではなく、1ジョブ全てのデータを大容量記憶装置110へ保存しながら最終ページまで展開処理することによって、そのジョブの総ページ数を、エンジン103への1ページ目の印刷指示の前に認識する。
また、ジョブの先頭からエンジン103へ印刷指示を出したページ数をカウントすることによって、次にエンジン103へ印刷指示するページがそのジョブの何ページ目であるかを判断する。さらにコピー枚数、部数もカウントすることで、1ジョブの中のどのページを印刷しているかを把握し、特定のページを排紙した後は任意の時間が経過するまでエンジン103への次のページの印刷指示を待たせることによって、任意のページとその次のページの排紙間隔を調整する。
また本発明では、S110において、遅延対象ページであるか否かを判断するが、エンジン103への印刷指示済みの印刷ページ数が1のときは、S111において遅延処理を行い、一定時間待たせることによって、各ジョブ(文書)の1ページ目と2ページ目の排紙間隔を空ける。
これによれば、複数ページの文書の、最初の1ページ目の出力と2ページ目の出力の排紙間隔が大きくなるので、最初のページでの各種設定確認が容易になる。また、出力結果を見て中止する場合でも中止するまでに出力される枚数が減るので無駄を削減することができる。
【0007】
また本発明では、S110において、直前のジョブのS116でフラグがセットされており、かつエンジン103への印刷指示済みの印刷ページ数が0のときは、S111において一定時間待たせることによって、各ジョブ(文書)の1ページ目と2ページ目の排紙間隔を空ける。
また、本発明では、一つの文書の最終ページと次の文書の先頭ページとの排紙間隔を大きく確保することができるので、後続の出力に邪魔されずに文書単位で出力結果を取り出すことが容易になる。
また本発明では、部単位での複数部数を指定した印刷の場合は、1部目の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔のみを大きく取り、2部目以降の印刷に関しては全てのページを通常の排紙速度で排紙することができる。即ち、S110において、エンジン103への印刷指示済みの部数とページ数を見て、部数が0かつページ数が1のときは、S111において一定時間待たせることによって、部単位での印刷における1部目の1ページ目と2ページ目の排紙間隔だけを空ける。
これによれば、確認の必要な1部目のみ請求項2の動作を実行し、2部目以降では連続した排紙動作を行なうため、排紙間隔を大きくすることでの生産性の低下を最小限に押さえることができる。
また本発明では、部単位での複数部数の印刷を行う場合には、同一文書であっても、部の境目での排紙間隔を大きく確保することができる。即ち、S110において、エンジン103への印刷指示済みの部数とページ数を見て、各部の最終ページのときは、S111において一定時間待たせることによって、部単位での印刷における各部の境目の排紙間隔を空ける。この際部の最終ページかどうかの判断はS107にてカウントした総蓄積ページ数との比較で行なう。
これによれば、複数部数を指定した印刷においても部の境目で排紙間隔が大きくなるので、出力結果を部単位で取り出すときに後続の出力に邪魔されずに容易に出力結果を取り出すことができる。
【0008】
また本発明では、部単位での複数部数の印刷においては、最終部の最終ページの排紙から次の排紙までの間隔のみを大きく確保することができる。即ち、S110において、直前のジョブのS116でフラグがセットされており、かつエンジン103への印刷指示済みのページ数と部数が0のときは、S111において一定時間待たせることによって、同一ジョブ(文書)を複数部印刷した場合の各部の境目では排紙間隔を空けずに、異なるジョブ(文書)の境目のみ排紙間隔を空ける。
これによれば、複数部数を指定した印刷においても文書の境目だけ排紙間隔を大きく取るので、後続の他人の印刷物が出力される前に自分の印刷結果だけを取り出すことが容易になる。
また本発明では、上記した排紙間隔をあける機能を操作者が任意に操作パネルからの入力によって実施できる。即ち、操作パネル101からの入力等による各機能の設定値(ON/OFF)を記憶装置102に記憶し、S110にて遅延対象ページかどうかの判定を行なう前に記憶装置102の設定値を参照して、機能の設定がONの場合だけ各判定を実施し、設定がOFFの場合は無条件にS112以降の処理を実施する。
これによれば、目的に合わせた排紙間隔の制御をユーザーが選択できるので、不必要な排紙間隔の引き延ばしをなくし、無駄な生産性の低下を防ぐことができる。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、特定のページを出力したあとに次のページの出力までの時間を大きく空けることができるので、高速機においても印刷を止めることなく、決まった条件ではユーザーが容易に出力結果を取り出すことができる。
請求項2記載の発明によれば、複数ページの文書の、最初の1ページ目の出力と2ページ目の出力の排紙間隔が大きくなるので、最初のページでの各種設定確認が容易になる。また、出力結果を見て中止する場合でも中止するまでに出力される枚数が減るので無駄を削減することができる。
請求項3記載の発明によれば、印刷完了した文書と次文書の最初のページまでの排紙間隔が大きくなるので、後続の出力に邪魔されずに文書単位で出力結果を取り出すことが容易になる。
請求項4記載の発明によれば、確認の必要な1部目のみ請求項2の動作を実行し、2部目以降では連続した排紙動作を行なうため、排紙間隔を大きくすることでの生産性の低下を最小限に押さえることができる。
請求項5記載の発明によれば、複数部数を指定した印刷においても部の境目で排紙間隔が大きくなるので、出力結果を部単位で取り出すときに後続の出力に邪魔されずに容易に出力結果を取り出すことができる。
請求項6記載の発明によれば、複数部数を指定した印刷においても文書の境目だけ排紙間隔を大きく取るので、後続の他人の印刷物が出力される前に自分の印刷結果だけを取り出すことが容易になる。
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6の発明の中で、目的に合わせた排紙間隔の制御をユーザーが選択できるので、不必要な排紙間隔の引き延ばしをなくし、無駄な生産性の低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置としてのプリンタの機能ブロック図である。
【図2】図1に示すプリンタにおける制御動作のフローチャートである。
【符号の説明】
1 プリンタ
2 ホストコンピュータ
101 操作パネル
103 エンジン
105 設定内容管理部
Claims (7)
- 複数枚の連続した印刷が可能な画像形成装置において、複数ページで構成される文書の印刷を行なう際に、排紙した任意の用紙とその次の用紙の排紙までの間隔を大きく取るように設定する機能を有することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1の画像形成装置において、各文書の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔を大きく取ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1の画像形成装置において、一つの文書の最終ページと次の文書の先頭ページとの排紙間隔を大きく取ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項2の画像形成装置において、部単位での複数部数を指定した印刷の場合は、1部目の1枚目の排紙から2枚目の排紙までの間隔のみを大きく取り、2部目以降の印刷に関しては全てのページを通常の排紙速度で排紙することを特徴とする画像形成装置。
- 請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、同一文書でも部の境目での排紙間隔を大きく取ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項3の画像形成装置において、部単位での複数部数の印刷の場合は、最終部の最終ページの排紙から次の排紙までの間隔のみを大きく取ることを特徴とする画像形成装置。
- 請求項1から6の各機能を有効にするかしないかを、操作パネルから任意に設定可能としたことを特徴とする画像形成装置。
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---|---|---|---|
JP2003048151A JP2004258257A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 画像形成装置 |
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---|---|---|---|
JP2003048151A JP2004258257A (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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---|---|
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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- 2003-02-25 JP JP2003048151A patent/JP2004258257A/ja active Pending
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