JP2004080548A - 画像複写装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ドキュメントフィーダ利用によるジャム発生時の原稿再セットの簡易化、復帰処理時間の短縮、および復帰処理後の操作性向上を可能とする画像複写装置を提供する。
【解決手段】画像複写装置におけるG/A(システム制御部)21が、ジャム発生時の原稿情報および複写時の設定情報を不揮発性メモリ22に保存し、再セット時に、複写済みの原稿まで読み飛ばす空スキャンを行い、またジャム処理後に複写時の設定を行うので、ジャム発生時でも迅速かつ容易に複写動作を再開できる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像複写装置におけるG/A(システム制御部)21が、ジャム発生時の原稿情報および複写時の設定情報を不揮発性メモリ22に保存し、再セット時に、複写済みの原稿まで読み飛ばす空スキャンを行い、またジャム処理後に複写時の設定を行うので、ジャム発生時でも迅速かつ容易に複写動作を再開できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドキュメントフィーダを有するデジタル複写機、印刷機等のジャム処理機能を有する画像複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像複写装置は、ドキュメントフィーダ利用により連続して原稿を読み取り、複数の部数を複写するような際に、ジャムによって機械が停止してしまった場合において、すでに排出された複写原稿を調べ、その複写結果に応じて原稿を再セットする必要があった。
【0003】
また、従来の画像複写装置は、ジャム処理の際に、安全のため機械の電源をオフにするような場合において、ジャム処理後に複写を再スタートする時に、ジャム発生前のすべての複写印刷設定を再設定する必要があった。
【0004】
上述のような従来複写機の構成例として、図2にデジタル普通紙コピー機の構成を示す。該デジタル普通紙コピー機において、まずスキャナ部は、圧板とドキュメントフィーダを有しており、連続した複数の原稿を読み取るときには、ドキュメントフィーダに原稿をセットし、本のような原稿の場合には、圧板にセットすることによって、原稿の画像を読み取ることができる。読み取った画像データは、CCDのアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像処理部にシェーディング補正、フィルタ補正、2値/多値変換、画像認識等の処理を行われた後、メモリ部に保存される。プロッタ部(書き込み部)では、保存されたデータをユーザが設定する複写モード(複写枚数、両面、拡大縮小、複数複写やそのソーティング)に応じて、メモリからデータを取りだして、印刷を行う。
【0005】
また、本発明と類似する技術分野の従来例1として、特開平5−113703号公報の「自動原稿搬送装置」がある。これは、複写に関与している原稿の設定枚数の複写が完了した後に、ジャム処理を行うようにしたので、ジャム発生によって複写動作が中断されることなく、正確な枚数の複写が可能となる。
【0006】
また、従来例2として、特開平8−190324号公報の「画像複写装置」がある。これは、キーカウンタ機能を有する画像複写装置において、ジャム発生の場合の復帰処理後に、キーカウンタを再セットする動作を省略することにより、復帰処理の時間短縮と復帰処理の操作性の向上が可能となる。
【0007】
また、従来例3としては特開平10−69136号公報の「画像記録装置のジャム制御システム」がある。これは、複写機等において、ジャム検出時点でのレジストセンサ以前の搬送経路上に記録用紙が存在することを記憶でき、搬送経路上の記録用紙のみを除去することにより、すぐに複写を再開でき、また記録用紙を無駄に除去することもないので、復帰処理の時間短縮と記録用紙の節減が可能となる。
【0008】
また、従来例4として、特開2000−79745号公報の「画像形成装置のジャム処理手順表示装置」がある。これは、不慣れなユーザが、ジャム処理に複雑な操作を要する画像形成装置、あるいはジャム処理の操作がわかりにくい画像形成装置を操作する場合であっても、順送りキーの操作に従い動画表示されるジャム処理手順により、操作の誘導を行うので、ユーザにとって容易かつ安全なジャム処理が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像複写装置においては、ドキュメントフィーダによって複数原稿を複数部数ソートさせて複写する際に、ジャムが発生し複写動作が中断してしまった場合、複写を再開するために、すでに排出された複写原稿が正常に複写できているかを、ユーザ自身が1枚1枚確認し、未排出の原稿から再セットする作業を必要としたので、複写再開には時間がかかってしまった。
【0010】
また、例えば、複写時に記録用紙が機械の中で巻き付いてしまったため、ユニットをはずすなどといった込み入ったジャム処理が必要の場合は、安全のために装置の電源をオフにして行うが、従来の画像複写装置においては、電源をオフにするとジャム情報や複写の設定情報がリセットされてしまうため、再び電源をオンにした後に、ユーザ自身が再設定する必要があり、複写再開には時間がかかってしまうだけでなく、ただでさえジャム処理に手間がかかったユーザにとっては、再設定は非常に効率の悪い作業であり、いらだたしいものである。
【0011】
また、従来例1は、1枚の原稿について複数部数を複写する場合には、ジャムが発生しても正確な部数を確保できるが、ドキュメントフィーダを利用するような複数原稿を1枚ずつ連続して複写する場合のジャム発生時には対応できない。
【0012】
また、従来例2は、ジャム発生時に、キーカウンタ機能にかかる複写機の再セット自体は容易にするが、正常な複写ができているかの原稿確認作業は必要となる。
【0013】
また、従来例3は、複写機内部のレジスト位置前後の搬送経路上で発生するジャム処理に対しては有効であるが、ドキュメントフィーダ利用におけるジャム処理には対応できず、また正常な複写ができているかの原稿確認作業は必要となる。
【0014】
また、従来例4は、ジャム発生の原稿情報を認識し、表示部に、例えば“原稿を2枚戻してセットしてください”等の案内を表示することにより、ジャム処理操作の誘導を行うユーザフレンドリーなシステムを有するものであるが、表示で何枚戻してくださいと案内を受けても、ジャムがドキュメントフィーダで起きている場合と、排紙で起きている場合とがあるので、ユーザはどこから数えて原稿を戻したらよいのか判らず、結果的に、どの部分まで正常に複写できたかを1枚1枚確認した上で再セットを行うことになり、正常な複写原稿を得る上で非常に煩わしいものであった。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ドキュメントフィーダ利用によるジャム発生の際、ユーザは何もケアすることなく、簡単な原稿の再セット作業を行うだけで、迅速に複写動作を再開することができ、正常な複写原稿を得られる画像複写装置を提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、ジャム処理時に電源をオフにするような場合、ユーザは再スタート時に複写設定を再度設定し直す必要がなく、継続して迅速に複写動作を再開することができ、正常な複写原稿を得られる画像複写装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ドキュメントフィーダ利用によって複数原稿を連続して読み取る読み取り手段と、複数原稿の情報およびジャム発生時の原稿情報を記憶する記憶手段と、複数原稿を設定した複数部数に印刷する印刷手段と、記憶手段から送られるジャム発生の原稿情報により印刷の制御を行う制御手段とを有し、ドキュメントフィーダによって1枚ずつ複数の原稿を連続して読み取り、複数の原稿を複写する時に、原稿のジャム等により複写動作が停止した場合、ユーザは排出された複写原稿を確認することなく、何も考えずに複写開始前と同じようにすべての原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作の再スタートを行うだけで、ジャム発生原稿前までを読み飛ばして、既排出の複写原稿以降を引き続き複写動作を再開することにより、ユーザが簡単に正常な複写原稿を得ることを特徴としている。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像複写装置において、複写のジャム発生時に、原稿量が多く、複写済みの原稿を読み飛ばすまでに時間がかかるような再セットの場合、ユーザが既排出と思われる任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作の再スタートを行うだけで、機械が読み取りデータを比較してジャム発生前までを読み飛ばし、排出されていない原稿から引き続き複写動作を再開することにより、ユーザが簡単に正常な複写原稿を得ることを特徴としている。
【0019】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像複写装置において、原稿のジャム処理時に、安全のために装置の電源をオフにした場合でも、複写時の設定を不揮発性メモリに待避させ、ジャム処理後に再び電源をオンにした時に、設定情報を再ロードすることにより、ユーザはすべての複写情報を再設定する必要なく、継続して複写印刷を行えるようにすることを特徴としている。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像複写装置において、ジャム処理後の電源投入時における画像複写装置の再設定は、ジャム発生時のすべての複写設定に戻すことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態であるデジタル普通紙コピー機について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。まず、図2は、本発明の画像複写装置における実施例であるデジタル普通紙コピー機の外観図である。このデジタル普通紙コピー機は、圧板/ドキュメントフィーダ1、原稿ガラス2、トレイ3、通気口4、主電源スイッチ5、電源キー6、操作部7、上トレイ排紙表示ランプ8、両面ユニット9、前カバー10、給紙トレイ11、マルチスルートレイ12を有する。
【0022】
次に、図2のデジタル普通紙コピー機の内部構成は、図3に示されるように、CCD基板(スキャナ部)13にCCD14、アナログ処理15、A/D変換器16を含み、画像処理基板17にはデジタル処理(画像処理部)18、CPU19、メモリ(メモリ制御部)20を含んでいる。また、前記デジタル処理(画像処理部)18において、画像データがデジタル処理される際の各種信号のタイミングは、図4に示されている。
【0023】
次に、図1は、図2のデジタル普通紙コピー機内部の全体構成を示しており、G/A(システム制御部)21を主要部として、不揮発性メモリ22、CCD基板(スキャナ部)13、画像処理基板17との制御データのやりとりについて示している。
【0024】
次に、図5を参照にして、デジタル普通紙コピー機における画像データの流れについて説明する。まず、連続した複数の原稿はドキュメントフィーダに、書籍のように切り離すことができない原稿は圧板にセットし、スキャナ部13にてセットした原稿の画像データを読み取り、アナログ信号からデジタル信号に変換され、画像処理部18で、シェーディング補正、フィルタ処理、変倍、2値/多値変換、画像認識等の処理をされる。その後、メモリ制御部20で圧縮伸長、画像蓄積されて保存される。そして、書き込み部23では、該保存データをユーザが設定する複写条件(複写枚数、両面複写、拡大縮小、複数複写とソーティング)に応じて、メモリ制御部20から取り出して、複写を行う。また、システム制御部21は、各部の制御を行うとともに、ジャム発生時の複写機の設定情報を不揮発性メモリ22に待避、保存する。
【0025】
次に、本発明にかかる第1の実施の形態として、図6を参照にしながら、前記デジタル複写機の動作について説明する。なお、ここではドキュメントフィーダに、複数枚の原稿をセットし、これを複数部数の複数原稿をソートさせて出力する設定を複写機に行った時に、複写途中でジャムが発生し機械が止まってしまった場合を想定する。
【0026】
まず、複写途中でジャムが発生した時に(S101)、G/A(システム制御部)21にて、読み取り原稿の何枚目までが、メモリ(メモリ制御部)20に正常な読み取りデータとして保存されているかという情報を、従来同様に認識し、ジャム発生原稿の番号を記憶する(S102)。前記情報は、ドキュメントフィーダの原稿スキャン回数をカウントすることにより、容易に得られる。
【0027】
次に、ユーザはジャムの復帰処理、例えば、電源をオフにして、詰まった記録用紙を取り除く等の復帰処理を行う(S103)。復帰処理後、ユーザは排出された複写原稿を確認する必要なく、複写前と同じように、単にすべての原稿をドキュメントフィーダに再セットし(S104)、スタートボタンを押す(S105)。
【0028】
ここで、画像複写装置はジャム発生を検出し、複写動作が停止したことを認識しているので、リカバリーモードに入り、スタートボタンが押されても、すぐには複写を行わず、S102で認識した正常な読み取り原稿を飛ばして、ジャム発生原稿まで空スキャンを行う(S106)。そして、ジャム発生原稿の番号と空スキャンの番号が一致すれば(S107/YES)、複写動作を再開する。一致しない場合(S107/NO)、再び空スキャンを実施する。
【0029】
上述のように、第1の実施の形態は、すこぶる簡単にすべての原稿を再セットすればよく、また複写機としてもジャム履歴を利用するだけですむことから、従来機に対し、比較的容易に反映することが可能である。
【0030】
次に、本発明にかかる第2の実施の形態として、図7を参照にしながら、画像複写装置の動作について説明する。上述した第1の実施の形態においては、すべての原稿を再セットすることにより、ジャム発生原稿に至るまで読み飛ばすための時間が必要であり、ユーザのハンドリングは楽であるが、時間が比較的かかるという短所がある。ここでは、前述した第1の実施の形態において、ユーザのハンドリングを容易にしながら、前記短所の改善を狙った動作を説明する。
【0031】
複写開始後、画像複写装置は原稿を読み取るごとに、メモリ(メモリ制御部)20に原稿スキャンデータの保存と更新を行う(S201)。ここで、ジャムが発生すると(S202)、複写時に最終的に読み取った原稿のスキャンデータがメモリ(メモリ制御部)20に保存される。
【0032】
ユーザがジャムの復帰処理を行った後(S203)、この場合は、すべての原稿ではなく、例えばジャム発生時の原稿から数枚前の、ユーザが未排出であると判断した任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし(S204)、スタートボタンを押す(S205)。
【0033】
画像複写装置は、再スタートした任意の原稿のスキャンデータと、保存された最終的に読み取った原稿のスキャンデータとを画像認識し、ジャム発生原稿の番号と空スキャンの番号が一致するまで、空スキャンを実施する(S206)。番号が一致すれば(S207/YES)、複写動作を再開し、一致しない場合は(S207/NO)、再び空スキャンを実施する。
【0034】
次に、本発明にかかる第3の実施の形態として、図8を参照にしながら、画像複写装置の動作について説明する。なお、ここでは前述した第1および図2の実施の形態においてジャムが発生した時に、通常は複写機のカバーを開け、ジャム紙を取り除いてカバーをしめるような処置で復帰するが、搬送紙が機械の中で巻き付いてしまったりして、ユニットをはずすなど、多少込み入った処置が必要であり、安全のために電源をオフにして作業を行う場合を想定している。
【0035】
まず、複写開始後、ジャムが発生すると(S301)、G/A(システム制御部)21にて今まで行っていた複写の設定情報を不揮発性メモリ22に記録する(S302)。ユーザがジャム処理のために複写機の電源をオフにし(S303)、ジャム紙を除去する(S304)。ここで、電源をオフにする必要のない簡単なジャム処理の場合、記録された設定情報は、再び読み込まれることなく放置される。
【0036】
ジャム処理後、画像複写装置は、記録された設定情報を自動的に再ロードし、ジャム発生前の複写設定に戻すことを行い(S305)、ユーザが電源を再びオンにした(S306)後に、複写を再開する。
【0037】
ただし、通常の電源オフ/オン時の誤設定を避けるために、ジャム後の電源オフ/オン1回のみの反映、またはジャム発生から一定時間内の電源オフ/オンにのみ適用するような制約を持たせることが必要な場合がある。
【0038】
以上の実施の形態についての説明のように、本発明の画像複写装置は、ドキュメントフィーダ利用によるジャム発生の場合、従来のように、排出した複写原稿をユーザ自身が確認することなく、処理を行った後にすべての原稿を再セットするだけで、やり直しのように紙を無駄にすることなく、すぐに複写再開をでき、正常な複写結果をたやすく得ることができる。
【0039】
また、再セットする原稿が多く、再読み取りに時間がかかる場合には、ユーザは任意の原稿を再セットするだけで、すぐに複写再開できる。
【0040】
また、ジャム処理時にリセットされてしまった複写時の設定を、ユーザ自身がわざわざ再設定することなく、ジャム除去後、継続して複写作業を行うことが可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の画像複写装置によれば、ドキュメントフィーダ利用によって複数原稿を連続して読み取る読み取り手段と、複数原稿の情報およびジャム発生時の原稿情報を記憶する記憶手段と、複数原稿を設定した複数部数に印刷する印刷手段と、記憶手段から送られるジャム発生の原稿情報により印刷の制御を行う制御手段とを有し、ドキュメントフィーダによって、1枚ずつ複数の原稿を連続して読み取り、複数の原稿を複写する時に、原稿のジャム等のアクシデントにより複写動作が停止した場合でも、ユーザは既排出の複写原稿状態や再セットする原稿の内容等を確認する必要もなく、単純にすべての原稿をセットするだけで、複写動作を再スタートさせれば、自動的に複写済みの原稿を飛ばし、未排出の原稿から複写動作を再開できることを特徴としているので、ユーザは迅速に複写再開ができ、また正常な複写原稿を容易に得ることができる。
【0042】
また、請求項2にかかる本発明の画像複写装置によれば、請求項1記載の画像複写装置において、原稿等のジャム発生時に、原稿量が多く複写済みの原稿を読み飛ばすまでに時間がかかるような再セットの場合、ユーザが既排出と思われる任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作を再スタートさせれば、自動的に読み取り情報を比較して複写済みの原稿を飛ばし、未排出の原稿から複写動作を再開すること特徴としているので、ユーザはすべての原稿を再セットする必要もなく、再読み取りの時間を短縮できる。
【0043】
また、請求項3にかかる本発明の画像複写装置によれば、請求項1または2記載の画像複写装置において、複写時の設定を不揮発性メモリに待避させ、ジャム処理後に再び電源をオンにした時に、設定情報を再ロードすることを特徴としているので、ジャム等の処理のために電源を切らざるをえなかった時でも、複写印刷の設定を再度入力することなく、印刷を継続することができる。
【0044】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像複写装置において、ジャム処理後の電源投入時における画像複写装置の再設定は、ジャム発生時のすべての複写設定に戻すことを特徴としているので、複写印刷の設定を再度入力することなく、印刷を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像複写装置における全体的な内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像複写装置の実施例であるデジタル複写機を示す外観図である。
【図3】本発明の画像複写装置におけるCCD基板と画像処理基板を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像複写装置におけるデジタル処理についての各種信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明の画像複写装置における画像データの流れを示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 圧板/ドキュメントフィーダ
2 原稿ガラス
3 トレイ
4 通気口
5 主電源スイッチ
6 電源キー
7 操作部
8 上トレイ排紙表示ランプ
9 両面ユニット
10 前カバー
11 給紙トレイ
12 マルチスルートレイ
13 CCD基板(スキャナ部)
14 CCD
15 アナログ処理
16 A/D変換器
17 画像処理基板
18 デジタル処理(画像処理部)
19 CPU
20 メモリ(メモリ制御部)
21 G/A(システム制御部)
22 不揮発性メモリ
23 書き込み部
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドキュメントフィーダを有するデジタル複写機、印刷機等のジャム処理機能を有する画像複写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像複写装置は、ドキュメントフィーダ利用により連続して原稿を読み取り、複数の部数を複写するような際に、ジャムによって機械が停止してしまった場合において、すでに排出された複写原稿を調べ、その複写結果に応じて原稿を再セットする必要があった。
【0003】
また、従来の画像複写装置は、ジャム処理の際に、安全のため機械の電源をオフにするような場合において、ジャム処理後に複写を再スタートする時に、ジャム発生前のすべての複写印刷設定を再設定する必要があった。
【0004】
上述のような従来複写機の構成例として、図2にデジタル普通紙コピー機の構成を示す。該デジタル普通紙コピー機において、まずスキャナ部は、圧板とドキュメントフィーダを有しており、連続した複数の原稿を読み取るときには、ドキュメントフィーダに原稿をセットし、本のような原稿の場合には、圧板にセットすることによって、原稿の画像を読み取ることができる。読み取った画像データは、CCDのアナログ信号からデジタル信号に変換され、画像処理部にシェーディング補正、フィルタ補正、2値/多値変換、画像認識等の処理を行われた後、メモリ部に保存される。プロッタ部(書き込み部)では、保存されたデータをユーザが設定する複写モード(複写枚数、両面、拡大縮小、複数複写やそのソーティング)に応じて、メモリからデータを取りだして、印刷を行う。
【0005】
また、本発明と類似する技術分野の従来例1として、特開平5−113703号公報の「自動原稿搬送装置」がある。これは、複写に関与している原稿の設定枚数の複写が完了した後に、ジャム処理を行うようにしたので、ジャム発生によって複写動作が中断されることなく、正確な枚数の複写が可能となる。
【0006】
また、従来例2として、特開平8−190324号公報の「画像複写装置」がある。これは、キーカウンタ機能を有する画像複写装置において、ジャム発生の場合の復帰処理後に、キーカウンタを再セットする動作を省略することにより、復帰処理の時間短縮と復帰処理の操作性の向上が可能となる。
【0007】
また、従来例3としては特開平10−69136号公報の「画像記録装置のジャム制御システム」がある。これは、複写機等において、ジャム検出時点でのレジストセンサ以前の搬送経路上に記録用紙が存在することを記憶でき、搬送経路上の記録用紙のみを除去することにより、すぐに複写を再開でき、また記録用紙を無駄に除去することもないので、復帰処理の時間短縮と記録用紙の節減が可能となる。
【0008】
また、従来例4として、特開2000−79745号公報の「画像形成装置のジャム処理手順表示装置」がある。これは、不慣れなユーザが、ジャム処理に複雑な操作を要する画像形成装置、あるいはジャム処理の操作がわかりにくい画像形成装置を操作する場合であっても、順送りキーの操作に従い動画表示されるジャム処理手順により、操作の誘導を行うので、ユーザにとって容易かつ安全なジャム処理が可能となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の画像複写装置においては、ドキュメントフィーダによって複数原稿を複数部数ソートさせて複写する際に、ジャムが発生し複写動作が中断してしまった場合、複写を再開するために、すでに排出された複写原稿が正常に複写できているかを、ユーザ自身が1枚1枚確認し、未排出の原稿から再セットする作業を必要としたので、複写再開には時間がかかってしまった。
【0010】
また、例えば、複写時に記録用紙が機械の中で巻き付いてしまったため、ユニットをはずすなどといった込み入ったジャム処理が必要の場合は、安全のために装置の電源をオフにして行うが、従来の画像複写装置においては、電源をオフにするとジャム情報や複写の設定情報がリセットされてしまうため、再び電源をオンにした後に、ユーザ自身が再設定する必要があり、複写再開には時間がかかってしまうだけでなく、ただでさえジャム処理に手間がかかったユーザにとっては、再設定は非常に効率の悪い作業であり、いらだたしいものである。
【0011】
また、従来例1は、1枚の原稿について複数部数を複写する場合には、ジャムが発生しても正確な部数を確保できるが、ドキュメントフィーダを利用するような複数原稿を1枚ずつ連続して複写する場合のジャム発生時には対応できない。
【0012】
また、従来例2は、ジャム発生時に、キーカウンタ機能にかかる複写機の再セット自体は容易にするが、正常な複写ができているかの原稿確認作業は必要となる。
【0013】
また、従来例3は、複写機内部のレジスト位置前後の搬送経路上で発生するジャム処理に対しては有効であるが、ドキュメントフィーダ利用におけるジャム処理には対応できず、また正常な複写ができているかの原稿確認作業は必要となる。
【0014】
また、従来例4は、ジャム発生の原稿情報を認識し、表示部に、例えば“原稿を2枚戻してセットしてください”等の案内を表示することにより、ジャム処理操作の誘導を行うユーザフレンドリーなシステムを有するものであるが、表示で何枚戻してくださいと案内を受けても、ジャムがドキュメントフィーダで起きている場合と、排紙で起きている場合とがあるので、ユーザはどこから数えて原稿を戻したらよいのか判らず、結果的に、どの部分まで正常に複写できたかを1枚1枚確認した上で再セットを行うことになり、正常な複写原稿を得る上で非常に煩わしいものであった。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ドキュメントフィーダ利用によるジャム発生の際、ユーザは何もケアすることなく、簡単な原稿の再セット作業を行うだけで、迅速に複写動作を再開することができ、正常な複写原稿を得られる画像複写装置を提供することを目的とする。
【0016】
また、本発明は、ジャム処理時に電源をオフにするような場合、ユーザは再スタート時に複写設定を再度設定し直す必要がなく、継続して迅速に複写動作を再開することができ、正常な複写原稿を得られる画像複写装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、ドキュメントフィーダ利用によって複数原稿を連続して読み取る読み取り手段と、複数原稿の情報およびジャム発生時の原稿情報を記憶する記憶手段と、複数原稿を設定した複数部数に印刷する印刷手段と、記憶手段から送られるジャム発生の原稿情報により印刷の制御を行う制御手段とを有し、ドキュメントフィーダによって1枚ずつ複数の原稿を連続して読み取り、複数の原稿を複写する時に、原稿のジャム等により複写動作が停止した場合、ユーザは排出された複写原稿を確認することなく、何も考えずに複写開始前と同じようにすべての原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作の再スタートを行うだけで、ジャム発生原稿前までを読み飛ばして、既排出の複写原稿以降を引き続き複写動作を再開することにより、ユーザが簡単に正常な複写原稿を得ることを特徴としている。
【0018】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像複写装置において、複写のジャム発生時に、原稿量が多く、複写済みの原稿を読み飛ばすまでに時間がかかるような再セットの場合、ユーザが既排出と思われる任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作の再スタートを行うだけで、機械が読み取りデータを比較してジャム発生前までを読み飛ばし、排出されていない原稿から引き続き複写動作を再開することにより、ユーザが簡単に正常な複写原稿を得ることを特徴としている。
【0019】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像複写装置において、原稿のジャム処理時に、安全のために装置の電源をオフにした場合でも、複写時の設定を不揮発性メモリに待避させ、ジャム処理後に再び電源をオンにした時に、設定情報を再ロードすることにより、ユーザはすべての複写情報を再設定する必要なく、継続して複写印刷を行えるようにすることを特徴としている。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像複写装置において、ジャム処理後の電源投入時における画像複写装置の再設定は、ジャム発生時のすべての複写設定に戻すことを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態であるデジタル普通紙コピー機について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。まず、図2は、本発明の画像複写装置における実施例であるデジタル普通紙コピー機の外観図である。このデジタル普通紙コピー機は、圧板/ドキュメントフィーダ1、原稿ガラス2、トレイ3、通気口4、主電源スイッチ5、電源キー6、操作部7、上トレイ排紙表示ランプ8、両面ユニット9、前カバー10、給紙トレイ11、マルチスルートレイ12を有する。
【0022】
次に、図2のデジタル普通紙コピー機の内部構成は、図3に示されるように、CCD基板(スキャナ部)13にCCD14、アナログ処理15、A/D変換器16を含み、画像処理基板17にはデジタル処理(画像処理部)18、CPU19、メモリ(メモリ制御部)20を含んでいる。また、前記デジタル処理(画像処理部)18において、画像データがデジタル処理される際の各種信号のタイミングは、図4に示されている。
【0023】
次に、図1は、図2のデジタル普通紙コピー機内部の全体構成を示しており、G/A(システム制御部)21を主要部として、不揮発性メモリ22、CCD基板(スキャナ部)13、画像処理基板17との制御データのやりとりについて示している。
【0024】
次に、図5を参照にして、デジタル普通紙コピー機における画像データの流れについて説明する。まず、連続した複数の原稿はドキュメントフィーダに、書籍のように切り離すことができない原稿は圧板にセットし、スキャナ部13にてセットした原稿の画像データを読み取り、アナログ信号からデジタル信号に変換され、画像処理部18で、シェーディング補正、フィルタ処理、変倍、2値/多値変換、画像認識等の処理をされる。その後、メモリ制御部20で圧縮伸長、画像蓄積されて保存される。そして、書き込み部23では、該保存データをユーザが設定する複写条件(複写枚数、両面複写、拡大縮小、複数複写とソーティング)に応じて、メモリ制御部20から取り出して、複写を行う。また、システム制御部21は、各部の制御を行うとともに、ジャム発生時の複写機の設定情報を不揮発性メモリ22に待避、保存する。
【0025】
次に、本発明にかかる第1の実施の形態として、図6を参照にしながら、前記デジタル複写機の動作について説明する。なお、ここではドキュメントフィーダに、複数枚の原稿をセットし、これを複数部数の複数原稿をソートさせて出力する設定を複写機に行った時に、複写途中でジャムが発生し機械が止まってしまった場合を想定する。
【0026】
まず、複写途中でジャムが発生した時に(S101)、G/A(システム制御部)21にて、読み取り原稿の何枚目までが、メモリ(メモリ制御部)20に正常な読み取りデータとして保存されているかという情報を、従来同様に認識し、ジャム発生原稿の番号を記憶する(S102)。前記情報は、ドキュメントフィーダの原稿スキャン回数をカウントすることにより、容易に得られる。
【0027】
次に、ユーザはジャムの復帰処理、例えば、電源をオフにして、詰まった記録用紙を取り除く等の復帰処理を行う(S103)。復帰処理後、ユーザは排出された複写原稿を確認する必要なく、複写前と同じように、単にすべての原稿をドキュメントフィーダに再セットし(S104)、スタートボタンを押す(S105)。
【0028】
ここで、画像複写装置はジャム発生を検出し、複写動作が停止したことを認識しているので、リカバリーモードに入り、スタートボタンが押されても、すぐには複写を行わず、S102で認識した正常な読み取り原稿を飛ばして、ジャム発生原稿まで空スキャンを行う(S106)。そして、ジャム発生原稿の番号と空スキャンの番号が一致すれば(S107/YES)、複写動作を再開する。一致しない場合(S107/NO)、再び空スキャンを実施する。
【0029】
上述のように、第1の実施の形態は、すこぶる簡単にすべての原稿を再セットすればよく、また複写機としてもジャム履歴を利用するだけですむことから、従来機に対し、比較的容易に反映することが可能である。
【0030】
次に、本発明にかかる第2の実施の形態として、図7を参照にしながら、画像複写装置の動作について説明する。上述した第1の実施の形態においては、すべての原稿を再セットすることにより、ジャム発生原稿に至るまで読み飛ばすための時間が必要であり、ユーザのハンドリングは楽であるが、時間が比較的かかるという短所がある。ここでは、前述した第1の実施の形態において、ユーザのハンドリングを容易にしながら、前記短所の改善を狙った動作を説明する。
【0031】
複写開始後、画像複写装置は原稿を読み取るごとに、メモリ(メモリ制御部)20に原稿スキャンデータの保存と更新を行う(S201)。ここで、ジャムが発生すると(S202)、複写時に最終的に読み取った原稿のスキャンデータがメモリ(メモリ制御部)20に保存される。
【0032】
ユーザがジャムの復帰処理を行った後(S203)、この場合は、すべての原稿ではなく、例えばジャム発生時の原稿から数枚前の、ユーザが未排出であると判断した任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし(S204)、スタートボタンを押す(S205)。
【0033】
画像複写装置は、再スタートした任意の原稿のスキャンデータと、保存された最終的に読み取った原稿のスキャンデータとを画像認識し、ジャム発生原稿の番号と空スキャンの番号が一致するまで、空スキャンを実施する(S206)。番号が一致すれば(S207/YES)、複写動作を再開し、一致しない場合は(S207/NO)、再び空スキャンを実施する。
【0034】
次に、本発明にかかる第3の実施の形態として、図8を参照にしながら、画像複写装置の動作について説明する。なお、ここでは前述した第1および図2の実施の形態においてジャムが発生した時に、通常は複写機のカバーを開け、ジャム紙を取り除いてカバーをしめるような処置で復帰するが、搬送紙が機械の中で巻き付いてしまったりして、ユニットをはずすなど、多少込み入った処置が必要であり、安全のために電源をオフにして作業を行う場合を想定している。
【0035】
まず、複写開始後、ジャムが発生すると(S301)、G/A(システム制御部)21にて今まで行っていた複写の設定情報を不揮発性メモリ22に記録する(S302)。ユーザがジャム処理のために複写機の電源をオフにし(S303)、ジャム紙を除去する(S304)。ここで、電源をオフにする必要のない簡単なジャム処理の場合、記録された設定情報は、再び読み込まれることなく放置される。
【0036】
ジャム処理後、画像複写装置は、記録された設定情報を自動的に再ロードし、ジャム発生前の複写設定に戻すことを行い(S305)、ユーザが電源を再びオンにした(S306)後に、複写を再開する。
【0037】
ただし、通常の電源オフ/オン時の誤設定を避けるために、ジャム後の電源オフ/オン1回のみの反映、またはジャム発生から一定時間内の電源オフ/オンにのみ適用するような制約を持たせることが必要な場合がある。
【0038】
以上の実施の形態についての説明のように、本発明の画像複写装置は、ドキュメントフィーダ利用によるジャム発生の場合、従来のように、排出した複写原稿をユーザ自身が確認することなく、処理を行った後にすべての原稿を再セットするだけで、やり直しのように紙を無駄にすることなく、すぐに複写再開をでき、正常な複写結果をたやすく得ることができる。
【0039】
また、再セットする原稿が多く、再読み取りに時間がかかる場合には、ユーザは任意の原稿を再セットするだけで、すぐに複写再開できる。
【0040】
また、ジャム処理時にリセットされてしまった複写時の設定を、ユーザ自身がわざわざ再設定することなく、ジャム除去後、継続して複写作業を行うことが可能である。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の本発明の画像複写装置によれば、ドキュメントフィーダ利用によって複数原稿を連続して読み取る読み取り手段と、複数原稿の情報およびジャム発生時の原稿情報を記憶する記憶手段と、複数原稿を設定した複数部数に印刷する印刷手段と、記憶手段から送られるジャム発生の原稿情報により印刷の制御を行う制御手段とを有し、ドキュメントフィーダによって、1枚ずつ複数の原稿を連続して読み取り、複数の原稿を複写する時に、原稿のジャム等のアクシデントにより複写動作が停止した場合でも、ユーザは既排出の複写原稿状態や再セットする原稿の内容等を確認する必要もなく、単純にすべての原稿をセットするだけで、複写動作を再スタートさせれば、自動的に複写済みの原稿を飛ばし、未排出の原稿から複写動作を再開できることを特徴としているので、ユーザは迅速に複写再開ができ、また正常な複写原稿を容易に得ることができる。
【0042】
また、請求項2にかかる本発明の画像複写装置によれば、請求項1記載の画像複写装置において、原稿等のジャム発生時に、原稿量が多く複写済みの原稿を読み飛ばすまでに時間がかかるような再セットの場合、ユーザが既排出と思われる任意の原稿をドキュメントフィーダに再セットし、複写動作を再スタートさせれば、自動的に読み取り情報を比較して複写済みの原稿を飛ばし、未排出の原稿から複写動作を再開すること特徴としているので、ユーザはすべての原稿を再セットする必要もなく、再読み取りの時間を短縮できる。
【0043】
また、請求項3にかかる本発明の画像複写装置によれば、請求項1または2記載の画像複写装置において、複写時の設定を不揮発性メモリに待避させ、ジャム処理後に再び電源をオンにした時に、設定情報を再ロードすることを特徴としているので、ジャム等の処理のために電源を切らざるをえなかった時でも、複写印刷の設定を再度入力することなく、印刷を継続することができる。
【0044】
請求項4記載の発明は、請求項3記載の画像複写装置において、ジャム処理後の電源投入時における画像複写装置の再設定は、ジャム発生時のすべての複写設定に戻すことを特徴としているので、複写印刷の設定を再度入力することなく、印刷を継続することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像複写装置における全体的な内部構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の画像複写装置の実施例であるデジタル複写機を示す外観図である。
【図3】本発明の画像複写装置におけるCCD基板と画像処理基板を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像複写装置におけるデジタル処理についての各種信号のタイミングチャートである。
【図5】本発明の画像複写装置における画像データの流れを示すブロック図である。
【図6】第1の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【図8】第3の実施の形態における動作手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 圧板/ドキュメントフィーダ
2 原稿ガラス
3 トレイ
4 通気口
5 主電源スイッチ
6 電源キー
7 操作部
8 上トレイ排紙表示ランプ
9 両面ユニット
10 前カバー
11 給紙トレイ
12 マルチスルートレイ
13 CCD基板(スキャナ部)
14 CCD
15 アナログ処理
16 A/D変換器
17 画像処理基板
18 デジタル処理(画像処理部)
19 CPU
20 メモリ(メモリ制御部)
21 G/A(システム制御部)
22 不揮発性メモリ
23 書き込み部
Claims (4)
- ドキュメントフィーダ利用によって複数原稿を連続して読み取る読み取り手段と、
前記複数原稿の情報およびジャム発生時の原稿情報を記憶する記憶手段と、
前記複数原稿を、設定した複数部数に印刷する印刷手段と、
前記記憶手段から送られる前記ジャム発生の原稿情報により印刷を制御する制御手段とを有し、
ドキュメントフィーダ利用による原稿のジャムによりジョブが停止した時に、ユーザはすべての原稿を再セットし、再スタートさせれば、印刷済みのページまで原稿を飛ばした上で、一時停止した前記ジョブを再開して印刷することを特徴とする画像複写装置。 - 前記原稿の再セットにおいて、ユーザは任意の原稿を再セットし、再スタートさせれば、印刷済みのページまで原稿を飛ばした上で、一時停止した前記ジョブを再開して印刷することを特徴とする請求項1記載の画像複写装置。
- 前記原稿のジャム処理時において、安全のために電源をオフにした場合に、複写時の設定を不揮発性メモリに待避させ、ジャム処理後に電源をオンにした時に、再設定を行い、そのまま印刷を継続できることを特徴とする請求項1または2記載の画像複写装置。
- 前記再設定において、ジャム発生時のすべての複写設定に戻すことを特徴とする請求項3記載の画像複写装置。
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