JP2004117970A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行する。
【解決手段】複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【選択図】 図1
【解決手段】複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で該記録紙について複数M部の画像形成が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な画像形成装置では、画像形成の途中(給紙から排紙に至るいずれかの過程)でジャムなどにより画像形成を正常に出力できなかった記録紙が発生した場合、ジャムなどにより詰まった記録紙を取り除くことで画像形成の再開が可能であった。なお、このように詰まった記録紙を取り除くことを「ジャム処理」と呼んでいる。
【0003】
なお、一般的な画像形成装置においてジャム処理を実行することが、以下の特許文献1に対策が述べられている。しかし、この特許文献1記載の技術や、その他の一般的なジャム処理では、詰まった記録紙を取り除くだけであり、後述するような用途では問題が生じることになる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−90824号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該複数頁の記録紙を複数M部分順番に給紙トレイに積載しておいて、複数頁の画像形成を複数M部分連続して実行することがある。
【0006】
この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になる。
【0007】
このように画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成の際に、画像形成の途中でジャムが発生した場合、ジャムが発生した記録紙を取り除いただけで画像形成を再開してしまうと、画像形成内容と記録紙との対応関係が崩れてしまうことがある。この結果、再開した後の記録紙全体について画像形成内容と記録紙との対応関係が崩れた状態を引き継いでしまい、再開後の記録紙全体は無駄になってしまう。
【0008】
このような場合には、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙を、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要がある。
【0009】
しかし、取り除く必要があることを忘れて画像形成を再開してしまったり、取り除く記録紙の枚数を間違えてしまったりすることで、所望の画像形成の結果が得られないことも多かった。
【0010】
また、画像形成装置によっては、画像形成装置内でジャムが発生した位置が画像形成前か画像形成後かにより、画像形成を再開した時点で形成される画像内容が異なる場合がある。このような場合にも、オペレータが正しい枚数の記録紙を正確に取り除くことは困難であった。
【0011】
以上のような理由で、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すようにする場合もあった。
【0012】
いずれにしても、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行する際に、画像形成の途中でジャムが発生した場合、その後に正しく画像形成を続けることは困難であった。
【0013】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
【0015】
(1)請求項1記載の発明は、複数頁分を一部とした状態で複数部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、前記Nについての入力がなされる操作入力部と、前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、複数の排紙トレイを有する後処理手段と、を備え、前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次の記録紙から、次の部であって前記正常に出力できなかった記録紙に対応する記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに、正常に出力する排紙トレイとは別の排紙トレイに排紙する制御を行うと共に、前記正常に出力できなかった記録紙に対応する次の部の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0016】
この発明では、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【0017】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0018】
また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別の排紙トレイにまとめて排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0019】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。
【0020】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0021】
(2)請求項2記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、画像形成せずに別トレイに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙中で欠落している頁の記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0022】
この発明では、上記(1)において、画像形成せずに別トレイに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙中で欠落している頁の記録紙に関する情報を、表示手段に表示する制御を行っている。
【0023】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、欠落した頁を補うことで、N頁分の1部の記録紙の組を再利用に回すことが可能になる。
【0024】
(3)請求項3記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、正常に出力できない記録紙が同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を前記表示手段に一覧表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0025】
この発明では、上記(1)において、正常に出力できない記録紙が同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を前記表示手段に一覧表示する制御を行っている。
【0026】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、このようなN−1枚の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0027】
(4)請求項4記載の発明は、複数頁分を一部とした状態で複数部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、前記Nについての入力がなされる操作入力部と、前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次頁から同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0028】
この発明では、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行うようにしている。
【0029】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0030】
また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙は、画像形成されずに排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0031】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。
【0032】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0033】
(5)請求項5記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
【0034】
この発明は、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
【0035】
この発明では、上記(4)において、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を、表示手段に表示する制御を行っている。
【0036】
この場合、ジャム記録紙の前頁までは画像形成されており、ジャム記録紙が欠落する頁となり、ジャム記録紙の次頁から画像形成されない記録紙となっており、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が不完全状態で出力されることになる。
【0037】
したがって、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、ジャム記録紙の前頁までの画像形成された記録紙同士で欠落した頁を補い合って1部の記録紙の組を作成したり、ジャム記録紙の次頁からの画像形成されない記録紙同士で欠落した頁を補い合うことでN頁分の1部の記録紙の組を再利用に回したりすることが、可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0039】
〈第1の実施の形態例〉
図1は本発明の実施の形態例の画像形成装置100の電気的な主要部分の構成図である。ここでは、画像形成装置100として、画像読み取り部(スキャナ部)を備えた複写機を具体例にする。
【0040】
この図1において、101は画像形成装置100の各部を制御する制御部であり、本実施の形態例においては、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する制御を行う。
【0041】
102はユーザからの操作がなされると共に画像形成装置の状態を表示する操作表示部である。103は各種制御のためのデータが格納されているテーブルである。
【0042】
110は原稿の画像を読み込んで画像データを生成するための画像読み取り部、120は図示されない外部機器あるいは画像読み取り部110などからの画像データを受けて必要な画像処理を施す画像処理部である。
【0043】
130は像担持体に対して画像データに応じた露光を行うことで静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光部である。この露光としてはレーザビームの走査による露光であっても、ライン状に配置されたLEDによる露光であっても構わない。
【0044】
140は複数種類の記録紙を給紙するために複数の給紙トレイを備えた給紙部である。ここで、どの給紙トレイから記録紙を給紙するかについては、制御部101の指示に基づいて動作する。なお、給紙カセットの段数はこの例に限定されるものではない。
【0045】
150は記録紙(転写紙)に対して画像(トナー像)を形成する画像形成部であり、感光体ドラムなどの像担持体151、像担持体151の表面を一様に帯電させる帯電部152、像担持体151上の静電潜像を現像することにより像担持体151上に顕像(トナー像)を生成する現像部153、像担持体151および記録紙に対して転写電流を与えることで顕像を記録紙に転写させる転写部154、像担持体151および記録紙に対して分離電流を与えることで顕像が転写された記録紙を像担持体151から分離させる分離部155、転写後の像担持体151に残存しているトナーを除去するクリーニング部156などを備えて構成されている。
【0046】
160は記録紙上に転写されたトナー像を熱と圧力とにより記録紙に固着させるための定着部であり、所定の温度に制御された熱ローラと圧着ローラとにより構成されている。170は制御部101の指示に基づいて仕分け等の後処理を行う後処理部である。
【0047】
なお、以上の説明では、感光体ドラム形式の像担持体151を例示したが、ベルト状の像担持体や中間転写部材を使用する形式の画像形成装置であっても用いることができる。また、モノクロの画像形成装置に限られず、複数色のトナーを使用するカラー画像形成装置であっても適用することができる。
【0048】
以上のような画像形成装置において、図2を参照して動作説明を行う。なお、この図2のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0049】
なお、この実施の形態例では、N頁・M部の記録紙に対応した複数(N)頁分を一部とする画像データに応じて、制御部101の指示に基づいて複数(M)部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する場合について説明する。従って、本実施の形態例の画像形成装置は、通常の一般的な画像形成の機能も有しているが、そのような既知の機能についての説明は省略する。
【0050】
まず、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、複数(N)頁分の記録紙を一部とした状態で複数(M)部の記録紙(図3(a)参照)重ねた状態で、給紙部130のいずれかの給紙段にセットする。この図3の例では、各部の第1頁目にタブ紙が配置された様子を示している。
【0051】
また、操作表示部102から、N頁・M部の画像形成をしようとする場合の、NとMの数値を入力する(図2S1)。入力されたNとMの数値に応じて、CPU101が以後の画像形成の制御パターンを決定し、制御を実行する。
【0052】
そして、画像読み取り部110にN頁分の原稿がセットされた状態で、操作表示部102から画像形成装置の開始の指示(操作表示部102のコピーボタンの押下など)がなされると、制御部101の指示によって画像形成装置として画像形成を実行する(図2S2)。この場合、N頁の原稿を読み取って、N頁の記録紙に対する画像形成をM部繰り返す動作を行う。
【0053】
この画像形成において、制御部101は図示されていない各種センサの検知結果を参照してジャム検知(図2S3)を行っており、ジャムが発生していなければ(図2S3でN)、N頁分の画像形成をM部について完了するまで画像形成を繰り返す(図2S9でN→S2)。
【0054】
ここで、ジャムとは紙詰まりなどを意味しており、この実施の形態例においては、何らかの理由により給紙から排紙に至る過程を正常に実行できなかった各種状態をジャムと称する。
【0055】
この画像形成の途中において、制御部101がジャム検知した場合(図2S3でY)、ジャムが発生したのが何頁であるかを、制御部101内のレジスタあるいはテーブル103などに記憶する(図2S4)。
【0056】
そして、制御部101は、通常のジャム処理手順に従い、ジャムが発生している箇所の表示を操作表示部102に行って、オペレータに対してジャム紙の除去を促す制御を行う(図2S5)。なお、このジャム処理手順の際の操作表示部102への表示は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知するまで続行する(図2S6でN→S5)。
【0057】
そして、制御部101は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知した場合(図2S6でY)、ジャム記録紙が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で通常とは別の排紙トレイに排紙する(図2S7、S8でN)。この場合、制御部101の指示に基づいて、仕分け部170aが、正常な画像形成の記録紙を排紙する排紙トレイ(171または172)とは別な排紙トレイ(172または171)に、白紙の記録紙を排紙する。このように排紙することで、正常に画像形成された分と、画像形成されずに排紙された分とを簡単に分けることができる。
【0058】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をオペレータが、より一層取り除きやすくなる。
【0059】
そして、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から、対応する頁の画像データ(ジャムにより出力できなかった画像データ)についての画像形成を開始する(図2S8でY)。
【0060】
そして、以上の処理を繰り返して、給紙部130にセットされている複数M部の複数N頁分の記録紙についての画像形成を、記録紙がなくなるまで続行する(図2S9でY)。
【0061】
図3(a)は一部あたり4頁(N=4)、10部(M=10)の記録紙を模式的に示す説明図である。この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になっている。ここでは、タブ紙を配置した例を示している。そして、この4頁・10部の記録紙を一つにまとめて(図3(b))、画像形成前に、給紙部130にセットする。
【0062】
ここで、2部目の3頁目(2−3)の記録紙でジャムが発生したとすると、制御部101は、その直後の2部目の4頁目(2−4)の記録紙から、次の部である3部目の3頁目(3−3)の記録紙の直前の3部目の2頁目(3−2)の記録紙までを、を画像形成せずに白紙のまま排紙する。
【0063】
そして、制御部101の指示により、3部目の3頁目(3−3)の記録紙から、ジャムにより出力できていなかった3頁目の画像データによって画像形成を再開する。
【0064】
以上のようにすることで、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0065】
また、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別な排紙トレイに自動的に排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0066】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0067】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。表示の一例を図4に示す。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をより一層取り除きやすくなる。
【0068】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、表示手段での表示に基づいて、画像形成されなかった記録紙を排紙トレイから除くだけでよくなる。
【0069】
また、この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。従って、図4に示すように欠落している頁を表示することで、後に再利用する場合の手助けとなる。
【0070】
また、この実施の形態例では、ジャムが同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を、図5のように操作表示部102に一覧表示することも好ましい。
【0071】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、このようなN−1枚の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0072】
〈第2の実施の形態例〉
図6は本願発明の第2の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。画像形成装置は基本的に図1と同様な構成であるが、後処理装置170が不要であることと、制御部101の制御が異なっている。
【0073】
すなわち、制御部101は、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から同一部の最終頁の記録紙までを画像形成せずに白紙のままの状態で排紙すると共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を開始する制御を行う。
【0074】
以上のような画像形成装置において、図6を参照して動作説明を行う。なお、この図6のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0075】
なお、この実施の形態例では、N頁・M部の記録紙に対応した複数(N)頁分を一部とする画像データに応じて、制御部101の指示に基づいて複数(M)部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する場合について説明する。従って、本実施の形態例の画像形成装置は、通常の一般的な画像形成の機能も有しているが、そのような既知の機能についての説明は省略する。
【0076】
まず、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、複数(N)頁分の記録紙を一部とした状態で複数(M)部の記録紙(図7(a)参照)重ねた状態で、給紙部130のいずれかの給紙段にセットする。この図7の例では、各部の第1頁目にタブ紙が配置された様子を示している。
【0077】
また、操作表示部102から、N頁・M部の画像形成をしようとする場合の、NとMの数値を入力する(図6S1)。入力されたNとMの数値に応じて、CPU101が以後の画像形成の制御パターンを決定し、制御を実行する。
【0078】
そして、画像読み取り部110にN頁分の原稿がセットされた状態で、操作表示部102から画像形成装置の開始の指示(操作表示部102のコピーボタンの押下など)がなされると、制御部101の指示によって画像形成装置として画像形成を実行する(図6S2)。この場合、N頁の原稿を読み取って、N頁の記録紙に対する画像形成をM部繰り返す動作を行う。
【0079】
この画像形成において、制御部101は図示されていない各種センサの検知結果を参照してジャム検知(図6S3)を行っており、ジャムが発生していなければ(図6S3でN)、N頁分の画像形成をM部について完了するまで画像形成を繰り返す(図6S9でN→S2)。
【0080】
ここで、ジャムとは紙詰まりなどを意味しており、この実施の形態例においては、何らかの理由により給紙から排紙に至る過程を正常に実行できなかった各種状態をジャムと称する。
【0081】
この画像形成の途中において、制御部101がジャム検知した場合(図6S3でY)、ジャムが発生したのが何頁であるかを、制御部101内のレジスタあるいはテーブル103などに記憶する(図6S4)。
【0082】
そして、制御部101は、通常のジャム処理手順に従い、ジャムが発生している箇所の表示を操作表示部102に行って、オペレータに対してジャム紙の除去を促す制御を行う(図6S5)。なお、このジャム処理手順の際の操作表示部102への表示は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知するまで続行する(図6S6でN→S5)。
【0083】
そして、制御部101は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知した場合(図6S6でY)、ジャム記録紙が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、同一部の最終頁の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で排紙トレイに排紙する(図6S7、S8でN)。
【0084】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をオペレータが、より一層取り除きやすくなる。
【0085】
そして、次の部の第1頁目の記録紙から、第1頁の画像データについての画像形成を開始する(図6S8でY)。
【0086】
そして、以上の処理を繰り返して、給紙部130にセットされている複数M部の複数N頁分の記録紙についての画像形成を、記録紙がなくなるまで続行する(図6S9でY)。
【0087】
図7(a)は一部あたり4頁(N=4)、10部(M=10)の記録紙を模式的に示す説明図である。この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になっている。ここでは、タブ紙を配置した例を示している。そして、この4頁・10部の記録紙を一つにまとめて(図7(b))、画像形成前に、給紙部130にセットする。
【0088】
ここで、2部目の3頁目(2−3)の記録紙でジャムが発生したとすると、制御部101は、その直後の2部目の4頁目(2−4)の記録紙から、同じ部であるの最終頁の記録紙までを画像形成せずに白紙のまま排紙する。この場合には、4頁が最終頁でもあるので、2部目の4頁目のみが画像形成されずに排紙される。
【0089】
そして、制御部101の指示により、次の部である3部目の1頁目(3−1)の記録紙から、通常の画像形成を再開する。
【0090】
以上のようにすることで、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が、ジャムを発生した部の次の部からは再び保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0091】
また、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに排紙トレイに自動的に排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0092】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0093】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずに排紙トレイに排紙したか、といった情報である。表示の一例を図8に示す。
【0094】
このようにすることで、後処理装置や仕分け機構を備えておらず、同一の排紙トレイに排紙する場合であっても、画像形成されなかった記録紙をより一層取り除きやすくなる。また、後処理装置や仕分け機構を備えた画像形成装置であっても、画像形成された記録紙も白紙の記録紙も同一の排紙トレイに排紙することで制御が簡素化できる利点がある。
【0095】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、表示手段での表示に基づいて、画像形成されなかった記録紙を排紙トレイから除くだけでよくなる。
【0096】
また、この実施の形態例では、ジャムが同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、白紙で排紙される記録紙の頁に関する情報を、図9のように操作表示部102に一覧表示することも好ましい。
【0097】
この場合、このような複数枚の白紙の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0098】
また、このようなジャムが複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、画像形成された部分の記録紙を集めて補い合うことで、N頁分の画像形成された形の記録紙を1部作成することが可能になる。
【0099】
また、ジャムが生じて画像形成された記録紙と白紙の記録紙とが排紙されている場合に、図10に示すような表示を行い、ジャムが生じた部分の記録紙をオペレータが除いてから次の部の画像形成を再開するように促すことも望ましい。
【0100】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の図1の装置の具体例においてはモノクロの画像形成装置を用いたが、カラーの画像形成装置であっても、以上の各実施の形態例の内容を適用して良好な結果を得ることが可能である。また、中間転写体ベルトを使用する画像形成装置であっても同様に本実施の形態例によって良好な結果を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0102】
(1)第1の発明では、、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【0103】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別の排紙トレイにまとめて排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0104】
(2)第2の発明では、、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行うようにしている。
【0105】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙は、画像形成されずに排紙されるので、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的構成を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作状態示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置における動作の様子を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作状態示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置における動作の様子を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
101 制御部
102 操作表示部
103 テーブル
110 画像読み取り部
120 画像処理部
130 露光部
140 給紙部
150 画像形成部
151 像担持体
154 転写部
155 分離部
170 後処理部
【発明の属する技術分野】
本発明は複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で該記録紙について複数M部の画像形成が可能な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な画像形成装置では、画像形成の途中(給紙から排紙に至るいずれかの過程)でジャムなどにより画像形成を正常に出力できなかった記録紙が発生した場合、ジャムなどにより詰まった記録紙を取り除くことで画像形成の再開が可能であった。なお、このように詰まった記録紙を取り除くことを「ジャム処理」と呼んでいる。
【0003】
なお、一般的な画像形成装置においてジャム処理を実行することが、以下の特許文献1に対策が述べられている。しかし、この特許文献1記載の技術や、その他の一般的なジャム処理では、詰まった記録紙を取り除くだけであり、後述するような用途では問題が生じることになる。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−90824号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該複数頁の記録紙を複数M部分順番に給紙トレイに積載しておいて、複数頁の画像形成を複数M部分連続して実行することがある。
【0006】
この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になる。
【0007】
このように画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成の際に、画像形成の途中でジャムが発生した場合、ジャムが発生した記録紙を取り除いただけで画像形成を再開してしまうと、画像形成内容と記録紙との対応関係が崩れてしまうことがある。この結果、再開した後の記録紙全体について画像形成内容と記録紙との対応関係が崩れた状態を引き継いでしまい、再開後の記録紙全体は無駄になってしまう。
【0008】
このような場合には、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙を、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要がある。
【0009】
しかし、取り除く必要があることを忘れて画像形成を再開してしまったり、取り除く記録紙の枚数を間違えてしまったりすることで、所望の画像形成の結果が得られないことも多かった。
【0010】
また、画像形成装置によっては、画像形成装置内でジャムが発生した位置が画像形成前か画像形成後かにより、画像形成を再開した時点で形成される画像内容が異なる場合がある。このような場合にも、オペレータが正しい枚数の記録紙を正確に取り除くことは困難であった。
【0011】
以上のような理由で、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すようにする場合もあった。
【0012】
いずれにしても、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行する際に、画像形成の途中でジャムが発生した場合、その後に正しく画像形成を続けることは困難であった。
【0013】
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能な画像形成装置を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
すなわち、上記の課題を解決する本願発明は、以下のそれぞれに述べるようなものである。
【0015】
(1)請求項1記載の発明は、複数頁分を一部とした状態で複数部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、前記Nについての入力がなされる操作入力部と、前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、複数の排紙トレイを有する後処理手段と、を備え、前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次の記録紙から、次の部であって前記正常に出力できなかった記録紙に対応する記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに、正常に出力する排紙トレイとは別の排紙トレイに排紙する制御を行うと共に、前記正常に出力できなかった記録紙に対応する次の部の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0016】
この発明では、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【0017】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0018】
また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別の排紙トレイにまとめて排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0019】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。
【0020】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0021】
(2)請求項2記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、画像形成せずに別トレイに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙中で欠落している頁の記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0022】
この発明では、上記(1)において、画像形成せずに別トレイに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙中で欠落している頁の記録紙に関する情報を、表示手段に表示する制御を行っている。
【0023】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、欠落した頁を補うことで、N頁分の1部の記録紙の組を再利用に回すことが可能になる。
【0024】
(3)請求項3記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、正常に出力できない記録紙が同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を前記表示手段に一覧表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
【0025】
この発明では、上記(1)において、正常に出力できない記録紙が同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を前記表示手段に一覧表示する制御を行っている。
【0026】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、このようなN−1枚の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0027】
(4)請求項4記載の発明は、複数頁分を一部とした状態で複数部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、前記Nについての入力がなされる操作入力部と、前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、を備え、前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次頁から同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、ことを特徴とする画像形成装置である。
【0028】
この発明では、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行うようにしている。
【0029】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0030】
また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙は、画像形成されずに排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0031】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。
【0032】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0033】
(5)請求項5記載の発明は、画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、前記制御手段は、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
【0034】
この発明は、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
【0035】
この発明では、上記(4)において、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を、表示手段に表示する制御を行っている。
【0036】
この場合、ジャム記録紙の前頁までは画像形成されており、ジャム記録紙が欠落する頁となり、ジャム記録紙の次頁から画像形成されない記録紙となっており、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が不完全状態で出力されることになる。
【0037】
したがって、オペレータ(画像形成装置の使用者)は表示手段での表示を参照して、ジャム記録紙の前頁までの画像形成された記録紙同士で欠落した頁を補い合って1部の記録紙の組を作成したり、ジャム記録紙の次頁からの画像形成されない記録紙同士で欠落した頁を補い合うことでN頁分の1部の記録紙の組を再利用に回したりすることが、可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を詳細に説明する。
【0039】
〈第1の実施の形態例〉
図1は本発明の実施の形態例の画像形成装置100の電気的な主要部分の構成図である。ここでは、画像形成装置100として、画像読み取り部(スキャナ部)を備えた複写機を具体例にする。
【0040】
この図1において、101は画像形成装置100の各部を制御する制御部であり、本実施の形態例においては、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する制御を行う。
【0041】
102はユーザからの操作がなされると共に画像形成装置の状態を表示する操作表示部である。103は各種制御のためのデータが格納されているテーブルである。
【0042】
110は原稿の画像を読み込んで画像データを生成するための画像読み取り部、120は図示されない外部機器あるいは画像読み取り部110などからの画像データを受けて必要な画像処理を施す画像処理部である。
【0043】
130は像担持体に対して画像データに応じた露光を行うことで静電潜像を形成する潜像形成手段としての露光部である。この露光としてはレーザビームの走査による露光であっても、ライン状に配置されたLEDによる露光であっても構わない。
【0044】
140は複数種類の記録紙を給紙するために複数の給紙トレイを備えた給紙部である。ここで、どの給紙トレイから記録紙を給紙するかについては、制御部101の指示に基づいて動作する。なお、給紙カセットの段数はこの例に限定されるものではない。
【0045】
150は記録紙(転写紙)に対して画像(トナー像)を形成する画像形成部であり、感光体ドラムなどの像担持体151、像担持体151の表面を一様に帯電させる帯電部152、像担持体151上の静電潜像を現像することにより像担持体151上に顕像(トナー像)を生成する現像部153、像担持体151および記録紙に対して転写電流を与えることで顕像を記録紙に転写させる転写部154、像担持体151および記録紙に対して分離電流を与えることで顕像が転写された記録紙を像担持体151から分離させる分離部155、転写後の像担持体151に残存しているトナーを除去するクリーニング部156などを備えて構成されている。
【0046】
160は記録紙上に転写されたトナー像を熱と圧力とにより記録紙に固着させるための定着部であり、所定の温度に制御された熱ローラと圧着ローラとにより構成されている。170は制御部101の指示に基づいて仕分け等の後処理を行う後処理部である。
【0047】
なお、以上の説明では、感光体ドラム形式の像担持体151を例示したが、ベルト状の像担持体や中間転写部材を使用する形式の画像形成装置であっても用いることができる。また、モノクロの画像形成装置に限られず、複数色のトナーを使用するカラー画像形成装置であっても適用することができる。
【0048】
以上のような画像形成装置において、図2を参照して動作説明を行う。なお、この図2のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0049】
なお、この実施の形態例では、N頁・M部の記録紙に対応した複数(N)頁分を一部とする画像データに応じて、制御部101の指示に基づいて複数(M)部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する場合について説明する。従って、本実施の形態例の画像形成装置は、通常の一般的な画像形成の機能も有しているが、そのような既知の機能についての説明は省略する。
【0050】
まず、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、複数(N)頁分の記録紙を一部とした状態で複数(M)部の記録紙(図3(a)参照)重ねた状態で、給紙部130のいずれかの給紙段にセットする。この図3の例では、各部の第1頁目にタブ紙が配置された様子を示している。
【0051】
また、操作表示部102から、N頁・M部の画像形成をしようとする場合の、NとMの数値を入力する(図2S1)。入力されたNとMの数値に応じて、CPU101が以後の画像形成の制御パターンを決定し、制御を実行する。
【0052】
そして、画像読み取り部110にN頁分の原稿がセットされた状態で、操作表示部102から画像形成装置の開始の指示(操作表示部102のコピーボタンの押下など)がなされると、制御部101の指示によって画像形成装置として画像形成を実行する(図2S2)。この場合、N頁の原稿を読み取って、N頁の記録紙に対する画像形成をM部繰り返す動作を行う。
【0053】
この画像形成において、制御部101は図示されていない各種センサの検知結果を参照してジャム検知(図2S3)を行っており、ジャムが発生していなければ(図2S3でN)、N頁分の画像形成をM部について完了するまで画像形成を繰り返す(図2S9でN→S2)。
【0054】
ここで、ジャムとは紙詰まりなどを意味しており、この実施の形態例においては、何らかの理由により給紙から排紙に至る過程を正常に実行できなかった各種状態をジャムと称する。
【0055】
この画像形成の途中において、制御部101がジャム検知した場合(図2S3でY)、ジャムが発生したのが何頁であるかを、制御部101内のレジスタあるいはテーブル103などに記憶する(図2S4)。
【0056】
そして、制御部101は、通常のジャム処理手順に従い、ジャムが発生している箇所の表示を操作表示部102に行って、オペレータに対してジャム紙の除去を促す制御を行う(図2S5)。なお、このジャム処理手順の際の操作表示部102への表示は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知するまで続行する(図2S6でN→S5)。
【0057】
そして、制御部101は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知した場合(図2S6でY)、ジャム記録紙が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で通常とは別の排紙トレイに排紙する(図2S7、S8でN)。この場合、制御部101の指示に基づいて、仕分け部170aが、正常な画像形成の記録紙を排紙する排紙トレイ(171または172)とは別な排紙トレイ(172または171)に、白紙の記録紙を排紙する。このように排紙することで、正常に画像形成された分と、画像形成されずに排紙された分とを簡単に分けることができる。
【0058】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をオペレータが、より一層取り除きやすくなる。
【0059】
そして、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から、対応する頁の画像データ(ジャムにより出力できなかった画像データ)についての画像形成を開始する(図2S8でY)。
【0060】
そして、以上の処理を繰り返して、給紙部130にセットされている複数M部の複数N頁分の記録紙についての画像形成を、記録紙がなくなるまで続行する(図2S9でY)。
【0061】
図3(a)は一部あたり4頁(N=4)、10部(M=10)の記録紙を模式的に示す説明図である。この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になっている。ここでは、タブ紙を配置した例を示している。そして、この4頁・10部の記録紙を一つにまとめて(図3(b))、画像形成前に、給紙部130にセットする。
【0062】
ここで、2部目の3頁目(2−3)の記録紙でジャムが発生したとすると、制御部101は、その直後の2部目の4頁目(2−4)の記録紙から、次の部である3部目の3頁目(3−3)の記録紙の直前の3部目の2頁目(3−2)の記録紙までを、を画像形成せずに白紙のまま排紙する。
【0063】
そして、制御部101の指示により、3部目の3頁目(3−3)の記録紙から、ジャムにより出力できていなかった3頁目の画像データによって画像形成を再開する。
【0064】
以上のようにすることで、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0065】
また、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別な排紙トレイに自動的に排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0066】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0067】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。表示の一例を図4に示す。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をより一層取り除きやすくなる。
【0068】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、表示手段での表示に基づいて、画像形成されなかった記録紙を排紙トレイから除くだけでよくなる。
【0069】
また、この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。従って、図4に示すように欠落している頁を表示することで、後に再利用する場合の手助けとなる。
【0070】
また、この実施の形態例では、ジャムが同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を、図5のように操作表示部102に一覧表示することも好ましい。
【0071】
この場合、ジャム記録紙が欠落する頁となり、欠落する頁が除かれた状態でN−1枚の記録紙が画像形成されずに別トレイに排紙されている。したがって、このようなN−1枚の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0072】
〈第2の実施の形態例〉
図6は本願発明の第2の実施の形態例の動作を示すフローチャートである。画像形成装置は基本的に図1と同様な構成であるが、後処理装置170が不要であることと、制御部101の制御が異なっている。
【0073】
すなわち、制御部101は、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から同一部の最終頁の記録紙までを画像形成せずに白紙のままの状態で排紙すると共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を開始する制御を行う。
【0074】
以上のような画像形成装置において、図6を参照して動作説明を行う。なお、この図6のフローチャートは、全体制御部101で動作している画像形成制御プログラム中でコールされるものである。なお、以下の実施の形態例の動作説明では、全体制御部101と画像形成制御プログラムのサブルーチンによる制御や動作を、単に全体制御部101の制御という言い方で説明する。
【0075】
なお、この実施の形態例では、N頁・M部の記録紙に対応した複数(N)頁分を一部とする画像データに応じて、制御部101の指示に基づいて複数(M)部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する場合について説明する。従って、本実施の形態例の画像形成装置は、通常の一般的な画像形成の機能も有しているが、そのような既知の機能についての説明は省略する。
【0076】
まず、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、複数(N)頁分の記録紙を一部とした状態で複数(M)部の記録紙(図7(a)参照)重ねた状態で、給紙部130のいずれかの給紙段にセットする。この図7の例では、各部の第1頁目にタブ紙が配置された様子を示している。
【0077】
また、操作表示部102から、N頁・M部の画像形成をしようとする場合の、NとMの数値を入力する(図6S1)。入力されたNとMの数値に応じて、CPU101が以後の画像形成の制御パターンを決定し、制御を実行する。
【0078】
そして、画像読み取り部110にN頁分の原稿がセットされた状態で、操作表示部102から画像形成装置の開始の指示(操作表示部102のコピーボタンの押下など)がなされると、制御部101の指示によって画像形成装置として画像形成を実行する(図6S2)。この場合、N頁の原稿を読み取って、N頁の記録紙に対する画像形成をM部繰り返す動作を行う。
【0079】
この画像形成において、制御部101は図示されていない各種センサの検知結果を参照してジャム検知(図6S3)を行っており、ジャムが発生していなければ(図6S3でN)、N頁分の画像形成をM部について完了するまで画像形成を繰り返す(図6S9でN→S2)。
【0080】
ここで、ジャムとは紙詰まりなどを意味しており、この実施の形態例においては、何らかの理由により給紙から排紙に至る過程を正常に実行できなかった各種状態をジャムと称する。
【0081】
この画像形成の途中において、制御部101がジャム検知した場合(図6S3でY)、ジャムが発生したのが何頁であるかを、制御部101内のレジスタあるいはテーブル103などに記憶する(図6S4)。
【0082】
そして、制御部101は、通常のジャム処理手順に従い、ジャムが発生している箇所の表示を操作表示部102に行って、オペレータに対してジャム紙の除去を促す制御を行う(図6S5)。なお、このジャム処理手順の際の操作表示部102への表示は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知するまで続行する(図6S6でN→S5)。
【0083】
そして、制御部101は、各種センサによってジャム紙が除去されたことを検知した場合(図6S6でY)、ジャム記録紙が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、同一部の最終頁の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で排紙トレイに排紙する(図6S7、S8でN)。
【0084】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずにどの排紙トレイに排紙したか、といった情報である。このようにすることで、画像形成されなかった記録紙をオペレータが、より一層取り除きやすくなる。
【0085】
そして、次の部の第1頁目の記録紙から、第1頁の画像データについての画像形成を開始する(図6S8でY)。
【0086】
そして、以上の処理を繰り返して、給紙部130にセットされている複数M部の複数N頁分の記録紙についての画像形成を、記録紙がなくなるまで続行する(図6S9でY)。
【0087】
図7(a)は一部あたり4頁(N=4)、10部(M=10)の記録紙を模式的に示す説明図である。この場合、各部の複数頁の記録紙については、レターヘッドが予め印刷された表紙を使用する場合や、挿入頁位置が予め定められたタブ紙を用いる場合などがあり、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が重要になっている。ここでは、タブ紙を配置した例を示している。そして、この4頁・10部の記録紙を一つにまとめて(図7(b))、画像形成前に、給紙部130にセットする。
【0088】
ここで、2部目の3頁目(2−3)の記録紙でジャムが発生したとすると、制御部101は、その直後の2部目の4頁目(2−4)の記録紙から、同じ部であるの最終頁の記録紙までを画像形成せずに白紙のまま排紙する。この場合には、4頁が最終頁でもあるので、2部目の4頁目のみが画像形成されずに排紙される。
【0089】
そして、制御部101の指示により、次の部である3部目の1頁目(3−1)の記録紙から、通常の画像形成を再開する。
【0090】
以上のようにすることで、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が、ジャムを発生した部の次の部からは再び保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。
【0091】
また、ジャムを発生した記録紙の次の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに排紙トレイに自動的に排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。
【0092】
従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0093】
なお、ジャムなどにより画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、制御部101は、該画像形成されずに排紙される記録紙についての情報を操作表示部102に表示する制御を行うことが望ましい。たとえば、何部目の何頁目の記録紙でジャムが発生し、何枚の記録紙を画像形成せずに排紙トレイに排紙したか、といった情報である。表示の一例を図8に示す。
【0094】
このようにすることで、後処理装置や仕分け機構を備えておらず、同一の排紙トレイに排紙する場合であっても、画像形成されなかった記録紙をより一層取り除きやすくなる。また、後処理装置や仕分け機構を備えた画像形成装置であっても、画像形成された記録紙も白紙の記録紙も同一の排紙トレイに排紙することで制御が簡素化できる利点がある。
【0095】
よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、オペレータ(画像形成装置の使用者)は、表示手段での表示に基づいて、画像形成されなかった記録紙を排紙トレイから除くだけでよくなる。
【0096】
また、この実施の形態例では、ジャムが同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、白紙で排紙される記録紙の頁に関する情報を、図9のように操作表示部102に一覧表示することも好ましい。
【0097】
この場合、このような複数枚の白紙の記録紙の組が複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、欠落した頁を補い合うことで、N頁分の記録紙の組を集めて、再利用に回すことが可能になる。
【0098】
また、このようなジャムが複数発生した場合には、オペレータ(画像形成装置の使用者)は操作表示部102での表示を参照して、画像形成された部分の記録紙を集めて補い合うことで、N頁分の画像形成された形の記録紙を1部作成することが可能になる。
【0099】
また、ジャムが生じて画像形成された記録紙と白紙の記録紙とが排紙されている場合に、図10に示すような表示を行い、ジャムが生じた部分の記録紙をオペレータが除いてから次の部の画像形成を再開するように促すことも望ましい。
【0100】
〈その他の実施の形態例〉
なお、以上の図1の装置の具体例においてはモノクロの画像形成装置を用いたが、カラーの画像形成装置であっても、以上の各実施の形態例の内容を適用して良好な結果を得ることが可能である。また、中間転写体ベルトを使用する画像形成装置であっても同様に本実施の形態例によって良好な結果を得ることができる。
【0101】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0102】
(1)第1の発明では、、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次の記録紙から、次の部であってジャム記録紙に対応する頁の記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに白紙のままの状態で、通常とは別の排紙トレイに排紙すると共に、ジャム記録紙に対応する次の部の記録紙から対応する頁の画像データの画像形成を開始する。
【0103】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、画像形成を再開する直前までの記録紙は、画像形成されずに別の排紙トレイにまとめて排紙されるので、オペレータ(画像形成装置の使用者)が給紙トレイから取り除く必要もなくなる。このため、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【0104】
(2)第2の発明では、、複数N頁分の記録紙を一部とした状態で、該記録紙について複数M部の画像形成を連続して実行する際に、給紙から排紙に至る過程を正常に出力できなかった記録紙(ジャム記録紙)が発生した場合に、ジャム記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行うようにしている。
【0105】
このため、記録紙を給紙トレイに積載する順番と、画像形成する頁の内容と記録紙との対応関係が保たれた状態で画像形成が再開され、対応関係の崩れに起因する再開後の記録紙の無駄は発生しない。また、ジャムを発生した記録紙の次頁の記録紙から、同一部の最終頁までの記録紙は、画像形成されずに排紙されるので、給紙トレイからの取り除き忘れや、取り除く記録紙の枚数の間違えが発生することもなくなる。従って、ジャムが発生した場合に、その実行途中の画像形成を一旦中止(クリア)して、記録紙を新たにセットし直して、新たに画像形成をやり直すといった必要もなくなる。よって、画像形成内容との対応関係が定められた記録紙を用いて複数頁・複数M部の画像形成を実行している途中でジャムが発生した場合にも、面倒な操作無しに正しく画像形成を続行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の画像形成装置の電気的構成を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作状態示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置における動作の様子を示す説明図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作状態示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置における動作の様子を示す説明図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態例の画像形成装置の動作時における画面表示の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
100 画像形成装置
101 制御部
102 操作表示部
103 テーブル
110 画像読み取り部
120 画像処理部
130 露光部
140 給紙部
150 画像形成部
151 像担持体
154 転写部
155 分離部
170 後処理部
Claims (5)
- 複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、
複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、
前記Nについての入力がなされる操作入力部と、
前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、
複数の排紙トレイを有する後処理手段と、を備え、
前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次の記録紙から、次の部であって前記正常に出力できなかった記録紙に対応する記録紙の直前の記録紙までを、画像形成せずに、正常に出力する排紙トレイとは別の排紙トレイに排紙する制御を行うと共に、前記正常に出力できなかった記録紙に対応する次の部の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、
前記制御手段は、画像形成せずに別トレイに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙中で欠落している頁の記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、
前記制御手段は、正常に出力できない記録紙が同一画像形成ジョブ中に複数回発生した場合に、別排紙トレイに排紙される記録紙の頁に関する情報を前記表示手段に一覧表示する制御を行う、
ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙について画像形成を行って出力する画像形成装置であって、
複数N頁分を一部とした状態で複数M部の記録紙の給紙が可能な給紙手段と、
前記Nについての入力がなされる操作入力部と、
前記操作入力部での入力に応じて記録紙に対応した複数N頁分を一部とする画像データに応じて、複数M部の画像形成を行う画像形成モードで画像形成を実行する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、正常に出力できなかった記録紙が発生した場合に、前記正常に出力できなかった記録紙の次頁から同一部の最終頁までの記録紙を画像形成せずに排紙する制御を行うと共に、次の部の第1頁目の記録紙から画像形成を再開する制御を行う、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 画像形成に関する状態を表示可能な表示手段を備え、
前記制御手段は、画像形成せずに排紙する記録紙が存在する場合に、該画像形成されずに排紙される記録紙に関する情報を前記表示手段に表示する制御を行う、
ことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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