JP2006060968A - スイッチング電源回路を備えた電子機器及び電源制御方法 - Google Patents

スイッチング電源回路を備えた電子機器及び電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、間欠発振を原因とする装置の電源オン時の起動失敗が生ずることを防止させた電子機器の提供。
【解決手段】
発振動作監視回路17により得られる間欠発振の状態を示す発信オン・オフ信号により、マイコン110が間欠発振の状態を判断し、電源スイッチ2aの入力に即応して負荷120への電力供給を開始させるのではなく、間欠発振の状態に応じて負荷120への電力供給を開始させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング電源回路を備えた電子機器に関するものであり、特に、装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器に関する。
電子機器の電力供給には、小型で低損失であるスイッチング電源が用いられている。スイッチング電源は、スイッチング周波数を高めることにより、小型・軽量化を図ることができるが、周波数を高めるとスイッチング損失が大きくなるものである。このようなスイッチング損失を低減させるために、装置の電源が「オフ状態」である場合に、発振状態をオン・オフさせる(間欠制御)ことが従来用いられている。
このような、間欠発振方式のスイッチング電源回路に関する従来技術が、特許文献1〜特許文献9などによって開示されている。
特開平3−243167号公報 特開平4−12666号公報 特開平4−29482号公報 特開平9−252218号公報 特開2000−287444号公報 特開2000−354372号公報 特開2000−224844号公報 特開2002−51546号公報 特開2003−224973号公報
間欠発振方式では、1次側の発振動作を一定間隔で止めることでスイッチング損失を低減させるものであるが、発振がオフ状態である期間は、1次側から2次側への電力供給がなされないため、2次側に設けたコンデンサに蓄えた電荷により、負荷への電力供給を行っている。しかし、発振がオフ状態である期間において負荷側の電力消費が急激に増加すると(例えば電源オフ状態の装置に対し電源スイッチの入力があり、装置が立ち上がろうとする時など)、コンデンサに蓄えられた電力が不足し、装置の動作不良(例えば装置の起動失敗)を引き起こす場合があった。図6に、従来の間欠発振を行うスイッチング電源回路の一例を示し、図7には、間欠動作状態の電源発振波形(a)と、図6中のD点における電圧波形(b)と、を示した。発振がオンである期間Gでは2次側のコンデンサ61が充電され、D点の電圧レベルが上昇し、発振がオフである期間Sでは、コンデンサ61は放電し電圧レベルが下降する(図7b)。今、電源オフ状態から装置を起動させるための電源スイッチの入力があったとすると、当該電源オンが、発振オン期間Gにあった場合には、1次側から2次側へと電力供給が行われているため、装置の起動ミスは起こらない。しかし、発振オフ期間S(1次側から2次側へと電力供給が行われていない状態)であって、コンデンサ61の帯電量が一定値を下回った状態の時(図7bのT70)に、電源オンがあった場合に、当該電源オン命令に即応して負荷120への電力供給を開始すると、負荷側(負荷120やマイコン110など)の消費電力が急激に上昇することにより電圧レベルが急激に下がり、負荷120の動作に必要な電圧レベルV1を下回ってしまい(図7b破線70)、装置の起動に失敗するという問題があった。
このような問題に対し、コンデンサ61の容量を大きくする、若しくは、間欠発振動作の周期を短くする(発振のオフ期間Sを短くする)という方法が採られてきたが、前者の場合は、装置のコスト高及び大型化を招くものであり、後者の場合は、スイッチング損失を低減させるという効果を減少させてしまうものであった。
本発明は、上記した点に鑑み、装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、間欠発振を原因とする装置の電源オン時の起動失敗が生ずることを防止させた電子機器を提供することを目的とする。
請求項1のスイッチング電源回路を備えた電子機器は、装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、当該スイッチング電源の発振動作のオン若しくはオフのタイミングを検出する発振動作監視回路を備えることにより、当該電子機器の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合に、前記発振動作監視回路から得られた発振動作の状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
上記構成によれば、発振動作監視回路によって1次側の発振状態(発振オン・発振オフ)が検出され、装置の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、当該電源オン指示に応じて即座に負荷への電源供給を開始するのではなく、1次側の発振状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給が開始される。なお、「電源がオフである状態」とは、装置全体の完全な電源オフを意味するものではなく、装置内のほとんどの負荷が電力消費をしていないが、マイコンなどの装置の一部分は通電状態である状態をいい、いわゆる待機状態又はスタンバイ状態等と呼ばれる状態をいう。
請求項2のスイッチング電源回路を備えた電子機器は、請求項1記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、前記電子装置が、装置の制御を行うマイコンと前記負荷への電源供給のオン・オフを切替えるスイッチ回路とを備え、且つ、前記発振動作監視回路が、整流平滑回路と分圧回路とを備えることにより、前記スイッチング電源回路の2次側に表れる電源波形を、前記マイコンに入力する発振オン・オフ信号に変換し、前記マイコンが、当該発振オン・オフ信号に従って所定のタイミングで前記スイッチ回路をオンさせることにより前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
上記構成によれば、2次側に表れる1次側と同周期の間欠発振波形が、発振動作監視回路の、整流平滑回路によって整流・平滑されて方形波となり、分圧回路によってマイコンに入力できるレベルに変換されることによって、発振オン・オフ信号が生成され、マイコンに入力される。装置の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、マイコンは、当該電源オン指示に応じて即座に負荷への電源供給を開始するのではなく、発振オン・オフ信号によって検出される1次側の発振状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給を開始する。
請求項3のスイッチング電源回路を備えた電子機器は、請求項2記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、前記発振動作監視回路が、電圧制限回路を有することを特徴とする。
上記構成によれば、電圧制限回路によって一定電圧以上の信号がマイコンに入力されることが防止される。
請求項4のスイッチング電源回路を備えた電子機器は、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、前記発振動作監視回路若しくは前記発振動作監視回路と前記マイコンとによって検出される前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間に、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
上記構成によれば、装置の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、当該電源オン指示に応じて即座に負荷への電源供給を開始するのではなく、1次側の発振動作がオン状態である期間に負荷への電源供給が開始される。
請求項5のスイッチング電源回路を備えた電子機器は、請求項4に記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
上記構成によれば、装置の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、当該電源オン指示に応じて即座に負荷への電源供給を開始するのではなく、1次側の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、負荷への電源供給が開始される。
請求項6の電源制御方法は、装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器の電源制御方法であって、前記スイッチング電源の発振動作のオン若しくはオフのタイミングを検出し、当該電子機器の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間に、負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
請求項7の電源制御方法は、請求項6に記載の電源制御方法であって、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする。
請求項1の、装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、当該スイッチング電源の発振動作のオン若しくはオフのタイミングを検出する発振動作監視回路を備えることにより、当該電子機器の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合に、前記発振動作監視回路から得られた発振動作の状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給を開始させることを特徴とするスイッチング電源回路を備えた電子機器によれば、装置の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、当該電源オン指示に応じて即座に負荷への電源供給を開始するのではなく、1次側の発振状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給が開始されるため、装置の起動失敗が生ずることを有効に防止できる。すなわち、装置の起動失敗が生じ得る期間である「発振オフ期間であって且つコンデンサの帯電量が一定値を下回っている状態」において「電源オンの入力」があっても、当該期間を避けて負荷への電源供給を開始させることができるため、起動失敗を有効に防止することができるのである。また、これにより、2次側に設けるコンデンサの容量を必要以上に大きくする必要がないため、装置の小型化をすることができる。若しくは、発振の間欠動作の周期(発振のオフ期間)を長くすることが可能となるため、スイッチング損失の低減が可能となる。
請求項2の、前記電子装置が、装置の制御を行うマイコンと前記負荷への電源供給のオン・オフを切替えるスイッチ回路とを備え、且つ、前記発振動作監視回路が、整流平滑回路と分圧回路とを備えることにより、前記スイッチング電源回路の2次側に表れる電源波形を、前記マイコンに入力する発振オン・オフ信号に変換し、前記マイコンが、当該発振オン・オフ信号に従って所定のタイミングで前記スイッチ回路をオンさせることにより前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器によれば、簡単な回路構成により、マイコンへ入力する発振オン・オフ信号を生成でき、マイコンによって発振動作状態(発振の有無)を判断し、これに応じて負荷への電力供給を開始させることができる。
請求項3の、前記発振動作監視回路が、電圧制限回路を有することを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器によれば、電圧制限回路によって一定電圧以上の信号がマイコンに入力されることが防止されるため、マイコンを有効に保護することができる。
請求項4の、前記発振動作監視回路若しくは前記発振動作監視回路と前記マイコンとによって検出される前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間に、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器によれば、1次側から2次側へ電力供給がなされている発振動作がオン状態である期間に負荷への電源供給が開始されるため、装置の起動ミスを有効に防止することができる。
請求項5の、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項4に記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器によれば、1次側から2次側へ電力供給がなされている発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、負荷への電源供給が開始されるため、装置の起動ミスをより有効に防止することができる。すなわち、発振動作がオフ状態となる(1次側から2次側へ電力供給がなくなる)直前の期間である、発振動作がオン状態である期間の後半20%となる期間においては負荷への電力供給を開始しないことで、より確実に起動ミスをなくすものである。
以下、本発明の具体的実施例について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施態様は、本発明を具体化する際の一形態であって、本発明をその範囲内に限定するためのものではない。
図1は本実施例の電子装置に備えられるスイッチング電源回路の本発明に関する部分のみを示した回路ブロック図であり、図2は間欠動作状態の電源発振波形(a)と、図1中のA点における信号波形(b)と、図1中のB点における電圧波形(c)とを示す。図3及び図4はマイコンの本発明に関する部分の動作を示すフローチャートである。図5は本実施例の電子装置である液晶表示装置を示す斜視図である。
図1に示されるように、液晶表示装置(以下単にLCD)1に備えられるスイッチング電源回路10は、商用電源100を整流・平滑する整流平滑回路11と、これにより得られた直流電圧が印加されるトランス18の1次側巻線に接続されるスイッチング回路12と、2次側電源を整流・平滑する整流平滑回路13と、これにより得られる2次側直流電源の電圧検出回路14と、電圧検出回路14からの信号を光学的に1次側の回路に伝達するフォトカプラ15と、電圧検出回路14とフォトカプラ15とによって得られた信号などを基にスイッチング回路12の動作を制御するフィードバック回路16と、発振動作監視回路17などを備える。また、LCD1には、装置全体の制御を行うマイコン110と、負荷120への電源ラインに設けられるスイッチ回路130と、リモコン装置2からの信号を受信する受光部140、操作部150などが備えられる。
スイッチング電源回路10は、スイッチング回路12に備えられるトランジスタ121によって、トランス18の1次側巻線に流れる直流電流をオン/オフすることで発振動作を行い、2次側に巻線比に応じた電源電圧を供給する。本実施例のLCD1は、装置の電源がオフ状態の時に、前記発振動作をオン/オフすることで間欠発振動作を行う。なお、「装置の電源オフ」とは、装置全体の完全な電源オフを意味するものではなく、装置内のほとんどの負荷が電力消費をしていないが、装置の一部分(スイッチング電源回路10やマイコン110など)は通電状態である状態をいい、いわゆる待機状態又はスタンバイ状態等と呼ばれる状態をいう。
間欠発振の動作の概略を図1及び図2を参照しつつ説明する。間欠発振動作時には、電圧検出回路14に備えられるシャントレギュレータ141の容量を基準として2次側(図1中のB点)の直流電圧が検出され、当該基準を上回る場合(コンデンサ131が所定の電荷を蓄えている場合)には、フォトカプラ15の発光ダイオード151がオンされ(発光し)、フォトトランジスタ152もオンとなり、フォトカプラ15からフィードバック回路16にハイレベルの信号が入力される。フィードバック回路16は、フォトカプラ15からハイレベルの信号の入力があった場合には、スイッチング回路12に備えられるトランジスタ121をオフさせ、発振を停止させる(図2中の期間S)。発振が停止することにより、2次側には電力供給がされず、コンデンサ131は放電状態となり、徐々にB点の電圧は降下する(図2cの期間S)。当該電圧が一定値(V2)に至ると、シャントレギュレータ141がオフとなり、発光ダイオード151もオフとなり、フォトカプラ15からフィードバック回路16への信号がローレベルとなる。フィードバック回路16は、フォトカプラ15からの信号がローレベルとなった場合には、スイッチング回路12に発振を開始させる(図2中の期間G)。以上のごとく、発振のオン/オフが制御されることで間欠発振動作が行われ、2次側の電圧レベルが一定値(V2)を下回らないように制御される。
上記により生成された電源発振波形(図2a)と同周期の波形が、2次側(図1中のC点)に表れ、当該間欠発振波形は、発振動作監視回路17の、ダイオード171とコンデンサ172とで構成される整流平滑回路17aによって整流・平滑されて方形波となり、抵抗173と抵抗174とで構成される分圧回路17bによってマイコン110に入力できるレベルに変換されることによって、発振オン・オフ信号(図2b)が生成され、マイコン110に入力される。なお、マイコン110は、ツェナーダイオード175により構成される電圧制限回路17cにより、所定レベル以上の発振オン・オフ信号が入力されないように保護されている。
次に、装置の電源がオフ状態である時(間欠発振動作時)にLCD1に備えられる電源スイッチ150a(若しくはリモコン装置2に備えられる電源スイッチ2a)の入力があった場合の動作の概略について図2、図3及び図4を参照しつつ説明する。図3は間欠発振動作の周期を監視するフローチャートであり、当該処理はマイコン110が動作している間(少なくとも間欠発振が行われている間)は常に動作している。マイコン110は起動と共にタイマをスタートさせ(ステップ31)、発振動作監視回路17から入力される発振オン・オフ信号のレベルを検知し、ハイレベル(発振オン)となった場合にはその時点のタイマ値を変数T1に代入して記憶する(ステップ32・ステップ33)。次に、発振オン・オフ信号のレベルがローレベルとなった時(ステップ34)にはその時点のタイマ値を変数T2に代入し(ステップ35)、T2とT1との差(発振オン期間)を変数Tに代入して記憶する(ステップ36)。これにより、直前の「発振オン期間」が変数Tに保持されることになる。なお、タイマ機能を実現するタイマ部及び各変数を記憶する記憶部は図示しないが、マイコンの機能としてマイコン内に備えられるものであってもいいし、マイコンとは別の回路構成で実現されるものであっても良い。
図4は、マイコン110の電源オン処理を示すフローチャートである。ステップ41では電源スイッチ150a若しくは電源スイッチ2aの入力の有無を検知し、入力があった場合には発振オン・オフ信号のレベルを検知し(ステップ42)、ハイレベル(発振オン)である場合には、現在のタイマ値とT1との差(図2bの期間G2)がT(図2bの期間G1)の80%以下であるか否かを判断し(ステップ43)、判断が肯定である場合にはスイッチ回路130に負荷120への電力供給を開始するように命令する(ステップ44)。ステップ42及びステップ43の条件を満たさない場合には、これを満たすまで負荷120への電力供給を開始させない。
以上の処理により、負荷120への電力供給開始のタイミングが、電源スイッチ150a若しくは電源スイッチ2aの入力のタイミングの如何に関らず、発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内となるため、図2cの破線20で示されるような、発振オフ期間Sにおける電源オン入力に即応して負荷に電源供給することによって、電圧レベルが急激に下がり、負荷の動作に必要な電圧レベルV1を下回り装置の起動に失敗するというような問題を有効に防止することができる。また、これにより、2次側に設けるコンデンサ131の容量を必要以上に大きくする必要がないため、装置の小型化をすることができる。若しくは、発振の間欠動作の周期(発振オフ期間S)を長くすることが可能となるため、スイッチング損失の低減が可能となる。
なお、本実施例では、負荷への電力供給開始のタイミングを、発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内となるようにしたが、本発明をこれに限るものではなく、2次側に設けるコンデンサ131の容量や負荷120の容量などの相互関係を考慮して定めることができ(負荷の起動時に図1のB点における電圧レベルが、負荷の動作に必要な電圧レベルV1を下回らないような設定とすればよい)、負荷への電力供給開始のタイミングが「発振動作がオン状態である期間」となるようにしてもよいし、負荷への電力供給開始のタイミングが「発振動作がオフ状態である期間の一部」にまで広がるものであってもよい。
また、本実施例では電子装置の具体例としてAV機器であるLCDを用いて説明したが、本発明をAV機器に限るものではなく、家庭用熱器具、冷暖房器具などを含むものであり、AV機器とは例えば、テレビ、VTR、DVD再生/記録装置、HDD再生/記録装置、ラジオ、RECORD PLAYER、CASETTE DECK、HOME THEATER SYSTEM、AUDIO COMPONENT SYSTEM、AVアンプ、MD記録/再生装置、LASER DISC PLAYERなどである。家庭用熱器具とは例えば、電子レンジ、オーブンレンジ、トースター、IHクッキングヒーター、アイロンなどであり、冷暖房器具とは、例えば、エアコン、ファンヒーター、電気毛布、電気カーペット、扇風機などである。さらに本発明に係る電子装置は、冷蔵庫、洗濯機、布団乾燥機、衣類乾燥機、除湿機、加湿器、ウォシュレット付き便座、換気システム、パソコン、携帯電話、電話、時計、デジタルカメラ、ビデオカメラ、掃除機、ゲーム機、プロジェクターなどを含むものである。
スイッチング電源回路の本発明に関する部分のみを示した回路ブロック図 各波形を示す図であり、(a):間欠動作状態の電源発振波形、(b):図1中のA点における信号波形、(c):図1中のB点における電圧波形 間欠発振動作の周期を監視するフローチャート 電源オン処理を示すフローチャート 液晶表示装置を示す斜視図 従来の間欠発振を行うスイッチング電源回路の一例を示した回路ブロック図 各波形を示す図であり、(a):間欠動作状態の電源発振波形、(b):図6中のD点における電圧波形
符号の説明
1 液晶表示装置(電子機器)
10 スイッチング電源回路
17 発振動作監視回路
17a 整流平滑回路
17b 分圧回路
17c 電圧制限回路
110 マイコン
120 負荷
130 スイッチ回路

Claims (7)

  1. 装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器であって、当該スイッチング電源の発振動作のオン若しくはオフのタイミングを検出する発振動作監視回路を備えることにより、当該電子機器の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合に、前記発振動作監視回路から得られた発振動作の状態に従って所定のタイミングで負荷への電源供給を開始させることを特徴とするスイッチング電源回路を備えた電子機器。
  2. 前記電子装置が、装置の制御を行うマイコンと前記負荷への電源供給のオン・オフを切替えるスイッチ回路とを備え、且つ、前記発振動作監視回路が、整流平滑回路と分圧回路とを備えることにより、前記スイッチング電源回路の2次側に表れる電源波形を、前記マイコンに入力する発振オン・オフ信号に変換し、前記マイコンが、当該発振オン・オフ信号に従って所定のタイミングで前記スイッチ回路をオンさせることにより前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器。
  3. 前記発振動作監視回路が、電圧制限回路を有することを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器。
  4. 前記発振動作監視回路若しくは前記発振動作監視回路と前記マイコンとによって検出される、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間に、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器。
  5. 前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項4に記載のスイッチング電源回路を備えた電子機器。
  6. 装置の電源がオフ状態の時に間欠発振を行うスイッチング電源回路を備えた電子機器の電源制御方法であって、前記スイッチング電源の発振動作のオン若しくはオフのタイミングを検出し、当該電子機器の電源がオフである状態から電源オンの入力があった場合には、前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間に、負荷への電源供給を開始させることを特徴とする電源制御方法。
  7. 前記スイッチング電源の発振動作がオン状態である期間の前半80%となる期間内において、前記負荷への電源供給を開始させることを特徴とする請求項6に記載の電源制御方法。
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