JP3462784B2 - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP3462784B2
JP3462784B2 JP06686799A JP6686799A JP3462784B2 JP 3462784 B2 JP3462784 B2 JP 3462784B2 JP 06686799 A JP06686799 A JP 06686799A JP 6686799 A JP6686799 A JP 6686799A JP 3462784 B2 JP3462784 B2 JP 3462784B2
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康成 野口
円 西川
憲史 池田
浩 飯塚
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トランスの1次側
に流れる電流をスイッチングすることによってトランス
の2次側に所定の電源電圧を発生するスイッチング電源
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビやビデオテープレコーダ等の電子
機器の電源に使用される電源回路には、スイッチング電
源回路が使用される。このようなスイッチング電源回路
には、3端子から5端子程度の集積回路が使用され、ト
ランスの1次側をスイッチングするスイッチングトラン
ジスタとこのスイッチングトランジスタを駆動する駆動
回路が集積される。
【0003】図5は、このようなスイッチング電源回路
を示すブロック図である。交流電源は、ブリッジ整流回
路1によって直流に整流され、トランス2の1次側巻き
線の一端に供給される。1次側巻き線の他端は、スイッ
チング駆動用IC3に接続される。トランス2の2次側
巻き線2aの出力は、ダイオード4によって整流され、
電子機器の主電源V1として内部回路に供給されるとと
もに、電子機器を制御するためのマイコン5にもスイッ
チ6を介して供給される。また、2次側巻き線2bの出
力は、ダイオード7によって整流され、フォトトランジ
スタ8を介してIC3の電源として供給される。このフ
ォトトランジスタ8は、主電源V1の安定化の制御のた
めの帰還信号入力として用いられ、主電源V1に接続さ
れたフォトダイオード9と光学的に結合される。トラン
ス2の2次側巻き線2cは、ダイオード10によって整
流され、電子機器のスタンバイ状態におけるマイコン5
の電源V3としてスイッチ6を介してマイコン5に印加
される。
【0004】IC3は、最初の電源投入時にIC3を駆
動するためにIC3の各部に電圧を供給するためのスタ
ート回路11と、フォトトランジスタ8によってIC3
の電源に帰還された信号を検出するエラー検出回路12
と、スタンバイ状態においてスイッチング動作を間欠的
に行うための間欠帰還を決定するタイマー回路13と、
トランス2の1次側巻き線をスイッチングするMOSト
ランジスタ14と、マイコン5からの信号によって開閉
が制御されるスイッチ15によって発振周波数が切り替
えられる発振回路16と、発振回路16の発振出力をエ
ラー検出回路12の出力に基づいてパルス幅変調するP
WM回路17と、パルス幅変調された信号をタイマー回
路13の出力状態に従ってMOSトランジスタ14に印
加するロジック回路18から構成される。
【0005】図5の動作を説明する。電源が投入されて
いない状態では、トランスの2次側巻き線2bには電圧
が発生していないため、IC3には電源電圧が供給され
ていないので、IC3は動作していない。最初に電源が
投入されるとブリッジ整流回路1によって整流された電
圧が、トランス2の1次側巻き線からスタート回路11
を介してIC3に供給される。これにより、IC3の動
作が開始され、発振回路16の発振が開始する。このと
きの発振回路16の発振周波数は、100KHzであ
る。電源投入時のエラー検出回路12は、デューティ比
が徐々に大きくなるような出力を発生するため、発振出
力はPWM回路17によって初期状態のパルス幅変調を
行う。PWM回路17の出力はロジック回路18を介し
てMOSトランジスタ14に印加され、MOSトランジ
スタ14は、パルス幅変調された信号に従って1次側巻
き線のスイッチング動作を行う。これにより、トランス
2の各2次側巻き線に電圧が発生する。これによりマイ
コン5も動作し、マイコン5は、その出力信号によって
発行ダイオード9を動作させる。従って、フォトトラン
ジスタ8がオンして、2次側巻き線2bの電圧がIC3
に供給される。IC3に電圧が供給されると、スタート
回路11は、動作を停止し、1次側巻き線からIC3の
内部に電源供給することを止める。これにより通常の動
作状態が持続される。
【0006】次に、スタンバイ状態、即ち、電子機器の
内部が電源を必要とせずマイコン5だけが動作状態にな
る状態では、マイコン5は、その出力によってスイッチ
6を制御してマイコン5自身の電源を電流容量の少ない
2次巻き線2cからの電源に切り替えるとともに、発光
ダイオード9の動作を停止させる。これにより、フォト
トランジスタ8がオフするため2次巻き線2bからIC
3への電源供給が停止されるので、IC3の電源はスタ
ート回路11から供給される。このとき、IC3の電源
に接続されたコンデンサ19には、充電電流が流れ、I
C3の電源電圧は上昇する。タイマー回路13は、電源
電圧が所定のレベル、例えば、5.6Vに達するとスタ
ート回路11からの電源供給を停止する。するとコンデ
ンサ19からは放電電流が流れることになり、電源電圧
が低下をする。タイマー回路13は、電源電圧の電圧が
所定電圧、例えば、4.7Vに低下すると再びスタート
回路11からの電源供給を開始させる。このような動作
により、IC3の電源電圧ラインには、4.7Vと5.
6Vの振幅の三角波が繰り返し発生する。そして、タイ
マー回路13は、この三角波の周期を計数して、例え
ば、8周期ごとにロジック回路18を制御して、PWM
回路17の出力をMOSトランジスタ14に印加する。
尚、MOSトランジスタ14を制御する期間は、コンデ
ンサ19の放電期間、即ち、三角波の下降期間である。
更に、スタンバイ状態でマイコン5は、スイッチ6をオ
ンして発振回路16の発振周波数を20KHzに切り替
える。従って、MOSトランジスタ14は20KHzの
周波数で所定間隔で所定時間駆動されることになる。こ
れにより、スタンバイ状態での消費電力が削減されるこ
とになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5に示されたスイッ
チング電源回路の間欠動作は、8周期毎にスイッチング
動作がなされ、その期間にトランスの2次巻き線2Cに
電圧が発生し、これによりマイコン5への電源が供給さ
れるのである。しかし、スタンバイ状態における電源
は、マイコン5のみとは限らず、いろいろなアプリケー
ションによってマイコン以外にも駆動される回路や装置
が考えられる。例えば、時刻表示などを行うための液晶
表示装置や蛍光表示管等がある。従って、これらの回路
や装置によってスタンバイ状態の負荷容量は、様々に変
わる。
【0008】しかしながら、消費電力を低減するために
スタンバイ状態で間欠動作を行った場合には、負荷容量
の大きさによっては、十分な電圧が供給できず、マイコ
ン5などの誤動作を招くおそれがあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、トランスの1次側に流れ
る電流をスイッチングするスイッチング素子と、該スイ
ッチング素子のスイッチング周波数信号を発生する発振
回路と、前記トランスの2次側からの帰還信号を検出す
るエラー検出回路と、該エラー検出回路の検出出力に基
づき前記発振回路の出力をパルス幅変調するパルス幅変
調回路と、通常動作状態とスタンバイ状態によって前記
パルス幅変調回路の出力を連続的又は間欠的にスイッチ
ング素子に供給するロジック回路と、前記スタンバイ状
態の間欠周波数を作成するタイマー回路を備えたスイッ
チング電源回路において、前記タイマー回路は、前記2
次側からの電圧供給の遮断により前記1次側からの電圧
によって発振動作を行う充放電回路と、該充放電回路の
出力を分周する分周回路と、制御信号に従って前記分周
回路の出力を選択的に前記ロジック回路に印加する選択
回路を備えることにより、負荷の状態に応じて間欠周波
数を切り替えることが可能となる。
【0010】また、前記充放電回路は、前記トランスの
2次側から供給される電源ラインに設けられたコンデン
サと、該コンデンサに前記トランスの1次側から電圧を
供給するスタート回路と、前記電源ラインの電圧を検出
し前記スタート回路の動作を制御する電圧検出回路を備
え、前記分周回路は前記電圧検出回路の出力を分周する
ことにより、間欠周波数を得るものである。
【0011】更に、トランスの1次側に流れる電流をス
イッチングするスイッチング素子と、該スイッチング素
子のスイッチング周波数信号を発生する発振回路と、前
記トランスの2次側からの帰還信号を検出するエラー検
出回路と、該エラー検出回路の検出出力に基づき前記発
振回路の出力をパルス幅変調するパルス幅変調回路と、
通常動作状態とスタンバイ状態によって前記パルス幅変
調回路の出力を連続的又は間欠的にスイッチング素子に
供給するロジック回路と、前記スタンバイ状態の間欠周
波数を作成するタイマー回路を備えたスイッチング電源
回路において、前記発振回路は、制御信号によって発信
周波数が切り替えられる周波数切り替え回路を有すると
ともに、前記タイマー回路は、前記2次側からの電圧供
給の遮断により前記1次側からの電圧によって発振動作
を行う充放電回路と、該充放電回路の出力を分周する分
周回路と、前記制御信号に従って前記分周回路の出力を
選択的に前記ロジック回路に印加する選択回路を備えた
ことにより、発振回路の発振周波数を切り替えるための
端子を前記選択回路の切り替え端子として兼用できるも
のであり、端子数の増加を防止したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示す回路図であり、図5と同一部分については同一図
番を付して説明を略す。
【0013】本実施例の特徴は、電源ラインVcに接続
されたコンデンサCへの充放電を行うことによって発振
出力をタイマー回路13から得て、そのタイマー回路1
3に設けられた分周回路の分周出力を制御信号CONT
3によって切り替える切換回路19を設けたことであ
る。
【0014】図2は、図1に示されたスタート回路1
1、タイマー回路13、及び、切換回路19の具体的な
回路ブロック図である。IC3の電源ラインVcには、
外部にコンデンサCが接続される。また、この電源ライ
ンVcには、電圧が4.7Vに低下したことを検出する
電圧検出回路20と電圧が5.6V以上になったことを
検出する電圧検出回路21が接続され、各々の電圧検出
回路20、21の出力は、フリップフロップ22のリセ
ット端子Rとセット端子Rに接続される。フリップフロ
ップ22の出力Qは、インバータ23を介してスタート
回路であるNチャネルMOSトランジスタ24のゲート
に印加される。MOSトランジスタ24は、電源ライン
Vcとトランス2の1次側巻き線、即ち、スイッチング
トランジスタ14で駆動されるラインVDの間に設けら
れる。これらの回路によって充放電回路が形成される。
【0015】また、フリップフロップ22の出力Qは、
タイマー回路を構成する分周回路25の入力に接続され
る。分周回路25の出力Q1、Q2、Q3とフリップフ
ロップ22の出力Qは、ANDゲート26に印加され、
分周回路25の出力Q1とフリップフロップ22の出力
がANDゲート27に印加される。ANDゲート26は
1/8分周を検出するデコーダであり、またANDゲー
ト27は1/2分周を検出するデコーダである。更に、
ANDゲート26と27には、制御信号CONT3の相
補信号が印加され、制御信号CONT3によってAND
ゲート26と27の一方が動作するように切り替えられ
る。ANDゲート26と27の出力はORゲート28に
入力され、ORゲート28の出力が間欠周波数信号CL
Kとしてロジック回路18に印加される。これらAND
ゲート26、27とORゲート28によって切換回路が
構成される。
【0016】次に、スタンバイ状態の動作を説明する。
スタンバイ状態になると、受光トランジスタ8がオフす
るため、トランスの2次側から電源ラインVcに電圧が
供給されなくなる。これにより、電源ラインVcの電圧
が低下する。電圧が4.7V以下になると電圧検出回路
20の出力が「H」レベルとなってフリップフロップ2
2がリセットされる。従って、インバータ23の出力が
「H」レベルとなってMOSトランジスタ24がオン
し、1次側の電圧VDが電源ラインVcに供給され、コ
ンデンサCに充電される。この充電により電源ラインV
cの電圧が上昇し6.5V以上になると電圧検出回路2
1の出力が「H」レベルとなるためフリップフロップ2
2がセットされる。するとインバータ23の出力は
「L」レベルとなるため、MOSトランジスタ24はオ
フし、コンデンサCの放電が行われる。これを繰り返す
ことにより、電源ラインVcには三角波が発生する。ま
た、フリップフロップ22の出力Qは、三角波と同じ周
波数の矩形波となる。その周波数は、10Hz程度に設
定される。
【0017】分周回路25は、フリップフロップ22の
出力Qの立ち上がりを計数する回路で、その計数出力
「Q3、Q2、Q1」が「111」となった時にAND
ゲート26は、フリップフロップ22の出力Qの「H」
レベルの期間、即ち、MOSトランジスタ24がオフし
ている期間に「H」レベルの信号を出力する。従って、
1/8分周出力となる。一方、ANDゲート27は、計
数出力Q1が「1」となった時にフリップフロップ22
の出力Qの「H」レベルの期間「H」レベルの信号を出
力する。どちらのANDゲート出力を選択するかは、制
御信号CONT3によって選択される。制御信号CON
T3が「H」でベルである場合には、ANDゲート26
の1/8分周出力、即ち、1.25Hzの間欠周波数が
選択され、制御信号CONT3が「L」レベルの場合に
はANDゲート27の1/2分周出力、即ち、5Hzの
間欠周波数が選択される。
【0018】このように、スタンバイ状態において、間
欠的にMOSトランジスタ14のスイッチング動作を行
う間欠動作の周波数は、外部から制御信号CONT3に
よって切り替えられるのである。
【0019】一方、スタンバイ状態において、発振回路
16の発振周波数の選択も可能である。即ち、制御信号
CONT2によって、発振回路16の発振周波数を10
0KHzと20KHzに選択することも可能である。
【0020】従って、スタンバイ状態においては、負荷
の状態にあわせて、間欠周波数が1.25Hzと5Hz
の一方と、発振回路16の発振周波数が100KHzと
20KHzの一方を組み合わせて設定することができ
る。
【0021】図3は、本発明の第2の実施形態を示すブ
ロック図である。図1の実施形態と異なるところは、発
振回路16の発振周波数を切り替えるためのスイッチ1
5が接続された端子から分周数の切り替え回路19の制
御信号CONT3を得ていることである。即ち、通常動
作状態では、マイコン5からの制御信号CONT2が
「L」レベルであり、スイッチ15は、開いた状態にな
る。このとき、発振回路16は、100KHzの発振周
波数で発振をする。
【0022】一方、スタンバイ状態になると、前述した
如く、フォトトランジスタ8がオフすることによってタ
イマー回路13が動作し、10Hzの発振を開始する。
このとき、マイコン5からの制御信号CONT2が
「L」レベルであると、スイッチ15は、開いた状態に
あり、発振回路16の周波数切り替え端子は、「H」レ
ベルにプルアップされる。このとき、発振回路16の発
振周波数は100KHzである。また、切り替え回路1
9に印加される制御信号CONT3も「H」レベルであ
る。従って、切り替え回路19は、1/8分周出力、即
ち、1.25Hzの間欠周波数を出力する。この状態
は、間欠周波数が1.25Hzで発振周波数が100K
Hzの動作状態となる。
【0023】また、スタンバイ状態において、マイコン
5が制御信号CONT2を「H」レベルにすると、スイ
ッチ15は閉じて、発振回路16の周波数切り替え端子
は、「L」レベルに引き下げられる。これにより、発振
回路16の発振周波数は20KHzになる。また、切り
替え回路19は、1/2分周出力、即ち、5Hzの間欠
周波数を出力する。この状態は、間欠周波数が5Hzで
発振周波数が20KHzの動作状態となる。
【0024】このように、図3の実施形態によると、発
振回路16の周波数切り替え端子に印加された制御信号
によって2種類のスタンバイ動作状態が選択可能とな
り、図1のように特別に切り替え回路19を制御するた
めの端子が不要になる。
【0025】図4は、発振回路16の具体的な回路例で
ある。図において、NチャネルMOS30と31は、そ
のゲートが互いに接続されて、電流ミラー回路を構成す
る。NチャネルMOS30,31のドレインには各々P
チャネルMOS32,33が接続され、PチャネルMO
S32,33のソースは、電源Vddにソースが接続さ
れたPチャネルMOS34のドレインに共通に接続され
る。NチャネルMOS30のドレインと接地間には、コ
ンデンサ35が接続され、その接続点は、比較回路36
に接続される。比較回路36には基準電圧Vref1と
基準電圧Vref2が印加される。比較回路36の出力
は、インバータ37に印加される。またインバータ37
の出力は、インバーター38に印加される。そして、イ
ンバータ38の出力が発振出力OSCOUTとして取り
出される。また、インバータ37の出力はPチャネルM
OS32ゲートに接続され、インバータ38の出力はP
チャネルMOS33のゲートに印加される。
【0026】また、PチャネルMOS34のゲートは、
PチャネルMOS39のゲートと接続されて、電流ミラ
ー回路を構成する。PチャネルMOS39と接地間に
は、NチャネルMOS40が接続されとともに、Nチャ
ネルMOS41とNチャネルMOS42の直列接続され
た回路が設けられる。更に、NチャネルMOS40,4
1とNチャネルMOS44は、ゲートが共通に接続され
て、電流ミラー回路を構成する。ここでMOS40とM
OS44は同一サイズであり、MOS41のトランジス
タサイズは、例えば、1:4の関係にある。Nチャネル
MOS44には、ゲートがバイアス電圧Vbiasに接
続され、定電流源となるPチャネルMOS45が設けら
れる。NチャネルMOS42のゲートは、周波数切換端
子46に接続されるとともにプルアップ抵抗47によっ
て電源Vddに接続される。周波数切換端子46には、
図1に示されたスイッチSW2が接続される。
【0027】次に、発振動作について説明する。コンデ
ンサ35の端子電圧が基準電圧Vref1より小さい場
合、比較回路36の出力は「H」レベルであり、インバ
ータ37の出力は「L」レベル、インバータ38の出力
は「H」レベルになる。従って、MOS32はオン、M
OS33はオフとなり、MOS30及びMOS31もオ
フとなる。これにより、MOS34を流れる電流Ia
は、コンデンサ35に流れ、コンデンサ35の端子電圧
が上昇する。コンデンサ35の端子電圧が基準電圧Vr
ef1より大きくなると、比較回路36の出力は「L」
レベルとなる。するとMOS32はオフし、MOS33
とMOS30及び31がオンすることにより、MOS3
4に流れる電流Iaは、MOS33及び31に流れる。
従って、MOS30にはコンデンサ35からの放電電流
が流れ、コンデンサ35の端子電圧は下降する。コンデ
ンサの端子電圧が基準電圧Vref2より小さくなると
比較回路36の出力は「H」レベルとなる。そして前述
と同様の動作を行うことにより、コンデンサ35の端子
電圧は充放電を繰り返す三角波形となる。
【0028】一方、周波数切替端子46に印加された信
号が「H」レベルの場合、MOS42がオンするため、
MOS39に流れる電流はMOS40とMOS41の合
成された電流となる。この電流によってMOS34に流
れる電流がIaであり、この場合の発振周波数が100
KHzであるとする。次に、周波数切替端子46に
「L」レベルの信号が印加されると、MOS42はオフ
するため、MOS39に流れる電流はMOS40に流れ
る電流のみとなる。即ち、前述の場合の1/5となる。
従って、この場合には、MOS34に流れる電流も1/
5となり、コンデンサ35の充放電電流Iaは1/5に
なるため、発振回路の発振周波数は20KHzとなる。
【0029】このように、周波数切替端子46に印加す
る信号によって発振回路の発振周波数が切り替えられ
る。この周波数切替端子46は、切替回路19の制御信
号CONT3としても利用される。
【0030】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、スタンバ
イ状態における負荷の容量の大きさに応じて間欠駆動す
る周波数を切換設定することができるので、消費電力の
低減を意図して場合でも、安定した電圧を2次側に供給
することが可能となる。これにより、スイッチング電源
の適用範囲が広がり汎用性が向上する。
【0031】また、スタンバイ状態において、表示装置
によって表示を行う場合と、表示を消す場合などで、こ
の間欠駆動周波数の切換を行うことにより、2次側の負
荷状態に合わせて電源供給をコントロールできるので効
率よく電力消費を低減することが可能になる。
【0032】更に、間欠周波数の切換を制御する信号の
端子を特別に設けなくとも、発振回路の周波数切替端子
に印加される信号を間欠周波数の切換に利用できるの
で、端子数を増加することなく機能を向上することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示されたブロックの具体例を示す回路ブ
ロックである。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】発振回路の具体的な回路図である。
【図5】従来例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ブリッジ整流回路 2 トランス 3 IC 4、7、10 ダイオード 5 マイコン 6、15 スイッチ 8 フォトトランジスタ 9 発光ダイオード 11 スタート回路 12 エラー検出回路 13 タイマー回路 14 スイッチングトランジスタ 16 発振回路 17 パルス幅変調回路 18 ロジック回路 19 切換回路 20、21 電圧検出回路 22 フリップフロップ 23 インバータ 24 NチャネルMOSトランジスタ 25 分周回路 26、27 ANDゲート 28 ORゲート
フロントページの続き (72)発明者 飯塚 浩 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−65654(JP,A) 特開 平9−140128(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 3/28 H02J 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トランスの1次側に流れる電流をスイッ
    チングするスイッチング素子と、該スイッチング素子の
    スイッチング周波数信号を発生する発振回路と、前記ト
    ランスの2次側からの帰還信号を検出するエラー検出回
    路と、該エラー検出回路の検出出力に基づき前記発振回
    路の出力をパルス幅変調するパルス幅変調回路と、通常
    動作状態とスタンバイ状態によって前記パルス幅変調回
    路の出力を連続的又は間欠的にスイッチング素子に供給
    するロジック回路と、前記スタンバイ状態の間欠周波数
    を作成するタイマー回路を備えたスイッチング電源回路
    において、前記タイマー回路は、前記2次側からの電圧
    供給の遮断により前記1次側からの電圧によって発振動
    作を行う充放電回路と、該充放電回路の発振回数を計数
    する分周回路と、制御信号に従って定められた計数に達
    したとき前記分周回路から出力させ選択的に前記ロジッ
    ク回路に印加する選択回路を備え、前記定められた計数
    に達するまでの相違によりロジック回路のスタンバイ状
    態での間欠周波数を定め、負荷容量の大きさに応じてス
    タンバイ状態での消費電力を変えたたことを特徴とする
    スイッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 前記充放電回路は、前記トランスの2次
    側から供給される電源ラインに設けられたコンデンサ
    と、該コンデンサに前記トランスの1次側から電圧を供
    給するスタート回路と、前記電源ラインの電圧を検出し
    前記スタート回路の動作を制御する電圧検出回路とを備
    え、前記分周回路で前記電圧検出回路の検出回数を計数
    することを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源
    回路。
  3. 【請求項3】 トランスの一次側に流れる電流をスイッ
    チングするスイッチング素子と、該スイッチング素子の
    スイッチング周波数信号を発生する発振回路と、前記ト
    ランスの2次側からの帰還信号を検出するエラー検出回
    路と、該エラー検出回路の検出出力に基づき前記発振回
    路の出力をパルス幅変調するパルス幅変調回路と、通常
    動作状態とスタンバイ状態によって前記パルス幅変調回
    路の出力を連続的又は間欠的にスイッチング素子に供給
    するロジック回路と、前記スタンバイ状態の間欠周波数
    を作成するタイマー回路を備えたスイッチング電源回路
    において、前記発振回路は、制御信号によって発周波
    数が切り替えられる周波数切り替え回路を有するととも
    に、前記タイマー回路は、前記2次側からの電圧供給の
    遮断により前記1次側からの電圧によって発振動作を行
    う充放電回路と、該充放電回路の発振回数を計数する分
    周回路と、制御信号に従って定められた計数に達したと
    き前記分周回路から出力させ選択的に前記ロジック回路
    に印加する選択回路を備え、前記定められた計数に達す
    るまでの相違によりロジック回路のスタンバイ状態での
    間欠周波数を定め、負荷容量の大きさに応じてスタンバ
    イ状態での消費電力を変えたことを特徴とするスイッチ
    ング電源回路。
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