JP2000224853A - スイッチング電源用集積回路 - Google Patents
スイッチング電源用集積回路Info
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- JP2000224853A JP2000224853A JP11018848A JP1884899A JP2000224853A JP 2000224853 A JP2000224853 A JP 2000224853A JP 11018848 A JP11018848 A JP 11018848A JP 1884899 A JP1884899 A JP 1884899A JP 2000224853 A JP2000224853 A JP 2000224853A
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- circuit
- current
- oscillation
- power supply
- switching power
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スイッチング電源に使用される集積回路にお
いて、通常の動作状態とスタンバイ状態でスイッチング
周波数が切り替えられるものにおいて、通常動作状態の
スイッチング周波数を調整可能とする。 【解決手段】 発振回路の発信周波数を決定するコンデ
ンサ25の充電電流及び放電電流を調整するために、N
チャネルMOS34と並列に接続され、重み付けされた
NチャンネルMOS35,36,37を設け、更に、こ
れらのMOSに直列に接続されるダイオード41,4
2,43を設ける。このダイオードのカソードに電極パ
ッド47,48,49を設けて、ダイオードに破壊電流
を選択的に流して、短絡することにより重み付けされた
MOSの選択を行う。これにより、充電電流及び放電電
流を可変することが可能になる。
いて、通常の動作状態とスタンバイ状態でスイッチング
周波数が切り替えられるものにおいて、通常動作状態の
スイッチング周波数を調整可能とする。 【解決手段】 発振回路の発信周波数を決定するコンデ
ンサ25の充電電流及び放電電流を調整するために、N
チャネルMOS34と並列に接続され、重み付けされた
NチャンネルMOS35,36,37を設け、更に、こ
れらのMOSに直列に接続されるダイオード41,4
2,43を設ける。このダイオードのカソードに電極パ
ッド47,48,49を設けて、ダイオードに破壊電流
を選択的に流して、短絡することにより重み付けされた
MOSの選択を行う。これにより、充電電流及び放電電
流を可変することが可能になる。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、トランスの1次側
に流れる電流をスイッチングすることによってトランス
の2次側に所定の電源電圧を発生するスイッチング電源
に使用される集積回路に関する。
に流れる電流をスイッチングすることによってトランス
の2次側に所定の電源電圧を発生するスイッチング電源
に使用される集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビやビデオテープレコーダ等の電子
機器の電源に使用される電源回路には、スイッチング電
源装置が使用される。このようなスイッチング電源回路
には、3端子から5端子程度の集積回路が使用され、ト
ランスの1次側をスイッチングするスイッチングトラン
ジスタとこのスイッチングトランジスタを駆動する駆動
回路が集積される。
機器の電源に使用される電源回路には、スイッチング電
源装置が使用される。このようなスイッチング電源回路
には、3端子から5端子程度の集積回路が使用され、ト
ランスの1次側をスイッチングするスイッチングトラン
ジスタとこのスイッチングトランジスタを駆動する駆動
回路が集積される。
【0003】図2は、このようなスイッチング電源回路
を示すブロック図である。交流電源は、ブリッジ整流回
路1によって直流に整流され、トランス2の1次側巻き
線の一端に供給される。1次側巻き線の他端は、スイッ
チング駆動用IC3に接続される。トランス2の2次側
巻き線2aの出力は、ダイオード4によって整流され、
電子機器の主電源V1として内部回路に供給されるとと
もに、電子機器を制御するためのマイコン5にもスイッ
チ6を介して供給される。また、2次側巻き線2bの出
力は、ダイオード7によって整流され、フォトトランジ
スタ8を介してIC3の電源として供給される。このフ
ォトトランジスタ8は、主電源V1の安定化の制御のた
めの帰還信号入力として用いられ、主電源V1に接続さ
れたフォトダイオード9と光学的に結合される。トラン
ス2の2次側巻き線2cは、ダイオード10によって整
流され、電子機器のスタンバイ状態におけるマイコン5
の電源V3としてスイッチ6を介してマイコン5に印加
される。
を示すブロック図である。交流電源は、ブリッジ整流回
路1によって直流に整流され、トランス2の1次側巻き
線の一端に供給される。1次側巻き線の他端は、スイッ
チング駆動用IC3に接続される。トランス2の2次側
巻き線2aの出力は、ダイオード4によって整流され、
電子機器の主電源V1として内部回路に供給されるとと
もに、電子機器を制御するためのマイコン5にもスイッ
チ6を介して供給される。また、2次側巻き線2bの出
力は、ダイオード7によって整流され、フォトトランジ
スタ8を介してIC3の電源として供給される。このフ
ォトトランジスタ8は、主電源V1の安定化の制御のた
めの帰還信号入力として用いられ、主電源V1に接続さ
れたフォトダイオード9と光学的に結合される。トラン
ス2の2次側巻き線2cは、ダイオード10によって整
流され、電子機器のスタンバイ状態におけるマイコン5
の電源V3としてスイッチ6を介してマイコン5に印加
される。
【0004】IC3は、最初の電源投入時にIC3を駆
動するためにIC3の各部に電圧を供給するためのスタ
ート回路11と、フォトトランジスタ8によってIC3
の電源に帰還された信号を検出するエラー検出回路12
と、スタンバイ状態においてスイッチング動作を間欠的
に行うための間欠帰還を決定するタイマー回路13と、
トランス2の1次側巻き線をスイッチングするMOSト
ランジスタ14と、マイコン5からの信号によって開閉
が制御されるスイッチ15によって発振周波数が切り替
えられる発振回路16と、発振回路16の発振出力をエ
ラー検出回路12の出力に基づいてパルス幅変調するP
WM回路17と、パルス幅変調された信号をタイマー回
路13の出力状態に従ってMOSトランジスタ14に印
加するロジック回路18から構成される。
動するためにIC3の各部に電圧を供給するためのスタ
ート回路11と、フォトトランジスタ8によってIC3
の電源に帰還された信号を検出するエラー検出回路12
と、スタンバイ状態においてスイッチング動作を間欠的
に行うための間欠帰還を決定するタイマー回路13と、
トランス2の1次側巻き線をスイッチングするMOSト
ランジスタ14と、マイコン5からの信号によって開閉
が制御されるスイッチ15によって発振周波数が切り替
えられる発振回路16と、発振回路16の発振出力をエ
ラー検出回路12の出力に基づいてパルス幅変調するP
WM回路17と、パルス幅変調された信号をタイマー回
路13の出力状態に従ってMOSトランジスタ14に印
加するロジック回路18から構成される。
【0005】図2の動作を説明する。電源が投入されて
いない状態では、トランスの2次側巻き線2bには電圧
が発生していないため、IC3には電源電圧が供給され
ていないので、IC3は動作していない。最初に電源が
投入されるとブリッジ整流回路1によって整流された電
圧が、トランス2の1次側巻き線からスタート回路11
を介してIC3に供給される。これにより、IC3の動
作が開始され、発振回路16の発振が開始する。このと
きの発振回路16の発振周波数は、100KHzであ
る。電源投入時のエラー検出回路12は、デューティ比
が徐々に大きくなるような出力を発生するため、発振出
力はPWM回路17によって初期状態のパルス幅変調を
行う。PWM回路17の出力はロジック回路18を介し
てMOSトランジスタ14に印加され、MOSトランジ
スタ14は、パルス幅変調された信号に従って1次側巻
き線のスイッチング動作を行う。これにより、トランス
2の各2次側巻き線に電圧が発生する。これによりマイ
コン5も動作し、マイコン5は、その出力信号によって
発行ダイオード9を動作させる。従って、フォトトラン
ジスタ8がオンして、2次側巻き線2bの電圧がIC3
に供給される。IC3に電圧が供給されると、スタート
回路11は、動作を停止し、1次側巻き線からIC3の
内部に電源供給することを止める。これにより通常の動
作状態が持続される。
いない状態では、トランスの2次側巻き線2bには電圧
が発生していないため、IC3には電源電圧が供給され
ていないので、IC3は動作していない。最初に電源が
投入されるとブリッジ整流回路1によって整流された電
圧が、トランス2の1次側巻き線からスタート回路11
を介してIC3に供給される。これにより、IC3の動
作が開始され、発振回路16の発振が開始する。このと
きの発振回路16の発振周波数は、100KHzであ
る。電源投入時のエラー検出回路12は、デューティ比
が徐々に大きくなるような出力を発生するため、発振出
力はPWM回路17によって初期状態のパルス幅変調を
行う。PWM回路17の出力はロジック回路18を介し
てMOSトランジスタ14に印加され、MOSトランジ
スタ14は、パルス幅変調された信号に従って1次側巻
き線のスイッチング動作を行う。これにより、トランス
2の各2次側巻き線に電圧が発生する。これによりマイ
コン5も動作し、マイコン5は、その出力信号によって
発行ダイオード9を動作させる。従って、フォトトラン
ジスタ8がオンして、2次側巻き線2bの電圧がIC3
に供給される。IC3に電圧が供給されると、スタート
回路11は、動作を停止し、1次側巻き線からIC3の
内部に電源供給することを止める。これにより通常の動
作状態が持続される。
【0006】次に、スタンバイ状態、即ち、電子機器の
内部が電源を必要とせずマイコン5だけが動作状態にな
る状態では、マイコン5は、その出力によってスイッチ
6を制御してマイコン5自身の電源を電流容量の少ない
2次巻き線2cからの電源に切り替えるとともに、発光
ダイオード9の動作を停止させる。更に、スイッチ15
をオンして発振回路16の発振周波数を20KHzに切
り替える。これにより、フォトトランジスタ8がオフす
るため2次巻き線2bからIC3への電源供給が停止さ
れるので、IC3の電源はスタート回路11から供給さ
れる。このときタイマー回路13が動作し、所定の間隔
で所定の幅の出力をロジック回路18に出力する。従っ
て、MOSトランジスタ14は20KHzの周波数で所
定間隔で所定時間駆動されることになる。これにより、
スタンバイ状態での消費電力が削減されることになる。
内部が電源を必要とせずマイコン5だけが動作状態にな
る状態では、マイコン5は、その出力によってスイッチ
6を制御してマイコン5自身の電源を電流容量の少ない
2次巻き線2cからの電源に切り替えるとともに、発光
ダイオード9の動作を停止させる。更に、スイッチ15
をオンして発振回路16の発振周波数を20KHzに切
り替える。これにより、フォトトランジスタ8がオフす
るため2次巻き線2bからIC3への電源供給が停止さ
れるので、IC3の電源はスタート回路11から供給さ
れる。このときタイマー回路13が動作し、所定の間隔
で所定の幅の出力をロジック回路18に出力する。従っ
て、MOSトランジスタ14は20KHzの周波数で所
定間隔で所定時間駆動されることになる。これにより、
スタンバイ状態での消費電力が削減されることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図2に示されたスイッ
チング電源回路において、1次側巻き線を駆動するIC
3の発振回路16は、スイッチ15によって発振周波数
が切り替えられるが、その切り替え回路は、発振周波数
を決定するコンデンサの容量を切り替えることによって
行っている。例えば、コンデンサが1個の場合と2個並
列になった場合を切り替えるものである。さらには、こ
の発振回路には、通常動作状態の発振周波数を微調整す
る機能が設けられている。微調整回路は、周波数を決定
するコンデンサに流す電流を複数のダイオードを用い
て、調整するものである。いわゆるザッピングと呼ばれ
るものである。しかしながら、従来の発振回路16は、
周波数を切り替えるためにコンデンサが2個必要とな
り、チップ面積が増大する欠点があった。あるいは、切
り替えのためのコンデンサをIC3の外部部品として外
付けする必要があった。
チング電源回路において、1次側巻き線を駆動するIC
3の発振回路16は、スイッチ15によって発振周波数
が切り替えられるが、その切り替え回路は、発振周波数
を決定するコンデンサの容量を切り替えることによって
行っている。例えば、コンデンサが1個の場合と2個並
列になった場合を切り替えるものである。さらには、こ
の発振回路には、通常動作状態の発振周波数を微調整す
る機能が設けられている。微調整回路は、周波数を決定
するコンデンサに流す電流を複数のダイオードを用い
て、調整するものである。いわゆるザッピングと呼ばれ
るものである。しかしながら、従来の発振回路16は、
周波数を切り替えるためにコンデンサが2個必要とな
り、チップ面積が増大する欠点があった。あるいは、切
り替えのためのコンデンサをIC3の外部部品として外
付けする必要があった。
【0008】そこで、本発明は、発振回路16のコンデ
ンサに流す充放電電流を変化させて発振周波数を切り替
えるとともに、簡単な回路で充放電電流を微調整するこ
とのできるスイッチング電源用集積回路を提供するもの
である。
ンサに流す充放電電流を変化させて発振周波数を切り替
えるとともに、簡単な回路で充放電電流を微調整するこ
とのできるスイッチング電源用集積回路を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した点に
鑑みて創作されたものであり、端子に供給される信号に
基づいて発振周波数が変更される発振回路と、トランス
の2次側からの帰還に基づき前記発振回路の出力をパル
ス幅変調するパルス幅変調回路と、通常動作状態と待機
動作モードによって前記パルス幅変調回路の出力を連続
的又は間欠的にスイッチング素子に供給するロジック回
路を備え、前記トランスの1次側に流れる電流を前記ス
イッチング素子によってスイッチングし、前記トランス
の2次側に電圧を発生させるスイッチング電源用集積回
路において、前記発振回路は外部からの作用によって発
振周波数が設定される周波数設定回路を有し、外部から
発振周波数の調整を可能としたものである。
鑑みて創作されたものであり、端子に供給される信号に
基づいて発振周波数が変更される発振回路と、トランス
の2次側からの帰還に基づき前記発振回路の出力をパル
ス幅変調するパルス幅変調回路と、通常動作状態と待機
動作モードによって前記パルス幅変調回路の出力を連続
的又は間欠的にスイッチング素子に供給するロジック回
路を備え、前記トランスの1次側に流れる電流を前記ス
イッチング素子によってスイッチングし、前記トランス
の2次側に電圧を発生させるスイッチング電源用集積回
路において、前記発振回路は外部からの作用によって発
振周波数が設定される周波数設定回路を有し、外部から
発振周波数の調整を可能としたものである。
【0010】また、前記発振回路は、コンデンサの充電
及び放電に基づく発振回路であり、前記周波数設定回路
は、前記コンデンサに充電する充電電流を流す電流ミラ
ー回路と、該電流ミラー回路に接続され、各々重みづけ
された電流値を有する複数の電流源と、該電流源に接続
され、外部からの作用によって前記複数の電流源を各々
単独で動作又は不動作状態に選択する選択素子を有する
ことにより、発振回路の周波数を調整可能とした。
及び放電に基づく発振回路であり、前記周波数設定回路
は、前記コンデンサに充電する充電電流を流す電流ミラ
ー回路と、該電流ミラー回路に接続され、各々重みづけ
された電流値を有する複数の電流源と、該電流源に接続
され、外部からの作用によって前記複数の電流源を各々
単独で動作又は不動作状態に選択する選択素子を有する
ことにより、発振回路の周波数を調整可能とした。
【0011】更に、前記選択素子は、複数の電流源と逆
方向に直列接続されたダイオードと、該ダイオードの少
なくとも一端に設けられたプロービングパッドを備え、
前記プロービングパッドから前記ダイオードに電流を流
して前記ダイオードを短絡状態にすることにより、前記
電流源を動作状態に設定することにより、周波数の調整
を可能とした。
方向に直列接続されたダイオードと、該ダイオードの少
なくとも一端に設けられたプロービングパッドを備え、
前記プロービングパッドから前記ダイオードに電流を流
して前記ダイオードを短絡状態にすることにより、前記
電流源を動作状態に設定することにより、周波数の調整
を可能とした。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態を示す
回路図であり、図2に示された発振回路16に使用され
る回路である。NチャネルMOS20と21は、そのゲ
ートが互いに接続されて、電流ミラー回路を構成する。
NチャネルMOS20,21のドレインには各々Pチャ
ネルMOS22,23が接続され、PチャネルMOS2
2,23のソースは、電源Vddにソースが接続された
PチャネルMOS24のドレインに共通に接続される。
NチャネルMOS20のドレインと接地間には、コンデ
ンサ25が接続され、その接続点は、コンパレータ2
6,27の負入力に接続される。コンパレータ26の正
入力には基準電圧Vref1が印加され、コンパレータ
27の正入力には基準電圧Vref2が印加される。ま
た、各々のコンパレータ26,27と電源間にはPチャ
ネルMOS28,29が設けられる。コンパレータ2
6,27の出力は互いに接続され、インバータ30に印
加される。またインバータ30の出力は、インバーター
31に印加される。そして、インバータ31の出力が発
振出力OSCOUTとして取り出される。また、インバ
ータ30の出力はPチャネルMOS22と28のゲート
に接続され、インバータ31の出力はPチャネルMOS
23と29のゲートに印加される。従って、Pチャネル
MOS22、28がオフの時には、コンパレータ26は
不動作状態になり、PチャネルMOS23,29がオフ
しているときにはコンパレータ27が不動作状態にな
る。
回路図であり、図2に示された発振回路16に使用され
る回路である。NチャネルMOS20と21は、そのゲ
ートが互いに接続されて、電流ミラー回路を構成する。
NチャネルMOS20,21のドレインには各々Pチャ
ネルMOS22,23が接続され、PチャネルMOS2
2,23のソースは、電源Vddにソースが接続された
PチャネルMOS24のドレインに共通に接続される。
NチャネルMOS20のドレインと接地間には、コンデ
ンサ25が接続され、その接続点は、コンパレータ2
6,27の負入力に接続される。コンパレータ26の正
入力には基準電圧Vref1が印加され、コンパレータ
27の正入力には基準電圧Vref2が印加される。ま
た、各々のコンパレータ26,27と電源間にはPチャ
ネルMOS28,29が設けられる。コンパレータ2
6,27の出力は互いに接続され、インバータ30に印
加される。またインバータ30の出力は、インバーター
31に印加される。そして、インバータ31の出力が発
振出力OSCOUTとして取り出される。また、インバ
ータ30の出力はPチャネルMOS22と28のゲート
に接続され、インバータ31の出力はPチャネルMOS
23と29のゲートに印加される。従って、Pチャネル
MOS22、28がオフの時には、コンパレータ26は
不動作状態になり、PチャネルMOS23,29がオフ
しているときにはコンパレータ27が不動作状態にな
る。
【0013】また、PチャネルMOS24のゲートは、
PチャネルMOS33のゲートと接続されて、電流ミラ
ー回路を構成する。PチャネルMOS33と接地間に
は、NチャネルMOS34が接続されとともに、Nチャ
ネルMOS35,36,37とNチャネルMOS38,
39,40とダイオード41,42,43の各々の直列
接続された回路が設けられる。更に、NチャネルMOS
34,35,36,37とNチャネルMOS44は、ゲ
ートが共通に接続されて、電流ミラー回路を構成する。
NチャネルMOS44には、ゲートがバイアス電圧Vb
iasに接続され、定電流源となるPチャネルMOS4
5が設けられる。
PチャネルMOS33のゲートと接続されて、電流ミラ
ー回路を構成する。PチャネルMOS33と接地間に
は、NチャネルMOS34が接続されとともに、Nチャ
ネルMOS35,36,37とNチャネルMOS38,
39,40とダイオード41,42,43の各々の直列
接続された回路が設けられる。更に、NチャネルMOS
34,35,36,37とNチャネルMOS44は、ゲ
ートが共通に接続されて、電流ミラー回路を構成する。
NチャネルMOS44には、ゲートがバイアス電圧Vb
iasに接続され、定電流源となるPチャネルMOS4
5が設けられる。
【0014】ここで、NチャネルMOS35,36,3
7は、1:2:4の重み付けをされたトランジスタサイ
ズで構成されており、NチャネルMOS38,39,4
0のゲートは、外部端子46に接続されるとともに電源
電圧との間に抵抗50が接続される。外部端子46は、
図2に示されたスイッチ15が接続され、発振周波数の
切り替えを制御する端子である。
7は、1:2:4の重み付けをされたトランジスタサイ
ズで構成されており、NチャネルMOS38,39,4
0のゲートは、外部端子46に接続されるとともに電源
電圧との間に抵抗50が接続される。外部端子46は、
図2に示されたスイッチ15が接続され、発振周波数の
切り替えを制御する端子である。
【0015】ダイオード41,42,43のアノードに
は、配線電極をやや太くすることによってプロービング
端子が接触可能な電極パッド47,48,49が設けら
れる。これらの電極パッド47,48,49と接地間に
ダイオードの破壊電流を流すことにより、ダイオードが
短絡され、重み付けされたNチャネルMOS35,3
6,37の選択を行うことができる。これにより発振回
路の発振周波数の微調整が可能となる。即ち、Pチャネ
ルMOS33に流れる電流は、NチャネルMOS34が
単独の場合に対して、NチャネルMOS35,36,3
7の重み付けによって組み合わされる8通りの電流が加
算されることになり、この電流によって周波数が変更及
び調整される。尚、周波数の調整は、ICのチップの状
態でテストする際にプロービング装置によって行われ
る。
は、配線電極をやや太くすることによってプロービング
端子が接触可能な電極パッド47,48,49が設けら
れる。これらの電極パッド47,48,49と接地間に
ダイオードの破壊電流を流すことにより、ダイオードが
短絡され、重み付けされたNチャネルMOS35,3
6,37の選択を行うことができる。これにより発振回
路の発振周波数の微調整が可能となる。即ち、Pチャネ
ルMOS33に流れる電流は、NチャネルMOS34が
単独の場合に対して、NチャネルMOS35,36,3
7の重み付けによって組み合わされる8通りの電流が加
算されることになり、この電流によって周波数が変更及
び調整される。尚、周波数の調整は、ICのチップの状
態でテストする際にプロービング装置によって行われ
る。
【0016】次に、動作を説明する。まず、外部端子4
6がスイッチ15によって接地されている場合、即ち、
スタンバイ状態の場合、NチャネルMOS38,39,
40は、オフしているためNチャネルMOS44と電流
ミラー接続されたトランジスタは、NチャネルMOS3
4だけとなり、PチャネルMOS33には、電流Iaが
流れる。従って、PチャネルMOS33と同一サイズで
作られているPチャネルMOS24にも電流Iaが流れ
る。今、インバータ30の出力が「L」レベルで、イン
バータ31の出力が「H」レベルであるとすると、Pチ
ャネルMOS23及び29は、オフであり、Pチャネル
MOS22及び28は、オンしている。従って、コンパ
レータ27は不動作状態であり、コンパレータ26は、
動作状態にある。更に、PチャンネルMOS23がオフ
しているため、NチャネルMOS21及び20もオフ状
態にある。従って、PチャネルMOS24に流れる電流
Iaは、PチャネルMOS22を介してコンデンサ25
を充電する。これによりコンデンサ25の端子電圧は、
徐々に上昇する。
6がスイッチ15によって接地されている場合、即ち、
スタンバイ状態の場合、NチャネルMOS38,39,
40は、オフしているためNチャネルMOS44と電流
ミラー接続されたトランジスタは、NチャネルMOS3
4だけとなり、PチャネルMOS33には、電流Iaが
流れる。従って、PチャネルMOS33と同一サイズで
作られているPチャネルMOS24にも電流Iaが流れ
る。今、インバータ30の出力が「L」レベルで、イン
バータ31の出力が「H」レベルであるとすると、Pチ
ャネルMOS23及び29は、オフであり、Pチャネル
MOS22及び28は、オンしている。従って、コンパ
レータ27は不動作状態であり、コンパレータ26は、
動作状態にある。更に、PチャンネルMOS23がオフ
しているため、NチャネルMOS21及び20もオフ状
態にある。従って、PチャネルMOS24に流れる電流
Iaは、PチャネルMOS22を介してコンデンサ25
を充電する。これによりコンデンサ25の端子電圧は、
徐々に上昇する。
【0017】この端子電圧が、コンパレータ26の基準
電圧Vref1に達すると、コンパレータ26の出力が
反転し、インバータ30の出力が「H」レベル、インバ
ータ31の出力が「L」レベルになる。すると、Pチャ
ネルMOS23,29がオン、PチャネルMOS22,
28がオンとなり、コンパレータ27が動作状態にな
る。この状態では、NチャネルMOS21に電流Iaが
流れるため、ミラー接続されたNチャネルMOS20に
は、コンデンサ25から放電電流Iaが流れる。これに
より、コンデンサ25の端子電圧は、徐々に減少する。
この端子電圧が、基準電圧Vref2より低くなると、
コンパレータ27の出力が反転し、インバータ30及び
31の出力は、先の状態に戻る。従って、コンデンサ2
5への充電が行われる。以上の動作を繰り返すことによ
り、インバータ31から発振出力が取り出される。尚、
基準電圧Vref1は、Vref2より大きく設定され
ているので、コンデンサ25の端子電圧は、Vref1
とVref2を振幅とする信号となる。
電圧Vref1に達すると、コンパレータ26の出力が
反転し、インバータ30の出力が「H」レベル、インバ
ータ31の出力が「L」レベルになる。すると、Pチャ
ネルMOS23,29がオン、PチャネルMOS22,
28がオンとなり、コンパレータ27が動作状態にな
る。この状態では、NチャネルMOS21に電流Iaが
流れるため、ミラー接続されたNチャネルMOS20に
は、コンデンサ25から放電電流Iaが流れる。これに
より、コンデンサ25の端子電圧は、徐々に減少する。
この端子電圧が、基準電圧Vref2より低くなると、
コンパレータ27の出力が反転し、インバータ30及び
31の出力は、先の状態に戻る。従って、コンデンサ2
5への充電が行われる。以上の動作を繰り返すことによ
り、インバータ31から発振出力が取り出される。尚、
基準電圧Vref1は、Vref2より大きく設定され
ているので、コンデンサ25の端子電圧は、Vref1
とVref2を振幅とする信号となる。
【0018】前述の充電及び放電電流がIaの時の発振
周波数が20KHzであるとすると、充電及び放電電流
Iaの5倍の電流が流れた場合には、発振周波数は、5
倍の100KHzになる。そこで、重み付けされたNチ
ャネルMOS35,36,37の最小のサイズのNチャ
ネルMOS35のトランジスタサイズをNチャネルMO
S34と同一サイズにした場合には、40KHzから1
80KHzの範囲で20KHzステップで可変すること
が可能になる。
周波数が20KHzであるとすると、充電及び放電電流
Iaの5倍の電流が流れた場合には、発振周波数は、5
倍の100KHzになる。そこで、重み付けされたNチ
ャネルMOS35,36,37の最小のサイズのNチャ
ネルMOS35のトランジスタサイズをNチャネルMO
S34と同一サイズにした場合には、40KHzから1
80KHzの範囲で20KHzステップで可変すること
が可能になる。
【0019】例えば、ダイオード43だけに破壊電流を
流して短絡させると、4倍の電流を余計に流すことが可
能になる。このとき、外部端子46に接続されたスイッ
チ15が開かれると、抵抗47によってNチャネルMO
S38,39,40のゲートには「H」レベルの電圧が
印加され、これらのMOSはオンとなる。これにより、
PチャネルMOS33に流れる電流は、NチャネルMO
S34とNチャネルMOS37に流れる電流が加算され
た電流、即ち、Iaの5倍の電流となる。従って、この
ときの発振周波数は、100KHzとなる。このよう
に、重み付けされたNチャネルMOS35,36,37
の選択をダイオード41,42,43によって選択する
ことにより、20KHzの2倍から9倍の発振周波数を
得ることが可能となる。
流して短絡させると、4倍の電流を余計に流すことが可
能になる。このとき、外部端子46に接続されたスイッ
チ15が開かれると、抵抗47によってNチャネルMO
S38,39,40のゲートには「H」レベルの電圧が
印加され、これらのMOSはオンとなる。これにより、
PチャネルMOS33に流れる電流は、NチャネルMO
S34とNチャネルMOS37に流れる電流が加算され
た電流、即ち、Iaの5倍の電流となる。従って、この
ときの発振周波数は、100KHzとなる。このよう
に、重み付けされたNチャネルMOS35,36,37
の選択をダイオード41,42,43によって選択する
ことにより、20KHzの2倍から9倍の発振周波数を
得ることが可能となる。
【0020】尚、もっと細かな周波数の調整を行う場合
には、例えば、NチャンネルMOS34の3倍のサイズ
のMOSが、外部端子46によってNチャネルMOS4
4に固定的にミラー接続されるように構成し、ダイオー
ド41、42,43によって選択可能なMOSは、その
最小サイズを、例えば、NチャネルMOS34の1/4
のサイズに構成する。これにより、充電及び放電電流I
aの0.25倍のステップで可変することができ、周波
数は、5KHz間隔で可変することができる。
には、例えば、NチャンネルMOS34の3倍のサイズ
のMOSが、外部端子46によってNチャネルMOS4
4に固定的にミラー接続されるように構成し、ダイオー
ド41、42,43によって選択可能なMOSは、その
最小サイズを、例えば、NチャネルMOS34の1/4
のサイズに構成する。これにより、充電及び放電電流I
aの0.25倍のステップで可変することができ、周波
数は、5KHz間隔で可変することができる。
【0021】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、コンデン
サの充放電電流を切り替えるMOSトランジスタにザッ
ピング用のダイオードを直列接続することによって、通
常動作状態の発振周波数の微調整が簡単に行えるもの
で、内部に2つのコンデンサを内蔵する必要もなく、コ
ンデンサを外部接続する必要も無くなるので、集積回路
のチップ面積が減少する利点がある。更には、周波数調
整のための特別の外部端子を設ける必要が無く、プロー
ビングパッドだけで、チップのテスト時に設定すること
ができるので最終形態での端子数の増加も防止できるも
のである。
サの充放電電流を切り替えるMOSトランジスタにザッ
ピング用のダイオードを直列接続することによって、通
常動作状態の発振周波数の微調整が簡単に行えるもの
で、内部に2つのコンデンサを内蔵する必要もなく、コ
ンデンサを外部接続する必要も無くなるので、集積回路
のチップ面積が減少する利点がある。更には、周波数調
整のための特別の外部端子を設ける必要が無く、プロー
ビングパッドだけで、チップのテスト時に設定すること
ができるので最終形態での端子数の増加も防止できるも
のである。
【図1】本発明の実施形態を示す発振回路の回路図であ
る。
る。
【図2】スイッチング電源回路を示すブロック図であ
る。
る。
1 ブリッジ整流回路 2 トランス 3 IC 4、7、10 ダイオード 5 マイコン 6、15 スイッチ 8 フォトトランジスタ 9 発光ダイオード 11 スタート回路 12 エラー検出回路 13 タイマー回路 14 スイッチングトランジスタ 16 発振回路 17 パルス幅変調回路 18 ロジック回路 25 コンデンサ 26、27 コンパレータ 35、36、37 NチャネルMOS 41、42、43 ダイオード 47、48、49 電極パッド
Claims (3)
- 【請求項1】 端子に供給される信号に基づいて発振周
波数が変更される発振回路と、トランスの2次側からの
帰還に基づき前記発振回路の出力をパルス幅変調するパ
ルス幅変調回路と、通常動作状態とスタンバイ状態によ
って前記パルス幅変調回路の出力を連続的又は間欠的に
スイッチング素子に供給するロジック回路を備え、前記
トランスの1次側に流れる電流を前記スイッチング素子
によってスイッチングし、前記トランスの2次側に電圧
を発生させるスイッチング電源用集積回路において、前
記発振回路は外部からの作用によって発振周波数が設定
される周波数設定回路を有し、外部から発振周波数の調
整を可能としたことを特徴とするスイッチング電源用集
積回路。 - 【請求項2】 前記発振回路は、コンデンサの充電及び
放電に基づく発振回路であり、前記周波数設定回路は、
前記コンデンサに充電する充電電流を流す電流ミラー回
路と、該電流ミラー回路に接続され、各々重みづけされ
た電流値を有する複数の電流源と、該電流源に接続さ
れ、外部からの作用によって前記複数の電流源を各々単
独で動作又は不動作状態に選択する選択素子を有するこ
とを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源用集積
回路。 - 【請求項3】 前記選択素子は、複数の電流源と逆方向
に直列接続されたダイオードと、該ダイオードの少なく
とも一端に設けられたプロービングパッドを備え、前記
プロービングパッドから前記ダイオードに電流を流して
前記ダイオードを短絡状態にすることにより、前記電流
源を動作状態に設定することを特徴とする請求項2記載
のスイッチング電源用集積回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11018848A JP2000224853A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | スイッチング電源用集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11018848A JP2000224853A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | スイッチング電源用集積回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000224853A true JP2000224853A (ja) | 2000-08-11 |
Family
ID=11982986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11018848A Pending JP2000224853A (ja) | 1999-01-27 | 1999-01-27 | スイッチング電源用集積回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000224853A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100995914B1 (ko) | 2008-11-13 | 2010-11-22 | 한국전기연구원 | 대기전력 저감용 스위치모드 전원공급장치 |
-
1999
- 1999-01-27 JP JP11018848A patent/JP2000224853A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100995914B1 (ko) | 2008-11-13 | 2010-11-22 | 한국전기연구원 | 대기전력 저감용 스위치모드 전원공급장치 |
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