JP4058767B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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    • Y10S323/902Optical coupling to semiconductor

Description

本発明は、トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングすることによってトラ
ンスの2次側コイルに所定の電源電圧を発生するスイッチング電源装置に関し、特に、D
VDレコーダやDVDプレイヤなどの光ディスク装置の電源として用いられるスイッチン
グ電源装置に関する。
DVDレコーダやDVDプレイヤなどの光ディスク装置の電源としては、スイッチング
電源装置が用いられている。従来のスイッチング電源装置は、1次側コイルに流れる電流
のスイッチング動作により2次側コイルに誘起電圧が出力されるトランスと、このトラン
スの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさせる発振信号を発生する発振回路と、ト
ランスの2次側コイルに誘起される電圧に基づくDC電圧が所定値になるように発振回路
の発振信号を制御する発振制御回路と、トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの
12V電源電圧を生成する12V生成回路と、トランスの2次側コイルの出力電圧により
5V電源電圧を生成する5V生成回路と、前記5V電源電圧に基づいて生成された5V基
準電圧と前記5V電源電圧とを比較することによって前記5V電源電圧の変動をエラー信
号として検出して該エラー信号を発振制御回路へのフィードバック信号として供給する電
源帰還回路とを備えている。
なお、その他の従来のスイッチング電源装置として、トランスを2個使用し、通常動作
用と待機動作用とでトランスの使用用途を分け、待機時の低消費電力化を図っているもの
があるが、トランスを2個使用するので、トランス自体の電力損失も多くなり、待機時の
消費電力を1W以下に抑えるのは難しくなる。
図8は従来のスイッチング電源装置に備えられる電源帰還回路の回路図である。この電
源帰還回路は、抵抗R1〜抵抗R7,抵抗R9とコンデンサC1とトランジスタT1とツ
ェナーダイオードD1とフォトカプラPとを備えている。抵抗R1の一端には12V電源
電圧が供給され、その他端にはツェナーダイオードD1のカソードおよび抵抗R2の一端
が接続されている。ツェナーダイオードD1のアノードは接地され、抵抗R2の他端は抵
抗R3の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、抵抗R4の一端と抵抗R5の一端と
に接続されている。
抵抗R4の他端は接地され、抵抗R5の他端は抵抗R6の一端と抵抗R7の一端に接続
されている。抵抗R6の他端はコンデンサC1の一端に接続され、抵抗R7の他端はトラ
ンジスタT1のベースに接続されている。コンデンサC1の他端はトランジスタT1のエ
ミッタに接続され、このエミッタには5V電源電圧が供給される。トランジスタT1のコ
レクタは、抵抗R9を介してフォトカプラPに含まれる発光ダイオードD2のアノードに
接続されている。発光ダイオードD2のカソードは接地されている。フォトカプラPに含
まれるフォトトランジスタT2のコレクタおよびエミッタは、前述した発振制御回路に接
続されている。
抵抗R3と抵抗R4との接続点を含む基準電圧ラインと、5V電源電圧が変動した時に
生じるエラー信号を検出するエラー検出素子としてのトランジスタT1のベースラインを
含む制御ラインとの接続点Bの電圧は、抵抗R1〜抵抗R4およびツェナーダイオードD
1の動作により一定の5Vに設定される。抵抗R6およびコンデンサC1は、トランジス
タT1の動作時における位相を補償するためのものである。
ここで、トランジスタT1のエミッタに供給されている5V電源電圧が高くなり5Vを
超えると、トランジスタT1のコレクタ電流が増加し、この増加したコレクタ電流が抵抗
R9を介してフォトカプラPに入力される。これにより、フォトカプラPの発光ダイオー
ドD2は電流が増加して出射光量が増加し、この増加した出射光を受光したフォトトラン
ジスタT2は等価抵抗が小さくなる。したがって、後述する発振制御回路は、発振回路の
発振信号を制御して、5V電源電圧を5Vに戻すように制御する。
一方、5V電源電圧が低くなり5Vより下がると、トランジスタT1のコレクタ電流が
減少し、この減少したコレクタ電流が抵抗R9を介してフォトカプラPに入力される。こ
れにより、フォトカプラPの発光ダイオードD2は電流が減少して出射光量が減少し、こ
の減少した出射光を受光したフォトトランジスタT2は等価抵抗が大きくなる。したがっ
て、前述した発振制御回路は、発振回路の発振信号を制御して、5V電源電圧を5Vに戻
すように制御する。このように電源帰還回路9は、前述した5V生成回路から出力される
5V電源電圧を一定の5Vに保つようにするためのフィードバック動作を行う。
特開2000−287444号公報 特開昭60−16178号公報
ところで、このような従来のスイッチング電源装置を搭載した例えば光ディスク装置で
は、待機時の消費電力を削減するため、待機時にはチューナーや蛍光表示管への電源を切
るようにしていたが、待機時に1W以下の消費電力を実現することが難しかった。そこで
、光ディスク装置に備えられているマイクロコンピュータを用い、このマイクロコンピュ
ータから間欠発振パルスを発生させ、この間欠発振パルスを図8に示す電源帰還回路の接
続点Bに注入して、トランジスタT1をスイッチングさせることにより、低消費電力化を
図ろうとしたが、このマイクロコンピュータは5V電源電圧よりも低い3.3V電源電圧
で動作するので、接続点Bからマイクロコンピュータへ電流が逆流し、マイクロコンピュ
ータは正常に動作ができなくなった。
なお、特許文献1の従来技術は、スタンバイ状態(待機状態)で間欠的にスイッチング
動作を行うスイッチング電源回路において、間欠周波数を切換可能とし、トランスの2次
側の負荷の大きさに対応して安定した電源電圧を供給可能としているが、前述したように
スイッチング電源装置から出力されるメイン電源の電圧よりも低い電圧で動作するマイク
ロコンピュータからの間欠発振クロックを用いて、待機時の消費電力の低減を図るもので
はない。
特許文献2の従来技術は、小電力負荷に電源を供給するときにはスイッチング素子を間
欠発振系によってオン/オフ動作させるようにしたことによって、供給する電源の電力に
見合った大きさの電力を供給するように構成されているが、この従来技術も、スイッチン
グ電源装置から出力されるメイン電源の電圧よりも低い電圧で動作するマイクロコンピュ
ータからの間欠発振クロックを用いて、待機時の消費電力の低減を図るものではない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、メイン電源の電圧より
も低い電圧で動作するマイクロコンピュータからの間欠発振クロックを用いて、待機時の
消費電力の低減を図れるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、トランスの1次側コイルに流れる電流
をスイッチングさせる発振信号を発生する発振回路と、前記トランスの2次側コイルに誘
起される電圧に基づくDC電圧が所定値になるように前記発振回路の発振信号を制御する
発振制御回路と、前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を
生成する第1の電源電圧生成回路と、前記トランスの2次側コイルの出力電圧により前記
第1の電源電圧よりも低いDCの第2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、
前記第1の電源電圧に基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較するこ
とによって前記第2の電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記発
振制御回路へのフィードバック信号として供給する電源帰還回路とを備えたスイッチング
電源装置において、前記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、
第4の抵抗と、第5の抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗
と、第1のコンデンサと、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと
、フォトカプラとを備え、前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、そ
の他端には前記ツェナーダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、
前記ツェナーダイオードのアノードは接地され、前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗
の一端に接続され、前記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一
端と前記第8の抵抗の一端と接続され、前記第4の抵抗の他端は接地され、前記第5の抵
抗の他端は前記第6の抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、前記第8の抵抗の
他端は前記第2のコンデンサの一端に接続され、前記第2のコンデンサの他端はマイクロ
コンピュータの出力ポートに接続され、前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの
一端に接続され、前記第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、前記第
1のコンデンサの他端は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタには前記
第2の電源電圧が供給され、前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前
記フォトカプラに含まれる発光ダイオードのアノードに接続され、前記発光ダイオードの
カソードは接地され、前記フォトカプラに含まれるフォトトランジスタのコレクタおよび
エミッタは、前記発振制御回路に接続されており、前記マイクロコンピュータは前記第2
の電源電圧よりも低い第3の電源電圧が供給されるとともに前記出力ポートから間欠発振
パルスを出力でき、前記間欠発振パルスのデューティ比および周波数を変化させ、待機時
の消費電力が最も低消費電力になるところの間欠発振パルスを前記マイクロコンピュータ
に設定し、この設定された間欠発振パルスを待機時に前記第2のコンデンサおよび前記第
8の抵抗の直列回路を介して注入することを特徴とするスイッチング電源装置を提供する

この構成において、間欠発振パルスのデューティ比および周波数を変化させ、待機時の
消費電力が最も低消費電力になるところの間欠発振パルスをマイクロコンピュータに設定
し、この設定された間欠発振パルスを待機時に、コンデンサおよび抵抗の直列回路を介し
て接続点に注入すると、間欠発振パルスは、コンデンサおよび抵抗の直列回路によりDC
成分が除去され、接続点に供給される。このとき、接続点の電圧がマイクロコンピュータ
の電源電圧よりも高くても、接続点からマイクロコンピュータへ電流が逆流することがな
いので、マイクロコンピュータは正常に動作する。マイクロコンピュータが正常に動作す
ることにより、間欠発振パルスが接続点に有効に供給され、これにより、電源帰還回路の
エラー検出素子が間欠動作し、これに応答して、発振回路は間欠発振してトランスが間欠
動作を行い、この結果、待機時の消費電力が低減する。
この構成によれば、第2の電源電圧よりも低い電圧で動作するマイクロコンピュータで
あっても、そのマイクロコンピュータからの最も適切な間欠発振クロックを電源帰還回路
における基準電圧ラインとエラー信号を検出するエラー検出素子の制御ラインとの接続点
に供給することにより、待機時の消費電力を最も効率良く低減させることができ、これに
より、安価な構成で、待機時の消費電力を1W以下に抑えることができる。
請求項2の発明は、トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさせる発振信
号を発生する発振回路と、前記トランスの2次側コイルに誘起される電圧に基づくDC電
圧が所定値になるように前記発振回路の発振信号を制御する発振制御回路と、前記トラン
スの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を生成する第1の電源電圧生成
回路と、前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの前記第1の電源電圧よりも
低いDCの第2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、前記第1の電源電圧に
基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較することによって前記第2の
電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記発振制御回路へのフィー
ドバック信号として供給する電源帰還回路とを備えたスイッチング電源装置において、前
記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第5の
抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗と、第1のコンデンサ
と、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと、フォトカプラとを備
え、前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、その他端には前記ツェナ
ーダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、前記ツェナーダイオー
ドのアノードは接地され、前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗の一端に接続され、前
記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一端と前記第8の抵抗の
一端と接続され、前記第4の抵抗の他端は接地され、前記第5の抵抗の他端は前記第6の
抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、前記第8の抵抗の他端は前記第2のコン
デンサの一端に接続され、前記第2のコンデンサの他端はマイクロコンピュータの出力ポ
ートに接続され、前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、前記
第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、前記第1のコンデンサの他端
は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタには前記第2の電源電圧が供給
され、前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前記フォトカプラに含ま
れる発光ダイオードのアノードに接続され、前記発光ダイオードのカソードは接地され、
前記フォトカプラに含まれるフォトトランジスタのコレクタおよびエミッタは、前記発振
制御回路に接続されており、前記マイクロコンピュータは前記第2の電源電圧よりも低い
第3の電源電圧が供給されるとともに前記出力ポートから間欠発振パルスを出力でき、間
欠発振パルスを待機時に前記第2のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回路を介して
注入することを特徴とするスイッチング電源装置を提供する。
この構成において、待機時にマイクロコンピュータからの間欠発振パルスをDCカット
オフ回路を介して接続点に注入すると、間欠発振パルスは、DCカットオフ回路によりD
C成分が除去され、接続点に供給される。このとき、接続点の電圧がマイクロコンピュー
タの電源電圧よりも高くても、接続点からマイクロコンピュータへ電流が逆流することが
ないので、マイクロコンピュータは正常に動作する。マイクロコンピュータが正常に動作
することにより、間欠発振パルスが接続点に有効に供給され、これにより、電源帰還回路
のエラー検出素子が間欠動作し、これに応答して、発振回路は間欠発振してトランスが間
欠動作を行い、この結果、待機時の消費電力が低減する。
この構成によれば、第2の電源電圧よりも低い電圧で動作するマイクロコンピュータで
あっても、そのマイクロコンピュータからの間欠発振クロックを待機時の消費電力の低減
を図ることに用いることができ、これにより、安価な構成で、待機時の消費電力を1W以
下に抑えることができる。
請求項の発明では、請求項2の発明において、前記間欠発振パルスのデューティ比お
よび周波数を変化させ、待機時の消費電力が最も低消費電力になるところの間欠発振パル
スをマイクロコンピュータに設定し、この設定された間欠発振パルスを待機時に前記第2
のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回路を介して注入するようにしたので、待機時
の消費電力を最も低減することが可能になる。
以上のように本発明によれば、トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさ
せる発振信号を発生する発振回路と、前記トランスの2次側コイルに誘起される電圧に基
づくDC電圧が所定値になるように前記発振回路の発振信号を制御する発振制御回路と、
前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を生成する第1の電
源電圧生成回路と、前記トランスの2次側コイルの出力電圧により前記第1の電源電圧よ
りも低いDCの第2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、前記第1の電源電
圧に基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較することによって前記第
2の電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記発振制御回路へのフ
ィードバック信号として供給する電源帰還回路とを備えたスイッチング電源装置において
、前記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第
5の抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗と、第1のコンデ
ンサと、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと、フォトカプラと
を備え、前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、その他端には前記ツ
ェナーダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、前記ツェナーダイ
オードのアノードは接地され、前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗の一端に接続され
、前記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一端と前記第8の抵
抗の一端と接続され、前記第4の抵抗の他端は接地され、前記第5の抵抗の他端は前記第
6の抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、前記第8の抵抗の他端は前記第2の
コンデンサの一端に接続され、前記第2のコンデンサの他端はマイクロコンピュータの出
力ポートに接続され、前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、
前記第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、前記第1のコンデンサの
他端は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタには前記第2の電源電圧が
供給され、前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前記フォトカプラに
含まれる発光ダイオードのアノードに接続され、前記発光ダイオードのカソードは接地さ
れ、前記フォトカプラに含まれるフォトトランジスタのコレクタおよびエミッタは、前記
発振制御回路に接続されており、前記マイクロコンピュータは前記第2の電源電圧よりも
低い第3の電源電圧が供給されるとともに前記出力ポートから間欠発振パルスを出力でき
、前記間欠発振パルスのデューティ比および周波数を変化させ、待機時の消費電力が最も
低消費電力になるところの間欠発振パルスを前記マイクロコンピュータに設定し、この設
定された間欠発振パルスを待機時に前記第2のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回
路を介して注入するように構成したので、第2の電源電圧よりも低い電圧で動作するマイ
クロコンピュータであっても、そのマイクロコンピュータからの最も適切な間欠発振クロ
ックを前記接続点に供給することにより、待機時の消費電力を最も効率良く低減させるこ
とができ、これにより、安価な構成で、待機時の消費電力を1W以下に抑えることができ
る。
また、本発明によれば、トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさせる発
振信号を発生する発振回路と、前記トランスの2次側コイルに誘起される電圧に基づくD
C電圧が所定値になるように前記発振回路の発振信号を制御する発振制御回路と、前記ト
ランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を生成する第1の電源電圧
生成回路と、前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの前記第1の電源電圧よ
りも低いDCの第2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、前記第1の電源電
圧に基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較することによって前記第
2の電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記発振制御回路へのフ
ィードバック信号として供給する電源帰還回路とを備えたスイッチング電源装置において
、前記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第
5の抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗と、第1のコンデ
ンサと、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと、フォトカプラと
を備え、前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、その他端には前記ツ
ェナーダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、前記ツェナーダイ
オードのアノードは接地され、前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗の一端に接続され
、前記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一端と前記第8の抵
抗の一端と接続され、前記第4の抵抗の他端は接地され、前記第5の抵抗の他端は前記第
6の抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、前記第8の抵抗の他端は前記第2の
コンデンサの一端に接続され、前記第2のコンデンサの他端はマイクロコンピュータの出
力ポートに接続され、前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、
前記第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、前記第1のコンデンサの
他端は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタには前記第2の電源電圧が
供給され、前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前記フォトカプラに
含まれる発光ダイオードのアノードに接続され、前記発光ダイオードのカソードは接地さ
れ、前記フォトカプラに含まれるフォトトランジスタのコレクタおよびエミッタは、前記
発振制御回路に接続されており、前記マイクロコンピュータは前記第2の電源電圧よりも
低い第3の電源電圧が供給されるとともに前記出力ポートから間欠発振パルスを出力でき
、間欠発振パルスを待機時に前記第2のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回路を介
して注入できるように構成したので、第2の電源電圧よりも低い電圧で動作するマイクロ
コンピュータであっても、そのマイクロコンピュータからの間欠発振クロックを待機時の
消費電力の低減を図ることに用いることができ、これにより、安価な構成で、待機時の消
費電力を1W以下に抑えることができる。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の
一実施形態に係るスイッチング電源装置に備えられる電源帰還回路の回路図である。
電源帰還回路9は、抵抗R1〜抵抗R9とコンデンサC1,C2とトランジスタT1と
ツェナーダイオードD1とフォトカプラPとを備えている。抵抗R1の一端には12V電
源電圧が供給され、その他端にはツェナーダイオードD1のカソードおよび抵抗R2の一
端が接続されている。ツェナーダイオードD1のアノードは接地され、抵抗R2の他端は
抵抗R3の一端に接続されている。抵抗R3の他端は、抵抗R4の一端と抵抗R5の一端
と抵抗R8の一端との接続されている。
抵抗R4の他端は接地され、抵抗R5の他端は抵抗R6の一端と抵抗R7の一端に接続
され、抵抗R8の他端はコンデンサC2の一端に接続されている。コンデンサC2の他端
はマイクロコンピュータの出力ポートAに接続されている。抵抗R6の他端はコンデンサ
C1の一端に接続され、抵抗R7の他端はトランジスタT1のベースに接続されている。
コンデンサC1の他端はトランジスタT1のエミッタに接続され、このエミッタには5V
電源電圧が供給される。トランジスタT1のコレクタは、抵抗R9を介してフォトカプラ
Pに含まれる発光ダイオードD2のアノードに接続されている。発光ダイオードD2のカ
ソードは接地されている。フォトカプラPに含まれるフォトトランジスタT2のコレクタ
およびエミッタは、後述する発振制御回路に接続されている。
抵抗R3と抵抗R4との接続点を含む基準電圧ラインと、5V電源電圧が変動した時に
生じるエラー信号を検出するエラー検出素子としてのトランジスタT1のベースラインを
含む制御ラインとの接続点Bの電圧は、抵抗R1〜抵抗R4およびツェナーダイオードD
1の動作により一定の5Vに設定されている。抵抗R6およびコンデンサC1は、トラン
ジスタT1の動作時における位相を補償するためのものである。コンデンサC2および抵
抗R8の直列回路は、例えば電源電圧が3.3Vで動作するマイクロコンピュータの出力
ポートAからの間欠発振パルスを入力し、この間欠発振パルスのDC成分をカットオフし
て接続点Bに供給するためのものである。
ここで、トランジスタT1のエミッタに供給されている5V電源電圧が高くなり5Vを
超えると、トランジスタT1のコレクタ電流が増加し、この増加したコレクタ電流が抵抗
R9を介してフォトカプラPに入力される。これにより、フォトカプラPの発光ダイオー
ドD2は電流が増加して出射光量が増加し、この増加した出射光を受光したフォトトラン
ジスタT2は等価抵抗が小さくなる。したがって、後述する発振制御回路は、発振回路の
発振信号を制御して、5V電源電圧を5Vに戻すように制御する。
一方、5V電源電圧が低くなり5Vより下がると、トランジスタT1のコレクタ電流が
減少し、この減少したコレクタ電流が抵抗R9を介してフォトカプラPに入力される。こ
れにより、フォトカプラPの発光ダイオードD2は電流が減少して出射光量が減少し、こ
の減少した出射光を受光したフォトトランジスタT2は等価抵抗が大きくなる。したがっ
て、後述する発振制御回路は、発振回路の発振信号を制御して、5V電源電圧を5Vに戻
すように制御する。このように電源帰還回路9は、後述する5V生成回路から出力される
5V電源電圧を一定の5Vに保つようにするためのフィードバック動作を行う。
図2は本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である
。このスイッチング電源装置11は、商用電源のコンセントに差し込むACプラグ1と、
ACラインのノイズを除去するラインフィルタ2と、ラインフィルタ2からのAC電圧を
整流してDC電圧に変換する整流回路3と、1次側コイルのスイッチング動作により2次
側コイルに誘起電圧が出力されるトランス4と、このトランス4の1次側コイルに流れる
電流をスイッチングさせる発振信号を発生する発振回路5と、トランス4の2次側コイル
に誘起される電圧に基づくDC電圧が所定値になるように発振回路5の発振信号を制御す
る発振制御回路6とを備えている。
また、このスイッチング電源装置11は、トランス4の2次側コイルの出力電圧により
DCの第1の電源電圧(例えば12電源電圧)を生成する第1の電源電圧生成回路として
の12V生成回路7と、トランス4の2次側コイルの出力電圧により前記第1の電源電圧
よりも低いDCの第2の電源電圧(例えば5V電源電圧)を生成する第2の電源電圧生成
回路としての5V生成回路8と、前記5V電源電圧に基づいて生成された基準電圧(5V
基準電圧)と前記5V電源電圧とを比較することによって前記5V電源電圧の変動をエラ
ー信号として検出して該エラー信号を発振制御回路6へのフィードバック信号として供給
する電源帰還回路9とを備えている。マイクロコンピュータ10は、例えば光ディスク装
置に予め備えられているもので、前記5V電源電圧(メイン電源電圧)よりも低い電源電
圧(例えば3.3V電源電圧)で動作し装置全体を制御するものである。
なお、このスイッチング電源装置11は、12V生成回路7と5V生成回路8だけでな
く、図示しないが、3.3V生成回路、2.5V生成回路、10V生成回路なども備えて
おり、特に3.3V生成回路の3.3V出力電圧はマイクロコンピュータ10の電源電圧
として供給される。
前記発振回路5は、図3に示すような三角波の発振信号を出力しており、図1で説明し
たフォトカプラPの出力により制御する発振制御回路6からの制御信号により発振信号の
傾きを変えている。例えば、5V生成回路8から出力される5V電源電圧が高くなり5V
を超えると、電源帰還回路9は、図1で説明した動作により、フォトカプラPのフォトト
ランジスタT2の等価抵抗が小さくなり、これにより、発振制御回路6は発振回路5の発
振信号の三角波の傾きを制御する。
例えば、図3に示すように、ラインL1で示す発振信号のときが、5V生成回路8が5
Vの電圧を出力していて、その電圧が5Vを超えると、発振制御回路6は発振回路5の発
振信号の三角波の傾きをラインL2で示すように下げるように制御する。これにより、発
振回路5のスイッチング用トランジスタのオン期間が図3に示すように期間t1から期間
t2へと短くなり、この結果、トランス4の出力電流が減少し、5V生成回路8の出力電
圧が下がり、元の5V電圧に戻る。
一方、5V生成回路8が5Vの電圧を出力していて、その電圧が5Vよりも下がると、
発振制御回路6は発振回路5の発振信号の三角波の傾きを上げるように制御する。これに
より、発振回路5のスイッチング用トランジスタのオン期間が長くなり、この結果、トラ
ンス4の出力電流が増加し、5V生成回路8の出力電圧が上り、元の5V電圧に戻る。
なお、ここでの発振回路5は、三角波の発振信号を生成して、三角波の傾きを変えて、
スイッチング用トランジスタのオン期間を変えて、5V生成回路8の出力電圧を一定に保
つようにしたが、これに限らず、発振回路5は、パルス幅変調による発振信号を生成して
、パルス幅を変えてスイッチング用トランジスタをオン/オフ制御して、5V生成回路8
の出力電圧を一定に保つようにしても良い。
図4はスイッチング電源装置11を搭載した例えばDVDレコーダの構成要素の配置の
一例を模式的に示した配置図である。図4において、41はDVDレコーダの構成要素が
収容される筐体を示し、この筐体41には、光ピックアップユニットやスピンドルモータ
などを含むメカローダー42、テレビ放送信号を受信するチューナー45、バックエンド
(B/E)回路チップ48およびフロントエンド(F/E)回路チップ49などが実装さ
れたメイン基板46、オーディオ回路およびビデオ回路が実装されたAV基板47、図2
で示したような構成要素が実装された電源基板54、VFD(蛍光表示管)55を表示駆
動させるVFDドライバ回路が実装されたVFDドライバ基板52、装置全体を制御する
マイクロコンピュータ(マイコン)10、その他の構成要素が収納されている。
チューナー45、メイン基板46、AV基板47、電源基板54、VFDドライバ基板
52、マイクロコンピュータ(マイコン)10などは、図示しないシャーシに取り付けら
れた全体基板58に配置され実装されている。メカローダー42に含まれる光ピックアッ
プユニット(図示せず)は、FFC(フレキシブルケーブル)43を介してメイン基板4
6に接続される。また、メカローダー42に含まれるスピンドルモータ(図示せず)など
はFFC44を介してメイン基板46に接続される。
AV基板47は、図示しないFFCを介してメイン基板46の接続端子50に接続され
る。電源基板54は、図示しないFFCを介してメイン基板46の接続端子51に接続さ
れる。VFDドライバ基板52の電源端子56には、電源基板54の5V電源端子53か
らの5V電圧が図示しない回路パターンを介して供給される。マイクロコンピュータ10
は、3.3V電源電圧で動作するものであるから、その電源端子57には電源基板54に
実装された3.3V生成回路(図示せず)からの3.3V電圧が供給される。
特に、本実施形態の場合、マイクロコンピュータ10の出力ポートAは、コンデンサC
2および抵抗R8を介して電源帰還回路9の接続点B(図1中の接続点Bと同じ)に接続
されている。なお、図4では、コンデンサC2および抵抗R8は電源帰還回路9の外に配
置されているように記載されているが、コンデンサC2および抵抗R8は電源帰還回路9
内に実装される。
さて、このスイッチング電源装置11が、例えば図4に示すようにDVDレコーダに搭
載されていて、DVDレコーダの待機時においては低消費電力化を図るため、電源帰還回
路9にはマイクロコンピュータ10からの間欠発振パルスが注入されることになる。以下
、DVDレコーダの待機時における低消費電力化を図るための対策について説明する。
DVDレコーダの待機時に低消費電力化を図るため、従来では電源帰還回路9の接続点
Bに直接マイクロコンピュータ10からの間欠発振パルスを注入したが、マイクロコンピ
ュータ10は正常動作しなかった。その理由は、マイクロコンピュータ10の電源電圧は
3.3Vであり、電源帰還回路9の接続点Bの電圧は5Vであるので、接続点Bからマイ
クロコンピュータ10へ電流が逆流するためである。
そこで、本実施形態では、接続点BにコンデンサC2および抵抗R8の直列回路を介し
てマイクロコンピュータ10からの間欠発振パルスを注入できるように構成し、前記間欠
発振パルスのデューティ比および周波数を変化させ、DVDレコーダの待機時の消費電力
が最も低消費電力になるところの間欠発振パルスをマイクロコンピュータ10に設定し、
この設定された間欠発振パルスを待機時にコンデンサC2および抵抗R8の直列回路を介
して前記接続点Bに注入するようにしている。
図5は本実施形態においてマイクロコンピュータ10の出力ポートAから出力される間
欠発振パルスaを示し、図6は前記間欠パルスaがコンデンサC2および抵抗R8の直列
回路を介して電源帰還回路9の接続点Bに与えられたときの接続点Bの間欠発振パルスb
を示す。図5に示すように、間欠発振パルスaは振幅電圧が3.3Vであり、この間欠発
振パルスaがコンデンサC2および抵抗R8の直列回路を介して電源帰還回路9の接続点
Bに与えられると、DC成分がカットオフされると共に接続点BのDC成分が加わるので
、図6に示すような間欠発振パルスbとなる。
そして、その間欠発振パルスbによりトランジスタT1がスイッチング動作を行い、こ
れによりフォトカプラPの発光ダイオードD2の電流が少なくなって、発光ダイオードD
2の出射光量が減少してフォトトランジスタT2の等価抵抗が増加するなどして、消費電
力が減少する。即ち、電源帰還回路9のトランジスタT1が間欠動作し、これに応答して
、発振回路5は間欠発振して、トランス4が間欠動作を行い、この結果、待機時の消費電
力が低減する。
図7は本実施形態において待機時の間欠発振のための間欠発振パルスのディーティ比お
よび周期(1/周波数)を変化させて最も低消費電力になるところの間欠発振パルスを設
定するための検討用テーブルを示す図である。この検討用テーブルにおいて○印はリモコ
ンの制御により選択可能なデューティ比および周期を示す。このような検索用テーブルを
用いて選択可能なデューティ比および周期をリモコンにより選択し、待機時に最も消費電
力が少なくなるデューティ比および周期の間欠発振パルスをマイクロコンピュータ10に
設定し、マイクロコンピュータ10は設定された間欠発振パルスを待機時にコンデンサC
2および抵抗R8の直列回路を介して電源帰還回路9の接続点Bに供給する。この結果、
前述した動作により、DVDレコーダなどは、待機時にはスイッチング電源装置11の消
費電力の削減により低消費電力化を図ることができる。
以上説明した実施形態によれば、コンデンサC2および抵抗R8の直列回路を、マイク
ロコンピュータ10の出力ポートAと接続点Bとの間に挿入して、待機時にマイクロコン
ピュータ10からの間欠発振パルスをコンデンサC2および抵抗R8の直列回路を介して
接続点Bに供給することで、待機時の消費電力が例えば0.8Wになると言う結果が得ら
れた。更に、マイクロコンピュータ10から出力される間欠発振パルスのデューティ比お
よび周期(1/周波数)を図7に示す検討用テーブルに従って変化させ、最も低消費電力
になるところの間欠発振パルスを、待機時にコンデンサC2および抵抗R8の直列回路を
介して接続点Bに供給すると、待機時の消費電力が更に減少し、例えば0.65Wとなる
と言う結果が得られた。これらの待機時の消費電力は共に1W以下となり、目標とする待
機時の消費電力(1W以下)をクリアしたことになる。
本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置に備えられる電源帰還回路の回路図である。 本発明の一実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示すブロック図である。 前記実施形態のスイッチング電源装置における発振回路の発振信号の波形図である。 前記実施形態のスイッチング電源装置を搭載したDVDレコーダの構成要素の配置の一例を模式的に示した配置図である。 前記実施形態においてマイクロコンピュータの出力ポートから出力される間欠発振パルスを示す信号波形図である。 図5に示す間欠パルスがコンデンサおよび抵抗の直列回路を介して電源帰還回路の接続点に与えられたときの接続点の間欠発振パルスを示す信号波形図である。 前記実施形態において待機時の間欠発振のための間欠発振パルスのディーティ比および周期(1/周波数)を変化させて最も低消費電力になるところの間欠発振パルスを設定するための検討用テーブルを示す図である。 従来のスイッチング電源装置に備えられる電源帰還回路の回路図である。
符号の説明
4 トランス
5 発振回路
6 発振制御回路
7 12V生成回路(第1の電源電圧生成回路)
8 5V生成回路(第2の電源電圧生成回路)
9 電源帰還回路
10 マイクロコンピュータ
B 接続点
C2 コンデンサ
R8 抵抗
T1 トランジスタ(エラー検出素子)

Claims (2)

  1. トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさせる発振信号を発生する発振回
    路と、
    前記トランスの2次側コイルに誘起される電圧に基づくDC電圧が所定値になるように
    前記発振回路の発振信号を制御する発振制御回路と、
    前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を生成する第1の
    電源電圧生成回路と、
    前記トランスの2次側コイルの出力電圧により前記第1の電源電圧よりも低いDCの第
    2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、
    前記第1の電源電圧に基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較する
    ことによって前記第2の電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記
    発振制御回路へのフィードバック信号として供給する電源帰還回路と
    を備えたスイッチング電源装置において、
    前記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第
    5の抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗と、第1のコンデ
    ンサと、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと、フォトカプラと
    を備え、
    前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、その他端には前記ツェナー
    ダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、
    前記ツェナーダイオードのアノードは接地され、
    前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗の一端に接続され、
    前記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一端と前記第8の抵
    抗の一端と接続され、
    前記第4の抵抗の他端は接地され、
    前記第5の抵抗の他端は前記第6の抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、
    前記第8の抵抗の他端は前記第2のコンデンサの一端に接続され、
    前記第2のコンデンサの他端はマイクロコンピュータの出力ポートに接続され、
    前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、
    前記第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、
    前記第1のコンデンサの他端は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタ
    には前記第2の電源電圧が供給され、
    前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前記フォトカプラに含まれる
    発光ダイオードのアノードに接続され、
    前記発光ダイオードのカソードは接地され、前記フォトカプラに含まれるフォトトラン
    ジスタのコレクタおよびエミッタは、前記発振制御回路に接続されており、
    前記マイクロコンピュータは前記第2の電源電圧よりも低い第3の電源電圧が供給され
    るとともに前記出力ポートから間欠発振パルスを出力でき、前記間欠発振パルスのデュー
    ティ比および周波数を変化させ、待機時の消費電力が最も低消費電力になるところの間欠
    発振パルスを前記マイクロコンピュータに設定し、この設定された間欠発振パルスを待機
    時に前記第2のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回路を介して注入することを特徴
    とするスイッチング電源装置。
  2. トランスの1次側コイルに流れる電流をスイッチングさせる発振信号を発生する発振回
    路と、
    前記トランスの2次側コイルに誘起される電圧に基づくDC電圧が所定値になるように
    前記発振回路の発振信号を制御する発振制御回路と、
    前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの第1の電源電圧を生成する第1の
    電源電圧生成回路と、
    前記トランスの2次側コイルの出力電圧によりDCの前記第1の電源電圧よりも低いD
    Cの第2の電源電圧を生成する第2の電源電圧生成回路と、
    前記第1の電源電圧に基づいて生成された基準電圧と前記第2の電源電圧とを比較する
    ことによって前記第2の電源電圧の変動をエラー信号として検出して該エラー信号を前記
    発振制御回路へのフィードバック信号として供給する電源帰還回路と
    を備えたスイッチング電源装置において、
    前記電源帰還回路は、第1の抵抗と、第2の抵抗と、第3の抵抗と、第4の抵抗と、第
    5の抵抗と、第6の抵抗と、第7の抵抗と、第8の抵抗と、第9の抵抗と、第1のコンデ
    ンサと、第2のコンデンサと、トランジスタと、ツェナーダイオードと、フォトカプラと
    を備え、
    前記第1の抵抗の一端には前記第1の電源電圧が供給され、その他端には前記ツェナー
    ダイオードのカソードおよび前記第2の抵抗の一端が接続され、
    前記ツェナーダイオードのアノードは接地され、
    前記第2の抵抗の他端は前記第3の抵抗の一端に接続され、
    前記第3の抵抗の他端は前記第4の抵抗の一端と前記第5の抵抗の一端と前記第8の抵
    抗の一端と接続され、
    前記第4の抵抗の他端は接地され、
    前記第5の抵抗の他端は前記第6の抵抗の一端と前記第7の抵抗の一端に接続され、
    前記第8の抵抗の他端は前記第2のコンデンサの一端に接続され、
    前記第2のコンデンサの他端はマイクロコンピュータの出力ポートに接続され、
    前記第6の抵抗の他端は前記第1のコンデンサの一端に接続され、
    前記第7の抵抗の他端は前記トランジスタのベースに接続され、
    前記第1のコンデンサの他端は前記トランジスタのエミッタに接続され、このエミッタ
    には前記第2の電源電圧が供給され、
    前記トランジスタのコレクタは、前記第9の抵抗を介して前記フォトカプラに含まれる
    発光ダイオードのアノードに接続され、
    前記発光ダイオードのカソードは接地され、前記フォトカプラに含まれるフォトトラン
    ジスタのコレクタおよびエミッタは、前記発振制御回路に接続されており、
    前記マイクロコンピュータは前記第2の電源電圧よりも低い第3の電源電圧が供給され
    るとともに前記出力ポートから間欠発振パルスを出力でき、間欠発振パルスを待機時に前
    記第2のコンデンサおよび前記第8の抵抗の直列回路を介して注入することを特徴とする
    スイッチング電源装置。
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