JP2005049544A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】画像形成時には、制御部から駆動回路DRIV1とDRIV2に制御信号IN1、IN2が入力されて稼動指令状態となり、FET1、FET2がON/OFF制御され、アクティブフィルタが稼動する。VSEN1は閾値以上の電圧を検出するとON検出信号OUT1を出力し、VSENはVout1が閾値を超えるとON検出信号OUT2を出力する。Vout1、Vout2は一定に制される。非画像形成時にはVotu1は不要であり、制御信号IN1、IN2により非稼動指令(OFF指令)が出力され、DRIV1、アクティブフィルタが停止する。このときVSEN1の電圧は閾値以下となり、OFF検出信号OUT1を出力し、DRIV2、FET2が停止し、Vout1は出力されなくなる。従って、VSEN2は閾値以下の電圧を検出し、OFF検出信号OUT2を出力する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アクティブフィルタとDC−DCコンバータを備えた直流電源装置を有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年ますます画像形成装置にも省電力化が求められている。省電力の方法の一つとして、アクティブフィルタを搭載している電源を有する画像形成装置は、アクティブフィルタの分だけ電力変換効率が悪くなるため、待機モードや省エネモードのような非画像形成時はアクティブフィルタの動作を停止し、電力変換効率を高くするという方法が従来より提案されている。
【0003】
その方法の一つとして、アクティブフィルタとレギュレータを備えたDC電源装置を有する画像形成装置において、アクティブフィルタとレギュレータのそれぞれをON/OFFできる手段を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、アクティブフィルタをON/OFFする手段、もしくはアクティブフィルタ通過/非通過を切り替える手段を有するものがある(例えば、特許文献2参照)。
【0004】
また、近年の画像形成装置の直流電源に複数のDC−DCコンバータを備えたものが増えている。複数のDC−DCコンバータのうち、あるものは画像形成時のみ電力供給を必要とし、待機モードや省エネモード等の非画像形成時は電力供給を必要としないものがある。非画像形成時に、アクティブフィルタの動作を止めるだけでなく、電力供給の不要なDC−DCコンバータの動作も停止することで、さらに非画像形成時の電力変換効率を上げることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−166942号公報
【特許文献2】
特開平9−121538号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
アクティブフィルタの動作を停止すれば、電力変換効率は改善される。しかしながら、アクティブフィルタの稼動/停止(非稼動)が正しく行えていれば問題はないが、アクティブフィルタの稼動/停止制御が正しく行われず、例えば、稼動すべきときに稼動していなければ、特に画像形成時には、入力電流の増加(無効電力分の増加)、高調波電流の規制値をオーバーする、高出力時の直流電圧生成の動作が安定しない等の不具合が生じる。
【0007】
特に入力電流の増加、即ち力率が低ければ、実際上の消費電力(有効+無効電力)が高くなり、その分、発電所等から持ち出される電力が増えることになり、環境に与える負荷が多大なものとなる。省エネを主目的にアクティブフィルタの停止を行うはずが、アクティブフィルタの動作/停止制御のできない異常の起きた電源を用いた画像形成装置は、本来の目的とは逆に電力損失の大きいものとなる。
前記特許文献1、2では、異常状態を検出する手段がなく、上述のような問題が発生する可能性がある。
【0008】
また、DC−DCコンバータを備えた画像形成装置では、DC−DCコンバータの稼動/停止が正しく行えていれば問題はないが、DC−DCコンバータの稼動/停止制御が正しく行われないと様々な問題が生じる。即ち、停止すべき時に停止しなければ、電力変換効率を悪化させ省エネを図ることができず、稼動すべき時に稼動しなければ、画像形成装置の画像形成処理ができない。
【0009】
本発明は上記の問題を解決するためのもので、請求項1の発明の目的とするところは、アクティブフィルタの稼動/非稼動の状態を正しく把握することにより、信頼性の高い省エネ制御のできる画像形成装置を提供することにある。
また、請求項2の発明の目的とするところは、DC−DCコンバータの稼動/非稼動の状態を正しく把握することにより、信頼性の高い省エネ制御のできる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
請求項3の発明の目的とするところは、アクティブフィルタ、あるいはDC−DCコンバータの稼動ONを指令して所定時間経過後に、請求項1と2記載の手段から非稼動状態を検出すれば、画像形成装置の異常としているので、請求項1、2の課題を未然に防止し、信頼性の高い省エネ制御のできる画像形成装置を提供することにある。
【0011】
請求項4の発明の目的とするところは、請求項1記載のアクティブフィルタの稼動/停止の具体的な検出方法を提供することにある。
請求項5の発明の目的とするところは、請求項1記載のアクティブフィルタの稼動/停止の具体的な検出方法を提供することにある。
【0012】
請求項6の発明の目的とするところは、請求項2記載のDC−DCコンバータの稼動/停止の具体的な検出方法を提供することにある。
請求項7の発明の目的とするところは、請求項3記載の異常診断の方法、あるいはタイミングを提供することにある。
請求項8の発明の目的とするところは、請求項3記載の異常診断の方法、あるいはタイミングを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明による画像形成装置は、力率改善用のアクティブフィルタと、直流電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記アクティブフィルタ及び前記DC−DCコンバータをスイッチング駆動する駆動手段とを有する直流電源装置を備えた画像形成装置において、前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出する検出手段を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明の実施の形態による画像形成装置は、力率改善用のアクティブフィルタと、直流電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記アクティブフィルタ及び前記DC−DCコンバータをスイッチング駆動する駆動手段とを有する直流電源装置を備えた画像形成装置において、DC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出する手段を設けたことを特徴とするものである。
【0015】
また、稼動指令状態時に前記検出手段が稼動状態を検出したとき、あるいは非稼動指令状態時に前記検出手段が非稼動状態を検出しないとき、異常と判断する判断手段を設けてもよい。
また、前記検出手段は、前記直流電源装置に入力される高調波電流を検出することで前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出するようにしてよい。
【0016】
また、前記検出手段は、前記駆動手段の後段の電圧を検出することで前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出するようにしてよい。
また、前記検出手段は、前記DC−DCコンバータが生成する直流電圧を検出することで前記DC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出するようにしてよい。
【0017】
また、前記検出手段は、画像形成装置の起動後、常に所定の時間間隔で稼動/又は非稼動を検出し、この検出結果に基づいて前記判断手段が異常発生の有無を判断するようにしてよい。
また、前記判断手段は、前記検出手段が前記稼動指令がなされてから所定時間後に稼動状態を検出するか、又は非稼動指令がなされてから所定時間後に非稼動状態を検出しないとき、異常と判断するようにしてよい。
【0018】
[作用]
請求項1の発明によれば、アクティブ・フィルタの稼動/非稼動を検出する検出手段を備えているので、アクティブフィルタが稼動か、非稼動かを検出することができる。
請求項2の発明によれば、DC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出する手段を備えているので、DC−DCコンバータが稼動か、非稼動かを検出することができる。
【0019】
請求項3の発明によれば、アクティブフィルタ、あるいはDC−DCコンバータが稼動すべき時に稼動せず、あるいは非稼動のときに非稼動でなければ、異常としているので、アクティブフィルタ、あるいはDC−DCコンバータのON/OFFが正常に処理できていないゆえの不具合、特に省エネからの逆行を未然に防止することができ、信頼性の高い、確実な省エネ制御を行える画像形成装置を提供することができる。
【0020】
請求項4の発明によれば、高調波電流を検出する検出手段を有しているので、閾値以上の高調波が検出されればアクティブフィルタが非稼動であることを検出できる。
請求項5の発明によれば、アクティブフィルタの駆動手段の後段の電圧を検出する検出手段を有しているので、閾値以下の電圧が検出されればアクティブフィルタが非稼動であることを検出することができる。
請求項6の発明によれば、DC−DCコンバータの出力電圧を検出しているので、閾値以下の電圧が検出されれば、容易にかつ確実にDC−DCコンバータが非稼動であることを検出することができる。
【0021】
請求項7の発明によれば、所定の時間間隔でアクティブフィルタとDC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出しているので、非画像形成時・画像形成時という動作状態に関係なく、異常が発生すればただちに検出することができる。これにより、信頼性の高い、確実な省エネ制御を行える画像形成装置を提供することができる。
請求項8の発明によれば、稼動指令後、あるいは非稼動指令後の所定時間経過後に異常診断処理を行っているので、稼動/非稼動の切り替えが正しく制御できていないときは、すぐに検出することができ、これにより、信頼性の高い、確実な省エネ制御を行える画像形成装置を提供することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
図7は本発明を適用できる画像形成装置の実施の形態を示す外観図である。
図7において、操作部3のパネル画面には画像形成装置の様々な状態が表示される。例えば、画像形成装置の異常状態もこのパネル画面に表示され、パネル画面3の表示を見ることで、ユーザやサービスマンが機器の状態を知ることができる。また、このパネル画面により画像形成装置に対する様々な設定と指令を与えるタッチパネル操作ができる。画像形成装置は、この他にコンタクトガラス1、自動原稿送り装置(ADF)2、電源サブキー4、前カバー5、給紙トレイ6、主電源スイッチ7、トナーカバー8、フィニッシャ9等を備えている。
【0023】
図8は画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
画像形成装置は、直流電源装置10、モータ等を含む駆動部11、全体を制御する制御部12及び前記操作部3からなる。直流電源装置10は駆動部11に電源電圧Vout1を供給し、制御部12に電源電圧Vout2を供給する。また、制御部12は、直流電源装置10を制御する制御信号IN1、IN2を出力し、直流電源装置10は、制御部12に対して後述するON又はOFFの検出信号OUT1、OUT2を出力する。
【0024】
図1は本発明の第1の実施の形態による上記直流電源装置10内に構成されるDC−DCコンバータを有するスイッチング電源装置を示す回路構成図である。尚、本実施の形態は請求項1〜4、6〜8に関するものである。
図1において、本スイッチング電源装置により生成される電源電圧Vout1とVout2に対してそれぞれ磁気的に独立したトランスT1、T2を有する。
【0025】
Vout1出力用のトランスT1の1次巻線の一方の端子には、アクティブフィルタが接続されている。アクティブフィルタは、チョークコイルCH1、スイッチング素子であるFET1、FET1の駆動回路であるDRIV1、ダイオードD4、平滑コンデンサC1、FET1の後段の電圧(C1の電圧)を検出する電圧検出回路であるVSEN1、スイッチング素子であるFET2、FET2の駆動回路であるDRIV2等で構成される。また、アクティブフィルタは、AC電圧を全波整流するダイオードブリッジからなる整流回路DB1に接続されている。
【0026】
トランスT1の2次巻線には、整流ダイオードD1、転流ダイオードD2、チョークコイルCH2、平滑コンデンサC3等で構成されるフォワード方式のコンバータを介してVout1出力端子が接続されている。Vout1出力端子の前には、Vout1を検出する電圧検出回路であるVSEN2が接続されている。
また、前記アクティブフィルタにおける駆動回路DRIV1と、Vout1生成用のDC−DCコンバータにおける駆動回路DRIV2には、各駆動回路の動作をON/OFFする制御信号IN1、IN2が前記制御回路12から入力される。制御信号IN1はDRIV1に入力され、制御信号IN2はDRIV2に入力される。
【0027】
一方、Vout2用のトランスT2の1次巻線の一方の端子は、整流回路DB1の出力側に接続され、整流回路DB1と平滑コンデンサC2で平滑された電圧を、駆動回路DRIV3の入力電圧としている。トランスT2の1次巻線の他方の端子は、スイッチング素子FET3に接続されている。FET3にはDRIV3が接続されている。トランスT2の2次巻線は、整流ダイオードD3と平滑コンデンサC4から構成されるフライバック方式のコンバータを介してVout2出力端子に接続されている。
【0028】
駆動回路DRIV1、DRIV2、DRIV3は、それぞれ後段のFET1、FET2、FET3をON/OFF制御するためのものである。即ち、2次側の出力電源電圧Vout1及びVout2が常に一定の電圧となるように、制御回路12は、制御信号IN1、IN2であるFET駆動パルス信号のデューティ比を制御している。
【0029】
次に、動作について説明する。
画像形成時には、制御部12から駆動回路DRIV1とDRIV2に制御信号IN1、IN2が入力されて稼動指令状態となり、FET1、FET2がON/OFF制御(スイッチング制御)される。FET1のスイッチング動作により前記アクティブフィルタが稼動し、VSEN1の両端に高い電圧が印加される。VSEN1には閾値が設定されており、閾値以上の電圧を検出するとVSEN1はON検出信号OUT1を制御部12に出力する。制御部12は、Vout1、Vout2の出力が一定になるように制御を行う。VSEN2には閾値が設定されており、Vout1が閾値を超えるとVSEN2はON検出信号OUT2を制御部12に出力する。
【0030】
上述のように駆動回路DRIV1を動作させ、アクティブフィルタが稼動することにより、高調波電流問題が解消され、また力率が改善された電源電圧Vout1を得ることができる。このVotu1により画像形成装置の駆動部11の負荷に電力が供給される。
【0031】
また、整流回路DB1からの整流電圧はコンデンサC2で平滑されて駆動回路DRIV3とFET3に供給され、DRIV3、FET3が動作することにより電源電圧Vout2を定電圧制御する。このVout2より画像形成装置の制御部12の負荷に電力が供される。尚、Vout2は制御部12からの制御信号IN1、IN2に関係なく常に一定の電圧が出力されている。Vout2の出力電流は小さいため、アクティブフィルタを介さずとも、入力電流値や高調波電流については問題ないレベルである。
【0032】
一方、画像形成装置の待機モードや省エネモードのような非画像形成時には、画像形成装置の駆動部11への電源電圧Votu1による電力供給は不要である。制御部12は、Vout1の電力供給が不要と判断した時点で制御信号IN1、IN2により非稼動指令(OFF指令)を出力する。これにより駆動回路DRIV1が動作停止し、アクティブフィルタの動作が停止する。
【0033】
このときVSEN1の両端には整流回路DB1とコンデンサC1で平滑された電圧が印加される。この電圧は閾値以下であるため、VSEN1はOFF検出信号OUT1を出力する。これにより駆動回路DRIV2がOFFしてFET2が停止し、2次側にはVout1は出力されなくなる。従って、VSEN2はVout1が検出されなくなり、閾値以下の電圧を検出するため、OFF検出信号OUT2を出力する。
【0034】
次に、本実施の形態の動作の流れを図2〜図4のフローチャートに沿って説明する。
図2において、制御部12が制御信号IN1、IN2で稼動指令(ON指令)すると同時にタイマーをスタートする(ステップS1、以下ステップ略)。アクティブフィルタとDC−DCコンバータの動作をスタートさせる。Vout1の出力値が安定するまで1秒以下を要するため、稼動を指令してから1秒の時間を計測する(S2)。1秒が経過すればその時点の検出信号OUT1、OUT2の値を読み込む(S3)。もし、両者がONであれば(S4、YES)、アクティブフィルタとDC−DCコンバータを正常に起動できたことになり、そのまま図3の通常処理のフローへ移行する。
【0035】
もし検出信号OUT1、OUT2のどちらか一方でもOFF状態であれば(S4、NO)、直流電源装置10に異常が発生したことを示すので、操作部3のパネル画面に異常を表示する(S5)。また、制御部12内のメモリに異常が発生した情報を書き込む。これにより、画像形成装置が無駄な電力を損失する前に、ユーザやサービスマンが適切に対処することができる。尚、操作部3のパネル画面はVout2の電圧により点灯されている。
【0036】
次に図3において、通常処理に移行後タイマーをスタートさせ(S11)、制御部12は10秒毎に直流電源装置10の状態をチェックする(S12)。制御信号IN1、IN2と検出信号OUT1、OUT2の信号を読み込み(S13)、両方ともON、又は両方ともOFF、かあるいはIN2とOUT2が両方ともON、又は両方ともOFFであれば(S14、YES)、そのまま監視を10秒毎に繰り返すサイクルを続ける。
【0037】
もし、INとOUTが同一でなければ(S14、NO)、直流電源装置に異常が発生したことを示すので、操作部3のパネル画面で表示する(S15)。また、制御部12内のメモリに異常が発生した情報を書き込む。これにより、画像形成装置が無駄な電力を損失する前に、ユーザやサービスマンが適切に対処することができる。
【0038】
IN1、IN2をOFFする場合も、ON時とほぼ同様である。即ち、図4において、制御部12によりIN1、IN2をOFFすると同時にタイマーをスタートする(S21)。アクティブフィルタとVout1のDC−DCコンバータの動作を停止させて、Vout1の出力値がコンデンサC3の電荷が放電されるまでの待ち時間を設ける。即ち、ONを指令してから5秒の時間を計測する(S22)。5秒が経過すればその時点のOUT1とOUT2の値を読み込む(S23)。もし、両者がOFFであれば(S24、YES)、正常にアクティブフィルタとDC−DCコンバータを停止できたことになり、OFF指令時にも直流電源装置の状態の監視を継続する。
【0039】
もし、OUT1、OUT2のどちらか一方でもON状態であれば(S24、NO)、直流電源装置に異常が発生したことを操作部3のパネル画面に表示する(S25)。また、制御部12内のメモリに異常が発生した情報を書き込む。これにより、画像形成装置が無駄な電力を損失する前に、ユーザやビスマンが適切に対処することができる。
【0040】
図4は本発明の第2の実施の形態によるスイッチング電源装置の構成を示す回路図であり、図1と対応する部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。本実施の形態は請求項1〜3、5〜8に関するものである。
本実施の形態は、アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出する検出手段として、図1のようなアクティブフィルタ後段の電圧を検出するVSEN1に代えて、電流検出回路ISEN1をアクティブフィルタに図4のように接続したものである。
【0041】
このISEN1により入力電流を検出して閾値以上の高調波電流かどうかを判断することにより、アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出している。このように高調波電流を検出する方式では、ISEN1の検出信号OUT1を監視するのみで、アクティブフィルタ稼動/非稼動を検出することができ、ただちに異常と判断することができる。
第1の実施の形態のように電圧を検出する方式の場合は、図1のVSEN1の検出信号OUT1と制御信号IN1の両者を比べて異常と診断する必要がある。
【0042】
図6は本発明の第3の実施の形態によるスイッチング電源装置の構成を示す回路図であり、図1と対応する部分には同一符号を付して重複する説明は省略する。
図6は図1とは、Vout2用のトランスT2の1次巻線の一方の端子が、平滑コンデンサC1の出力端に接続されているという点が異なっている。
【0043】
これにより、画像形成時にVout2の出力電流が大きい場合にも、アクティブフィルタを介した入力電圧をコンバートすることで、力率改善を図り、高調波電流の対策となる。非画像形成時はVout2の出力電流が下がるため、アクティブフィルタで力率を改善しなくても、整流回路DB1と平滑コンデンサC1、C2で平滑された電圧を入力電圧として電源Vout2を生成しても問題は無い。このような回路にも、本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アクティブフィルタの稼動有無を検出する手段を備えているので、アクティブフィルタが稼動か非稼動かを確実に検出することができる。
また、DC−DCコンバータの稼動有無を検出する手段を備えているので、DC−DCコンバータが稼動か非稼動かを確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスイッチング電源装置を示す回路構成図である。
【図2】スイッチング電源装置の制御処理を示すフローチャートである。
【図3】スイッチング電源装置の制御処理を示すフローチャートである。
【図4】スイッチング電源装置の制御処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるスイッチング電源装置を示す回路構成図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態によるスイッチング電源装置を示す回路構成図である。
【図7】本発明を適用し得る画像形成装置の実施の形態の外観図である。
【図8】画像形成装置の電気的な構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
Vout1、Vout2 電源電圧
T1、T2 トランス
CH1、CH2 チョークコイル
FET1、FET2、FET3 スイッチング素子
DRIV1、DRIV2、DRIV3 駆動回路
D1、D4 整流ダイオード
C1、C2、C3 平滑コンデンサ
VSEN1、VSEN2 電圧検出回路
ISEN1 電流検出回路
DB1 整流回路
D2 転流ダイオード
IN1、IN2 制御信号
OUT1、OUT2 検出信号
3 操作部
10 直流電源装置
11 駆動部
12 制御部
Claims (8)
- 力率改善用のアクティブフィルタと、直流電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記アクティブフィルタ及び前記DC−DCコンバータをスイッチング駆動する駆動手段とを有する直流電源装置を備えた画像形成装置において、
前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出する検出手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 力率改善用のアクティブフィルタと、直流電圧を生成するDC−DCコンバータと、前記アクティブフィルタ及び前記DC−DCコンバータをスイッチング駆動する駆動手段とを有する直流電源装置を備えた画像形成装置において、
前記DC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出する検出手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 稼動指令状態時に前記検出手段が稼動状態を検出できないとき、あるいは非稼動指令状態時に前記検出手段が非稼動状態を検出できないとき、異常と判断する判断手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、前記直流電源装置に入力される高調波電流を検出することにより、前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、前記駆動手段の後段の電圧を検出することにより、前記アクティブフィルタの稼動/非稼動を検出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、前記DC−DCコンバータが生成する直流電圧を検出することにより、前記DC−DCコンバータの稼動/非稼動を検出することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
- 前記検出手段は、画像形成装置の起動後、常に所定の時間間隔で稼動/非稼動を検出し、この検出結果に基づいて前記判断手段は異常状態の発生を判断することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記判断手段は、前記稼動指令がなされてから所定時間後に前記検出手段が稼動状態を検出するか、又は前記非稼動指令がなされてから所定時間後に前記検出手段が非稼動状態を検出しないとき、異常と判断することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
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JP4310775B2 (ja) | 2009-08-12 |
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