JPH09252218A - 間欠動作型発振器 - Google Patents
間欠動作型発振器Info
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- JPH09252218A JPH09252218A JP28435996A JP28435996A JPH09252218A JP H09252218 A JPH09252218 A JP H09252218A JP 28435996 A JP28435996 A JP 28435996A JP 28435996 A JP28435996 A JP 28435996A JP H09252218 A JPH09252218 A JP H09252218A
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- transistor
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- signal
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- Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電力節減を目的として行なう発振のオン・オ
フ動作のオン動作直後における発振の不安定時間すなわ
ち立上がり時間が短く、かつその後の定常状態において
も外部回路の影響を受けない間欠動作型発振器を提供す
る。 【構成】 発振回路1と緩衝増幅回路3とが直列に接続
されており、これらの回路の回路電流をオン・オフする
ため、それぞれの回路のトランジスタ11、31のベー
ス端子にスイッチング(間欠駆動)信号を入力する構成
とした。
フ動作のオン動作直後における発振の不安定時間すなわ
ち立上がり時間が短く、かつその後の定常状態において
も外部回路の影響を受けない間欠動作型発振器を提供す
る。 【構成】 発振回路1と緩衝増幅回路3とが直列に接続
されており、これらの回路の回路電流をオン・オフする
ため、それぞれの回路のトランジスタ11、31のベー
ス端子にスイッチング(間欠駆動)信号を入力する構成
とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル無
線通信機の局部発振器に使用される間欠動作型発振器に
関する。
線通信機の局部発振器に使用される間欠動作型発振器に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばデジタル無線通信機の局部
発振器には、電力消費の節減を目的に、受信信号を待受
ける待機時には、ある一定の時間間隔で動作を断続する
間欠動作型発振器がある。図4は、本件の発明者により
発明され、特願平5−80264号として特許出願され
た従来の間欠動作型発振器の構成を示したものである。
発振器には、電力消費の節減を目的に、受信信号を待受
ける待機時には、ある一定の時間間隔で動作を断続する
間欠動作型発振器がある。図4は、本件の発明者により
発明され、特願平5−80264号として特許出願され
た従来の間欠動作型発振器の構成を示したものである。
【0003】同図に示すように、発振回路1は、コルピ
ッツ発振回路として構成されており、この発振回路1に
おいて、緩衝増幅回路3の増幅用トランジスタ31のエ
ミッタと発振回路1の発振用トランジスタ11のコレク
タが直結され増幅用トランジスタ31のエミッタ電流が
発振用トランジスタ11のコレクタ電流となっている。
ッツ発振回路として構成されており、この発振回路1に
おいて、緩衝増幅回路3の増幅用トランジスタ31のエ
ミッタと発振回路1の発振用トランジスタ11のコレク
タが直結され増幅用トランジスタ31のエミッタ電流が
発振用トランジスタ11のコレクタ電流となっている。
【0004】更に、上記増幅用トランジスタ31および
発振用トランジスタ11のベースに対し、直列接続して
いるバイアス用抵抗33、7、14よりバイアスを与え
ている。また、発振用トランジスタ11及び増幅用トラ
ンジスタ31には、バイパス用コンデンサ5、24、同
調用コンデンサ21、19、15、17、接地用コンデ
ンサ8が接続されている。
発振用トランジスタ11のベースに対し、直列接続して
いるバイアス用抵抗33、7、14よりバイアスを与え
ている。また、発振用トランジスタ11及び増幅用トラ
ンジスタ31には、バイパス用コンデンサ5、24、同
調用コンデンサ21、19、15、17、接地用コンデ
ンサ8が接続されている。
【0005】そして、上記発振用トランジスタ11のエ
ミッタにはスイッチング回路6のスイッチング用トラン
ジスタ61のコレクタが接続されている。このスイッチ
ング回路6において、62、63はバイアス用抵抗で、
64は発振をオン又はオフにすべく、Hレベル又はLレ
ベルの電圧信号が印加される切換端子である。
ミッタにはスイッチング回路6のスイッチング用トラン
ジスタ61のコレクタが接続されている。このスイッチ
ング回路6において、62、63はバイアス用抵抗で、
64は発振をオン又はオフにすべく、Hレベル又はLレ
ベルの電圧信号が印加される切換端子である。
【0006】上記の如くに構成された従来の間欠動作型
発振器においては、スイッチング回路6の切換端子64
にHレベルの信号が与えられスイッチング用トランジス
タ61がオン状態のときは、電源端子4に接続されてい
る直流電源から緩衝増幅回路3および発振回路1に電源
が与えられ、発振回路1においては周波数制御端子25
に印加される直流電圧に基づいた共振周波数の発振信号
が出力される。また、緩衝増幅回路3においては上記発
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。
発振器においては、スイッチング回路6の切換端子64
にHレベルの信号が与えられスイッチング用トランジス
タ61がオン状態のときは、電源端子4に接続されてい
る直流電源から緩衝増幅回路3および発振回路1に電源
が与えられ、発振回路1においては周波数制御端子25
に印加される直流電圧に基づいた共振周波数の発振信号
が出力される。また、緩衝増幅回路3においては上記発
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。
【0007】他方、スイッチング回路6の切換端子64
にLレベルの信号が与えられたときは、スイッチング用
トランジスタ61がオフ状態となり、電源端子4に接続
されている直流電源から緩衝増幅回路3、発振回路1、
スイッチング回路6そしてアースという電源供給ライン
が遮断され、緩衝増幅回路3、発振回路1への上記電源
供給は行なわれず、緩衝増幅回路3の発振等は停止し、
出力端子39から発振信号が送出されることもなくな
る。しかし、電源端子4には上記直流電源が接続されて
おり、上記各バイパスコンデンサ、各同調用コンデンサ
および各接地用コンデンサにおける放電は極めて少ない
ものに止まる。
にLレベルの信号が与えられたときは、スイッチング用
トランジスタ61がオフ状態となり、電源端子4に接続
されている直流電源から緩衝増幅回路3、発振回路1、
スイッチング回路6そしてアースという電源供給ライン
が遮断され、緩衝増幅回路3、発振回路1への上記電源
供給は行なわれず、緩衝増幅回路3の発振等は停止し、
出力端子39から発振信号が送出されることもなくな
る。しかし、電源端子4には上記直流電源が接続されて
おり、上記各バイパスコンデンサ、各同調用コンデンサ
および各接地用コンデンサにおける放電は極めて少ない
ものに止まる。
【0008】従って、再度、切換端子64にHレベルの
信号が印加されて上記発振回路1、緩衝増幅回路3に電
源が供給され、これらが再起動する際の上記各コンデン
サへの必要な充電は、極めて短時間に行なわれ、延いて
は上記出力端子39から送出される発振信号の発振周波
数および出力レベルの不安定時間(すなわち立上がり時
間)は極めて短いものとなる。したがって、TDMA−
TDD方式デジタル無線通信機のようにローカル信号の
高速立上げが要求される間欠動作型発振器に適用でき
る。
信号が印加されて上記発振回路1、緩衝増幅回路3に電
源が供給され、これらが再起動する際の上記各コンデン
サへの必要な充電は、極めて短時間に行なわれ、延いて
は上記出力端子39から送出される発振信号の発振周波
数および出力レベルの不安定時間(すなわち立上がり時
間)は極めて短いものとなる。したがって、TDMA−
TDD方式デジタル無線通信機のようにローカル信号の
高速立上げが要求される間欠動作型発振器に適用でき
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の如く構
成されている従来の間欠動作型発振器においては、発振
機能に加えて高速で信号を立上げる機能を追加するため
には発振トランジスタ及び増幅用トランジスタ以外に、
第3のスイッチング回路用のトランジスタを設けなけれ
ばならなかった。
成されている従来の間欠動作型発振器においては、発振
機能に加えて高速で信号を立上げる機能を追加するため
には発振トランジスタ及び増幅用トランジスタ以外に、
第3のスイッチング回路用のトランジスタを設けなけれ
ばならなかった。
【0010】従って、発振器の回路が大型化し、小型化
が要求される移動体無線端末機において問題となってい
た。また、電源端子4から供給される電圧をトランジス
タ31、11、61の3つで分圧して動作させる回路構
成のため、発振回路を構成する発振用トランジスタのコ
レクタ−エミッタ間の電圧Vce値が小さくなってしまい
十分な動作電圧が得られず、発振信号においてCNRの
悪化及び振幅レベルの低下を招いていた。
が要求される移動体無線端末機において問題となってい
た。また、電源端子4から供給される電圧をトランジス
タ31、11、61の3つで分圧して動作させる回路構
成のため、発振回路を構成する発振用トランジスタのコ
レクタ−エミッタ間の電圧Vce値が小さくなってしまい
十分な動作電圧が得られず、発振信号においてCNRの
悪化及び振幅レベルの低下を招いていた。
【0011】また、緩衝増幅回路3においても、同様に
増幅用トランジスタ31のコレクタ−エミッタ間のVce
値が小さくなってしまい動作電圧が十分得られず増幅率
の低下を招いていた。更に緩衝増幅回路3においては、
アイソレーションが低下するため、出力端子へ接続され
る外部回路(例えば、ミキサー回路:図示せず)の入力
端子において負荷値の変動があった場合、その影響によ
り発振回路の発振周波数が変動してしまいやすく、出力
端子から不安定な出力信号が出力されるようになってい
た。
増幅用トランジスタ31のコレクタ−エミッタ間のVce
値が小さくなってしまい動作電圧が十分得られず増幅率
の低下を招いていた。更に緩衝増幅回路3においては、
アイソレーションが低下するため、出力端子へ接続され
る外部回路(例えば、ミキサー回路:図示せず)の入力
端子において負荷値の変動があった場合、その影響によ
り発振回路の発振周波数が変動してしまいやすく、出力
端子から不安定な出力信号が出力されるようになってい
た。
【0012】したがって、立上がり時においては瞬時に
安定動作には移行できるが、その後の定常状態において
は外部回路の影響を受けやすいため、不安定な信号が出
力されるという問題点が有った。
安定動作には移行できるが、その後の定常状態において
は外部回路の影響を受けやすいため、不安定な信号が出
力されるという問題点が有った。
【0013】本発明は上述の如き事情に鑑みてなされた
ものであり、電力節減を目的として行なう発振のオン・
オフ動作のオン動作直後における発振の不安定時間すな
わち立上がり時間が短く、その後の定常状態においても
外部回路の影響を受けない間欠動作型発振器の提供を目
的とする。
ものであり、電力節減を目的として行なう発振のオン・
オフ動作のオン動作直後における発振の不安定時間すな
わち立上がり時間が短く、その後の定常状態においても
外部回路の影響を受けない間欠動作型発振器の提供を目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、発振用トランジスタを有し
所定周波数の発振信号を発振する発振回路と、増幅用ト
ランジスタを有し前記発振回路からの発振信号を増幅す
る緩衝増幅回路とを電源端子とグランドとの間で縦続接
続し、且つ上記発振回路および緩衝増幅回路の回路電流
を断続する間欠駆動信号をそれぞれのトランジスタのベ
ース端子に入力する構成とした。
に、請求項1記載の発明は、発振用トランジスタを有し
所定周波数の発振信号を発振する発振回路と、増幅用ト
ランジスタを有し前記発振回路からの発振信号を増幅す
る緩衝増幅回路とを電源端子とグランドとの間で縦続接
続し、且つ上記発振回路および緩衝増幅回路の回路電流
を断続する間欠駆動信号をそれぞれのトランジスタのベ
ース端子に入力する構成とした。
【0015】上記構成によれば、上記オン・オフ動作の
オフ動作後における前記バイパスコンデンサ、同調用コ
ンデンサ、接地用コンデンサの放電が極めて小さく、オ
ン動作直後の上記各コンデンサの充電が極めて短時間に
行なわれる。さらに、その後の定常状態においても外部
回路からの影響を受けない間欠動作型発振器を提供する
ことができる。
オフ動作後における前記バイパスコンデンサ、同調用コ
ンデンサ、接地用コンデンサの放電が極めて小さく、オ
ン動作直後の上記各コンデンサの充電が極めて短時間に
行なわれる。さらに、その後の定常状態においても外部
回路からの影響を受けない間欠動作型発振器を提供する
ことができる。
【0016】また、この場合、請求項2記載の発明の如
く、上記発振回路をベース接地コルビッツ発振回路とし
ても良い。上記構成によれば、発信信号とノイズ成分と
のミキシングによるC/Nの低下を防止することが可能
となる。
く、上記発振回路をベース接地コルビッツ発振回路とし
ても良い。上記構成によれば、発信信号とノイズ成分と
のミキシングによるC/Nの低下を防止することが可能
となる。
【0017】また、この場合、請求項3記載の発明の如
く、上記緩衝増幅回路をベース接地増幅回路としても良
い。上記構成によれば、発信信号とノイズ成分とのミキ
シングによるC/Nの低下を防止することが可能とな
る。
く、上記緩衝増幅回路をベース接地増幅回路としても良
い。上記構成によれば、発信信号とノイズ成分とのミキ
シングによるC/Nの低下を防止することが可能とな
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、本
発明に係る間欠動作型発振器の実施の実施の形態を説明
する。
発明に係る間欠動作型発振器の実施の実施の形態を説明
する。
【0019】(第1の実施の形態)第1の実施の形態の
間欠動作型発振器の1例を図1を参照して説明する。な
お、この図において、上記図4と同一機能を有する部分
には、同一符号を付して説明する。
間欠動作型発振器の1例を図1を参照して説明する。な
お、この図において、上記図4と同一機能を有する部分
には、同一符号を付して説明する。
【0020】図1に示すように、発振回路1は、コルピ
ッツ発振回路として構成されており、この発振回路1に
おいて、11は高周波発振用のトランジスタ、15、1
7、19、21は、それぞれLC共振回路のC(キャパ
シタ)に相当する同調用コンデンサ、20はLC共振回
路のL(インダクタ)に相当する共振器、22は印加電
圧により接合容量が変わる同調用可変容量ダイオード、
25は発振周波数を制御する制御電圧VTが印加される
周波数制御端子、23は給電チョーク用マイクロストリ
ップラインである。また、24はバイパスコンデンサ、
14、16はバイアス用抵抗、26は結合コンデンサで
ある。
ッツ発振回路として構成されており、この発振回路1に
おいて、11は高周波発振用のトランジスタ、15、1
7、19、21は、それぞれLC共振回路のC(キャパ
シタ)に相当する同調用コンデンサ、20はLC共振回
路のL(インダクタ)に相当する共振器、22は印加電
圧により接合容量が変わる同調用可変容量ダイオード、
25は発振周波数を制御する制御電圧VTが印加される
周波数制御端子、23は給電チョーク用マイクロストリ
ップラインである。また、24はバイパスコンデンサ、
14、16はバイアス用抵抗、26は結合コンデンサで
ある。
【0021】また、緩衝増幅回路3は、トランジスタ増
幅回路として構成されており、この緩衝増幅回路3にお
いて、31は高周波増幅用のトランジスタで、そのトラ
ンジスタ31のコレクタに電源端子4がバイパスコンデ
ンサ5及び給電チョークコイルとして形成されたマイク
ロストリップライン32を介して接続されている。33
はバイアス用抵抗、そして37は整合回路として形成さ
れたマイクロストリップライン、38は結合コンデン
サ、39はこの緩衝増幅回路3の出力信号が出力される
出力端子である。
幅回路として構成されており、この緩衝増幅回路3にお
いて、31は高周波増幅用のトランジスタで、そのトラ
ンジスタ31のコレクタに電源端子4がバイパスコンデ
ンサ5及び給電チョークコイルとして形成されたマイク
ロストリップライン32を介して接続されている。33
はバイアス用抵抗、そして37は整合回路として形成さ
れたマイクロストリップライン、38は結合コンデン
サ、39はこの緩衝増幅回路3の出力信号が出力される
出力端子である。
【0022】さらに、緩衝増幅回路3の増幅用トランジ
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが直結され、増幅用トランジスタ31の
エミッタ電流が発振用トランジスタ11のコレクタ電流
となっており、また、接地用コンデンサ8が上記エミッ
タおよびコレクタの共通の接地用コンデンサとなってい
る。更に、上記増幅用トランジスタ31および発振用ト
ランジスタ11のベースに対し、直列接続しているバイ
アス用抵抗33、7、14よりバイアスを与えている。
このバイアスは、バイアス用抵抗33を介して切替端子
9から印加される。この切替端子9には、発振をオン又
はオフにすべく、Hレベル又はLレベルの電圧信号が印
加される。
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが直結され、増幅用トランジスタ31の
エミッタ電流が発振用トランジスタ11のコレクタ電流
となっており、また、接地用コンデンサ8が上記エミッ
タおよびコレクタの共通の接地用コンデンサとなってい
る。更に、上記増幅用トランジスタ31および発振用ト
ランジスタ11のベースに対し、直列接続しているバイ
アス用抵抗33、7、14よりバイアスを与えている。
このバイアスは、バイアス用抵抗33を介して切替端子
9から印加される。この切替端子9には、発振をオン又
はオフにすべく、Hレベル又はLレベルの電圧信号が印
加される。
【0023】上記の如くに構成された本実施例において
は、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、増幅
用トランジスタ31及び発振用トランジスタ11へ直流
ベースバイアスが印加されるため、増幅用トランジスタ
31及び発振トランジスタ11がオンとなり、電源端子
4から直流コレクタ電流が流れ、発振回路1においては
同調用コンデンサ21、19、15、17及び同調用可
変容量ダイオード22と、共振器20(Lとして働く)
とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同調用可変
容量ダイオード22は周波数制御端子25に印加される
直流電圧により容量が変化し、上記LC共振回路の共振
周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変化す
る。また、緩衝増幅回路3においては上記発振回路1か
らの発振信号を増幅して出力端子39より送出すること
になる。
は、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、増幅
用トランジスタ31及び発振用トランジスタ11へ直流
ベースバイアスが印加されるため、増幅用トランジスタ
31及び発振トランジスタ11がオンとなり、電源端子
4から直流コレクタ電流が流れ、発振回路1においては
同調用コンデンサ21、19、15、17及び同調用可
変容量ダイオード22と、共振器20(Lとして働く)
とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同調用可変
容量ダイオード22は周波数制御端子25に印加される
直流電圧により容量が変化し、上記LC共振回路の共振
周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変化す
る。また、緩衝増幅回路3においては上記発振回路1か
らの発振信号を増幅して出力端子39より送出すること
になる。
【0024】他方、切替端子9にLレベルの信号が与え
られた時には増幅用トランジスタ31及び発振用トラン
ジスタ11へ直流ベースバイアスが印加されないため、
増幅用トランジスタ31及び発振用トランジスタ11が
オフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は流れ
ず、発振回路1の発振及び緩衝増幅回路3の増幅は停止
し、出力端子39から発振信号が送出されることもなく
なる。
られた時には増幅用トランジスタ31及び発振用トラン
ジスタ11へ直流ベースバイアスが印加されないため、
増幅用トランジスタ31及び発振用トランジスタ11が
オフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は流れ
ず、発振回路1の発振及び緩衝増幅回路3の増幅は停止
し、出力端子39から発振信号が送出されることもなく
なる。
【0025】そして、電源端子4には、上記直流電源が
接続されており、上記バイパスコンデンサ5における放
電はきわめて少ない状態に止る。したがって、再度切替
端子9にHレベルの信号が印加されて上記発振回路1、
緩衝増幅回路3に電源が供給され、これらが再起動する
際の上記コンデンサへの必要な充電は、極めて短時間に
行なわれ、出力端子39から送出される発振信号の発振
周波数及び出力レベルの不安定時間(すなわち立上がり
時間)は極めて短いものとなる。
接続されており、上記バイパスコンデンサ5における放
電はきわめて少ない状態に止る。したがって、再度切替
端子9にHレベルの信号が印加されて上記発振回路1、
緩衝増幅回路3に電源が供給され、これらが再起動する
際の上記コンデンサへの必要な充電は、極めて短時間に
行なわれ、出力端子39から送出される発振信号の発振
周波数及び出力レベルの不安定時間(すなわち立上がり
時間)は極めて短いものとなる。
【0026】(第2の実施の形態)第1の実施の形態
(図1)で示した間欠動作型発振器にあっては、緩衝増
幅回路3をエミッタ接地増幅回路及び発振回路をコレク
タ接地コルピッツ発振回路とする構成であり、そして、
トランジスタ31、11のベースに対し直列接続してい
るバイアス用抵抗に発振をON又はOFFにすべく、
「H」レベル又は「L」レベルの制御信号を印加するよ
うな構成の場合、制御信号にノイズ成分があるとベース
抵抗よりも増幅用トランジスタ及び発振用トランジスタ
のベース端子の方が抵抗が低い為、ノイズ成分はベース
抵抗を通って、グランドには落ちず、増幅用トランジス
タ31及び発振用トランジスタ11のベース端子に入力
される。その結果、発振信号とノイズ成分がミキシング
されC/Nが低下する可能性がある。
(図1)で示した間欠動作型発振器にあっては、緩衝増
幅回路3をエミッタ接地増幅回路及び発振回路をコレク
タ接地コルピッツ発振回路とする構成であり、そして、
トランジスタ31、11のベースに対し直列接続してい
るバイアス用抵抗に発振をON又はOFFにすべく、
「H」レベル又は「L」レベルの制御信号を印加するよ
うな構成の場合、制御信号にノイズ成分があるとベース
抵抗よりも増幅用トランジスタ及び発振用トランジスタ
のベース端子の方が抵抗が低い為、ノイズ成分はベース
抵抗を通って、グランドには落ちず、増幅用トランジス
タ31及び発振用トランジスタ11のベース端子に入力
される。その結果、発振信号とノイズ成分がミキシング
されC/Nが低下する可能性がある。
【0027】そこで、第2の形態では、発振回路1をベ
ース接地コルピッツ発振回路として、発信信号とノイズ
成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止する構成
とした。
ース接地コルピッツ発振回路として、発信信号とノイズ
成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止する構成
とした。
【0028】以下、図2を参照して、第2の実施の形態
の間欠動作型発振器を説明する。尚、この図において、
上記図1と同一機能を有する部分には、同一符号を付し
て説明する。
の間欠動作型発振器を説明する。尚、この図において、
上記図1と同一機能を有する部分には、同一符号を付し
て説明する。
【0029】発振回路はコルピッツ発振回路として構成
されており、この発振回路1において、11は、高周波
発振用のトランジスタ、15、16、17、19、21
は、それぞれLC共振回路のC(キャパシタ)に相当す
る同調用コンデンサ、20はLC共振回路のL(インダ
クタ)に相当する共振器、22は印加電圧により接合容
量が変わる同調用可変容量ダイオード、25は発振周波
数を制御する制御電圧VTが印加される周波数制御端
子、23は給電チョーク用マイクロストリップラインで
ある。また、24は、バイバスコンデンサ、14、16
はバイアス用抵抗、26は結合コンデンサである。ま
た、緩衝増幅回路3は、トランジスタ増幅回路で構成さ
れており、この緩衝増幅回路3において、31は、高周
波増幅用のトランジスタで、そのトランジスタ31のコ
レクタに電源端子4がバイバスコンデンサ5及び給電チ
ョークコイルとして形成されたマイクロストリップライ
ン32を介して接続されている。そして37は整合回路
として形成されたマイクロストリップラインであり、3
8は結合コンデンサであり、そして、39はこの緩衝増
幅回路3の出力信号が出力される端子である。
されており、この発振回路1において、11は、高周波
発振用のトランジスタ、15、16、17、19、21
は、それぞれLC共振回路のC(キャパシタ)に相当す
る同調用コンデンサ、20はLC共振回路のL(インダ
クタ)に相当する共振器、22は印加電圧により接合容
量が変わる同調用可変容量ダイオード、25は発振周波
数を制御する制御電圧VTが印加される周波数制御端
子、23は給電チョーク用マイクロストリップラインで
ある。また、24は、バイバスコンデンサ、14、16
はバイアス用抵抗、26は結合コンデンサである。ま
た、緩衝増幅回路3は、トランジスタ増幅回路で構成さ
れており、この緩衝増幅回路3において、31は、高周
波増幅用のトランジスタで、そのトランジスタ31のコ
レクタに電源端子4がバイバスコンデンサ5及び給電チ
ョークコイルとして形成されたマイクロストリップライ
ン32を介して接続されている。そして37は整合回路
として形成されたマイクロストリップラインであり、3
8は結合コンデンサであり、そして、39はこの緩衝増
幅回路3の出力信号が出力される端子である。
【0030】さらに、緩衝増幅回路3の増幅用トランジ
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが給電チョーク用マイクロストリップラ
イン35及び異常発振防止抵抗36を通じて接続され、
増幅用トランジスタ31のエミッタ電流が発振用トラン
ジスタ11のコレクタ電流となっており、また、接地コ
ンデンサ8、13がそれぞれ上記増幅用トランジスタ3
1のエミッタ接地用コンデンサ、及び、発振用トランジ
スタ31のベース接地用コンデンサとなっている。更
に、上記増幅用トランジスタ31のベースに対し、直列
接続しているバイアス用抵抗33、34よりバイアスを
与えている。
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが給電チョーク用マイクロストリップラ
イン35及び異常発振防止抵抗36を通じて接続され、
増幅用トランジスタ31のエミッタ電流が発振用トラン
ジスタ11のコレクタ電流となっており、また、接地コ
ンデンサ8、13がそれぞれ上記増幅用トランジスタ3
1のエミッタ接地用コンデンサ、及び、発振用トランジ
スタ31のベース接地用コンデンサとなっている。更
に、上記増幅用トランジスタ31のベースに対し、直列
接続しているバイアス用抵抗33、34よりバイアスを
与えている。
【0031】また、上記発振用トランジスタ11及び増
幅用トランジスタ31にはバイアス用抵抗33、34、
14を介して切替端子9からバイアスを与えている。こ
の切替端子9には、発振をオン又はオフにすべく、Hレ
ベル又はLレベルの制御信号が印加される。
幅用トランジスタ31にはバイアス用抵抗33、34、
14を介して切替端子9からバイアスを与えている。こ
の切替端子9には、発振をオン又はオフにすべく、Hレ
ベル又はLレベルの制御信号が印加される。
【0032】上記の如くに構成された本実施の形態にお
いては、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、
発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ31が
オンとなり、電源端子4から電流が流れ、発振回路1に
おいては同調用コンデンサ21、19、15、17及び
同調用可変容量ダイオード22と、共振器20(Lとし
て働く)とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同
調用可変容量ダイオード22は周波数制御端子25に印
加された直流電圧により容量が変化し上記LC共振回路
の共振周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変
化する。
いては、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、
発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ31が
オンとなり、電源端子4から電流が流れ、発振回路1に
おいては同調用コンデンサ21、19、15、17及び
同調用可変容量ダイオード22と、共振器20(Lとし
て働く)とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同
調用可変容量ダイオード22は周波数制御端子25に印
加された直流電圧により容量が変化し上記LC共振回路
の共振周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変
化する。
【0033】また、緩衝増幅回路3においては、上記発
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。他方、切替端子9にLレベルの信号
が与えられた時には発振用トランジスタ11及び増幅用
トランジスタ31へ直流ベースバイアスが印加されない
ため、発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ
31がオフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は
流れず、発振回路1の発振は停止し、出力端子39から
発振信号が送出されることもなくなる。また、切替端子
9からノイズ成分が加わっても、発振回路1はベース接
地コルビッツ発振回路なのでノイズ成分は一番インピー
ダンスが低い接地用コンデンサ13を通ってグランドに
落ちる。
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。他方、切替端子9にLレベルの信号
が与えられた時には発振用トランジスタ11及び増幅用
トランジスタ31へ直流ベースバイアスが印加されない
ため、発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ
31がオフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は
流れず、発振回路1の発振は停止し、出力端子39から
発振信号が送出されることもなくなる。また、切替端子
9からノイズ成分が加わっても、発振回路1はベース接
地コルビッツ発振回路なのでノイズ成分は一番インピー
ダンスが低い接地用コンデンサ13を通ってグランドに
落ちる。
【0034】以上詳述したように、本実施の形態におい
ては、発振用トランジスタ11を有し所定周波数の発振
信号を発振する発振回路1と、増幅用のトランジスタ3
1を有し前記発振回路1からの発振信号を増幅する緩衝
増幅回路3とを電源端子とグランドとの間で縦続接続
し、且つ上記発振回路の回路電流を断続する間欠駆動信
号を発振用トランジスタのベース端子に入力する構成と
し、さらに、発振用トランジスタ11をベース接地した
ので、切替端子9からノイズ成分が加わってもノイズ成
分は接地用コンデンサ13を通ってグランドに落ちるこ
とになり発振器に影響を与えることが無くなる為、常に
安定した発振が得られる。したがって、発振信号とノイ
ズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止するこ
とが可能となる。
ては、発振用トランジスタ11を有し所定周波数の発振
信号を発振する発振回路1と、増幅用のトランジスタ3
1を有し前記発振回路1からの発振信号を増幅する緩衝
増幅回路3とを電源端子とグランドとの間で縦続接続
し、且つ上記発振回路の回路電流を断続する間欠駆動信
号を発振用トランジスタのベース端子に入力する構成と
し、さらに、発振用トランジスタ11をベース接地した
ので、切替端子9からノイズ成分が加わってもノイズ成
分は接地用コンデンサ13を通ってグランドに落ちるこ
とになり発振器に影響を与えることが無くなる為、常に
安定した発振が得られる。したがって、発振信号とノイ
ズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止するこ
とが可能となる。
【0035】(第3の実施の形態)第3の実施の形態で
は、緩衝増幅回路をベース接地増幅回路として、発信信
号とノイズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防
止する構成とした。
は、緩衝増幅回路をベース接地増幅回路として、発信信
号とノイズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防
止する構成とした。
【0036】以下、図3を参照して、第3の実施の形態
の間欠動作型発振器を説明する。尚、この図において、
上記図1及び図2と同一機能を有する部分には、同一符
号を付して説明する。
の間欠動作型発振器を説明する。尚、この図において、
上記図1及び図2と同一機能を有する部分には、同一符
号を付して説明する。
【0037】図3に示される第3の実施の形態は、図2
に示した第2の実施の形態の変形例であり、発振回路1
は第1の実施の形態と同様でコルビッツ発振回路として
構成されるているが、高周波発振用トランジスタがコレ
クタ接地であることが異なり、図2と同様の効果、即
ち、発信信号とノイズ成分とのミキシングによるC/N
の低下を防止するために、緩衝増幅回路3の高周波増幅
用トランジスタ31をベース接地増幅回路としている。
に示した第2の実施の形態の変形例であり、発振回路1
は第1の実施の形態と同様でコルビッツ発振回路として
構成されるているが、高周波発振用トランジスタがコレ
クタ接地であることが異なり、図2と同様の効果、即
ち、発信信号とノイズ成分とのミキシングによるC/N
の低下を防止するために、緩衝増幅回路3の高周波増幅
用トランジスタ31をベース接地増幅回路としている。
【0038】発振回路はコルピッツ発振回路として構成
されており、この発振回路1において、11は、高周波
発振用のトランジスタ、15、17、19、21は、そ
れぞれLC共振回路のC(キャパシタ)に相当する同調
用コンデンサ、20はLC共振回路のL(インダクタ)
に相当する共振器、22は印加電圧により接合容量が変
わる同調用可変容量ダイオード、25は発振周波数を制
御する制御電圧VTが印加される周波数制御端子、23
は給電チョーク用マイクロストリプランである。また、
24は、バイバスコンデンサ、14、16はバイアス用
抵抗、26は結合コンデンサである。また、緩衝増幅回
路3は、トランジスタ増幅回路で構成されており、この
緩衝増幅回路3において、31は、高周波増幅用のトラ
ンジスタで、そのトランジスタ31のコレクタに電源端
子4がバイバスコンデンサ5及び給電チョークコイルと
して形成されたマイクロストリップライン32を介して
接続されている。そして、高周波増幅用トランジスタ3
1のベースは、接地用コンデンサ9を介して接地されて
いる。そして、37は整合回路として形成されたマイク
ロストリップライン38は結合コンデンサ、39はこの
緩衝増幅回路3の出力信号が出力される端子である。
されており、この発振回路1において、11は、高周波
発振用のトランジスタ、15、17、19、21は、そ
れぞれLC共振回路のC(キャパシタ)に相当する同調
用コンデンサ、20はLC共振回路のL(インダクタ)
に相当する共振器、22は印加電圧により接合容量が変
わる同調用可変容量ダイオード、25は発振周波数を制
御する制御電圧VTが印加される周波数制御端子、23
は給電チョーク用マイクロストリプランである。また、
24は、バイバスコンデンサ、14、16はバイアス用
抵抗、26は結合コンデンサである。また、緩衝増幅回
路3は、トランジスタ増幅回路で構成されており、この
緩衝増幅回路3において、31は、高周波増幅用のトラ
ンジスタで、そのトランジスタ31のコレクタに電源端
子4がバイバスコンデンサ5及び給電チョークコイルと
して形成されたマイクロストリップライン32を介して
接続されている。そして、高周波増幅用トランジスタ3
1のベースは、接地用コンデンサ9を介して接地されて
いる。そして、37は整合回路として形成されたマイク
ロストリップライン38は結合コンデンサ、39はこの
緩衝増幅回路3の出力信号が出力される端子である。
【0039】さらに、緩衝増幅回路3の増幅用トランジ
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが給電チョーク用マイクロストリップラ
イン35を通じて接続され、増幅用トランジスタ31の
エミッタ電流が発振用トランジスタ11のコレクタ電流
となっており、また、接地コンデンサ8及び9がそれぞ
れ、発信用トランジスタ11のコレクタ接地用コンデン
サ、及び、上記増幅用トランジスタ31のベース接地用
コンデンサとなっている。更に、上記増幅用トランジス
タ31のベースに対し、直列接続しているバイアス用抵
抗33、7によりバイアスを与えている。
スタ31のエミッタと発振回路1の発振用トランジスタ
11のコレクタが給電チョーク用マイクロストリップラ
イン35を通じて接続され、増幅用トランジスタ31の
エミッタ電流が発振用トランジスタ11のコレクタ電流
となっており、また、接地コンデンサ8及び9がそれぞ
れ、発信用トランジスタ11のコレクタ接地用コンデン
サ、及び、上記増幅用トランジスタ31のベース接地用
コンデンサとなっている。更に、上記増幅用トランジス
タ31のベースに対し、直列接続しているバイアス用抵
抗33、7によりバイアスを与えている。
【0040】また、上記発振用トランジスタ11及び増
幅用トランジスタ31にはバイアス用抵抗33、7、1
4を介して切替端子9からバイアスを与えている。この
切替端子9には、発振をオン又はオフにすべく、Hレベ
ル又はLレベルの制御信号が印加される。
幅用トランジスタ31にはバイアス用抵抗33、7、1
4を介して切替端子9からバイアスを与えている。この
切替端子9には、発振をオン又はオフにすべく、Hレベ
ル又はLレベルの制御信号が印加される。
【0041】上記の如くに構成された本実施の形態にお
いては、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、
発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ31が
オンとなり、電源端子4から電流が流れ、発振回路1に
おいては同調用コンデンサ21、19、15、17及び
同調用可変容量ダイオード22と、共振器20(Lとし
て働く)とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同
調用可変容量ダイオード22は周波数制御端子25に印
加された直流電圧により容量が変化し上記LC共振回路
の共振周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変
化する。
いては、切替端子9にHレベルの信号が与えられると、
発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ31が
オンとなり、電源端子4から電流が流れ、発振回路1に
おいては同調用コンデンサ21、19、15、17及び
同調用可変容量ダイオード22と、共振器20(Lとし
て働く)とがLC共振回路を構成して共振し、又前記同
調用可変容量ダイオード22は周波数制御端子25に印
加された直流電圧により容量が変化し上記LC共振回路
の共振周波数すなわち当該発振回路1の発振周波数が変
化する。
【0042】また、緩衝増幅回路3においては、上記発
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。他方、切替端子9にLレベルの信号
が与えられた時には発振用トランジスタ11及び増幅用
トランジスタ31へ直流ベースバイアスが印加されない
ため、発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ
31がオフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は
流れず、発振回路1の発振は停止し、出力端子39から
発振信号が送出されることもなくなる。また、切替端子
9からノイズ成分が加わっても、緩衝増幅回路3はベー
ス接地増幅回路なのでノイズ成分は一番インピーダンス
が低い接地用コンデンサ9を通ってグランドに落ちる。
振回路1からの発振信号を増幅して出力端子39より送
出することになる。他方、切替端子9にLレベルの信号
が与えられた時には発振用トランジスタ11及び増幅用
トランジスタ31へ直流ベースバイアスが印加されない
ため、発振用トランジスタ11及び増幅用トランジスタ
31がオフとなり、電源端子4から直流コレクタ電流は
流れず、発振回路1の発振は停止し、出力端子39から
発振信号が送出されることもなくなる。また、切替端子
9からノイズ成分が加わっても、緩衝増幅回路3はベー
ス接地増幅回路なのでノイズ成分は一番インピーダンス
が低い接地用コンデンサ9を通ってグランドに落ちる。
【0043】本発明は、以上詳述したように、発振用ト
ランジスタを有し、所定周波数の発振信号を発振する発
振回路と増幅用のトランジスタを有し、前記発振回路か
らの発振信号を増幅する緩衝増幅回路とを電源端子とグ
ランドとの間で縦続接続し、且つ上記発振回路の回路電
流を断続する間欠駆動信号を発振用トランジスタのベー
ス端子に入力する構成とし、増幅用トランジスタ9をベ
ース接地したので、切替端子9からノイズ成分が加わっ
てもノイズ成分は接地用コンデンサ9を通ってグランド
に落ちる構成となり発振器に影響を与えることが無くな
る為、常に安定した発振が得られる。
ランジスタを有し、所定周波数の発振信号を発振する発
振回路と増幅用のトランジスタを有し、前記発振回路か
らの発振信号を増幅する緩衝増幅回路とを電源端子とグ
ランドとの間で縦続接続し、且つ上記発振回路の回路電
流を断続する間欠駆動信号を発振用トランジスタのベー
ス端子に入力する構成とし、増幅用トランジスタ9をベ
ース接地したので、切替端子9からノイズ成分が加わっ
てもノイズ成分は接地用コンデンサ9を通ってグランド
に落ちる構成となり発振器に影響を与えることが無くな
る為、常に安定した発振が得られる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、発振用ト
ランジスタを有し所定周波数の発振信号を発振する発振
回路と増幅用のトランジスタを有し前記発振回路からの
発振信号を増幅する緩衝増幅回路とを電源端子とグラン
ドとの間で縦続接続し、且つ上記発振回路および緩衝増
幅回路の回路電流を断続する間欠駆動信号をそれぞれの
トランジスタのベース端子に入力する構成としたので、
発振用トランジスタ及び増幅用トランジスタ以外に新た
にスイッチング用トランジスタを設けずとも高速に回路
を立上げることが可能となるため、非常に小型に回路を
構成することが可能となる。
ランジスタを有し所定周波数の発振信号を発振する発振
回路と増幅用のトランジスタを有し前記発振回路からの
発振信号を増幅する緩衝増幅回路とを電源端子とグラン
ドとの間で縦続接続し、且つ上記発振回路および緩衝増
幅回路の回路電流を断続する間欠駆動信号をそれぞれの
トランジスタのベース端子に入力する構成としたので、
発振用トランジスタ及び増幅用トランジスタ以外に新た
にスイッチング用トランジスタを設けずとも高速に回路
を立上げることが可能となるため、非常に小型に回路を
構成することが可能となる。
【0045】また、定常時の回路の動作においては、上
記したようにスイッチング用トランジスタを用いない回
路構成のため、発振用トランジスタ及び増幅用トランジ
スタとともに十分なコレクタ−エミッタ間電圧Vce値を
確保することが可能となる。従って、発振回路において
は高振幅かつ高CNRの発振を可能とし、緩衝増幅回路
においては高増幅が可能となり、結局高CNRでかつ高
振幅な発振器となる。
記したようにスイッチング用トランジスタを用いない回
路構成のため、発振用トランジスタ及び増幅用トランジ
スタとともに十分なコレクタ−エミッタ間電圧Vce値を
確保することが可能となる。従って、発振回路において
は高振幅かつ高CNRの発振を可能とし、緩衝増幅回路
においては高増幅が可能となり、結局高CNRでかつ高
振幅な発振器となる。
【0046】さらに、緩衝増幅回路においては、上記し
たように十分なコレクタ−エミッタ間電圧Vce値を確保
できることから、高アイソレーションを実現することが
でき、出力端子へ接続される外部回路の入力端子におい
て負荷値の変動があった場合、その影響により発振回路
の発振周波数が変動しにくく、出力端子から安定な出力
信号を出力することが可能となる。
たように十分なコレクタ−エミッタ間電圧Vce値を確保
できることから、高アイソレーションを実現することが
でき、出力端子へ接続される外部回路の入力端子におい
て負荷値の変動があった場合、その影響により発振回路
の発振周波数が変動しにくく、出力端子から安定な出力
信号を出力することが可能となる。
【0047】従って、立上がり時において瞬時に安定動
作に移行でき、かつその後の定常状態においても外部回
路の影響を受けにくいため、安定な信号を出力すること
が可能となる。
作に移行でき、かつその後の定常状態においても外部回
路の影響を受けにくいため、安定な信号を出力すること
が可能となる。
【0048】また、請求項2記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、更に、発振回路を
ベース接地コルピッツ発振回路とした構成であるので、
発信信号とノイズ成分とのミキシングによるC/Nの低
下を防止することが可能となる。
請求項1記載の発明の効果に加えて、更に、発振回路を
ベース接地コルピッツ発振回路とした構成であるので、
発信信号とノイズ成分とのミキシングによるC/Nの低
下を防止することが可能となる。
【0049】また、請求項3記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、緩衝増幅回路をベ
ース接地増幅回路とした構成であるので、発信信号とノ
イズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止する
ことが可能となる。
請求項1記載の発明の効果に加えて、緩衝増幅回路をベ
ース接地増幅回路とした構成であるので、発信信号とノ
イズ成分とのミキシングによるC/Nの低下を防止する
ことが可能となる。
【図1】本発明に係る間欠動作型発振器における第1の
実施の形態の回路構成を示す図である。
実施の形態の回路構成を示す図である。
【図2】本発明に係る間欠動作型発振器における第2の
実施の形態の回路構成を示す図である。
実施の形態の回路構成を示す図である。
【図3】本発明に係る間欠動作型発振器における第3の
実施の形態の回路構成を示す図である。
実施の形態の回路構成を示す図である。
【図4】従来の間欠動作型発振器の回路構成を示す図で
ある。
ある。
1 発振回路 3 緩衝増幅回路 4 電源端子 5、24 バイパスコンデンサ 9、13 接地用コンデンサ 11 発振用トランジスタ 12、23、32 給電チョーク用マイクロストリップ
ライン 7、14、16、33 バイアス用抵抗 15、17、19、21 同調用コンデンサ 20 共振器 22 同調用可変容量ダイオード 23 給電チョーク用マイクロストリップライン 26 結合コンデンサである。 25 周波数制御端子 31 増幅用トランジスタ 37 整合用マイクロストリップライン 39 出力端子
ライン 7、14、16、33 バイアス用抵抗 15、17、19、21 同調用コンデンサ 20 共振器 22 同調用可変容量ダイオード 23 給電チョーク用マイクロストリップライン 26 結合コンデンサである。 25 周波数制御端子 31 増幅用トランジスタ 37 整合用マイクロストリップライン 39 出力端子
Claims (3)
- 【請求項1】発振用トランジスタを有し所定周波数の発
振信号を発振する発振回路と、増幅用トランジスタを有
し前記発振回路からの発振信号を増幅する緩衝増幅回路
とを電源端子とグランドとの間で縦続接続し、且つ上記
発振回路および緩衝増幅回路の回路電流を断続する間欠
駆動信号をそれぞれのトランジスタのベース端子に入力
する構成としたことを特徴とする間欠動作型発振器。 - 【請求項2】上記発振回路をベース接地コルビッツ発振
回路としたことを特徴とする請求項1記載の間欠動作型
発振器。 - 【請求項3】上記緩衝増幅回路をベース接地増幅回路と
したことを特徴とする請求項1記載の間欠動作型発振
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28435996A JPH09252218A (ja) | 1996-01-08 | 1996-10-25 | 間欠動作型発振器 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-453 | 1996-01-08 | ||
JP45396 | 1996-01-08 | ||
JP28435996A JPH09252218A (ja) | 1996-01-08 | 1996-10-25 | 間欠動作型発振器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09252218A true JPH09252218A (ja) | 1997-09-22 |
Family
ID=26333436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28435996A Pending JPH09252218A (ja) | 1996-01-08 | 1996-10-25 | 間欠動作型発振器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09252218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1630939A2 (en) | 2004-08-23 | 2006-03-01 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Electronic device with switching power circuit and power supply control method |
JP2008187703A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Fujitsu Media Device Kk | 発振器 |
-
1996
- 1996-10-25 JP JP28435996A patent/JPH09252218A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1630939A2 (en) | 2004-08-23 | 2006-03-01 | ORION ELECTRIC CO., Ltd. | Electronic device with switching power circuit and power supply control method |
JP2008187703A (ja) * | 2007-01-29 | 2008-08-14 | Fujitsu Media Device Kk | 発振器 |
JP4536100B2 (ja) * | 2007-01-29 | 2010-09-01 | 富士通メディアデバイス株式会社 | 発振器 |
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