JP2006055243A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 スロットマシンに関し、停止表示された図柄に対応させて、画像表示装置に表示される対象画像の表示角度を変化させることができるようにしたものである。
【解決手段】 複数のリール(31〜33)の各外周には、複数種類の表示角度に対応する図柄を表示するとともに、遊技制御手段(200)には、画像表示装置(40)に表示角度を変化可能な対象画像を表示させるための対象画像表示手段(410)と、複数個のストップスイッチ(80〜82)のうち、少なくとも一つのストップスイッチの操作にもとづいて、停止したリールに停止表示された図柄に対応する表示角度を記憶するための表示角度記憶手段(420)と、表示角度記憶手段(420)に記憶された表示角度に対応させて、対象画像の表示角度を変化させるための表示角度変化手段(430)とを備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、液晶等の画像表示装置を有するスロットマシンに関し、停止表示された図柄に対応させて、画像表示装置に表示される対象画像の表示角度を変化させることができるようにしたものである。
従来、ベル等の小役が当選した場合に、当該小役を報知するため、画像表示装置に表示されているベルの画像を回転表示させるようにしたスロットマシンが知られている(例えば特許文献1の段落番号「0070」〜「0071」、図13〜14参照)。
特開2002−143461(段落番号「0070」〜「0071」、図13〜14)
しかし、上記した従来のスロットマシンでは、小役の当選結果によりベルの画像を回転させていたので、ベルの画像の回転と遊技者の操作との関連性が希薄であった。このため、従来のスロットマシンは、ベルの画像の回転は演出に過ぎず、遊技者の操作を遊技に反映できないという問題点があった。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、遊技者のストップスイッチ操作により停止表示された図柄にもとづいて、画像表示装置に表示される対象画像の表示角度を変化させることができるようにしたものである。
このため、請求項1に記載の発明によれば、遊技者は、ストップスイッチを操作するタイミングを変化させることにより、停止表示させる図柄を変化させることができる。その結果、遊技者は、ストップスイッチの操作を通じて、表示角度を変化させるという遊技に積極的に参加でき、遊技者の技術介入性を向上することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項2に記載の発明は、第1停止した図柄と第2停止した図柄とに対応させて、対象画像の表示角度を変化できるようにしたものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項3に記載の発明は、対象画像をXYZ軸で段階的に回転させることができるようにしたものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4に記載の発明は、対象画像を見る視点を複数の視点にまたがって段階的に変化させることができるようにしたものである。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5に記載の発明は、表示角度を複数ゲームにわたって継続させることで、対象画像の表示角度を累計的に変化させることができるようにしたものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、多面体に表示した文字を遊技者に認識させることができるようにしたものである。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項7に記載の発明は、遊技者がストップスイッチを操作した直後の図柄を停止表示させることで、遊技者にとっての好ましい表示角度における対象画像を表示でき、これにより、遊技者の技術介入性を向上することができるようにしたものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲
を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第一に、スロットマシン(10)は、例えば図1〜2に示すように、次の構成を備える。
(1)リール装置(30)
リール装置(30)は、例えば図1〜2に示すように、複数種類の図柄(例えば図3参照)が周囲に設けられた複数のリール(31〜33)、各リール(31〜33)を個々に回転可能な駆動源(34〜36)を有するものである。
(2)スタートスイッチ(70)
スタートスイッチ(70)は、駆動源(34〜36)の駆動を開始するためのものである。
(3)ストップスイッチ(80〜82)
ストップスイッチ(80〜82)は、駆動源(34〜36)の駆動を停止するためのものである。
(4)画像表示装置(40)
画像表示装置(40)は、画像を表示可能なものである。
(5)遊技制御手段(200)
遊技制御手段(200)は、例えば図1に示すように、リール装置(30)、画像表示装置(40)、スタートスイッチ(70)、ストップスイッチ(80〜82)にそれぞれ接続され、遊技の進行を制御するためのものである。
第二に、複数のリール(31〜33)の各外周には、例えば図3に示すように、複数種類の表示角度に対応する図柄を表示するようにしている。
第三に、遊技制御手段(200)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(6)対象画像表示手段(410)
対象画像表示手段(410)は、画像表示装置(40)に表示角度を変化可能な対象画像(120)を表示させるためのものである。
(7)表示角度記憶手段(420)
表示角度記憶手段(420)は、複数個のストップスイッチ(80〜82)のうち、少なくとも一つのストップスイッチ(80〜82)の操作にもとづいて、停止したリール(31〜33)に停止表示された図柄に対応する表示角度を記憶するためのものである。
(8)表示角度変化手段(430)
表示角度変化手段(430)は、表示角度記憶手段(420)に記憶された表示角度に対応させて、対象画像(120)の表示角度を変化させるためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、表示角度記憶手段(420)は、複数個のストップスイッチ(80〜82)のうち、最初に操作されたストップスイッチ(80〜82)の操作にもとづいて、第1停止したリール(31〜33)に停止表示された図柄に対応する表示角度を第1の表示角度として記憶させるようにしている。
第2に、表示角度記憶手段(420)は、最初に操作されたストップスイッチ(80〜82)の操作につづいて操作されたストップスイッチ(80〜82)の操作にもとづいて、第2停止したリール(31〜33)に停止表示された図柄に対応する表示角度を第2の表示角度として記憶させるようにしている。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、表示角度変化手段(430)は、表示角度記憶手段(420)に記憶された第1の表示角度に対応させて、例えば図5〜6に示すように、対象画像(120)を仮想のXYZ軸の一軸を中心に回転させるようにしている。
第二に、表示角度変化手段(430)は、表示角度記憶手段(420)に記憶された第2の表示角度に対応させて、対象画像(120)を仮想のXYZ軸の他の一軸を中心に回転させるようにしている。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、表示角度変化手段(430)は、例えば図8に示すように、表示角度記憶手段(420)に記憶された第1の表示角度に対応させて、対象画像(120)を見る視点(130)を仮想の三次元方向の一方向に変化させるようにしている。
第二に、表示角度変化手段(430)は、例えば図8に示すように、表示角度記憶手段(420)に記憶された第2の表示角度に対応させて、対象画像(120)を見る視点(130)を仮想の三次元方向の他の一方向に変化させるようにしている。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技制御手段(200)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(1)ゲーム継続選択手段(440)
ゲーム継続選択手段(440)は、複数個のストップスイッチ(80〜82)のうち、最後に操作されたストップスイッチ(80〜82)の操作にもとづいて、当該ゲームを継続するか否かを遊技者に選択させるためのものである。
(2)表示角度累計手段(450)
表示角度累計手段(450)は、ゲーム継続選択手段(440)によりゲームの継続が選択された場合に、表示角度を累計するためのものである。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
第一に、対象画像表示手段(410)は、例えば図5に示すように、対象画像(120)として多面体を表示する。
第二に、対象画像表示手段(410)は、例えば図5に示すように、多面体の各面に文字(121)を個別に表示する。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、上記した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、遊技制御手段(200)には、例えば図1に示すように、次の構成を備える。
(1)リール駆動制御手段(320)
リール駆動制御手段(320)は、各ストップスイッチ(80〜82)の操作の直後に停止可能な図柄を、正位置に揃えて停止表示させるためのものである。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、遊技者のストップスイッチ操作により停止表示された図柄にもとづいて、画像表示装置に表示される対象画像の表示角度を変化させることのできるスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の効果に加えて、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2に記載の発明によれば、第1停止した図柄と第2停止した図柄とに対応させて、対象画像の表示角度を変化できる。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の効果に加えて、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3に記載の発明によれば、対象画像をXYZ軸で段階的に回転させることができる。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の効果に加えて、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4に記載の発明によれば、対象画像を見る視点を複数の視点にまたがって段階的に変化させることができる。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5に記載の発明によれば、表示角度を複数ゲームにわたって継続させることで、対象画像の表示角度を累計的に変化させることができる。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、多面体に表示した文字を遊技者に認識させることができる。
(請求項7)
請求項7に記載の発明によれば、上記した請求項1〜6のいずれか1項に記載の発明の
効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7に記載の発明によれば、遊技者がストップスイッチを操作した直後の図柄を停止表示させることで、遊技者にとっての好ましい表示角度における対象画像を表示でき、これにより、遊技者の技術介入性を向上することができる。
(図面の説明)
図1〜7は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、遊技制御手段を説明するためのブロック図、図2は、スロットマシンの概略正面図、図3は、図柄配列の一例を説明するための説明図、図4は、図柄の停止状態の一例を説明するための説明図、図5〜7は、画像表示装置の各種の表示態様を説明するための説明図をそれぞれ示すものである。
図8は、本発明の実施の形態の一例を示すものであり、対象画像の表示角度の変化方法の説明図である。
(スロットマシン10)
まず、図2を用いて説明すると、図中、10は、スロットマシンを示すものである。
スロットマシン10の上部中央には、透明な方形の表示窓20を設けている。
表示窓20の内部には、リール装置30が設けられている。
リール装置30は、複数個、例えば3個のリール31〜33と、各リール31〜33を個々に回転可能な、複数個、例えば3個のリール31〜33と同数の3個の、例えばモータ等の駆動源34〜36(図1参照)から構成されている。そして、3個のリール31〜33は、表示窓20に臨んでいる。
スロットマシン(10)の前面中央には、画像表示装置40を設けている。
また、画像表示装置40は、例えば液晶から構成されている。
なお、画像表示装置40は、液晶に限定されず、ドット・マトリックス等から構成しても良い。
画像表示装置40の下側には、図2の向かって右側に、メダル投入口50を設けている。メダル投入口50は、メダルを投入するためのものである。
また、画像表示装置40の下側の向かって左側には、複数個、例えば2個のベットスイッチ60〜61を設けている。ベットスイッチ60〜61は、クレジットメダルを投入するためのものである。具体的には、右側には、比較的、小さなベットスイッチ60を配置し、当該ベットスイッチ60は、メダルを1枚投入するためのものである。左側には、比較的、大きなベットスイッチ61を配置し、当該ベットスイッチ61は、メダルを最大枚数、例えば3枚投入するためのものである。
2個のベットスイッチ60〜61の下側には、スタートスイッチ70を設けている。
スタートスイッチ70は、リール装置30の駆動源34〜36(図1参照)の駆動を開始するためのものである。スタートスイッチ70を操作すると、すべての駆動源34〜36の駆動が開始され、3個のリール31〜33の回転が開始される。
スタートスイッチ70の向かって右隣には、複数個、例えば3個のリール31〜33と同数の3個のストップスイッチ80〜82を設けている。
3個のストップスイッチ80〜82は、リール装置30の駆動源34〜36(図1参照)の駆動を停止するためのものである。向かって左側のストップスイッチ80を操作すると、左側のリール31の駆動源34が停止され、当該左側のリール31の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ81を操作すると、中央のリール32の回転が停止する。右側のストップスイッチ82を操作すると、右側のリール33の回転が停止する。
3個のストップスイッチ80〜82の右側には、メダル返却スイッチ90を設けている。
メダル返却スイッチ90は、投入したメダルを返却するためのものである。
3個のストップスイッチ80〜82の下側には、メダル貯留皿100を設けている。
メダル貯留皿100には、返却されたメダルや、払い出されたメダル等が貯留される。
(図5〜6の画面の説明)
図5〜6を用いて、画像表示装置40に表示される画面の一例について説明する。
画面には、対象画像120を表示する。
対象画像120は、サイコロ型の正六面体から構成されている。
正六面体である、対象画像120の6面には、アルファベットの一文字から構成される文字121をそれぞれ表示している。
文字121は、6面にそれぞれ表示された文字を6個並べることで、一つの意味を持つ英単語を構成するようにしている。
例えば、スポーツの「TENNIS」のアルファベットの一文字ずつを、文字121として対象画像120の6面にそれぞれ表示している。
対象画像120は、XYZの仮想の三次元座標上に配置され、図5に示すX軸を回転中心に上方に向かって90度回転すると、正面の「S」の文字121が、図6に示すように、上面に移動する。このとき、下面に隠れて見えなかった「E」の文字が、対象画像120の正面に移動し、遊技者から見えるようになる。
なお、対象画像120は、サイコロ型の正六面体を例示したが、これに限定されず、他の多面体でも良い。また、対象画像120は、三次元の画像に限らず、二次元の正方形等の画像を使用しても良い。二次元の画像の場合には、正面と裏面とに別の文字を表示しても良いし、或いは三次元の画像を二次元で表示させるようにしても良い。
(図7の画面の説明)
図7を用いて、画像表示装置40に表示される画面の他の一例について説明する。
画面には、対象画像120の向かって左側に、ゲーム継続選択部130を表示する。
ゲーム継続選択部130は、上方に「OK」の文字と、下方に「RETRY」の文字が表示され、上下の文字の一方が、交互に明暗を繰り返している。図7上では、上方の「OK」の文字が明状態、下方の「RETRY」の文字が暗状態となり、上方の「OK」が選択可能な状態となっている。
(図柄)
つぎに、図3〜4を用いて、図柄について説明する。
図柄は、図3に示すように、上述した画像表示装置40に表示される対象画像120の回転角度を意味する数字が表示されている。
数字は、複数種類、例えば7種類設けられている。
具体的には、「0」は、「0」度を意味し、対象画像120を回転しない。これに対し、「10」、「20」、「30」、「40」、「50」、「60」は、対象画像120の回転角度を示している。
図柄は、3個のリール31〜33の周囲にそれぞれ設けられている。
向かって左側のリール31は、X軸に対応し、「50」が停止表示された場合には、対象画像120をX軸を中心に時計回りに、「50」度回転させる。
中央のリール32は、Y軸に対応し、「30」が停止表示された場合には、対象画像120をY軸を中心に時計回りに、「30」度回転させる。
右側のリール33は、Z軸に対応し、「10」が停止表示された場合には、対象画像120をZ軸を中心に時計回りに、「10」度回転させる。
(遊技制御手段200)
つぎに、図1を用いて、遊技制御手段200について説明する。
遊技制御手段200は、図示しないが、スロットマシン10の内部に設けられている。
遊技制御手段200は、遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技制御手段200は、大別すると、次の2つの手段を備える。
(1)遊技用制御手段300
(2)演出用制御手段400
なお、遊技制御手段200の手段は、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(遊技用制御手段300)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300について説明する。
遊技用制御手段300は、主として遊技の進行を制御するためのものである。
具体的には、遊技用制御手段300は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
上記遊技用制御手段300のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録され
たプログラムを読み込むことで、図1に示すように、次の手段として機能する。
(1)抽選手段310
(2)リール駆動制御手段320
(3)遊技結果判定手段330
なお、遊技用制御手段300の手段は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(遊技用制御手段300の入力段)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300の入力段について説明する。
遊技用制御手段300の入力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、次の(1)メダルセンサ51については、後述する。
(1)メダルセンサ51
(2)ベットスイッチ60〜61
(3)スタートスイッチ70
(4)ストップスイッチ80〜82
なお、遊技用制御手段300の入力段に接続されたパーツは、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(遊技用制御手段300の出力段)
つぎに、図1を用いて、遊技用制御手段300の出力段について説明する。
遊技用制御手段300の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
なお、次の(2)のホッパー装置110及び(3)の演出用制御手段400の説明については、後述する。
(1)リール装置30の駆動源34〜36
(2)ホッパー装置110
(3)演出用制御手段400
なお、遊技用制御手段300の出力段に接続されたパーツは、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(メダルセンサ51)
メダルセンサ51は、図示しないが、メダル投入口50の内部に設けられ、メダル投入口50に投入されたメダルを検出するためのものである。
(ホッパー装置110)
ホッパー装置110は、図示しないが、スロットマシン10の内部に設けられている。
ホッパー装置110は、メダルを払い出すものであり、払い出されたメダルはメダル貯留皿100(図2)に貯留される。
(演出用制御手段400)
つぎに、図1を用いて、演出用制御手段400について説明する。
演出用制御手段400は、遊技用制御手段300に接続され、遊技用制御手段300から送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
具体的には、演出用制御手段400は、コンピュータであって、図示しないが、例えばCPUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
なお、演出用制御手段400のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用いても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
上記演出用制御手段400のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図1に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(6)の手段の説明については、後述する。
(1)対象画像表示手段(410)
(2)表示角度記憶手段(420)
(3)表示角度変化手段(430)
(4)ゲーム継続選択手段(440)
(5)表示角度累計手段(450)
(6)演出上の利益付与手段(460)
なお、演出用制御手段400の手段は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(演出用制御手段400の入力段)
演出用制御手段400の入力段には、図1に示すように、遊技用制御手段300が接続され、遊技用制御手段300からコマンドやデータ等が一方向で送信される。
なお、演出用制御手段400と遊技用制御手段300との間を、一方向通信としたが、これに限らず、双方向通信を行わせても良い。
(演出用制御手段400の出力段)
つぎに、図1を用いて、演出用制御手段400の出力段について説明する。
演出用制御手段400の出力段には、次のパーツがそれぞれ接続されている。
(1)画像表示装置40
なお、演出用制御手段400の出力段に接続されたパーツは、上記した(1)に限定されない。
(抽選手段310)
抽選手段310は、スタートスイッチ70の操作にもとづいて、遊技結果を抽選するためのものである。
(リール駆動制御手段320)
リール駆動制御手段320は、抽選手段310の抽選結果にもとづいて、リール装置30の3個の駆動源34〜36(図1参照)を制御することで、表示窓20に停止表示する図柄を制御するためのものである。
また、リール駆動制御手段320は、各ストップスイッチ80〜82の操作の直後に停止可能な図柄を、正位置に揃えて停止表示させるためのものである。
例えば、回転中の図柄が表示窓20に入りきらない位置でストップスイッチ80〜82が操作された場合に、その次の図柄を正位置に揃えて停止表示させる。
正位置とは、図示しないが、表示窓20を上下に二分する中央の仮想線と、各図柄を上下にそれぞれ二分する中央の仮想線とが相互に一致した一つの図柄の全体を視認できる位置を意味する。例えば、両者の仮想線がずれると、表示窓20から見える図柄の上下の一部が隠れて見えなくなってしまうためである。
(遊技結果判定手段330)
遊技結果判定手段330は、抽選手段310の抽選結果及びストップスイッチ80〜82の操作によるリール駆動制御手段320によって停止表示された図柄にもとづいて遊技結果を判定するものである。
(対象画像表示手段410)
対象画像表示手段410は、画像表示装置40に表示角度を変化可能な対象画像120を表示させるためのものである。
(表示角度記憶手段420)
表示角度記憶手段420は、複数個のストップスイッチ80〜82のうち、少なくとも一つのストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、停止したリール31〜33に停止表示された図柄に対応する表示角度を記憶するためのものである。
(表示角度変化手段430)
表示角度変化手段430は、表示角度記憶手段420に記憶された表示角度に対応させて、対象画像120の表示角度を変化させるためのものである。
また、表示角度変化手段430は、第1の表示角度に対応させて、対象画像120である多面体を仮想のXYZ軸の一軸を中心に回転させ、第2の表示角度に対応させて、対象画像120である多面体を仮想のXYZ軸の他の一軸を中心に回転させるためのものである。
(ゲーム継続選択手段440)
ゲーム継続選択手段440は、複数個のストップスイッチ80〜82のうち、最後に操作されたストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、当該ゲームを継続するか否かを遊技者に選択させるためのものである。
(表示角度累計手段450)
表示角度累計手段450は、ゲーム継続選択手段440によりゲームの継続が選択された場合に、表示角度を累計するためのものである。
また、表示角度累計手段450は、表示角度記憶手段に記憶されている第1ゲーム目の表示角度を読み込んで、第2ゲーム目の表示角度と累計し、表示角度記憶手段420に累計角度として記憶させるためのものである。
例えば、表示角度記憶手段420に記憶されているX軸についての第1ゲーム目の表示角度が10度で、第2ゲーム目の表示角度が30度の場合に、表示角度を40度として累計し、当該40度を表示角度記憶手段420に記憶させる。
(演出上の利益付与手段460)
演出上の利益付与手段460は、遊技者に演出上の利益を付与するためのものである。
例えば、対象画像120である多面体の各面に記載されている文字121をすべて読めるように表示できたと判定された場合は、いわゆるアシスト・タイム(以下、「AT」という。)やいわゆるリプレイ・タイム(以下、「RT」という。)などの遊技者にとって通常遊技よりも有利な遊技を利益として付与するためのものである。
ATとは、抽選手段110の抽選結果を遊技者に告知する遊技をいう。すなわち、AT中は、抽選手段110の抽選結果がストップスイッチ80〜82の停止操作前に遊技者に告知される。
RTとは、メダルを新たに投入することなく再度行うことができる遊技の実行に係る当選の確率を通常遊技中よりも高く設定した遊技をいう。すなわち、RT中は、通常遊技中よりも、メダルを新たに投入することなく再度行うことができる遊技の当選確率が高くなる。
(遊技の説明)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10を使用した遊技について、図5〜7を用いて説明する。
3個のリール31〜33の回転中、3個のストップスイッチ80〜82のうち、先に操作した2個のストップスイッチ80〜82により、画像表示装置40に表示される対象画像120の回転角度を選択し、残る1個のストップスイッチ80〜82を用いて、ゲーム継続の有無を選択する。
そして、対象画像120の文字を読み取り、読み取った文字を並べ変えることで、英単語を推測することにより遊技を進行する。
例えば、向かって左側のストップスイッチ80を操作すると、左側のリール31が停止する。このとき、「50」が停止表示された場合には、対象画像120をX軸を中心に時計回りに、「50」度回転させる。
つぎに、中央のストップスイッチ81を操作すると、中央のリール32が停止する。このとき、「30」が停止表示された場合には、対象画像120をY軸を中心に時計回りに、「30」度回転させる。
2番目のストップスイッチ81を操作して、対象画像120が回転表示された後に、画面が図7に示すように切り替わって、画面にゲーム継続選択部130が表示される。
ゲーム継続選択部130は、上方の「OK」の文字と、下方の「RETRY」の文字が交互に明暗を繰り返している。
下方の「RETRY」が明の状態のとき、最後の向かって右側のストップスイッチ82を操作すると、右側のリール33が停止し、「RETRY」が確定し、ゲームが継続する。
こうして、ゲームを継続しながら、対象画像120を回転させて、対象画像120の6面に表示された文字を読んで、英単語を推測する。
その結果、英単語がわかったら、上方の「OK」の文字を選択すると、次回の遊技では新たな文字を表示した対象画像120が表示される。
なお、第1番目又は第2番目のいずれかに右側のストップスイッチ82を操作すれば、対象画像120をZ軸を中心に回転することも可能であり、第1番目又は第2番目のいずれかに操作した2個のストップスイッチ80〜82により、回転軸をXYZの3個の軸のうちから、任意の2個の軸を選択できるようにしている。
なお、左側のストップスイッチ80をX軸、中央のストップスイッチ81をY軸、右側のストップスイッチ82をZ軸としたが、3個のストップスイッチ80〜82と3個のXYZ軸との関係はこれに限定されず、抽選で決定しても良いし、或いは押し順により3個のXYZ軸を変化させても良い。
例えば、第1番目に操作したストップスイッチ80〜82により、X軸を中心に回転させ、第2番目に操作したストップスイッチ80〜82により、Y軸を中心に回転させ、第3番目に操作したストップスイッチ80〜82により、ゲームの継続を選択させても良い。ゲームの継続を選択した場合には、次ゲームの第1番目に操作したストップスイッチ80〜82により、Z軸を中心に回転させ、第2番目に操作したストップスイッチ80〜82により、再びX軸を中心に回転させ、第3番目に操作したストップスイッチ80〜82により、ゲームの継続を選択させても良い。
また、ストップスイッチの押し順と軸との関係は、上記した例に限定されず、抽選で決定しても良い。
(ゲームの評価方法)
つぎに、図示しないが、ゲームの評価方法について以下に説明する。
ゲームの評価は、演出上の利益付与手段460により、評価している。
すなわち、視点に対して、垂直、すなわち90度の角度で交わる面を基準として、当該面が「60」度以上傾斜すると、当該面に記載された文字121が遊技者から見えなくなるものと仮定している。
例えば、図5に示すように、対象画像120の正面、上面、右側面の傾斜角度は、「60」度未満であり、「S」、「T」、「N」の3つの文字121が遊技者から見えている。
この状態で、遊技者が対象画像120の6面の文字を予測できた場合には、図7に示す選択画面で、「OK」を選択すると、図示しないが、次回のゲームにおいては、遊技者の予測を評価するゲーム判定画面が表示される。
すなわち、「S」、「T」、「N」の3つの文字121を含む6文字の英単語を複数個、表示し、図7に示す選択画面と同様に、複数個の英単語のうちから、遊技者が正解と予想した1個の英単語を選択させる。その結果、正解となる英単語が選択された場合には、次回以降のゲームにおいて、遊技者に演出上の利益、例えば所定回数のATなどの利益を付与する。
これに対し、対象画像120の6面すべての傾斜角度が、「60」度未満となると、遊技者がすべての6面に表示した文字121を読んだものと仮定し、それ以降に、図7に示す選択画面で、「OK」を選択すると、ゲーム判定画面(図示せず)を表示することなく、遊技者が正解したものとして、次回以降のゲームにおいて、遊技者に演出上の利益、例えば所定回数のATなどの利益を自動的に付与する。
上記文字数とAT回数とは、次の関係にあり、少ない文字数で正解した方が、AT回数が多くなるように設定している。
(1)文字数が「3」個の場合、AT回数「50」回
(2)文字数が「4」個の場合、AT回数「30」回
(3)文字数が「5」個の場合、AT回数「10」回
(4)文字数が「6」個の場合、AT回数「5」回
なお、文字数と、AT回数との関係は、上記した(1)〜(4)に限定されない。
(図8の他の実施の形態の説明)
図8は、表示角度変化手段430の他の実施の形態に係る、表示角度の変化方法を説明するための説明図である。
本実施の形態に係る表示角度変化手段430は、表示角度記憶手段420に記憶された第1の表示角度に対応させて、対象画像120を見る視点140を仮想の三次元方向の一方向、例えば固定点150を中心としてa或いはa’方向に変化させるようにしている。
これに加え、表示角度変化手段430は、表示角度記憶手段420に記憶された第2の表示角度に対応させて、対象画像120を見る視点140を仮想の三次元方向の他の一方向、例えば固定点150を中心としてb或いはb’方向に変化させるようにしている。
遊技制御手段を説明するためのブロック図である。 スロットマシンの概略正面図である。 図柄配列の一例を説明するための説明図である。 図柄の停止状態の一例を説明するための説明図である。 画像表示装置に対象画像を表示した状態を説明するための説明図である。 図5に示す対象画像をX軸を中心に90度回転した状態を説明するための説明図である。 画像表示装置に対象画像を表示した状態を説明するための説明図であって、ゲーム継続選択手段による選択状態を説明するための説明図である。 本発明の実施の形態の一例を示すものであり、対象画像の表示角度の変化方法の説明図である。
符号の説明
10 スロットマシン 20 表示窓
30 リール装置 31〜33 リール
34〜36 駆動源 40 画像表示装置
50 メダル投入口 51 メダルセンサ
60〜61 ベットスイッチ 70 スタートスイッチ
80〜82 ストップスイッチ 90 メダル返却スイッチ
100 メダル貯留皿 110 ホッパー装置
120 対象画像 121 文字
130 ゲーム継続選択部 140 視点
150 固定点 200 遊技制御手段
300 遊技用制御手段 310 抽選手段
320 リール駆動制御手段 330 遊技結果判定手段
400 演出用制御手段 410 対象画像表示手段
420 表示角度記憶手段 430 表示角度変化手段
440 ゲーム継続選択手段 450 表示角度累計手段
460 演出上の利益付与手段


Claims (7)

  1. 回転可能な複数のリールと、
    前記複数のリールを個別に回転可能な複数の駆動源と、
    前記駆動源の駆動を開始するためのスタートスイッチと、
    前記複数の駆動源の各駆動源の駆動を個別に停止させ、当該駆動源に対応する前記リールに前記図柄を停止表示させるための複数個のストップスイッチと、
    画像を表示可能な画像表示装置と、
    前記複数の駆動源、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチ、前記画像表示装置にそれぞれ接続され、遊技を進行するための遊技制御手段とを備えるスロットマシンにおいて、
    前記複数のリールの各外周には、
    複数種類の表示角度に対応する図柄を表示するとともに、
    前記遊技制御手段には、
    前記画像表示装置に表示角度を変化可能な対象画像を表示させるための対象画像表示手段と、
    複数個のストップスイッチのうち、少なくとも一つのストップスイッチの操作にもとづいて、停止した前記リールに停止表示された図柄に対応する表示角度を記憶するための表示角度記憶手段と、
    前記表示角度記憶手段に記憶された表示角度に対応させて、前記対象画像の表示角度を変化させるための表示角度変化手段とを備えていることを特徴とするスロットマシン。
  2. 請求項1に記載のスロットマシンであって、
    前記表示角度記憶手段には、
    複数個のストップスイッチのうち、最初に操作されたストップスイッチの操作にもとづいて、第1停止した前記リールに停止表示された図柄に対応する表示角度を第1の表示角度として記憶するとともに、
    最初に操作されたストップスイッチの操作につづいて操作されたストップスイッチの操作にもとづいて、第2停止した前記リールに停止表示された図柄に対応する表示角度を第2の表示角度として記憶させるようにしていることを特徴とするスロットマシン。
  3. 請求項2に記載のスロットマシンであって、
    前記表示角度変化手段は、
    前記表示角度記憶手段に記憶された前記第1の表示角度に対応させて、対象画像を仮想のXYZ軸の一軸を中心に回転させ、
    前記第2の表示角度に対応させて、対象画像を仮想のXYZ軸の他の一軸を中心に回転させるようにしていることを特徴とするスロットマシン。
  4. 請求項2に記載のスロットマシンであって、
    前記表示角度変化手段は、
    前記表示角度記憶手段に記憶された前記第1の表示角度に対応させて、対象画像を見る視点を仮想の三次元方向の一方向に変化させ、
    前記第2の表示角度に対応させて、対象画像を見る視点を仮想の三次元方向の他の一方向に変化させるようにしていることを特徴とするスロットマシン。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のスロットマシンであって、
    前記遊技制御手段には、
    複数個のストップスイッチのうち、最後に操作されたストップスイッチの操作にもとづいて、当該ゲームを継続するか否かを遊技者に選択させるためのゲーム継続選択手段と、
    前記ゲーム継続選択手段によりゲームの継続が選択された場合に、表示角度を累計するための表示角度累計手段とを備えていることを特徴とするスロットマシン。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のスロットマシンであって、
    対象画像表示手段は、
    対象画像として多面体を表示し、当該多面体の各面に文字を個別に表示するようにしていることを特徴とするスロットマシン。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のスロットマシンであって、
    前記遊技制御手段には、
    各ストップスイッチの操作の直後に停止可能な図柄を、正位置に揃えて停止表示させるためのリール駆動制御手段を備えていることを特徴とするスロットマシン。
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