JP5051712B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の点にある。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を目的とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、次の点を目的とする。
すなわち、請求項6に記載の発明は、矛盾演出をすることができるようにしたものである。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
なお、遊技機(例えばスロットマシン10)は、スロットマシン(10)に限定されず、図示しないが、例えばパチンコ機でも良い。
(1)画像表示装置(20)
画像表示装置(20)は、種々の画像を表示可能なものである。
遊技制御装置(300)は、遊技機(例えばスロットマシン10)での遊技の進行を制御し、画像表示装置(20)での表示結果が所定の態様になったときに遊技者に有利な状態に制御するためのものである。
第2に、遊技制御装置(300)には、例えば図2〜3に示すように、次の構成を備える。
表示制御手段(520)は、複数種類の画像図柄を有し、当該画像図柄を移動表示可能な複数個の画像リール(200〜202)を、画像表示装置(20)に表示させるためのものである。
(4)遊技結果抽選手段(410)
遊技結果抽選手段(410)は、遊技結果を抽選により決定するためのものである。
(5)通常表示部(21)
通常表示部(21)は、画像表示装置中に仮想線(L)を仮定し、当該仮想線(L)の片側に位置し、画像図柄及び画像リール(200〜202)が表示されるものである。
(6)虚像表示部(22)
虚像表示部(22)は、仮想線(L)の他の片側に位置するものである。
(7)虚像リール表示手段(522)
虚像リール表示手段(522)は、仮想線(L)を中心に、画像図柄と線対称な虚像図柄を有し、当該虚像図柄を画像図柄と線対称に移動表示可能な複数個の虚像リール(210〜212)を、虚像表示部(22)に表示させるためのものである。
矛盾演出発生手段(523)は、遊技結果抽選手段(410)による抽選結果にもとづいて、虚像リール表示手段(522)により表示される虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の画像図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(1)矛盾態様抽選手段(524)
矛盾態様抽選手段(524)は、遊技結果抽選手段(410)による抽選結果にもとづいて、矛盾態様の発生個数を抽選により変化させるためのものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、次の点を特徴とする。
第1に、スロットマシン10には、例えば図8〜9に示すように、次の構成を備える。
複数個の実リール(611〜613)は、外周に複数種類の図柄が表示され、回転可能に支持されたものである。
(2)実リール制御手段(420)
実リール制御手段(420)は、複数個の実リール(611〜613)を個別に回転可能なものである。
表示窓(600)は、複数個の実リール(611〜613)の図柄が臨むものである。
(4)スタートスイッチ(70)
スタートスイッチ(70)は、メダルの投入を条件に、実リール制御手段(420)の駆動を開始させ、複数個の実リール(611〜613)回転を開始させるためのものである。
複数個のストップスイッチ(80〜82)は、実リール制御手段(420)の駆動を停止させることで、複数個の実リールの回転を個別に停止可能なものである。
(6)画像表示装置(620)
画像表示装置(620)は、画像を表示可能なものである。
遊技制御装置(300)は、実リール制御手段(420)、スタートスイッチ(70)、複数個のストップスイッチ(80〜82)、及び画像表示装置(620)に個々に接続され、遊技を進行させるためのものである。
第2に、表示窓(600)と、画像表示装置(620)の画面とを隣接して配置している。
(8)遊技結果抽選手段(410)
遊技結果抽選手段(410)は、遊技結果を抽選により決定するためのものである。
(9)虚像リール表示手段(710)
虚像リール表示手段(710)は、表示窓(600)に臨む複数個の実リール(611〜613)に表示された図柄と、線対称の虚像図柄を有し、複数個の実リール(611〜613)と同数の複数個の虚像リール(630〜632)を表示させ、複数個の実リール(611〜613)の回転に伴って移動する図柄に連動させて、虚像図柄を線対称に移動させ、複数個の実リール(611〜613)の回転の停止に伴って停止表示される図柄に連動させて、虚像図柄の移動を線対称に停止させるためのものである。
矛盾演出発生手段(720)は、遊技結果抽選手段(410)による抽選結果にもとづいて、虚像リール表示手段(710)により表示される虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるためのものである。
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、矛盾演出をすることができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6に記載の発明によれば、矛盾演出をすることができる。
図1は画像表示装置の概略正面図、図2はスロットマシンの概略正面図、図3はスロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図、図4〜7は矛盾態様の画像表示装置の表示画面の一例を説明するための説明図である。
図8及び図9は、本発明の第2の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図10は、本発明の第3の実施の形態の一例を示すものであり、同図はスロットマシンの動作を説明するための概略ブロック図である。
(スロットマシン10)
図1〜3中、10は、遊技機の一例であるスロットマシンを示すものである。
まず、図2を用いて、スロットマシン10の正面図について説明する。
スロットマシン10の上方の中央には、方形の表示窓30を設けている。
表示窓30の内部には、リールユニット40を配置している。
なお、実リール41〜43及びリールモータ44〜46の個数は、3個に限定されず、2個、或いは4個以上でも良い。
表示窓30の下方には、画像表示装置20を設けている。
画像表示装置20は、種々の画像を表示可能なものであり、例えば液晶ユニットから構成されている。
画像表示装置20の下側の向かって右側には、メダル投入口50を設けている。メダル投入口50は、メダルを投入するためのものである。
メダル投入口50の図2の向かって左側には、例えばベットスイッチ60を設けている。
なお、ベットスイッチ60の個数として、1個を例示したが、これに限定されず、複数個設けても良い。また、ベットスイッチ60による投入枚数として、最大投入枚数である3枚を例示したが、これに限定されず、1〜2枚としても良い。
スタートスイッチ70は、リールユニット40の駆動を開始するためのものである。そして、スタートスイッチ70は、レバー状に形成され、レバーを傾けることで操作する。スタートスイッチ70を操作すると、リールユニット40の駆動が開始され、3個のリールモータ44〜46(図3参照)が回転する。
3個のストップスイッチ80〜82は、リールユニット40の駆動を停止させ、図柄の可変表示を停止させるためのものである。図2の向かって左側のストップスイッチ80を操作すると、左側の実リール41の回転が停止する。同様に、中央のストップスイッチ81を操作すると、中央の実リール42の回転が停止する。右側のストップスイッチ82を操作すると、右側の実リール43の回転が停止する。
3個のストップスイッチ80〜82の下側には、下皿90を設けている。
下皿90には、後述する図3のホッパーユニット110から払い出されたメダルが貯留される。
(画像表示装置20)
画像表示装置20には、図1〜2に示すように、次の各部を有している。
なお、画像表示装置の各部は、次の(1)〜(2)に限定されない。
通常表示部21は、画像表示装置20中に仮想線Lを仮定し、当該仮想線Lの片側に位置し、画像図柄及び画像リール200〜202が表示されるものである。
仮想線Lとは、画像表示装置20の上下略中央に仮定された横方向の線であるが、横方向の線に限定されず、縦方向の線であっても良い。
通常表示部21には、図1に示すように、複数個、例えば3個の画像リール200〜202が表示される。
画像リール200〜202に表示される画像図柄は、上方から下方に向かって移動表示される。
各画像リール200〜202には、図1に示すように、複数段、例えば上・中・下段の計3個の画像図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにしても良い。
虚像表示部22は、仮想線Lの他の片側に位置するものである。
すなわち、通常表示部21が仮想線Lの上側に位置している場合は、仮想線Lの下側に位置し、通常表示部21が仮想線Lの下側に位置している場合は、仮想線Lの上側に位置する。
虚像リール210〜212には、図1に示すように、仮想線Lを中心に画像図柄と線対称な虚像図柄が表示され、当該虚像図柄は、画像リール200〜202に表示される画像図柄とは線対称の方向である下方から上方に向かって移動表示される。
各虚像リール210〜212には、図1に示すように、画像リール200〜202と同数の例えば上・中・下段の計3個の虚像図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにしても良い。
(遊技制御装置300)
つぎに、図1を用いて、遊技制御装置300について説明する。
遊技制御装置300は、遊技の進行を制御するためのものである。
なお、次の(1)〜(2)の手段の説明については、後述する。
(1)メイン制御手段400
(2)サブ制御手段500
なお、遊技制御装置300の手段は、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メイン制御手段400)
つぎに、図3を用いて、メイン制御手段400について説明する。
具体的には、メイン制御手段400は、コンピュータであって、図示しないが、例えばC
PUを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
ログラムを読み込むことで、図3に示すように、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(6)の手段の説明については、後述する。
(1)遊技結果抽選手段410
(2)実リール制御手段420
(3)通常遊技制御手段430
(4)特別遊技制御手段440
(5)利益付与手段450
(6)信号送信手段460
なお、メイン制御手段400の手段は、上記した(1)〜(6)に限定されない。
(メイン制御手段400の入力段)
つぎに、図3を用いて、メイン制御手段400の入力段について説明する。
なお、メイン制御手段400の入力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(4)に限定
されない。
(1)メダルセンサー51
メダルセンサー51は、メダル投入口50の内部に設けられ、メダル投入口50に投入されたメダルを検出するためのものである。
(3)スタートスイッチ70
(4)ストップスイッチ80〜82
(メイン制御手段400の出力段)
つぎに、図3を用いて、メイン制御手段400の出力段について説明する。
なお、メイン制御手段400の出力段に接続されるパーツは、次の(1)〜(3)に限定
されない。
(1)リールモータ44〜46
(2)ホッパーユニット110
(3)サブ制御手段500
(サブ制御手段500)
サブ制御手段500は、メイン制御手段400に接続され、メイン制御手段400から一方向に
送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
Uを中心に構成され、ROMやRAM等の記録媒体、I/O等を備えている。
なお、サブ制御手段500のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用い
ても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
プログラムを読み込むことで、図3に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
なお、次の(1)〜(3)の手段の説明については、後述する。
(1)信号受信手段510
(2)表示制御手段520
(3)効果音発生手段530
なお、サブ制御手段500の手段は、上記した(1)〜(3)に限定されない。
(サブ制御手段500の入力段)
つぎに、図3を用いて、サブ制御手段500の入力段について説明する。
(1)メイン制御手段400
なお、サブ制御手段500の入力段に接続されるパーツは、上記した(1)に限定されない。
(サブ制御手段500の出力段)
つぎに、図3を用いて、サブ制御手段500の出力段について説明する。
(1)画像表示装置40
(2)スピーカ100
なお、サブ制御手段500の出力段に接続されるパーツは、上記した(1)〜(2)に限
定されない。
(遊技結果抽選手段410)
遊技結果抽選手段410は、遊技結果を抽選により決定するためのものである。
まず、役の当否には、次の種類がある。
(1)役の当選
(2)ハズレ
役には、次の種類がある。
また、役は、複数の役のうち1つだけ当選する場合のほか、複数の役が同時に2以上、当選する場合もあり、遊技結果抽選手段410はいわゆるグループ抽選が可能となっている。
(3)小役
(4)再遊技(リプレイ)
(5)ボーナス
なお、役の種類は、上記した(3)〜(5)に限定されない。
(小役)
小役は、予め設定された小役図柄がメダルをベットすることで有効となったライン上に揃って入賞することを条件に、所定枚数のメダルを払い出すための役である。
(再遊技)
再遊技は、いわゆるリプレイとも呼ばれ、予め設定されたリプレイ図柄が揃うことを条件に、メダルを投入すること無しに次回の遊技を行えるという役である。
(ボーナス)
ボーナスは、特別遊技への移行役であり、特定役や、前述したようにそれ自体を特別遊技とも呼ぶ。
なお、特別遊技として、ボーナスを例示したが、これに限定されない。また、特定役として、ボーナスを例示したが、これに限定されず、特定の小役等でも良い。
具体的には、ボーナスには、次の種類がある。
(1)BB移行役
BB移行役は、ビッグ・ボーナスへの移行役である。
すなわち、BB図柄を揃えることを条件に、後述する特別遊技制御手段440により、通常遊技から特別遊技であるビッグ・ボーナスへ移行させるための役である。
ビッグ・ボーナスの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約288枚のメダルが獲得可能であり、例えば345枚を超える払い出しで終了する。
(2)MB移行役
MB移行役は、ミドル・ボーナスへの移行役である。
なお、MB図柄の入賞時に、メダルを払い出さなくとも良いし、或いはメダルを1枚以上払い出すようにしても良い。
ミドル・ボーナスの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約192枚のメダルが獲得可能であり、例えば253枚を超える払い出しで終了する。なお、ミドル・ボーナスは、ビッグ・ボーナスに比較して、遊技者が獲得できるメダルの枚数が低く設定されている。
RB移行役は、レギュラーボーナスへの移行役である。
レギュラーボーナスの開始後、遊技者がメダルを3枚投入すると仮定すると、トータルで約96枚のメダルが獲得可能である。レギュラーボーナスは、最高12回のゲームか、8回の入賞か、いずれか先に達成された条件により終了する。なお、レギュラーボーナスは、ミドル・ボーナスに比較して、遊技者が獲得できるメダルの枚数が低く設定されている。
(実リール制御手段420)
実リール制御手段420は、複数個の実リール41〜43を個別に回転可能なものである。
(通常遊技制御手段430)
通常遊技制御手段430は、通常遊技を行うためのものである。
(特別遊技制御手段440)
特別遊技制御手段440は、特別遊技を実行可能なものである。
なお、特別遊技として、ビッグ・ボーナスを例示したが、これに限定されず、レギュラーボーナス等でも良い。
(利益付与手段450)
利益付与手段450は、表示窓30に停止表示された3個の実リール41〜43の図柄の組み合わせが、予め設定された所定の図柄の組み合わせに一致している場合に、予め設定された所定の枚数のメダルを払い出すためのものである。
(信号送信手段460)
信号送信手段460は、遊技情報をコマンドやデータを含む信号に変換し、サブ制御手段500に送信するためのものである。
なお、信号送信手段460は、信号をサブ制御手段500に一方向で送信しているが、これに限定されず、信号をメイン制御手段400とサブ制御手段500との間で相互に通信するようにしても良い。
(信号受信手段510)
信号受信手段510は、メイン制御手段400の信号送信手段460からサブ制御手段500に送信される遊技情報である信号を受信するためのものである。
(表示制御手段520)
表示制御手段520は、信号受信手段510が受信した信号にもとづいて、複数種類の画像図柄を有し、当該画像図柄を移動表示可能な複数個の画像リール200〜202を、画像表示装置20に表示させるためのものである。
なお、次の(1)〜(3)の手段の説明については、後述する。
(1)画像リール表示手段521
(2)虚像リール表示手段522
(3)矛盾演出発生手段523
なお、表示制御手段520の手段は、上記した(1)〜(3)の手段に限定されない。
(画像リール表示手段521)
画像リール表示手段521は、画像図柄を有し、当該画像図柄を移動表示可能な複数個の画像リール200〜202を、通常表示部21に表示させるためのものである。
その後、遊技結果抽選手段410による遊技結果、及びストップスイッチ80〜82の操作にもとづいて、当該ストップスイッチ80〜82に対応する画像リール200〜202を停止表示させる。
(虚像リール表示手段522)
虚像リール表示手段522は、仮想線Lを中心に、画像図柄と線対称な虚像図柄を有し、当該虚像図柄を画像図柄と線対称に移動表示可能な複数個の虚像リール210〜212を、虚像表示部22に表示させるためのものである。
その後、画像リール200〜202の移動表示に合わせて、虚像リール210〜212の移動表示を開始させ、画像リール200〜202の停止表示に合わせて、当該画像リール200〜202に対応する画像リールを停止表示させる。
(矛盾演出発生手段523)
矛盾演出発生手段523は、遊技結果抽選手段410による抽選結果にもとづいて、虚像リール表示手段522により表示される虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の画像図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるためのものである。
虚像図柄と線対称の画像図柄と異なる相違点は、例えば、図4に示すように、画像図柄には右側の画像リール202の下段に「BAR」の図柄Aが表示されているが、虚像図柄には右側の画像リール202の下段に対応する右側の虚像リール212の上段に、当該「BAR」の図柄が線対称になっていない「BAR」の図柄aが記載されているものがある。
矛盾態様の抽選においては、図示しないが、例えば、遊技結果抽選手段410による抽選結果が「ボーナス当選」の場合には、「矛盾態様1」が選択される確率を最も高く設定し、「矛盾態様2」、「矛盾態様3」、「矛盾態様4」の順で確率が低下するように設定している。このため、「矛盾態様1」が選択された場合は、他の矛盾態様が選択された場合に比べ、「ボーナス当選」への遊技者の期待感が最も高くなるようにしている。
具体的には、矛盾演出発生手段523には、図3に示すように、次の手段を備える。
なお、矛盾演出発生手段523の手段は、次の(1)の手段に限定されない。
(1)矛盾態様抽選手段524
矛盾態様抽選手段524は、遊技結果抽選手段410による抽選結果にもとづいて、矛盾態様の発生個数を抽選により変化させるためのものである。
また、矛盾態様抽選手段524は、相違点を3個の虚像リール210〜212のうち何れの虚像リール210〜212に表示させるか否かも抽選により決定している。
(効果音発生手段530)
効果音発生手段530は、信号受信手段510が受信した信号にもとづいて、各種の効果音をスピーカ100から出力させるためのものである。
(矛盾態様)
つぎに、図4〜7を用いて、矛盾態様について説明する。
なお、矛盾態様の種類は、次の4種類に限定されない。また、矛盾態様を組み合わせても良い。
(1)矛盾態様1
「矛盾態様1」は、図4に示すように、画像リール200〜202に停止表示される画像図柄の種類と虚像リール210〜212に停止表示される虚像図柄の種類とが異なる矛盾態様である。
(2)矛盾態様2
「矛盾態様2」は、図5に示すように、移動表示中の画像リール200〜202に表示されている画像図柄と移動表示中の虚像リール210〜212に表示されている虚像図柄の種類とが異なる矛盾態様である。
(3)矛盾態様3
「矛盾態様3」は、図6に示すように、虚像リール210〜212が画像リール200〜202と線対称の方向とは逆の方向に回転する矛盾態様である。
(4)矛盾態様4
「矛盾態様4」は、図7に示すように、虚像図柄の表示の向きが画像図柄と線対称の向きとなっていない矛盾態様である。
(遊技の説明)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10による遊技について説明する。
このとき、図1のメイン制御手段400の遊技結果抽選手段410により遊技結果が抽選される。
遊技結果は、信号送信手段460により、サブ制御手段500の信号受信手段510により送信される。
例えば、「矛盾態様1」が選択された場合を例に挙げて説明する。
「矛盾態様1」が選択されると、画像リール表示手段521により画像リール200〜202が表示される通常表示部21の下側の虚像表示部22に、虚像リール表示手段522により虚像リール210〜212が表示される。
左側のストップスイッチ80が操作されると、実リール制御手段420により左側の実リール41が停止される。
当該左側の実リール41の停止に合わせて左側の画像リール200が停止表示されると共に、左側の虚像リール210が同時に停止する。
つぎに、中央のストップスイッチ81が操作されると、実リール制御手段420により中央の実リール42が停止される
当該中央の実リール42の停止に合わせて中央の画像リール201が停止表示されると共に、中央の虚像リール211が同時に停止する。
つぎに、右側のストップスイッチ82が操作されると、実リール制御手段420により右側の実リール43が停止される。
当該右側の実リール43の停止に合わせて、右側の画像リール202が停止表示されると共に、右側の虚像リール212が同時に停止する。
この右側の虚像リール212の停止の際に、図4に示すように、右側の画像リール202の下段の画像図柄Aと矛盾態様の虚像図柄aを対応する右側の虚像リール212の上段に表示する。
その結果、ボーナスへの期待感を高揚することができる。
(第2の実施の形態)
つぎに、図8〜9に示す本発明の第2の実施の形態の一例について説明する。
本実施の形態の特徴は、通常表示部21にリールユニット600を配置した点である。
(スロットマシン10)
まず、図8を用いて説明すると、図中、10は、スロットマシンを示すものである。
スロットマシン10の中央には、透明な方形の表示窓600を設けている。
リールユニット610は、表示窓600に臨む複数個、例えば3個の実リール611〜613と、各実リール611〜613を個々に回転可能な、複数個、例えば3個の実リール611〜613と同数の3個のリールモータ614〜616(図3参照)とを備え、表示窓600の上方から下方に回転される。
各実リール611〜613には、図示しないが、外周に複数種類の図柄が表示されている。また、表示窓600には、複数段、例えば上・中・下段の計3個の図柄が停止表示されるようにしているが、これに限定されず、1個の図柄が停止表示されるようにしても良い。
具体的には、画像表示装置620は、表示窓600を中心にその上下方向、及び左右方向を取り囲むように、例えば「ロ」字形乃至はドーナツ型に配置されている。
なお、画像表示装置620は、例えば「ロ」字形乃至はドーナツ型に限定されず、次のような変形が可能である。
(2)表示窓600の下側のみのもの
(3)表示窓600の上下のみのもの
また、画像表示装置620は、例えば液晶ユニットから構成されている。
なお、画像表示装置620は、液晶ユニットに限定されず、ドット・マトリックス等から構成しても良い。
複数個の虚像リール630〜632は、図8に示すように表示窓600に臨む複数個の実リール611〜613に表示された図柄と、線対称の虚像図柄を有し、複数個の実リール611〜613と同数のリールからなるものである。
虚像図柄には、先に説明した図1に示すように、画像図柄と同様に数字や絵、文字などが含まれるが、これに限定されない。
(表示制御手段700)
表示制御手段700は、信号受信手段510が受信した信号にもとづいて、各種の演出画像を画像表示装置620に表示させるためのものである。
なお、次の(1)〜(2)の手段の説明については、後述する。
(1)虚像リール表示手段710
(2)矛盾演出発生手段720
なお、表示制御手段700の手段は、上記した(1)〜(2)の手段に限定されない。
(虚像リール表示手段710)
虚像リール表示手段710は、表示窓600に臨む複数個の実リール611〜613に表示された図柄と、線対称の虚像図柄を有し、複数個の実リール611〜613と同数の複数個の虚像リール630〜632を表示させ、複数個の実リール611〜613の回転に伴って移動する図柄に連動させて、虚像図柄を線対称に移動させ、複数個の実リール611〜613の回転の停止に伴って停止表示される図柄に連動させて、虚像図柄の移動を線対称に停止させるためのものである。
(矛盾演出発生手段720)
矛盾演出発生手段720は、遊技結果抽選手段410による抽選結果にもとづいて、虚像リール表示手段710により表示される虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるためのものである。
なお、矛盾演出発生手段710の手段は、次の(1)の手段に限定されない。
(1)矛盾態様抽選手段721
矛盾態様抽選手段721は、遊技結果抽選手段410による抽選結果にもとづいて、矛盾態様の発生個数を抽選により変化させるためのものである。
また、矛盾態様抽選手段721は、相違点を3個の虚像リール630〜632の何れの虚像リール630〜632に表示させるか否かも抽選により決定している。
(第3の実施の形態)
つぎに、図10を用いて本発明の第3の実施の形態の一例について説明する。
本実施の形態の第1の特徴は、画像表示装置20の前面にタッチパネル800を設けた点である。
なお、本実施の形態の説明においては、先に図1〜7を用いて説明した第1の実施の形態と同一の構成部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
(タッチパネル800)
タッチパネル800は、図10に示すようにサブ制御手段500の入力段に接続され、画像表示装置20の虚像表示部22の前面側に設けられ、当該虚像表示部22のどの部分に遊技者が触れたかを検知するためのものである。
(特典付与ゲーム制御手段810)
特典付与ゲーム制御手段810は、矛盾態様で虚像リール210〜212が表示された場合に、遊技者が矛盾態様抽選手段524により抽選された発生個数の矛盾態様の前面側に位置するタッチパネル810に触れた場合に遊技者に特典を与える特典付与ゲームを制御するためのものである。
特典としては、例えば、当該遊技の当選役を告知する画像を画像表示装置20に表示する。
また、特典付与ゲーム制御手段810は、遊技者が矛盾態様の前面側に位置するタッチパネル810に触れた数に応じて特典を与えるようにしている。
(遊技の説明)
つぎに、上記した構成を備えるスロットマシン10による遊技について説明する。
このとき、図1のメイン制御手段400の遊技結果抽選手段410により遊技結果が抽選される。
遊技結果は、信号送信手段460により、サブ制御手段500の信号受信手段510により送信される。
例えば、「矛盾態様1」が選択された場合を例に挙げて説明する。
「矛盾態様1」が選択されると、画像リール表示手段521により画像リール200〜202が表示される通常表示部21の下側の虚像表示部22に、虚像リール表示手段522により虚像リール210〜212が表示される。
左側のストップスイッチ80が操作されると、実リール制御手段420により左側の実リール41が停止される。
当該左側の実リール41の停止に合わせて左側の画像リール200が停止表示されると共に、左側の虚像リール210が同時に停止する。
つぎに、中央のストップスイッチ81が操作されると、実リール制御手段420により中央の実リール42が停止される
当該中央の実リール42の停止に合わせて中央の画像リール201が停止表示されると共に、中央の虚像リール211が同時に停止する。
つぎに、右側のストップスイッチ82が操作されると、実リール制御手段420により右側の実リール43が停止される。
当該右側の実リール43の停止に合わせて、右側の画像リール202が停止表示されると共に、右側の虚像リール212が同時に停止する。
この右側の虚像リール212の停止の際に、図4に示すように、右側の画像リール202の下段の画像図柄Aと矛盾態様の虚像図柄aを対応する右側の虚像リール212の上段に表示する。
なお、本実施の形態においては、先に図1〜7を用いて説明した第1の実施の形態を利用して説明したが、先に図8〜9を用いて説明した第2の実施の形態を利用しても良い。
10 スロットマシン
20 画像表示装置
21 通常表示部 22 虚像表示部
30 表示窓
40 リールユニット
41〜33 実リール 44〜46 リールモータ
50 メダル投入口 51 メダルセンサー
60 ベットスイッチ
70 スタートスイッチ 80〜82 ストップスイッチ
90 メダル貯留皿 100 スピーカ
110 ホッパーユニット
200〜202 画像りール 210〜212 虚像リール
300 遊技制御装置 400 メイン制御手段
410 遊技結果抽選手段 420 実リール制御手段
430 通常遊技制御手段 440 特別遊技制御手段
450 利益付与手段 460 信号送信手段
500 サブ制御手段
510 信号受信手段 520 表示制御手段
521 画像リール表示手段 522 虚像リール表示手段
523 矛盾演出発生手段 524 矛盾態様抽選手段
530 効果音発生手段
(第2の実施の形態)
600 表示窓
610 リールユニット
611〜613 実リール 614〜616 リールモータ
620 画像表示装置
630〜632 虚像リール
700 表示制御手段 710 虚像リール表示手段
720 矛盾演出発生手段 721 矛盾態様抽選手段
(第3の実施の形態)
800 タッチパネル
810 特典付与ゲーム制御手段
Claims (6)
- 種々の画像を表示可能な画像表示装置と、
遊技機での遊技の進行を制御し、前記画像表示装置での表示結果が所定の態様になったときに遊技者に有利な状態に制御するための遊技制御装置と、
を備える遊技機において、
前記遊技制御装置には、
複数種類の画像図柄を有し、当該画像図柄を移動表示可能な複数個の画像リールを、前記画像表示装置に表示させるための表示制御手段と、
前記遊技結果を抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、を有し
前記画像表示装置には、
当該画像表示装置中に仮想線を仮定し、当該仮想線の片側に位置し、前記画像図柄及び前記画像リールが表示される通常表示部と、
前記仮想線の他の片側に位置する虚像表示部と、を有し、
前記表示制御手段には、
前記仮想線を中心に、前記画像図柄と線対称な虚像図柄を有し、当該虚像図柄を前記画像図柄と線対称に移動表示可能な複数個の虚像リールを、前記虚像表示部に表示させるための虚像リール表示手段と、
前記遊技結果抽選手段による抽選結果にもとづいて、前記虚像リール表示手段により表示される前記虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の画像図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるための矛盾演出発生手段とを備えていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機であって、
前記矛盾演出発生手段には、
前記遊技結果抽選手段による抽選結果にもとづいて、前記矛盾態様の発生個数を抽選により変化させるための矛盾態様抽選手段を備えていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1又は請求項2に記載の遊技機であって、
前記矛盾演出発生手段は、
前記矛盾態様として、前記画像図柄の種類と、当該画像図柄と線対称に表示される前記虚像図柄の種類とを互いに異ならせていることを特徴とする遊技機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機であって、
前記矛盾演出発生手段は、
前記矛盾態様として、前記画像図柄の移動方向と、当該画像図柄と線対称に表示される前記虚像図柄の移動方向とを互いに異ならせていることを特徴する遊技機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の遊技機であって、
前記矛盾演出発生手段は、
前記矛盾態様として、前記画像図柄の向きと、当該画像図柄と線対称に表示される前記虚像図柄の向きとを互いに異ならせていることを特徴とする遊技機。 - 外周に複数種類の図柄が表示され、回転可能に支持された複数個の実リールと、
前記複数個の実リールを個別に回転可能な実リール制御手段と、
前記複数個の実リールの図柄が臨む表示窓と、
メダルの投入を条件に、前記実リール制御手段の駆動を開始させ、前記複数個の回転を開始させるためのスタートスイッチと、
前記実リール制御手段の駆動を停止させることで、前記複数個の実リールの回転を個別に停止可能な複数個のストップスイッチと、
画像を表示可能な画像表示装置と、
前記実リール制御手段、前記スタートスイッチ、前記複数個のストップスイッチ、及び画像表示装置に個々に接続され、遊技を進行させるための遊技制御装置とを備えるスロットマシンにおいて、
前記表示窓と、前記画像表示装置の画面とを隣接して配置し、
前記遊技制御装置には、
遊技結果を抽選により決定するための遊技結果抽選手段と、
前記表示窓に臨む前記複数個の実リールに表示された図柄と、線対称の虚像図柄を有し、前記複数個の実リールと同数の複数個の虚像リールを表示させ、
前記複数個の実リールの回転に伴って移動する図柄に連動させて、前記虚像図柄を線対称に移動させ、
前記複数個の実リールの回転の停止に伴って停止表示される図柄に連動させて、前記虚像図柄の移動を線対称に停止させるための虚像リール表示手段と、
前記遊技結果抽選手段による抽選結果にもとづいて、前記虚像リール表示手段により表示される前記虚像図柄を、当該虚像図柄と線対称の図柄と異なる相違点を1個以上有する矛盾態様で表示させるための矛盾演出発生手段とを備えていることを特徴とするスロットマシン。
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