JP2000342747A - 内部当りの告知機能を有する遊技機 - Google Patents

内部当りの告知機能を有する遊技機

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JP2000342747A
JP2000342747A JP11160958A JP16095899A JP2000342747A JP 2000342747 A JP2000342747 A JP 2000342747A JP 11160958 A JP11160958 A JP 11160958A JP 16095899 A JP16095899 A JP 16095899A JP 2000342747 A JP2000342747 A JP 2000342747A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部当りの告知に対する興味を高め、さらに
内部当りの告知抽選の当選パターンの多様性に富み、期
待感を高めることができる内部当りの告知機能を有する
遊技機の提供。 【解決手段】 各ドラム21、22、23の各外周面に
は数字が形成されており、前面パネル60にはセグメン
ト表示部11、12、13が設けられている。スロット
マシン内部のコンピュータによる入賞抽選には当選して
いるが、入賞数字を有効ラインに配置することができず
入賞にはなっていない内部当りの場合、有効ライン上の
ドラムの数字と、セグメント表示部11、12、13の
数字とが一致したことを条件としてランプ51〜56が
点滅する。そして、最終的にランプ53が点灯すれば内
部当りの告知となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機の構成に関
し、特に内部当りの告知機能を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】内部当
りの告知機能を有する遊技機としてはスロットマシンが
ある。従来のスロットマシンの外観図を図10に示す。
スロットマシンは、本体内にドラム61、62、63を
備えており、各ドラム61、62、63の外周面には、
それぞれ複数種類の絵柄が形成されている。
【0003】本体の前面パネル70には表示窓65、6
6、67が形成されており、各表示窓を通じてドラム6
1、62、63の絵柄が3コマ分が表示される。すなわ
ち、表示窓65、66、67を通じて合計9個の絵柄が
表示される。
【0004】プレーヤーは、投入口45からメダルを投
入する。この投入したメダルの枚数にしたがって、入賞
ラインL1、L2、L3、L4、L5のうち特定の入賞
ラインが有効ラインとして自動的に選択される。そし
て、プレーヤーがスタートレバー44を操作することに
よって、ドラム61、62、63が回転を始めゲームが
開始される。
【0005】ドラムを回転させた後、プレーヤーはタイ
ミングを計ってストップ釦41、42、43を押し、対
応するドラム61、62、63の回転を停止させる。ド
ラム61、62、63の絵柄が、選択された有効ライン
上で所定の組み合わせで停止すれば、予め定められた配
当にしたがってメダルが払出口28から払い戻される。
【0006】ところで、プレーヤーがスタートレバー4
4を操作したとき、スロットマシン内のコンピュータは
入賞の無作為抽選(「大ボーナス」、「中ボーナス」、
「小物」、「外れ」)を行っている。この入賞の抽選結
果が外れである場合は、プレーヤーがストップ釦41、
42、43を押すタイミングを問わず、有効ライン上に
は入賞絵柄が配置されないようになっている。
【0007】これに対し、入賞の抽選結果が当り(「大
ボーナス」、「中ボーナス」または「小物」)である場
合、表示窓65、66、67の直前5コマ以内に入賞絵
柄が位置するようなタイミングでプレーヤーがストップ
釦41、42、43を押せば、有効ライン上にそれぞれ
の入賞絵柄を位置させるようにドラム61、62、63
は停止する。この場合、上述のようにメダルの払い戻し
が行われる。
【0008】入賞の抽選結果が当りであっても、プレー
ヤーが、ストップ釦41、42、43のいずれかを上記
のような入賞のタイミングで押すことができなければ、
有効ライン上には入賞絵柄の全てが配置されない。この
場合、入賞にはならないが、内部的には入賞の抽選結果
は当りの状態である(以下「内部当り」)。「大ボーナ
ス」および「中ボーナス」についての内部当りはその後
も維持され、入賞となるまで以後のゲームにおいて繰り
越されるようになっている。
【0009】このような内部当りを告知すればプレーヤ
ーにとって有利である。すなわち、内部当りであること
をプレーヤーが認識できれば、次回のゲームにおいて、
回転するドラム61、62、63の絵柄を見極めなが
ら、ストップ釦41、42、43を入賞タイミングで押
せば入賞することができる。
【0010】従来、この内部当りは、ドラム61、6
2、63の絵柄を特定の告知用の配列で停止させたり、
前面パネル70に設けたランプ(図示せず)を点灯させ
ることによって告知していた。
【0011】また、前面パネル70に1桁等の数字のセ
グメント表示部を設け(図示せず)、このセグメント表
示部の数字をランダムに変化させた後に任意の数字を表
示するものもある。この表示された数字が特定の当選数
字、たとえば「7」であることを条件に、ランプ等を用
いて内部当りの告知処理を行う。
【0012】上述のような従来の内部当りの告知機能を
有するスロットマシンには次のような問題があった。ま
ず、内部当りのとき、常にドラム61、62、63の絵
柄を特定の告知用の配列で停止させたり、前面パネル7
0に設けたランプを点灯させるスロットマシンにおいて
は、プレーヤーにとって内部当りを簡単に認識すること
ができ、内部当りについての興味がかえって低下してし
まう。
【0013】これに対して、セグメント表示部の数字を
ランダムに変化させ、特定の当選数字(たとえば
「7」)が表示されたことを条件に内部当りの告知処理
を行うスロットマシンにおいては、当選数字が表示され
なければ、たとえ内部当りの状態であっても告知が行わ
れない。このように、内部当りの告知が抽選に基づいて
行われるため、内部当りについての興味が削がれること
はない。
【0014】しかし、このスロットマシンにおいては、
セグメント表示部に表示される特定の当選数字が予め決
められており、毎回のゲームにおいて当選数字が同じで
ある。したがって、告知抽選の当選パターンの多様性に
欠けるという問題がある。仮に、複数桁を表示するセグ
メント表示部を設けたとしても、当選数字が予め決めら
れており(たとえば「777」)、毎回のゲームにおい
て同じ当選数字が用いられるとすれば、告知抽選の当選
パターンの多様性に欠ける。
【0015】そこで本発明は、内部当りの告知に対する
興味を高め、さらに内部当りの告知抽選の当選パターン
の多様性に富み、期待感を高めることができる内部当り
の告知機能を有する遊技機の提供を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】請求項1
に係る内部当りの告知機能を有する遊技機においては、
告知部は、入賞ラインに沿って位置する各可変領域にお
ける数字の配列が、数字表示部に表示された数字の配列
と一致することを条件として内部当りの告知を行う。
【0017】すなわち、告知部は、入賞ラインに沿って
位置する各可変領域における数字の配列が、数字表示部
に表示された数字の配列と一致しない場合は、たとえ内
部当りであっても告知は行わない。このように、内部当
りの告知を抽選によって決定し、告知の偶然性を確保す
ることができるため、内部当りに対する興味を高めるこ
とができる。
【0018】また、告知部は、入賞ラインに沿って位置
する各可変領域における数字の配列が、数字表示部に表
示された数字の配列と一致することを条件として内部当
りの告知を行なうものであり、たとえば予め特定の当選
数字が数字表示部に表示された場合に告知を行うもので
はない。
【0019】したがって、内部当りの告知抽選の当選パ
ターンの多様性を確保することができ、興味や期待感を
高めることができる。すなわち、各々にm種類の数字が
形成されたn個の可変領域を用いた場合、告知抽選の当
選となる数字の配列はmnパターン成立することにな
り、当選のパターンが飛躍的に増大し、内部当りの告知
抽選の当選パターンの多様性を確保することができる。
【0020】請求項2に係る内部当りの告知機能を有す
る遊技機においては、停止操作部は、外部からの停止操
作に基づいて、停止指令を発生する。そして、停止操作
が所定のタイミングで行われたことを入賞条件として、
制御部は、入賞ラインに沿って所定の入賞数字が位置す
るように各可変領域に数字を表示する。
【0021】したがって、タイミングを図って停止操作
を行うことによって、入賞ラインに沿って入賞数字を位
置させることができる。このため、停止操作に対する興
味を高めることができる。
【0022】請求項3に係る内部当りの告知機能を有す
る遊技機においては、告知抽選部は、抽選によって告知
又は非告知を決定する。そして告知部は、入賞ラインに
沿って位置する各可変領域における数字の配列が、数字
表示部に表示された数字の配列と一致し、かつ告知抽選
部による抽選結果が告知であるとき、内部当りの告知を
行う。
【0023】このように、告知抽選部による抽選結果に
基づいて内部当りの告知を行うため、より確実に告知の
偶然性を確保することができ、内部当りについての興味
を高めることができる。
【0024】請求項4に係る内部当りの告知機能を有す
る遊技機においては、告知装置は、告知部を有してお
り、告知装置作動抽選部は、抽選によって非作動、作動
非告知又は作動告知を決定する。
【0025】そして、告知装置作動抽選部による抽選結
果が非作動であるとき、入賞ラインに沿って位置する各
可変領域における数字の配列と、数字表示部に表示され
た数字の配列とを一致させず、告知装置を作動させず、
告知部による告知を行わない。
【0026】また、告知装置作動抽選部による抽選結果
が作動非告知であるとき、入賞ラインに沿って位置する
各可変領域における数字の配列と、数字表示部に表示さ
れた数字の配列とを一致させ、告知装置を作動させる
が、告知部による告知を行わない。
【0027】さらに、告知装置作動抽選部による抽選結
果が作動告知であるとき、入賞ラインに沿って位置する
各可変領域における数字の配列と、数字表示部に表示さ
れた数字の配列とを一致させ、告知装置を作動させ、告
知部による告知を行う。
【0028】このように、告知装置作動抽選部による抽
選結果に基づいて内部当りの告知を行うため、より確実
に告知の偶然性を確保することができ、内部当りについ
ての興味を高めることができる。
【0029】特に、告知装置作動抽選部は、告知装置の
非作動、作動のみを抽選するものではなく、非作動、作
動非告知又は作動告知の抽選を行う。このため、告知装
置が一旦、作動した場合であっても、抽選結果が作動非
告知の場合は告知部による告知は行われず、抽選結果が
作動告知の場合に告知部による告知が行われる。
【0030】したがって、告知装置が作動するか否かの
期待感に加えて、さらに告知装置が作動した場合、告知
部による告知が行われるか否かの期待感も生じる。この
ため、内部当りの告知に対する期待感、興味を高めるこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】(1) 第1の実施形態 本発明に係る内部当りの告知機能を有する遊技機の第1
の実施形態をスロットマシンを例に説明する。図1は、
本実施形態におけるスロットマシンの外観正面図であ
り、図2は図1に示す説明表59の詳細を示す図であ
る。また、図3Aは図1に示すドラム21、22、23
の斜視図、図3Bはテープ21a、22a、23aを示
す図である。
【0032】さらに、図4A、B、C、D、Eは、それ
ぞれ第1入賞ラインL1、第2入賞ラインL2、第3入
賞ラインL3、第4入賞ラインL4、第5入賞ラインL
5を示す図であり、図5は本実施形態におけるスロット
マシンの主要部のハードウエア構成図である。また、図
6、図7、図8はROM3に格納されたプログラムのフ
ローチャートであり、図9は入賞タイミングを説明する
ための図である。
【0033】(1-1) 全体構成の概略説明 本実施形態におけるスロットマシンには、図3Aに示す
ように、回胴としての3つのドラム21、22、23が
内蔵されている。各ドラムの各回転軸の軸線は回転軸2
0に沿って配置されており、各ドラム21、22、23
は各々の回転軸を中心に独自に回転制御される。
【0034】ドラムの各々の外周面であるドラム外周面
21G、22G、23Gには、21個(21コマ)の数
字が円周方向に沿って1列に表示されている。この数字
は図3Bに示すテープ21a、22a、23aに形成さ
れており、これら各テープがそれぞれドラム外周面21
G、22G、23Gに貼り付けられている。なお、ドラ
ム外周面21G、22G、23Gにおける表示は、必ず
しも全て数字でなくてもよく、たとえば絵柄等を混在さ
せてもよい。
【0035】各ドラムにおける21個の数字表示は、7
種類の数字によって構成されている。本実施形態におい
ては、「1」、「2」、「3」、「5」、「7」、「8」、「9」の7
種類の数字が用いられている。
【0036】図1に示すように、前面パネル60に形成
された表示窓25、26、27からは、ドラム21、2
2、23が少なくとも静止状態において、外部から視認
可能にそれぞれ3つ(3コマ)の数字が見えるようにな
っている。すなわち、表示窓25、26、27を通じ、
縦方向に3つ、横方向に3つのマトリクス状に配置され
た合計9つの数字が表示される。
【0037】この表示窓25、26、27の各々の部分
が本実施形態における可変領域であり、各ドラムが回転
することによって、表示窓25、26、27部分には、
ドラム外周面21G、22G、23Gに形成された数字
が変化して表示される。
【0038】また、本実施形態においては、前面パネル
60に数字表示部としてのセグメント表示部11、1
2、13が設けられている。セグメント表示部11、1
2、13は、発光ダイオードを用いた数字のセグメント
を点滅制御して数字を表示する。本実施形態では7セグ
メントを採用している。セグメント表示部11、12、
13に表示される数字は、各ドラムに形成されている種
類の数字に限定されるよう制御される。すなわち、
「1」、「2」、「3」、「5」、「7」、「8」、「9」の7種類の
数字のみを表示するように制御される。
【0039】前面パネル60には、図1に示すように6
つのランプ51、52、53、54、55、56が設け
られている。これらのランプは図1に示すように1段3
つで2段の配列に設けられており、この6つのランプに
よってランプ抽選装置を構成している。このランプ抽選
装置が本実施形態における告知装置である。この中のラ
ンプ53が告知用のランプであり、本実施形態における
告知部である。
【0040】スロットマシンには各ドラムに対応してス
トップ釦41、42、43が設けられている。ストップ
釦41、42、43が本実施形態における停止操作部で
ある。またスタートレバー44、メダル投入口45が設
けられ、下部にメダル払出口28、メダル受け29を有
している。
【0041】(1-2) 動作の概略 ゲームを行う際、プレーヤーはメダル投入口45からメ
ダルを投入する。この投入したメダルの枚数に従って、
予め設定されている入賞ラインの中から特定の入賞ライ
ンが有効ラインとして自動的に選択される。
【0042】本実施形態では、予め5つの入賞ラインが
設定されている。この5つの入賞ラインを図4に示す。
5つの入賞ラインは、上段横方向の第1入賞ラインL1
(図4A)、中段横方向の第2入賞ラインL2(図4
B)、下段横方向の第3入賞ラインL3(図4C)、右
下がり斜方向の第4入賞ラインL4(図4D)、右上が
り斜方向の第5入賞ラインL5(図4E)によって構成
されている。
【0043】本実施形態では、プレーヤーがメダル投入
口45にメダルを1枚だけ投入すれば第2入賞ラインL
2(図4B)が有効ラインとして選択される。また、メ
ダルを2枚投入すれば、第1入賞ラインL1、第2入賞
ラインL2、第3入賞ラインL3(図4A、B、C)が
有効ラインとして選択される。さらに、メダル3枚を投
入すれば、5つの入賞ライン全て(図4A、B、C、
D、E)が有効ラインとして選択される。
【0044】なお、選択された有効ラインを明示するた
めに、たとえば各ラインの端部にランプを設けておき
(図示せず)、有効ラインに対応するランプを点灯させ
ることもできる。
【0045】プレーヤーはメダル投入後、スタートレバ
ー44を操作して、ドラム21、22、23を回転させ
る。そして、ストップ釦41、42、43を押すと、こ
の押下のタイミングに基づいて対応するドラムは回転を
停止するとともに、対応するセグメント表示部11、1
2、13にも数字が表示される。
【0046】ストップ釦41にはドラム21、セグメン
ト表示部11が対応しており、ストップ釦42にはドラ
ム22、セグメント表示部12が対応しており、ストッ
プ釦43にはドラム23、セグメント表示部13が対応
している。
【0047】そして停止した際、選択されている有効ラ
イン上に、予め決められた入賞数字が配置されていれば
入賞となり、メダルがメダル払出口28から払い戻され
る。なお、入賞でなければ、投入したメダルは回収され
るのみで払い戻しは行われない。
【0048】入賞数字は、図1に示すように前面パネル
60の説明表59に記載されている。説明表59の詳細
を示すものが図2である。入賞には「大ボーナス」、
「中ボーナス」、「小物」の3種類がある。本実施形態
では「大ボーナス」の入賞数字として「777」、「3
33」が予め定められている。この「大ボーナス」に入
賞した場合、メダル15枚の払い戻しがある。
【0049】また、本実施形態では「中ボーナス」の入
賞数字として「555」、「757」が予め定められて
いる。この「中ボーナス」に入賞した場合、大ボーナス
と同様にメダル15枚の払い戻しがある。
【0050】「大ボーナス」、「中ボーナス」に入賞し
た場合は、メダルの払い戻しが行われるとともに、プレ
ーヤーにとって有利なジャックゲームに移行する。この
ジャックゲームとは、入賞確立の高いゲームを最大で1
2回連続してプレイできるものである(8回入賞すれば
その時点で終了)。「大ボーナス」に入賞した場合、こ
のジャックゲームを3回プレイすることができ、「中ボ
ーナス」に入賞した場合、ジャックゲームを1回プレイ
できる。
【0051】本実施形態では「小物」の入賞数字として
「222」、「123」が予め定められている。この
「小物」の入賞数字「222」に入賞した場合、メダル
12枚の払い戻しがあり、「小物」の入賞数字「12
3」に入賞した場合、メダル10枚の払い戻しがある。
なお、「小物」に入賞した場合はメダルが払い戻される
のみであり、ジャックゲームには移行しない。
【0052】ところで、プレーヤーがスタートレバー4
4を操作したとき、スロットマシン内のコンピュータは
入賞の無作為抽選(入賞抽選)を行っている。この入賞
抽選の結果が外れである場合は、プレーヤーがストップ
釦41、42、43を押すタイミングを問わず、有効ラ
イン上には入賞数字が配置されないようになっている。
【0053】これに対し、入賞抽選の結果が当りである
場合、所定の入賞タイミングでプレーヤーがストップ釦
41、42、43を押せば、有効ライン上に該当する入
賞数字を位置させるようにドラム21、22、23は停
止する。
【0054】この入賞タイミングとは、本実施形態にお
いては、図9に示すように表示窓に表れる3コマと直前
の5コマ(合計8コマ)内に、当該ドラムの入賞数字が
位置するようなタイミングを意味する。
【0055】たとえば、入賞の抽選の結果、「大ボーナ
ス」が当っている場合、各ドラムごとに「7」又は
「3」を狙って図9に示す8コマの範囲内でストップ釦
を押せば、有効ライン上に「777」又は「333」が
配置され、入賞となる。この図9に示す8コマ内に、当
該ドラムの入賞数字が位置するような入賞タイミングが
本実施形態における入賞条件である。
【0056】入賞抽選の結果が当りであっても、プレー
ヤーが、ストップ釦41、42、43のいずれかを上記
のような入賞のタイミングで押すことができなければ、
有効ライン上には入賞数字の全てが配置されない。この
場合、入賞にはならないが、内部的には入賞抽選の結果
は当りの状態(内部当り)である。
【0057】入賞抽選の結果が「大ボーナス」又は「中
ボーナス」の当りである場合、この当りの状態は内部当
りとしてその後も維持され、入賞となるまで以後のゲー
ムにおいて繰り越されるようになっている。なお、「小
物」の当りはそのゲームにおいて入賞とならなければ消
滅し、以後のゲームに繰り越されない。
【0058】このような「大ボーナス」又は「中ボーナ
ス」の内部当りを告知すればプレーヤーにとって有利で
ある。すなわち、内部当りであることをプレーヤーが認
識できれば、次回のゲームにおいて、回転するドラム2
1、22、23の数字を見極めながら、ストップ釦4
1、42、43を入賞タイミングで押すことに集中でき
る。そして、入賞タイミングでストップ釦41、42、
43を押せば「大ボーナス」又は「中ボーナス」に入賞
することができ、上述のジャックゲームに移行できる。
【0059】本実施形態では、この内部当りの告知を行
うために、セグメント表示部11、12、13に表示さ
れている3桁の数字と、ドラム21、22、23によっ
て表示される3桁の数字の一致性を判断する。両者の数
字が一致する場合、ランプ51、52、53、54、5
5、56が点滅を開始して、最終的に告知用のランプ5
3が点灯すれば内部当りの告知となる。
【0060】両者の数字を一致させるか否か、すなわち
ランプ51、52、53、54、55、56を点滅させ
るか否かは、スロットマシン内部のコンピュータの告知
についての無作為抽選(告知抽選)の結果によって決定
される。また、最終的にランプ53を点灯させて内部当
りを告知するか否かも、この告知抽選の結果によって決
定される。
【0061】以上のように、プレーヤーにとっては「大
ボーナス」又は「中ボーナス」に入賞しなかった場合、
セグメント表示部11、12、13の数字とドラム2
1、22、23の数字とが一致したか否かについての興
味が保たれる。かりに、一致しなかった場合であって
も、実際には内部当りとなっていることがあるので期待
感を残すことができる。
【0062】セグメント表示部11、12、13の数字
とドラム21、22、23の数字とが一致した場合、上
記のようにランプ51、52、53、54、55、56
が点滅を開始する。そして、最終的にランプ53が点灯
すれば内部当りの告知となるため、プレーヤーはランプ
51、52、53、54、55、56の点滅に高い興味
をもつ。
【0063】最終的にランプ53が点灯せず、他のラン
プが点灯した場合であっても、実際には内部当りとなっ
ていることがあるので、この場合にも期待感を残すこと
ができる。最終的にランプ53が点灯した場合、上記の
ようにプレーヤーは以後のゲームにおいて、回転するド
ラム21、22、23の数字を見極めながら、ストップ
釦41、42、43を入賞タイミングで押すことに集中
できる。
【0064】なお、本実施形態においては、ランプ53
が一旦、点灯して内部当りが告知された場合、「大ボー
ナス」又は「中ボーナス」に入賞するまで、ランプ53
の点灯は維持される。
【0065】(1-3) ハードウエア構成図 次に、図5に基づいて本実施形態におけるスロットマシ
ンの主要部のハードウエア構成を説明する。バスライン
30にはCPU2、ROM3、RAM4が接続されてい
る。CPU2はROM3に格納されたプログラムにした
がって各部を制御する。
【0066】また、バスライン30にはI/Oインター
フェイス5を介して上述のスタートレバー44、ストッ
プ釦41、42、43が接続されている。さらに、バス
ライン30にはI/Oインターフェイス5を介してメダ
ルセンサ6、メダル払出器7が接続されている。メダル
センサ6は、上述のメダル投入口45を通じて投入され
たメダルの枚数を検出し、メダル払出器7は払い戻しの
メダルを上述のメダル払出口28を通じて払い出す。
【0067】また、バスライン30にはI/Oインター
フェイス5を介してセグメント表示制御装置10が接続
されている。セグメント表示制御装置10は、CPU2
から与えられた信号に従って上述のセグメント表示部1
1、12、13を制御し、セグメント表示部11、1
2、13に数字を表示させる。さらに、バスライン30
にはI/Oインターフェイス5を介して上述のランプ5
1、52、53、54、55、56が接続されている。
【0068】プレーヤーが上記のようにメダル投入口4
5にメダルを投入した場合、CPU2はI/Oインター
フェイス5、メダルセンサ6を介して投入されたメダル
の枚数を認識する。そして、このメダルの枚数に応じて
入賞ラインの中から有効ラインを選択する。
【0069】プレーヤーがスタートレバー44を操作す
ると、CPU2はI/Oインターフェイス5を介してこ
の操作を認識し、上述の入賞抽選や告知抽選の処理を実
行する。この入賞抽選や告知抽選の結果に従って以後の
処理を行う。入賞抽選や告知抽選は、たとえばCPU2
がプログラムに従って乱数を生成し、この乱数に応じて
抽選結果を決定する。
【0070】図5に示すようにドラム21、22、23
は、それぞれ別個のステッピングモータ31、32、3
3によって駆動される。プレーヤーがスタートレバー4
4を操作すると、CPU2は各ステッピングモータ3
1、32、33に駆動パルス信号を与え、ドラム21、
22、23の回転をスタートさせる。
【0071】各ステッピングモータ31、32、33に
対応してカウンタ34、35、36が設けられている。
これらのカウンタ34、35、36にはカウント端子
C、リセット端子Rが設けられており、カウント端子C
を通じて駆動パルス信号が取り込まれる。
【0072】カウンタ34、35、36の各リセット端
子Rには、ステッピングモータ31、32、33から出
力されるリセット信号が取り込まれる。このリセット信
号は、ステッピングモータ31、32、33が所定の原
点位置を通過した時に出力されるようになっている。カ
ウンタ34、35、36にリセット信号が与えられる
と、駆動パルス信号に基づく計数値は「0」にリセット
される。
【0073】ドラム21、22、23の各数字の配列
(図3B)は予めROM3に記憶されており、各ステッ
ピングモータ31、32、33の原点位置に対応する数
字もRAM4に記憶されている。したがって、プレーヤ
ーがストップ釦41、42、43を操作し、各ドラムの
回転を停止させた時、カウンタ34、35、36におけ
る計数値を取り込むことによって、CPU2は表示窓2
5、26、27にどのような数字が表れているかを認識
することができる。
【0074】なお、プレーヤーがストップ釦41、4
2、43を押した時(停止操作)、各ストップ釦の押下
ごとに停止信号(停止指令)が出力され、CPU2はこ
の停止信号に基づいてそれぞれのステッピングモータ3
1、32、33に指令を与え、ドラム21、22、23
の回転を停止させる。
【0075】本実施形態においては、カウンタ34、3
5、36を設けているが、これらのカウンタを設けずに
RAM4に計数値を記憶するようにしてもよい。すなわ
ち、各ステッピングモータ31、32、33に向けて出
力する駆動パルス信号に対応してRAM4に記憶する計
数値を加算してカウントし、ステッピングモータ31、
32、33からのリセット信号をI/Oインターフェイ
ス5を介して取り込んで計数値を「0」にリセットす
る。
【0076】この場合も、RAM4に記憶された計数値
を取り込むことによって、CPU2は表示窓25、2
6、27にどのような数字が表れているかを認識するこ
とができる。
【0077】選択されている有効ラインに沿って並んで
いるドラム21、22、23の数字の配列が説明表59
(図2)に示された入賞数字である場合、CPU2はI
/Oインターフェイス5を通じてメダル払出器7に信号
を与え、入賞処理として定められた枚数のメダルをメダ
ル払出口を通じて払い出す。この入賞処理を実行するた
めのメダル払出器7、CPU2等が本実施形態における
入賞処理部である。
【0078】(1-4) プログラムのフローチャート次に、
図6、図7、図8のフローチャートに基づいて本実施形
態におけるスロットマシンのプログラムの概略を説明す
る。まず、CPU2はメダル投入口45(図1)にメダ
ルが投入されたか否かをメダルセンサ6(図5)を通じ
て判別する(ステップS2)。メダルが投入された場
合、CPU2はメダルセンサ6からの信号に基づいてメ
ダルの投入枚数を把握する。
【0079】そして、メダルの投入枚数に応じて、上述
のように第1入賞ラインL1〜第5入賞ラインL5の中
から有効ラインを選択する(ステップS4)。今仮に、
プレーヤーがメダルを一枚投入して第2入賞ラインL2
が有効ラインとして選択されたとする。
【0080】次に、プレーヤーがスタートレバー44
(図1、図5)を操作した場合、CPU2はこれを認識
して(ステップS6)、入賞抽選を行う(ステップS
8)。入賞抽選は、「大ボーナス」、「中ボーナス」、
「小物」、「外れ」の4種について行われる。この入賞
抽選は、上述のようにCPU2が乱数を生成し、この乱
数に応じて抽選結果を決定する。たとえば、入賞抽選の
結果「大ボーナス」に当ったと仮定する。
【0081】入賞抽選を行った後、ステップS10にお
いて、前回までのゲームによって既に内部当りが告知さ
れているか、すなわちランプ53が既に点灯しているか
を判別する。既に内部当りが告知されている場合は、今
回のゲームで告知抽選を行う必要がないためステップS
10からステップS14に進む。
【0082】ここでは、内部当りが告知されていないと
仮定してステップS12に進み、ここで告知抽選を行
う。告知抽選は、「非作動」、「作動(告知する)」、
「作動(告知しない)」の3種について行われる。この
告知抽選は、上述のようにCPU2が乱数を生成し、こ
の乱数に応じて抽選結果を決定する。
【0083】なお、ステップS8の入賞抽選の結果が
「外れ」である場合は、ステップS12の告知抽選は、
「非作動」、「作動(告知しない)」の2種について行
われる。すなわち、入賞抽選の結果が「外れ」のとき
は、以後のステップにおいて内部当りとなることはな
く、このため内部当りの告知を行うことはあり得ない。
したがって、この場合は、告知抽選として「作動(告知
する)」を除外した、「非作動」と「作動(告知しな
い)」の2種について行う。
【0084】告知抽選を行った後、CPU2はI/Oイ
ンターフェイス5を通じてステッピングモータ31、3
2、33に指令を与え、ドラム21、22、23の回転
を開始させる(ステップS14)。その後、CPU2
は、ストップ釦41、42、43のいずれかがプレーヤ
ーによって押されたかを判別する(ステップS16)。
【0085】ストップ釦41、42、43のいずれかが
押された場合、CPU2はI/Oインターフェイス5を
通じてこれを認識し、ステップS18に進み、上記ステ
ップS8において行った入賞抽選の結果が「外れ」であ
ったかを判別する。今、ステップS8における入賞抽選
の結果は「大ボーナス」と仮定しているので、ステップ
S18からステップS20に進む。
【0086】ステップS20では、プレーヤーがストッ
プ釦を図9で示した入賞タイミングで押したか否かを判
別する。そして、入賞タイミングでストップ釦が押され
ている場合は、入賞抽選の結果に応じた入賞数字を有効
ライン上に位置させるように、当該ストップ釦に対応す
るドラムを停止させる。
【0087】この場合、入賞抽選の結果は「大ボーナ
ス」であり、プレーヤーがたとえば「7」を入賞タイミ
ングで押したとすると、CPU2は、有効ラインとして
選択されている第2入賞ライン上に入賞数字「7」が位
置するように当該ドラムの回転を停止させる。
【0088】なお、プレーヤーがストップ釦を入賞タイ
ミングで押さなかった場合、上記ステップS20からス
テップS24に進み、入賞数字以外の数字を有効ライン
上に位置させるように、当該ストップ釦に対応するドラ
ムを停止させる。
【0089】上記ステップS8において行った入賞抽選
の結果が「外れ」であった場合、プレーヤーがストップ
釦を押したタイミングを問わず、有効ライン上には入賞
数字を配置しないため、ステップS18からステップS
24に進む。
【0090】次に、ステップS26に進み、前回までの
ゲームによって既に内部当りが告知されているか、すな
わちランプ53が既に点灯しているかを判別する。既に
内部当りが告知されている場合は、今回のゲームでラン
プ装置を作動させる必要はないため、ステップS26か
らステップS34に進む。
【0091】ここでは内部当りは告知されていないとし
て、ステップS26からステップS28に進む。このス
テップS28では、上記ステップS12で行った告知抽
選の結果が「作動」であったかを判別する。
【0092】告知抽選の結果が「作動」(「作動(告知
する)」または「作動(告知しない)」)であった場合、
ステップS28からステップS30に進む。そして、C
PU2はI/Oインターフェイス5を通じてセグメント
表示制御装置10に指令を与え、ステップS16でスト
ップ釦を押して停止させたドラムに対応するセグメント
表示部に、有効ライン上の数字と同じ数字を表示する。
【0093】これに対して、告知抽選の結果が「非作
動」であった場合、ステップS28からステップS32
に進み、CPU2はI/Oインターフェイス5を通じて
セグメント表示制御装置10に指令を与え、ドラムに対
応するセグメント表示部に、有効ライン上の数字と異な
る数字を表示する。
【0094】その後、ステップS34に進み、全てのス
トップ釦41、42、43がプレーヤーによって押され
たかを判別し、全てのストップ釦が押されるまでステッ
プS16からの処理を繰り返す。
【0095】このように、各ドラムの停止に従って、対
応するセグメント表示部に数字が表示される。図1は、
第2入賞ラインL2上にドラムの数字「328」が配列
された状態を示している。数字「328」は、大ボーナ
スの入賞数字ではなく入賞ではないが、セグメント表示
部11、12、13で表されている3桁の数字はこのド
ラムの数字「328」と一致している。このため、後の
ステップにおいてランプ51、52、53、54、5
5、56の点滅動作が開始されることになる。
【0096】全てのストップ釦41、42、43がプレ
ーヤーによって押された後、ステップS36に進む。そ
して、有効ラインに沿って入賞数字が配列されているか
を判別する。ここで、たとえば第2入賞ラインL2上に
大ボーナスの入賞数字である「777」または「33
3」が配列されているとすると、ステップS38に進み
CPU2はI/Oインターフェイス5を通じてメダル払
出器7に指令を与え、メダル15枚を払い戻す。
【0097】その後、入賞が「大ボーナス」または「中
ボーナス」かを判別する。今、「大ボーナス」の入賞で
あるので、ステップS42に進み、上述のジャックゲー
ムの処理を実行する。
【0098】なお、ステップS8における入賞抽選の結
果が「小物」であり、ステップS36において有効ライ
ン上に小物の入賞数字(「222」または「123」)
が配列されている場合は、ジャックゲームを実行しない
ためステップS40を経てステップS44に進むように
なっている。
【0099】そして、このステップS44において、前
回までのゲームによって既に内部当りが告知されている
か、すなわちランプ53が既に点灯しているかを判別す
る。既に内部当りが告知されている場合は、今回のゲー
ムでランプ装置を作動させる必要はないため、CPU2
は処理を終了する。
【0100】ここでは、内部当りは告知されていないと
して、ステップS44からステップS46に進む。そし
て、セグメント表示部11、12、13によって表され
る3桁の数字が、有効ライン上のドラムの数字と一致し
ているかを判別し(ステップS46)、一致している場
合、CPU2はI/Oインターフェイス5を通じて各ラ
ンプに指令を与え、ランプ抽選装置の作動をスタートさ
せる(ステップS48)。ランプ抽選装置は、ランプ5
1、52、53、54、55、56の各々がランダムに
点滅を繰り返して作動する。
【0101】その後、CPU2は上記ステップS12で
行った告知抽選の結果が「作動(告知する)」であったか
を判別し(ステップS50)、「作動(告知する)」であ
った場合は、告知用のランプ53を点灯させ、他のラン
プを全て消灯させる(ステップ52)。
【0102】これに対して、上記ステップS12の告知
抽選の結果が「作動(告知しない)」であった場合は、ス
テップS50からステップS54に進み、告知用のラン
プ53以外のランプのみを点灯させる。
【0103】なお、上記ステップS12の告知抽選の結
果が「非作動」であった場合は、上述のようにステップ
S28からステップS32に進み、ドラムに対応するセ
グメント表示部に、有効ライン上の数字と異なる数字を
表示する。したがって、告知抽選の結果が「非作動」で
ある場合は、セグメント表示部11、12、13によっ
て表される3桁の数字と、有効ライン上のドラムの数字
とは一致しないため、ランプ抽選装置が作動することは
ない。
【0104】本実施形態においては、CPU2は、入賞
抽選を行う入賞抽選部、入賞数字を表示窓25、26、
27部分に表示させる制御部、告知抽選を行う告知抽選
部または告知装置作動抽選部として機能する。
【0105】(2) 第2の実施形態 次に、本発明に係る内部当りの告知機能を有する遊技機
の第2の実施形態を説明する。上記第1の実施形態にお
いては、各ドラムの停止に従ってセグメント表示部1
1、12、13には数字が表示され、このセグメント表
示部11、12、13における数字は、当該ゲーム中、
一度表示されると不変であった。
【0106】本実施形態においては、ドラムの数字とセ
グメント表示部の数字とが不一致であった場合、一呼吸
間をおいて(たとえば1〜2秒程度)、セグメント表示
部の数字を再度、変化させて異なる数字を表示する。こ
の再変化によって表示された数字がドラムの数字と一致
する場合もあり、不一致の場合もある。
【0107】これによって、ドラムの数字と対応するセ
グメント表示部の数字とが不一致であっても、セグメン
ト表示部の数字が再変化することによりプレーヤーは、
再び期待感を持つことができる。
【0108】上記第1の実施形態で示した図7のステッ
プS30、S32のそれぞれの前に、セグメント表示部
の数字を再変化させるか否かの抽選(再変化抽選)を行
い、この抽選の結果、再変化させる場合は、一旦、セグ
メント表示部に仮数字を表示する。その後、所定時間経
過後にステップS30またはS32の数字を表示する。
なお、その他の構成、処理内容は上記第1の実施形態と
同様である。
【0109】(3) その他の実施形態 上記実施形態においては、内部当りの告知機能を有する
遊技機の一例としてスロットマシンを掲げたが、これに
限定されるものではない。すなわち、複数の可変領域に
数字が変化して表示され、この数字が所定の入賞ライン
に沿って並んでいるとき入賞処理を行うものであれば他
の遊技機に本発明を適用することが可能である。
【0110】たとえば、スロットマシンの入賞機能を組
み込んだパチンコ機やパチスロに本発明を適用すること
ができる。また、スロットマシンやパチスロとは全く異
なる方式の遊技機であっても、変化する数字が所定の入
賞ラインに沿って並んでいるか否かを判定するものであ
れば本発明を適用することが可能である。
【0111】上記実施形態においては、告知部として告
知用のランプ53を例示し、告知装置としてランプ5
1、52、53、54、55、56を例示した。しか
し、内部当りを告知できるものであれば他の報知手段を
用いてもよい。たとえば、ブザーや音楽等の音で内部当
りを告知することもでき、告知用表示部に文字や画像等
を映し出して内部当りを告知することもできる。
【0112】また、上記実施形態においては、告知部
(ランプ53)によって告知を行う前提として、告知装
置(ランプ51、52、53、54、55、56)を作
動させた。しかし、たとえば告知部(ランプ53)のみ
を設けておき、内部当りを告知する場合は、告知部によ
る告知を常に行うようにしてもよい。
【0113】さらに、上記実施形態においては、入賞ラ
インとして第1入賞ラインL1〜第5入賞ラインL5の
5ラインを備えたものを例示したが、入賞ラインは4ラ
インより少なくても、または6ラインより多くてもよ
い。
【0114】また、数字表示部として各々7セグメント
で構成されるセグメント表示部11、12、13を例示
したが、数字表示部をセグメント以外で構成してもよ
い。たとえば、LED等を配列したドット表示や液晶画
面等、数字の表示制御が可能なものであれば他の構成を
採用することもできる。
【0115】さらに、上記実施形態においては、入賞タ
イミングとして、図9に示す8コマの範囲に入賞数字が
位置するタイミングを例示したが、7コマ以下、9コマ
以上の範囲を入賞タイミングとして設定してもよい。ま
た、たとえば、コマ数の範囲を設定するのではなく、特
定のコマが基準位置を通過した時点からの時間的な範囲
を入賞タイミングとして設定することもできる。
【0116】また、上記実施形態では、第1ドラム2
1、第2ドラム22、第3ドラム23の回転によって表
示窓25、26、27に表れる数字を変化させている。
しかし、ドラムを用いず、たとえばディスプレイ上に表
示された数字をデジタル的に変化させてもよい。このよ
うに、回転軸を中心に回転するドラムでなくても、実質
的に複数のドラムを用いたのと同様に複数系列の数字が
変化するものであれば、本発明と同様の作用、効果を得
ることが可能であり、本発明を適用することができる。
【0117】さらに、上記実施形態では、表示窓25、
26、27に合計9つの数字がマトリクス状に配置され
た例を掲げたが、配置される数字の数は9つより少なく
ても、また多くてもよい。また、回胴として3つの第1
ドラム21、第2ドラム22、第3ドラム23を例示し
たが、2つまたは4つ以上の回胴を設けることもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内部当りの告知機能を有する遊技
機の第1の実施形態であるスロットマシンの外観正面図
である。
【図2】図1に示す説明表59の詳細を示す図である。
【図3】Aは図1に示すドラム21、22、23の斜視
図であり、Bはテープ21a、22a、23aを示す図
である。
【図4】A、B、C、D、Eは、それぞれ第1入賞ライ
ンL1、第2入賞ラインL2、第3入賞ラインL3、第
4入賞ラインL4、第5入賞ラインL5を示す図であ
る。
【図5】図1に示すスロットマシンの主要部のハードウ
エア構成図である。
【図6】図5に示すROM3に格納されたプログラムの
フローチャートである。
【図7】図5に示すROM3に格納されたプログラムの
フローチャートである。
【図8】図5に示すROM3に格納されたプログラムの
フローチャートである。
【図9】入賞タイミングを説明するための図である。
【図10】従来のスロットマシンを示す外観正面図であ
る。
【符号の説明】
2・・・・・CPU 3・・・・・ROM 10・・・・・セグメント表示制御装置 11、12、13・・・・・セグメント表示部 21、22、23・・・・・ドラム 51、52、53、54、55、56・・・・・ランプ L1・・・・・第1入賞ライン L2・・・・・第2入賞ライン L3・・・・・第3入賞ライン L4・・・・・第4入賞ライン L5・・・・・第5入賞ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の可変領域であって、各々に複数種類
    の数字を変化して表示させ、与えられた停止指令に基づ
    いて、各々に静止状態で数字を表示する可変領域、 抽選によって入賞の当り又は外れを決定する入賞抽選
    部、 入賞抽選部による抽選結果が当りであり、かつ所定の入
    賞条件が満たされた場合、入賞ラインに沿って所定の入
    賞数字が位置するように各可変領域に数字を表示させる
    制御部、 入賞ラインに沿って入賞数字が位置するとき、入賞処理
    を実行する入賞処理部、 少なくとも可変領域の数と同桁数の数字を表示可能な数
    字表示部、 入賞抽選部による抽選結果が当りであるが、入賞ライン
    に沿って所定の入賞数字が位置していない内部当りの状
    態を告知する告知部、 を備えており、 前記告知部は、入賞ラインに沿って位置する各可変領域
    における数字の配列が、数字表示部に表示された数字の
    配列と一致することを条件として内部当りの告知を行
    う、 ことを特徴とする内部当りの告知機能を有する遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1に係る内部当りの告知機能を有す
    る遊技機において、 外部からの停止操作に基づいて、前記停止指令を発生す
    る停止操作部、 を備えており、 停止操作が所定のタイミングで行われたことを入賞条件
    として、制御部は、入賞ラインに沿って所定の入賞数字
    が位置するように各可変領域に数字を表示する、 ことを特徴とする内部当りの告知機能を有する遊技機。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2に係る内部当りの告
    知機能を有する遊技機において、 抽選によって告知又は非告知を決定する告知抽選部、 を備えており、 前記告知部は、入賞ラインに沿って位置する各可変領域
    における数字の配列が、数字表示部に表示された数字の
    配列と一致し、かつ告知抽選部による抽選結果が告知で
    あるとき、内部当りの告知を行う、 ことを特徴とする内部当りの告知機能を有する遊技機。
  4. 【請求項4】請求項1又は請求項2に係る内部当りの告
    知機能を有する遊技機において、告知部を有する告知装
    置、 抽選によって非作動、作動非告知又は作動告知を決定す
    る告知装置作動抽選部、 を備えており、 告知装置作動抽選部による抽選結果が非作動であると
    き、入賞ラインに沿って位置する各可変領域における数
    字の配列と、数字表示部に表示された数字の配列とを一
    致させず、前記告知装置を作動させず、告知部による告
    知を行わず、 告知装置作動抽選部による抽選結果が作動非告知である
    とき、入賞ラインに沿って位置する各可変領域における
    数字の配列と、数字表示部に表示された数字の配列とを
    一致させ、前記告知装置を作動させるが、告知部による
    告知を行わず、 告知装置作動抽選部による抽選結果が作動告知であると
    き、入賞ラインに沿って位置する各可変領域における数
    字の配列と、数字表示部に表示された数字の配列とを一
    致させ、前記告知装置を作動させ、告知部による告知を
    行う、 ことを特徴とする内部当りの告知機能を有する遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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