JP2001087450A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001087450A
JP2001087450A JP27117299A JP27117299A JP2001087450A JP 2001087450 A JP2001087450 A JP 2001087450A JP 27117299 A JP27117299 A JP 27117299A JP 27117299 A JP27117299 A JP 27117299A JP 2001087450 A JP2001087450 A JP 2001087450A
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JP27117299A
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English (en)
Inventor
Akiro Takaso
晶朗 高祖
Shinichi Sano
慎一 佐野
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Yamasa Co Ltd
Original Assignee
Yamasa Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンにおいて、特定の入賞に入賞
可能なチャンス状態になってから特定の入賞を得るまで
の遊技性や期待感を高めること、熟達者に対しても演出
効果を高め遊技性を高めること、遊技店側の収益性の悪
化を防止すること。 【解決手段】 抽選された第2乱数により(S3)、大
当り入賞チャンス状態用入賞テーブルが選択されたとき
(S7:Yes )、大当りや準大当りに入賞しやすい大当
り入賞チャンス状態に設定する(S8)。この大当り入
賞チャンス状態では、大当り又は準大当りに入賞し易く
なるだけで、確実に大当り又は準大当りに必ず入賞する
訳ではなく、大当りや準大当りに入賞するまで数ゲーム
が行われるため、大当り図柄配列や準大当り図柄配列が
揃うまでの各ゲームにおける遊技性や期待感を高めるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はスロットマシンに
関し、特に抽選により設定される特定入賞チャンス状態
になったときに、大当りや準大当り等の特定の入賞を得
易くしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 3リール式の一般的なスロットマシン
は、外周面に複数の図柄が描かれた3個の回転リールを
一斉に始動する為のスタートレバー、各回転リールに対
応するストップボタンなどを有し、1〜3枚のメダルを
投入してからスタートレバーの操作で3つの回転リール
を回転させ、ストップボタンを順次操作することで、対
応する回転リールの回転が停止する。このとき、メダル
枚数に応じて有効化された1又は複数の入賞ライン上の
停止図柄の組合せによって、入賞かハズレかが判定され
る。入賞したときには、遊技者は入賞態様に応じて所定
枚数のメダルの配当を受ける。
【0003】最近のスロットマシンにおいては、回転リ
ールの始動時に制御装置内部で抽選を行い、その抽選で
大当りに入賞したときには、各回転リールに対して、有
効ライン上に特定の図柄(例えば「7」の図柄)が引き
込まれるようにリール停止制御するものがある。このス
ロットマシンでは、有効ライン上に特定図柄の組み合わ
せが成立すると、以降の複数回のゲームにおいて、入賞
が高確率で発生する特別ゲーム、所謂ボーナスゲームが
実施され、多数枚のメダルが払出される。
【0004】ところで、前述した図柄引き込み制御は、
所定の駒数(例えば、4駒)以内で行うように設定され
ているため、抽選により大当りに入賞した場合でも、停
止操作時の回転リール位置によっては、目的とする特定
図柄を引き込めないことがある。そこで、大当りに入賞
していることを示す図柄組み合わせ、つまりリーチ目用
の図柄パターンを複数種類準備しておき、特別図柄の組
み合わせである大当り図柄(ボーナスパターン)を成立
させることが不可能な場合、何れかのリーチ目図柄が成
立するように、回転リールの停止動作を制御する場合も
ある。
【0005】ここで、一旦、抽選により大当りに入賞し
た場合、大当り図柄配列が成立するまでその大当りにな
る大当り入賞権利が保持される。従って、大当りに入賞
してから大当り図柄配列が成立するまでに行われる各ゲ
ームでは、リーチ目図柄が出現するようにリール停止制
御されるので、遊技者は、ボーナスゲームへの期待感を
高めるようになる。即ち、ストップボタンを操作して各
回転リールを順々に停止させるスロットマシンでは、遊
技者の任意性が大きく、停止操作タイミングに遊技者の
技術が加味されることにもなるので、ゲームの興趣が高
く、一層好まれている。また、抽選により大当りに入賞
した場合(以下、大当り入賞内部当り状態と呼称す
る)、その旨を報知するスロットマシンも知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 ところで、最近、ス
ロットマシンに熟達した遊技者が多くなり、各回転リー
ル毎に、所望の図柄で精度良く停止させ得るように停止
操作できる者も少なくない。即ち、抽選により大当り入
賞内部当り状態になったときには、高速で移動している
各回転リールの図柄を見分けて、「777」等の大当り
図柄配列となるように、各ストップボタンをタイミング
良く停止操作することができる。それ故、熟達した遊技
者にとっては、リーチ目図柄が殆ど出現しないうちに、
早期に大当り図柄を成立させることが可能になる。
【0007】結局、ボーナスゲームに移行する為の大当
り図柄を早期に成立可能であるため、リーチ目図柄を用
いた演出効果が得られなくなって期待感が薄れること、
それ故遊技性に劣ること、等の問題がある。また、大当
り入賞内部当りを報知する手段を備えたスロットマシン
の場合、この手段を用いたゲームの演出意図が果されな
いばかりか、この手段自体が無用となってしまう。更
に、大当り図柄配列を早期に成立させる場合、リーチ目
図柄用の数ゲーム分のメダルを使用しなくなり、遊技店
側の収益性が悪化するという問題がある。
【0008】本発明の目的は、スロットマシンにおい
て、特定の入賞に入賞可能なチャンス状態になってから
特定の入賞を得るまでの遊技性や期待感を高めること、
熟達者に対しても演出効果を高め遊技性を高めること、
遊技店側の収益性の悪化を防止すること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1のスロットマ
シンは、遊技者によるスタート手段の操作に応じて回転
駆動される複数の回転リールと、これら複数の回転リー
ルに夫々対応した複数の停止手段と、乱数抽選手段及び
入賞テーブルを含む入賞制御手段と、遊技者による停止
手段の操作及び入賞制御手段における抽選結果に応じて
回転リールを停止させる回転リール停止制御手段と、回
転リール停止制御手段による回転リールの停止結果によ
り入賞を判定する入賞判定手段とを備えたスロットマシ
ンにおいて、特定の入賞を得やすい特定入賞チャンス状
態を備えたものである。ここで、特定の入賞とは、ビッ
グボーナスに移行する大当りやレギュラーボーナスに移
行する準大当りなどである。特定入賞チャンス状態と
は、直ぐに特定の入賞が得られる訳ではなく、確率的に
は特定の入賞が得られないゲームが少なくとも数ゲーム
必要なチャンスモード的な状態である。
【0010】スタート手段による複数の回転リールの回
転駆動時に、入賞制御手段は乱数抽選手段及び入賞テー
ブルを用いて抽選する。回転リール停止制御手段は、遊
技者による停止手段の操作及び入賞制御手段における抽
選結果に応じて回転リールを停止させる。入賞判定手段
は、回転リールの停止結果により最終的に入賞を判定す
る。特定入賞チャンス状態に設定されたときには、特定
の入賞が得やすくなる。しかし、この特定入賞チャンス
状態においては、特定の入賞が得やすくなるだけで、特
定の入賞に必ず当選する訳ではない。即ち、一旦、特定
入賞チャンス状態が設定された場合、特定の入賞に当選
する確率が高いゲームが行われる。
【0011】このように、遊技者の巧拙にかかわらず確
率的には特定入賞チャンス状態になってから特定の入賞
が得られるまで数ゲームが行われるようになるため、特
定の入賞に対応する図柄が揃うまでの各ゲームにおける
遊技性や期待感を高めることができる。また、技量に長
けた熟達者であっても、この特定の入賞が得られるまで
の数ゲームを実行することになり、熟達者に対しても演
出効果を高め遊技性を高めることができる。それ故、遊
技店側の収益性の悪化を防止することができる。
【0012】ここで、前記スタート手段の操作に応じて
乱数を抽選する乱数抽選手段と、乱数抽選手段の抽選結
果により特定の入賞を得やすい特定入賞チャンス状態に
設定する特定入賞チャンス状態設定手段と、特定入賞が
得られたときに特定入賞チャンス状態を終了させて通常
状態に復帰させる特定入賞チャンス状態リセット手段を
備えた場合(請求項1に従属の請求項2)には、スター
ト手段の操作時に乱数抽選手段により抽選された抽選結
果に基づいて、特定入賞チャンス状態設定手段は特定入
賞チャンス状態を設定し、特定入賞チャンス状態リセッ
ト手段は、特定入賞が得られたとき、特定入賞チャンス
状態を終了させて通常状態に復帰させる。
【0013】ここで、通常状態用入賞テーブルと、通常
状態用入賞テーブルよりも特定入賞の入賞確率が高い特
定入賞チャンス状態用入賞テーブルとを含み、特定入賞
チャンス状態設定手段により特定入賞チャンス状態に設
定されると、入賞制御手段において使用される入賞テー
ブルを通常状態用入賞テーブルから特定入賞チャンス状
態用入賞テーブルに変更する入賞テーブル変更手段を備
えた場合(請求項1又は2に従属の請求項3)には、特
定入賞チャンス状態が設定されていない通常時には、通
常状態用入賞テーブルを用いて入賞の有無を決定する
が、特定入賞チャンス状態が設定されたときには、特定
入賞チャンス状態用入賞テーブルを用いることにより、
通常時と比べて特定入賞の入賞確率を容易に高く設定す
ることができる。特定入賞チャンス状態時の特定入賞入
賞確率は、当業者により適宜選択され得るものである
が、通常時の5倍以上とするのが好ましい。
【0014】ここで、前記特定入賞チャンス状態に設定
されると該特定の入賞が得られるまで特定入賞チャンス
状態が保持される場合(請求項1〜3の何れかに従属の
請求項4)には、特定入賞の入賞確率が高い特定入賞チ
ャンス状態が、特定の入賞が得られるまで保持され、遊
技者は有利な特定入賞チャンス状態で遊技することがで
き、何れは特定の入賞を得ることができるようになる。
【0015】また、前記特定入賞チャンス状態を経なけ
れば該特定の入賞が得られない場合(請求項1〜4の何
れかに従属の請求項5)には、一旦特定入賞チャンス状
態になってからでないと特定の入賞が得られないので、
請求項1と同様に、特定入賞チャンス状態のときに、確
率的には特定の入賞が得られるまで数ゲームを実行する
ことになり、熟達者に対しても演出効果や遊技性を高め
ることができ、遊技店側の収益性の悪化を防止すること
ができる。
【0016】また、前記特定入賞チャンス状態には通常
時とは異なった回転リール停止制御を行う特定入賞チャ
ンス状態時回転リール停止制御手段を備えた場合(請求
項1〜5の何れかに従属の請求項6)には、特定入賞チ
ャンス状態が設定された場合、例えば、特定入賞の為の
図柄パターンに近い図柄パターンで停止する等、通常時
とは異なった回転リール停止制御が行われるため、停止
図柄により特定入賞チャンス状態が設定されたことが容
易に分かる。
【0017】また、第1,第2停止リールは特定入賞図
柄配列を構成する特定入賞図柄配列構成図柄を入賞有効
ライン上に引き込む引き込み制御を行い、第3停止リー
ルは該特定入賞図柄配列構成図柄を入賞有効ラインから
外す蹴飛ばし制御を行う特定入賞チャンス状態時回転リ
ール停止制御手段を備えた場合(請求項6に従属の請求
項7)には、特定入賞チャンス状態が設定された場合、
第1〜第3回転リールのうち、例えば、第1,第2停止
リールは、特定入賞図柄配列を構成する特定入賞図柄配
列構成図柄、例えば「7」等をメダルの投入に応じた入
賞有効ライン上に引き込むように引き込み制御される
が、第3停止リールについては、「7」等の特定入賞図
柄配列構成図柄を入賞有効ラインから外すように蹴飛ば
し制御される。
【0018】それ故、特定入賞チャンス状態において
は、ゲームする毎に、特定入賞図柄配列に非常に近い図
柄パターンが現れることにより、特定の入賞の為の特定
入賞図柄配列が成立するのではないかという期待感や緊
張感を高めることができ、これと同時に遊技性も高める
ことができる。
【0019】また、前記特定入賞チャンス状態には通常
時とは異なった演出を行う特定入賞チャンス状態時演出
制御手段を備えた場合(請求項1〜7の何れかに従属の
請求項8)には、例えば、回転リール用照明機器による
照明の色を変更したり、スロットマシンの各所に設けら
れた種々のランプを点灯させるなどにより、通常時とは
異なった演出を行うので、特定入賞チャンス状態におけ
る遊技性や期待感をより一層高めることができる。
【0020】また、前記特定入賞チャンス状態時演出制
御手段により1又は複数の表示ランプが特定入賞チャン
ス状態時演出表示を行う場合(請求項8に従属の請求項
9)には、スロットマシンの各所に設けられたカラフル
な大当りランプや種々のランプが特定入賞チャンス状態
時用の点灯点滅を行うため、特定入賞チャンス状態にお
ける遊技性や期待感をより一層効果的に高めることがで
き、ゲームを大いに盛り上げることができる。
【0021】また、前記特定入賞チャンス状態時演出制
御手段により効果音発生手段が特定入賞チャンス状態時
演出出力を行う場合(請求項8に従属の請求項10)に
は、スロットマシンの随所に設けられたスピーカ等の効
果音発生手段が特定入賞チャンス状態時用の各種の効果
音を演出出力するため、特定入賞チャンス状態における
遊技性や期待感をより一層効果的に高めることができ
る。それ故、ゲームを大いに盛り上げることができる。
【0022】また、前記特定入賞チャンス状態時演出制
御手段により画像表示装置が特定入賞チャンス状態時演
出表示を行う場合(請求項8に従属の請求項11)に
は、例えばカラーCRTディスプレイやカラー液晶ディ
スプレイ等の画像表示装置が、カラフルで奇抜な背景画
面に「大当りチャンス発生!!」等の特定入賞チャンス
状態時用のメッセージを演出表示するため、特定入賞チ
ャンス状態における遊技性や期待感をより一層効果的に
高めることができる。それ故、ゲームを大いに盛り上げ
ることができる。
【0023】また、前記特定入賞が大当り入賞である場
合(請求項1〜11の何れかに従属の請求項12)に
は、全ての遊技者にとって関心が非常に高い大当り入賞
チャンス状態において、確率的には大当り入賞チャンス
状態になってから大当りに入賞するまで数ゲームが行わ
れるため、大当り入賞の為の図柄配列「777」が揃う
までの遊技性や期待感を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、3リール式の
スロットマシンに本発明を適用した場合の一例である。
このスロットマシンは、メダルを投入してからスタート
レバーを操作することで3つの回転リールを回転させ、
ストップボタンを順次操作して回転リールを停止させた
ときの入賞ラインに対応する3つの図柄の組合せによる
入賞に応じてメダルを払い出す構成のものである。
【0025】図1に示すように、スロットマシン1の本
体フレーム1aのうち、高さ方向中段部のゲーム本体部
に対応する中段フレーム部1bの直ぐ内側には、透明な
前面パネル2が鉛直に配設され、この前面パネル2の後
側に中パネル3が配設されている。その中パネル3の中
央部に矩形状の3つの図柄表示窓3a〜3cが形成され
ている。そして、各図柄表示窓3a〜3cの後方には、
左右に並べた3つの回転リール5〜7が中パネル3に接
近して夫々独立に回転可能に配設され、リール駆動モー
タ39〜41(図2参照)で所定方向へ夫々個別に回転
駆動される。
【0026】各回転リール5〜7の外周面には、図3に
示すように、「7」、「バー」、「スイカ」、「オレン
ジ」、「ベル」・・・などの複数種類の21個の図柄が
所定間隔おきに1列状に印刷されており、これら複数の
図柄のうちの前面側の3つの図柄を図柄表示窓3a〜3
cを介して正面から見ることができる。前面パネル2の
右下隅部及び左下隅部には、有効化された入賞ラインに
対応する3つの図柄の組み合わせが「ベル」、「オレン
ジ」、「大当り」等の種々の入賞態様で入賞したとき
に、払出すメダルの枚数等を2桁の7セグメント数字で
表示する7セグメント表示器8と、メダル貯留枚数を2
桁の7セグメント数字で表示する7セグメント表示器9
とが設けられている。
【0027】一方、前面パネル2の前面側には、図柄表
示窓3a〜3cを介して表示される3列×3行の9つの
図柄に対して、1枚のメダル投入で有効になる中段の1
メダル用入賞ラインL1と、2枚のメダル投入で追加的
に有効になる2本の2メダル用入賞ラインL2,L3
と、3枚のメダル投入で追加的に有効になる3メダル用
入賞ラインL4,L5とが夫々印刷されている。また、
夫々のラインの左側には対応するラインが有効化された
とき、対応するラインに図柄が揃ったとき等に点灯する
ライン表示ランプ17(図2参照)が設けられている。
【0028】次に、このスロットマシン1の制御系につ
いて説明する。図2のブロック図に示すように、制御装
置20は、CPU21とROM22とRAM23とを含
むマイクロコンピュータ、入出力インターフェイス2
4、駆動回路27〜34などで構成されている。入出力
インターフェイス24には、後述するように、1チップ
ICからなる抽選用の複数の乱数値を発生する乱数発生
器25と、左,中,右の各ストップボタン14〜16に
夫々連動されたストップスイッチ14a〜16a、スタ
ートレバー13に連動されたスタートスイッチ13a、
メダル投入センサ26、ベットボタン11に連動して作
動するベットスイッチ11a、精算ボタン12に連動さ
れた精算スイッチ12aなどが接続されている。
【0029】更に、入出力インターフェイス24には、
リール駆動モータ39〜41を駆動する駆動回路27
と、ライン表示ランプ17を駆動する駆動回路28、各
回転リール5〜7を照明するリールランプ35を駆動す
る駆動回路29、各種の表示ランプ36を駆動する駆動
回路30、7セグメント表示器8,9を駆動する駆動回
路31,32、ホッパーに収容している払出し用メダル
を払出し駆動するホッパー駆動部37を駆動する駆動回
路33、各種の効果音を出力するスピーカ18の為の駆
動回路34どが接続されている。尚、図中の符号10は
メダル投入口、符号19はメダル排出皿を示す。払出さ
れたメダルはコイン検出部38で検出して入出力インタ
ーフェイス24に出力される。
【0030】ROM22には、図3に示す図柄位置テー
ブルのデータ、図4に示す入賞テーブル選択テーブルT1
のデータ、図5〜図7に示す入賞テーブルT2〜T4のデー
タ、入賞図柄組み合わせテーブルのデータ等が予め格納
されている。
【0031】また、ROM22には、これら入賞テーブ
ルT2〜T4に基づいて乱数発生器25と協働して抽選を行
う抽選制御の制御プログラム、回転リール5〜7の始動
時の抽選結果とストップスイッチ14a〜16aからの
停止信号とに基づいて、引込み制御や蹴飛ばし制御によ
り各回転リール5〜7を停止制御するリール停止制御の
制御プログラムの他に、後述する本願特有のゲーム制御
の制御プログラム、種々の遊技機能を達成する為の複数
種類のサブルーチンの制御プログラムが格納されてい
る。
【0032】先ず、図柄位置テーブルのデータについつ
て図3に基づいて説明する。左回転リール5と、中回転
リール6と、右回転リール7の各々について、1つの図
柄に対応する位置を駒とし、各回転リール5〜7を21
個の駒に分割している。21個の駒には、各回転リール
5〜7の外周方向に沿い且つ図柄表示窓3a〜3cに上
方から下方に向かう順序に図柄番号を付し、駒番号「2
1」〜駒番号「1」の各々に、各回転リール5〜7の図
柄番号を夫々対応させて記憶したものである。ROM2
2に設けた図柄カウント制御により、入賞ラインL2に
対応する回転位置の駒番号を常に求めるようになってい
る。
【0033】ところで、各回転リール5〜7が1回転す
る毎に、図示外の初期位置検知センサからのリセット信
号により、図柄カウント制御用のカウンタの値を初期値
「0」にリセットするようになっている。入賞テーブル
選択テーブルT1についつて図4に基づいて説明する。こ
の入賞テーブル選択テーブルT1は、大当りチャンス状態
に設定されていない通常状態のときに、抽選された乱数
値に基づいて、入賞候補決定に使用する入賞テーブル
を、通常状態用入賞テーブルと大当り入賞チャンス状態
用入賞テーブルとの何れかを選択する為のテーブルであ
る。但し、大当り入賞チャンス状態用入賞テーブルを選
択する確率は、約1/245 (67/16382) に設定されてい
る。
【0034】ところで、入賞テーブルとして、図5に示
す通常状態用入賞テーブルT2と、図6に示す大当り入賞
チャンス状態用入賞テーブルT3と、図7に示す大当り入
賞内部当り状態用入賞テーブルT4とが設けられている。
先ず、通常状態用入賞テーブルT2について説明すると、
入賞態様と、その入賞態様に当選する乱数値範囲及び入
賞フラグは図示のように設定されている。但し、この入
賞テーブルT2には、「大当り」や「準大当り」の入賞態
様は設けられていない。
【0035】次に、大当り入賞チャンス状態用入賞テー
ブルT3について説明すると、入賞態様と、その入賞態様
に当選する乱数値範囲及び入賞フラグは図示のように設
定されている。即ち、「ビッグボーナスゲーム」を獲得
する為の大当りに入賞する確率と、「レギュラーボーナ
スゲーム」を獲得する為の準大当りに入賞する確率とを
加算した大当り入賞確率は、3276/16382であり、約1/
5である。ここで、これら大当りや準大当りが特定の入
賞に相当する。
【0036】それ故、大当り入賞チャンス状態に設定さ
れて大当りに入賞し易くなっても、この大当り又は準大
当りに入賞しない限り、つまり大当り入賞チャンス状態
を経なければ、実際の大当りや準大当りに入賞できず、
ビッグボーナスゲームやレギュラーボーナスゲームを実
行することができない。次に、大当り入賞内部当り状態
用入賞テーブルT4について説明すると、入賞態様と、そ
の入賞態様に当選する乱数値範囲及び入賞フラグは図示
のように設定されている。
【0037】入賞図柄組み合わせテーブルには、入賞と
なる図柄の組み合わせ、入賞したときのメダルの払出し
枚数、その入賞の種類を表す入賞フラグのデータが夫々
格納されている。ところで、例えば「777」等の大当
り図柄が揃ったときに大当りとなり、ビッグボーナスの
実行が可能になる。また、例えば「バーバーバー」等の
準大当り図柄が揃ったとき準大当りとなり、レギュラー
ボーナスの実行が可能になる。
【0038】このレギュラーボーナスは、通常遊技と比
較して遊技者がより多くのメダルを獲得できるようなゲ
ームを、所定条件が達成されるまで行なうことが可能な
ゲーム態様である。ビッグボーナスは、レギュラーボー
ナスを所定条件が達成されるまで行なうことが可能なゲ
ーム態様であり、レギュラーボーナスを複数回行なうこ
とにより、より一層多くのメダルを獲得することが可能
となる。次に、制御装置20で実行されるゲーム制御の
ルーチンについて、図8〜図9のフローチャートに基づ
いて説明する。但し、図中の符号Si(i=1、2、3
・・・・)は各ステップである。
【0039】スロットマシン1に電源が投入されると、
先ず大当り入賞チャンス状態フラグFaがリセットされ
て通常状態に設定される(S1)。次に、ゲーム開始の
為のスタート処理が実行される(S2)。即ち、このゲ
ームスタート処理においては、メダル投入口10に1〜
3枚のメダルが投入され、スタートレバー13の操作に
応動してスタートスイッチ13aからの始動信号で各リ
ール駆動モータ39〜41が一斉に回転駆動される。次
に、乱数発生器25からの第1乱数を抽出するととも
に、図示外の乱数発生プログラムにより発生されたソフ
ト的な第2乱数を抽出する(S3)。ここで、この第1
乱数に基づいて第2乱数をソフト的に発生させるように
してもよい。
【0040】次に、入賞フラグとして、ビッグボーナス
の為の大当りフラグFb、またはレギュラーボーナスの
為の準大当りフラグFrがセットされていないときには
(S4:No)、通常状態用入賞テーブルT2と大当り入賞
チャンス状態用入賞テーブルT3の何れの入賞テーブルを
使用するのかを選択する選択処理が実行される(S
6)。即ち、この選択処理においては、入賞テーブル選
択テーブルT1の乱数値範囲と第2乱数値に基づいて、何
れの入賞テーブルを使用するのかが決定される。
【0041】次に、選択したテーブルが大当り入賞チャ
ンス状態用入賞テーブルT3でないときには(S7:N
o)、大当り入賞チャンス状態フラグFaがリセットさ
れ(S23)、通常状態用入賞テーブルT2に基づいて入賞
候補決定処理が実行される(S20)。例えば、第2乱数
値が「100 」のときには、通常状態用入賞テーブルT2が
選択され、更に、第1乱数値がb〜cの間に該当すると
きには、通常状態用入賞テーブルT2の「オレンジ」が入
賞候補として決定される。この結果、大当りや準大当り
に入賞していないときには(S11・S12:No)、入賞フ
ラグで指示される入賞態様に基づいてリール停止処理が
実行される(S13)。
【0042】即ち、このリール停止処理においては、抽
選結果と、3つのストップボタン14〜16の操作結果
に基づくストップスイッチ14a〜6aからの停止信号
とに基づいて、決定した入賞態様となる図柄配列が成立
するように周知の引込み制御により回転リール5〜7が
停止される。次に、停止図柄配列が何れの入賞図柄配列
にも該当していないとき、つまり入賞図柄配列が成立し
ていないハズレのときには(S14:No)、S2にリター
ンする。しかし、入賞図柄配列が成立しているときには
(S14:Yes )、入賞図柄組み合わせテーブルのメダル
の払出し枚数に基づいて、その入賞態様に応じたメダル
の払出しが実行される(S15)。
【0043】次に、その入賞態様に基づいて、大当り図
柄配列や準大当り図柄配列が成立していないときには
(S16・S17:No)、同様にS2にリターンする。とこ
ろで、例えば、第2乱数値が「50」でっあて、大当り入
賞チャンス状態用入賞テーブルT3が選択されたときには
(S7:Yes )、大当り入賞チャンス状態フラグFaが
セットされて大当り入賞チャンス状態に設定され(S
8)、大当り用の各種表示ランプ36が大当り入賞チャ
ンス状態時用の点滅表示を行う(S9)。これにより、
遊技者は大当り入賞チャンス状態であることを目で認識
できるとともに、ゲームを大いに盛り上げることができ
る。
【0044】次に、S20と同様に、大当り入賞チャンス
状態用入賞テーブルT3に基づいて入賞候補決定処理が実
行される(S10)。例えば、第1乱数値がD〜Eの間に
該当するときには、「ベル」に入賞したことが判定され
る。そして、以下同様にしてS11以降が実行される。と
ころで、大当りチャンス状態用入賞テーブルT3に基づく
入賞判定において、「大当り」に入賞する確率は3/25(1
966/16382)であり、「準大当り」に入賞する確率は2/25
(1310/16382)である。
【0045】ここで、大当り入賞チャンス状態におい
て、第1乱数値と大当り入賞チャンス状態用入賞テーブ
ルT3とに基づく入賞候補決定の結果、「大当り」に入賞
したときには(S11:Yes )、大当りフラグFbがセッ
トされて大当り入賞内部当り状態に設定され(S21)、
入賞フラグで指示される入賞態様に基づいてS13が実行
される。
【0046】また、入賞候補決定の結果、「準大当り」
に入賞したときには(S12:Yes )、準大当りフラグF
rがセットされて準大当り入賞内部当り状態に設定され
(S22)、同様のリール停止処理が実行される(S1
3)。ところで、この大当り入賞フラグ又は準大当り入
賞フラグが設定されているときには、次回以降において
S4でYes と判定され、大当り入賞内部当り状態用入賞
テーブルT4に基づいて入賞候補決定処理が実行される
(S19)。
【0047】次に、大当り入賞チャンス状態リール停止
処理においては(S13)、「ベル」や「オレンジ」等の
小当りに入賞したときには、有効な入賞ラインLに対応
させて「ベル・ベル・ベル」、「オレンジ・オレンジ・
オレンジ」となるように、引き込み制御が実行される。
しかし、「ハズレ」の場合には、遊技者が左→中→右の
順でストップボタン14〜16を操作したとすると、例
えば図10に示すように、左回転リール5と中回転リー
ル6とは、入賞ラインL1に対応させて図柄「7」で停
止するように引き込み制御されるが、右回転リール7
は、入賞ラインL1に対応させて図柄「7」で停止させ
ないように蹴飛ばし制御される。
【0048】また、遊技者が左→右→中の順でストップ
ボタン14〜16を操作したとすると、図11に示すよ
うに、左回転リール5と右回転リール7とは、入賞ライ
ンL4に対応させて図柄「7」で停止するように引き込
み制御されるが、中回転リール6は、入賞ラインL4に
対応させて図柄「7」で停止させないように蹴飛ばし制
御される。ところで、入賞候補決定により「大当り」に
入賞し、リール停止処理により図12に示すように、
「777」等の大当り図柄配列が成立したときには(S
19、S14:Yes 、S15、S16:Yes )、所定のビッグボ
ーナスゲームが実行される(S25)。
【0049】そして、そのビッグボーナスゲーム終了に
際して、大当りフラグFbがリセットされて大当り入賞
内部当り状態が解除され(S26)、大当り用の各種表示
ランプ36が消灯され(S24)、S1にリターンする。
その結果、大当り入賞チャンス状態フラグFaのリセッ
トに伴って、大当り入賞チャンス状態が解除され且つ通
常状態に設定される。
【0050】一方、大当り入賞チャンス状態において、
入賞判定により「準大当り」に入賞し、リール停止処理
により、「バーバーバー」等の準大当り図柄配列が成立
したときには(S17:Yes )、所定のレギュラーボーナ
スゲームが実行される(S18)。そのレギュラーボーナ
スゲーム終了に際して、準大当りフラグFrがリセット
されて準大当り入賞内部当り状態が解除され(S27)、
S24を経てS1にリターンする。その結果、大当り入賞
チャンス状態フラグFaのリセットに伴って、準大当り
入賞チャンス状態が解除され且つ通常状態に設定され
る。
【0051】ここで、スタートレバー13に連動したス
タートスイッチ13a等がスタート手段に相当し、スト
ップボタン14〜16に連動したストップスイッチ14
a〜16a等が複数の停止手段に相当する。また、ゲー
ム制御の特にS13等が回転リール停止制御手段に相当
し、ゲーム制御の特にS14等が入賞判定手段に相当し、
ゲーム制御の特にS3等が乱数抽選手段に相当する。更
に、ゲーム制御の特にS8等が特定入賞チャンス状態設
定手段に相当し、ゲーム制御の特にS1等が特定入賞チ
ャンス状態リセット手段に相当し、ゲーム制御の特にS
6及びS7等が入賞テーブル変更手段に相当する。更
に、ゲーム制御の特にS9等が特定入賞チャンス状態時
演出制御手段に相当する。
【0052】このように、抽選された第2乱数により大
当り入賞チャンス状態用入賞テーブルT3が選択されたと
きには、大当り入賞チャンス状態に設定するので、大当
りや準大当りに入賞し得やすくなる。しかし、この大当
り入賞チャンス状態においては、大当りや準大当り入賞
が得やすくなるだけで、大当りや準大当り入賞に必ず当
選する訳ではなく、確率的には大当りや準大当りに入賞
するまで数ゲームが行われるため、大当り図柄配列や準
大当り図柄配列が揃うまでの各ゲームにおける遊技性や
期待感を高めることができる。また、技量に長けた熟達
者であっても、これら大当りや準大当りに入賞するまで
の数ゲームを実行することになり、熟達者に対しても演
出効果を高め遊技性を高めることができる。更に、遊技
店側の収益性の悪化を防止することができる。
【0053】また、通常状態用入賞テーブルT2と、この
通常状態用入賞テーブルT2よりも大当りや準大当りに入
賞する入賞確率が高い大当り入賞チャンス状態用入賞テ
ーブルT3とを設け、大当り入賞チャンス状態に設定され
ていない通常状態のときには、通常状態用入賞テーブル
T2を用いて入賞の候補を決定するが、大当り入賞チャン
ス状態が設定されたときには、それ専用の大当り入賞チ
ャンス状態用入賞テーブルT3に変更して用いることによ
り、通常時と比べて大当りや準大当りに入賞する入賞確
率を容易に高く設定することができる。
【0054】また、大当り入賞チャンス状態に設定され
ると、大当りや準大当りに入賞するまで、この大当り入
賞チャンス状態が保持されるため、一旦大当り入賞チャ
ンス状態に設定された場合、これら大当りや準大当りに
入賞しやすくなり、何れは大当りや準大当りに入賞する
ことができるようになる。また、その大当り入賞チャン
ス状態を経なければ、大当りや準大当りに入賞できない
ため、確率的には大当り入賞チャンス状態のときに、大
当りや準大当りに入賞するまで数ゲームを実行すること
になり、熟達者に対しても演出効果や遊技性を高めるこ
とができ、遊技店側の収益性の悪化を防止することがで
きる。
【0055】また、大当り入賞内部当り状態又は準大当
り入賞内部当り状態に設定された場合に、大当り入賞内
部当り状態用入賞テーブルT4に基づいて入賞候補を決定
した結果、「ハズレ」の場合には、有効ライン上に図柄
「7」が揃うように最大限引き込み制御される。大当り
入賞チャンス状態に設定された場合に、大当り入賞チャ
ンス状態用入賞テーブルT3に基づいて入賞候補決定した
結果、「ハズレ」の場合には、例えば右回転リール5と
中回転リール6とは、入賞ラインL1に対応させて図柄
「7」で停止するよう引き込み制御する一方、右回転リ
ール7は図柄「7」で停止させないように蹴飛ばし制御
される。
【0056】更に、大当り入賞チャンス状態に設定され
たときには、各種表示ランプ36が大当り入賞チャンス
状態用のパターンで点滅表示されるため、遊技者は大当
り入賞チャンス状態であることを目で認識でき、大当り
入賞チャンス状態における遊技性や期待感や緊張感をよ
り一層効果的に高めることができる。それ故、ゲームを
大いに盛り上げることができる。
【0057】本発明は、以上説明した実施形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種
々変更することができる。 1)上記スロットマシン1において、テーブルT1〜T3に
代えてテーブルT1A 〜T3A を使用してもよい。このスロ
ットマシンでは、上述した実施形態の効果に加えて、次
のような効果が期待できる。 (a)確率は低いが、通常状態からいきなり大当り内部
当り状態にもなり得るので、このような当選を得た遊技
者はより大きな満足感を得ることができる。 (b)大当り入賞チャンス状態から通常状態に戻ること
もあり得るので、大当り入賞チャンス状態のゲームがよ
りスリリングになる。
【0058】2)大当りと準大当りに関して、独立した
別々の2つの入賞チャンス状態、大当り入賞チャンス状
態及び準大当り入賞チャンス状態を設けてもよい。 3)ゲーム制御のS10における入賞判定処理に際して用
いる大当り入賞チャンス状態用入賞テーブルT3におい
て、ビッグボーナスの為の「大当り」に入賞する確率
「3/25」やレギュラーボーナスの為の「準大当り」に入
賞する確率「2/25」を、より低く設定するようにしても
よい。
【0059】4)入賞テーブルT1〜T4の各入賞態様に対
応する乱数値範囲は、遊技内容や遊技店により適宜変更
することが可能である。 5)大当り入賞チャンス状態になったときには、カラフ
ルな表示ランプ36の点滅に加えて、スピーカ18によ
る効果音を発生させるようにしてもよい。 6)入賞テーブルT2〜T4を1つの共通入賞テーブルで構
成し、設定状態に応じて有効化する入賞態様の組み合わ
せを変更して設定するとともに、各入賞態様に入賞する
乱数値範囲を変更して設定するようにしてもよい。
【0060】7)1チップICからなる乱数発生器25
を2つ設け、これらの乱数発生器25から2つの乱数値
を発生させて、回転リール始動時に第1及び第2乱数値
を同時に抽選するようにしてもよい。 8)複数の回転リール5〜7に変えて、カラーの液晶デ
ィスプレイやCRTディスプレイにリール表示するよう
した光学式の図柄表示部を設けたものであってもよい。
【0061】9)図柄表示窓3a〜3c以外の前面パネ
ル2に、カラー液晶ディスプレイ等の画像表示装置を設
け、この画像表示装置に、カラフルで奇抜な背景画面を
表示するとともに、「大当りチャンス発生!!」等のメ
ッセージを演出表示するようにしてもよい。この場合に
も、大当り入賞チャンス状態における遊技性や期待感や
緊張感をより一層効果的に高めることができ、ゲームを
大いに盛り上げることができる。 10)9リール式のスロットマシン等、種々のスロット
マシンに本発明を適用し得ることは勿論である。
【0062】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、作用の欄で
説明したように、複数の回転リールと複数の停止手段と
入賞制御手段と、回転リール停止制御手段と入賞判定手
段とを備え、特定の入賞を得やすい特定入賞チャンス状
態を設けたので、遊技者の巧拙にかかわらず、確率的に
は特定入賞チャンス状態になってから特定の入賞が得ら
れるまで数ゲームが行われるため、特定の入賞に対応す
る図柄が揃うまでの各ゲームにおける遊技性や期待感を
高めることができる。また、技量に長けた熟達者であっ
ても、この特定の入賞が得られるまでの数ゲームを実行
することになり、熟達者に対しても演出効果を高め遊技
性を高めることができる。更に、遊技店側の収益性の悪
化を防止することができる。
【0063】請求項2の発明によれば、前記スタート手
段の操作に応じて乱数を抽選する乱数抽選手段と、乱数
抽選手段の抽選結果により特定の入賞を得やすい特定入
賞チャンス状態に設定する特定入賞チャンス状態設定手
段と、特定入賞が得られたときに特定入賞チャンス状態
を終了させて通常状態に復帰させる特定入賞チャンス状
態リセット手段を備えたので、スタート手段の操作時に
乱数抽選手段により抽選された抽選結果に基づいて特定
入賞チャンス状態を設定することができるとともに、特
定入賞が得られたときには、その特定入賞チャンス状態
を終了させて通常状態に復帰させることができる。その
他請求項1と同様の効果を奏する。
【0064】請求項3の発明によれば、通常状態用入賞
テーブルと、通常状態用入賞テーブルよりも特定入賞の
入賞確率が高い特定入賞チャンス状態用入賞テーブルと
を含み、特定入賞チャンス状態設定手段により特定入賞
チャンス状態に設定されると、入賞制御手段において使
用される入賞テーブルを通常状態用入賞テーブルから特
定入賞チャンス状態用入賞テーブルに変更する入賞テー
ブル変更手段を備えたので、特定入賞チャンス状態が設
定されていない通常時には、通常状態用入賞テーブルを
用いて入賞の有無を決定するが、特定入賞チャンス状態
が設定されたときには、特定入賞チャンス状態用入賞テ
ーブルを用いることにより、通常時と比べて特定入賞の
入賞確率を容易に高く設定することができる。その他請
求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0065】請求項4の発明によれば、前記特定入賞チ
ャンス状態に設定されると該特定の入賞が得られるまで
特定入賞チャンス状態が保持されるので、遊技者は特定
の入賞が得やすい有利な特定入賞チャンス状態でゲーム
をすることができ、何れはその特定の入賞を得ることが
できるようになる。その他請求項1〜3の何れかと同様
の効果を奏する。
【0066】請求項5の発明によれば、前記特定入賞チ
ャンス状態を経なければ該特定の入賞が得られないの
で、遊技者の巧拙にかかわらず、確率的には必ず特定の
入賞が得られるまで数ゲームを実行することになり、特
定入賞チャンス状態のときに、特定の入賞が得られるま
で数ゲームを実行することになり、熟達者に対しても演
出効果や遊技性を高めることができ、遊技店側の収益性
の悪化を防止することができる。その他請求項1〜4の
何れかと同様の効果を奏する。
【0067】請求項6の発明によれば、前記特定入賞チ
ャンス状態には通常時とは異なった回転リール停止制御
を行う特定入賞チャンス状態時回転リール停止制御手段
を備えたので、特定入賞チャンス状態が設定された場
合、例えば、特定入賞の為の図柄配列パターンに近い図
柄配列パターンで停止する等、通常時とは異なった回転
リール停止制御が行われる為、停止図柄により特定入賞
チャンス状態が設定されたことが容易に分かる。その他
請求項1〜5の何れかと同様の効果を奏する。
【0068】請求項7の発明によれば、第1,第2停止
リールは特定入賞図柄配列を構成する特定入賞図柄配列
構成図柄を入賞有効ライン上に引き込む引き込み制御を
行い、第3停止リールは該特定入賞図柄配列構成図柄を
入賞有効ラインから外す蹴飛ばし制御を行う特定入賞チ
ャンス状態時回転リール停止制御手段を備えたので、特
定入賞チャンス状態においては、ゲームする毎に、特定
入賞図柄配列に非常に近い図柄パターンが現れることに
より、特定の入賞の為の特定入賞図柄配列が成立するの
ではないかという期待感や緊張感を高めることができ、
これと同時に遊技性も高めることができる。その他請求
項6と同様の効果を奏する。
【0069】請求項8の発明によれば、前記特定入賞チ
ャンス状態には通常時とは異なった演出を行う特定入賞
チャンス状態時演出制御手段を備えたので、例えば、回
転リール用照明機器による照明の色を変更したり、スロ
ットマシンの各所に設けられた種々のランプを点灯させ
るなど、通常時とは異なった各種の演出により、特定入
賞チャンス状態における遊技性や期待感をより一層高め
ることができる。その他請求項1〜7の何れかと同様の
効果を奏する。
【0070】請求項9の発明によれば、前記特定入賞チ
ャンス状態時演出制御手段により1又は複数の表示ラン
プが特定入賞チャンス状態時に特別の演出表示を行うの
で、その1又は複数の表示ランプによる演出表示を介し
て、特定入賞チャンス状態における遊技性や期待感をよ
り一層効果的に高めることができる。それ故、ゲームを
大いに盛り上げることができる。その他請求項8と同様
の効果を奏する。
【0071】請求項10の発明によれば、前記特定入賞
チャンス状態時演出制御手段により効果音発生手段が特
定入賞チャンス状態時に特別の演出出力を行うので、そ
の効果音発生手段による演出表示を介して、特定入賞チ
ャンス状態における遊技性や期待感をより一層効果的に
高めることができる。それ故、ゲームを大いに盛り上げ
ることができる。その他請求項8と同様の効果を奏す
る。
【0072】請求項11の発明によれば、前記特定入賞
チャンス状態時演出制御手段により画像表示装置が特定
入賞チャンス状態時に特別の演出表示を行うので、その
画像表示装置による演出表示を介して、特定入賞チャン
ス状態における遊技性や期待感をより一層効果的に高め
ることができる。それ故、ゲームを大いに盛り上げるこ
とができる。その他請求項8と同様の効果を奏する。
【0073】請求項12の発明によれば、前記特定入賞
が大当り入賞であるので、全ての遊技者にとって関心が
非常に高い大当りのための大当り入賞チャンス状態にお
いて、大当り入賞チャンス状態になってから大当りに入
賞するまで数ゲームが行われるため、大当り入賞の為の
図柄「777」が揃うまでの遊技性や期待感を高めるこ
とができる。その他請求項1〜11の何れかと同様の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るスロットマシンの正面
図である。
【図2】スロットマシンの制御系のブロック図である。
【図3】各回転リール毎の図柄番号及び図柄を示す図表
である。
【図4】入賞テーブル選択テーブルのデータ構成を示す
図表である。
【図5】通常状態用入賞テーブルのデータ構成を示す図
表である。
【図6】大当り入賞チャンス状態用入賞テーブルのデー
タ構成を示す図表である。
【図7】大当り入賞内部当り状態用入賞テーブルのデー
タ構成を示す図表である。
【図8】ゲーム制御の概略フローチャートの一部であ
る。
【図9】ゲーム制御の概略フローチャートの残部であ
る。
【図10】大当りが成立しそうな図柄で停止した図10
相当図である。
【図11】大当りが成立しそうな図柄で停止した図10
相当図である。
【図12】大当り図柄で停止した回転リールを示す説明
図である。
【図13】変更形態に係る図4相当図である。
【図14】変更形態に係る図5相当図である。
【図15】変更形態に係る図6相当図である。
【符号の説明】
1 スロットマシン 5〜7 回転リール 13 スタートレバー 13a スタートスイッチ 14〜16 ストップボタン 14a〜16a ストップスイッチ 18 スピーカ 20 制御装置 25 乱数発生器 36 表示ランプ T2 通常状態用入賞テーブル T3 大当り入賞チャンス状態用入賞テーブル

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者によるスタート手段の操作に応じ
    て回転駆動される複数の回転リールと、これら複数の回
    転リールに夫々対応した複数の停止手段と、乱数抽選手
    段及び入賞テーブルを含む入賞制御手段と、遊技者によ
    る前記停止手段の操作及び前記入賞制御手段における抽
    選結果に応じて前記回転リールを停止させる回転リール
    停止制御手段と、前記回転リール停止制御手段による回
    転リールの停止結果により入賞を判定する入賞判定手段
    とを備えたスロットマシンにおいて、 特定の入賞を得やすい特定入賞チャンス状態を備えたこ
    とを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記スタート手段の操作に応じて乱数を
    抽選する乱数抽選手段と、前記乱数抽選手段の抽選結果
    により特定の入賞を得やすい特定入賞チャンス状態に設
    定する特定入賞チャンス状態設定手段と、前記特定入賞
    が得られたときに前記特定入賞チャンス状態を終了させ
    て通常状態に復帰させる特定入賞チャンス状態リセット
    手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のスロッ
    トマシン。
  3. 【請求項3】 通常状態用入賞テーブルと、通常状態用
    入賞テーブルよりも特定入賞の入賞確率が高い特定入賞
    チャンス状態用入賞テーブルとを含み、前記特定入賞チ
    ャンス状態設定手段により特定入賞チャンス状態に設定
    されると、前記入賞制御手段において使用される入賞テ
    ーブルを通常状態用入賞テーブルから特定入賞チャンス
    状態用入賞テーブルに変更する入賞テーブル変更手段を
    備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスロッ
    トマシン。
  4. 【請求項4】 前記特定入賞チャンス状態に設定される
    と該特定の入賞が得られるまで前記特定入賞チャンス状
    態が保持されることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    に記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記特定入賞チャンス状態を経なければ
    該特定の入賞が得られないことを特徴とする請求項1〜
    4の何れかに記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記特定入賞チャンス状態には通常時と
    は異なった回転リール停止制御を行う特定入賞チャンス
    状態時回転リール停止制御手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1〜5の何れかに記載のスロットマシン。
  7. 【請求項7】 第1,第2停止リールは特定入賞図柄配
    列を構成する特定入賞図柄配列構成図柄を入賞有効ライ
    ン上に引き込む引き込み制御を行い、第3停止リールは
    該特定入賞図柄配列構成図柄を前記入賞有効ラインから
    外す蹴飛ばし制御を行う特定入賞チャンス状態時回転リ
    ール停止制御手段を備えたことを特徴とする請求項6に
    記載のスロットマシン。
  8. 【請求項8】 前記特定入賞チャンス状態には通常時と
    は異なった演出を行う特定入賞チャンス状態時演出制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに
    記載のスロットマシン。
  9. 【請求項9】 前記特定入賞チャンス状態時演出制御手
    段により1又は複数の表示ランプが特定入賞チャンス状
    態時演出表示を行うことを特徴とする請求項8に記載の
    スロットマシン。
  10. 【請求項10】 前記特定入賞チャンス状態時演出制御
    手段により効果音発生手段が特定入賞チャンス状態時演
    出出力を行うことを特徴とする請求項8に記載のスロッ
    トマシン。
  11. 【請求項11】 前記特定入賞チャンス状態時演出制御
    手段により画像表示装置が特定入賞チャンス状態時演出
    表示を行うことを特徴とする請求項8に記載のスロット
    マシン。
  12. 【請求項12】 前記特定入賞が大当り入賞であること
    を特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のスロット
    マシン。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002000810A (ja) * 2000-06-21 2002-01-08 Samii Kk スロットマシン
JP2004065867A (ja) * 2002-08-09 2004-03-04 Takeya Co Ltd 遊技機
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