JP2006075342A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技を多岐に亘って進めることができるとともに、演出についても多様なものにすることができるスロットマシンを提供する。
【解決手段】 複数の照合データのうちの一の照合データと一の乱数の値を照合するとともに、他の照合データと他の乱数の値を照合し、さらに、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、一の種類の当選役が入賞するようにリールの停止制御をし、かつ、他の種類の当選役に当選したことを報知する。
【選択図】 図5

Description

抽選処理によって役を抽選するスロットマシンに関する。
従来のスロットマシンでは、1回の遊技において当り又は外れを定めるときに、1つの確率テーブルのみを用いて抽選処理を行っていた。このため、従来の抽選処理では、1種類の役のみを定めることができるだけで、特に、BB役等の特別役と、スイカ等の小役とが同時に当選することはあり得なかった(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−239090号公報
上述したように、従来の抽選処理では、1種類の役のみを抽選処理によって定めていたため、遊技の進行が単調なものになるだけでなく、抽選結果に応じて行う演出も単調なものにならざるを得なかった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、遊技を多岐に亘って進めることができるとともに、演出についても多様なものにすることができるスロットマシンを提供することにある。
以上のような目的を達成するために、本発明においては、複数の照合データのうちの一の照合データと一の乱数の値を照合するとともに、他の照合データと他の乱数の値を照合し、さらに、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、一の種類の当選役が入賞するようにリールの停止制御をし、かつ、他の種類の当選役に当選したことを報知する。
具体的には、本発明に係るスロットマシンは、
遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、複数種類の図柄が各々に付された回転可能な複数のリールが停止したときにおける図柄の表示の態様によって遊技の進行が定まるスロットマシンであって、
当り又は外れの抽選を行う役抽選手段と、
前記役抽選手段によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報を報知する報知手段と、
遊技者によってスタートスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの回転制御するとともに、遊技者によってストップスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの停止制御をするリール制御手段と、を含み、かつ、
前記役抽選手段は、
前記スタートスイッチが操作されてから前記ストップスイッチが操作されるまでに、少なくとも1つ以上の乱数を生成する乱数発生手段と、
当り又は外れを判定するための判定照合データが記憶された照合データ記憶手段を含む乱数判定手段であって、前記乱数の値を前記判定照合データと照合して当り又は外れを判定する乱数判定手段と、を含み、
前記判定照合データは、一の照合データと、前記一の照合データとは異なる他の照合データと、を含む複数の照合データからなり、
前記乱数判定手段は、前記乱数発生手段によって複数の前記乱数が生成されたときには、前記複数の前記乱数のうちの一の乱数の値を前記一の照合データと照合して当り又は外れを判定するとともに、前記一の乱数とは異なる他の乱数の値を前記他の照合データと照合して当り又は外れを判定し、
前記役抽選手段による当りの抽選処理には、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役と、前記特別遊技に移行させない小役と、を含む当選役の種類を抽選する処理を含み、
前記乱数判定手段によって、前記一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、前記他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記一の種類の当選役が入賞するように前記リールの停止制御をし、かつ、前記報知手段は、前記他の種類の当選役に当選したことを前記抽選結果情報として報知することを特徴とする。
上述した発明のスロットマシンによれば、一の乱数と他の乱数とを発生させて、一の乱数の値を一の照合データと照合するとともに、他の乱数の値を他の照合データと照合することによって、異なる2種類の当選役が定められる場合が生ずる。また、2種類の当選役のうちの一の種類の当選役が入賞するようにリールの停止制御をする。このような構成としたことにより、遊技を多岐に亘って進めることができる可能性が生ずる。さらに、2種類の当選役のうちの他の種類の当選役に当選したことを報知するので、多様な演出をすることもできる。
また、前記乱数判定手段が前記他の乱数の値によって前記他の種類の当選役を判定してから、前記リール制御手段によって前記当選役に入賞するまでの間には、前記乱数判定手段は前記一の乱数の値に基づいて当り又は外れを判定するものが好ましい。
上述した発明のスロットマシンによれば、他の種類の当選役に入賞するまでは、一の乱数の値に基づいて当り又は外れを判定するのみなので、判定処理を簡素にすることができる。
さらに、前記一の照合データは、前記小役に当選するか否かの判定に用いるともに、前記他の照合データは、前記特別役に当選するか否かの判定に用い、かつ、
前記乱数判定手段によって、前記一の種類の当選役として前記小役が判定されるとともに、前記他の種類の当選役として前記特別役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記小役が入賞するように前記リールの停止制御をするものが望ましい。
上述した発明のスロットマシンによれば、小役と特別役との双方に当選したときには、優先的に小役が入賞するようにできる。
さらにまた、前記当選役には、遊技媒体の投入による投資をすることなく新たな遊技を開始できる利益を付与する再遊技役を含み、かつ、
前記一の照合データは、前記再遊技役に当選するか否かの判定に用いられるともに、前記他の照合データは、前記特別役に当選するか否かの判定に用いられ、かつ、
前記乱数判定手段によって、前記一の種類の当選役として前記再遊技役が判定されるとともに、前記他の種類の当選役として前記特別役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記再遊技役が入賞するように前記リールの停止制御をするものが望ましい。
上述した発明のスロットマシンによれば、再遊技役と特別役との双方に当選したときには、優先的に再遊技役が入賞するようにできる。
遊技を多岐に亘って進めることができるとともに、演出についても多様なものにすることができる。
以下に、本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
<<スロットマシン10の構成>>
図1は、本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。また、図2は、スロットマシン10の内部構造を示す図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10は、箱形形状の基体部20と、前面扉40と、を含む。前面扉40は、基体部20の左側側部で枢支されて、基体部20の前面側で開閉可能に設けられている。図1は、前面扉40を基体部20に対して閉じた状態を示し、図2は、前面扉40を基体部20に対して略180度開放した状態を示す。
<前面扉40の前面>
前面扉40は、閉じられたときには基体部20の前面を覆うように、基体部20に開閉可能に取り付けられている。図1に示すように、前面扉40の前面には、主に、操作に関する部材と、表示に関する部材とが設けられている。また、前面扉40の背面には、主に、制御用の回路基板が設けられている。
<操作に関する部材>
図1に示すように、前面扉40の前面側(遊技者側)の略中央には、水平方向に伸長する操作パネル41が設けられている。操作パネル41の前面側には、スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cが設けられている。また、操作パネル41の上面側には、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66や、メダル投入口46が設けられている。さらに、前面扉40の下部には、遊技の結果に基づいて払い出されたメダルを受けるための受け皿48も設けられている。
スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cは、遊技を進めるために遊技者によって操作されるスイッチである。スタートスイッチ42を遊技者が操作することによって、後述する3つのリール30L、30C及び30Rの回動が開始される。また、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作することによって、後述するように操作されたストップスイッチに対応するリール30L〜30Rが停止される。
尚、1ベットスイッチ62、2ベットスイッチ64及び最大ベットスイッチ66の機能については後述する。
<リール表示窓50とリール30L,30C,30R>
図1及び図2に示すように、前面扉40の前面の略中央部には、リール表示窓50が形成されている。図2に示すように、3つのリール30L〜30Rは、リールユニット28内に回転可能に収容されている。リールユニット28は、前面29が開放されており、後述するように、遊技者はリールユニット28の前面29に位置した図柄の種類を視認することができる。リールユニット28は、基体部20に固定された支持板26によって支持されている。前面扉40が閉じられたときには、リール表示窓50は、リールユニット28の前面29の前方に位置する。リール表示窓50は、透明な部材で覆われており、前面扉40が閉じられたときには、遊技者は、リール表示窓50を介してリール30L〜30Rに描かれている図柄の種類を視認することができる。
3つのリール30L〜30Rの各々には複数種類の図柄が付されている。図柄の種類は、例えば、数字の「7」や、果物の「チェリー」等の遊技者が識別できるものである。また、後述するように、3つのリール30L〜30Rが停止したときには、リール表示窓50において、9個の図柄が視認可能に停止表示される。
<リール30L,30C,30Rとストップスイッチ44a,44b,44c>
左リール30Lは、左側のストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cは、中央のストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rは、右側のストップスイッチ44cに対応する。これにより、左側のストップスイッチ44aを遊技者が操作したときには左リール30Lが停止し、中央のストップスイッチ44bを遊技者が操作したときには中リール30Cが停止し、右側のストップスイッチ44cを遊技者が操作したときには右リール30Rが停止する。
<リール表示窓50と入賞ラインL1〜L5>
上述したように、リール表示窓50は透明な部材で覆われている。図1に示すように、リール表示窓50には、5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。このようにすることで、遊技者は、リール表示窓50を介して図柄の種類を視認することができるとともに、リール表示窓50上の5本の入賞ラインL1〜L5をも視認することができる。
入賞ラインL1は、水平方向に延びる中段の直線であり、入賞ラインL2は、水平方向に延びる上段の直線であり、入賞ラインL3は、水平方向に延びる下段の直線である。また、入賞ラインL4は、左上から右下へ向かって延びる直線であり、入賞ラインL5は、左下から右上へ向かって延びる直線である。
<ベットスイッチ62,64及び66と入賞ラインL1〜L5>
上述した操作パネル41のメダル投入口46に規定枚数以上のメダルが投入されると、メダルカウンタ(図示せず)により投入されたメダルの枚数が計数され、その枚数はクレジット数として記憶される。上述した1ベットスイッチ62は、記憶されたクレジット数のうちの1枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。また、2ベットスイッチ64は、クレジット数のうちの2枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチであり、最大ベットスイッチ66は、クレジット数のうちの3枚のメダルを遊技の賭けの対象とするためのスイッチである。
上述したように、リール表示窓50には5本の入賞ラインL1〜L5が描かれている。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、5本の入賞ラインのうちの1本、例えば入賞ラインL1が有効化される。2ベットスイッチ64を操作したときには、5本の入賞ラインのうちの3本、例えば入賞ラインL1、L2及びL3が有効化される。最大ベットスイッチ66を操作したときには、5本の入賞ラインの全て、即ちL1、L2、L3、L4及びL5が有効化される。このように3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技の賭けの対象となるメダルの枚数を定めるとともに、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。
<有効ライン>
上述したように、3つのベットスイッチ62,64及び66は、遊技者が操作することにより、入賞ラインL1〜L5を有効化する選択手段として機能する。1ベットスイッチ62を遊技者が操作したときには、入賞ラインL1が有効化され、2ベットスイッチ64を操作したときには、入賞ラインL1、L2及びL3が有効化され、最大ベットスイッチ66を操作したときには、入賞ラインL1〜L5の全てが有効化される。上述したように、有効化された入賞ラインを有効ラインと称する。
有効ライン上に停止した図柄の組合せが、入賞したか否かの判断と対象となる。例えば、上述した有効ラインL1上に「7」−「7」−「7」の組合せが揃ったとき、ビッグボーナスという役に入賞したと判断される。尚、役の種類については、後述する。また、有効ラインL1上に役を構成しない図柄の組合せが停止したときには、入賞しなかったと判断される。これに対して、入賞ラインであっても、その入賞ラインが有効化されていないときには、その入賞ライン上に「7」−「7」−「7」の組合せが揃った場合であっても、その入賞ラインは入賞したか否かの判断の対象とはされない。
<画像表示装置34>
前面扉40の上部には、画像表示装置34が設けられている。後述するように、画像表示装置34には、演出画像が表示される。演出画像は、遊技が進行するに従って表示される画像であり、主に、その遊技に関する情報が含まれた画像である。特に、後述する役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が演出画像として表示される。また、乱数判定手段126によって、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、他の種類の当選役に当選したことを示す情報が画像表示装置34に表示される。ここで、本実施の形態において、「一の乱数」は、後述する図5に示すサブルーチンにおける第1乱数に対応し、「他の乱数」は、第2乱数に対応する。また、「一の種類の当選役」は、図5に示すサブルーチンにおける第1役に対応し、「他の種類の当選役」は、第2役に対応する。
画像表示装置34に表示される演出画像には、各種の情報を文字の態様で表示するものと、文字以外の図画の態様で表示するものとがある。文字態様で表示される情報は、主として、直接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、数値、アルファベット、平仮名、カタカナ、漢字等の人間の意思・感情の伝達手段としての言葉を視覚的に表した記号が文字として使用される。また、図画態様で表示される情報は、主として、間接的に各種の情報を遊技者に視認させるために用いられる。この場合には、人物や動物等の生き物やロボット等の擬似生命体等を示すキャラクタの画像や、その他の機械類や建築物や風景等を示す画像が含まれる。
<スピーカ36>
スピーカ36は、図1に示すように、上述した画像表示装置34の左右の両側に設けられている。スピーカ36によって、音声による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じた音声がスピーカ36から発せられる。例えば、所定の役に当選したり入賞したりしたとき等に、その役の種類に対応した効果音や音楽等がスピーカ36から発せられる。本実施の形態では、後述する役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が音声として発せられる。また、乱数判定手段126によって、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、他の種類の当選役に当選したことを示す音声や効果音がスピーカ36から発せられる。
<ランプ38>
ランプ38は、図1に示すように、前面扉40の上部に設けられている。ランプ38によって、光による演出が遊技の進行に応じて行われる。後述するサブ制御基板52において所定の条件を満たしたときに、その条件に応じてランプ38の点灯や点滅が行われる。例えば、所定の役に当選したり入賞したりしたとき等に、ランプ38は、その役の種類に応じて所定の色で点灯したり所定のパターンで点滅したりする。特に、本実施の形態においては、後述する役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が、ランプ38の点灯の色や点滅のパターンによって示される。また、乱数判定手段126によって、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、他の種類の当選役に当選したことをランプ38の点灯の色や点滅のパターンによって示される。
尚、光による演出は、上述したランプ38のみならず、3つのリール30L,30C,30Rの内側に配置されたバックランプ(図示せず)等によるものもある。
<基体部20>
図2に示す基体部20は、木材等によって組み立られて、前面が開口された箱形に形成されている。基体部20の内部の下部には、スロットマシン10に搭載された種々の装置に電源を供給する電源ユニット22や、メダルを貯留しておくホッパーを含むメダル払出し装置24が設けられている。また、これらの電源ユニット22及びメダル払出し装置24の上方には、支持板26が設けられている。この支持板26によって、リール30L、30C及び30Rを回転可能に収容するリールユニット28が支持されている。さらに、基体部20の内部の上部には、スロットマシン10で行われる遊技を全体的に制御するメイン制御基板32が設けられている。
<メイン制御基板32>
メイン制御基板32は、3つのリール30L、30C及び30Rの回転の開始及び停止制御をするとともに、スロットマシン10で行われる遊技の進行等の遊技全体を制御するための制御基板である。メイン制御基板32は、演算等を行うCPU(中央処理装置)(図示せず)、遊技プログラムを記憶したROM(リードオンリーメモリー)(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(ランダムアクセスメモリー)(図示せず)等を含む。例えば、ROMは、後述する図4及び図5、並びに図7及び図8のフローチャートに示す処理を実行するためのプログラムを記憶する。また、RAMは、これらのプログラムで用いられる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
また、メイン制御基板32は、上述したベットスイッチ62,64及び66と電気的に接続されている。ベットスイッチ62,64及び66を遊技者が操作したときには、ベット指示信号がベットスイッチ62,64及び66の各々からメイン制御基板32へ発せられる。
さらに、メイン制御基板32は、上述したスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cと電気的に接続されている。スタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを遊技者が操作したときには、操作信号がスタートスイッチ42や、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cからメイン制御基板32へ発せられる。
<サブ制御基板52>
サブ制御基板52は、図2に示すように、前面扉40の背面の上部に配置されている。サブ制御基板52は、主に、遊技中における演出を制御する基板である。例えば、後述する画像表示装置34に演出画像を表示したり、スピーカ36から効果音や音楽を発したり、ランプ38の点灯や点滅をしたりする制御を行う。サブ制御基板52には、演算等を行うCPU(図示せず)、演出プログラム及び演出データを記憶したROM(図示せず)、及び各データを一時的に記憶するRAM(図示せず)等を含む。例えば、ROMは、後述する図9のフローチャートに示す処理を実行するためのプログラムを記憶する。また、RAMは、このプログラムで用いる変数の値を記憶する。これらのCPU、ROM及びRAMは、入出力バスによって電気的に接続されており、データ信号やアドレス信号が入出力できるようになされている。
サブ制御基板52は、メイン制御基板32に、図示しないハーネスにより電気的に接続されている。メイン制御基板32は、サブ制御基板52に対して命令や情報等を送信する。上述したメイン制御基板32は、遊技全体を統括的に制御するのに対して、サブ制御基板52は、メイン制御基板32の下位に属し、メイン制御基板32から送られた命令や情報等に基づいて、演出の全体を制御する。
<スロットマシン10における遊技>
スロットマシン10における遊技は、停止した複数のリール30L、30C又は30Rの停止位置により定まる図柄の組合せによって遊技結果が定まる遊技である。遊技者は、有効ライン上に停止させる図柄の組合せが、所定の役を構成する図柄の組合せとなるように、3つのストップスイッチ44a、44b及び44cを操作して、リール30L、30C又は30Rを停止させる。また、スロットマシン10で行われる遊技は、スタートスイッチ42を遊技者が操作する度に行われ、複数のリール30L、30C又は30Rの回転開始から回転停止までを単一の行程として繰り返され得る遊技である。
上述した役の種類には、例えば、特別役や、小役、及び再遊技役等の種類がある。特別役は、通常遊技から特別遊技(遊技者にとって有利な遊技)に移行することができる役である。この特別役には、ビックボーナス(以下、BB役と称する。)及びレギュラーボーナス(以下、RB役と称する。)がある。
上述したBB役は、特別遊技の1つであるBB遊技に移行させる役である。このBB遊技は、一般遊技を行うとともに、特典遊技に移行できるようにしたゲームである。この特典遊技とは、所定役が高確率で当選する遊技を行うゲームであり、遊技者がより多くのメダルを取得する可能性を高めた特典を遊技者に付与し得るゲームである。BB遊技は、所定の終了条件を満たすまで、例えば、払い出されるメダルの枚数が所定の枚数を超えるまで、一般遊技と特典遊技とを繰り返し行えるゲームである。
また、RB役は、特別遊技の1つであるRB遊技に移行させる役である。このRB遊技は、BB遊技中の特典遊技に相当するゲームを1セット、即ち、所定役が高確率で当選する遊技を一定条件下で所定回数行うゲームである。
また、小役とは、予め定めた枚数のメダルの払出しを行う役である。更にまた、再遊技役とは、現在行われた遊技での賭数(ベット枚数)を維持した再遊技(以下、リプレイと称する。)が行えるようにした役である。
<<スロットマシン10の機能>>
図3は、スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。図3に示すように、スロットマシン10は、主に、操作手段500と、メイン制御手段100と、サブ制御手段200と、図柄表示手段400と、報知手段300と、を含む。
<操作手段500>
操作手段500は、遊技者によって操作されるもので、操作された旨の信号を後述するメイン制御手段100に遊技者の操作に基づいて発する。操作手段500は、スタートスイッチ42と、ストップスイッチ44a〜44cとからなるものが好ましい。
スタートスイッチ42からメイン制御手段100に発せられた信号によって、遊技の開始の契機が定められる。ストップスイッチ44a〜44cからメイン制御手段100に発せられた信号によって、遊技の終了の契機が定められる。
<メイン制御手段100>
メイン制御手段100には、上述した操作手段500のほか、後述する図柄表示手段400とサブ制御手段200とが電気的に接続されている。メイン制御手段100は、遊技の進行等の遊技全体を制御して、図柄表示手段400やサブ制御手段200に制御信号を発する。このメイン制御手段100は、上述したメイン制御基板32からなるのが好ましい。
また、メイン制御手段100は、役抽選手段120と、リール駆動制御手段130と、図柄検出手段140と、遊技制御手段150と、情報送信手段190と、からなる。
<役抽選手段120>
役抽選手段120は、予め定められている役の抽選を行う。役には、上述したように、特別役、小役、及びリプレイがある。
特別役とは、通常遊技から特別遊技(通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる、遊技者にとって有利となる遊技)に移行させる役である。特別役としては一般に、BB役(ビックボーナス)及びRB役(レギュラーボーナス)が挙げられる。尚、BB役及びRB役は、それぞれ、特別遊技の1つであるBB遊技やRB遊技に移行させる役である。また、小役とは、予め定められた枚数のメダルが払い出される役である。小役は、「スイカ」や「チェリー」等の複数の種類からなる。抽選処理によって小役が抽選されるときには、これらのうちの1つの種類の小役が定まる。小役の種類に応じて、メダルの払出し枚数が異なるように予め設定されている。さらに、リプレイとは、再遊技役と称され、前回行われた遊技で投入されたメダルの枚数(ベット枚数)を維持したまま、今回遊技を行うことができる、即ち再遊技を行うことができるようにした役である。
役抽選手段120は、例えば、役抽選用の乱数発生手段122(ハードウェア乱数等)と、この乱数発生手段122が発生する乱数を抽出する乱数抽出手段124と、乱数抽出手段124が抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する乱数判定手段126とを含む。
<乱数発生手段122>
乱数発生手段122は、所定の正の整数の範囲(例えば10進法で0〜65535)の乱数を発生させる。本実施の形態では、遊技者によってスタートスイッチ42が操作されてからストップスイッチ44a,44b又は44cが操作されるまでに、2つの乱数を発生させる。この処理をする場合において、乱数発生手段122として1つの乱数発生手段を用いて、乱数を2回発生させることで、2つの乱数を発生させてもよく、また、乱数発生手段122として2つの乱数発生手段を用いて、その各々から1つずつ乱数を発生させることによって2つの乱数を発生させてもよい。さらに、同様にして乱数発生手段122から3つ以上の乱数を発生させてもよい。
<乱数抽出手段124>
乱数抽出手段124は、乱数発生手段122によって発生させた乱数を、所定のタイミングで抽出する。例えば、本実施の形態では遊技者によってスタートスイッチ42が操作されたときに乱数を抽出する。また、上述したように、1つの乱数発生手段を用いて、乱数を2回発生させた場合には、乱数抽出手段124として1つの乱数抽出手段を用いて乱数を2回抽出してもよく、また、乱数抽出手段124として2つの乱数抽出手段を用いて、その各々で乱数を抽出してもよい。さらに、2つの乱数発生手段を用いて、乱数を2回発生させた場合には、乱数抽出手段124として1つの乱数抽出手段を用いて乱数を2回抽出してもよく、また、乱数抽出手段124として2つの乱数抽出手段を用いて、その各々で乱数を抽出してもよい。さらに、同様にして乱数抽出手段124によって3つ以上の乱数を抽出してもよい。
<乱数判定手段126>
乱数判定手段126は、乱数抽出手段124によって抽出された乱数値を、判定照合データ記憶手段127に記憶された判定照合データ128と照合することにより、その乱数値が属する領域に対応する役を決定する。乱数判定手段126は、上述した判定照合データ記憶手段127を含む。
判定照合データ記憶手段127は、上述したメイン制御基板32のROMの所定の記憶領域に割り当てられている。判定照合データ記憶手段127は、判定照合データ128からなり、判定照合データ128は、第1照合データ129aと第2照合データ129bとからなる。
第1照合データ129a及び第2照合データ129bは、後述する図6に示すように、所定の正の整数の範囲(例えば、0〜65535)を複数の領域に分割したテーブルからなる。分割された領域の各々は、複数の種類の役に対応する。第1照合データ129aは、小役1、小役2、小役3、再遊技役又は外れを抽選するためのテーブルからなる。また、第2照合データ129bは、BB役、RB役又は外れを抽選するためのテーブルからなる。尚、例えば、小役1は「スイカ」で、小役2は「ベル」で、小役3は「チェリー」である。
第1照合データ129aにおいて、領域(a−1)は整数の範囲が0〜695で、小役1に対応する。また、領域(a−2)は整数の範囲が696〜7195で、小役2に対応する。領域(a−3)は整数の範囲が7196〜8195で、小役3に対応する。領域(a−4)は整数の範囲が8196〜17173で、再遊技役に対応する。さらに、領域(a−5)は整数の範囲が17174〜65535で、外れに対応する。例えば、上述した乱数抽出手段124によって抽出された乱数の値が121であったときに、この値を第1照合データ129aと照合すると、乱数の値121は、領域(a−1)に属する。これにより乱数判定手段126は、小役1に当選したと判定する。また、上述した乱数抽出手段124によって抽出された乱数の値が43351であったときに、この値を第1照合データ129aと照合すると、乱数の値43351は、領域(a−5)に属する。これにより乱数判定手段126は、外れたと判定する。
また、第2照合データ129bにおいて、領域(b−1)は整数の範囲が0〜249で、BB役に対応する。また、領域(b−2)は整数の範囲が250〜399で、RB役に対応する。領域(b−3)は整数の範囲が400〜65535で、外れに対応する。例えば、上述した乱数抽出手段124によって抽出された乱数の値が321であったときに、この値を第2照合データ129bと照合すると、乱数の値321は、領域(b−2)に属する。これにより乱数判定手段126は、RB役に当選したと判定する。また、上述した乱数抽出手段124によって抽出された乱数の値が24572であったときに、この値を第2照合データ129bと照合すると、乱数の値24572は、領域(b−3)に属する。これにより乱数判定手段126は、外れたと判定する。
上述した役抽選手段120による役抽選の処理は、後述する図4のステップS12において呼び出されて実行される図5のサブルーチンよって実行される。
上述した役抽選手段120によって、BB役、RB役、小役1、小役2、小役3又は再遊技役に当選したときに、役抽選手段120によって、「当り」が選択されたとする。また、抽選処理によって上述した役でない外れとなったときには、役抽選手段120によって、「外れ」が選択されたとする。また、この「当り」には、BB役又はRB役の「特別役」と、小役1、小役2又は小役3の「小役」と、「再遊技役」とが含まれる。この「特別役」は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させる役であり、「小役」や「再遊技役」は、特別遊技に移行させない役である。
さらに、上述した第1照合データ129aによって、「一の照合データ」が構成され、第2照合データ129bによって、「一の照合データとは異なる他の照合データ」が構成される。
第1照合データ129aと第2照合データ129bとからなる判定照合データを記憶する判定照合データ記憶手段127によって、当り又は外れを判定するための判定照合データが記憶された「照合データ記憶手段」が構成される。
尚、上述した本実施の形態では、判定照合データ記憶手段127の判定照合データ128が、第1照合データ129aと第2照合データ129bとの2つからなる場合を示したが、3つ以上のデータからなり、そのうちの2つのデータが適宜選択されるように構成してもよい。
<リール駆動制御手段130>
リール駆動制御手段130は、上述したスタートスイッチ42、又はストップスイッチ44a〜44cから発せられた信号に基づいて、3つのリール30L〜30Rの回転制御と停止制御とを行う。リール駆動制御手段130は、リール回転制御手段132とリール停止制御手段134とからなる。
<リール回転制御手段132>
リール回転制御手段132は、上述した操作手段500、好ましくはスタートスイッチ42から発せられた始動操作信号を検出したときに、モータ86a、86b及び86cに回転制御信号を発する。後述するように、モータ86aは左リール30Lを駆動し、モータ86bは中リール30Cを駆動し、モータ86cは右リール30Rを駆動する。リール回転制御手段132は、始動操作信号を検出したときには、これらの3つのモータ86a、86b及び86cに回転制御信号を発する。この回転制御信号によって、3つのリール30L〜30Rは、回転を開始する。この処理は、後述する図4のサブルーチンのステップS15で実行される。
<リール停止制御手段134>
リール停止制御手段134は、上述した操作手段500、好ましくはストップスイッチ44a〜44cから発せられた停止操作信号を検出したときに、モータ86a、86b又は86cに停止制御信号を発する。上述したように、左リール30Lはストップスイッチ44aに対応し、中リール30Cはストップスイッチ44bに対応し、右リール30Rはストップスイッチ44cに対応する。即ち、リール停止制御手段134は、ストップスイッチ44aから停止操作信号が発せられたときには、左リール30Lを駆動するモータ86aに停止制御信号を発して左リール30Lを停止させる。また、ストップスイッチ44bから停止操作信号が発せられたときには、中リール30Cを駆動するモータ86bに停止制御信号を発して中リール30Cを停止させる。さらに、ストップスイッチ44cから停止操作信号が発せられたときには、右リール30Rを駆動するモータ86cに停止制御信号を発して右リール30Rを停止させる。これらの処理は、後述する図4のサブルーチンのステップS17で呼び出される図7のサブルーチンで実行される。
このリール停止制御手段134は、上述した乱数判定手段126によって、一の乱数の値に基づいて第1照合データ129aによって一の種類の当選役、例えば、小役1、小役2、小役3又は再遊技役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて第2照合データ129bによって他の種類の当選役、例えば、BB役又はRB役が判定されたときには、一の種類の当選役が入賞するように、3つのリール30L,30C及び30Rの停止制御をする。
<図柄検出手段140>
図柄検出手段140は、操作手段500から発せられた停止信号に基づいて有効ライン上に位置し得る又は停止した図柄の種類を検出する。即ち、遊技者が、操作手段500を操作することに応じて、リール駆動制御手段130は、左リール30L、中リール30C又は右リール30Rの停止制御を開始する。図柄検出手段140は、その停止制御によって有効ライン上に停止する可能性のある図柄の種類を検出する。尚、リール駆動制御手段130の停止制御によっては、有効ライン上に停止する図柄の種類が、所定の範囲内で変更される可能性がある。
また、図柄検出手段140は、既に停止したリールについて、有効ライン上に停止した図柄の種類を検出する。この有効ライン上に図柄が「停止」したとは、原則として、図柄の画像の略中央に有効ラインが位置したときを意味するが、リールが停止したときに、有効ラインと図柄との対応関係を遊技者に認識させることができればこのような位置関係には限られない。
後述するように、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L〜30Rが所定の位置にあるときを原点として、リール30L〜30Rがその原点から変位した角度に相当する信号を発する。この信号を得ることで、リール30L〜30Rが原点から変位した位置を得ることができる。
図柄検出手段140には、リール30L〜30Rにおける周方向の位置とその位置に付されている図柄の種類との関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)が記憶されている。回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号が示す位置に基づいて、図柄対応テーブルを検索することにより図柄の種類を取得することができる。
この図柄の種類を取得する処理は、後述する図7のステップS52、S54又はS55においてリール30L、30C又は30Rを停止制御するときに実行される。
<遊技制御手段150>
遊技制御手段150は、スロットマシン10における遊技の進行を制御する。遊技制御手段150による主な制御として以下のものがある。
遊技者の操作によってベットスイッチ62〜66の操作に基づいて、有効ラインを定めるとともに、賭けの対象となる遊技媒体の数を定める。
さらに、上述したスタートスイッチ42から発せられた始動操作信号を検出したときに、役抽選手段120によって乱数を発生させて役を抽選するとともに、リール回転制御手段132によって3つのリール30L,30C及び30Rを回転させる。
次に、図柄検出手段140によって検出される図柄の種類を参照しつつ、リール停止制御手段134によって、ストップスイッチ44a,44b又は44cが操作されたタイミングと、抽選された役の種類とに基づいて、3つのリール30L,30C及び30Rのうち操作されたストップスイッチに対応するリールを停止制御する。
最後に、図柄検出手段140によって検出された図柄の種類に基づいて、抽選された役に入賞したか否かの判断をし、入賞した役に応じて、遊技媒体の払い出し等の入賞処理をする。
これらの主な制御は、図4に示すサブルーチンによって処理される。
遊技制御手段150は、特別遊技制御手段152と、特別遊技移行手段154と、特別遊技終了手段156とを含む。
<特別遊技制御手段152>
特別遊技制御手段152は、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるか否かを判断し、特別遊技に移行させるときには、後述する特別遊技移行手段154によって特別遊技に移行させる。また、特別遊技を終える終了条件を満たしたときには、後述する特別遊技終了手段156によって特別遊技を終了させる。
ここで、特別遊技は、役抽選手段120によって抽選された役が特別役であり、3つのリール30L,30C及び30Rが停止したときに特別役に入賞したときに行われる遊技である。ここで特別役は、例えば、BB役やRB役である。この特別遊技に移行したときには、いわゆる小役に入賞させやすくなり、遊技者は遊技媒体をより多く獲得できる可能性が高くなる。
<特別遊技移行手段154>
特別遊技移行手段154は、上述した役抽選手段120によって抽選された役が特別役であり、遊技者がストップスイッチ44a,44b,44cを操作して、3つのリール30L,30C及び30Rを停止させて、有効ライン上に特別役に対応する図柄の組合せが揃って特別役に入賞したときに、特別遊技に移行させる。例えば、特別遊技移行手段154は、特別役の一の役であるBB役に入賞したときには、BB遊技に移行させ、特別役の他の役あるRB役に入賞したときには、RB遊技に移行させる。
上述したように、特別遊技に移行したときには、通常遊技と比較して、遊技者は遊技媒体をより多く獲得できる可能性が高くなる。
<特別遊技終了手段156>
特別遊技終了手段156は、特別遊技移行手段154によって通常遊技から特別遊技に移行したあと、所定の終了条件を満たしたと判断したときには、特別遊技を終了して通常遊技に戻す。
この特別遊技の終了条件は、例えば、特別遊技において払い出された遊技媒体の数が所定数となったことや、特別遊技において入賞した回数が所定回数となったことである。具体的には、BB遊技に移行した場合には、払い出された遊技媒体の一例であるメダルの払出枚数が466枚以上となったときに、BB遊技を終了する。また、RB遊技に移行した場合には、入賞した回数が8回以上となったときにRB遊技を終了する。
<情報送信手段190>
情報送信手段190は、各種の情報を後述するサブ制御手段200に送信する。例えば、主なものとして、役抽選手段120が、第1照合データ129aを用いて所定の役に当選したと定め、かつ第2照合データ129bを用いて所定の他の役に当選した定めたことを示す情報や、役抽選手段120によって抽選された役の種類等の情報がサブ制御手段200に送信される。
この情報送信の処理は、後述する図4のサブルーチンのステップS14において実行される。
<サブ制御手段200>
上述したように、メイン制御手段100には、サブ制御手段200が電気的に接続されており、メイン制御手段100から発せられた各種の情報は、サブ制御手段200に供給される。このサブ制御手段200は、上述したサブ制御基板52からなるのが好ましい。
サブ制御手段200は、情報受信手段210と、報知制御手段220とを含む。
<情報受信手段210>
情報受信手段210は、メイン制御手段100の情報送信手段190から発せられた各種の情報を受信する。上述したように、これらの情報には、主として、役抽選手段120が、第1照合データ129aを用いて所定の役に当選したと定め、かつ第2照合データ129bを用いて所定の他の役に当選した定めたことを示す情報や、役抽選手段120によって抽選された役の種類等の情報がある。
これらの情報を受信する処理は、後述する図9のサブルーチンのステップS71において実行される。
<報知制御手段220>
報知制御手段220は、後述する報知手段300に電気的に接続されている。報知制御手段220は、報知用の制御信号を報知手段300に送ることによって、報知手段300における種々の演出の制御をする。
後述するように、報知手段300は、画像表示装置34、スピーカ36又はランプ38からなる。
報知手段300が画像表示装置34からなる場合には、上述した役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が演出画像として表示される。報知制御手段220は、演出画像を画像表示装置34に表示するための制御信号を画像表示装置34に発する。
また、報知手段300がスピーカ36からなるときには、役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が音声として発せられる。報知制御手段220は、音声をスピーカ36から発するための制御信号をスピーカ36に発する。
さらに、報知手段300がランプ38からなるときには、役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が、点灯の色や点滅のパターンとしてランプ38から発せられる。報知制御手段220は、ランプ38の点灯の色や点滅のパターンを指定するための制御信号をランプ38に発する。
<図柄表示手段400>
図柄表示手段400は、リール30L、30C及び30Rを含む。リール30L、30C及び30Rの各々には、複数の図柄がリールの回転方向に沿って付されている。
リール30Lは、リール30Lを回転駆動するためのモータ86aと、リール30Lの回転角度を検出するための回転角度センサ83aとからなる。リール30Cは、リール30Cを回転駆動するためのモータ86bと、リール30Cの回転角度を検出するための回転角度センサ83bとからなる。リール30Rは、リール30Rを回転駆動するためのモータ86cと、リール30Rの回転角度を検出するための回転角度センサ83cとからなる。
回転角度センサ83a〜83cは、0〜360度の範囲内の角度に相当する信号を発する。即ち、回転角度センサ83a〜83cは、リール30L〜30Rが所定の位置にあるときを原点として、リール30L〜30Rがその原点から変位した角度に相当する信号を発する。例えば、リールの1周を400ステップに分割したときに、原点に位置するときには、0ステップ目であることを示す信号を発し、原点から90度回転した位置にあるときには、100ステップ目であることを示す信号を発する。この信号を得ることで、リール30L〜30Rが原点から変位した位置(以下、リールの回転角度位置と称する。)を得ることができる。
上述したように、回転角度センサ83a〜83cは、角度に相当するステップ数を示す信号を発するセンサであり、ステップ数を得れば具体的な角度に得たり換算したりすることなくリール30L〜30Rの回転方向に変位した位置を得ることができる。
また、上述した図柄検出手段140は、リール30L〜30Rにおける周方向の位置とその位置に付されている図柄の種類との関係を定めた図柄対応テーブル(図示せず)を記憶している。上述した回転角度センサ83a〜83cから発せられた信号が示す位置に基づいて、この図柄対応テーブルを検索することにより図柄の種類を取得することができる。このようにすることで、有効ラインL1〜L5に停止した図柄の種類を得ることができる。
<報知手段300>
報知手段300は、上述したサブ制御手段200の報知制御手段220と電気的に接続されている。報知手段300は、報知制御手段220から発せられた制御信号に基づいて制御される。この報知手段300は、画像表示装置34、スピーカ36又はランプ38からなるのが好ましい。
報知手段300は、上述した役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報を報知する。特に、上述した乱数判定手段126によって、一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、他の種類の当選役に当選したことを抽選結果情報として報知するものが望ましい。ここで、「一の乱数の値」又は「他の乱数の値」とは、上述した乱数抽出手段124よって抽出された別個の乱数の値である。また、「一の種類の当選役」とは、乱数判定手段126が、上述した第1照合データ129aを用いて判定した役の種類の1つである。「他の種類の当選役」とは、乱数判定手段126が、上述した第2照合データ129bを用いて判定した役の種類の1つである。
上述したように、報知手段300が画像表示装置34からなる場合には、役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が演出画像として表示される。即ち、報知制御手段220から発せられた制御信号に基づいて、当り又は外れに関する抽選結果情報が演出画像として画像表示装置34に表示される。この場合には、抽選結果情報を文字の態様で表示するものと、文字以外の図画の態様で表示するものがある。
また、報知手段300がスピーカ36からなるときには、役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が音声として発せられる。即ち、報知制御手段220から発せられた制御信号に基づいて、当り又は外れに関する抽選結果情報が音声によってスピーカ36から発せられる。この場合には、抽選結果情報を効果音によって発せられるものや、音楽によって発せられるものがある。
さらに、報知手段300がランプ38からなるときには、役抽選手段120によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報が、ランプ38の点灯の色や点滅のパターンによって示される。即ち、報知制御手段220から発せられた制御信号に基づいて、当り又は外れに関する抽選結果情報がランプ38の点灯の色や点滅のパターンによって示される。
<<制御処理>>
以下に、上述したメイン制御手段100(メイン制御基板32)及びサブ制御手段200(サブ制御基板52)において行われる制御について説明する。図4及び図5、並びに図7及び図8は、メイン制御手段100における制御処理を実行するためのサブルーチンである。また、図9は、サブ制御手段200における制御処理を実行するためのサブルーチンである。
尚、以下においては、スロットマシン10は予め起動されており、上述したメイン制御手段100及びサブ制御手段200においては、制御に用いられる種々の変数の初期化等の起動処理を終えて、スロットマシン10は定常動作しているものとする。また、この図4及び図5、並びに図7及び図8に示すフローチャートは、メイン制御手段100における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、図9に示すフローチャートも、サブ制御手段200における制御処理を実行するための1つの例を示したにすぎず、この処理手順には限られない。
<メイン制御手段100における制御>
図4は、メイン制御手段100における制御を示すフローチャートである。
最初に、スタートスイッチ42が遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS11)。スタートスイッチ42がオンにされていないと判別したときには、ステップS11の処理を繰り返す。
一方、スタートスイッチ42がオンにされたと判別したときには、図5に示す役抽選処理のサブルーチンを呼び出して、役抽選手段120による役抽選処理を実行するとともに、役に当選したときには、その役に当選したことを示す当選役フラグの値を1に設定する(ステップS12)。
このステップS12の処理は、役抽選手段120によって特別役、小役、及び再遊技等の役を抽選する処理である。具体的には、例えば、BB役、RB役、小役1、小役2、小役3、再遊技役又は外れのうちの1つの役が抽選処理によって定められる。
次に、フラグF_WIN1の値が1であり、かつ、フラグF_WIN2の値が1であるか否かを判断する(ステップS13)。フラグF_WIN1は、後述する図5のサブルーチンのステップS35で設定され、フラグF_WIN2は、後述する図5のサブルーチンのステップS41で設定される。このフラグF_WIN1は、上述した第1照合データ129aを用いて役抽選手段120が抽選処理を行って当りとなったとき、即ち、小役1、小役2、小役3又は再遊技役のいずれかに当選したときに、その値が1となるフラグである。また、フラグF_WIN2は、上述した第2照合データ129bを用いて役抽選手段120が抽選処理を行って当りとなったとき、即ち、BB役又はRB役に当選したときに、その値が1となるフラグである。
ステップS13の判断処理で、フラグF_WIN1の値が1であり、かつ、フラグF_WIN2の値が1であると判別したときには、BB役又はRB役に当選していることを報知すべき命令を、サブ制御手段200に送信する(ステップS14)。尚、このステップS14においては、報知すべき命令をサブ制御手段200に送信する場合を示したが、フラグF_WIN1の値とフラグF_WIN2の値とをサブ制御手段200に送信し、サブ制御手段200が、報知すべきか否かを判断する処理としてもよい。
上述したステップS13の判断処理において、フラグF_WIN1の値が1でないと判別したとき、若しくは、フラグF_WIN2の値が1でないと判別したとき、又はステップS14の処理を実行したときには、ステップS13の役抽選処理の役抽選結果に応じて、3つのリール30L、30C及び30Rを停止制御する際に参照する停止制御テーブル(図示せず)を選択して、3つのリール30L、30C及び30Rの回転制御を開始する(ステップS15)。
次に、3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかが遊技者によってオンにされたか否かを判断する(ステップS16)。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされていないと判別したときには、この判断処理を繰り返す。3つのストップスイッチ44a〜44cのいずれかがオンにされたと判別したときには、そのオンにされたストップスイッチに対応するリール30L〜30Rのうちのいずれか1つのリールを停止制御するために、後述する図7に示すサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS17)。
次いで、3つのリール30L〜30Rの全てが停止したか否かを判断する(ステップS18)。全てのリール30L〜30Rが停止していないと判別したときには、処理を上述したステップS16に戻す。一方、全てのリール30L〜30Rが停止したと判別したときには、いずれかの役に対応する図柄の組合せが有効ライン上に停止したか否か、即ち、いずれかの役に入賞したか否かを判断する(ステップS19)。いずれかの役に入賞したと判別したときには、後述する図8に示す入賞処理のサブルーチンを呼び出して実行する(ステップS20)。
ステップS19でいずれの役にも入賞しなかったと判別したとき、又はステップS20の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
<役抽選処理>
図5は、上述した図4のサブルーチンのステップS12で呼び出されて実行される役抽選処理のサブルーチンを示す。
最初に、乱数発生手段122と乱数抽出手段124とによって、第1乱数を抽出する(ステップS31)。この第1乱数が「一の乱数」に対応する。乱数判定手段126により、第1乱数の値を上述した第1照合データ129aと照合し(ステップS32)、第1役を判定する(ステップS33)。この第1役が、「一の種類の当選役」に対応する。
この第1照合データ129aは、図6(a)に示すように、小役1、小役2、小役3、再遊技役又は外れを抽選処理によって定めるためのデータである。上述したように、第1照合データ129aは、所定の正の整数の範囲(例えば、0〜65535)を複数の領域に分割したテーブルからなる。領域(a−1)は整数の範囲が0〜695で、小役1に対応する。また、領域(a−2)は整数の範囲が696〜7195で、小役2に対応する。領域(a−3)は整数の範囲が7196〜8195で、小役3に対応する。領域(a−4)は整数の範囲が8196〜17173で、再遊技役に対応する。さらに、領域(a−5)は整数の範囲が17174〜65535で、外れに対応する。上述した第1乱数の値が、領域(a−1)〜(a−5)のうちのいずれの領域に属するかで、役の種類が定められる。
ステップS33の処理を実行した後、第1役に当選したか否かを判断する(ステップS34)。この判断処理は、小役1、小役2、小役3又は再遊技役の4種類の役のうちのいずれか1つの役に当選したか否かを判断するものである。第1役に当選したと判別したときには、フラグF_WIN1の値を1に設定する(ステップS35)。上述したように、フラグF_WIN1は、小役1、小役2、小役3又は再遊技役のいずれかに当選したときに、値が1となるフラグである。
ステップS34で第1役に当選していないと判別したとき、又はステップS35の処理を実行したときには、フラグF_WIN2の値が1であるか否かを判断する(ステップS36)。
フラグF_WIN2の値が1でないと判別したときには、乱数発生手段122と乱数抽出手段124とによって、第2乱数を抽出する(ステップS37)。この第2乱数が「他の乱数」に対応する。乱数判定手段126により、第2乱数の値を上述した第2照合データ129bと照合し(ステップS38)、第2役を判定する(ステップS39)。この第2役が、「他の種類の当選役」に対応する。
この第2照合データ129bは、図6(b)に示すように、BB役、RB役又は外れを抽選処理によって定めるためのデータである。上述したように、第2照合データ129bは、所定の正の整数の範囲(例えば、0〜65535)を複数の領域に分割したテーブルからなる。領域(b−1)は整数の範囲が0〜249で、BB役に対応する。また、領域(b−2)は整数の範囲が250〜399で、RB役に対応する。領域(b−3)は整数の範囲が400〜65535で、外れに対応する。上述した第2乱数の値が、領域(b−1)〜(b−3)のうちのいずれの領域に属するかで、役の種類が定められる。
ステップS39の処理を実行した後、第2役に当選したか否かを判断する(ステップS40)。この判断処理は、BB役又はRB役のうちのいずれか1つの役に当選したか否かを判断するものである。第2役に当選したと判別したときには、フラグF_WIN2の値を1に設定する(ステップS41)。上述したように、フラグF_WIN2は、BB役又はRB役のいずれかに当選したときに、値が1となるフラグである。
ステップS36でフラグF_WIN2の値が1であると判別したとき、又はステップS41の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
<リール停止制御処理>
図7は、上述した図4のサブルーチンのステップS17で呼び出されて実行されるリール停止制御処理のサブルーチンを示す。
最初に、フラグF_WIN1の値が1であるか否かを判断する(ステップS51)。即ち、第1乱数の値によって、小役1、小役2、小役3又は再遊技役のうちのいずれか1つの役に当選したか否かを判断する。フラグF_WIN1の値が1であると判別したときには、第1役が入賞するようにリールの停止制御をする(ステップS52)。具体的には、遊技者がストップスイッチ44a,44b又は44cを操作したタイミングに基づいて、その当選した第1役が入賞するように、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御をする。即ち、当選した第1役に対応した図柄の組合せが有効ライン上に揃うようにリールの停止制御をする。
ステップS51の判断処理で、フラグF_WIN1の値が1でないと判別したときには、フラグF_WIN2の値が1であるか否かを判断する(ステップS53)。即ち、第2乱数によって、BB役又はRB役のうちのいずれか1つの役に当選したか否かを判断する。フラグF_WIN2の値が1であると判別したときには、第2役が入賞するようにリールの停止制御をする(ステップS54)。具体的には、遊技者がストップスイッチ44a,44b又は44cを操作したタイミングに基づいて、その当選した第2役が入賞するように、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御をする。この処理もステップS52と同様に、当選した第2役に対応した図柄の組合せが有効ライン上に揃うようにリールの停止制御をする。
ステップS51の判断処理で、フラグF_WIN2の値が1でないと判別したときには、いずれの役にも入賞しないように、遊技者がストップスイッチ44a,44b又は44cを操作したタイミングに基づいて、操作されたストップスイッチに対応するリールの停止制御をする(ステップS55)。即ち、全ての有効ライン上で、何らかの役に対応した図柄の組合せが揃わないようにリールの停止制御をする。
上述したように、ステップS51において、フラグF_WIN2の値よりも優先的にフラグF_WIN1の値を判断するので、フラグF_WIN2の値に拘らず、小役1、小役2、小役3又は再遊技役が入賞するように制御される。即ち、小役1、小役2、小役3又は再遊技役に当選しているとともに、BB役又はRB役にも当選している場合には、小役1、小役2、小役3又は再遊技役が優先されて入賞するようにリールの停止制御が行われる。
<入賞処理>
図8は、上述した図4のサブルーチンのステップS20で呼び出されて実行される入賞処理のサブルーチンを示す。
最初に、フラグF_WIN1の値が1であるか否かを判断する(ステップS61)。即ち、第1乱数によって、小役1、小役2、小役3又は再遊技役に当選しているか否かを判断する。フラグF_WIN1の値が1であると判別したときには、フラグF_WIN1の値を0に設定する(ステップS62)。
次いで、再遊技役に入賞したか否かを判断する(ステップS63)。再遊技役に入賞していないと判別したときには、即ち、小役1、小役2又は小役3のいずれかの役に入賞したと判別したときには、その役に応じて払い出すべきメダルの枚数を決定する(ステップS64)。尚、この役の種類と、払い出すべきメダルの枚数との関係は、メイン制御手段100の記憶手段(図示せず)にテーブルとして予め記憶されている。ステップS64の処理は、このテーブルを参照することにより行われる。
上述したステップS61の判断処理において、フラグF_WIN1の値が1でないと判別したときには、フラグF_WIN2の値を0に設定する(ステップS65)。
上述したステップS63の判断処理で再遊技役に入賞したと判別したとき、又はステップS64若しくはS65の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
上述したステップS61の判断処理でフラグF_WIN1の値が1であると判別したときには、ステップS62でフラグF_WIN1の値のみを0に設定する。従って、ステップS62の処理を実行した場合でも、フラグF_WIN2の値は保持される。これにより、第2乱数によって、BB役又はRB役に当選して、フラグF_WIN2の値が1となっているときでも、フラグF_WIN2の値は1のままに維持される。このようにしたことにより、小役1、小役2、小役3又は再遊技役に入賞した場合であったも、BB役又はRB役に当選したことを、次回以降に行われる遊技に持ち越すことができる。
<報知処理>
図9は、サブ制御手段200において実行される報知処理のサブルーチンを示す。この処理は、上述した図4のサブルーチンのステップS14の処理に対応する。
最初に、BB役又はRB役に当選していることを報知すべき命令を受信した否かを判断する(ステップS71)。報知すべき命令を受信したと判別したときには、報知手段300によって当選したことを報知する(ステップS72)。
ステップS71の判断処理で報知すべき命令を受信していないと判別したとき、又はステップS72の処理を実行したときには、本サブルーチンを終了する。
尚、上述したように、図4のステップS14の処理を、フラグF_WIN1の値とフラグF_WIN2の値とをメイン制御手段100から送信する処理とした場合には、本サブルーチンにおける処理は、フラグF_WIN1の値とフラグF_WIN2の値とを受信し、BB役又はRB役に当選していることを報知すべきか否かをこれらのフラグの値に基づいて判断し、その判別結果に応じて報知する処理にすることができる。
本実施形態に係るスロットマシン10の前面を示す正面図である。 スロットマシン10の内部構造を示す図である。 スロットマシン10における主要な制御機能の概略を示す機能ブロック図である。 メイン制御手段100における制御を示すフローチャートである。 図4のサブルーチンのステップS12で呼び出されて実行される役抽選処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 第1照合データ129aと第2照合データ129bとの具体例を示す概略図である。 図4のサブルーチンのステップS17で呼び出されて実行されるリール停止制御処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 図4のサブルーチンのステップS20で呼び出されて実行される入賞処理のサブルーチンを示すフローチャートである。 サブ制御手段200において実行される報知処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
10 スロットマシン
30L,30C,30R リール
34 画像表示装置(報知手段)
36 スピーカ(報知手段)
38 ランプ(報知手段)
42 スタートスイッチ
44a,44b,44c ストップスイッチ
100 メイン制御手段
120 役抽選手段
122 乱数発生手段
124 乱数抽出手段
126 乱数判定手段
127 判定照合データ記憶手段
128 判定照合データ(複数の照合データ)
129a 第1照合データ(一の照合データ)
129b 第2照合データ(他の照合データ)
134 リール停止制御手段(リール制御手段)
200 サブ制御手段
300 報知手段

Claims (4)

  1. 遊技者の操作に基づいて回転又は停止し、かつ、複数種類の図柄が各々に付された回転可能な複数のリールが停止したときにおける図柄の表示の態様によって遊技の進行が定まるスロットマシンであって、
    当り又は外れの抽選を行う役抽選手段と、
    前記役抽選手段によって抽選された当り又は外れに関する抽選結果情報を報知する報知手段と、
    遊技者によってスタートスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの回転制御するとともに、遊技者によってストップスイッチが操作されたことに基づいて前記リールの停止制御をするリール制御手段と、を含み、かつ、
    前記役抽選手段は、
    前記スタートスイッチが操作されてから前記ストップスイッチが操作されるまでに、少なくとも1つ以上の乱数を生成する乱数発生手段と、
    当り又は外れを判定するための判定照合データが記憶された照合データ記憶手段を含む乱数判定手段であって、前記乱数の値を前記判定照合データと照合して当り又は外れを判定する乱数判定手段と、を含み、
    前記判定照合データは、一の照合データと、前記一の照合データとは異なる他の照合データと、を含む複数の照合データからなり、
    前記乱数判定手段は、前記乱数発生手段によって複数の前記乱数が生成されたときには、前記複数の前記乱数のうちの一の乱数の値を前記一の照合データと照合して当り又は外れを判定するとともに、前記一の乱数とは異なる他の乱数の値を前記他の照合データと照合して当り又は外れを判定し、
    前記役抽選手段による当りの抽選処理には、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行させるための特別役と、前記特別遊技に移行させない小役と、を含む当選役の種類を抽選する処理を含み、
    前記乱数判定手段によって、前記一の乱数の値に基づいて一の種類の当選役が判定され、かつ、前記他の乱数の値に基づいて他の種類の当選役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記一の種類の当選役が入賞するように前記リールの停止制御をし、かつ、前記報知手段は、前記他の種類の当選役に当選したことを前記抽選結果情報として報知することを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記乱数判定手段が前記他の乱数の値によって前記他の種類の当選役を判定してから、前記リール制御手段によって前記当選役に入賞するまでの間には、前記乱数判定手段は前記一の乱数の値に基づいて当り又は外れを判定する請求項1記載のスロットマシン。
  3. 前記一の照合データは、前記小役に当選するか否かの判定に用いるともに、前記他の照合データは、前記特別役に当選するか否かの判定に用い、かつ、
    前記乱数判定手段によって、前記一の種類の当選役として前記小役が判定されるとともに、前記他の種類の当選役として前記特別役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記小役が入賞するように前記リールの停止制御をする請求項1記載のスロットマシン。
  4. 前記当選役には、遊技媒体の投入による投資をすることなく新たな遊技を開始できる利益を付与する再遊技役を含み、かつ、
    前記一の照合データは、前記再遊技役に当選するか否かの判定に用いられるともに、前記他の照合データは、前記特別役に当選するか否かの判定に用いられ、かつ、
    前記乱数判定手段によって、前記一の種類の当選役として前記再遊技役が判定されるとともに、前記他の種類の当選役として前記特別役が判定されたときには、前記リール制御手段は、前記再遊技役が入賞するように前記リールの停止制御をする請求項1記載のスロットマシン。
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